2011年
1月1日(土)ビオフェルミンめが

 ここだけの話ですが、今年は蒼井優から、写真つきの年賀状が届きました。昨年は、吉永さんからもらったのですが、サユリストの世代でもないし、(ジャイアンツじゃなくて)ライオンズの清原が好きだと公言していたあのわかりやすいイデオロギーが好きになれないし、ともかく返事を出す気にはなりませんでした。じゃあ、蒼井優には思い入れがあるのかと言えば、富田靖子とあんまし区別がつかないので、どうだかなぁ、という感じですが、しかし返事くらいは出そうかと思いました。なのに、なんと、住所が書かれていないのです。どういうことでしょうか。これではまるで、「お近くにいらっしゃった折にはぜひお立ち寄りください」と転居の知らせをしておきながら、住所が書かれていないという仕打ちと同じではないですか。ったく、新年早々やってくれるわいな。



1月2日(日)そういえば・・・

 この時期や、8月のある時期は、帰省+Uターンラッシュがあって、そこらじゅうで大渋滞とか乗車率120%とかになります。「そこまでして実家へ帰りますか…」と思うのですが、今日はふと、最後に実家へ帰ったのはいつだったろうかと思いました。そして気がつきました。実家はありませんでした。



1月3日(月)なじかは知らねど・・・ 1

 多くの人にとってはどうでもよいことだと思いますし、そもそもそのニュースを知っている人だってそれほど多くはないと思いますが、ひょっとして小耳にはさんだ人が「きゃ〜、すごいっ!」なんて思ってしまう前に、耳寄りな情報を伝えたいと思います。どこかの大学が正月の駅伝を制し、「学生駅伝三冠」とか言われているのですが、正月の駅伝は、関東学連が主催する地方大会なのです。言ってみれば、豊中市の大会や、柴原町の大会と変わりはありません。でも、全国大会を2つ制した後、豊中市や柴原町の大会で勝ったからって、「三冠」とか言ったりしないと思うんですよ(もちろん、これには「慎み深さ」も関係してますけど…)。なのにどうなっちゃってるんでしょうかね〜。



1月4日(火)なじかは知らねど・・・ 2

 地方大会であるということは、全国大会が行われるようになってからは、その出場権を競う大会でもあるということになります。以前、全国大会はその地方大会のだいたい2週間後くらいに行われていました。それが、70年代の終わりと80年代に入ってすぐ、関東以外の大学が全国制覇をし、さらに86年には関西の大学が全国制覇してしまいました。<地方大会に照準を合わせるので、全国大会にはベストで望めない>という関東からの声が出るのは、予想がつくでしょう。予想はつくものの、それはたんなる地域エゴというもので、<そんなこと、知ったことか>というのが、普遍主義的思考というものでしょう。他の地方大会は、もっと早くに開かれているのです。

 そこでどうなったと思います? なんと、驚くべきことに、全国大会の開催時期をずらしたのです。つまり、豊中市の大会のために、全国大会を動かしたってわけです。しかも、同じ年の秋に動かしたので、予選と本選とでは学年暦が異なっているのです。どういうことかおわかりでしょうか。チームが違うということです。これが変でなくて、いったい何が変なんでしょう。これに勝る理不尽さは、平均年齢が20代の検察審査会くらいなものではないでしょうか。

1月5日(水)補遺

 以上のような疑問を抱く理由が、「ああ、関西を愛して止まないんだね」とか、「なるほど、関東を心の底から憎んでいるんだ」とかいった、ある意味ではわかりやすいものの、それ自体きわめて陳腐で卑小な事柄に求められたりしないことを望んでいます。そもそも関西を愛しているなんてことはありませんが、かりにそうであったとしても(接続法100式くらい非現実です)、そんなものが妥当要求の論拠になるわけがないということを、補遺としておきたいと思います。マジ補遺乙。



1月6日(木)『人生万歳!』 1

 先日、『人生万歳!』を観てしまいました。なんと、満席でした。もっとも、サーヴィス・デイで、社会的にもっとも恵まれているリッチで独身で男性に見える在職中の者も、シルバーやら、シルバー夫婦やら、女性に見える人やガキんちょも、一律1,000円だったのではありますが…。あんなふうに堂々と差別的な罵詈雑言を吐けたら気分がいいだろうなぁと思いましたが、再現するのは差別的なので、毒のあるセリフを紹介しましょう。主人公の老物理学者は、「尺取り虫」の脳みそしかもたない若妻の、南部から出て来た母親に、ニューヨーク観光はどこへ行けばよいか尋ねられ、即答しました。「ホロコースト博物館」。



