連日、<*手続不要*>という冠がついた「臨時支度金の5億8500万をお支払い致します。」というメールが届いています。手続不要だったら、何もしなくても手に入るはずなのに、メール本文には URL が貼られています。「手続不要ちゃうんかい」と、メールが届くたびに突っ込むのに疲れました。それにしても、いったいなんの支度金なんでしょうか。このあと、なにかやらされるんでしょうか。いずれにしても、イデオロギー的に、不労所得をいただくわけにはまいりません。
6月10日(火)『夢売るふたり』
観たことがあって、面白かった記憶があるので、無料配信されているのを40分くらい観ました。例によってほとんど覚えてなくて、えー、こんな展開になるんだっけ、と思いました。ラクダに似た俳優が夫を風呂で問い詰めるシーンが面白かったのは覚えていましたが、そこはやっぱり面白かった。しかしそれ以降は、かなりムカムカします。以前観たときもこんなにムカついたのだろうかと、記憶が定かではありませんが、ひょっとするとむかしはもう少し寛大だったのかもしれません。じじいになると、誠実性を踏みにじる者が許せなくなるとか、あらあらこれじゃあ意識哲学だわ。
6月11日(水)悩ましい
花粉症の薬をやめると途端に鼻水が出始めるのは、これはひょっとして禁断症状なんだろうか。だから仕方なく服用を再開するのだけれど、これって完全に依存していることになるのではないか。マスクをつけている国会議員はごく少数で、そのうちのひとりが太郎らしいということを知って以来、マスクを外すようにしていたら、これまた鼻水がやってくる。もうおとなしく薬を続け、マスクも外さなければいいのか。しかし依存と太郎はお断りしたいところだし…。
6月12日(木)そのまま暴力
わんわん男2人組が入れ墨をした女性に足払いして、さらに髪をつかんでいる動画が「おすすめ」でまわってきました。なぜ「おすすめ」されたのかはわかりませんが、その動画にぶらさがっているコメントの多くがクズばっかで、さす九どころかさすポンニチです。拳銃を所持しバックに国家が控えているわんわん男2人組なんて、それだけで暴力以外の何ものでもないのに、なんでそんなやつらの肩をもつコメントをわざわざ書き込めるのでしょうか。石原の支持者は石原がもっとも切りたがっている者たちだと、かつて言われていましたが、体制をどっこいしょしているそいつらって、事があれば真っ先に切られちゃうというのに。
6月21日(土)片づかない
あんなことやこんなことで忙しく、しかしまだそんなことやそんなことが残っているのだけれど、いつの間にやら30℃を超えるような日々が始まってしまったので、溶けてしまわないうちに何か書いておかないといけないと思った。いや、別に溶けるわけはないだろうし、何か書いておかないといけないなどという論理的必然性もどこにもないだろう。そんなわけで、阪ちんが弱すぎて無駄に時間を過ごすことがないというのに、ちっともいろんなことが片づかない。
6月22日(日)よくわからない
相変わらず、みんなが自分らしく生きられるようにうんぬんかんぬん言う人たちが後を絶たず、それ本気で言ってますかと思わずにはいられない。みんなが自分らしく生きようとしたりしたらどんだけ大変な状況になるか、とか考えないんだろうか。世界がひどい状況なのは、みんなが押しつけられた自分らしさを生きなくちゃいけなくなってるからで、「ホントの自分」を生きれば、みんなハッピーだと、そういうことなんだろうか。そもそも自分らしさなんてものを笑って見せたポストモダンはどうなったんだろう。
6月23日(月)正義に反する
アメリカがイランの核施設を爆撃した。テレビも新聞もないから知らないだけで、実はもっと大騒ぎになっているのかもしれないけれど、ネットではどっかのアホの政党の都議選候補者42人全員が落選とか、どっかのコンプラ違反のやつの話とかが多く、中にはフェイクニュースだと言ってる記事があって、ひょっとするとホントにフェイクニュースなんじゃないかと思ったほど。どうして世界中で反対声明や反対運動が起きないのか。さっき見たヤホーの見出しは、「米によるイラン攻撃 物価影響懸念」だよ。イランの人たちの被ばくの懸念じゃないのかよ。ドイツのニュースの見出しは、「イギリス外相がイランに警告」だけど、警告はアメリカに出せよ。アホなのか。
