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フランス旅行記3日目
8月22日(月)

朝4時ごろ、Cちゃんがトイレに行った音で目が覚める。
もう一度寝なおしたが、今度は5時半ごろ、Cちゃんが窓を開けたり閉めたり、バスルームに出たり入ったり、あげく、ドライヤーを盛大に使い出したりしたので、当然目が覚めてしまった。

非難の意味を込めて、どうしたの?と聞くと、「あっ、気にしないでv寝てていいよ〜」と言われたけど、…寝れるわけないじゃろがーい!!(T_T)

頑張ってみたが、こんな音の中ではとても無理…結局、目覚ましがなる2時間も前に起きる羽目になってしまった。
聞くと、Cちゃんは、時差ぼけで目が覚めて暇なので、早めに用意をしようと思い立ったらしい。
時差ぼけがほとんどなく、どこでも目覚ましが鳴るまで寝ていられる私は、明け方叩き起こされたのと同じこと。
睡眠不足で頭が働かない…

とにかく、明日は目覚ましが鳴る前には起こさないで、とクギをさしておく。

仕度を済ませ、日本にも出店している近くの有名カフェ「PAUL」で朝ごはん。
カフェオレとクロワッサン、3種類の固めのパン、ジュース、大きいヨーグルト(激うま!)。


がっつり食べて、ホテルに戻り、チェックアウト。
そう、これからの数日は、パリを離れ、田舎をドライブする旅なのだvv

ホテルで呼んでもらったタクシーに乗り込み、レンタカーの借り出し地、空港へ向かう。
スペインやドイツでは市街地で借り出したため、高速道路にのるまで迷いに迷ったという反省を生かし、今回は多少面倒でも高速道路に直結した空港で借りることにしたのだ。

空港でハーツ(フランス語ではHは発音しないのでエルツと言わないと通じない)を探して歩き、地下に降りるとレンタカーカウンターを発見。
ブアイソな女性店員から書類を受け取り、パーキングへ。
乗り込む直前、ナンバープレートに傷が付いているのにきづき、申告した。しておいてよかった!3日後の返却時にはナンバープレートがぽっきり折れてしまっていた(笑)

地図が読めないCちゃんには運転席に座ってもらい、私は助手席でナビをする。
問題なく高速道路にのり、一路車はジヴェルニーへ。
私の素晴らしいナビゲーション(フッv)で全く迷わずにジヴェルニーに着く。
ジヴェルニーはモネの生家があるところで、かの有名な蓮の池がある。
モネの生家は美術館にもなっていて、モネが集めた浮世絵コレクションも素晴らしく、連日観光客が詰め掛けて…って、全然いないんですけど。

もしや、時間が早すぎてまだツアー客が来てないとか!?と喜んだのもつかの間、ガイドブックで重大なインフォメーションを発見。
げ、月曜休館…

がっくりきたが、諦めきれず、付近を散策。クソッ。

気を取り直して、次の目的地エトルタへ向かう。

途中、ルアーブル付近で集中豪雨にあってしまい、おまけに道に迷う、といったトラブルはあったものの、なんとかエトルタ着。
すぐに有名なエトルタの崖を観にいきたかったけど、まだ雨が降っているので、もうちょっとあとにしようということになった。
とりあえず、屋根のあるところへ、ということで、「ルパンの家(作者モーリス・ルブランの家)」を見に行く。

ルパンの家はふりしきる雨のせいか、あまり客がいなかった。
ツタの絡まる邸宅の玄関で、数人の観光客が待っている。どうやら全員フランス人のようだ。
しばらくすると、お姉さんが出てきて、説明を始めた。
まずはフランス語で。それから、私たち二人に向けて、英語で。
それによると、この博物館はヘッドホンをつけて中に入り、ルパンの説明を聞きながら家の中を順番に見て回るという趣向らしい。うーん、めんどくさそう…(笑)

まずは、ルブランの書斎。
ルブランの部屋にルパンが現れ、驚くルブランに、ここから先は私が客を案内しよう、と私たちを次の間へ(ヘッドホンにルパンが「さあ次の部屋を見てくれたまえ」とささやく)。
この部屋にあるのがアルセーヌ・ルパンシリーズでルパンが盗んだ秘宝たち。
ルパンがそのお宝にまつわるエピソードを説明するたびに、スポットライトが絵やネックレスに当たる。
秘宝とは言っても、無造作に置かれているので、部屋の中のものは全て触り放題(笑)、写真も撮り放題。
ルパンのシルクハットやマントなんかもあり、みんなかぶって写真を撮っていた。

ひとつずつ部屋を進んでいくと(なにしろ、ルパンが「では次へ…」というまで次の部屋は明かりがつかない仕組みなので、勝手に先へ行くことはできない)、エトルタの地図や、なにかの記号や暗号みたいなものが書かれた黒板が置いてある部屋があった。
ルパンの(芝居がかった口調による)話によると、アルセーヌ・ルパンシリーズの中でここエトルタを舞台にした話があり、この部屋はそこに出てくる少年の部屋、ということらしい。
ようするに、この館はルパン作品をテーマにした博物館で、きっとルパンファンが見れば思わずニヤリとしてしまうような小道具満載の場所なのだろう。
しかしgucciはルパンの話を読んだことがないので、だんだん彼の語りを聞くのにも飽きてきてしまった。
英語だから集中しないと理解できないし。
ずっと立ちっぱなしなのもツライ(T_T)
Cちゃんは英語が全くわからないので、早々にリタイアして窓の外を見ている(笑)。

