2013年
1月1日(火)ファーストデイLS

 今日はただのレイトショーではありませんでした。チケット購入の際に、レイトショーがないなぁと思っていたら、「ファーストデイLS」なんて名前になってました。月の最初の日のレイトショーだそうです。しかしよく見てみると、月の最初の日は、通常回もレイトショーも同じ値段なんです。なんだか損して暴れたくなる気分。そんな気分のまま、反社会的な『悪の教典』を観てしまい、もう、映画館を出ると同時に逮捕されるんじゃないかって感じでした。それにしても、サイコパスが殺しながらダジャレ言ったりするんですかねぇ。



1月2日(水)承前

 美術の教師がゲイで、体育の教師がヘテロのセクハラっていうのは、あまりにもありがちですが、体育の教師がそんなに鼻がよいのは知りませんでした。もっとも、名前がちょっと…。まあ、人名と地名は無関係ですけどね。ところで、英語の教師があれなのは、『高校教師』と同じですね。



1月3日(木)た〜か〜の〜つ〜め

 鷹の爪団のアニメがつべに流れているのを初めて知りました。いままで知らなかったとは、なんたる不覚。こうなったらもう、反省のため、1月はずっと自宅待機したいくらいです(「自宅警備」という言い方もあるようですが、「警備」はイデオロギー的にあれなので「待機」にしておきます)。それにしても、総統があんなにしょぼいオヤジだとは…。



1月4日(金)恐るべし、鷹の爪団

 しかしその総統によれば、鷹の爪団が目指す世界征服の意味とは、くだらない国境をなくしたり、格差をなくしたりすることにあります。ううう、恐るべし、鷹の爪団。永遠平和とか言っておきながら、中途半端に現実主義的で、国境を認めたりするケーニヒスベルクのじいさんなんかよりも、はるかにラディカルじゃないですか。常備軍はすでにもってないし…。



1月5日(土)やっぱ圧勝事故か

 今朝はそこらじゅうで一番の冷え込みだったそうで、氷点下30℃になったところもあるというニュースを流していました。氷点下30℃になったところと同じ地帯に住む人がインタヴューされていて、「こんなことでへこたれていてはいけません」とおっしゃっていました。そこで映像は切れてしまいましたが、「じゃあ、あんたはいったいどんなことにへこたれるんだい?」とインタヴュアーは訊いてくれたでしょうか。そこんところが、みんなのもっとも知りたいところだと思うのですが…。いや、まあ、どうでもいいか。



1月6日(日)あ〜あ

 あ〜あ、終わってしまいました。明日からは通常営業です。振休とった日も働いちゃったので、そんな罪深いことをした以上、ちゃんと罰せられる必要があると思います。そんなわけで、1月はずっと自宅謹慎したいです。



1月7日(月)演出台無し

 朝、猪名川の河川敷に、赤いのが集まっていました。何とか式というやつなんだろうと思っていたら、堤防で、火のついたタバコがポイ捨てされているのを発見してしまいました。これはたんなる偶然なんでしょうか。それとも何かの演出でしょうか。演出だとしたらごめんなさい、防火とか防災とか防犯とかには目のない風紀委員の私が踏み消してしまいました(←言うまでもなく、突っ込みどころですから。念のため)。



1月8日(火)箱物はやめましょうよ、いい加減

 性懲りもなく、東京様へ○○を招致とか、考えている人たちがいるそうです。しかも震災からの復興をだしにして。○○は、建前上、都市が開催することになってるわけで、たしかに東京様は被災地にある原発の恩恵は受けてきたかもしれないですが、ただそれだけの関係じゃないんでしょうか。一緒になって被爆してくれるんでしょうか。テリーなんとかとは違って、森永なんとかはもうちょっとましなバ×だと思ってましたが、やっぱ単純なバ×だったんですね。



1月9日(水)筋バとオカルト

 バスケットボールは結構頭を使いそうだし、ジャンプ力とかはどうにもならないところがありそうだから、体罰したところでプレーがよくなったりはしないだろうと思っていました。いや、少なくとも指導者は、その程度の合理性は備えているだろうという偏見を持っていました。この合理性だって、プレーがよくなるとすれば体罰だって肯定するというバカ合理性を排除できないものではありますが、しかしこの程度の合理性さえ持ち合わせていないとは…。にもかかわらず、その件について賛否両論があるそうで、賛成する人たちっていうのは、きっと気持ちでホームランが打てちゃったりする人なんでしょう。それはオカルトって言うんですけどね。



1月10日(木)○んじゃえ

 授業中に正義とかを語ってみせる人にかぎって、自分のしたくない仕事はしないという態度をとり、人に押しつける。あなたの言ってることはこんなにおかしいでしょ、ということを何の捻りもなくそのまま伝えれば、平気で前言を翻してウソをつく。もうサイテーですよ、こんな人たちは。もちろん具体的にはその人たちのことを言ってるんです。実名を挙げたいくらいです。



1月11日(金)ほくろ男

 体罰が悪いなんてことは自明なわけで、それをわざわざほくろ男にしゃべってもらってありがたがるなんていうのは、実にとんでも状況だと思うのですが、しかしこうした言い方は、きっと傲慢なのでしょう。体罰が悪いことを自明だと思わない人もいるわけで(それって「人」なんですか、って言いたいところですが、いろいろあるので言わないことにします)、そういう人たちに届くような言葉を語ることこそが重要なのであって、それを「自明」の一言で片づけるところがお前のダメなところだ、というわけです。はい、反省のため、1月の残りは自宅待機したいところです。



1月12日(土)ほくろ男 2

 しかしそのほくろ男は、早稲田大学に進学すると公言しておきながら、諸悪の根源のあの球団と裏取引きの末、ドラフト指名によってまんまと入団したようなヤツなんですよ。みなさんお忘れですか。



1月13日(日)だからさぁ

 タウン誌のようなものに、地元の少年野球チームの記事が出ていて、寸暇を惜しみつつ読んだところ、「野球を通して、あきらめない気持ち、自分に負けない気持ちを学んで欲しい」とありました。うー、あきらめちゃいけないんすかねぇ。むしろ学ぶべきことは、どのようにしてあきらめるか、じゃないのでしょうか。大人になるまでにいろんなことをあきらめていくわけですから、あきらめることそれ自体が悪いわけじゃなくて、あきらめとどんな風にうまくつきあっていけるかを学ぶべきだと思うのですが…。



1月14日(月)はいはい

 「大人になるまでにいろんなことをあきらめていくわけですから」の部分で、「決めつけだと思いますっ(キリッ)」とか言われそうです。すみません。ええ、いろんなことをあきらめなくてすむ立派な方はよろしいのです。でも、大半はそんなに立派な方じゃなくて(本気を出して言えば、そういうヤツはあきらめたことをごまかしてるか、あるいはホントに気がつかないノー天気なアホだと思う)、にもかかわらず、あきらめることは悪いことなんて刷り込まれたら、大半が苦しみ続けるか、あるいは何が何でも初志を貫徹しようとするか、どっちにしても不幸なことになるしかないじゃないですか。



1月15日(火)きみぃ

 「きみぃ、そういうのは後ろ向きの考え方であって…」と言うような校長には、「ええ、それが何か?」と言っておきましょう。「『野球を通して』がおかしいんじゃね?」という突っ込みには、そのとーり!



1月16日(水)まあ、国家なんですけど

 ミステリを読み始めたのですが、設定では北海道が独立しています。せっかく共和制になったというのに、どういうわけか、何が悲しいか、「日ノ本共和国」を名乗っています。どうしてもっとドラスティックに名称変更しないのでしょうか。やっぱ「それ」が大好きなんでしょうか。



1月17日(木)リッツは寒い

 以前、立命館で働いていたときにお世話になった方の退職記念講義があったので、ほぼ1年ぶりに衣笠キャンパスへ行きました。講義のタイトルは、「1850年代の3つのドイツ教養小説」というもので、文字通り3つの小説が紹介されました。どれも「ドイツ教養小説」というカテゴリーに属しているのに、それぞれまったく趣を異にする点が非常に興味深かったです。それらのうちのひとつは、100人が読みかけても97人は途中で挫折するという、ちょー退屈な代物だそうですが、実は同じ年にフランスでは『悪の華』と『ボヴァリー夫人』が出版されていて…というくだりが、ウケていました。やっぱそうでしょうね。



1月18日(金)生協様

 センター試験前日ということで、授業はお休みでした。道理でガキんちょがいないと思っていたら、きっと休暇をおとりになっているのでしょう、おばさんやおじさんもほとんどいませんでした。会議はありましたけどね。生協様は、あたりまえなんでしょうか、お休みでした。せっかく各食堂で天津マーボーと天津中華をそれぞれ1000人分ずつ注文し、ノートパソコンを100台注文するつもりだったのに、生協様、儲けそこないましたね。…ってつらいわ。



1月19日(土)『カエル少年失踪事件』

 なんか、なんとも言えない暗い映画でした。冒頭の赤いマントが逆にいっそう暗さを引き立てていました。インテリ批判は、たんなるルサンチマンなのか、それともやはりインテリは鼻持ちならないのでしょうか。『殺人の追憶』よりも、はるかに印象的でした。



1月20日(日)『母なる証明』

 2日続けて暗い韓国映画。こういうのって、ハリウッドではまず撮れないだろうと思います。何重にも伏線がはってあって、ミステリとしての面白みがありました。おぉっというパンチラもありました。でも暗い。
                    


1月21日(月)なんなら世界中の悪を背負いましょう

 今日の授業は来週が試験ですが、授業後、「持ち込み可能ですか?」と訊かれてしまいました。そんなわけがないので、「いいえ」と答えましたが、かなり心外そうで、なんだか申し訳ないことをしました。そうなんですよねぇ、善良そうで、持ち込み不可にしてとんでもなく難しい問題を出すなんていけずなことはしなさそうに見えてしまうんですよねぇ、すみません。すべては、誠実そうで穏やかそう、爽やか系で癒し系に見えてしまう私が悪いんです。



1月22日(火)誤謬推理

 今日は朝から雨が降っていましたが、しかしなんだか暖かでした。ひょっとして、私の心が温かいせいかと思いましたが、それならいつも暖かくなるはずですから、どうやら両者は無関係なようです。残念なこと、この上ありません。



1月23日(水)おおごと

 ある会議の報告によると、大学構内のある場所にいる野良猫をかわいがっている市民がいて、大学側と若干のやり取りがあったそうです。今後、要望等が大学に出されることがあれば、改めて協議するとのこと。ううう、これって大丈夫なんでしょうか。おおごとにならないように、みんなこっそり餌やりしてたりしたんだと思うのですが、「要望等」が出た段階で、おおごとになってしまい、大学で野良猫の世話をするなんてことを認めるわけにはいかない、って話になったりしないでしょうか。うー、そんな話にならないように留意していただけないでしょうか、なんてことを教授会で発言するわけにもいかないし…。



1月24日(木)思ってないはず

 ガキんちょ学生の世話をしていることを思えば、野良猫ぐらい構わないじゃん、なんてことはまったく思っていません。かりに思っていたとしても、口に出して言ったりはしません。たぶん。



1月25日(金)教育評論家とか

 問題は、市長が教育に介入することにあるのに、そんなことには一切触れずに、命の重さをわかっていないとかなんとか言ってる教育評論家はクソです。まあ、教育を論じるヤツなんて、そんなもんでしょうけど…。あそこの学校はひのきみに反対する教師が多いから、入試を中止にする、とか言い出してもいいんすか。



1月26日(土)精神科医とか

 精神科医とやらが、盗撮するヤツは実際に地位が高かったりしても、生身の人間として自信がないんだとかおっしゃっていました。生身の人間ってなんすかね。こんな科学的じゃない言葉を使っちゃうけど、きっと生身のご自分には自信満々なんでしょうね。盗撮に無上の喜びを見出すような性的志向(嗜好)の持ち主は、生身の人間として自信がないんですか。じゃあ、生身の人間として自信を持ってる人は、どんな性的志向(嗜好)を持つものなのか、ぜひ教えていただきたいものです。



1月27日(日)盗撮の超越論的演繹は可能か

 盗撮にはうるさいのに監視カメラには寛大って、いったいどういうことなんでしょうか。そういうお前は、監視カメラにはうるさいくせに、盗撮には甘いのか、って言われそうですけど…。「盗撮」は「盗」がついてるからそりゃ犯罪なんでしょうけど、じゃあなぜその行為に「盗」をつけて犯罪とするのか、その根拠を説明することは非常に難しいのではないか、とは思っています。



1月28日(月)けけけ

 今日は試験をしました。ほとんど出席してなかった方とか、まったく出席してなかった方とかが受けていたのには、驚きでした。そうか、どうせ昨年度と同じような内容の授業なんだから、ちょろいもんだぜ、ということだったのでしょうか。あまい。そんなお人よしに見えたのでしょうか。新たにつけ足した内容から出すに決まってんじゃないですかねぇ。そんなわけで、うまいこと、摂理が働いてくれることを願いつつ、採点します。



1月29日(火)汝自身を知れ

 前日のようなことを書くと、自己の能力を棚に上げて「嫌われてるから落とされた」と受取る人がたま〜にいるので嫌な気分になります。正義の問題と好悪の問題はまったく別のことなのに、ご自分がそうなさっているからか、もうなんでもかんでも好き嫌いに還元しちゃうわけです。たしかに正義に反している人は嫌いですが、しかし言うまでもなく、嫌いな人が正しいことだってありえます。ですから、落ちたとしても、それは機械的な線引きで落ちただけであって、私の好みなんてまったく関係ありません。好みで成績つけたりしたら、もう、全人類がSで通っちゃいますよ。



1月30日(水)どこにでもいるっちゃいるが・・・

 食堂で、自分の答案について、延々しゃべりまくってる方がいらっしゃいました。向いに座った方が、ときどき何か言ってる間は黙っているのですが、それが終わると何事もなかったように、またさっきの話の続きが始まる、という有様です。最初は、声も大きいし、内容もどうでもいい法律関係の話だったし、とにかくそのバカさ加減が腹立たしかったのですが、時間がたつにつれて、なんだか哀れに思えてきました。これは実に傲慢なことですが、しかしああいう方を目の当たりにすると、きっとかわいそーになりますよ、みなさんだって。



1月31日(木)心残り

 今日で木曜日1限の講読演習は今学期15回目を迎え、晴れて終了しました。この授業のせいで読めるようになるわけでもないそうですし、また担当者の説明もうまくないそうですが、そんな人災にもめげずに、よくまあ15回も出ちゃったもんです。少なくとも、艱難辛苦汝を玉とす、とは言えるかもしれません。そのために、あえて下手くそな説明をしていたのかもしれない…、なんてことはないのが心残りです。



2月1日(金)妥当領域が異なるはずだけど・・・

 その柔道家のことは、別にどうでもよいのですが、しかし検察側が論告求刑公判で「被告の性道徳観念は破綻しきっている」なんてことを理由に挙げ、「このまま社会に出すのは危険」として懲役5年を求刑しちゃってるのは、やはり問題ではないでしょうか。いつから法が、個々人のもつ道徳意識を裁くことになっちゃったんでしょうか。そして判決は求刑どおりだったのですから、裁判長もこれに同調しちゃってるわけです。これってかなりやばい状況じゃないでしょうか。



2月2日(土)法の下の不平等

 さらに裁判長は、「柔道界を指導していくことが期待される立場にありながら、被害者の心を踏みにじった」とか、「輝かしい実績を持ちながら被害者の心を深く深く傷つけ続けた責任は極めて重い」とか、言ったと伝えられています。法は、その人がどのような社会的立場にあるかとか、どのような実績を積んできたかなんてこととはまったく関係なく妥当するものでなければならないはずなのに、これではまったく不平等ではないでしょうか。性的犯罪者には、法の下の平等なんて関係ないんすか。



2月3日(日)『ルーパー』

 昨日はレイトショーへ行きました。レイトショーとは思えないほど、人があふれていました。きっと別の映画の観客だろうと思いましたが、こっちも結構入ってました。もともと『イチゴ夜』を観ようと思っていたのですが、ネットで券を買うときに、それがあの局の映画であることを今更ながらに知ってしまい、そうなるともう購入するわけにはいかず、「ブルース・ウィリス、カネに困ってるんですか???」的なのを選んでしまったのでした。『レディー・イン・ザ・ウォーター』並み。あ〜あ、観るんじゃなかった。



2月4日(月)『イカとクジラ』

 やっぱ家族持たなくてよかったって話です。絶対こんなふうになってたに違いないですから。第三者的には、「どうしてそういうことをやっちゃうのかなぁ」って思うわけですが、しかしやっちゃうわけです。それにしても、長男はやすぎだろ。



2月16日(土)『96時間 リベンジ』

 だいたいそんな感じじゃないかと思っていたのですが、まあ、機内ではすることもないので、仕方なく見ましたが、なんとも身勝手な映画でした。あんなのを見たら、むしろリベラルを唱えている側の方がよっぽど悪なんじゃないかって思う人の方が多いんじゃないでしょうか。あんなのを見て、うるわしい家族愛に感動したりするんでしょうか。しかし大ヒットしたそうです。アホか。



2月17日(日)『人生の特等席』

 これまた機内じゃなきゃ見ないものを見ました。東森が引退宣言を撤回して復帰したからって、これはないでしょう。こんな話じゃ、「気持ちの乗った130キロの直球」を笑えません。『マネーボール』とか、知らないんでしょうか。言うまでもなく、元プロ野球選手の筋バが弁護士と恋仲になるなんていうのも、弁護士によほどの後ろめたさがあるか、あるいは筋バがあれ系のものすごい技でももってないかぎり、まったくありそうにないし…。にもかかわらず、映画を愛する者は見逃すことのできない映画界の「奇跡」だそうです。やっぱ映画は恋愛の対象じゃないってことがよくわかりました。アホか。



2月18日(月)その他

 他に、まだこちらでは公開されていない『キング・オブ・マンハッタン』という、スーザン・サランドンやティム・ロスを飼い殺した映画とか、戦わないと進歩はないとおっしゃる「じゃあがんばってね」的な『天地明察』とか、機内ならではの時間つぶしを見ました。機内食なんて、別にどうでもよいので、ルフト・ハンザにはもうちょっとこっちの方面を充実させて欲しいです。



2月19日(火)その顔で・・・

 フランクフルトのホテルの朝食で、おっかない顔をした父とその息子と同席になったことがありました。食べ始めてしばらくすると、隣の席から皿とナイフがコツコツ当たる音がするので、ちら見したら、皿の上にバナナをのせて、輪切りにしているところでした。それをどうするかと言うと、チョコレートバターを塗りたくったクロワッサンの上に並べていくのです。<朝から何してんすか>的な視線を送ったら、<何見てやがんだ>的な視線を返されて、あまりに怖かったので<すみません>的に視線をそらしました。しっかし、その顔で食うか、チョコバナナクロワッサン!