6月24日(火)バカ丸出し
どっかのクソ作家があそこの知事をくさして、そんなに蟹が好きなら知事を辞めて蟹工船に乗れやとかいう話をしたったと、自慢げにポストしているのですが、そのしたった話はどっかの政党関係者がご高説を垂れる催しの一環で行われたようで、その政党関係者がうれし気に一緒に写真に納まっていたり、好意的に引用リポしたりしていて、おまえらひょっとしたら小林多喜二すら知らないのかもしれんなと、クソ作家とバカ政治家たちにムカついてしまいました。もう、消え去ってくれていい。
6月25日(水)いまだに
いまだに「エロは反権力」などと大真面目に言ってる人がいて、ある意味では衝撃的だ。まさか、エロは権力による法を侵犯するのだから反権力だ、とか考えているんじゃないでしょうね。まさかね。もしそんなふうに考えているのだとしたら、全力で痴漢を擁護していただく必要があるでしょう。あの人たちは国家暴力による被害者であり、あの人たちこそ、反権力であるとかなんとか。そんなわけで、皇国屋が絡むエロこそ、暴力以外の何ものでもない。もっとも、皇国屋が絡めばエロだけではなく、なんだって暴力ではあるが。クソが。
6月26日(木)どうせ
「エロは豊かな人生の喜び」だそうです。いまどき、男子中学生ですら、そんなアホなことは言わないだろうし、そういうことを公言しているおっさんをきっとバカにするだろう。しかもこのおっさんにとってのエロは、どうせミソジニー丸出し、性加害全開の代物だろう。だけど「反権力」とかほざいちゃうわけで、きっと子どもをもつ権利がうんたらこうたら寝言を言うに違いない。一瞬でも、その「喜び」の犠牲になってる人がいるかもしれないとか、まあ考えないわな。
6月27日(金)法務省による殺人
本日、約3年ぶりに国家による殺人が行われました。「法務省は…死刑を執行しました」という記事を見て、最初は読み間違えたのかと思いましたが、読み間違いではなく、じゃあ記事の文が間違っているのかと思ったのですが、他の箇所でも「執行しました」の主語は「法務省」になっていて、どうやら法務省が執行したという言い回しで合っているようです。まあ、国家が殺人を行っているのだから、法務省が人殺しを行ったっておかしくはないのですかね。検察によれば、「非人間的な犯行」だそうですが、少なくとも非人間的な行為の責任を人間が負うのは不可能ではないのかと、思わなくもありません。
6月28日(土)鼻水がとまらない
もう大丈夫かとマスクをやめ、アレグラをやめると、途端に鼻水が出てくる。しかしそれはマスクをやめたせいなのか、アレグラをやめたせいなのか、どっちも関係ないのか、もうわけがわからない。鼻水が出ると、眠るのが難しくなり、それがもっとも不快だ。起きているときに鼻水が知らぬ間に垂れてきても、ただのはなたれじじいですむけれど、眠れないのはよろしくない。そういえば、鼻水がとまらないという歌がかつてあったような気がする。あなたに彼女を紹介したことを今も悔やんでいるとかなんとかいう話だったような。
6月29日(日)まあ、わかんないですけど
国家による殺人をめぐって、「人の心の痛みがわからない者に限って死刑廃止を訴えます」とかなんとかいう文字列を見てしまいました。かりに、死刑廃止を訴える者が人の心の痛みがわからない者だとしたら、それがどうしたと言うのでしょうか。150万歩譲って、人の痛みのわかる者は死刑廃止なんて訴えないとしても、それがどうしたと言うのでしょう。人の痛みがわかるとかわからないとかいうことと、刑罰を肯定するとか否定するとかいうこととは、まったくなんら関係のないことです。こんなところにむりくり結びつきをもってきてしまう人が、遺族感情がどうのこうのと言ってしまうわけですが、およそ刑罰はだれかの感情をどうこうするために設定されているわけではありません。
6月30日(月)毎○新聞
