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フランス旅行記2日目
8月21日(日)

7時半起床。
一瞬、どこにいるかわからなくなる。

窓の外はまだ真っ暗で、寒そうだ。
今日はパリを観光してまわる予定なので、そこそこおしゃれな格好に着替えて外へ。
フランスではドイツと違ってホテルの宿泊代に朝ごはんがついていないのが普通。
ホテルで食べると10ユーロ(約1400円)もしてしまう。
それよりは、と、昨日、タクシーの中から目を付けていた有名老舗カフェ「カフェ・ドゥ・マゴ」に行くことにする。
私の好きなマンガ「ジョジョの奇妙な冒険」に名前が出てきたカフェでもあるし、行っときたかったのよねん。

朝のパリは静かで、車もあまり走っていない。
新鮮で冷たい空気を吸い込みつつ、通りに面したテーブル(ようするにオープンカフェというやつですね)に陣取る。
おじさんのウェイターがやってきて、注文をとってくれた。
ホントはgucci、甘くないカフェオレが好きなんだけど、寒いし、なんとなく、パリジェンヌっぽいかな、と思ってショコラショー(ホットココア)とプティデジュネ(朝食)を頼んでみる。



ショコラショーは、濃厚でとっても甘かった。
うーーーー朝飲むもんじゃねーな…(笑)美味しかったけど。
甘いといってもアメリカのスイーツみたいに舌がしびれる合成甘味料的な甘さではないところが、さすがフランス。
これにパンの籠(クロワッサンといくつかのパンが入ったもの)と2種類のジャム、バターがついて18ユーロ(1ユーロは145円)。
おいおい、ぼったくりすぎでしょう…。

セーヌ川沿いを少し歩き、橋を渡り、ルーブルに到着。
おおお、ピラミッドだ!ルーブル、でかいぞ!!



9時半くらいには着いたのに、もうすでにすごい人だかりができている。
昨日カルトミュゼをゲットしてあったので、余裕でカルトミュゼ用の入り口から入る。
セキュリティを通って、誘導されるまま地下に行くと、そこにはさらにたくさんの人の群れ。しばし呆然。
気を取り直し、ジャケットを脱いでクロークに預け(中は暑かったの)、まずはサモトラケのニケを見に行く。
ニケの周りにはすでに人だかりができていて、みんな盛んに記念写真を撮っていた。



ニケは、想像していたより結構大きくて、眺めていると不思議な感じがした。
この彫刻は、船のへさきで何を見ていたんだろう、とかそんなこと。

これは、ニケの足元にあったニケ復元予想図。

ミロのヴィーナスも万博の踊るサテュロスもそうだけど、欠けた部分があるからこそ、みんなの興味を引くんだろうな。
ちなみに皆さん、サモトラケのニケ(Nike)が、あのスポーツブランド、ナイキ(NIKE)のモデルだって知ってました?ナイキのロゴは、サモトラケのニケの翼をイメージしたものなんだって!豆知識、終わり。

私も写真を、と思って近くにいた日本人の大学生風の男の子に声をかけると、どうも要領を得ない。
なんとか撮ってもらったけど、一言も話さないので、あれっと思って「日本人ですか?」と聞いてみると、いいえ韓国人です、という。
最近の韓国の人は着ているものや雰囲気も日本人と似てて、分からないな〜!
かくいう私は海外にいると必ず韓国人に道を尋ねられます。韓国語で。
私の勘違いにお互い笑ってしまう。お礼を言って別れた。

美術館なんて、適当にぶらぶら歩いてれば、興味をひくものに出会えるものよ!と人の波とは反対方向に歩いていくと、いつのまにかエジプト美術ゾーンへ来てしまっていた。
この時点で既に足がくたくた。
想像を絶する広さに、これはちゃんと計画を立てて歩かないと、ヴィーナスもモナリザも見れないぞ、と悟る。

館内案内図を手に、モナリザ方面へ向かう。
中心部から離れるにつれ、人が少なくなっていき、だんだんと気温が下がってくるのがわかる。
入り口付近が暑かったのは人波のせいで、美術館には今の時期は暖房も何も入ってないのかもしれない。
ルーベンスとかフェルメールのオランダ絵画が見たくて美術館の端のほうまで行ったけど、凍えるような寒さでまいった。
しかし根性で有名どころ(モナリザ、ヴィーナス、プシュケーなど)を鑑賞(というよりも見ただけ)。
人が多くて、鑑賞するどころではなかったの…(笑)