2月20日(水)きわめて遺憾

 おドイツにいる間に、遠隔操作事件の容疑者とされる人が逮捕されてしまい、それはそれは残念なのですが、しかし立場上、そんなことを書くわけにはいかず、これもまた残念です。今回もまた、監視カメラ役に立つよねキャンペーンが行われていますが、みなさん、忘れてはいけません。誤認逮捕された方たちは、全員自白しちゃったんですよ! こうした捜査のありようこそを、もっと大々的に報道すべきなんじゃないでしょうか。



2月21日(木)情痴国家について

 3人の死刑囚に死刑が執行されてしまいました。そのニュースに関連して、法務大臣の昨年暮れの就任記者会見時の「死刑制度には相応の根拠がある」という発言を報道する3Kの記事が参照として挙げられていました。どんな根拠があるのか、興味深かったので、それをクリックしてみたら、「国民感情や被害者感情から見て、死刑制度には相応の根拠がある」と述べた、とあります。感情が「相応の根拠」なんですか。びっくりです。この法務大臣、法学部出身で弁護士経験者でもあるのですが、そして「法の精神」とかおっしゃってるわけですが、法の妥当性が感情ごときに左右されてよいと考えてるんでしょうか。法学部って、「やっぱ感情大事っす」なんてことを教える学部なんでしょうか。こんな法務大臣、法治国家に矛盾するので、ソッコーで罷免すべきです。



2月22日(金)しょうがないことについて

 でも、上の大臣は靖国参拝もしちゃうし、いまだに原発推進派なんですね。
 じゃーしょーがねーや。 



2月23日(土)にゃーにゃーにゃー

 昨日は「にゃーにゃーにゃー」の日でした。それは関係ないのかもしれませんが、池のほとりのねこたんは、おばさん2人組にやたらと触られていました。かわいそう。純粋にかわいそう。あれってハラスメントじゃないんでしょうか。何ならハラスメント問題委員会委員長が出るところへ出ましょうか。「かわいいから触ってもよい」と言うのであれば、幼女に手を出すおじさんも許してやらなきゃ。



2月24日(日)差別的でした

 上の発言は性差別的で問題だったかもしれません。幼女に手を出すのは、なにもおじさんにかぎらないです。おじさんだって、手を出すのはなにも幼女にかぎるわけではありません。この前も、食堂でお元気に男子学生の品定めをなさっているお嬢さまたちがいて、その中の中心的な方のご尊顔を畏れ多くもちら見したら、喪黒福造にそっくりだったので、ついつい憐憫の情をもってしまいましたが、どうも日常的に差別的で困ります。



2月25日(月)アカデミー賞

 なんというか、監督賞の候補としてノミネートさえされなかった監督の作品が作品賞をとるってことは、要するにそういうことなんでしょうか。主演男優賞が与えられた男優の主演した作品のことを考えると、やっぱりそういうことなんだろうと思わざるをえないです。まあ、むかしからそうだったんでしょうが。 



2月26日(火)別にイチコロじゃないです

 つべに柏原よしえが水着姿で歌ってるのがありますが、コメント欄が面白すぎるというか、恐ろしすぎるというか。「皇○子様もイチコロ」って。コメントでは○じゃなくてちゃんと漢字が使われていますが、私は恐ろしいので○に変えました。ちなみに、そもそもなんでそんなの見てんだよ、って突っ込みは正しいです。



2月27日(水)池上なんちゃらに訊く???

 「原発の女子トイレで中国電力社員が盗撮か」という記事のポイントは、どこにあるのでしょうか。いまだに原発があることでしょうか。せっかく盗撮したって、放射能漏れてんから意味ないじゃん、ってとこでしょうか。盗撮画像をネットで配信したら、受信した方は被爆するじゃん、ってとこか。う〜ん、よくわかりません。



2月28日(木)国家的陰謀

 前にも書いたことがあるような気がするので、「また言ってるよ」って思われてしまうかもしれませんが、2月はたぶん、国家的陰謀によって短く設定されていると思います。たんに28日だから他の月より2、3日少ないというだけではなく、1日がきっと20時間とか18時間とかくらいしかないのに、ごまかされているに違いありません。時間給の方にとっては、歓迎すべきことかもしれませんが、これでは雑務をするだけでいっぱいいっぱいです。



3月1日(金)ぶーちゃん製造食堂

 この前、業務のため吹田へ行き、生協でお昼を食べました。<大学ランチ>って、ものすごい。ライスはMサイズ、トンカツとハンバーグにスパがついています。業務が労働だったからよかったものの、あんなの毎日食べてたら、ぶーちゃんにならない方がおかしいです。ただでさえ食べるの遅いのに、一緒に行ったおふたりはカツカレーだったので、おもっきし待たせてしまいました…。



3月2日(土)『カラマーゾフの妹』

 乱歩賞受賞作ですが、本編の後に、選考経過ならびに審査員のコメントがついています。最終選考に残った他の4つの作品が、とんでもなくめっためたに叩かれていて、気の毒なくらいです。市場に出回る書籍の中で、あんなふうにぼろくそ言われるのなら、むしろ最終選考になんて残らない方が幸せなくらいです。ところで『カラマーゾフの妹』ですが、う〜ん、ドストエフスキー・ファンは黙ってないような気がします。××が変態だったとかね。



3月3日(日)マクレーン

 「ラスト・デイ」って言葉がタイトルに入ってるけど、まだまだラストじゃなさそうな元気さです。とはいえ、ナカトミ商事事件は25年も前の話なのですね。学部生なんて、生まれてないじゃないですか。かわいそうに。生まれてこの方、ソ連も知らなきゃ髪の毛のあるウィリスも知らないなんて…。



3月4日(月)GGI

 じいさんの何が嫌って、自分の価値観をぐいぐい押しつけてくるところでしょう。それはおばさんだってそうかもしれませんが、説教垂れられて実害があったのは、じいさんでした。リベラルだったら、法を犯さないかぎり他人がどんな善構想をもとうとほっときゃいいのに、リベラルのつもりでその実、自覚のない共同体主義者にすぎないじいさんは、自分が素晴らしいと思ってる価値観を受け入れない者が許せないようです。しかしその価値観は、こちらにとってはクソのようなものなんですよ。あ〜、むかつく。



3月5日(火)承前

 上のようなことを、こんなところで書くだけで、相手に直接言わないおまえだって共同体主義者じゃないかというご批判は、その通りです。もう、返す言葉もございません。ここで、子どもを誘拐して、親から「謝れ」と言われ、謝る気のない女が「謝罪の言葉もございません」と言った『八月の蝉』を思い出してしまいました。



3月6日(水)悄然

 上のようなことを書いて、しばらくしてから『八月の蝉』なわけないだろうって気がつきました。八月の蝉なんて、当たり前じゃないですか。『八日目の蝉』ですね。シム・ウナの美しい『八月のクリスマス』とごっちゃになったのだと思います。



3月7日(木)違憲だが無効じゃないって

 衆院選は違憲だったのに、選挙自体は無効じゃないって、いったいどういうことなんでしょうか。違憲状態とされていたのに、格差是正を行わなかったから違憲なのに、是正が期待できるから無効じゃないなんて、人を馬鹿にしているんでしょうか。是正されてないんだから、是正は期待できるでしょう、ロジカルに。「違憲」と言っただけなのに「いいこと言うたった」的な態度を見せるところが気に入りません。ちゃんと「無効」まで言ったら、賞賛を考えてもよいかもです。まあ、考えるだけですが。



3月8日(金)てことは
 
ということは、憲法に反した選挙の結果作られた政府が、脱原発を取り消し、憲法そのものをいじろうとしているわけですか。やはり、「違憲だけど無効じゃない」のでたらめさは、実害を生みますね。



3月9日(土)上からですね

 大女優だかなんだかが、ある賞を受賞して、自分ががんであることを告白し、「だから、がんの人も打ちひしがれずに、治療すればいい」と言ったそうです。「治療すればいい」とは、なんとも上からの物言いですね。大女優だからそういう言い方は当然なんでしょうか。あるいは自分もがんなんだからそう言ったって許される、ってことなんでしょうか。相変わらずの、立場性万歳発言です。



3月10日(日)みっちり

 木曜日、金曜日と、早稲田大学で哲学的人権概念研究会の研究集会があり、朝から晩までみっちり勉強してしまいました。そして週末は、東北大学で別の研究会があり、こちらも半分ほどみっちり勉強してしまいました。けっして、予算を消化するためだけの年度末の道路工事と同じではなく、非常に有意義な日々でした。問題は、20℃くらいあった気温が、ぐんぐん下がってきて、明日は氷点下になると予想されている点です。いくらなんでも、頭冷やしすぎです。 



3月11日(月)スマートな人

 朝、仙台は雪が舞っていて、道路にはうっすらと積もっているところもありました。そしてケータイは、寿命がきたのか、充電したのにいつの間にやら電池がなくなってました。ついにスマートな人にならないといけないのでしょうか???



3月12日(火)にゃんこ先生

 今日は久しぶりに池のほとりを通りましたが、いません。昼過ぎにはかなりぽかぽか陽気になって、こんなときはたいてい姿を見せていたのに、いません。ちょっと気になって夕方もう一度歩いてみましたが、上半身裸になったバ○学生がいただけで、やっぱりいません。だれかにもらわれたのでしょうか。それならそれで、もう寒い思いもしないですむでしょうから、よいことです。おしあわせに。



3月13日(水)パンダ

 「パンダの交尾確認」って、見てたんですね! こんなことが許されるのに、ちょっと盗撮したくらいで大騒ぎするなんて…。不適切な発言がありましたので、謝罪します。ごめりんこ〜。



3月14日(木)シム・ウナ

 『八月のクリスマス』のシム・ウナは、あっさりと芸能界を引退し、その後大学教授と結婚したそうです。まあ、婚姻関係を結ぶのはどうかと思いますが、大学准教授とかどうなんでしょうか。やっぱしっかりしてそうなイメージを与える「教授」じゃなきゃダメなんでしょうか。たしかに「准教授」はひもじいし、頼りなさげですが…。



3月15日(金)でも寝よ

 やっばい、3月も半分終わりつつあります。今年こそ、余裕をもっていろんな仕事をするつもりだったのに…。部屋には今月分のDVDが2本残っており、まだ『脳男』とか『フライト』とか、観に行かなきゃいけない。しかし今週末も来週末も出張…。しょっちゅうしゅっちょう。



3月17日(日)関西弁

 東京で地下鉄に乗ると、関西弁をでかい声で話すおっさんがいて、「あれ、たしかさっきやっとのことで静岡地獄を抜け出てきたはずだが…」と思うほどでした(←誇張が過ぎる)。関西弁は普遍ですねぇ。いや、でかい声で話される関西弁は。フランクフルトにもいますからねー。はいはい、フランクフルトと東京にいるからって普遍じゃありません。おっしゃるとおりです。もうめんどくせぇ。



3月18日(月)快感原則

 目が痒いです。あれが、目の痒みに出ます。まあ、目薬さすとソッコーで痒みが治まる程度なんですが…。しかし、あんまし目薬使いたくないんです。そのうち効かなくなっちゃうのが怖いからじゃなく、痒みが治まっちゃうからです。だって痒みを掻くのって快感じゃないですか。これほどの快感が味わえることって、他にはあれとかそれとかくらいしかないですよ。だから、痒みが出たらある程度掻いてから、目薬さすことにしています。変態か。



3月19日(火)『インサイド・マン』

 これはなかなか面白かったです。デンゼル・ワシントンにルー大柴をかなり賢くしたようなクライヴ・オーウェン、そしてジョディー・フォスター。エンヴェル・ホッジャの演説とか、デンゼル・ワシントンの下ネタとか、もう最高じゃないでしょうか。



3月20日(水)さるとか犬とか単純とか

 大量破壊兵器があると一方的に言いがかりをつけ、爆撃が行われて10年。なぜか言いがかりをつけられた方は、その後、処刑されてしまい、言いがかりをつけた方は、おさるのジョージにしてもおさるのジョージのプードルにしても、そしてさるとか犬とかに加担した、公用車で神社に乗りつけ私人として総理大臣と記帳した単純一郎にしても、戦争犯罪を裁かれることなくのうのうと生き続けています。見方によっては生き恥を晒していると言えるかもしれませんが、恥なんて内面の問題はどうでもよいので、ちゃんと公的に裁かれてほしいものです。



3月21日(木)唯一の収穫

 昨日は祝日でしたが、臨時教授会やら定例教授会やらがあって出勤日でした。そんなわけで、週末の発表原稿もできていないのに、レイトショーで『脳男』へ行ってしまいました。ネットでチケットを購入した段階では、開始1時間半前にして、貸切状態でした。すでに観た人から「眠くて仕方なかった」という感想を聞いたことがありましたが、きっとその人は超法規的存在に違いないと思っていました。しかし実際、眠くはならなかったものの、退屈でした。こんなすんごいことをできちゃうやつがいるんだぜ、知ってる?的なところが、めんどくさいというかなんというか。なのに手術台での拘束は、イッちゃってる人にしてはあまりにも小市民的というか、フツーはもっとすごいことするんじゃないでしょうか。唯一の収穫は、いまだに流行のナラティヴ・セラピー批判でしょうか。



3月22日(金)エコ+ウヨ



 これは何でしょうか。ラディカルなエコロジストがバカ車を回収しているのでしょうか。それにしてもバカ車って。たしかにこの付近には3ナンバーが多く駐車されていますが、だとすると、ひょっとしてラディカルなエコロジストにしてウルトラ・ナショナリストの仕業でしょうか。エコロジーとナショナリズムが結びつくというのは、症例としては非常に興味深いところです。



3月23日(土)『希望の国』

 これはどう見るべきなのでしょうか。ところどころに、頑張ろう批判と思われる場面が挿入され、それは『ヒミズ』と同じなのですが、『ヒミズ』の場合も原作とは異なったラストだったように、この作品でも、放射能が飛び散っていても「愛があれば…」と、あれほど放射能に敏感だった人に言わせ、タイトルがバーンと出てラストを迎えます。これは大掛かりな皮肉なのか、それともタイトルを文字通りのメッセージとしているのか。前者であってほしいのですが、後者のような印象がありました。



3月24日(日)警戒区域への立ち入りについて

 警戒区域への立ち入りには罰則規定が設けられています。これは、警戒区域と指定された場所への立ち入りが法的に禁止されていることを意味すると思うのですが、どうしてこんなことが国家によって禁止されなきゃいけないのかと思わなくもありません。国家からの自由というものがあるだろう、と。他方、こうした自由を保障する統合された意志こそが、立ち入りを禁止しているのだと思わなくもありません。ハーバーマスは、私的自律と公的自律が同時に成立すると考えており、それはもっともだと思うのですが、先日、私的自律が公的自律に先行するというまじめな発表を聞き、それもそうだよなぁと思わなかったわけでもないのです。



3月25日(月)××プレイ

 金曜日から昨日まで、沖縄で研究会がありました。といっても、オスプレイ反対研究会とか、幼児プレイ賛成研究会とかではありません。超越論的語用論研究会という、研究者は全国で3人くらいしかいないのではないかと思われる超越論的語用論を研究する会です。蒸し暑い気温25℃というのはかなり身体に応えましたが、みっちり意見交換をできて、へとへとになりつつも大変充実した時間を過ごせました。当然ですが、戦闘機はうるさいです。



3月26日(火)ミア・ファロー

 ミア・ファローは、September とかだと、非常に神経質そうな感じの人で、そりゃウディ・アレンと一緒に暮らしたりはできないだろうと思うのですが、しかしびっくりなのは、初婚の相手がフランク・シナトラだということです。



3月27日(水)ったく

 ジョガーになってちんたら走ってると、ド素人丸出しのおっさんとかに抜かれて、なかなか悲しいものがあります。今日も、やはりド素人丸出しのフォームでだべりながら走ってるやつらに抜かれかけて、ちょうど最近あった嫌なことを思い出していたこともあって、ぶちきれ、ペースアップしてやりました。そうしたら、だべりをやめて必死になってついてくるのです。まあ、数分で諦めたようでしたが、「どうもすみませんでした」って言わないので、中指でも立ててやろうかと思いましたが、大人なのでやめておきました。ったく、三輪車(隠語ではありません)でメルセデスを抜けると思ってんのか、あほが。



3月28日(木)森高の手

 完全復帰するらしい森高千里は、全盛期、「美脚でならした」そうです。実は、当時もほとんど見たことがありませんでした。<森高の手>なるものの存在を知って、「おぉっ」て思ったくらいです。



3月29日(金)急逝

 坂口良子と言えば、カティーサークの付録のカレンダーでしょうか。私にとってはおねぇさんすぎて、ほとんど興味もありませんでしたが、付録欲しさに高級酒を購入する貧乏学生が結構いたという話を聞いたことがあります。あああ、3日も続けてそれ系の話を書いてしまった…。



3月30日(土)改めるべきは・・・

 綱領に「占領憲法」なんて明記してしまうような政党は、少なくとも海外なら、たんなる色物政党であって、とても政権を担おうとしているとは考えられないでしょう。それがここではどうもそうじゃないようです。困ったことです。もちろん現行のものに不満がないわけじゃありませんが、それは始めのところをどうにかして欲しいからですが、しかしあれ達が作ろうとしているものよりかははるかにましだと思います。



3月31日(日)マジないっす

 何週間か、ありがたいことにずっと出張があって、今日は久しぶりに何もない日曜日でした。そんなわけで、自宅で謹慎、じゃなくて静養、というか、掃除した後はずっとぼーーーっとしていました。いずれ退職するわけですが、すると毎日こんな日になるわけで、それはそれで静岡と同じくらい地獄かもしれません。そうか、盆栽いじりを趣味にすればいいのか。やったぜ。



4月1日(月)わっはっはー

 そんなわけで、新学期が始まってしまいました。とはいえ、実は、今学期はサバティカルです。ということは、授業は免除されます。ハハハー。まあ、1学期だけなんですけどねー。もう、あんなことやこんなことをし放題ですよ。わっはっはー。



4月2日(火)真っ当な世界の盗塁王

 何とか賞を授与しなきゃいけないなんて、それほどひとつの国民としての意識が希薄になりつつあるという危機感があるのでしょうか。「立ちションできなくなるから」というふざけた理由で辞退するきわめて真っ当な人がいることを思うと、もらっちゃう方ももらっちゃう方ですね。自分のことを栄誉に値すると思っちゃってる人たちですからね。いや、ひょっとすると、この国民はこの程度のことで敬愛しちゃうメンタリティーしかもってないんだよねー、という批評精神からの受賞なのかも…。それはすばらしい。



4月3日(水)研究熱心で政治的

 松田聖子の始球式、これって見えてませんかって思い、画像を大きくしたら、やっぱ。って、大きくしたんだ、とか思っちゃってる人がいるかもしれませんが、研究者としては、不明な部分を明らかにするのは当然のことでしょう。しかも、「細部に政治は宿る」のですから。あ〜あ、研究熱心で政治的な自分のことがうらめしい〜。



4月4日(木)笑わせポイント

 昨日は1年生のガイダンスがあり、今年も共通教育での授業や単位の取り方について説明しました。説明する方がまごついていてはいけないだろうと、昨年に引き続き、直前に猛勉しました。自分自身が入学したときには、ガイダンスもなく、履修の手引きを読んでも何のことかさっぱりわからず、困った、と言うついでに、「友だちもいなくて」と言ったら、新入生はおろかガイダンスに出ていた事務の方や教員たちに大笑いされてしまいました。そこは笑わせポイントじゃなかったのに…。



4月5日(金)消えれ

 この時期、新入生を勧誘する筋バとかただのバとかがやたら目について、非常に不快です。どうして不快なんでしょうか。同じくらい熱心に勉強したらどうだよ、って思ってしまうからでしょうか。ああいう口八丁の輩が許せないからでしょうか。それはたんなる妬みだろとかって言われそうですが、あんなのを妬むほど暇じゃないです。



4月6日(土)やめましょうよ

 来週から授業が始まってしまい、もう憂鬱なこと、この上ありません。教える方がこれなんですから、学ぶ方だって気の毒です。ここはみなさんがお得意の功利計算に従って休講にしておいたらどうなんでしょうか。功利主義はクソだと思いますが、泣く泣く従いますよ。木曜1限なんて、191名も登録してるんですよ。いったい何考えてるんでしょうか。



4月7日(日)やりたくない

 この時期にとんでもなく強い風が吹き、さらにものすごい勢いで雨まで降ると、ブルーシートの会のみなさんのことを思って、わははなんですが、しかし昨日は買い物に出たときに滝のような雨に出くわしてしまい、ブルーシートの会の人でもないのになぜこんな目に遭わなきゃいけないのか不思議に思い、そうか、キリストは迫害されたっけかと、いつもの結論に至りました。しかし迫害にも限度があるので、せめて授業しなくてもいいよってことにならないものでしょうか。



4月8日(月)仕方ないか

 今日は「くちびるNetwork」を歌った方が飛んでしまった日でした。この歌って、パンモロ聖子が作詞で教授が作曲なんですねぇ。30年近くも経つと、「何も飛ばなくても…」と思うわけですが、そのときはそれしかなかったのでしょう。



4月9日(火)ねず公たち

 歌と旗が大好きなのを、共産主義者を排除して作った夢の国のねず公たちが表敬訪問したそうです。共通点は何だろうと思いましたが、簡単でした。反共勢力なんですね。人民政府が樹立された暁には…、と思いましたが、人民政府は死刑制度を廃止しているので、「ちゅ〜」って鳴いて自己批判したら許してあげましょう。キモいけどね。