日本人の男がラオスで児童買春を行っていることが疑われるSNSでの投稿が相次ぎ、現地在住の日本人女性が「あまりにも目に余る」として、児童買春撲滅を求める署名を大使館に提出したという報道を、ある新聞社が行っています。あれ、その新聞社って、SWIW論肯定派じゃなかったでしたっけ。おまけに、子どもの自己決定をいたく尊重なさる新聞社だったような気もします。だったら、その新聞社は、とっても当該日本人の男を批判などできないでしょう。むしろ肯定して見せろよと言いたいくらいです。
7月1日(火)首尾一貫してセクシズム
ある女性のフィギュアスケートの選手について、彼氏を作って女にならなきゃダメだといったような飲み屋のおっさん達が言いそうなセクシズム丸出しのツイートをやらかしたバカ芸人が、参院選に出馬するそうです。非武装中立を唱える、少なくともかつては唱えていたその政党には、投票したこともありましたが、ある事柄に関して不安を表明する女性に対して「おまえの不安と向き合え」と言ってのけた副党首にはいまではブロックされている状況で、まあその政党からセクシズム丸出しバカ男が出馬するのは首尾一貫していて麗しいかぎりです。
7月2日(水)詭弁
ラオスで児童買春を行っている疑いのあるSNSだが、要約すれば、自分が買ってやっているから生活ができるんだぞ、という大昔から言い古されてきた人身売買を肯定する言い草。かつては、東南アジアや韓国へ買春ツアーに行ったおっさんたちがそう言ったもので、世代が変われば変わるのではないかと思ったものだが、なにも変っていないことがよくわかる。買われる子どもは、よく考えて行動に移しているのであり、その考えを尊重しなければいけないのだそうだ。この手の詭弁を、SWIW論を肯定し子どもの主体性を尊重する人たちは、けっして批判できないだろう。
7月3日(木)待ってますよ
そう言えば、SWIW論を肯定しつつ、でも自分は向いてないからやらなかったとかおっしゃった方がいましたが、その方のロジックに従えば、ラオスで買われた児童は、セックスワークに向いていたということになります。その方には、ぜひ、ラオスで買われた児童たちはセックスワークに向いていた、とおっしゃって欲しい。なんならそのご仁のご高説をありがたがって、講演会もどきをやらかしていた突撃隊のみなさんが、代わりにそうおっしゃってください。
7月7日(月)まるで現実じゃない
金曜はゼミ発表がダブルヘッダーで土曜は超久しぶりに handai metaphysica 特別講演会、そして昨日は家族サーヴィスとしてあんなことやこんなことをしないといけない日曜で、多忙を極めてしまいました。ダブルヘッダーのゼミ発表はいずれも興味深いものだったし、特別講演会はいまどきヘーゲルの『法哲学』の話が聴けるという僥倖に恵まれるものだったし、ハイキングとBBQと楽し気な語らいはまるで現実じゃありませんでした。まだまだ締切のある業務が山のように残っていて、とても織姫様に会いに行ってる時間はありませんが、いずれにしても王制には反対なので、会う必要もありません。
7月8日(火)これも「さす九」か
あれほど「私の勤務先」の方針を絶賛する靴ペロ教員ともなると、もはや共感性羞恥を超えていっそ清々しさすら味わえそうなくらいですが、言うまでもなくそんなものは味わいません。疑問を掲げられるとソッコーでポストを削除するなんて、いったいどこまで「私の勤務先」と心中するつもりだったのか、あやしくもなりますが、しかし「〇〇先生がそう言ったから」と自己のふるまいを正当化して見せるやり方からは、やはり靴ペロメンタリティは堅持なさっていることがよくわかります。
7月9日(水)あれ「研究」なんだ
この靴ペロ先生、そんなに目くじら立ててぎゃあすか言うことかということで「研究不正だー」と騒ぎ、若手の研究者に謝らせた「実績」のある人ですね。背後にいた偉いセンセに対する追及はやめてしまうところにも、靴ペロメンタリティは健在でした。あるクソ論文を絶賛したことでも知られています。
7月10日(木)ナラティヴなら「本物」