最後にルパンが「さあ、ではエトルタの秘宝はどこにあるかわかったかね?きみたちにだけお見せしよう」というと、壁が透明になり、裏に財宝がざくざく転がっているのが見えた瞬間、「ルパン、逮捕だ!」と警察がやってきて、では諸君、さらば!とルパンが去っていく、と。
ううーん、面白くないことはなかったけど、長すぎる!!(笑)
結局ルパンの家で一時間くらい捕まってしまった。

外へ出ると、まだ雨が降っている。
仕方ない、傘差して行くかーというと、ここで問題勃発。
Cちゃんが傘を持っていないというのだ…(T_T)
ななななんでさ!!こっちは雨降ってるよってメールしたじゃん…。
(ちなみに、寒いよとも言っておいたはずなのに、上着も持ってこなかった模様(笑))

仕方なく、そのへんの土産物やで傘を買うことにして、エトルタの崖へ向かう。
さすがにこの崖は有名な観光地、雨にもかかわらず、観光客がたくさんいる。
適当な駐車場に車を停め、まずはクレープリー(クレープやさん)でランチ。
すでに4時になっていたのに、ランチがまだだったので、おなかがペコペコだったのだ。
ガレット(クレープにチーズやハムをのっけたもの)とシードル(リンゴの発泡酒)を食べ、ふたりとも満ち足りた気分になった。

満ち足りすぎて、こりゃ夕飯食べらんないな〜〜(汗)

しばし傘を捜して歩き、ようやくゲット。
雨はまだざあざあ降っており、とても傘なしでなんか歩けない。Cちゃんめ…(トホホ)

エトルタの崖は、見た瞬間、ため息がでるほど素晴らしかった。
晴れた日の、真っ青な空に真っ白な崖というのも素晴らしいだろうけど、この、波に打たれ雨にけむる姿も、なにやら幻想的というか、ドラマチックというか、本当に財宝があってもおかしくはない…

七分のTシャツの上に(ノルマンディーらしくボーダーTシャツv)ジップアップを重ねてもまだ寒い気温だったにもかかわらず、波打ち際ではアメリカ人(たぶん)が泳いでいた。さすがだ(笑)

この切り立った白い崖、両脇にも同じような白い崖が並んでいて、どちらにも上れるそうなのだけれど、私たちは海岸から見ていて気になった、右の崖に行ってみることにした。
この崖の上には、小さな教会が立っていて、そこから下を見下ろしたらさぞかし素晴らしいだろうと思ったのだ。

車へ乗り込み、崖の上の教会へ向かう。
ちいさな町なので、地図なんて無くても目標さえ見えていればたどり着ける。
教会も、これまた素敵だった。
今は使われていないのかドアは閉まっていたけど、教会と、眼下の崖と海が絶妙のコントラストで、思わず絵なんか描きたい気分だ。


もっと眺めていたかったけど、雨足が強くなってきたし、早く今日の目的地オンフルールに着かなくてはいけないので、急いで車に戻る。
高速道路をぶっ飛ばし、途中、世界第二位の斜張橋(第一位は日本の橋)ノルマンディー橋

を渡ったりなどしつつ、オンフルール着。
この頃になって、ようやく雨が上がってきた。

オンフルールの美しい町並みを横目で見つつ、郊外の山の中にあるホテルに向かう。
山道をくねくね登り、やっと今日の宿 4ツ星ホテルLa Chaumiere に着く。

すっっっっごく、かわいい!!!
ノルマンディー建築の古い農家を改装したホテルらしいんだけど、とにかくかわいい!!
ひろい牧草地とたくさんの花に囲まれていて、牛もそのへんで草を食んでいたり。眼下は海が広がっていて、そばの小道から海に降りていけるらしい。
なんかさあ、ペリーヌ物語とかそんなかんじ!

チェックインして、お部屋に案内してもらう。
フロント(というには小さすぎる。机とパソコンがひとつあるだけ。部屋数も数部屋しかないアットホームなホテル)のおじさんはスパイダーマンのドクオクに似てるダンディさん(笑)。

部屋は白壁に年月を経た渋い色のはりが素敵な海の見えるお部屋。
ちなみに、牧草地も中庭も見える。
大理石のお風呂からも中庭が見える。
なんせ平屋建てなので、庭からも部屋に入れそうだ(笑)
バスローブもちゃんとついてて、洗面所もふたつあって、うーん、リッチv
さすが、4ツ星ホテル。パリの貧乏ホテルとは一味も二味も違うぜ…!!


部屋に荷物を置いて、もう一度車でオンフルールの町へ。
本当は、このホテルのレストランで食事をしたかったのだけれど、とてもフルコースが入る腹具合じゃなかったのだ(T_T)
駐車場に車を停め、早速町を散策。
モネの油絵のように美しいオンフルールの旧港に、ふたりとも大感激!
たくさんの船が休む港と、暮れなずむ町並み、それに、輝くメリーゴーランド。
夢のようだ…


満腹だったので夕飯はいらない気分だったけど、せっかくなのでガイドブックに載っていた店「ラ・グルヌイユ」で軽く食べることに。
Cちゃんはムール貝のワイン蒸し(私が初日に食べたやつです)とアイスクリーム、私はサラダとチーズの盛り合わせ、フルーツ。





おなかがいっぱい過ぎて、味はあんまりわからなかったけど(Cちゃんは美味しいと言っていた)、「二人でシェアするの?お皿持ってくるよ?」と聞いてくれたウエイターのギムリ似のおじさんが優しかったvv

店を出ると夜10時半頃。
人影はほとんどなく、凍えるような気温。ささささささささささむい…!
慌ててホテルに戻り、就寝。