4月10日(水)言っちゃいましたか

 せっかく委員長を辞められたのに、人権問題委員会とやらの委員になってしまいました。また悪いことができません。最後に協議事項「その他」のところで、わざわざ全学の偉い方が、できるだけ問題の小さなうちに相談室で相談するよう、部局へ帰ったらアナウンスしてくださいとおっしゃってました。ハラスメントがこれ以上増えると、対処する上で「マンパワーが不足する」…。あ〜あ、言っちゃいましたか。言っちゃいましたね。はっきり聞いちゃいましたよ。たぶん、お気づきじゃないんだろうと思いますが、しかしこれって基本中の基本じゃないんでしょうか。それともひょっとして、そんな瑣末なことにはこだわらないという寛容さの表明なんでしょうか。しかし細部に政治は宿るんですが…。



4月11日(木)おんなおんなこっち



 いったいこれは何でしょうか。「おんなおんなこっち」って、おんなおんなしたやつは、こっちってことでしょうか。セクシュアリティの多様性に対応した措置なのでしょうか。ここはあのバカ車回収箱とほぼ同じ場所なのですが、この辺りで使用されている言語にはかなり難しいものがあります。テントの中では、たぶん健康診断系のことが行われているのだと思いますが、言うまでもなく、詳細はわかりません。何と言っても、こんなところで写メしているだけでも、かなりヤバい状況なんですから。念のためにつけ加えますが、撮影が行われたのは午前8時25分であり、まだ健康診断の準備さえも行われていない時刻です。セーフ。



4月12日(金)鉄面皮の女

 フォークランドで戦争やらかした張本人がやっと死んだのに、悼む声があるって本当なんでしょうか。政治家として信念を貫いた点がすばらしかっただと。だったらヒトラーがダメなのは、ユダヤ人を絶滅させると言っていたのにそれを実行できなかったからなんでしょうか。さすが信念を貫いていまだに女王がいるだけのことはあります。そのバカさ加減も一貫しています。しかしかつては中国における人権なんて考えたことすらなく侵略戦争したくせに、いまになって人権云々を言うのは、一貫性に欠けてないでしょうか。



4月13日(土)恐ろしい

 久しぶりに来ました。すぐ収まるかと思ったら、結構長い間揺れていました。18年前と大差ないと思ったくらいですが、発表では震度3。NHKでは、「棚から物が落ちたりはしませんでした」と局の様子を伝えていましたが、うちはしっかり本が落ちました。何を暗示しているのかわかりませんが、『デモクラシーと世界秩序』とか『民主政の諸類型』とか。ついでに言うと、『カント事典』も。



4月14日(日)オープンセール

 葬儀用の施設がオープンするらしく、オープン記念なんとかで見学会をしていましたが、着ぐるみは出るわ、風船は出るわって、ひょっとして予約受付とかやってたんでしょうか。今ならお得、2人同時に予約すれば3人目はただになるとか。いつもより多めに読経しますとか、逆に簡易版にしますとか。品のよさげな参列者もつけますとか。



4月15日(月)黙秘権

 「お悩み相談」というアドレスから、「向かいも隣の奥様も実はHだった件wwwww」というタイトルのメイルが届きました。いったい何を悩んでいらっしゃるのか、判然としません。とりあえず、「そうかぁ、向かいも隣の奥様も…」と思ったのですが、しかしよく考えると、うちの向かいには部屋がありません。そうか、向かいのHな人がだれなのか、それが悩みということなんでしょうか。だけど相談されても、答えるわけにはいかないですよ。



4月16日(火)バカについて

 自殺専用路線というのを作り、一定区間を自動運転で走らせ、飛び込みたい人はご自由にってやれば、迷惑しなくてすむ、といったようなことを書いてるバカがいましたが、おれってちょっとブラックで、でも本音をついたいいこと言うじゃん的な気分なんでしょうか。こういうバカがいるから、生きていくのが嫌になるってこともあるのだという可能性を、ちょっとは考えてみたらどうでしょう。別にその人の立場に立って、などと、共感とか共苦とかが大好きな人たちの仲間になるまでもなく、こういうバカ発言が許されないことは自明です。



4月17日(水)減ってくれぇ〜

 先週、木曜日の1時間目は登録数がマックスの200人でしたが、授業中にさんざん「つまんない」とか「落とします」とか言った成果か、今日の時点で190人まで減っています。もっと減ってくださっても結構なんですけど…。そもそも、木曜日の8時50分から、200人近くが哲学の講義を聴講しているなんて、不気味すぎますよ。明日は、「み〜んな仲良し」的な勘違い屋さんたちが、逃げ出してくれるような授業にしたいものです。



4月18日(木)恥ずべきことについて

 昨日は、設置の経緯を記すのに敬語が用いられているような××賞への推薦書なんかを2時間もかけて書いてしまいました。こんなことをしてちゃダメです。もう魂を売ったも同然です。破廉恥この上ない。一生恥じていかねばなりません…。



4月19日(金)笑えない話

 「むかしは、どの組織にもかならず、いろんな雑務をまったくしない人というものはいて、しかしそれでも組織として何とかまわっていたものだ…」という発言を、耳にしたことがあります。数は減ったのかもしれませんが、今だってそういう貴族はしっかり存在すると思います。そしてむかしだって今だって、それでも組織が何とかまわるのは、奴隷のように雑務をする人がいるからであって、言うまでもなく、むかしも今も、奴隷にとってはまったく牧歌的な状況なんかではありません。何のオチもない、笑えない話です。


4月20日(土)じゃあ下品ということで

 エディ○ンとかいうところのCMになんとかというガキんちょが出てて、見るたびに「このクソガキが」と思うのですが、そんな言い方は下品なので、「見るたびに泣かしたくなる」と言おうと思いましたが、今度は下品どころじゃすまないことになりそうなので、「あんなのを可愛すぎとか言ってるヤツはロリータに違いない」にしとこうと思いましたが、これはこれで性的マイノリティへの差別なので、結局、「このクソガキが」にしておきます。



4月21日(日)やるなぁ、中学生

 被災地の中学生が官邸へ招かれ、組閣時に記念撮影するところで写真を撮ろうとしたら、サプライズがあって…。大丈夫ですかねぇ、あんなのと一緒に写真に納まっちゃったりして。将来、なんて言い訳するんでしょうか。「復興についてちゃんと考えてくれている」と感想を言った中学生がいましたが、あんな穏やかそうな顔をしてしれーっと嫌味を言うとはなかなかでした。原発再稼動とか言っちゃってるんですから、ちゃんと考えてるわけがないですからね。



4月22日(月)当然なんだ!

 国務大臣××と記帳した人は「国のために命を捧げた英霊に哀悼の誠を捧げるのは当然」とおっしゃったそうです。だとすれば、参拝しない行政府の長は当然のことを果たしていないことになります。なぜその国務大臣はこのことを問題にしないのでしょうか。何と言っても、英霊に哀悼の誠を捧げていないのですよ。当然そうすべきなのに。これってあの人たちの常套句で言えば、行政府の長は非国民とか売国奴と呼ばれるべき人物だってことにならないでしょうか。



4月23日(火)しょうがない

 総長との懇談会というのがあって、何の因果か、行ってきました。前の総長のときも出席を命じられ、懇談会なのに、「そういう話はおやめなさい」と、たしなめられた経験があったので、今回は打診がきた段階で、「前回こういうことがあったので…」とやんわり拒否したのですが、それならますますよろしい的なことを言われてしまったのでした。さて今回は、その方に聴く力があったからかどうかはわかりませんが、ともかく総長からたしなめられることはありませんでした。しかし一緒に出席していた文学研究科の教員から、たしなめられてしまいました。そのときソッコーで嫌味を言いたくなってしまった私には、うすうす感じていたことではありますが、なんかこう、やっぱ人格的に問題があるんでしょうね。



4月24日(水)情けない

 かつてエライ人から「おやめなさい」と言われた「そういう話」とは。そのエライ人のお友だちで授業をもつことになった××みたいな方が、これまで大学では「知」と「情」と「意」のうち「知」と「意」しか教えてこなかったけど、私は「情」を教えます、と新聞記者に答えていて、それが記事になっていました。そのことに関して、「情」に対して単位を認定するなんていうのは恐ろしいことじゃないでしょうか、とおそるおそる(じゃなかったけど)言ってみたら、「そういう話はおやめなさい」と返ってきたわけです。どうも情に訴えることができなかったようですが、まあ、そりゃそうかもしれません。私が言ったことはまったく理性的なことであって、情とは無関係ですから。つまり、理性的であることを「おやめなさい」と。いいなぁ、サルは。



4月25日(木)黒にゃんこ先生



 190人登録の授業後、小レポートを回収してさあ帰ろうと思ったら、たぶん登録していないはずの黒にゃんこ先生が講義室に残っていたので、写真を撮りました。お前の話には興味ないにゃ〜って感じのたたずまいです。もう1枚撮ろうかと思っていたら、1時間も授業に遅れてきた学生さまが、「どれだけ遅れたら、欠席じゃなくて遅刻ですむのでしょうか?」とお尋ねになられたので、「ご自分でお考えください(=てめーで考えろっ)」とお伝えさせていただきました。せっかく黒にゃんこ先生を見ていい気分になっていたのに、やってくれるぜ学生さま。



4月26日(金)蛮行

 「一般市民が巻き添えになりかねない危険性のある凶悪で残忍な事件」の張本人たちだから、死刑執行。こんな危険性があったにもかかわらず、実際には一般市民を巻き込まなかったのだから、その点は評価されてしかるべきじゃないのでしょうか。もし一般市民を巻き込んでいたら、「凶悪で」「残忍な」の前に、「めっちゃ」とか「すっげぇ」とかをつけるおつもりなんでしょうか。巻き込む可能性があっただけで死刑を執行しちゃうんだとすると、実際に巻き込んだ場合との差異化はどのようにつけられるのでしょう。まあ、野蛮な事柄には、情はあるかもしれないけどロジックなんてないと言えば、それはそれまでですが…。



4月28日(日)やさしさに包まれたくない

 かつて古賀政男についてどう思うか訊かれ、「古賀先生は…」と言いかけて「『先生』なんて、私も体制べったしね…」と、わかりきったことをさもそうじゃないんだけど的に口にしたその人は、やっぱ体制べったしなのか、国家による顕彰をありがたく受けちゃうんですねー。わが心のふるさと八王子出身の方を悪しざまに言うのは心苦しいのですが、よく考えたら心なんてありませんでした。



4月29日(月)あの日に帰りたくない

 東京で宿泊するホテルでは、ある新聞社の新聞が無料で提供されます。原発を推進してきた、そしていまなお推進している「球界の盟主」の新聞なので、こんな機会か、あるいはとんでもない罰ゲームでもないかぎり、手に取ることなどありえませんが、こういうのを毎日読んでる人もいるのだなぁと感心します。1面に「憲法考」というのが書かれてあって、「軍国主義に戻るつもりか」という憲法改悪に対する反対意見を「感情的な反発」と呼んでいます。感情的なものに価値をおかないその姿勢には賛成なので、いろんな脅威を煽って感情に訴えるのもやめて欲しいところです。



4月30日(火)翳りゆく部屋

 私が死んだところで世界は変わらないという冷徹なメッセージが、この人の作る歌にしては珍しいと思うのですが、しかし、だから何したって無駄なんだという諦めにつながりそうで、やはり保守主義という基調は変わらない、とも言えるでしょうか。



5月1日(水)傲慢だけど・・・

 自殺は、究極的には自由の行使だと思いますが、80歳近くになり、歩くのに杖を用いなければならない人が、夜遅くに橋の欄干を乗り越えて川へ身を投げるというのは、大きなお世話に違いないでしょうけど、やはり人を悲しくさせるものがあります。自由の行使に対して「悲しい」などと言うのは、傲慢なんですけど…。



5月2日(木)ミスリード

 ネットのニュースの見出しに「96条改正 全国会議員9割が賛成」とありました。「えっ」と思って確認したら、それ系の政党3つの国会議員のうち、賛成した者が90%を超えた、という話です。いやいや、この書き方ではまだまだ厳密さを欠いています。実は、アンケートに対して回答を寄せたのは、全議員のうちの61%であり、回答した議員のうちそれ系の政党に所属し、かつ賛成した者が、それ系の政党に所属し回答した者全体に占める割合が90%を超えた、ということにすぎません。まあ、こういうわざとミスリードする見出しを出してくれることで、そのニュース媒体のイデオロギーはまるわかりになるわけですが…。



5月3日(金)やめればいいだけなのに・・・

 さすが圧倒的な得票数で選ばれた知事さまだけのことはあって、ちゃんとその発言を通じて、舟は泥でできていることを暴露しました。だからいまからでも舟から降りればよいのだと思うのですが、ひょっとして泥の舟に乗り続けないとキャンセル料とかが発生しちゃって、何ヶ月かあとに沈んでしまうときよりも損失が大きいのでしょうか。これって、処理できない放射性廃棄物を生み続けることがわかっているのに、原発に依存し続けるのと同じ情念でしょうか。



5月4日(土)寝込まない方法

 ひと頃、GWになると決まって寝込むというわかりやすい症状が続いたことがありました。それを避けるためにはどうするか。はたと気づきました。GWも働けばよいのです。そんなわけで、その係でもなんでもないのに、学生の申請書を読み、「ああしたら」「こうしたら」とチェックしました。優れた書き手であることと優れた評論家であることや、優れたプレーヤーであることと優れたコーチであることは、まったく別の話ではありますが、しかし自分の申請書もろくに書けないような者がチェック役なんてしちゃってよいものかと思わずにはいられません。まあ、この役を続けると、ボツかどうかはわかるようになりますが…。



5月5日(日)ひょっとして明日も・・・

 「家族連れでにぎわう行楽地」とはまったく無関係に、朝は二度寝し、昼からも寝倒してしまった。わはは。せめて夜くらいはお勉強しようかと思ったけど、めんどくさいのでやめて、『タイムリミット』を観ました。またしても、デンゼル・ワシントンが下ネタを連発していて面白かったです。ということは、こどもの日は睡眠と下ネタなのか。



5月6日(月)だったら何だっ

 「連休をふるさとで過ごした家族連れ」とはまったく無関係に、今日も朝は二度寝し、昼からも寝倒してしまった。ぐはは。もうこのまま、何もしない罰で謹慎したいくらいです。今日は『ニューヨーク・ストーリー』。いくらなんでも、あの手の小娘にふりまわされるほど面倒好きじゃないので、見ていてムカムカしました。後半はガキんちょの話で、途中で見るのをやめました。



5月7日(火)よかったねー、どうでも

 かつて「社会党が政権に就いたら野球ができなくなる」と公言した者が国民栄誉賞とは、まあ、イデオロギー的にはわからなくもないです。同時に受賞した者が、「三本足打法」とか何とか言ったときに、「あの男は下品だ」とこき下ろしていたのに、いつの間にやら麗しき師弟関係ができあがっていたとは知りませんでした。野茂が受賞できないのは、言うまでもなく、あれのせいでしょう。まあ、国家による顕彰なんて不要でしょうけど。



5月8日(水)『ニューヨーク・ストーリー』

 使用前に取説は読みますが、観る前に映画情報は読まないので、『ニューヨーク・ストーリー』が3部構成だとは知らず、ウディ・アレンの分を観ずに返却するところでした。あぶないあぶない。ムカつくだけだったのはスコセッシ、たんにつまんないと思って途中でやめたのはコッポラ。なるほど、でしょうか。



5月9日(木)ウディ・アレンの分

 まあ、ウディ・アレンの分も、ムカつくだけでした。「お前も同じだからだろ」と言われた場合、否定すれば否定したことがその証拠だと言われ、肯定すれば「やっぱりね」と言われることでしょう。どうでもいいっす、と言えば、これまた「やっぱり」。あーめんどくせー。



5月10日(金)でぶっちょさん
 「イケメンだと言われてますが…」とインタヴュアーに尋ねられ、「否定はしないです」と答えた方がいらっしゃいました。びっくりしました。だってその方は相撲取りなんですよ。150キロ超えちゃってるでぶっちょさんなんですよ。その自信満々なところ、まったく羨ましくはないですが、すっごいです。



5月11日(土)学会

 今日は日本哲学会の大会がありました。3本目の発表の司会をしなければいけなかったのですが、ぬぁんと1本目から、発表が行われる部屋にいて、ちゃんと聞いてしまいました。それにしても、開催校が都心にあるからでしょうか、朝から満員でした。明日も2本目に司会をして、それで4年間の役職が終わります。役職が終わってからも大会に来るでしょうか。それはわれながら大いに謎です。



5月12日(日)自業自得か

 そんなわけで朝から仕事して帰ってきました。質疑応答では、「専門外で何も知らないのですが…」という決まり文句をレトリックではなくそのまま使用する方が質問されて、「だったら黙っとけば?」と思いましたが、ああいうのって、いったい何を考えているのでしょうか。まったく理性の他者です。ほかには、コメントだけしちゃう人。質疑応答の意味をご存じないのか、あるいは自分だけは治外法権だとお考えなのか。いちいちこんなことで腹を立てているから生きるのが辛くなるのでしょうか。



5月13日(月)それで???

 昨日は「母の日」でしたが、先日、ふと気がつきました。自分にはまったく関係のない日であることに。実母がいなくなっていても、義母(いろんなケースが考えられますが)がいれば、まだその日は関係があることになりますが、幸運にもそれもいません。こどもにとっての母ということで、その日が関係してくる場合もありえますが、このケースとも、やはり幸運なことに無関係です。そんなわけで、その日は私にはまったく関係のない日であり、このことについ先日気がついた、というわけです。



5月14日(火)人間を語るな、ボ○!