あるクソ論文というのは、風俗産業で働く知的障がい者女性たちに聞き取りをやらかし、性産業は彼女たちが主体的な行動を発揮しやすい場所だと結論するバカ論文のことです。どうせナラティヴならなんだって「本物」だと即断し、主体性の意味なんて哲学的に考えたことなどまったくない、それでも1本は1本という業績の数になってしまうような代物ですが(「読んでから言え」って? 読んでから言われたらもう逃げ道ないよ?)、それを無反省に「面白かった」とお書きになってるわけです。主体性はどのような条件を満たすことによって確立されていると言えるのか、たとえばヘーゲルに言及して論じてみてくださいよ。
7月11日(金)「駄文」「駄論」
なんと、読んだ方のポストによれば、「駄文」「駄論」だそうです。まあそうでしょう。驚くべきことに、当事者への聞き取りは2人だけだそうです。世の中には、「1、2、いっぱい」って数える人がいることは知っていましたが、「駄文」「駄論」の書き手ともなると、「1」の次がすでに「いっぱい」なんでしょう。これなら、メロンパン1個食べて死んだ人がいっぱいいるかもしれないな。いずれにしても、その「駄文」「駄論」を「十分すごい」と言ってしまえる大学当局の代弁者は「十分すごい」。ああ、この方、面接試験である種の人たちを見極めて落とすと書かれていましたが、こんなに明白に差別します宣言しちゃってもお咎めがないのは、当局の代弁者だからなんでしょうかね。
7月12日(土)さーすが
加害者が男の場合、加害者を透明にしてしまう「男消し構文」がメディアにおいて用いられるのを取りあげて、いい仕事したったーと悦に入っている朝日新聞は、「男消し構文」の命名者の女性には一切ふれることがなく、ひとひねりいれた「男消し構文」を用いているところが、さーすが大新聞ですねー。
7月13日(日)脳みそわいとんか的案件
この大新聞の天声人語では、そもそも自社のコラムを天声やら人語やらと呼ぶメンタリティが脳みそわいとんか的案件なんですが、ある判決に関連して、「デリヘルは風営法で営業を認められている」と書かれています。ほほう、営業を認められていることそれ自体を問う視点は皆無ということなんですか。そうですか。なるほど、ある研究者によって「性風俗利用者の意見を内面化し、あるいは代弁するもの」と断罪されるのも無理はありません。「性風俗利用者として(あるいはその代弁者として)、判決に対する怒りにまかせて書かれたことも感じ取れるものになってい」ると。
7月14日(月)何言ってんだかわかんねーぞ
「どうか茅ケ崎のみなさん、政治に無関心であるということは、無関心のままでいられると思います」と演説された何とか省の大臣がいるんですが、この演説を朝聞いて、言葉の意味を考えていたら夜になってしまった、とポストされている方がいました。この大臣、自分が所属している政党に関して、他の政党よりも「少なくとも、まだマシです」と言った人でもあって、まあ笑えることは笑えるんですが、しかしこういうわけのわからない発言は、それでもひとつひとつ批判していくべきなんじゃないかと思っています。なんちゃら語法とかって命名して、また言ってるよですましているうちに、父が郵政をつぶしたように、息子が農政をつぶしてしまうかもしれないからです。
7月15日(火)農薬ぶっかけ
農政のことを習熟しているわけではありませんが、かつてアメリカからの農産物の輸入自由化が問題となったとき、あるカント学者が自由化に賛成して、こちらの甘え切った農政は解体された方がいいとおっしゃったので、まあ、そのときも農薬ぶっかけのグレープフルーツとか嫌だとは言ったのですが、そのとき以来、農政は解体されない方がいいのだろうと確信しました。自律を重んじるカント学者が競争神話と親和的であることはある意味ではおかしなことではありますが、しかし自律なんてしょせんはそういうものだと考えれば、辻褄は合っています。
7月16日(水)期日前投票
