銘柄分析

東証1部:4732 USS オークション実績から決算を読む

2006/4/9:検討

2006年度のオークション実績が4/7にUSSから発表されました。

そのデータを元に年度決算を推理してみようと思います。

オークションでの売上げは、基本的には出品手数料と成約手数料です。
(この辺は、Yahooオークションなんかと同じですね)

但し、出品手数料は成約手数料に比べ安いので、今回からは成約手数料にだけ
着目してみました。

年度 開催 出品+成約 売上高 連結経常利益
回数 増加率 台数 増加率 金額 増加率 金額 増加率
(回) (%) (台) (%) (百万) (%) (百万) (%)
2002 549 - 2,088,882 - 26,008 - 10,859 -
2003 584 106% 2,399,040 115% 33,819 130% 15,382 142%
2004 598 102% 2,766,051 115% 42,425 125% 18,207 118%
2005 677 113% 3,313,675 120% 50,484 119% 21,096 116%
2006 762 113% 4,071,131 123% 61,000 121% 22,900 109%

水色の箇所は、会社発表の予測値です。
下方修正は無いでしょうね。

オークション会場の増設と強化により、開催回数と成約数が増加していますが、
減価償却費(40億)が経常利益を低くしています。

まあ、これだけ拡大路線を続けていればやむ得ないって感じでしょうか?

東京や横浜会場の場合、転換社債(CB債)で200億を調達しましたが、
今年度増強した会場は、自己資本でまかなったと思われ、
神戸:2005年9月、120億
九州:2006年1月、14億
大阪:2006年3月、61.5億
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計:195.5億
の投資はすごいなと思います。

※尚、償却対象には土地は含まれません。

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