1月7日(金)『人生万歳!』 2  これも毒か・・・

 老物理学者はその友人とともに母親と会ったのですが、友人は、母親の感想として「おっぱいが魅力的だ」とかなんとか言います。それに対して、「一応学者を生業としているのに、そんな感想しかもたないのか」と老物理学者になじられ、友人は、「尻もよかった」。後日、この友人は母親とデートするのですが、そのとき母親に職業を尋ねられ、答えました。「大学で哲学を教えている。」 ぐは〜。



1月8日(土)補遺

 老物理学者は、中絶を肯定し、しかし死刑制度には反対するのですが、すると保守主義者の母親からは「共産主義者」と呼ばれます。このレッテルの貼り方はどこでも同じなんだなぁと面白くなりました。



1月9日(日)救命って・・・

 「女性2人死亡、自宅で衰弱か」ってどこの話かと思ったら、「救命力世界一」を謳い文句とする豊中市の話でした。まあ、これはいわゆる「救命」とは無関係だと言われるのかもしれません。あらゆる場面において命を救うなんてことは、不可能でしょう。それが可能になったりしたら、それはそれは恐ろしい世界です。だれも死ねないわけですから。とはいえ、「救命力世界一」と言ってる人たちは、なんら疚しさを感じないのでしょうか…。正義と疚しさとの間には、何の関係もないとは思いますけどね…。



1月10日(月)我慢大会

 「哲学を学んだことはない」と自己申告する人の話を聞くのは、やっぱつらいものがあります。しかも「難しい言葉が上滑りしている」と、いいこと言うたった的な、しかしその実、ありがちで凡庸この上ない忠告をくださり、じゃあどのような言葉遣いをしないといけないかと言うと、自己の生活と結びついた話をせよ、とくるわけです。具体例は、あまりにも××丸出しなので書きません。ただ、たしかに訊いてもいないのにご自分のことをお話しになっていましたねぇ。立派なおとーさんをやってるんですよって感じの。

 まあ、そういう人が、カントの議論なんかよりも、功利主義にいたく共感していたのは救いかもしれません。そりゃそうでしょう。そして、功利主義なんて、そんなもんです。要するに、学問じゃないってことですね。



1月11日(火)幸福に暮してください

 ったく、成人式の催しとして、バンジー・ジャンプして「いい大人になれると思います」とか言っちゃってる時点でいい大人にはなれないでしょう。また別の催しで、「ミッキーに祝ってもらってうれしいです」って言っちゃってましたが、お前、そこの創始者は差別主義者だって知らないのか。楽しけりゃなんでもよろしいのか。むかしから、無知は犯罪だと言われているぞ、と思いましたが、もうどうでもいいですかね。なんせ大事なのは最大多数の最大幸福だそうですから。



1月12日(水)よかったね

 ある本によると、ある政党の党員が不法駐車で違反切符を切られた際に指紋を採取されたのですが、担当のわんは、その政党の党員の筆跡と指紋を採取したということで、表彰されたそうです。それは97年の時点の話であり、現在もこういう報奨制度が続いているかどうかは知りません。まあ、全体の幸福ってことを考えれば、こんな人権侵害なんて大したことはないですよね。いやむしろ、どんどんパージしないと。やったぜ幸福。



1月13日(木)<みんな>

 その政党の関係者が、ある人物の予想される入閣に関して、<立ち上がるとか言ってたのに、大臣の椅子に座るのか>と、コメントしていました。判で押したようなコメントが多い中では、なかなか面白いと思いましたが、しかしこういう言い回しをするからきっと嫌われるのだろうとも思いました。<みんな>は、父親譲りの知性のなさを好むのでしょう。



1月14日(金)特典???

 帰宅したら、メイルボックスにテニスクラブへのお誘いちらしが入っていました。「新規でご入会してくださった方、元スクール生の方にはなんと・・・2つの特典が!!」と、これがウリの文句になっています。へー、2つの特典があるんだー、と思いつつ、ふつふつと湧き上がる疑問。この2つのカテゴリーのいずれかに属さない人ってだれなんでしょうか。



1月15日(土)ううう

 ボケーッとしてたらある邦画が放送されていました。ベッドの余命わずかな妻に対して、夫が「来週は休暇をとる」と言うのですが、それに対して妻は「ごめんなさい」と言います。こういうときに「ありがとう」と言えないイデオロギーが非常に腹立たしく、しかし同時に悲しくもあり、そしてともかく「ありがとう」ではなく「ごめんなさい」って言っちゃうことが、残念なことに理解できてしまうのでした。北野の映画でも、同じようなのがありましたよね…、まあそのときは腹が立っただけですが。