 「風俗産業を利用せよ」とは、まああんまり上品じゃない人たちが多いかもしれませんが、とはいえそこそこ大きな都市の行政府の長の発言とはとても思えません。たんてきに足りないんでしょうか。プラグマティックな計算能力さえあるとは思えません。この人、きけば法律家だそうですが、法律家が建前を否定するって、いったいどういうことなんでしょうか。「人間に、特に男に、性的な欲求を解消する策が必要なことは厳然たる事実」だそうですが、これって全称命題でしょうか。人間を語れるとは、神様なんでしょうか。せめて、ぼくちんにとってスッチーのコスプレが必要なことは厳然たる事実、くらいにしておいたらいかがでしょう。



5月15日(水)う○こ

 こんなのに比べたら、村山談話を受け継ぐと言ってる者の方がまだましかって、いったいどんだけひどいことになってるんだか。こんなの、90パーセントう○こと100パーセントう○こは、どっちが食べるのにましかってくらいの比較でしょう。おまけに、民主党が反日とか非国民とか呼ばれてるらしくて、もうびっくりする以外に惰眠を貪ることくらいしかできません。



5月16日(木)だから問題ない

 この前300円のコインロッカーを使おうとして、ポケットにあった小銭を取り出してみると…。こんなとき、たいてい200円しかなかったり、700円あっても、100円玉が2枚しかなかったりするものです。しかしどういうわけか、100円玉がちょうど3枚ありました。ついつい「ざまぁーみろ」と声に出して言ってしまいました。やっぱ問題がありますか。でも、原発はすぐやめた方がいいと思ってるし、憲法に従って自衛隊はすぐ解散した方がいいと思ってますよ。



5月17日(金)さすが理事長様

 タウン誌に、複数の病院を経営する理事長様のお話が載っていました。この方たちが目指すのは参加型の病院だそうで、専門的なことは病院スタッフがするけど、手を握るとか爪を切るとか、日常的なことは家族にしてもらいたいとのことです。そしてできるかぎり、孫に一緒にいて欲しいと。「自分の親が、その親を介護し、看取る姿を見た子どもたちは、大人になった時に同じことができる」んだって。へー、よかったね。麗しいご家族ですね。ところで、ひとり者なんて眼中にありませんか。まあ、そうでしょう、そんなのはきっと欠陥品ですからね。



5月18日(土)リベラルにはなれそうにない

 リベラルっていうのは、なんでもありのことなのか、もしそうならそう言ってもらえればと思うのですが、しかしなんでもありなんだからそういうことも言わないという自己言及的な立場のことなのか、あるいはなにか言うといろいろと面倒だからとりあえず黙っておくことを正当化するための大人の方便のことなのか、はたまた問題提起を個人的な興味の問題に回収してあたかもそんなことを問題にするのは低俗であるかのような態度をとることなのか。むかしから、「『ローザ・ルクセンブルク』を観て、不覚にも涙した」なんてことを、不覚にも新聞で堂々と書いてしまう加藤周一のようなリベラルはバカだと思っていたのですが、ますますリベラルにはなれそうにないと思う今日この頃です。



5月19日(日)『コンテイジョン』

 東京のバスで2人目の感染者が死亡したのに、その後、東京がなくなってくれたかどうかとかは、まったく問題にならず、おもに全米各都市の被害状況が世界の被害状況として映し出されるところは、ほとんどお約束のようです。もっとも、マット・デイモンはなかなかよかったです。ちょっとかわいそうでしたが。



5月20日(月)めんどくせ

 今日は朝から張り切って出勤しましたが、PCを立ち上げてもLANがつながりません。他の部屋もそうかと思いきや、自分のところだけ。この週末に何があったにせよ、仕事は仕事なんだからちゃんと働いてもらわないと困るわけです。結局、何回か起動し直しても、先週の状態へ復元しても、働いてくれませんでした。明日も同じ状況だったら、やっぱ機嫌をとるべきなのか、もう無視して職場ではメイルを読まない生活に突入するべきなのか。どう考えても後者でしょう。



5月21日(火)あ〜あ

 機嫌をとるのはやめ、しかし職場でメイルを読まないなんて、そんなどこかのエラい人たちみたいなことをできるはずもなく、他のPCをLANにつないでしまいました。あ〜あ、バカです。



5月22日(水)『ガタカ』

 今更ながらですが、観ました。なかなか面白かったですが、しかしある種の人たちなら、たんなるルサンチマンの話だと言うでしょう。それにしても、ユマ・サーマンってでかいんですねぇ。しかもゲーリー・オールドマンとしばらくは一緒に暮らしていけたなんて…。きっといろんな意味でものすごい人に違いない。



5月23日(木)猛省

 質問は、その人だけのものではなく、ひょっとすると聴講している他の人も同じ疑問を抱いているかもしれないので、授業中にみんなの前でしてくださいとお願いしているのですが…。終わってから質問にいらっしゃいます。先週は、受けつけませんでしたが、今週はめんどくさいので受けつけてしまいました。ダメです。まったくダメです。友人を追っかけてきた殺人者に対してさえ、「嘘をついてはいけない」と言い放つリゴリズムがステキだと思っているのに…。猛省。



5月24日(金)阪急様め

 今日はゼミのあと、梅田へ出ようとしたら、ダイヤが乱れていました。電車が入ってこないので、改札を戻ろうとしたら、「もう来ます」と言われ、たしかにすぐに来ましたが、それが十三を手前にして止まることは教えてくれませんでした。十三で、梅田へ急いでるヤツは神戸線へ乗り換えよ、とアナウンスがあったので、へーこら階段上って降りたら、目の前で扉が閉まりました。結果的に、どうやら私は急いでるヤツじゃなかったようです。ぐったり。



5月25日(土)だから???

 人の批判ばっかしてる者はさびしいのだとわかったふうにおっしゃる方がいらっしゃるそうですが、かりにそうだとしても、それがどうしたのでしょうか。批判が妥当性をもつかどうかは、批判者がさびしいかどうかとは無関係でしょう。こうやって批判そのものを吟味することなく、すべてを批判者のくだらない個人史に回収しようとするやり方は、意識的にやっていれば悪質だし、意識できてなければたんなるアホです。



5月26日(日)なんじゃこりゃあ〜



 高級マンションのバルコニーに出て下々を見下ろすなどという下品な趣味は持っていないので、バルコニーに出ること自体、ほとんどないのですが、今日はやんごとなき事情があり、出ました。そして発見してしまいました。これはいったいなんでしょうか。ええ、名称は知っています。サンダルの片方と淡麗なんちゃらの空き缶です。いったいなぜこんなものがここにあるのでしょう。上の階から落ちてきたなんてことは、絶対にありえません。なぜなら、ここは高級マンションの最上階だからです。



5月27日(月)侵略者???

 宇宙からの侵略者がやんごとなき理由により、ここに立ち寄り、ぷはぁーとやってあまりの気分のよさにサンダルを片方忘れて帰ったのでしょうか。それだとちょっとお茶目な侵略者かもしれませんが、まあ、マヌケです。そもそも、あんなのがナニする大阪を侵略したってしょうがないです。懲罰ならわかりますが。でも、罰するなら入れちゃったヤツに向かってほしいものです。



5月28日(火)すごいすごい

 自分の行為に自信がある方はすごいなと思います。ちょっと高い山にちょっと年取ってから登ったからって、同年代の人も頑張りましょうとか夢を持ち続ければ実現しますとか。寝たきりになってる人は、頑張りが足りないんでしょうか。ホームレスの人は夢を持ち続けていないのがいけないのでしょうか。承認論は、突き詰めれば、この手の戯言を小難しい用語を使って主張してるだけなんですよね。



5月29日(水)にっきょー顔とは言われるけれども・・・

 いったいだれがもらしたのか、あるいはどっからかっぱらったのか、「文系学部の先生へお尋ねでございます。」というタイトルのゴミメイルが届きました。外国為替取引(いわゆるFX取引)の自動売買システムがどうのこうのと、要するに金儲けのもちかけなんでしょう。私のことをバリバリの共産主義者だと知っての狼藉でしょうか(えっ、そうだったっけ?)。ひょっとして、共産主義者でもプロレタリアートじゃない場合は金儲けすると思ってるんでしょうか。失敬な。



5月30日(木)当然だけど、線香顔と言われたことはない

 問責否決だそうです。だから線香屋は信用できません。だからあの人たちが世界平和とか言っても、何を言ってるんだかさっぱりわかりません。だからきっと、「混乱を招かないために」とか言って、憲法改悪に賛成するでしょう。だからあそこの関係者は、排除したくなるわけです。間違ってますか???



5月31日(金)だじゃハラ

 今年も、工学研究科の新任者研修会にお呼びいただき、ハラスメント問題の専門家面して「ハラスメントの基礎知識」を伝授してきました。パワーポイントなのに字ばっかで、しかもスクリーンに映されていることがそのまま配布資料としてプリントされており、そんな講演を聞かされたら「パワーポハラスメントですよね」って、<だじゃハラ>しようと思っていたのに、なんとPCが用意されていませんでした…。来年こそは、PC持参の上、工学研究科が大爆笑の坩堝と化す現場を目撃したいと思います。って、来年も引き受けるんかいっ!



6月1日(土)6月の定言命法

 国家的陰謀のため、実は40日もあった5月が終わり、ようやく6月になりましたが、しかし6月は6月で、これまた土曜と日曜しか休みがありません。その土曜とか日曜とかもいろいろとなにかあるわけで…。6月の定言命法:雨が降ったら無制約的に休むべし。



6月2日(日)ドアノブにガム

 ある大学で哲学科はおろか文学部をつぶすことに尽力し、首尾よくつぶした後はさっさとよその大学へ移り、そこで社会哲学とかいうものを何の臆面もなく講じ、大学論をものしているなんて人は、まさかいませんよね。もしそんな人がいたら、ドアノブにガムですかね。やらかしてることに対して、ちょっと地味すぎますが…。



6月3日(月)裏切られましたか!

 ある差別的な政党の支持率がガタ減りしているそうです。一連の発言のせいだろうとのことですが、ちょっとびっくりですね。これまで支持してきた人たちには、ひょっとして裏切られた感があるんでしょうか。たしかにここまで下品だとは知られていなかったかもしれませんが、でも、基本的なところはまるわかりだったじゃないですか。いったいどんな期待があったのか、さっぱりわからないです。



6月4日(火)『イノセント・ガーデン』

 って、どうなんでしょうか。『オールド・ボーイ』の監督だし、ニコールさまが出演しているし。しばらくはレイトショーに行けそうになく、行けるようになるころまで、上映していてほしいのですが…。興行成績1位とか2位とかのは、さっさと終わってくれていいのだけれど…。



6月6日(木)くすっ

 今日は通常の1時間目の授業に加え、2時間目に文学部共通概説の授業がありました。2つとも受講している人がいて、「2時間続けて同じ顔で申し訳ないですが、顔は変えられないので…」と言ったら、ちょっとだけ「くすっ」て聞こえたので、うれしかったです。9柱戯でピンを11本倒す話の面白さは、いまいちでした。哲学に人生論を求める人は、人の人生を生きようとしているのだ、という主張には、何人か納得してくれたようです。ポーズかもしれませんが…。



6月7日(金)八尾製紙のトイレットペーパー(特注)

 そんなことを言い出したってまったくナンセンスなんだから調査さえしないだろう、と防衛省関係者が言うほどのとんでも提案なんですが、こうして、前の失言に対する侘びとして、「ぼくちゃん、オスプレイのことをちゃんと考えてるんですよ」ってアピってるんでしょうか。ということは、八尾のみなさんはあれのトイレットペーパーなんですか。それにしても、お金たくさん刷って配ればみんな豊かになるって思ってるお方が、移転の検討を指示したって…。まあ、そういう意味じゃ首尾一貫してるのか…。



6月8日(土)讃えてるわけじゃないです

 幅約30センチ、深さ約50センチの側溝に入り、鉄製の蓋の穴から、上を歩く女性のスカート内をのぞいていた方が逮捕されました。もう、なんだかすっごいなぁと思っちゃまずいでしょうか。まあ、思うのは許されますかね。でも、すっごいなぁって書いちゃまずいですかね。しかし、すごくないですか、その執念。側溝なんて、いったいなにがいるかわかんないですよ。にもかかわらず、仕事が休みの日に、朝8時から2時間以上もそこにたたずみ鑑賞に耽っていたなんて…。常軌を逸しているとは言え、そこには監視カメラに比べれば、ほとんど人権侵害なんてないんじゃないの…、とか言っちゃいけませんね、はい。 



6月9日(日)恥ずべきこと

 中学1年のときの担任の教師が3月に定年退職したということで、お祝いを兼ねた同窓会めいたものがあり、わが心のふるさと八王子へ行ってきました。担任だった人は、もともと家庭科の教師でしたが、最後は校長になりました。そんなわけで、「ひのきみを強制してきた側の人なんですね」と言いたいところでしたが、そこはしっかり共同体主義的にふるまいました。まあ、そもそもそんなものに出てるわけですからねぇ。恥ずかしい。



6月10日(月)罪の意識

 小学校のときにクラスで一番かわいかった方もいらっしゃっていて、離婚されて相変わらずかわいらしいままでしたが、当時私のことを「王子様みたい(うっとり)」と思っていたそうです。困りました。近い将来、無血革命によって形成される人民連邦共和国において、王子なんぞに見えてしまったことの責任をどうとればよいのでしょうか。見えてしまったものは仕方がないこととはいえ、週末から罪の意識にさいなまれています。



6月11日(火)マジッすか???

 組の幹部とか胃を全摘してげっそりしてる人とかもいましたが、「なるほど」と思ったのは、心筋梗塞で心臓が8割死んでるのにたばこを吸ってる人が「あと、20年、30年生きてぇか?」と言ったときでした。しかしその隣にいた、大・高・中・小にひとりずつ子どもがいる人は、小学生の子どもがかわいいそうで、その子と妻とで川の字になって寝てると幸せを感じ、もっと生きたいと思う、とびっくりするようなことを言ってました。さらにその隣にいた人は、子どもなんかよりおねぇさんの方がかわいいべ、と言ったようでしたが、みなから黙殺されていました。



6月12日(水)ファイト!

 「虎今年は優勝 5つのジンクス」という見出しがありました。「ジンクス」は、英語では不吉なことだけに用いられるそうで、もちろんその後にやってくることもネガティヴな事柄です。ひょっとしてこの見出しをつけた人は、そのことを知っているのでしょうか。そしてさらに、梅田地下街の聖地での騒乱を知っているのでしょうか。だとしたら、きわめて勇気のある人です。蛮勇とも言いますが…。



6月13日(木)アホですか

 たま蹴りファンだか、たんなるナショナリストだかが、渋谷で騒ぎを起こさないことに貢献したとかで、わんが持ち上げられています。野球解説者の意向を優先して、あるまともなジャーナリストを出演させなくしたある日曜朝のニュース番組では、ある写真家が、このわんはえらいと、笑顔でコメントしていました(もちろん、「わん」なんてしゃれた言い方は使用していませんでした)。アホなんでしょうか。要するに、騒ぎを防ぐためには暴力が必要で、それがソフトに見えれば「えらい」って考えてるんですよね。こういうどっこしょは他の局に任せて、もうちょっと批判的になれないんでしょうかねぇ。この人には無理ですか。



6月14日(金)たまだと面白い

 その番組に出ていたID野球のボヤキ老人は、「サッカーって頭使うの?」と小バカにしつつコメントしてました。やっぱたまに聞くと面白いですね。ずっと聞くには堪えませんが…。言われたサッカー解説者も、「使いますよ〜」なんて言わずに、「ちょー優秀な野球選手ほどじゃないですけど、ちょっとは使うんですよ」くらい言ってやればよかったのですが、まあ、言えたら老人にそんなことは言われないわけで…。



6月15日(土)狩るなら犬を

入構規制の日、犬猫もいちゃいけないそうですが、犬はそこらじゅうにうようよいるじゃないですかねぇ。にゃんこ先生たちが狩られたりしないことを切に願います。



6月16日(日)うようよ

 今日はある学会の分科会で知り合いがパネリストをするので豊中キャンパスへ行きました。そしたら、予行演習なんでしょうか、うようよいました。金網のついたバスもありました。知り合いの知り合いは写真を撮りたがったのですが、制止しました。グッジョ。知り合いが、まるでネタ合わせをしていたかのようなボケ質問に対してぶち切れ、なかなか面白かったです。



6月17日(月)認めてもらえるでしょうか

 今日はハラスメント相談員のための研修会がありました。いつものように、実例をもとにした話をうかがっていると、「こういうことはやっちゃダメなんだよ」と、いつの間にか加害者として説教されている気分になってきます。これからは、LGBTに関係する相談も増えるだろうからと、小学生用の啓発DVDも見せていただきました。セクシュアリティはさまざまであって、それぞれ尊重されないといけない、と言われるのですが、そしてそれはもっともだと思わなくもないのですが、しかしペドフィリアとかも認めてもらえるんですか、と訊きたくなりました。たぶん、ふざけた質問だと思われるに違いないと思ってやめましたが、いやぁ、深刻な問題だと思うんですが…。



6月18日(火)夏の兆候

 今年はなかなか夏の兆候がやってこないと思っていたのですが、先週の月曜日にありました。するとそれ以降、突如37.9℃なんていうのもあって、12月のことが思いやられるような日々です。



6月19日(水)バカのバカ騒ぎ

 食堂で、バカがバカ騒ぎしていました。バカだからバカ騒ぎするのか、バカ騒ぎするからバカなのか。本質主義をとらないのであれば、後者のはずですが、しかし今度はバカ騒ぎのバカとは何かを問わなければならなくなります。とりあえず、帰り際に小声で「バカのバカ騒ぎ」と言っておきました。



6月20日(木)本気でヤブ

 またしてもヤブ歯医者へ行ってます。この人、致命的なことに手先が不器用なんです。きっと、プラモとか作れないに違いありません。しかも、半年前に通っていたのに、「このあたり、劣化してますね」って、半年で劣化したんかいってツッコミを待ってるんでしょうか。毎回次こそは、別の歯医者に移ろうと思うのですが、いつも突然歯が抜けて、仕方ないから同じところへ行ってしまうのです。ひょっとして、いわゆるソニー規格なんでしょうか。それならそれで、腕がいいってことになりますが、どうも本気でヤブです。ああ、ゆううつ。



6月21日(金)『ラッキーナンバーセブン』

 この前、観ました。話はなかなか面白かったです。へぇー、っていう展開です。ルーシー・リューはどうでもよかったですが。



6月22日(土)『裏切りのサーカス』

 『ユージュアル・サスペクツ』を凌ぐ、とか何とか言うコピーにひかれてレンタルしました。いまだに女王がいる国家の諜報部の話なので、基本的にどうでもいいってところもあるのですが、面白かったです。どこが一番面白かったかと言うと、ゲイリー・オールドマンが妻の浮気現場を目撃してしまい、うろたえるシーンでしょうか。幼いナタリー・ポートマンにトラウマを与えたに違いない、あのゲイリー・オールドマンが…、って感じです。本筋とはあまり関係ないんですけどね。



6月23日(日)つべごま

 いろいろとしないといけないことがあるので、とりあえずはつべを観てごまかしていたら、どういうわけか、松田聖子の歌のなかで、『ザ・ベストテン』においてもっとも長く1位だった曲が何だったのか、わかってしまいました。でも、そのB面の方が優れてると思うのですが…。



6月24日(月)お金を刷って配る+線香あげる

 都民のみなさんは、本気で、お金を刷って配ればお金持ちになれるんだって思っていらっしゃるのでしょうか。あるいは、線香でもあげとけば何とかなると思っていらっしゃるのでしょうか。しかしこれってきっと都民のみなさんだけのことではないのでしょうね…。



6月25日(火)大学行事



 大学行事です。間違っちゃいないけど、正確ではありません。そんなわけで、今日は振休をとって休みました。だから、職員証をチェックするのがわんなのかどうかは、確認できませんでした。どっちみち、金網のついたやつでわんさか入ってきてるのです。わんだけに、わんさか。ところで、どういう場合にはわんが入ってくるのを許可するのかとか、ちゃんとした規程のようなものはあるのでしょうか。大学には自治権というものがあったはずなんですが…。



6月26日(水)昨日の話

 昨日は近所にもわんわんカーが停まってて、有事の際には出動できるように待機してました。でも、わんたちは車内で弁当を食べてたので、写メってやろうかと思ったのですが、今使ってるケータイはもうしばらくは使う予定なので、やめておきました。それにしても、関わりあいたくないから休暇をとったのに、昼寝してたらわんわんカーのサイレンで起こされるなんて…。



6月27日(木)ぐた〜り



 黒にゃんこ先生、今日は講義が始まるとともに講義室へ入ってきて、ずっと聴講されていました。あんな講義でよろしかったでしょうか。どうも疲れさせてしまったようで、講義後は、外へ出てこのようにぐた〜りされていました。どうもすみませんにゃ〜。



7月1日(月)ぐた〜り 2

 金曜日は夜9時前までゼミがあり、週末は東京で研究会、そして今日は授業。先週の黒にゃんこ先生並みにぐた〜りです。とほほ。



7月2日(火)『カプリコン1』

 いまさらですが、この前観ました。めっちゃ面白かったです。77年に公開されていて、前々から面白いという話は聞いていたのですが、20年以上もほったらかしにしていたことになります。主演級の2人のプロフィールをぐぐったら、1人目にバーバラ・ストライサンドとの婚姻歴があり、「ふーん、そうなんだ」と思って、2人目のを見てびっくり。その人にもバーバラ・ストライサンドとの婚姻歴が…。えっ、兄弟ですか。



7月3日(水)そのとおりです

 共通教育で「正戦はあるか」という質問で小レポートを書いてもらうと、出席者の20パーセントが「ある」と答え、理由を書いてくれます。まあ、このことについてはこれ以上は言いません。友人を追いかけてきた殺人者に対してさえ嘘を禁止している人が、国民が自ら武器をとることを特別視しているのはおかしいという、あんなカント大好きやこんなカント大好きに聞かせてやりたい立派なレポートもありました。もうそれだけで単位認定したいくらいです。



7月4日(木)ライトもひどい

 どうしてタイガースの監督ごときが不倫したからって記者会見で謝罪しなきゃいけないのか、さっぱりわかりません。そりゃ、親会社が「球界の紳士たれ」とか言いながら原発を推進してたりすれば、不倫の代償として1億円支払ったりしなきゃいけないのかもしれませんが、タイガースの親会社なんて、たんなる電鉄会社ですよ。そもそもタイガースだし。だれも監督が品行方正であることなんて、期待していません。そんなことより、でかいだけのファーストとか、振り回してるだけのサードとかを使い続けてることこそ、謝ったらどうだって感じです。 



7月5日(金)カバレット

 一昨日は、ドイツのカバレットで活躍するあるトルコ人のパフォーマンスを観ました。政治に興味のないやつは羊なんだから、メェメェ鳴いてりゃいい、とか、ドイツのパラダイスの扉には営業時刻が記されていて、1分でも遅れたらもう中には入れないし、入るには事前に電話でアポをとるようにと書いてある、などなど、面白さ満載でした。ところで数か月前、シュツットガルトで次のような経験をしたそうです。年を取った女性と電車に乗り合わせ、「ドイツ語がうまい」と褒められ(ドイツ人はとにかく褒める)、ドイツに何年いるのかを尋ねられたので「30年」と答えたら、一言「その割には冠詞が使えていない」。



7月6日(土)へぇ〜

 トルコ語には、冠詞がないそうです。ドイツ語の冠詞なんて意味がないにもかかわらず、性別までもっていて、なぜ机が男でドアが女なんだ、と毒づかれていました。ドイツ語の本があんなに分厚いのは、何の意味もない冠詞のせいだそうです。そうだったか。



7月7日(日)『イノセント・ガーデン』

 『オールド・ボーイ』の監督の作品です。二コール・キッドマンがあんなことしたり、こんなことしたり…。結構年配のカップルが来てましたが、あんなの観ちゃって大丈夫なんでしょうか。惜しいのは、主演の男がぶっさいくきわまりない点です。



7月8日(月)砂時計もなかった・・・

 今日は出勤するために玄関の扉を開けた瞬間に、どこかで焼けた石に水をかけて熱気を大量発生させていることはわかったのですが、その大掛かりな陰謀がどこで行われているのか、ついに発見することができませんでした。せめてフィンランド人とかロシア人とかがいないかと探しましたが、これも見つけることができず。じゃあ、さすがに水風呂はあるだろうと思ったのですが、これもありません。ううう、いったい何のサーヴィスだったんでしょう。



7月9日(火)断固抵抗

 大掛かりな陰謀を私ごときが見つけられるはずはないということに思い至ったにもかかわらず、今日のぎらぎらを経験して、絶対どこかに反射鏡があるに違いないと思って探してみたのですが、やっぱり見つけられませんでした。そんな中、ネクタイを締めて出勤するのは、なかなか恥ずかしいものがあります。しかし、ここで「クール・ビズ」なる国家的陰謀に屈するわけにはいきません。個人がどんな服装をするかを国家が定めるなんて、ファシズム以外のなにものでもないでしょう。笑いたければ笑えばいい、ノアも笑われたんだ。ぐはは。



7月10日(水)何かってナニ???