期日前投票へ。毎回期日前投票に行けるんだったら、当日だって行けるんじゃねーのかよ。そのとーり。あれ、「いらっしゃいませ」とは言わないまでも、「お疲れさまです」とかおっしゃっていただくの、なんだかなぁです。権利を行使しているだけですからね。「候補者の氏名をお書きください」とか「候補者の氏名または政党名をお書きください」とかって、用紙を渡されるときに言われるのですが、用紙を折りたたんで投票箱へ入れるだけの人もいるんですよ、とか思ったけど、今年の誓いは、「これ以上めんどくさいやつだと思われないこと」だったので、おとなしく用紙をもらって書き書きスペースに向かって、折りたたんで、投票箱へ入れました。ぐっじょ。
7月17日(木)ろくでもない
左翼ポピュリストとされる元号党代表が国会でしゃべってる映像が「おすすめ」で流れてきて、ゲロ吐きそうになります。ポピュリストであることに間違いはありませんが、元号を使って平気な顔をしているんですから、左翼であるはずがありません。その映像では、戦争に行かない国会議員が戦争できる法律を作ろうとしていることに若者たちが怒っていると、さも若者の声を聞いてきたかのように悦に入ってしゃべっています。「もしも有事の際には真っ先に最前線へ行きます」と政治家が言ってくれるなら、まだ許せるかもしれないと、若い人々は言うそうです。そんなことを言う若者がいたら、反戦を貫けよ、と説教垂れないでどうするんですかね。そしてそんなことを言う政治家がいたら、まずは罷免を求めるべきです。
7月18日(金)『4デイズ』
無料配信されているので見ました。最初は拷問者であるサミュエル・L・ジャクソンが悪いやつに見えるけれども、次第次第にそうでもなくなるように作られているのかと思いましたが、そうでもありませんでした。ただ、容疑者を拷問することには黙ってた連中が、容疑者の妻についてはかなり懐疑的になり、容疑者のこどもたちを拷問するとなると途端に善人のようになるところが、なんだかなぁでした。どうしてこどもたちの拷問はいけなくて、容疑者本人ならいいのか。そんなわけで、容疑者本人に対する拷問はオッケーだっていうプロパガンダ映画だと思いました。
7月19日(土)たんに滅べばいい
どっかの元高校野球監督とかいうのが、別の高校へ行ってそこの球児たちに、自分が監督をしていた頃は毎日腹筋2000回して、それから練習が始まっていたと言い、主将に「どう思う?」と訊いて、主将が「勝てないです」と答えるとうれしそうにしているわけですが、まあアホですね。人ができないようなことをしないと絶対に人の上には立てないと、おっしゃっていますが、殺人だってなかなか人ができないことだし、そもそも人の上に立つことがいいことだなんて、高校生に教え込むことそれ自体が不正だとか、まあ、わからないでしょう。たんに滅べばいい。
7月20日(日)誤配送
朝、まだ出勤する前に宅配が「ピンポ〜ン」と鳴らし、いつもは出ないのだけれど、魔がさして出てしまい、配達物を受け取ってすぐに誤配送だと気がついて、まだ下にいるだろうと大急ぎで玄関を出て軽トラの横で待ってブツを渡してあげた私はバカでした。さて、なぜでしょう。そのとーり。鍵をもたずに飛び出してしまったので、中へ入れなくなってしまったのでした。誤配送してきたおっさんはさっさと立ち去ってしまい、日曜なのでみなさんお出かけにはならず、もうこのまま一生外で暮らすのかと絶望的な気分になりました。
7月21日(月)どうもすみませんでした
古くは、自転車に乗ることができるだけで選挙カーの中では性暴力を働いていたやつとか、「小さなことからコツコツとー」と言いながら首班指名で中曽根に投票したやつとか、雨合羽を送らせて市役所ロビーを占拠した挙句に公立中学に引き取りに来させたやつとか、イソジンの宣伝マンとかのせいで、都民に対して引け目を感じてきました。いや、都民だって差別主義者やセクハラヤロー、「ファースト」を選出してきたんですけどね。そして今回こそ、都民を嗤ってやろうと思っていたら、ぬぁんと大阪はそういうことですか…。どうもすみませんでした。
7月22日(火)太郎にはろくなやつがいない