1月16日(日)下劣な話

 その映画の最後のあたりで田中裕子と岸辺一徳が関係をもつのですが、あれ、それだとタイガースの岸辺三兄弟ってことになるんでしょうか…。



1月17日(月)そりゃダメかも・・・

 『僕たちの失敗』に出てくる「ダメになった僕」っていうのは、恋人に去られてしまって社会的生活を営めないようになった「僕」のことであり、髪も髭も伸ばしたままの青白い人のことだろうと、長い間、想像してきました。ところが最近、これってひょっとして、恋人に去られてからリーマンとして社会的生活を営めるようになってしまい、髪はきれいに整え、髭も毎日剃っている、スーツ姿の人のことではないかと思うようになりました。時代的背景を思うと、こっちが正解ではないでしょうか。



1月18日(火)どこで笑えばよいのかわからん落語家とか

 どうして萩本とか<裸になって何が悪い>男とか地デジ化応援隊の面々は、気に入らない人たちばっかなのでしょう。ただでさえ、勝手に方式を変えるなんて不当だと思っているのに、あれじゃあますます、買い換えたりするもんか、と思ってしまうのではないでしょうか。ひょっとして、善良な市民ならあの面々に心惹かれるものがあるのでしょうか。それにしても、ジェンダー・バランスとか、何も考えてないんですかね。



1月19日(水)めでたすぎる

 父親とガキんちょ2人がマーボー豆腐を食べていて、しばらく作り手の「ママ」がいないことに気がつかないのだけれど、「おかわり」と3人そろって「ママ」に茶碗を差し出し、忘れられていたにもかかわらず「おかわり」と言われて喜ぶ「ママ」という、なんともそこらじゅうがめでたすぎるコマーシャルがあります。いったいいつからこんなのが何の文句も言われないようになったんでしょうか。もうずっと前からなんでしょうか。これじゃあ、かつて「ボク、食べる人」と言って糾弾された佐藤祐介が浮かばれない…。



1月20日(木)ビラビラって!

 木曜日は朝1時間目に授業があって、午後からはたいていずっと会議なので、帰る頃には1時間目のことが遠い昔の出来事のような気がします。今日もそんな一日で、帰ってきたらぐったりで、ぼんやりと<ブラタモリ>を見ました。いかにもNHKという感じの、贅沢な番組作りですが、ときどき変化球が織り交ぜられていて、今日など、久保田アナが「最高のビラビラ」と連呼していました。神社仏閣をありがたがるのをやめてもらえれば、もう、<今夜は最高!>なんですが…。



1月21日(金)ひょっとしたら・・・

 ここ数日、自分のメアドから自分宛に何通もメイルが送られてきています。内容は、ロシア娘からのお誘いです。でも、どうしてロシア娘が英語を使うんでしょうか。メイルは、文字に色が塗られていたりして、たんなるイタメーよりかは、なかなかおされにできています。なのに英語でお誘いなんて、興ざめもこの上ないです。ちゃんとキリル文字で誘ってよ、って感じです。そしたら魔がさすかもしれないし・・・。



1月22日(土)なめんなよ

 経験則ですが、Lサイズの玉ねぎはダメです。何がダメって、どういうわけかたいてい腐りかけていて、Lサイズのはずが、Sサイズへと姿を変えるからです。おまけに、腐った部分が部屋中に臭いを撒き散らして、くらくらさせてくれます。だから玉ねぎは嫌いなんです。遠慮というものを知らない。



1月23日(日)観なきゃよかった・・・

 日曜日の夜はただでさえ憂鬱なのに、今更ながら『バンジージャンプする』を観てしまい、明日仕事できんのか、って感じです。イ・ウンジュのこともあるし…。もういろいろ考えなくてもよいのではないかって気になってしまいます。



1月24日(月)わかったから黙ってくれ


 そう言えば、土曜日はレイトショーで『アンストッパブル』を観ました。いずれ、日曜洋画劇場とかでやりそうな感じでした。それにしても、上映前に、あの外国人(と思われるやつ)が下手くそな言葉遣いで上映中のマナーを説教するのは、いったいどういうことなんでしょうか。お客様に説教を垂れる者のマナーは問わなくてもよいのか、お前は阪急か、って思います。鷹の爪団なら話を聞いてもよいのですが…。



1月25日(火)好きですねー、戦いが

 「守るために戦え」とかいう宣伝文句の映画があります。まあ、何があろうとまず見ることはないと思いますが、「戦わずに平和条約を」ってコピーじゃダメなんですかねぇ。えっ、そんな映画じゃ面白くないだろっておっしゃいますか? だったら、守るために戦っちゃう映画は面白いんでしょうか。あっ、ギャグとしては面白いか! 