 脳内メーカーによると、私に欠けているモノは、「活気」だそうです。そして【舟場保之状態】とは、「何かやらかす匂いがプンプンしている様子」だと。どっちも当たってそうですが、しかし合わせると、活気はないのに何かやらかしそうなんですねぇ。10年後はずばり「44kg」だと断言してくださるので、やっぱ何かやらかしちゃうのかも…。



7月11日(木)木曜の限界

 1時間目はそろそろ限界です。2007年に担当していた頃は、14回目に試験を実施して、15回目は質問タイムということにしたのですが、この間の情勢から、優雅に質問タイムなんてものを設けるわけにはいかず、まだ後1回は授業をしないといけません。しかし朝から30℃近くもある中で哲学の授業なんて、狂気の沙汰です。暴れないのは、ひとえに「活気」ピースが欠けているためです。



7月12日(金)金曜の限界

 16時半からの研究発表ダブルヘッダーはそろそろ限界です。夕方になっても30℃近くもある中で哲学の研究発表なんて、狂気の沙汰です。暴れないのは、ひとえに「活気」ピースが欠けているためです。



7月13日(土)個人的限界

 同僚が高校でいわゆる出前授業をして、「哲学なんてなにが面白いんですか?」的な質問をされたそうです。きっとこういう質問にもちゃんと答えられないといけないし、よくできた哲学研究者なら、顔色一つ変えず、すらすら答えるのかもしれません。「うん、その着眼はすばらしい」とまで、しかも嫌味を一切含まずに、言っちゃう人もいそうです。もちろん「活気」ピースの欠けている私にはむりぽです。



7月15日(月)『バナナ』

 ウディ・アレンが監督した第二作目の作品です。ウディ・アレンでもこんなの撮ってしまうのか…、という代物です。無駄な3連休にはお似合いかもしれません。しかしよくまあ、これで第三作目を撮らせてもらえたもんだと感心します。まあ、レスリー・ニールセンがシリーズになるくらいだから、問題なしでしょうか。



7月16日(火)要するに、暑い

 30℃を超えているのに仕事をするなんていうのは、これはひょっとして人権侵害じゃないでしょうか。人権侵害であることがわかっているにもかかわらず、従順に仕事し続けることは、共同正犯ではないでしょうか。いまこそ労働運動の基本に立ち返り、サボタージュを敢行すべきときではないかと思っているのですが、こんなことを言えば、「暑い中を一生懸命働いている人たちを冒涜する学者様」と袋叩きに遭うことは避けられないので、その批判は的外れだと思いつつも、沈黙することにします。



7月17日(水)いろいろ

 190人登録の授業で50人以上脱落者が出ると、ちょっとまずかったのかな、とか、いやいやそれはそれで健全だ、とか、いろいろと思います。脱落者を出さないような授業をしない者は怠慢だと言う向きもあるかもしれません。教師が魅力的なら脱落者なんて出ないだろうと言う人もいるかもしれません。脱落者が出ない授業ができるなんて思ってるのは傲慢であり、そんなことが実現しているのだとしたら、それは学生が無理に無理を重ねているだけだと思わなくもありません。教師の話すことではなく、教師自身が魅力的かどうかで脱落するかしないかを決めるような学生は、そもそも登録する授業を間違っているとも思います。



7月18日(木)ちょっとひるんだ

 今日は机の上に乱雑に出された小レポートをまとめ、さあ帰ろうとしたら、提出が遅れた三人組がやってきました。笑顔で手渡そうとするので、「どうして笑顔なんだ?」と訊いたら、「すみません」とか謝るので、「いや、そうじゃなくて、どうして笑顔なんだ?」と例によって執拗に尋ねたら、「笑顔が顔に染みついているんです」と笑顔のまま答えてきました。むむむ、と思いつつ、そこはひるんだのを悟られないように、「じゃあ、お通夜とか行けないじゃん」と言ってやりました。



7月19日(金)とはいえ・・・

 年をとったからなのか、なにも16歳で殺したり殺されたりしなくてもよいものを…、と思ってしまいます。以前なら、16歳だってそういうこともあるだろう、と思い、別にもったいないとか思ったりしなかったのですが…。これはひょっとするとすでにパターナリズムかもしれなくて、うんざりです。



7月20日(土)記念パーティ

 同僚の60歳記念パーティがありました。人徳のため、学生もたくさん集まりました。ご本人も嬉しそうだったし、集まったみなさんも楽しそうで、盛会でした。なんなら、来年は61歳記念パーティをしてもよいのではないか、と思うほどでした。



7月21日(日)わけがわかりません

 もう終わったので問題にはならないでしょう。「××を守る」と「××を取り戻す」が同時にスローガンになってるのに大勝しちゃうってどういうことなんでしょうか。このふたつは明らかに矛盾しているでしょ? 守るんですか、それとも取り戻すんですか、ってフツーに突っ込めるでしょ? こんなのがおかしいことは小学生だって高学年くらいになれば確実にわかるじゃないですか。なのに大勝って、まったくわけがわかりません。



7月22日(月)わけがわかりません 2

 あの元レスラーがいまさら国会議員になって何をしてくれるんでしょうかねぇ。いや、「いまさら」は間違いですね。まあ、どっかの政党の1票にはなるわけですか。いらんなぁ。



7月23日(火)兵庫県て、大丈夫???

 兵庫県て、大丈夫でしょうか。2人区で、お金を刷って配ればみんなが豊かになると思ってる人の党とちゃんと風俗へ行かないから強姦するんだと思ってる人の党の議員が、それぞれ選ばれちゃったんですよ。大阪に住んでるやつに言われたくないかもしれませんが、大阪は、むかしから、銭湯へ行くことと自転車に乗れることとセクハラできることしか取り柄のない山田が知事だったし、目を剥く以外に何の芸もないヘレンの夫が国会議員として選出されてたわけですから、もう、今回のざまなんて、言ってみれば伝統芸です。あ〜、脱出したい。



7月24日(水)外にも友だちいるんですね

 政教分離問題に言及されたからとインタヴューを拒否する悟り方が足りない人たちがいたそうです。しかし信者以外にそんなところへ投票する人がいるのかと思っていましたが、F票とかいうのがあることを知りました。信者たちが自分の友だち(F)に投票をお願いすることによって得られる票のことだそうですが、あれま、信者に信者じゃない友だちがいるんですね〜。そんなに開かれた人々とは知りませんでした。これはすつれい。



7月25日(木)緑さまたち

 自称ミュージシャンとかいう自称市民派がたくさん票を集めて話題になってるそうです。ヨドバシの前で信号待ちしてるときに、なんかしゃべってるのを聞きました。反原発なのはわかりましたが、途中から護憲派批判が始まって、よくわからなくなりました。ビラを配ってる者たちは、「ちゃんと政治のことを考えようよ」と、なぜか上からの物言いをしていました。主張がわからなかったのでビラをもらおうと思いましたが、にっきょー顔のせいか、くれませんでした。いらねぇーよ。



7月26日(金)ちょっぴり残念

 昨日は1時間目にテストがありました。ほぼ150人。平常の小レポートがしょぼい人にかぎって暗記力は優れていたり、その逆に小レポートは優れているのに暗記力が弱かったり。採点していて、とくに後者はちょっぴり残念な気持ちになります。遂行的矛盾の例をあげよ、という設問に対して、「お前はもう死んでいる」が圧倒的に多かったのは、どういうことなんでしょうか。それって親の世代でしょ?



7月27日(土)残念な人、かなり

 原爆と原発は異なる、と。広島市長ってもうちょっとまともな人じゃなかったかと思ったのですが、いつの間にやら私の知ってる人ではなくなっていました。戦後の原発推進が「いつか核兵器を」って思想と密接につながっていたことは、多くの人が指摘するところなのですが、そういうのは「赤い」思想だからご存じないのでしょうか。私は言いませんが、そういうこと言ってると、じゃあ広島市に原発つくりなさいよって言われちゃいますよ。



7月28日(日)ったく

 何がロイヤルベビーブームだ。21世紀にもなって王室とか、世界の人民に対して申し訳ないと思わないのか。「未来のイギリス国王」とかほざかれてるけど、未来にイギリスは存在しないからね。なぜなら、そう決めましたから。浅田彰もせっかくコメンテータしてるんだから、「こんなのを騒いでるのは土民だ」ってちゃんと言わないと。



7月29日(月)幸福について

 今日はテストをしました。テスト問題を作りながら、法の絶対的演繹だのフォイエルバッハの法的実践理性だのを問うことができるなんて、非常に恵まれているということを痛感しました。講義の際に、テーマを普遍化させて論じているつもりですが、とはいえ細かな議論にならざるをえないところもあって、受講者の9割以上がその辺のところを専門としていないにもかかわらず、従順に教員の話におつき合いくださるわけです。その上、テストで問われるなんて…。そんなわけで、ちょっぴり幸福を感じましたが、すぐさま自分がその幸福に値するかどうかを厳しく問うことにしました。うそ。



7月30日(火)青かったか・・・、赤いのに

 あまりにも暑く、うだーっとしていたので、ちょっと英気を養おうと飲み物を買いに行きました。「大人を虜にする」ってキャッチコピーのついたものを購入し、飲みましたが、一向に虜になりそうにありません。もう十分すぎるほど大人になってしまったと常日頃思っていたのですが、ひょっとしてまだ大人じゃなかったのでしょうか。



7月31日(水)パメルクラルクも関係ない

 そんなわけで、今日はピルクルを購入しました。ピラルクじゃないですよ。だれがそんなもん、飲むんですか。想像するだに、キモいです。あああ、暑さのために頭が完全にやられてしまいました。



8月1日(木)出来の悪い高校生並み

 「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか。」大丈夫でしょうか、こんなことを言ってしまえるようなのが副総理ですよ。バ○にもほどがあります。ヨーロッパでこんなことを言ったら、まず議員はやってられないでしょう、と思いましたが、間違ってました。こんなことを言ってしまうバ○は、ヨーロッパではそもそも議員になれないでしょう。「誤解を招く発言だった」とか言うわけですが、まったく誤解なんて招きません。発言者はバ○以外の何者でもないということは、何の誤解もなくストレートに伝わっています。



8月2日(金)すっきり

 歯を治療する際に、歯茎と口の内側の間に脱脂綿をつめて作業をしやすくする、ということがあると思います。作業が終わったら、言うまでもなく脱脂綿は回収するでしょう。回収を忘れられると、待合室にある植木の根元にこれ見よがしに捨てておくしかありません。そんなこんなが続きましたが、待合室におかれている新聞が、原発を推進してきた新聞社のものから、さらに3Kへと悪化し、それで何十年も通い続けた歯医者をやめました。すっきり。



8月3日(土)休日出勤

 土曜日でしたが、行っちゃいました。廊下には灯りがつけられておらず、なかなかいい感じです。セミの声以外、ほとんど音の聞こえてこない部屋で本を読んでいると、なんだか研究が進んでいるような錯覚を覚えることができます。あくまで錯覚なのが残念ですが…。



8月4日(日)『ナンバー23』

 たしかに主演男優は相変わらずうっとうしいのですが、話そのものはそれほどつまらないわけでもありませんでした。ネットだと、無理やり23に引っ掛けて、あんなこじつけが面白いか、と酷評しているものもありますが、パラノイアなんですから、こじつけるのは当たり前なんで、それがつまんないと言うのは、パラノイアがつまんないと言ってるだけで、とうてい映画批評になってるとは思えないのですが…。



8月5日(月)オープン・キャンパス

 今日からオープンキャンパスが始まりました。どう見ても小学生みたいなのも、集団でうろうろしています。実はまだ授業期間中です。いったいどうなってるんでしょう。おまけに会議まで開かれるそうです。結論。会議風景の描写を単位取得のためのレポート課題とし、かつガキんちょたちにも意見を言わせてやる。



8月6日(火)だから???

「ご存じですか?このままだと「リニア中央新幹線」は京都を通りません!」という見出しをつけて、京都市役所がなにやらがたがた言ってるそうです。そーれでー???



8月7日(水)思い出した

 「あ〜、黒くなってますね〜」とか「虫歯になっちゃってますね〜」とか、アシスタントの合いの手が入るのがおかしいですよね。まるで『ディア・ドクター』です。もっとも、余さんとは似ても似つかない方ですが…。



8月8日(木)普通の歯医者

 そんなわけで、新しい歯医者へ行こうと電話をしました。すると、これまでそんなことは絶対になかったのに、今日予約をしようとした歯医者は普通の歯医者だったせいか、「今からじゃあ、3時間お待ちいただきます」と。明日もその状況だそうで、そりゃ普通の歯医者ならそういうもんでしょうと、妙に納得がいきました。ぐはは。



8月9日(金)へんてこ解釈じゃなくて・・・

 集団的自衛権は憲法違反だと、みなさまのNHKで明確に言われていました。解釈なんかでごまかさず、ちゃんと手続きを踏んでいただかないといけません。いやしくも立憲国家なのですから。たとえ副総裁がバ○だとしても…。 



8月10日(土)灼熱地獄

 今日も午後から出勤してしまいました。廊下はやはり薄暗くステキな感じでしたが、しかし結構部屋からは灯りがもれていて、週末だというのに行き場のない人たちが集まってきているようでした。外は、表現するのもおぞましいほどの灼熱地獄でしたが、部屋では仕事がはかどった錯覚を十二分に満喫できました。かっかっかっ。



8月11日(日)『ストロベリーナイト』

 人を殺したことがあると心に闇を抱えていることになって、そうした闇を抱えている者同士じゃないとわからないことがあって、というような話は、なんつーかどうでもいいです。はいはい、わかり合える者同士がぺろぺろしたいんですね、って感じで、一種のアイデンティティ・ポリティクスです。法の優れているところは、こんな陳腐な個人の事情とはまったく関係なく、普遍的に妥当性をもつってことにあります。



8月12日(月)オスプレイ・キャンセル

 今日はOCがありました。OCは、残念ながら「おねぇさまとコーヒー」でも、幸いなことに「おっさんコーナー」でもありません。言わずもがなのオープン・キャンパスです。このクソ暑い中、多くの文学部ファンに集っていただきました。他の専修があまりにも元気すぎて辛く、うちにやってきて(なぜか皆目わかりませんが)3時間以上もい続けてしまった方、わざわざ福島からお見えになり、文学部はいいけど哲学はねぇと難色を示す両親を説得する材料を求めに来た(けど、だれからももらえなかったかわいそうな)方、などなど、お疲れさまでした。



8月13日(火)ヘーゲルさん?

 憲法改正という歴史的使命を負っているとお考えの方がいるそうですが、そんなこと、どのようにしてお知りになったのでしょうか。自分のような者が歴史的使命を負うほどの者かという反省が微塵もないことはさておき、歴史的使命とか言う以上は歴史に一定の法則性があるとお考えなのでしょう。しかしそれをどのようにして知りえたのか、それがまったく謎です。 



8月14日(水)『スターリングラード』

 エド・ハリス、やっぱり嫌いで、とっとと撃たれろと思いながら観てましたが、まあそう簡単に撃たれるわけにはいかないでしょう。ジュード・ロウ、いくら疲れてるからって、ちょっと速すぎんじゃないでしょうか。ターニャのちら見せはマニア垂涎です。でも、実生活ではあのぶっさいくが夫だそうで、なにか深い悲しみでも抱いているのでしょうか。



8月15日(木)ゲンゴロウ級



 そんなわけで、団員証が発行されました。条件に、「島根と自分の故郷と家族…を大切に思うこと」とあります。いきなり守れそうにありません。この条件て、ひょっとして世界征服と同じくらい達成するのが難しいのではないでしょうか。



8月16日(金)やっぱ大切じゃないや



 なぜなら、菩薩峠くんがうちに来ることになったからです。ところで松江市では、小中学生が『はだしのゲン』を読むためには大人の許可がいります。こんなばかげたことを決めてしまった大人の許可がいるのです。こんなところには、デラックス・ボンバーでしょうか。いやいや、暴力はいけないので、菩薩峠くんになんとかしてもらいましょう。



8月17日(土)やっぱピラミッドの方が大事っすねー

 エジプトでデモに対して軍による発砲があり、死傷者が多数出ています。政治評論家の田崎とかいうやつは、流れ弾で人類の遺産であるピラミッドが傷つかないか心配だと言ってました。まあ、こんな人のことは心配いりませんが、こんなのをコメンテーターとしていまだに使い続けている人たちは、頭大丈夫なんでしょうか。



8月30日(金)『オブリなんちゃら』

 2077年の設定だと言うのに、相変わらずヘテロで、性別役割分業が固定されていて、そりゃ人類の未来は暗いわな、と思わせる映画でした。あの男のクローンがそこらじゅうにいるのも、悪夢というか、げっぷが出るというか。そして、放射能による汚染地域というものが、あたかも明確に線引きできるかのような描写は、あまりにも頭の中で桜満開すぎでしょう。



8月31日(土)『GIなんちゃら』

 北朝鮮の亡命者を確保するために平気で国境を侵入し、核弾頭をかっぱらうために平気でパキスタン国内で武装攻撃を仕掛ける。あんたたちはいったい何者なんだ。北朝鮮やパキスタンはいつからあんたたちの庭になったんだ。裏切られたからリベンジだとかなんとか言ってたけど、そんなことより国家の主権を尊重しなくてもええんかい、頼むから同士討ちしてくれ、って思いました。ブルース・ウィリスが出てるって言うから、仕方なく我慢して見続けたのですが、30分で限界を超え、見るのをやめました。クソ映画。



