投資手法に
ついて考える

投資手法について、思うことを書いてみました。


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順張りと逆張り 2005年11月

●投資スタイルは次の2つに大別されるのではと考えてます。
(一般的な話ですが)

【順張り】

株価の上昇トレンドを見極め、それに乗る。
但し、上昇トレンドの末期ですと、その後はジェットコースターで下る様なもの
困った事になってしまいます。

【逆張り】

株価の下降→上昇の転換時期を見極め、底値で買う。
但し、転換時期の判断を間違えると、更なる底を見る事になります。

※ここで言うトレンドとは、短期(数週間の動き、サイクル)ではなく、
細かいサイクルを包括した大きな流れ(方向性)の事です。
強いトレンドは、株価が小さく上下しながら、1年以上続く場合もあります。

何か、株本の記述の様で気が引けますが、このサイクルトレンドの話は
”ガッテン、ガッテン、”という感じで、私の心に響きました。

●どちらの投資手法が良いか?ですが、どちらとも言えないなと思っています。
試行錯誤し、自分に合った手法を取れば良いのかなと。
永久に上がる株は無いし、永久に下がる株もありません。

但し、倒産してしまう様な企業では、下がったまま、
整理ポスト入り→上場廃止となってしまうので要注意です。

●私はどちらかと言えば、逆張り派です。

”相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、
       楽観と共に成熟し、幸福のうちに消えて行く”


という格言が好きなんですね。
何かドラマチックで哀愁に満ちた格言です。

でも、日経平均が行け行けドンドンで上昇している現在(2005年11月)、
逆張りで買える銘柄を見つける事は難しく、将来の好業績を考慮し、
割安と判断できる銘柄があれば、順張りも行います。




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損切りは必要か? 2005年11月

●損切りの必要性に関しては、色々と言われています。

・損切りは必要だ。
・損切りできない人は駄目。
・損切りはディフェンス、攻撃だけでは勝てない。(これなんかは、良い例えですね)
・損切りラインをあらかじめ決めておきなさい。
・勝率は問題でない。小さく負けても大きく勝てば良い。

まあ、いづれも正論なんですが。。。

●私は基本的に損切りをしません。

株式投資を初めてから、30銘柄の売買をしてきましたが、損切りは2銘柄だけです。
その内の1つは、株を始めたばかりの頃の事で参考外。
もう1つは、損切りというよりも、他に有望な銘柄を見つけた為、
投資効率を考え、売りました。
いわゆる、”牛から馬に乗り換えた”という処でしょうか?

●それでは、塩漬け銘柄が一杯では?

確かに長ければ1年近く、含み損を抱えたままになる場合もあります。
そして、精神的にも良くありません。
しかし、結果的にはどの銘柄も全て上昇をし、利益確定が出来ているのが現実です。

世間一般で言われている”損切りは大事”は間違っているのでしょうか?
何故、私だけが大丈夫なのか?
そこには理由があるはずです。

理由としては、
・日本の株式市場の上昇トレンド(株を始めた2003年1月からの事ですが)
・銘柄選び
・買うタイミング(逆張り)
・信用取引をしない
・ナンピン
と考えています。

※一番大きな要因は株式市場の上昇トレンドかも知れませんね。




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ナンピンの勧め 2005年11月

●ナンピン

ナンピンに関する相場の格言として
・「下手なナンピン怪我のもと」
・「下手なナンピン、スカンピン」
があります。

いずれも、間違うと大怪我をしますよ!という意味です。

でも、”下手な”という条件付です。
それでは、上手になナンピンは大丈夫という事でしょうか?

●ナンピンを成功させる為に

@投資資金に余裕を持つ

買い増しを行える投資資金が無いと、手も足も出ません。
無理して、大事な資金を使ってしまうのも駄目です。
(金の切れ目が命の切れめにならない様に)

A負けない心(信念)

恐怖に打ち勝つだけの強い心が必要です。
まだ下がるのでは?もう株価は戻らない!もう駄目だー。
では無く、
柔軟な心で、一歩引いて考えましょう。

B正確な分析

予想に反して株価が下がってしまった場合、
相場が悪いなどと、難癖を付けてはいけません。
良くも悪くもそれが相場というものであり、冷静に分析を行う事が必要です。
分析の結果、判断が間違っていたのであれば、損切りも止む無しでしょう。




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配当と優待 2005年11月

●配当

今は低金利時代です。
定期預金の金利も5年で、0.1%(2005/11現在)であり
元金割れの心配はありませんが、投資とは言い難いと考えてます。

その点、株式投資においては、税引き配当利回りが2%以上ある会社が
多数あります(多分、100社以上)

仮に100万を投資して、利回り0.1%と2%とで比較すると
5年後には、
0.1%:100.5万
2.0%:110.4万
となります。

この低金利時代には、かなりの魅力です。
但し、会社が倒産しなければですが。。。

●優待

これも株式を保有する事による副次的な利益です。
優待の品物として商品券を選択できる会社もあり、
金券ショップへ行けば、97%程度で売れます。

また、優待自体を楽しむという考えもあります。
(何か無料で貰える感じで嬉しいですよね)
それと、株主総会に出てお土産をもらうとか。



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スクリーニング 2005年11月

●銘柄選び

銘柄を選ぶ手段として、スクリーニングがあります。
・使う指標は?
・設定する値は?
これは難しいですよね。

割安でしかも高成長を続けている銘柄を選びたいのは、人の世の常ですが
そんな”ご機嫌な銘柄”を見つける事は難しいです。

でも、何にか悪材料が出て一時的に売られている銘柄が時々あります。
毎週1回でも良いので、コツコツとスクリーニングする事が大切だと考えてます。

●私の指標

私が使う指標と値は、

@PER(連)(予):5 〜30倍
APBR(連):1〜3倍
BROE(連):10〜40%
C株主資本比率(連):40〜80%
D移動平均乖離率:25日線で−40〜−10 %

です。

ずいぶん都合の良い内容ですが、たまにヒットする事もあります。
ヒットしたからと言って、即買いは駄目。
ファンダメンタル分析とテクニカル分析を十分行った上で判断する事が大切です。