ま、こんなに混んでいるのはここだけなんだけどね…

他に私の興味をひいたもの。
鑑賞ポイントがズレてるのは見逃してくだされ(笑)


なんでこいつらこんなにくっついてんだー。
gucci命名「おホモだち図」。


ギリシャ美術ゾーンにあったヘルメット。
フォートローイ!むしろ、フォーイタケー!!


ファ、ファラミアさま??


な、なんかやらしいと思うのは私だけですか!?


ようやくルーブルを出る。
広すぎて、外へ出るのもひと苦労だ。足が棒みたい。
カルーゼル・ド・ルーブルというルーブルの地下にあるショッピングモールで、絵葉書など買う。
帰り際、このモールの中にあったオブジェ(?)を見て、あれ?これって…と気づいた。
もしかして、ダヴィンチコードの、あれですか…?(読んだことない人は気にしないように)



疲れていたし、おなかもすいていたが、ガイドブックで見たユダヤ人のサンドイッチ「ファラフェル」が食べたかったので、地下鉄に乗ってマレへ。

地下鉄は危ないと言われているけど、私の経験では、注意すればどこもそんなに変わらない。NYですら、別に危険は感じなかった。
ただ、どの国でも、私がスリだったらこの子を狙うなーと思う日本人は見かけた。
ミュールなんかはいて、ブランドバッグを持って、ガイドブックを開いて大声でおしゃべりに夢中になってる女の子。
ノッポさんみたいな帽子かぶって、眼鏡に斜めがけポーチ(またはウエストポーチ)のおばさんおじさん(若い女の子も)。←私このカッコ嫌いだよー。現地の人も、斜めがけバッグと帽子で日本人だって分かる、と苦笑いしてた。
よーするに、犯罪に巻き込まれないためには、現地在住の日本人なのよーって雰囲気をかもし出せばいいんじゃないかと思うわけです。あとは、なんかヘン、危険だなって感じるセンス。
私もハタチくらいのときはそんなもんだったかもしれないから、偉そうなことは言えませんが…(でも犯罪に巻き込まれたことは一度もないのだ、えっへん!)

それはおいといて。

パリの地下鉄はこれとは違う意味で怖い。
まだ走っているときに、ドアが開くのだ!
タクシーでこれをやるドライバーがたまにいるけど、危険極まりないよねえ…!
しかしパリの人たちは別に驚きもせず、スタスタと降りていく。

私も見習って、saint paul駅で降りる。
地図をチラッと確認し、ファラフェルの有名店へ向かって歩く。
日曜日ということもあって、閉まっているお店も多かったけど、マレ以外の場所では全店クローズだというからまだマシ。
日本ではとても考えられないなあ。

途中、かわいい雑貨屋さんや洋服屋さんがたくさんあって、みんな入ってみたくなる。
お洒落してきてよかった!
気後れせずに入れる。気のせいか、店員さんの態度もいい。
5年前にNYでショッピングしたとき、フリースを着ていったのだけど(なんせ信州育ちですから)、店員さんがあまりにもけんもホロロな態度で切なかったのを思い出す。
今なら分かる。ふさわしい格好をしていないとそれなりの接客しか受けられないんだね。恥…。

いい匂いがしてきたなーと思ったら、狭い路地にたくさんのひとが並んでいた。

なんとここがお目当てのファラフェル屋。
なるほど、大人気なんですな。
折角なので並んでテイクアウト。
ピタパンの間に、揚げナスやら豆のコロッケ、トマトなどなど、いろんな具がはさまっていて、その上から白いソースがかかっている。

うーまーそーー!!(ジュル)

食べる場所がないので、路地をふらふら歩いて、フランス版無印良品(MUJI)の前のブロックに座ってモグモグ食う。
みじめな感じにならないように(笑)、背筋を伸ばして、パリジェンヌっぽく!とか気張っていたせいで疲れたけど、ファラフェルはめちゃめちゃ美味しかった。
これ名古屋で売ってたらマジ買っちゃうな!!