9月1日(日)『藁の楯』

 主演のSPは、だれかに似てると思いながら観ていたのですが、わかりました。はんちんのショートです。しかしはんちんのショートは、大サーカスの団長に似ていたはずです。ということは、あのSPは、団長に似ているということですか。意外な展開でした。ところで、護送される容疑者の母親話とか、じいさんのくさくさ演技とか、不要でした。



9月2日(月)とっとと更新

 はんちんと言えば、バレが本塁打記録を更新しそうなことに関して、「死球が少なすぎる」と文句を垂れている人がいるそうです。「厳しい内角攻めがなされていない」ということが言いたいそうですが、そしてパ・リーグではそういうことが行われてきたんだと言いたいようですが、これって、本塁打を打ちそうなやつには死球だって辞さないというたんなる野蛮な発想か、あるいはたんにコントロールがないことの吐露か、どっちかにすぎない、って可能性だって捨てきれません。そんなことよりも、親会社が原発を推進してきた球団のバッターが持つ記録を、なんとしても抜かせないように努めてきたことこそを、問題にしてほしいものです。



9月3日(火)『ランナウェイ/逃亡者』

 レッドフォードが監督して主演している映画ですが、『追憶』と同様に、やっぱり政治的になりきれない人を演じるのが得意なんでしょうか。記者(の顔)はうっとうしくて仕方ありませんでしたが、スーザン・サランドンは「さすが」と思わせるものがあり、またその主張にだれが反論できるのか、ウエザーマンの方が正しいじゃん、と思いました。



9月4日(水)FD研修

 FD(≠ふなちょ大好き!)研修がありました。学生への対応についてのお話は、おおいに参考になりました。だからと言って、それができるようになるかどうかは別ですが…。他のえらい方たちのお話では、質疑応答も含めて、非常に忍耐力が養われました。英語だけしかできなくても卒業できるような制度を作ることが、なぜグローバル化への対応になっているのか、このことを理解できる能力は、幸か不幸か開発できませんでした。



9月5日(木)できるものなら、あそこのをびりびりと

 ドイツでは9月に連邦議会選挙があり、街中に各政党のポスターが見られました。たいていはポスターをベニヤ板に貼りつけ、それを木に針金などでゆわいつけてあるのですが、中にはとりはずされて、粉々まではいかないにしても、二つとか三つとかに切断されているものがありました。よく見ると、それはたいていレプブリカーナーという右翼政党のものです。なるほど。こういうことをついつい素晴らしいことだと思ってしまう私は、つくづく偏狭であってリベラルではないよなぁと反省を強いられます。まあ、きっといつまでも偏狭なままでしょうけど。



9月6日(金)『陰謀のセオリー』

 イッちゃってるメル・ギブとイチローの映画です。たしか以前、観たはずなのですが、まったく記憶がなく、ひょっとしたら、何らかの理由により、観た記憶を奪われたか、もしくは観た記憶を植え付けられたか、そのどちらかかも知れません。これもMKウルトラ計画の一環なのでしょうか。ヤバい。



9月7日(土)別にいいじゃん

 フランスで、シリアに対する爆撃を支持していないのは、共産党と極右政党だけだそうです。この場合、武力行使に反対するけど、いろいろとこだわりがあって前者を支持できない人はどうすればよいのでしょうか。いや、そもそもそういうこだわり派には困ったもんです。フランスのみならず、このへんにも結構います、そこだけには投票したくないって人たちが…。そのリジッドさは、自由で民主的だと自称する人たちを支持する方たちにも通じるものがあります。



9月8日(日)じじい地獄

 静岡地獄もさることながら、じじい地獄もなかなかどうして。バカでかい声で、同じ話を繰り返し繰り返し。「その後、こうなるんでしょ」って言いたいくらいです。このままずるずると生き続けたら、いずれそうなっちゃうのかと思うと、早いとこおさらばしたいものですよ。



9月9日(月)大人の対応

 じじい地獄のじじい情報によれば、「丹波の黒豆がいい」そうです。細かく砕いたものが関西スーパーで売られているらしく、それをヨーグルトに混ぜて食べるそうです。ヨーグルトは、ブルガリアじゃなくてもいい、という指示もありました。同行している若い人が「みなさんのおかげでいまの日本があるんです」と、いったいどんな弱みを握られてるんだ的なよいしょをしていましたが、近くに座ってたやつは、「ははーん、この人たちのおかげで原発はあるし米軍はいるんだ」と思ったけど、大人なので声には出さなかったそうです。



9月10日(火)絆もあるしね!

 吉本枠があったり、セクハラ枠があったり、そしてファシズム枠があったりして、言い合いになるとちょっと不利でしたが、切り札ができました。ほほう、おたくでは民族の祭典をなされるそうですね、と。



9月11日(水)『手袋を買いに』

 今年は新美南吉生誕100年で、さまざまな催し物が行われているようです。実は没後70年でもあります。そして名作『手袋を買いに』は、亡くなった後に刊行された童話集に収められていたのですね。小学校の頃、教科書で読みました。



9月12日(木)防犯カメラという名の監視カメラ

 監視カメラみたいなものを設置しちゃった後で、監視カメラがどこそこに設置されていますという規程を作るなんていうのは、文字通り本末転倒だと思うのです。じゃあこんなところでぐずぐず言わずにしかるべきところで発言しろよ、って言われるかもしれませんが、そのしかるべきところがどこだかわかんないんですよ。『1984』が出版されたころは、「共産主義こぇ〜」って言ってたくせに、どうして自由主義者が監視されたいのか、さっぱりわからないです。



9月13日(金)バッカじゃね

 イグノーベル平和賞とやらが、欧州最後の独裁者と言われている人に授与されたとかです。いかにも正義の味方っぽいので、ためしに調べてみたら案の定でした。2003年に、大量破壊兵器があるといちゃもんをつけてイラクを爆撃し、世界平和に大貢献したサルとかブッシュのプードルとかには授与されていません。2011年に、パキスタンに軍隊を送り込んでウサーマ・ビン・ラーディンを殺害し、これまた世界平和に大貢献したバラク・フセイン・オバマには授与されていません。おまえらこそが、イグノーベルだよ。



9月14日(土)バッカじゃね 2

 本塁突入時にベースが全面的にふさがれていたら、タックルするしかないでしょう。もしそれが危険だからやめるべきだと言うのなら、キャッチャーが捕球した時点で審判はアウトを宣告しなきゃいけないはずです。マートンが突っ込んで、キャッチャーが転がって、しかしボールをこぼしていないのを確認してアウトを宣告したのなら、その後でタックルを理由に退場させるのは、明らかにおかしいです。結果的にアウトだったから、その行為は不正になるなんて、でたらめすぎますよ。解説者(広沢)は、審判の判断を支持していましたが、ホント、バカすぎる。



9月15日(日)『鈴木先生』

 中学生に妄想をもつことはありませんが、しかし妄想の部分は面白かったです。小川病とかも。妙にまじめな部分は、めんどくさかったです。それにしても、つくづく、今、中学生じゃなくてよかったって思います。クレジットの背景の映像のように、みんなが楽しそうに笑っているなんて、とてもやっていけそうにありません。しかしよく考えたら、当時もやっていけてなかったかも…。



9月16日(月)めんどくせ

 鈴木先生は、あんたは不良を相手にせず優等生とばっか仲良くしていた、というようなことを元不良に言われます。それは鈴木先生の教育メソッドに則ったふるまいだったようですが、そんな教育メソッドがあろうがなかろうが、「おれ、正直だから」とか何とか言いつつ、こんなことを言っちゃう元不良は、やっぱめんどくせぇーって。まあ、大人じゃないからしょうがないのか。でも、大学生でもいそうですけどね…。



9月17日(火)『パーカー』

 これはもう、何も考えずに観てればよいだけの映画です。もっとも、スタローンのようなくどさがなく、すっきりしているので、「何も考えずに観てればよいだけの映画」にも、差異はあるようです。あえて言えば、ジェニファー・ロペスが出てるんだからもうちょっと××くてもいいんじゃね???



9月18日(水)えぇ〜???

 近頃の虫歯治療はまったく痛くない、おまえが行ってるところはおかしい、と言われ続けてきました。昨日、フツーの歯医者で虫歯治療をする機会があり、まったく痛くないなんて誇張だと言ってやる気満々で臨みました。「治療中、しみたら手を挙げるとかして合図してくださいね」と言われました。「言ってくださいね」とは言われなかったので、「おぬしやるのぉ」と思いつつ、しかし「しみるって、おかしいだろ」とこっそり突っ込んでいました。あの嫌な音がして、くるぞくるぞと思っていたのですが、あれぇ、もう口ゆすぎますか、って状況に。痛くない。ホントにまったく痛くない。これがフツーの歯医者なんですか! もうめっちゃびっくりです、あのヤブに!



9月19日(木)人が死んでるのによく迷惑とか言えるもんだ

 朝から山手線が人身事故のため運転を見合わせているというニュースに対して、「死ぬのは勝手だが他人に迷惑かけるな」というような書き込みをわざわざする人たちがたくさんいて、うんざりです。これまで他人に迷惑かけないように生き続けてきたけど、ついに我慢できなくなって飛び込んだのかもしれないのですよ。「他人に迷惑かけるな」という言い方が、ずっとプレッシャーになってきたのかもしれないのです。そんなふうに言い放つ者たちに、最後くらい迷惑かけてやれってことかもしれません。そもそも、人の生命以上に尊重されるべき用事なんてそうそうないのですから、ちょっとくらい出勤が遅れたってどーでもいいです。



9月20日(金)体罰神話

 バレー部のコーチとかいうのは、学習能力とかないのでしょうか。他の学校のバレー部では体罰で自殺者を出したというのに、それは死ぬやつが悪いとでも思ってるんでしょうか。きっとそう思ってるんでしょう。弱いから死ぬのだと。行き過ぎた体罰はよくないとか言う人もいるようですが、体罰そのものが行き過ぎてるのです。体罰したって強くはならない、という言い方も間違っているのであって、体罰そのものが不正であり、野蛮なんです。



9月21日(土)文化って・・・

 文化主義者とかいう人たちがいるそうですが、その手の人たちの言い分によれば、体育会文化というものがあって、体罰は体育会文化のひとつなんだから体育会の外部からとやかく言っちゃダメだってことになりそうです。文化って、Kultivierung なんですよ。野蛮の反対なんですよ。まあ、「啓蒙は野蛮だ」というようなことをおっしゃった詩人もいるようですが、所詮は詩人なので…。



9月22日(日)あらら

 文学部同窓会の講演会・総会・懇親会というのがあって、愛校心あふれる私は出席しました(←お願いですから真に受けないでください)。そんなわけで、懇親会終了後、部屋に戻って仕事をしてしまいましたが、なんと、三連休の真ん中の日だというのに、3階は行き場のない人たちがぞろぞろとやってきているようで、そこらじゅうの部屋から灯りがもれていました。もうちょっと社会性がないといけませんよ(←お願いですから真に受けてください)。



9月23日(月)影も薄いらしい

 昨日は退職された元同僚(ひょっとすると、元研究科長?)から「ますます存在感がない」とお褒めの言葉をいただきました。光栄です。30年ぶりくらいに再会した同級生は、当時の私の印象を「静かな人」とおっしゃっていました。わはは。そりゃそうです。なにしろ小学校時代は「王子様」だったんですから。そんなわけで今日もワーホリ出勤してしまいました…。



9月24日(火)ここにもいるが・・・

 ドイツで連邦議会選挙があり、メルケル率いる政権与党が圧勝しましたが、しかし単独過半には至らず、どこかと連立を組まざるをえません。驚くべきことに、緑の党もその候補に挙がっています。メルケルの党は中道右派と言われているのに、そんなところと組めちゃう緑の党って…。開票後、その日の夜に各党の代表が集まって討論会が開かれるのですが、社会民主党の首相候補だった人物は、中指を立てた写真が選挙中に雑誌に出て物議を醸したほどの大物で、「こんばんは」さえ言わず、なかなか好感がもてました。それに対して、いかにも善人面した緑の党のやつは、ただひとりだけ、メルケルに「おめでとう」と。政権与党に擦り寄るやつらほど醜いものはありません。



9月25日(水)尿管カテ

 よく考えたら今日は、尿管カテ3周年記念日でした。あの半端ない痛みを経験し、しかし幸いにもその後病みつきになることもなく、よかったです。あんなことされるくらいなら、いっそ××された方がましですよ、ほんに。



9月26日(木)チェッカー歴を業績にしたい!

 「科研が書けん」の時期になりました。今年も、申請書チェッカーを拝命しています。「人のをチェックできるくらいなら、自分のが通るだろ」なんてことを言ってはいけません。一昨日、さっそく1件読ませていただきましたが、「すばらしい」の一言です。チェッカー歴が長くなると、「これは通るだろう」と思ったものは、(自分以外のものは)まず通ります。「これは落ちるだろう」と思ったものは、(自分のものも)まず落ちます。一昨日のものは、「通るだろう」と思いました。それにしても、どうしてあんなに業績があるんでしょう、そんなに研究に費やす時間がありますか、チェッカーやりませんか、って思いましたよ。



9月27日(金)すっごい

 久しぶりに、平日の朝、モノレールとあずき色に乗って、びっくりしました。モノレールには、本当に、日K新聞を読んでるスーツ姿の女性が乗っています。あずき色には、本当に、スマホでテトリスやってる人が乗っています。テトリスの人は、汗をだらだら流しながらやってました。みなさん朝から本気なんですね!



9月28日(土)山形ノスタルジジイ

 研究会があって、山形に来ました。かつては毎年、山形に来てました。レースに出るためです。同じ大会で4連覇して、さすがにジョギング愛好家たちを相手に恥ずかしくなって来なくなって以来、10年ぶりくらいです。以前は空港から市内へ出るのにリムジンバスを使ったものでしたが、空港を出てもバスは見当たらず。バスじゃ経営が成り立たないから、乗り合いタクシーになったと、運ちゃんが教えてくれました。その乗り合いタクシーも、実は、客は1人だけ。夕やみ迫る中、高速なのに片道1車線の道を灯りのともる市街地へ向けて30分くらい走りましたが、なんだか段々悲しくなりました。



9月29日(日)殺生してしまった・・・

 おドイツへ行くときのルフトハンザみたいなのだと、「こんなのが飛べるのかよ」って心配になりますが、今日みたいなのだと、「こんなので飛べるのかよ」って心配になります。離陸直前のあの猛ダッシュ、ホント嫌です。空港からのモノレールでは、共産主義者を排除した夢の国へ行ってきたやつらや、先住民をおん出して開拓した北の地に行ってきたやつらがバカ騒ぎしていたので、ちょっと疲れていましたが、光線を送ってしまいました。



10月1日(火)『そして父になる』

 ファーストデーだったので、割引でした。しかもレイトショーなので、倍に安くしてくれてもよさそうなものを、そういうわけにはいきませんでした。スピルバーグが号泣してリメイクするそうですが、そりゃ儲かりそうだからあまりにうれしすぎて大泣きしたんでしょう。たしかに「あなたの最初に言った言葉」は意味がわからず、引っかかったので、謎解きミステリの趣はありました。だけど、あそこの局がかんでいて、みんなで一緒に風呂に入ることをよしとすることに象徴されるイデオロギーが、やっぱり好きになれないし、不正だと思いました。



10月2日(水)『かよチュー』

 和田がうざいです。電車でもこういうやつがいると、ついつい念力送ってしまいます。突っ込む内容がつまらないのか、しゃべり方とか声が嫌いなのか、よくわかりませんが、うっとうしいです。じゃあ、観なきゃいいんです。そのとおり。でも、井端とかいい感じだし…。稲葉さんも…。ところで、稲葉さんがなんでうさぎに似てるのか、昨日はたと気がつきました。



10月3日(木)『鷹の爪GO』

 ときどきやりすぎのところがあって「あ〜あ」と思うのですが、実写版の博士が出てきちゃったところは、まさしくやりすぎの部分でした。本人がぜひ出たいとか言ったんでしょうか。断ればよかったのに。こうしたやりすぎの部分を集めると、『かよチュー』になるのかと、ひそかに思っています。



10月4日(金)セメ1で

 また新学期が始まってしまいました。新学期が始まるごとに、「もうやらなくてもいいんじゃないの?」と思い、そう書き、「ふざけんな」と思われています。いえ、ふざけてなんてないんですけどねー。



10月5日(土)誤解が解けた!

 とっとと消えてなくなってくれても一向に構わないなんちゃらの会の府議会議員が、昨日やら一昨日やらに柴原駅のエスカレータを降りたところでなにやらしゃべっていました。遠くから「バ〜カ」と言ってやったら、何を誤解したか、お辞儀してきたので、近くを通り過ぎるときにちゃんと相手の目を見て「バ〜カ」と言ってあげたら、なにやらしゃべっていたのが一瞬とまりました。誤解が解けたようで、よかったです。



10月6日(日)流行ってるんでしょうか???

 夕方、近くの公園まで行って帰ってくるという何のためにしているかわからない散歩をして、やっぱ住宅街の日曜の夕方は憂鬱だなぁと思いつつ、高級マンションに戻ろうとしていたら、マンションの入り口を通りすぎマンションの中ほどまで歩いてきていたカップルが、人の目の前で突然抱き合い始めました。えぇ〜、これってアレですか、だったらちゃんと立ち止まって見てあげなきゃいけないか、場合によっては参画を要求されるのだろうか、しかし日曜の夕方は憂鬱だしなぁと思っている間に横まで来てしまい、仕方がないのでちら見しておきました。もう、これからはちゃんと平日にお願いしま〜す。



10月7日(月)きょーみナッシング

 ある会議の折に、「カント研究者ならだれだって最高善に興味があるでしょ」とか「カントの哲学は結局は最高善に行き着く」とか聞いて、最高善なんてまったく興味ないし、カントの哲学が最高善に行き着くなんて考えたこともなかったので、やっぱカント研究者じゃないんだなって思いました。よかった。



10月8日(火)水をさす

 たかだか野球なのに、「東北の底力」がどうのこうのと言ったキャッチャーがいたそうですが、その方のチームの何とかというピッチャーは伊丹出身で高校は北海道だし、その方自身、岐阜出身、高校も岐阜で大学が東京。岡山生まれの暴力監督だって、東北には何の関係もないのですよ。イデオロギー的には、底力があるから被爆なんて関係ないって話にしかならないんじゃないでしょうか。



10月9日(水)バカのひとつ覚え

 日清リサーチの奈良が、ごていねいに、今現在は訴訟準備中だけど、この通知を無視してると、近日中に身辺調査をするぞ、と脅しをかけてくれました。どうも、コンテンツを使用したのに支払いをしていないそうです。アプリをひとつもダウンロードしていないことを知っての狼藉か? 場合によっては、家族に請求がいくぞ、それでもいいのか、とたたみかけてくれます。家族がひとりもいないことを知っての狼藉か? ちょっと身辺調査が足りなすぎるぞ! そうか、近日中だからまだしてないのか。



10月10日(木)右翼承認病

 ハーバーマスに興味が抱かれなくなった理由として、ハーバーマスがNATO軍によるコソボ空爆を支持したからだと書いている人がいましたが、きっとそうじゃないでしょう。その議論の中身はたんなる意識哲学の焼き直しで理論的にはすかすかだけど、たんにハーバーマスより若く、そしていろんな意味で馬力だけはある人に、多くの人がなびいたという、ただそれだけのことだと思います。



10月11日(金)個人はいないのか!

