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フランス旅行記1日目
8月20日(土)

昨日(?)は遅くまで下調べやネットのパリ情報をプリントアウトしていたせいで、寝たのは明け方4時近く。
6時40頃目覚ましで起きたときには、軽く咳と吐き気が…マズイ。
毎回ヨーロッパに行くたびにインフルエンザやら食中毒やらで体調を崩しては医者にまでかかるハメになってしまう。
去年のドイツでは大丈夫だったけど、気を付けねば。
飛行機に乗ったらすぐ薬を飲んで寝てしまおうと心に誓う。

名鉄で中部国際空港、通称セントレアへ。
到着すると、空港内にごった返す人人人…連休でもないのに、国際空港恐るべし。
JALのチェックインカウンターで50分ロスし、慌てて出国手続き。
事前にユーロに両替しといてヨカッタ〜!この混雑じゃあ、とても銀行に並んでる暇はない。

DFSでママに頼まれた香水を買い、朝ごはんがまだだったので売店でホットドッグを買って食べる。
しばらくして搭乗時刻になり、順調に自分のシートに落ちついた。
座席はC。3−5−3の左側の通路側だ。私はあまりトイレに行かなくても平気な方なので、本当は窓側がよかったけれど、ひとりなので仕方がない。

そう、今回、実はフランスへの行き返りは私ひとりなのだ。
土日にかけてしか長い休みをとれない私と、土日の飛行機は値段が高いのでダメという友人との間で話し合った結果、そうなった。
寂しいけど、どうせ飛行機の中では寝るか映画を観るしかないんだから、あんまり変わりないといえば変わりはない。

無事離陸して、すぐに寝てしまいたいと思ったけど、ごはんが出てくるまでは寝られない…ので、映画を観て耐えることにする。
パンフを見ると、さすがJALらしく映画の数も豊富で、しかもシートごとにモニターがついていて、いつでも好きなところから映画を観ることができる。以前、外国の航空会社に凝っていたとき、エールフランスやルフトハンザに好んで乗っていたけど、日本語字幕が出る映画が少なくしかも前方スクリーンで見るタイプのもので、暇を潰すのに苦労したのが嘘みたい。
日本のおばさん、おじさんがJAL好きなのがようやく分かった気がする。

機内食(和食を選択しました)をつまみつつ、「インタープリター」を観て(まあまあ面白かった)、寝る。
2度ほど、隣の中年ご夫婦がトイレに立つときに起こされる。でも礼儀正しい方だったので快く席を立ってあげた。
それよりも、後ろに座ってた幼児が着陸数時間前からぎゃんぎゃん泣き喚き、通路を叫びながら走り始めて、げんなり。
言っても聞かない乳幼児、しつけのしていない子供は、こんな長時間カンヅメになる乗り物に乗せてはいけない、というのは暗黙の了解のはずなのに、最近はこういう自分もしつけができてない親が多すぎるよね。
私の両親は子供を連れて行くときはほとんど車だったし、仕方なく電車に乗るときも、私の弟が泣きだすと、必ず泣き止むまでデッキに出て行って戻ってこなかった。まあ私たちはほとんど泣いたり騒いだりしない子供だったらしいけど…(笑)

眠いんじゃ〜〜静かにしろボゲェ!と思っているうちにスムーズにシャルルドゴール空港に着陸。飛行時間約12時間。現地時間15時半。
ゲートへはバスで移動のため、タラップを降りていくとき、初めてパリの外気を肌に感じた。
さ、寒い…!
小雨がぱらついているせいか、思ったよりもずっと寒い。
半袖の上にカーデを重ねていたのだが、これではとてもしのげないくらいだ。

ターンテーブルでスーツケースが出てくるのを待ちながら、このために3Gに変えたボーダフォンで明日来るCちゃんにメール。「こっちは雨が降っています。すごく寒いのでカーディガン一枚じゃ無理だよ」。早速返事が返ってきて、一安心。



スーツケースを取り、インフォメーションでバス停を聞いて、パリ市内へ向かうバスに乗りこむ。
荷物を置くスペースがなく、揺れるバスの中必死でスーツケースを押さえていると、隣にいたラテン系のカップルが手伝ってくれた。
私のスーツケース(ミッキー柄)を見て「すごいね、日本にはこんなかわいいスーツケースもあるの?」と無邪気に喜んでいた。

30分くらい経った頃、車窓からサクレクール寺院や北駅が見えて、私のワクワクも最高潮にv
なんかアメリっぽい!パリだーー!とひとりばたばたする(心の中で)。
オペラ座前でバスは終点。

降りると、目の前にツーリストインフォメーションがあった。
カルトミュゼ(パリの美術館や観光名所に入り放題のカード)をどこで買えるか聞いてみると、ここで買えるという。おおっ、ラッキー!
Cちゃんの分まで買っておく。
ただし、ここの窓口のひと、すごくふてくされた兄ちゃんで、カンジが悪かった。まあ観光客相手の商売をしてるひとって、大体こんなもんだけど…。

タクシーを拾い、ホテルへ向かう。
このタクシーの運転手がいいひとだった。
最初、フランス語で話しかけてきたのだけれど、「ジュヌコンプランパ(わかりません)」と言うと、じゃあ英語は?とにっこり。
パリの見所をガイドさながらに紹介してくれ(「日本人はみんなルーブルが好きだよね、なんでかな?」「日本の企業はお金持ちだからパリにある有名なビルを買ったんだよ」)、ダヴィンチコードの映画化の話をすると、ああ、ルーブルの前で一ヶ月前に撮影してたよ!すごい車が並んでて、大渋滞だったんだ…と教えてくれた。娘さんがパリの医科大に通っているのが自慢らしい(笑)
サンジェルマン・デ・プレにホテルを取ってる、というと、サンジェルマンは観光にすごく便利だよ、いい選択だ!と喜んでくれた。

ホテルはすぐに見つかった。
サンジェルマン市場のすぐ向かいにある、Hotel Le Clement
バウチャーを見せて、無愛想なお姉さんから鍵を受け取り、ぎしぎしする廊下を抜けて部屋にたどり着いてビックリ。
せ、狭ーーーー!!