食べ終えて、ウインドーショッピング再開。
もうすぐ子供が生まれる同僚に赤ちゃん用の靴(お店の人がいろいろとアドバイスしてくれて、すごく親切だった)、妹と私に、satelliteでネックレスを買う。
駅へ戻る途中、どこかで見たショーウインドウだなと思ったら、フランス旅行の直前にやってた「モディリアーニを巡る」とかなんとかいう番組に出てきた店だ!


びっくりして、思わず中へ入って、カウンターのユダヤ系のいじさんに、ここ日本のテレビ番組に出ていたでしょ?と聞いてみると、ああそういえば日本人の女の子が撮影して行ったよ、とのこと。
きみその番組を見てこの店に来てくれたの?と言うので、そうなのvと一応答えておく(笑)
おじさんはこの出会いの記念に、と日本語で書かれた謎の葉書をくれた。


歩いていて甘いものが欲しくなったので、アイスクリームやでレモンシャーベットを買う。
甘さ控えめでおいしいvv店内もシックでオシャレだった。


さて、足が棒のように疲れて限界ではあったけど、折角カルトミュゼがあるんだから、あとひとつくらいはなにか見学しておきたい。
運良くタクシーが拾えたので(フランスでは流しのタクシーはいない)、オルセー美術館に行ってもらうことにした。

オルセーはチケット売り場で列が出来ていたけど、カルトミュゼのおかげで並ばずに入れた。
昔の駅舎を利用したこの美術館、ルーブルほどは広くもゴージャスでもないが、私のこの疲弊しきった足ではとてもじゃないが全部は回れない…!


モネ、マネ、ドガ、ゴッホ、ミレー…とにかく、美術の教科書で見た絵がたーくさん!!
しかし、疲れすぎていて、イマイチ感動できない…ただ「見た」だけというかんじ。
それでも、クールベの「エトルタ」、モネの「オンフルール」シリーズは、明日行く場所ということもあって、熱心に鑑賞。


あと、何の予備知識もなく見た、クールベの問題作には度肝を抜かれました…(笑)


ここでもいろんなひとに写真を頼んだけど、日本人だと思って話しかけたら半分くらい、韓国人だった。

フラフラになってオルセーをあとにする。
タクシーを拾いたかったが、前述の通り、流しのタクシーはいないので、捕まえられなかった。
仕方なく、ホテルまで歩いて帰ることに。
地図上では、少し遠いけど歩けない距離ではない。
…が、どこでどう間違えたのか(途中でチャレンジしたショートカットがいけなかったよう)、とんでもない距離を歩くハメになってしまった…(T_T)
しかし禍福はあざなえる縄の如し。
途中、ジョン・プレストンというテーラーを見て、ビックリ!

一気にアドレナリン噴出(笑)
いやーこんなこともあるんですな!

ようやくホテルに着くと、5時半。
エントランス前でCちゃんが待っていた。
「お疲れー!」「ちゃんと会えたね!」と再開を喜び合う。
実は、彼女と会ったのは一週間前が最後。
名古屋駅前で、「じゃあ、一週間後、パリで!」と別れたのだ。うーん、カッコいいぜ!(笑)

サンジェルマンの繁華街に向かい、適当なカフェで夕飯をとることにする。
ホントはもっと美味しいところに行きたかったんだけど、足が限界だったのだ…。
ひとりずつ、ムニュを頼む。
私はアントレにオニオングラタンスープ、プラ(メイン)になんとかソーセージ、

デセール(デザート)にクレームブリュレ。
Cちゃんはメインが牛のステーキ。

このソーセージがくせものでねえ…!
フランス語はメニューを解読できる程度に私が覚えていったのだが、ソーセージの前に付いてる修飾語を読み飛ばしてしまったのだ!
出てきたソーセージ、なんと臓物の腸詰。
内臓系の味が全くダメなgucci、一口食べて、オエエーっと吐き出すところでした…!!!
あんまりおなかがすいてなかったので、申し訳ないけどお残ししました(T_T)
ここはムニュが18ユーロくらい。
正直、美味しく無かった…。

ホテルに戻り、お風呂に入って、就寝。