 プロ野球選手が殺された高校生をツイッターで中傷したとかで、球団社長が謝罪することになってますが、まったくバカげたことです。球団がその選手に中傷を指示したのならわかりますが、そうではないでしょう。なのにどうして球団社長が謝罪しなきゃならないのか。批判するならその選手個人を批判すればよいのであって、どうして球団に文句を言うのか、さっぱりわかりません。球団も、謝ったりせず、「それは個人の問題だよ、ボケ」って言ってやればいいのに。 



10月12日(土)ムダな3連休

 またしてもムダな三連休、執務室で不適切かつ適切なことをしてしまいました。不適切と言っても、大統領とモニカのこととはまったく無関係で、たんに休みの日に出勤しちゃったことを指します。適切なのは、いつかは片づけなきゃいけないことを片づけた、ということに尽きます。あ〜あ。



10月13日(日)『ファインド・アウト』

 テレ東の『木曜洋画劇場』で放送されそうな感じの映画でした。作りのすべてがチープな感じで、エロさを予想させておいて(ひょっとすると、多くの人は予想してないかもしれないけど)、見事に肩透かしを食らわせるという、そういうところもテレ東風味でした。94分ですが、64分ならもっとよかったかも…。



10月14日(月)予定通り

 連休最終日、当然のように不適切かつ適切でした。どうしてこう、出勤しなければならない日は出勤したくなく、出勤しなくてもよい日は出勤したくなるのでしょうか。今日なんて、忘れ物したので一度帰宅しましたからねー。そのまま帰りゃいいじゃん、って話ですよ。まるで火宅の人みたいです。でも、それよりかはましでしょ、たぶそ。



10月15日(火)『犯人に告ぐ』

 どうなるのかわからない、という点では面白かったです。安直に妻や本人が死んじゃったりしない点も。ガキんちょたちは、あっさり死んじゃうわけですが…。小沢なんとかというのも、役作りがうまいのか、そのままたんなるアホなのか、見分けがつかないほどで、そういう意味では演技がちょーうまいのか、あるいはちょー大根なのか、どちらかでしょう。言うまでもなく、掌紋を採取するなんてことになったら、絶対拒否するので、リストアップされること間違いなしです。



10月16日(水)失せていいよ

 ワンころのパトが、柴原体育館の周囲をぐるぐる走っているのですよ。1周しても500メートル足らずのところが、最重要警戒地域なのか、1日に何度も何周もしています。この前監視してやったら、3周してました。最後は、こちらの監視に気がついたからか、自分たちの愚かさに気がついたからか(この選択肢は絶対にない、なぜならワンだから)、弁当の時間になったから、ようやく帰って行きました。とっとと失せろ、と言ってやっても、はたして言語が通じることやら。



10月17日(木)これがホントのおまわりか

 なぜこんなところを日に何度も何周もしているかと言うと、柴原体育館の前が中環で、信号無視する車を検挙して社会正義を果たしているつもりになるためなんです。おそらく。類が違うので、たしかなことは言えませんが。成績を上げるためとか、小銭を貯めるためとか、そんな人間のようなふしだらなことはお考えではないでしょう。交差点の先頭で信号を待ち、信号無視するのがいたら、サイレンを鳴らして追っかけ、運悪く信号無視するのがいなかったら、体育館の横の道へ曲がり、全速力で1周してきて、また交差点の先頭に立つ、ということを繰り返しているのです。「いえいえ、信号無視を防ぎたいのですよ」と、おっしゃるのかもしれませんが(これも類推です)、だったらそのバ○面ひっさげて交差点で直立不動してればよいのです。そうすれば、確実に信号無視は防げますよ。



10月18日(金)自戒をこめて

 http://www.pressnet.or.jp/adarc/adc/2013.html
 友人から教えてもらいました。新聞広告クリエーティブコンテストの今年度の最優秀賞は、秀逸だと思います。テーマは「しあわせ」です。最優秀賞がいかに卓越しているかは、優秀賞などと比べてみれば一目瞭然でしょう。小市民的で「いつも通り」差別的であることを、批判しているのです。思わず、プリントアウトして部屋の扉に飾ってしまいました。自戒をこめて。こうした発想だって、もちろん保守には結びつくし、製作者に広告屋さんがいることや、下の方にあるメッセージが不要なことなど、気に入らないことはありますが、しかしやはりこの批判主義はすばらしいと言うべきでしょう。



10月21日(月)最強

 週末は、関西哲学会というのが本学で開催されました。何を勘違いしていたのか、私はかつてこの学会で発表させていただこうとして応募し、言うまでもありませんが、落としていただきました。同じテーマで、日本哲学会に応募したところ、発表が許されたばかりか、公募論文も学会誌に掲載されました。私の友人で、やはりこの学会での発表が許可されず、同じテーマで世界哲学会に応募し、発表が許された人がいます。そんなわけで、私は関西哲学会が最強だと思っています。



10月22日(火)アラン、いや

 そんな敷居の高い学会なのに、事務局を務めさせていただき、今回は開催校を引き受けさせていただきました。ありがたいことです。もう、これ以上のお恵みはもったいなさすぎなので、今年度いっぱいでドロンしようと思っています。



10月23日(水)個人はいないのか! 2

 東○大学文△研究科のえらい教授が例によってつぶやきすぎたそうで、大学が謝罪を指導するとともに、おわびをホムペに掲載したそうです。やれやれ。大学がそうつぶやくように業務命令を出したのならいざ知らず、あまり上品じゃない教授が勝手につぶやいたことについて、なぜ使用者責任が問われるのか、さっぱりわかりません。大学ならきっぱり、それは個人が勝手にやらかしたことなんで、当方には関係ありません、と言えばよいのですよ。



10月24日(木)いまだにアイデンティティーって

 それにしても、この方、地域アイデンティティーがないことを愚弄の言葉として書いたそうですが、そんなものをいまだにもっちゃってる方がよっぽど恥ずかしいですよ。っていうのを読んで不快に思われた方は、大学なんかにクレームしないでくださいね。そもそもクレームするようなことではなく、議論すべきことですし。しかし私は議論しません。めんどくさいから。



10月25日(金)なんでぇ〜

 週末に東京で研究会があるので、土曜日に移動するつもりでしたが、今月2度目の10年に1度がやってくるという予報があったので、一昨日、出張申請を変更して、ゼミのあと、東京へ向かうことにしました。そしたら見事に、名古屋駅手前で止まりました。静岡地獄の一部である浜松‐掛川間が雨地獄と化し、運転が見合わせとなり、名古屋駅に列車があふれ、入線できなくなったのでした。名古屋で下車するつもりだった人たちは、もう歩いて行ける距離にいながら、そのまま40分、立往生。そして東京へは、予定より50分遅れ、日づけが変わってから到着しました。なんと、乗り継ぎができなかった人のために、18番線に休憩列車が用意されちゃいました。



10月26日(土)らっきょ〜

 東京駅からホテルまで、ずぶ濡れになりました。疲れ果てて眠っていたら、夜中、2時過ぎに震度3で、ちょっと長いこと揺れました。翌朝、100分ほどルーティン・ワークがありましたが、これも大雨の中。なんでこう、用意周到に予定を変更したのに、すべてが裏目裏目に出るのでしょうか。いや、きっと土曜に大阪を発つことにしていたら、柴原の池にはまり、新大阪のトイレに財布を落とし、新幹線でよくしゃべるじいさんが隣に座っていたに違いありません。ああ、よかった、よかった。



10月27日(日)あれま

 そういえば、親会社が原発を推進してきた球団と、かつてクリーン・エネルギーのコマーシャルに出ていてあれ以後その過去を隠ぺいしている監督が率いる球団との対決ですね〜。



10月28日(月)悩ましい・・・

 共通教育の授業中に、一部学生が不快感を抱く発言があったので、発言に配慮せよ、というメイルが届きました。幸いにもメーリスでした。いや、送信者が作っているメーリスで undisclosed だったので、ひょっとしたら送られているのは自分だけかもしれません。どういう発言なのか、差別語が含まれているのだったら再現するわけにいかず、しかし再現してもらわないとどういう言葉遣いに気をつけなければいけないかわからず、ということがあります。うーん、悩ましい…。



10月29日(火)でもあそこへは戻りたくない・・・

 新たに通い始めた歯医者はフツーらしいのですが、医者を含めて6人のスタッフが非常に仲よさげなんですよ。というか、仲よさげな雰囲気に客も巻き込もう的なところがあるんですが、それもフツーなんでしょうか。今日は、へんてこな帽子をかぶったおねえさんが、診察台のおっさんに「<trick or treat>って言っていただけますか? そうしたらお菓子を差し上げます!」って言うのですが、さすがにおっさんにはそんなことは言えず、「いいえ、結構です」と雰囲気をぶち壊していました。やっぱこのフツーはつらいかも。



10月30日(水)なるへそ

 それにしても、フレンドリーな雰囲気を醸しておいて歯医者でお菓子なんて、なんというトリックだ。それで虫歯になってトリートか。うー、トリックなんだかトリートなんだか…。おぉ、トリックもしくはトリートか!



10月31日(木)これもトリック???

 なんという悪夢か。<感動した!>が、社民に「頑張ろう」だと。こういうとき、熟議がどうのこうの言っちゃう人は、結論が同じならよいではないかと言うのかもしれません。しかし討議では、論拠に関して合意できなければならないのです。まっとうなのがどちらなのかは、自明ですね。



11月1日(金)なんの

 11月になってしまいました。「初秋」は陰暦7月とかだそうですから、もはや「秋のIndication」とか言ってる場合ではないので、つべで視聴しました。当時は極貧生活だったので、手段がなく、目にする機会は実家に帰ったときとか銭湯とかだけだったような気がします。いとかわゆすですねー。



11月2日(土)ばかばかしい

 不適切発言があったらしいプロ野球選手が丸刈りだそうです。もう、何にもわかってないのか、それともあえて茶番なのか。体育会の古い体質がこれほど問題視されているのに、丸刈りにしなきゃいけないなんて、そこには体罰容認と同一の力が働いていると、なぜ考えられないのでしょうか。やっぱ合理性のかけらもない、極東の特殊な共同体の文化的規範なのでしょう。まったくばかげている。



11月3日(日)『青い塩』

 ソン・ガンホがよかったです。かつて反則王だったのに。相手がいまいちでしょうか。あれじゃあ、「おじさん」は本気になれないのではないかと思うのですが…。まあ、趣味の問題でしょうか。



11月4日(月)止めたら???

 すでにずーーっと前から言われていることだとは思いますが、いいかげん、ビールかけとか止めたらどうでしょうか。たかだか野球くらいで…、という負い目はないのでしょうか。いや、それがなんだろうと、ああいうことが許されているというのは恥ずべきことだとか、思わないのでしょうか。嫌だったら見なきゃいいじゃん、と言われそうですが、もちろんあんなものは見ていません。しかし報道はされるわけで、目にしてしまうのですよ。むしろ、ああいうものをわざわざ見ている人がいるんでしょうか。いたら軽く驚きます。



11月5日(火)焼かれて終わりです

 ムダ連が終わり、出勤日になると出勤したくなくなるのはなぜでしょうか。ムダ連の間は、2日も出勤してしまったというのに…。だからといって、仕事がはかどったわけではないんですよねー。大笑いです。そんな中、専修ガイダンスに続いて研究室訪問がありました。噂には聞いていましたが、死後に自分の意識がどこかに残ると考える人が本当にいるとは…。これって、死後、星になるとか風になるとかいうわけのわからん話とどれほど違うのでしょうか。いっそイデア界に帰るくらい言ってくれるならまだしも。



11月6日(水)アホか

 国家安全保障会議なんていらないっちゅーの。なんでこう、スパイごっこみたいなことばっかしたがるのでしょうか。口では平和とかなんとか言っておきながら、こういう法案にしっかり賛成する拝み屋が一番許せないです。イラク派兵だって、拝み屋が賛成したから可能になったわけです。そこの関係者なのに、フツーの顔して研究会にやってくるやつに、いったい何を考えているのか、問いただしてみたいけど、その前に、口をききたくないので、結局問うことは諦めざるを得ません。あんなのがやってきても平気なリベラルな方たちには、ぜひ問いただしていただきたいものです。



11月7日(木)だいっきらい

 ガキんちょ連れ専用車両が一定期間設けられるそうで、<「専用車両」だから周りに気兼ねなく過ごせます!>とか謳っています。へぇー、あの人たちが周りに気兼ねなんてしていたんですか、って思いましたよ。ガキが騒ごうと、けっして舌打ちなどすることなく、聞こえるように「うるせぇー」なんて言うこともなく、おとなしく、場合によっては「元気のよろしいお子さんで」などとおべんちゃらを言って大人の私を演出する気兼ねをしているのは、むしろ周りの方だぞ、と言いたいです。ったく、さび抜きの寿司とか、なぜガキんちょを中心に世界を回すのか、わけがわかりません。



11月8日(金)うんざり

 母親の手を引いて東京見物し、二重橋で記念写真を撮ってしまうなどというイデオロギーは、歌が流行ったころはたしかに生きていたのでしょう。そんなものはとっくに消化されたものだと思っていたのですが、ある行為に関して、政治的利用が問題視されるのではなく(しかしそもそもあの存在そのものが政治的なんですが)、ただただ礼を欠いているなどというどーでもいいことが取り沙汰されている現状を思うとき、当該のイデオロギーがいまだに強力に働いていることが明白になり、まったくうんざりです。



11月9日(土)アホすぎる

 ある左翼系の雑誌で改憲状況を特集にしたものがありましたが、最初に名前の出ている人が、雑務をせず、1年に11回あった会議に3回しか出ず、「夢があります」とかなんとかおっしゃってとっとと転出していった方、2番目に名前の出ている人が、「<女の国>というものがあるんだけど、お前は入れてやんない」と言ってくださった方です。言うまでもなく、問題は、「入れてやんない」ってところではなく、こういう「女=平和」という発想じゃあ何も解決しないのは、アーレントやバトラーを少しでも読めばわかるはずなのに、アホすぎる、ってところです。この人たちの書いたものなんて読む気にならないので、何をお書きなのかわからないのですが、だから左翼は嫌われる、ってことは確実にわかります。



11月10日(日)雨読だけ

 今日は午前中に散歩しようとしたら、突然大雨が降り始め、仕方がないので「雨読」しました。晴れてても耕さないですが…。夕方、雨があがった隙に、散歩×2しました。そらみたことか、って感じです。雨だけに。わはは。



11月11日(月)ゆるい頭

 ゆるきゃらが下ネタを言ったために活動を自粛しているそうです。ゆるきゃらをもてはやしている時点で頭がゆるいのに、下ネタごときで何なんでしょうか。ひょっとして、子どもへの影響とかって、言っちゃってるゆるい人もいるんでしょうか。その子どもがどうやって作られたと思ってんでしょう。ったく、ゆるゆるだ。



11月12日(火)大変なストレスですね

 そもそも、ゆるきゃらに癒されるって、あんたたちはそんなにストレス抱えてるんですか???いや、ゆるきゃらごときに癒されるストレスなんて、大したことないと思いますよ。「癒されるわ〜」と言ってる自分が大好きって話なんでしょ(この言い回しにジェンダーバイアスはありませんからね。わざわざ言うのは、むかしぐだぐだ言われたことがあるからです)。ホント、ゆるゆるだ。ゆるきゃらの下ネタなんかより、原発を推進し憲法を変えると公言してるのに投票しちゃうゆるさを問題にしてほしいもんです。まあむりでしょうけど。ゆるゆるだから。



11月13日(水)『ミッドナイトFM』

 なかなか面白かったです。真っ先にやりそうなことを終始することはなく、ひたすら思想信条のためにのみ罪を犯すとは…。それにしても、韓国における「涙の女王」は美しいとして、『春の日は過ぎゆく』からはまったく変貌してしまったユ・ジテは、恐ろしいというかキモいというか。やっぱ『オールド・ボーイ』のせいでしょうか。



11月14日(木)伝統芸

 来年度からGPA制度が導入されます。しかし同時に、「でも、従来どおり、絶対評価を行っていただいて結構です」と宣言されています。これって何なんでしょうか。さっぱりわかりません。GPA制度なんだから、当たり前ですが、Sが何パーセントとか、Aが何パーセントとか、決まってないと意味がありません。こういう、表向きは導入されてるけど実際には今までどおりで構いませんっていうのは、まったく正しくないやり方です。まあ、いつものやり方ですけどー。



11月15日(金)絶対評価信仰

 そもそも、絶対評価なんてできるんでしょうか。「学力が低下した」とずーーーっと前から言われているのですから、絶対評価をしているのだったら、卒業できない学生が大量に発生するはずなんですが、そんな話は聞いたことがありません。成績なんて、所詮は相対的なものであって、絶対的なものなんかじゃない、って言い方のほうがはるかにましじゃないですか。絶対評価されて「ダメ」って言われちゃったら、その人は絶対に「ダメ」なわけですよ。そろそろ大学においてのみ通用している絶対評価信仰なんてアヘンだと、言った方がよいのではないでしょうか。



11月16日(土)『復讐者に憐れみを』

 この前ソン・ガンホを観たので、久しぶりに観てみました。もともと感受性とかに恵まれていないせいか、前に観たときも、とてもこんな気持ちにはなれないなぁと思ったのですが、今日も、なんでそこまでしちゃうかなぁと思いました。新自由主義が悪なのは言うまでもなく、革命的無政府主義だって欺瞞じゃないかという主張が、ひょっとしたらあったのかもしれませんが、やっぱ耳に電極つけてビリビリやるシーンに気をとられて、新自由主義は悪いというメッセージしか残りませんでした。



11月17日(日)『オールド・ボーイ』

 そんなわけで、復讐シリーズ第2作目を観ないわけにはいきませんでした。後悔しています。とっても憂鬱な気分になってしまいました。何なんでしょうか、あのメロディーは…。もうダメです。明日、早起きして講義ノートを作らないといけないのに、とてもそんな気分にはなれそうにありません。



11月18日(月)許してぇ〜

 昨日は2度散歩して、すっかり忘れていました。坂谷健に昨日の営業時間内に連絡しないと、近日中に身辺調査をされて、訴訟手続きに入られてしまうのでした。もう遅い。ああ、あんなことやこんなことを調査されてしまうのでしょうか。やっばいなぁ〜。



11月19日(火)エコロじいはやめ



 この前の日曜日に撮影しました。高級マンションの前の道を、公園方面ちょっと上がって行ったところです。やっぱ私のように自然を愛でる心をもっていると(←お願いですから、突っ込んで!)、ついつい撮りたくなるものです。他に、じいさんが写っているものもあるのですが、じいさんと枯葉の前兆じゃあ、あまりにもあざといので、人物なしをアップしました。グッジョ。



11月20日(水)善良ですねー

 盗撮容疑者逮捕のニュースに関連して、「側溝男」の記事が貼られてありました。生まれ変わったら道になりたいとは、なかなかのものです。ひょっとすると、自転車のサドルになりたいと言ってた人よりすごいかもしれません。「側溝男」は、住民を恐れさせたそうですが、住民は「側溝男」に覗かれるのは恐ろしくても、監視カメラに映されるのは恐ろしくないのですねー。きっと、善良な市民なんでしょうねー。「側溝男」は、逮捕前に側溝に入るところを目撃され、わんに通報されたことがあったそうです。目撃し通報したのは、きっとこの上なく善良な市民でしょうねー。



11月21日(木)よけりゃいーじゃん

 路上喫煙者の姿と顔写真をアップして「歩きタバコは刃物を振り回して歩いているのと一緒」とかおっしゃっている善良な市民がいるそうです。「刃物を振り回して歩いている」のなら、よけりゃすむんじゃないでしょうか。しかし善良な市民はよけられない。太宰が言ったように、札がついていませんから。いや、結構ついてそう…。



11月22日(金)どーでもいい

 今日がいい夫婦の日なら、明日はいい兄さん、明後日はいい西くんの日なのか。ふーん。ところでせっかくのいい陽気なのに、明日から学会があり、東京に来ています。



11月23日(土)まとめる能力がない

 途中で抜けようと思っていたのですが、まじめにずっと出てしまい、発表を拝聴してしまいました。それってたんにあんたがカント好きなだけじゃんという公開告白タイムのような発表もないことはありませんでしたが、非常に興味深い研究発表ももちろんありました。質問するのはもちろん自由ですが、時間が限られているのにまとまりのないことをぐだぐだ言い続けるのはやめてほしいものです。普段、あんな感じで授業をなさっているのかと思うと、FDとか、やっぱやった方がいいんじゃないかって思いますが、きっとああいう方って何をしようと更生できないでしょうね。まあ、人のことは言えませんが・・・。



11月24日(日)教条主義

 今日はフィヒテ協会の大会でした。昨日のカント協会の大会だと、若手が発表した場合には、なんとかつぶしてやろうという嫌な雰囲気を感じることがあります。しかしフィヒテ協会の大会の場合は、カント協会ほど規模が大きくないせいか、なんとか若手を育てていこうというところがあって、殺伐としたところはないかもしれません。ただ、<育てていこう>は両義的で、偉い先生が降臨してきちゃうこともままあって、そういうのはうっとうしいかぎりです。じいさん早く死なないかなぁとか思っちゃいますが、きっとこっちの方が先なんでしょうね。まあ、結果オーライですかね。



11月25日(月)「淀川の水は冷たいでー」とかでも

 JRの職員が非番の折りに電車に乗っていて、車内で片足立ち遊びに興じるお嬢様の足が自分に当たった気がしたので睨みつけてやったけど、相変わらずお遊び召さ続けたのでつい頭を叩いてしまい、逮捕されたそうです。睨みつけてダメなら、舌打ち、それでもダメなら「お元気がよろしいですね〜」と保護者に話しかけ、まだダメなら殺人念力を送る。こういう手順を踏まずに手を出すなんて、野蛮なだけです。



11月26日(火)撮影会

 今日はフツーの歯医者へ行ったら、診療中のスタッフを撮影するのに協力してほしいと言われてしまいました。そんなわけで、大口開けたまぬけ面を撮影されてしまいました。言うまでもなく、お返しに診療中のスタッフを盗撮するのに協力してほしいなんて言いませんでしたよ。協力してもらったら盗撮じゃないしね。って、冗談ですからね! 通報しないでくださいよ!



