バレンタイン・バレンタイン・バレンタイン:ダディと俺。
一週間して、俺はショーンを侮っていたと思い知らされた。
……まあ、そうだよな。ショーンはノーマルだよ。俺だって相手があなたじゃなかったらノーマルだよ。
それにしてもさ、俺は喜んで見せるしかない。
だって訊き返してくれたビーニーに、思い切り頷いて、それがいいって自分で言ったんだから。
「ホームのキットビーニーは在庫がないんだって」
ショーンが首をすくめる。
キットビーニーって、シェフィールドユナイテッドのマスコット、これ、ビーニーって言うんだね。俺、知らなかったよ、ショーン。
で、キット(ユニフォーム)はホームがなくってアウェーね。うん、いーよ。確かにカンタベリーはアウェーだよね、シェフィールドユナイテッドのマスコットビーニーにとっては。
「小さくてかわいいね」
これ、本物のビーニーの代わりに可愛がるよ、俺。
「まさかオーリがそんなに喜ぶとは思わなかった。サッカーよりもバンジーとかだったじゃないか。それに嬉しいことに、ブレイズをサポートしてくれるだなんて」
俺、もうなんにも言えない。
「愛してるよ!ビーン・ボーイ!」
こんなショーンに俺からありったけのハッピー・バレンタイン!
*************************
あちゃあ〜(笑)
あのテディベア(豆が抱いてたやつ)、ビーニーっていうんですね。
いと哀れなお花…(T_T)がんばれ〜!負けんな〜!