なんちゃらミクスとか言ってわざわざ円安を作り出したようなやつがいて、そいつが「最長」に行政府の長だったとき副総理だかなんだかだったやつは、とうぜんこの状況を作り出した主犯格であるはずなのに、なんでこんなやつがエラソーな顔をして、ここ何人かの行政府の長の中ではもっともまともに答弁している者(おまけに猫好き)に退陣要求できるのか、さっぱりわからない。まずおまえこそがさっさと公衆の面前から消えるべきだろう。なぜマスコミはこいつに対して「どの面さげて出てきたんですか」と問わないんだ。
7月23日(水)選民の党
そんなに蟹が好きなら蟹工船に乗ったらいいと、クソつまらないどころか『蟹工船』すら知らないアホなんじゃないかと思わせる『蟹工船』の著者が関係していた党の支持者である自称作家とやらがいます。そのアホが今度は、日本全国が文京区になればいいと考えているようです。文京区は、所得水準が全国でも10位以内、ホワイトカラー率は1位だそうですが、なるほどその党はもはや選民の党になったということですか。たしかに貧困にあえぐ人はなくすことができるかもしれませんね。ふーん。
7月24日(木)なんと…
どういうわけか、『黒猫のタンゴ』を歌った人のことをここ何週間かときどきふと思い出し、たしか大ヒットしている最中に受けたインタヴューかなにかを読んで、「へー、同じ学年なのか。ずいぶん違うなぁ」と思ったものだ、と思っていました。小学校1年生とかそのくらいなのに、相手はしっかりと受け答えもできる人で、それに比べて自分はなんと取るに足りないか、と思ったのでした。昨日、亡くなったみたいです。
7月25日(金)そして実名報道
売春防止法違反容疑で女性が逮捕されました。TBSは、被害に遭った人の視点から報道したらしいのですが(なぜか、削除されています)、その「被害」というのが、「払ったのにできなかったこと」なんですよ。なるほど、SWIW的に言えば、金銭の授受があったんだったら、ちゃんと売るものを売れよ、ということなんでしょう。そういう意味で、被害に遭った人の視点から報道したのであれば、削除なんかしないで何度も見せてくださいよ。
7月26日(土)不正に不正を重ねる
アルゼンチン、どうなってるんでしょうか。国営の水道を民営化すると発表したそうです。そしてその水道をお任せされ、主な受益者となるのがイスラエル国営企業だそうで、不正に不正が重ねられています。不正かける不正は正義、なんてことになるわけがなく、不正プラス不正なんだから、不正が増えるばかりです。私はけっしてネーション主義者ではありませんが、ある意味では国家主義者であり、水道光熱は公共体である国家が保障すべきだと考えています。もちろん国家に代わって国家と同じような機能を果たす組織が創出されるのであれば、国家主義者をやめますが、少なくとも目下の状況において、国家に代わるような組織は存在しないと思っています。
7月27日(日)く〇たの話
買ったのにシャワー浴びてる間に逃げられて売ってもらえなかったと言うやつは逮捕されず、代金を受け取ったけれども売らなかった側が逮捕されるということを正当化するのが、言うまでもなくSWIW論だろう。ということは、自分は向いてないからその仕事に就かなかったと言いながらSWIW論を肯定するなんちゃらって人だって、買ったのに売ってもらえなかったやつが逮捕されず、売らなかった側が逮捕されることも、当然肯定しなきゃいけません。
7月28日(月)く〇たの話 2
SWIWが法的に妥当しているドイツで、「もう限界です」とその仕事を辞めようとして地元の相談センターへ行った女性が、「何が問題なの?ちゃんとした仕事でしょ?じゃあもう職場(売春宿)に行くのをやめればいいじゃない」と言われた、という話がある、というポストを見ました。SWIWが法的に妥当しているなら、その仕事も自由に選択したと考えられて、嫌ならやめればいい、と言われるだけだということなんでしょう。SWIW論そのものが不正だとか、考えもしないく〇ただったら、「向いてなかったんだね」と言うだけでしょう。バカなカント学者じゃないんだから、少しは構造とか考えたらどうなんだ。
7月29日(火)そんなことができるんだ!