1月26日(水)フン

 相変わらず自分のメアドから自分宛てにクソメイルが届き、内容はと言えば、International Marriage agency がステキなロシア娘やウクライナ娘を紹介してくれるって代物です。まったく、国際的にお節介なエージェンシーですね。婚姻は共同体の欲望でしょうけど、このエージェンシーは主権国家を超えようとしているのでしょうか。いや、せいぜい中途半端な国家連合どまりでしょうね。アホちゃう(ダル)。



1月28日(金)43年生まれかぁ〜

 「赤いジャージを着たドヌーヴの姿も必見!」とか書いてあるんですが、ちょっとこれってひどすぎないでしょうか。「高齢出産ですか???」って突っ込みたくなるような変わりようです。「シェルブールの雨傘」なんて、くだんない話で、ドヌーヴの美しさだけでもってた映画ですが、あのドヌーヴがこうなりますか…、って思いを禁じ得ません。



1月29日(土)こわすぐる・・・

 『4人の食卓』を観ようと試みました。以前、試みたことがありましたが、あまりにも怖いのですぐに観るのをやめました。今回は、なんとなく大丈夫な気がして、観ようとしたわけです。始まっても観た記憶がまったく戻ってこないので、「いったいなぜ観るのをやめたのだろう」と思ったくらいでした。しかし、そんな思いは長続きせず、「きっとここでやめたのだろう」というシーンに出くわし、そこからもうちょっとだけ進んで、やっぱりやめました。あんなものを全部観てしまったら、きっと夜中に仕事ができません。ほんのちょっとだけ観てしまった今でさえ、PCに向かいながらかなり怖い思いをしています…。と書いていたら突然ケータイがなってちびりかけた…。



1月30日(日)『サマリア』

 そんなわけで、『サマリア』を観ました。次にどういう展開になるのかわかるところがあったので、たぶん観たことはあるはずなのですが、しかし大半はさらっぴんでした。援交するおっさん達もどうかと思いますが、それを道徳的かつ暴力的に裁いていくっていうのもどうかと思いました。「娘と同じくらいの年齢の女と…」というのが、よくある非難の言葉ですが、でも娘じゃないわけだし…。さらに、かりに娘だとしたってそれがなぜいけないのか、説明するのはそんなに簡単だとは思いませんが…。まあ、よい子が育つ東京都では定言的にダメでしょうけど。



1月31日(月)ダメだこりゃ

 ああ、1月が終わってしまいました。1月中に片づけようと思っていた仕事が、まだまだ終わりそうにありません。今日など、9時前に出勤し、8時前に帰るまで、授業以外はひたすら雑務を片づけていたのですが、片づけても片づけても後から後から湧いてきて、ひょっとして片づけるから生まれるのではないかといぶかしく思うほどです。みなさんいったいどうしているのか、まったくもって不思議です。要領が悪いのか、ともかく仕事に向かうところまで行かないのです。このまま魔の2月に突入かぁ。 



2月1日(火)ぐんたい→いらない

 エジプト軍のえらいさんが、「軍は市民に発砲しない」とか言ってました。まあ、発砲しないことそれ自体はよいことだと思います。しかしシビリアン・コントロールとか、どうなるんでしょうか。軍が動くか動かないかを自分たちで決めるようになったりしたら、ろくでもありません。シビリアン・コントロールはもっとろくでもない、という可能性もたしかに排除できなくて、往々にしてこっちの方がひどいわけですが、しかし手続きは守らないと…。結局、軍なんてなければ一番よいのですがね。



2月2日(水)机上の空論だろうとなんだろうと

 かつてハーバーマスがコソボ空爆を肯定したことを授業で紹介し、「人権の名のもとに空爆することは許されるか」というテーマでちょっとした文を書いてもらうと、7割が「いかなる理由があっても空爆は許されない」と答えます。この7割の方が、近隣において人権侵害が行われており、かつそこは核武装さえ疑われているというプロパガンダがあったときに、にもかかわらずやっぱり、「いかなる理由があっても空爆は許されない」と考えてくれることを願います。



