バレンタイン・バレンタイン・バレンタイン:ヴィゴと私



「そんな話しで拗ねないでくれる?ヴィゴ」
 ヤニくさい男がふたりそろってベッドの上に寝転がる。
「だってショーン、あんたお子様の自慰に一晩付き合ってやったって?信じられない。ああ、でもなショーン。オーリのやつ、あいつ、結局バスタオルが一枚犠牲になっただけだったって悔しそうに電話架けてきたんだぜ」
「そんなに首に思い切り抱きつかれたら苦しいよ。ほら、ヴィーゴー!」
 まったく、オーリのやつヴィゴになにを吹き込んだんだ?
「恋人より大事だって言ってやったって?」
「言ったよ。一生ものの友人なんて恋人よりも得がたいものだと思わない?」
「俺より大事だって?」
「ヴィゴ、君もオーリと同じで一生ものの得がたい友人だよ。おまけに君は一生ものの恋人だろ?」
「セクシャルな関係ありの、ね?」
 思わず私はヴィゴの言葉に降参した。
「そうだよ、バスタオルが一枚、お互いの同意の上で犠牲になる関係だ」
 そう私が言うと、ヴィゴが笑う。
 この一生ものの友人兼恋人の前途に幸せあれ。



******************************

ありゃりゃー。
やっぱりヴィゴの総どりなわけですね!!(笑)
それにしても、ぐいぐいアプローチかけてるお花を、カル〜クあしらってる
豆兄さん、カコイイです!!vv
そりゃあヴィゴも拗ねちゃうよ!vv

カイシカさん、かわいいお話、ありがとうございました〜!