11月27日(水)分相応

 上のようなことを書いたり、「側溝男」のことを書いたりしていると、なにかやらかした場合には、「ああ、いつかやると思ってました」的なことを言われてしまうのでしょう、きっと。でも、准教授逮捕と言えば、シモ系と決まっていますから。教授逮捕はカネ系じゃなきゃいけません。教授にもなってシモ系は恥ずかしいし、准教授のくせにカネ系なんていやしすぎます。



11月28日(木)ぷぷぷ〜

 食堂でお昼を食べていたら、家庭教師をしている教え子がいかに英語ができないかということをえんえん声高に開陳し続けるアホがいて、「うるせぇ」って言ったのですが、聞いてもらえませんでした。どれほどへんてこな英文を作ってしまうかということを具体的に言いながら、こんな発想は自分にはないから新鮮だとのたまわっていました。教えられている子の問題は、へんてこな英文を作ってしまうことにではなく、もちろん、こんなアホに教えてもらわなきゃいけないことにあります。その場にいるのが不快だったのでソッコーで食べ終えて、席を立つときにご尊顔を仰いだら、イカ阪でした。英語はちょーできるかもしれませんが、顔はイカ阪です。わはは。あまりのおかしさに、「笑かすなぁ」と言ったのですが、やっぱり聞こえなかったようでした。あっ、英語で言わなきゃいけなかったのか…。



11月29日(金)そもそも

 新自由主義がなぜダメかと言えば、スタートラインが違うのに、公正な競争ができると思っている点です。しかしこれについては、なんとかかんとか言って、競争は公正だと強弁しそうです。では100万歩譲って競争は公正だとしましょう。しかし、そもそも競争なんてしたくない者の自由はどうしてくれるんでしょうか。これについて答えてくれたら、新自由主義を信奉しても構わないくらいです。



11月30日(土)一番許せん

 先日のカント協会大会のシンポジウムは「カントと日本国憲法」というテーマで行われました。著名な政治学者の方がゲストスピーカーとして登壇し、遠慮することなく現政権のありようを批判されていました。今回の大会は一般公開されたので、拝み屋大学の方が拝み屋大学の学生たちを連れてきていましたが、ああいう批判を耳にしてあの人たちはどう考えるのでしょう。自分たちは、現政権とは無関係だと考えるのでしょうか。あるいは、批判なんて聞くに値しないと考えるのでしょうか。一番ありそうなのは、批判はもっともだと思い、それは自分たちの信条とまったく同一だと思い込みつつ、さらに平然と、秘密法案にも賛成し、なんの矛盾にも思い至らないということです。線香でやられちゃってるのか、まったく便利な大脳です。



12月1日(日)公聴会の意味、知ってますか???

 与党幹事長によれば、絶叫戦術はテロ行為と変わらないそうです。絶叫したところで、テロ行為ほど実益があるとは思えないのですが…。それよりも、公聴会を開き、8割が反対意見を言ったと言われているにもかかわらず、その翌日に採決しちゃうことこそ、テロ行為じゃないんでしょうか。絶叫なんてしないで話し合いなさいと言う、その当人が話し合いを拒否してるんじゃないんですか。いくらキモいしゃべり方をするからって、卑下しちゃいけません。



12月2日(月)すばらしい

 授業で、廃止すべき慣習を書いていただいたら、ちょっと慣習からはずれるかもしれませんが、ロイヤルファミリー制度と婚姻制度を挙げる方が8割くらいいらっしゃって、未来はひょっとしたら明るいかも、と思いました。ハーバーマスの議論そのものを廃止すべき慣習と書いてくださった方もいらっしゃいましたが、ケンカを売られたのでしょうか。まあ、めんどくさいので買いませんが…。



12月3日(火)まともな発言は通用しない

 国連人権高等弁務官にも、「急ぐな」と批判されているのに、今週中に成立しちゃうんでしょうか。「何が秘密かは秘密」とは、冗談としては面白いかもしれないけど、21世紀の法治国家の法としては、笑い話ではすまないでしょう。もっとも、この高等弁務官は、アメリカがパキスタンの主権を侵害してオサマ・ビン・ラーディンを殺害したときに、国連事務総長たちがろくなことを言えなかったなか、堂々と批判的なコメントを寄せた方です。つまり、まともな方であり、そしてまともな方の発言はことごとく通用しないことになっているので、結局冗談としては面白い法が可決成立しちゃうんでしょう。拝み屋は絶対に許さない。



12月4日(水)会津藩とか長州藩とか

 ある出版社の代表取締役の方が、A級戦犯の孫が首相を務めるなんてありえない状況だというようなことをお書きになっていて、そりゃまあそうだろうと思うのですが、話が「長州藩出自の侵略的DNA」に及び、こうしたDNAを考えれば、原発再稼動や軍国主義復活の野望にも納得がいくとお書きになっているのを読まされると、×××大丈夫ですか、と思わざるを得ないです。そもそも、納得なんてしちゃいけないし、長州藩がどうこうなんて言わないで、個人の問題だと言いましょうよ。



12月5日(木)ブラピとか

 ブラピが3億円で戦闘機を購入したそうです。購入した戦闘機を公衆の面前で破壊して、「こんなものはクソだ」と言ってくれるのかと思いきや、戦闘機というものが気に入ってるそうです。いかんいかん、ブラピごときに、そんな立派な政治性を求めてはいけません。たとえそのパートナーがユニセフの親善大使だとしても…。いや、ユニセフなんて、所詮そういうものなんでしょうか。そういえば、喜んで王女をやってたヘップバーンだって、親善大使でしたからね。



12月6日(金)残念なこと

 残念ながら、さっき財布を見たら、3億円を持ち合わせていないことがわかりました。がっくしです。3億円あったら、戦闘機を購入し公衆の面前で破壊して、「こんなものはクソだ」と言うのに…。仕方がないのでシュークリームでも買います。



12月7日(土)何が秘密かは秘密だ法

 こんなことがあっても、キリスト者なら、「汝の敵を愛せ」とか「汝の敵を赦せ」とか言うのでしょうか。だれかを赦すとかいうのが、そもそも上からなわけですが、それはさておき、つくづくキリスト者じゃなくてよかったです。こんな法案を通した敵を赦すなんてことはありえないからです。あの政党の支持母体の大学の教員で、平和がどうこう言ってるようなやつ。いっそ、バカな大衆には何も知らせる必要なんてないんだよ、って講義をしてくれているのなら、悪党として首尾一貫しています。いかにも善良そうな外見をした姑息な悪党ではなく、首尾一貫した悪党になってほしいものです。



12月8日(日)まっさきなんですねー

 何が秘密かは秘密だ法が可決され、圧政の下でまっさきに表現の場を失うのは芸術家だとか言っちゃう人がいるらしいのですが、こういう言い方って、自分たちがもっとも優秀な存在であると言っちゃってるように聞こえて、それはそれで不快です。圧政の下で持ち上げられる芸術家だってこれまでいたわけだし、いまもいるわけだし、今後もいるでしょう。芸術家だからって、別に特権的に反体制ってわけじゃないんですよ、当たり前ですが。こういう人にかぎって大学で「情」を教えるとか言うから、まったく恐ろしくなるわけです。



12月9日(月)政治的非中立性

 大学教員が、授業に際して政治的にニュートラルなんてことがありうるでしょうか。言うまでもなく、ある政党への投票を呼びかけるなんてことは、慎まなければならないでしょう。そんなバカげたことはしないとしても、しかし完全にニュートラルなんてことはありえないと思います。ある重要な政治的出来事があった場合に、それにまったく言及しないことも、すでに政治的でしょう。というような弁明をしてから、全権委任法の話をして、何が秘密かは秘密なんて法はほとんど全権委任法と同じだと言いました。反対意見があればその場で言ってくれればよいのですが、しかし実際にはそんなことは行われないことを知っていて、ひとつの政治的スタンスを授業の場で明らかにしてしまいました。これってやっぱり問題でしょうか。



12月10日(火)政治的非中立性 2

 学徒出陣する人たちを鼓舞するようなこととそんな状況を批判的に語ることとは、私にはどうしても等価とは思えません。大学教員は知識人と言われる人たちだと思いますが、知識人の役割というものがもしあるとすれば、それは学徒出陣を鼓舞することにではなく、そんな状況を批判的に語ることにあるし、全権委任法を肯定的に語ることにではなく、それを否定的に語ることにあると思うわけです。そんなわけで、私はまったく政治的にニュートラルではないし、政治的にニュートラルな授業もしていません。これってやっぱり問題でしょうか。



12月11日(水)びびりました

 月曜の授業で、全権委任法の話をして、何が秘密かは秘密だ法は全権委任法とほとんど同じだと言ったのですが、その授業に遅れてきた学生が教壇に向かってきたときには、正直、びびりました。ひょっとしたら刺されるのかと思いました。「こんな話をしてるやつがいる」とソッコーで通報され、実働部隊がやってきたのかと思ったのでした。しかしよく考えたら、私の授業に出ているような学生は、通報なんかしないでしょう。ちょっぴり疑って、申し訳ないことをしました。ごめりんこ。



12月12日(木)8名も殺した件

 国家による殺人が実行され、2人が亡くなりました。この政権になって、犠牲者は8名です。これって、ぼくちゃんに逆らおうとしたって無駄だよって、独占する暴力をアピっているのでしょうか。あるいは、とんでも法を通してしまったけど、ぼくちゃんはこんなに立派なこともするんですよって、アピっているのでしょうか。しかしとんでも法をとんでも法だと考える人は、国家による殺人を正当だと思わないでしょうから、2つ目のアピールは不発でしょうし、とんでも法をとんでも法だと思わない人には、そもそも2つ目のアピールは不要でしょう。そうか、とんでも法をとんでも法だと思わない人を、喜ばせるためなのか。



12月13日(金)自明

 日本版NSCを動かすために何が秘密かは秘密だ法が必要だと、あのキモオタが言ってたと思いますが、だったらやっぱり、何が秘密か秘密だ法なんて、まったく不当だってことがわかりますよね。なにしろ、NSCを動かすためのものなんですから。



12月14日(土)しかも合法的に

 近くの国家で反党反革命分子が処刑されました。「まあ、恐ろしい」と思う方がいらっしゃるようです。そんなことをしたら、国民を恐怖と不安に陥れるだけだと、心配までなさっている方もいます。しかし、そこは独裁国家だと言われているのですから、そういうことがあっても、ある意味では不思議はありません。ところが、自由で民主的な政党となんちゃって平和主義政教非分離政党が政権与党であるここでは、今年すでに8名を処刑しているのです。それがなぜ「まあ、恐ろしい」という話にならないのでしょうか。このことがなぜ、国民を恐怖と不安に陥れるだけだということにならないのでしょうか。恐ろしいことに、この国家による殺人制度を支持する人たちは、過半を超えているそうです。反党反革命分子を処刑する国家のことを、けっして野蛮だとか言えません。



12月15日(日)日曜の朝に

 あんな法案が通り、国家による殺人が実行され、気分がよいわけがありませんが、朝から散歩に出かけました。そうしたら、さっそく柴原体育館周辺集中警備隊に出くわしてしまい、不快さが募りました。あてもなく歩き続けると、蛍池周辺で、歩道に自動二輪を停めて下品に笛を吹き散らかすデブ犬に、またしても遭遇してしまいました。不快さは極限近くに達したので、小遣い稼ぎに切符を切っている間、周囲に注意を払いながら自動二輪に唾をかけてあげました。もちろん、自動二輪に罪はありません。乗り手に問題があるだけです。と、こんなことを書いていると、なにかやらかしたときに、「普段から奇行を繰り返しており…」と言われるでしょう。しかし同じ場所をぐるぐる回りながら小遣い稼ぎに励む<6058>や<4624>とか、物陰に隠れて信号無視を待ち構え、まるでまともな言葉をしゃべることができないことを象徴するかのように笛をピーピー吹きまくるデブ犬とかの方が、よっぽど奇行を繰り返していますよ。



12月16日(月)絶対差別だ!

 教育関係者が無修整のナニに出演していたことがわかって問題になっていますが、なぜ教育関係者だとことさらそれが問題になるのか、さっぱりわかりません。同じ行為に対しては同じ罪が適用されるのが法であり、それが教育関係者だろうと内閣総理大臣だろうと(うげぇー、絶対見たくない)、関係ないはずです。教育現場で無修整を見せていたとか、そういうことならまだ話はわかりますが、まったくそうじゃありません。ひょっとして、なぜかは秘密なんでしょうか。



12月17日(火)『トガニ』

 実話に基づいて作られた映画で、映画をきっかけにして「トガニ法」というものまでできたそうです。こういった犯罪を知ると、これってやっぱりアジア的なのだろうかと思ってしまいます。それはあまりにもヨーロッパ(≠アメリカとかエゲレスとか)を美化しすぎているのかもしれません。しかし、少なくとも「体罰」と「暴行」の区別は、やはりヨーロッパ的ではないだろうと思いました。



12月18日(水)重々承知しております

 雨の日に走るのがもっとも恥ずかしいのですが、走るときにはかならず雨が止んでくれるほど、私はまだ自然界を支配していないので、まま恥ずかしいことをしなければなりません。今朝がそうでした。雨が降る薄暗がりの中を走っていたら、前から来た自転車のGGIに「頭おかしいんちゃうか?」と下品な関西弁で怒鳴りつけられました。まだ7時にもならない時刻に、雨の中、たまたまとはいえ車道を走ってるようなやつが、頭おかしくないわけがありません。こんな自明なことをわざわざ怒鳴りながら訊かなきゃいけないあなたの方がよっぽど頭おかしいんじゃありませんか、なんて言い返すことはしませんでした。「バカな犬ほどよく吠える」そうですから。



12月19日(木)激しく笑う

 辞めるのが遅すぎる(そもそもなったのも間違いな)知事に対して、「晩節を汚すな」とおっしゃった差別主義者がいたそうです。そのコメントに対して、晩節以前も汚れてる人の言葉は重い、とコメントされている方がいて、激しく笑いました。



12月20日(金)目くそ鼻くそか???

 かたや青島が選ばれ、かたやノックが選ばれていた頃は、やっぱ都民の方が府民よりもまっとうだと思っていましたが、その後、その差はだんだんなくなっていき、このまんまそのまんまが選ばれたりしたら、もう、府民を笑えませんよね。まあ、元自転車選手でも変わりませんが…。



12月21日(土)そんなことが1位って

 原発を推進してきたある新聞社の読者が選ぶ今年の10大ニュースで1位だったのは、何が秘密かは秘密だ法の成立でも、8名も処刑しましたよ、でもありませんでした。まあ、そうでしょうね。



12月22日(日)根っから・・・

 心のふるさと八王子で、今年も忘年会があり、11名が集まりました。血圧150とか、コレステロール値280とか、不健康自慢にもほどがある話を聞き、大いに盛り上がりました。ホテルに戻ってきたら、職場の同僚から、海外で盗難に遭い、早急に送金してほしい、というメイルが届いていました。送金の仕方などをやり取りして、明日の予定は変更か、と思っていたところ、当人から、ハッキングされて偽メイルが送信されているから、無視してくれ、というメイルが届いたのでした。もともと少し怪しいとは思ったのですが、もし本当だったら困っているだろう、まあ、騙されてもいいか、と思ってしまった私は、やはり根っから王子様なのかもしれません。



12月23日(月)なんと恐ろしい

 今日は授業日にしてくださって結構だったのですが、祝日だそうです。特定の方の誕生日を祝うために一斉に休みになるなんて、ちょっと考えてみたら恐ろしいことです。とても北の方たちを笑えません。



12月24日(火)ねこたん



 城ヶ崎海岸にいたねこたんです。チョコを食べようとしたら、どこからともなくやってきました。チョコなんて、フツーなら食べないと思いますが、かなり空腹だったようです。毛並みがよかったし、なんだか最近まで飼われていたんじゃないかって感じでした。ったく、捨てるくらいなら最初から飼わなきゃよいものを・・・、とついつい思ってしまいました。



12月25日(水)くだんね

 怒涛の5日間でした。ドトールには1度も行きませんでしたが・・・。土日に研究会があり、振休とかを使ってそのまま首都圏にとどまり、今日、○○委員会というのに出席して宿題をもらい、帰ってきました。明日は1限に授業です。う〜れし〜な〜。



12月26日(木)なんちゃって

 行きたくて行きたくて仕方なかったところへやっと行って、「中国を挑発している」と、ドイツで放送されています。もしナショナリストなんだったら、ちゃんと米軍に「出て行ってください」って言わなきゃダメですよ。なんちゃってナショナリストとか、なんちゃって平和主義者とか、与党はそんな人材ばっかなんでしょうか。



12月27日(金)いつものアリバイ作り

 真のナショナリストなら、アメリカに何を言われようとへでもないでしょうが、なんちゃってナショナリストなので、アメリカ様に「失望した」と言われると、うろたえたりしているんじゃないでしょうか。例によってなんちゃって平和主義者がアリバイ作りのように自分たちは自制を求めたんだ的なことを言っているようですが、実際には自制させることができなかったんだから、要するに無力なアホですって宣言していることにしかなりません。



12月28日(土)勉強好きたち

 授業が休みに入ると同時にとんでもなく寒くなるなんていうのは、授業が休みに入ると同時に熱出して寝込むというのと同じでしょうか。天気くんたちもばんばってたんですね。それにしても27日まで授業なんて、大学生はどれほど学ぶのが好きなんでしょうか。



12月29日(日)ちゃんと広報してほしい

 市の広報誌の裏表紙に「学校わかる新聞」というのがあって、小学生と先生の対話形式で学校に関する広報が行われています。今回は、「任期付校長」についての説明が書かれています。「民間人校長」であり「教育に対する情熱や柔軟な発想力を持つ人材」とかあるのですが、エロに対する情熱が強く、柔軟な発想力のためにゆるゆるで、いろいろ下系の問題を起こして困っています、とは書かれていません。まったく不正確な広報です。



12月30日(月)どうやって気をつけるのだ???

 フツーの歯医者では歯の治療が終わり、今度は予防の段階に入っています。まずは現在の状況の確認から。採取された唾の中で菌たちが活発に動いている気持ち悪い動画を見せていただきました。そしてカビとかなんちゃら菌とかのレクチャーを受けます。カビは空気感染だけど、なんちゃら菌は人から人へと感染するものであり、具体例を挙げてこういう場合に感染します、と。ふ〜ん。「だから気をつけましょう」と言われ、「何か質問はありませんか?」と尋ねられたので、「あれって、どうやって気をつけるんですか?」と訊きたかったのですが、それを尋ねるとひょっとしたらセクハラかもしれないので、ぐっと我慢しました。でも、場合によっては重要だべ。



12月31日(火)『オルガミ』

 これってミステリというよりかはコメディです。いや、やっぱチェ・ジウのジャケットに騙されてレンタルした時点で、本格ミステリか。サブタイトルに、ちゃんと伏線があるし・・・。ううう、やられた。



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