殺人鬼
綾辻行人


※注意※

この作品は『スプラッタ・ホラー』です。
スプラッタとは・・・
生首がとんだり内臓がえぐりだされたりして血がたくさんとび散る残酷描写が多いお話しです。
↑上記の説明もあまりお見せしたくないのですが、
意味を知りたい方はドラッグして読んで下さい。
でも読んだ後の責任は持ちません(><)

全編に渡って、殺人方法に関するかなり過激な描写が溢れています。
この感想の中にもそのような描写があります。

『13日の金曜日』的なお話しは苦手(><)という方は
読み進めることをご遠慮下さいm(_ _)m
映画と違って小説のように文章だけのモノは、想像力が働きすぎます・・・
読み終えた後で気分が悪くなった・・・と言われても責任は持ちません。
ご了解頂ける方のみ、先へお進み下さいm(_ _)m






森 博嗣先生の作品を続けて読んだので、
今回は別の先生の作品を読もう〜と手に取ったのが、
綾辻先生の『殺人鬼』
日記にも書いたのですが、1年くらい・・・もっとかな(^-^;
本箱代わりの段ボールの中で眠っておりました(^-^;
すごく楽しみにしていたこの作品♪
さて、どんな内容になっているのかなあ〜。

この作品、読む前に注意が必要。
文庫本の裏表紙にある作品紹介にも、上にも書いてあるとおり、
『スプラッタ・ホラー』です・・・(^-^;
綾辻先生の『囁き』シリーズもすんごい怖いのですが、
あれとはまた違った怖さがこの作品にはありました。
もうねえ、グロテスクなんですよ、ず〜〜〜〜〜〜っと(^-^;
あの作品紹介にある文章はおおげさではありませんでした・・・
ちょこっと書いてみると・・・
手足を切断されたり・・・眼球をくり抜かれたり・・・するんです・・・
これでもか!っていたぶられながら殺されていくんです・・・
うっひょ〜〜〜〜〜(><)怖い〜〜〜〜〜(><。)
こういうお話しが苦手な方は読まない方がいいです。
『囁き』シリーズより強烈です。
映像化されたら観れないかも・・・です(^-^;
ご飯が喉を通らなくなる可能性大かと。
と言いつつ、お菓子を頬ばりながら読んでいました、私(^-^;
『これってどうよ』状態ですが、その段階ではまだ大丈夫でした(^^)

さて、そんな怖いお話しの内容は・・・

ある親睦団体『TCメンバーズ』の一行は、双葉山に夏期合宿に訪れていた。
以前は登山客で賑わっていた双葉山だったが、
数年前に起きた事件がきっかけで、今は殆ど訪れる人はいなかった。
その事件とは、登山に訪れていた4人の中学生が行方不明になり、
内3人は惨殺死体で発見され、1人は未だ行方不明のままというもの。
賑わっていた頃に立てられた山小屋で、キャンプを楽しむ8人のメンバー。
キャンプファイヤーを囲みお決まりの『百物語』が始まった。
そしてあるメンバーの口から、『双葉山の殺人鬼』の話題が語られた時、
双葉山のどこかで、冷酷で残酷な『殺人鬼』が再び目を覚ます・・・

始まりは1組のカップルだった。
月明かりの下で散歩(^-^;を楽しんでいる時、『殺人鬼』に襲われてしまう。
夜が明け、行方不明になったメンバーを捜しに出掛けた者たちも、
いくら待っても山小屋に帰ってくることはなかった。
夜が更け、外は雷鳴がとどろく嵐になった。
山小屋の中で皆の帰りを待つ3人の目に、黒く大きな人影が映る。
その影はまだ帰らぬメンバーの一人なのか、
それとも『双葉山の殺人鬼」が実在しているということなのか・・・
残された3人の運命は・・・?

正常な感情を持ち合わせていない『殺人鬼』は、簡単には死なせてくれない。
これ以上ない恐怖や痛みを与えられ、精神を狂わされ、死を望んでも殺してくれない。
こんなに苦しいなら殺して欲しい・・・
そう思いながらも、死にたくない!!と必死に生きようとする精神。

こうしてあらすじや感想を書いていると、いろんなシーンを思いだして怖くなります(^-^;
この『殺人鬼』だって人間です。
生まれながらに残虐だったわけではないだろうに・・・
どうしてここまで酷いことが出来るのか?
もうそれは人間の域を超えてしまっているんですよね。
その謎が続編で明かされるのかなあと思ったりするのですが、
どうなんでしょう??
気になって仕方がないので、早速続編も読み始めていたりするのであった(^^)

話をちょっと変えて(^^)
このお話、綾辻先生のお言葉をお借りすると
『勘のいい読者なら、なんらかの違和感を感じるはず』だそうです。
実際読んでいて、早い段階で『違和感』を感じることになります。
私でも感じたのだから、殆どの方があれれ??って思うはず♪
その違和感が何なのかが解れば、色んな事が見えてくるかも〜です(^^)

そして、一つ嬉しかったこと〜。
このお話の中に『MR2』という車のことが、一回だけ出てきます。
実は私、この『MR2』が発売された頃、欲しくてたまらなかったんです。
とはいえまだ学生。免許を取れる年齢でもありませんでした(^-^;
それでもカタログを貰って、毎日のように眺めて楽しんでました。
『免許を取ったら、この車を買うんだ!!』と心に決めて(^^)
数年後念願の免許取得v
そして手元に届いた愛車は・・・『REVIN』でした〜。
まあ、色々気持ちの変化やもろもろがありまして(^-^;
まだ一度も『MR2』に乗ったことはないのですが、
いつか乗ってみたい!!という気持ちは持ち続けています(^^)
旦那様〜。次は『MR2』にしましょう〜なんて♪

明るい話題が出たところで、これにて終了〜☆