おさむさん おすすめシリーズ
第三弾
人形式モナリザ
森 博嗣
今回は『Vシリーズ』第2作目。
あの人(誰だよ?(-゛-) )、もしかしてもう出てこなかったりして・・・と
ちょっと不安になっていたのですが、しっかり今回も活躍〜してくれてました♪
良かった〜\(^o^)/
このお話は保呂草さんによって書かれている設定♪
で、今回に限って『4人の内の誰が、こんな面倒を招き寄せているのか』という
疑問の答えが、物語の最後で明らかになるそうです(^^)
ビックリたまげた門左衛門♪(古っ!)状態ですよ〜。今回も!!
さて、今回のお話しは・・・
桜鳴六画邸事件が落ち着いて夏休みがやってきた。
小鳥遊練無は友人の森川素直(もとなお)と、長野県蓼科にある
『美娯斗屋(みごとや)』というペンションでアルバイトをしていた。
そこに無料♪で遊びにやって来た紅子・保呂草・紫子の三人。
夏休みを避暑地で優雅(?)に過ごすはずが、またしても事件に巻き込まれてしまう。
このリゾート地に私設博物館『人形の館』がある。
そこに常設された舞台では、『乙女文楽(おとめぶんらく)』と呼ばれる伝統芸能が上演されていた。
紅子たち4人と森川は、美娯斗屋の女将・大河内優美に連れられて、
『乙女文楽』を観に来ていた。
その上演中、舞台上で演じていた岩崎麻里亜が突然倒れてしまう。
また、一緒に演じていた麻里亜の義母・岩崎雅代は、同じ舞台上で刺殺されてしまった。
舞台上には麻里亜と雅代の二人だけしかおらず、
多くの観客の目が、二人を観ていた。
そんな中で、犯人はどうやって雅代を殺すことが出来たのか・・・
倒れた麻里亜は二年前、夫を殺害されていた。
その時麻里亜は『夫は悪魔に魂を売った。だから神によって殺された』と話していた・・・
麻里亜が見た『神の手』とは・・・?
また、霧ヶ峰美術館では中道豊 作の『微笑む機械−人の形、あるいは子宮』という絵が
盗まれるという事件が起こっていた。
特に高い価値のある絵でも無いというその作品は、なぜ盗まれたのか?
今は亡き彫刻家・江尻駿火(えじり しゅんか)の遺作・『モナリザ』は何処にあるのか?
色んな謎が入り乱れて、第2・第3の事件が起きていく。
このお話、登場人物がややこしい(^-^;
最初???ってなってしまって、家系図を書いてしまいました(笑)
そうまでしないと理解できないのは私くらいかも知れませんが(^-^;
おっと、忘れちゃいけないのが『キーワード』。
今回保呂草さんが4つの『キーワード』を与えてくれています。
なんかコナンの映画みたい〜と思ってしまった私は、
その部分を読むたびに、『迷宮の十字路』で『キーワード』を説明してくれる
あのコナンくんが浮かんでくるのでありました(^^)
今回紅子さんたちは旅行に来ている訳なのですが、
何故かそこに林さんも旅行に来てしまうんですよ〜。
しかも・・・女連れで・・・
そう、離婚の理由とされている浮気相手の女です。
もうなんで出てくるか!!ってむかつきました。
私、こう人の物に手を出す人間が大嫌いなのです。
例えどんなに美男美女であったとしても、どんなに聡明であったとしても、
どんなに周りから好かれていようとも、非の打ち所がない人だと言われても、
こういう人種は生理的に受け付けられません。
もちろん、その相手に対しても〜です。
なので、この女性が現れた時の嫌悪感は凄いモノでした。
なんで登場させるのかしら・・・もしかしてこれからちょこちょことでてくるのかしら・・・
と思うと、それだけで気が滅入ります(^-^;
さて、そんなヤツは放っておいて・・・
今回紅子さんと林さん、良い感じなんですよ〜♪
紅子さんって可愛いなあと思っちゃいました(^^)
紅子さんと上に書いた女性とのやりとりも、なかなかのものでした。
肝心の事件の方は・・・ううう・・・相変わらずの惨敗ぶり(><)
解説を読んだら、『犯人が分かる人も少なくないでしょう』と書いてありました。
私、見当違いも良いところ〜でした(^-^;
言われてみればそうよね!!って思うばっかりで(TT)
でも、解説によると、犯人当てが全てではないそうです。
他にもっと色んな謎があるんですよね〜。
またしても、えええ〜〜〜〜〜!!って驚く展開が待っていたりするんです。
うう〜ん、第三作目がまたしてもすんごい気になります(^-^;
どうなるんでしょう。この先(^^)
このお話、最後の最後で『およ。』って思ってしまいました。
そうくるか〜って(^-^;
それにしても、紅子さんってホント奥が深い人なんですね〜。
紅子さん自身が言ってるように、『シンプル』じゃ〜ないんですね(^^)
この先そんな紅子さんの色んな顔を覗けるのかなあと楽しみでもあります♪
それから、『人形の館』といえば・・・
綾辻先生の『館シリーズ』を思いだしてしまいます♪
『人形館の殺人』
このお話しは『館シリーズ』の中では異色作なんですよね。
賛否両論あるらしいですが・・・っと
またいずれ『館シリーズ』の感想も書きたいなあと思っていますので、
そちらで語ることにします〜。
・・・・・って、これまた何時になる事やら(^-^;