セミシングルのベッドがふたつ、押し込められていて、空いているスペースでスーツケースを開けると、トイレに行くにはベッドをまたいでいかなければいけない。窓からは壁しか見えなくて部屋の中が暗いし、さすがに安いだけのことはある(約16000円。一人頭8000円)。
こんなホテルは学生の頃以来だ。もう10ユーロでも出せばもう少しまともなホテルに泊まれたんだろうけど、相手の事情もあることだし、強制はできないもんね。ま、どうせ寝るだけだ!


長旅で崩れまくった化粧を直し、ジャケットをはおって街を散策することにする。
フロントで鍵を預けるとき、さっきのお姉さんに地図ある?と聞いてみると、いそいそと、どこに行きたいの?レストラン?それなら、おすすめはね…と近所のお店、「chez Fernand」を教えてくれた。
なんだ、わりとフレンドリーな人なんだ。さっきは機嫌でも悪かったんだろうか。それとも、無駄に笑顔は振りまかないのがパリ流?

教えられた方向に向かって歩くと、件の店を発見。でも、閉まってる…張り紙を見ると、どうやら夏期休暇に出かけているらしい。一ヶ月ほど。うーん、欧米人は休みの取りかたが半端じゃないな…(笑)
仕方がないので、小道を気の向くままに歩いていく。夜7時といえども、サマータイム期間だし、ヨーロッパは日が長いのでまだまだ昼間のように明るい。

少しひらけた場所に、石造りの噴水と教会があった。
地図でいくと、ここがサンシュルピス教会らしい。



この教会こそ、ダヴィンチコードではシラスが教会の床に走るラインをたどって床板を壊し、目的のものがないとわかって修道女を殺す舞台となった場所だ。
映画でこの教会は使われるんだろうか。
地味な教会だったけど、ダヴィンチコード効果か、特にアメリカ人の観光客(たぶん)が多かった。
映画に使われるなら、たぶんここ、という場所で、アメリカ人のグループと写真を撮りあいっこした。

外に出てみると、そろそろ空が暮れてきていた。
観光客が集まっているサンジェルマンの繁華街をぶらつく。
雑貨やさんやブティックにも入ってみたけど、特に心惹かれるものは見つけられず。
フランス情報サイトで美味しい(かつ、一人でも入れる)と書いてあった、ムール貝の店を探して歩いたが、迷ってしまって見つからない。

途中、フランス版電車男みたいな男に声をかけられた。
「ジュヌパルルフランセパ(フランス語話せません)」と言うと、今度は英語で「じゃあ、あの、そのへんで、お茶しませんか」と言ってくる。
もちろんお断りだ!!…とは言わなかったけど、ごめんなさいした。

やっとムール貝の店「Chez Leon」を見つけた。
この店、実はベルギーが本店のチェーン店らしい。
中に入ると、ファミレスっぽい雰囲気で、家族連れや若いカップルでにぎわっている。
私がひとり店員に案内されて入っていくと、四方八方から不審げな視線が突き刺さる。
うう、嘘つきーー!「全然一人で入れ」ないじゃないかーー!

しかしこうなっては仕方がない。
平静を装いつつ、メニューを検討する。
ええい、迷ったときはムニュ(セット)だ!!
ひとりで酔っ払っても恥ずかしいので、ワインはおあずけ。
ムニュはヤギのチーズのサラダ、

ムール貝のワイン蒸し、

クリームブリュレ、で20ユーロ。


味も、盛り付けも、やはりファミレスでした。
ただ、ここで思わぬ誤算。
gucci、貝類が嫌いだったんでした…!(号泣)

や、だって、美味しそうに見えたんだって…!!
(実際、貝好きの人が食べたら美味しいかもしんない)

鍋いっぱいの大量のムール貝を目の前にして、呆然となるgucci。
周りを見ると、若い女の子がもりもりと貝を食らい、鍋を空にしていく。うおお、フランス人、はんぱじゃねー…

クレームブリュレも、まあ、そうねー…くらいの味で、ちょっとがっくり。
やっぱり店選びは重要だ。
あと、サイトの情報はあてに出来ないことを発見。
人の味覚って、いろいろだもんね。

ヨロヨロとホテルに帰り(実はこの店、ホテルの裏にあった…)、フランス風のシャワーに苦労しつつ、お風呂に入る。
クイズミリオネアのフランス版をテレビで見る。ホントにそのままでびっくり。
あと、マライヤ・キャリーがフランスに来ていて、テレビに出ていた。
あまりのぶりっこっぷりにまたびっくり(笑)。
司会者が片言の英語で質問して、彼女の英語をフランス語に通訳してたのがなんか新鮮だった。

しかしやっぱり、いろいろ旅の感想を言う友達が隣にいないのは寂しいな。
一人旅が向いてる性格かと思ったけど、そうでもないみたい。
明日は無事にCちゃんと会えますよーに。