21世紀にもなって、「女は論理的な判断ができなくて感情で判断する」とか言うやつがいるそうです。そいつによれば、これは「差別とか偏見ではなくて医学的、生物学的な話」だそうです。「感情で判断」できたら、むしろびっくり人間大集合に出られるくらいだと思っていますが、それはともかく、こんなふうにおっしゃる方がどのような論理的判断を下されて、このようにおっしゃっているのか、ちょっぴり知りたいところです。いや、別に知りたくないか。
7月30日(水)研究者が天職だってよ
買う側を処罰できるように法制化すべきだという声に対して、研究者が自分の天職だと思ってるとかすっとぼけたことを言うろくでもない人が、そんなことをすれば売る側はより貧困になるし暴力にさらされるしろくなことはないとかで、立法化を「本当に」阻止したいと思っているそうです。こんなところに「本当に」をいくつ重ねても、なんの意味もないことくらい研究者が天職だと思うくらいなら知ってるかと思ったけど、まあご存じないのでしょう。買う側を処罰したら売る側がますます貧困になるのであれば、そこに構造的な問題があることは明白であり、研究者が天職ならその問題こそを指摘すべきであるのに、買う側を擁護して、いったい何がしたいんだろう。
7月31日(木)研究者が天職だってよ 2
当然だけれど、かなり批判されているから、「私が間違っていました、ごめんなさい」とかってポストがあるかと思いましたが、まあ、あるわけがないですね。それどころか、懲りずにいけしゃあしゃあと駄文を垂れ流しているようで、つくづく研究者を天職だと考えるような人ってたんに厚顔無恥で図太いだけだって何度目になるかわからない確認ができました。なんか、公立大学で職に就いていることにご不満のご様子なので、さっさとお辞めになればいいのになぁと思いましたね。
8月1日(金)研天よ 3
この手の人は、おしなべて文献よりもナラティヴが重要だと感じるタイプで、たった2人のインタヴューを元に書かれた学生のレポートでも70点くらいにしかならない論文をいたくお褒めになっていました。しかしナラティヴを元に感想文を書くのがいかに恣意的かということを、はからずも一連のポストでゲロってしまっています。自分の思うとおりに相手が反応してくれなくても、エスパー並みに相手の「意」を汲んじゃうので、簡単に作文ができてしまうというわけです。それって、最高級に相手をバカにしていることになるわけですが、それは見事に文体にも表れていて、そういう意味では首尾一貫しています。
8月2日(土)類友
研究職を天職だと思っちゃってるこの方に呼応するように、性的逸脱を呼びかける大学関係者が登場しちゃいました。性的逸脱は家父長制の解体につながりうるのだそうです。へー、家父長制ってそんなに脆弱だったんですかー、って驚きしかないです。うそ。この手の人たちのボキャブラリーって、ほとんどアーペル並みに少なくて、罵倒する言葉は、家父長制、宗教右派、なんちゃらヘイターに尽きるくらいです。
8月3日(日)哲学史研究
性的逸脱はたんなる流行なんかじゃなくって実存だそうですが、前の世紀の後半部分とか、まるっとなかった感じなんでしょうか。アーペルはすでに70年代初頭に、科学万能主義と実存主義のイデオロギー的補完作用を指摘していて、究極的根拠づけとか言わなきゃきわめて鋭い時代診断ができる人なのに、とちょっぴり残念なところがあります。そんなわけで、バカを繰り返さないために、やっぱり哲学史研究は重要です。
8月4日(月)逃走できない
これって、結局のところ、「ホントのわたし」とか「わたしらしさ」とか、ポストモダンがせっかく冷や水を浴びせたやつを取り戻そうって話に過ぎないのではないでしょうか。あるいはひょっとして、「何者かであれ」って強要から逃走しているつもりなんでしょうか。しかしちっとも逃走できていません。そもそも逃走なんてできないし、逃走を呼びかけたやつ自身が、舌出してますよ。
8月5日(火)イラッ
あ〜ダメだわ、めっちゃ偏狭だわ。むかしから、言葉遣いとかがやたら気になるようになると、それはすでにじじいの徴だったわけですが、でももっと若い頃から半疑問とかを耳にするとイラッとしていたので、年齢は関係ないと思いつつ、いやいやたんに半疑問=イラッの時点でじじいだったってだけのこととも言えるだろうとも思いました。最近、半疑問に代わってイラつくのが「であるとか」「であるとか」「であるとか」、「思っていて」「思っていて」「思っていて」、極めつけが「何だろう」。自分でしゃべりながら「何だろう」とか言われても、「知らねぇーよ」としか言えないわ。
8月6日(水)イラッ 2
「思っていて」にイラッとするのは、自分が思っているにもかかわらず、思っていると言ったら責任を取らされるという浅知恵を働かせて、観察文の装いをこらしているところです。思っているのは「あの人」です、私にはそう見えています、といった具合です。そういう意味では、方向性は逆になりますが、「ぼくの中では」と同じです。ぼくの中の話なんだから、ほっといてくれ、といった具合です。そして半疑問もそうでしょうか。突っ込まれたら、だから訊いてるじゃないか、と言うのでしょう。
8月7日(木)炎は燃えるのか?
今日は曇りがちで、30℃ちょっとしかなくて、もうほとんど風邪引きそうでした。6月からいきなり夏が始まったように、8月上旬にしていきなり終わってしまうのでしょうか。まだ夏休みも始まっていないというのに…。こんなことでは毎年のマストであるキャンプファイアーと海水浴と避暑地の出来事がないままではないですか。これはゆゆしきあるまじき状況です。ところで「も〜えろよ、もえろ〜よ」って、炎は燃えるのでしょうか?
8月8日(金)ろくでもない
暴力事件を告発されているにもかかわらず、TBSのデジタル版の記事の見出しなんて、「悲願の夏制覇」ですよ。記事そのものを読んでも、暴力の「ぼ」の字も出てきません。主催の新聞社がろくでもないことはすでに知れ渡っていますが、改めて、ろくでもないです。高校を紹介するときに、3月に厳重注意を受けたと知らせるNHKの方がはるかにまともです。そしてもっともまともなのは、言うまでもなく、握手を拒否した高校生3人です。高野連のじいさんや朝日のやつらは、あれを見て自分たちの誤りに気がつかないのでしょうか。とっとと崩れ落ちたらどうなんだ。
8月9日(土)本質主義的に害
球界のご意見番とやらの93のじじいが登場してなにやら寝言をむにゃむにゃ言ってるようです。グランド外のことをグランドに持ち込むなとやらで、握手を拒否した高校生3人たちを非難しています。ほほう。あんたは監督時代にやれ玄米を食えだのなんだのグランド外のことをさんざんグランドに持ち込んでたよな。自分のしたことはオッケーか。自分だけはオッケーか。老害以外のなにものでもないと思ったけど、老いる前から害でしかなかったから、ほとんど本質主義的に害だな。
8月10日(日)がんばれ、球界の盟主
球界のご意見番、「辞退などすべきじゃない」と騒いでいるだろうか。せめて高野連あたりに「認めてはいけない」と申入れくらいしてほしいものだ。主催の新聞社はこれまでだんまりだったことをなにか弁明しているだろうか。予想だが、きっと直接手を下したわけではないチームメート擁護に走るだろう。そんなことより、自分たちの責任について考えたらどうなんだ、と思うが、まあ、この人たちは侵略戦争のプロパガンダだったことすら反省しているようには見えないので、きっと定番の「こんなことくらいで」がさく裂することだろう。
8月11日(月)完全な自由
野球部なんだからそれくらいのことはある、などとわけ知り顔で言ってるやつは同罪だ。不正があることを知っていて、黙認しているわけだから。元プロ野球選手たちのツベを見ていて何が嫌と言って、自分たちの高校生や大学生、あるいはプロ野球選手時代の暴力沙汰を面白おかしく言いっこしているのを見せられることに勝るものはない。とりわけ大阪のかつての強豪校の話はクソ過ぎて、だからそこの出身選手たちはおしなべて嫌いだ。「そういう時代だったんです」って、なに、高校球児が法の外にいる時代があったんですか、と尋ねたい。
8月12日(火)1001
あの駿河台の大学とか。そこ出身でクリーン・エネルギーとかいって関西電力の原発のCMに出ていた男1001とか。福島での人災後、桃太郎侍とともにその過去を封印した男1001とか。なにが鉄拳制裁だ。ただの暴力じゃないですか。「でも、ほんとは心の優しい人で」とかって、暴力ネタで笑いをとった後につけ加えるのが定番で、だからなんなんだ。「ほんとは心の優しい人」なら何しても許されるのかよ。この世界は、法治主義じゃなくて人治主義なのか。だから「平和とは一切の敵意が終わること」などとふざけたことを言えるのか。バカカント屋めが。