2月3日(木)ぶーちゃんたちについて

 八百長メイルの存在が報道され、理事長は「天地がひっくりかえる」ほどの驚きだって言うのですが、それはどの部分でしょうか。メイルができた点なのか、証拠の残るメイルなんかでオーガナイズしていた点なのか。まさか、八百長していた点じゃないですよね。マスゴミにも、今日初めて知りました的なことを言ってるのがいましたが、その発言こそびっくりです、いやホントはそんなもんだと思ってるのでびっくりじゃないですが…。もう財団法人なんてやめて、営利団体として興行すればいいじゃないですかねぇ。そうしたらショーだって構わないんだから、筋書きがあったって文句は言われないですよ。



2月4日(金)顔も・・・

 珍しい映画を放送していました。もちろん、10秒程度でみるのはやめましたが。主演男優はクソ・リチャード・ギア。名前に「クソ」がついてるなんて珍しい俳優ですが、映画は『クソ・プリティ・ウーマン』で、タイトルにも「クソ」がついています。そしてもちろん、内容もクソだそうです。



2月5日(土)ぺてんについて

 この前、柴原口から帰宅しようとしたら、正門方向から柴原駅へ向かってぞーろぞーろ歩く集団と合流してしまいました。正門の脇にある、幸せな人々が集う某所から、駅へ向かう幸せな人々だったのです。知らない人が見たら、まるで私も幸せな人々のメンバーであるかのように思ってしまうかもしれないので、駅までの間、できるかぎり「私は無実だ」オーラを発するようにしていたのですが、はたしてうまくいったかどうか、自信がありません。

 それにしても、なぜぺてんに引っかかる人が多いのでしょう。いや、同じぺてんなら、ヘーゲルみたいなぺてんの方が面白いと思うのですが…。 



2月6日(日)今日はクソじゃないだろう・・・

 昨日も珍しい映画を放送していました。『クソ・ハッピーフライト』。ハッピーなのにどうしてタイトルに「クソ」がついているのか不思議です。ひょっとして内容が「クソ」なんでしょうか。いくらなんでもあんな客ばっかが集まったりはしないだろう、と思われるようものをわざわざ映像にするのは、<田舎者は飛行機に乗るな>と言いたいのでしょうか。田舎者だろうとなんだろうと、金をもってれば飛行機に乗れるっていうのが資本主義の素晴らしいところなのですが、ひょっとして撮った人はアンチ・資本主義者なんでしょうか。なわけはないと断言できますが…。



2月7日(月)あれま

 あーあ、名古屋もポピュリズムですかって、大阪在住の私は笑えません。言うまでもなく、あんなのに投票するくらいなら、投票用紙で紙飛行機作ってベランダからどぶ目掛けて飛ばしますけどね。その点、都民はえらいです。国政に関与させないために、自己犠牲の精神なんですよね!



2月8日(火)裸の話とか

 ぶーちゃんたちは、膿を出し切るってことでケータイの提出を求められているけれど、なかなか協力しないそうです。そりゃそうでしょう。だって、<その話>以外にも、知られちゃいけないことはたくさんありますからねぇ。やっぱ、国家転覆計画とか、まずいっしょ。



2月9日(水)どうせ・・・

 こうなったら、取り組みごとに「これは八百長」「これはガチ」(「ガチ」って言葉がこれほど流通しているのに、これまで八百長があったなんて知りませんでした、ってコメントはおかしいべ)予想をしたらどうでしょう。いや、「大横綱」の部屋じゃみんなそれだろうから、「これでいくらいくら動いてる」って予想なんてどうでしょう。どうせロトなんちゃらを買ってしまう賭博好きばっかなんですから。清く正しい私はそんなことしませんけどね。



2月10日(木)負の興味

 今日の『ブラタモリ』は赤坂。迎賓館やら料亭やら、どうでもいいとこ巡り、あるいはなくなってしまっても一向に構いませんとこ巡り、ありていに言えば、消えてなくなれ巡りでした。迎賓館にきたやつとして写真とともにテロップが出たのは、エリザベスにブッシュ。なんだよ、どっちみち悪じゃん。



2月11日(金)たんなるワーホリか???

 今日は朝から雪が降っていました。そして祝日だったのですが、イデオロギー的に祝う気はないので、職場へ赴いて仕事をしてしまいました。そしたら結構来てる人がいるんですよ。びっくりしました。こんなにアンチ・ナショナリストがいるなんて…。

 振休を取ろうかと思いましたが、それをしちゃうと結局は祝ったことになってしまうので、やめました。どうだっ!



2月12日(土)不変的につまらない

 昨日は『ディープピープル』って番組で、フォークボールをテーマに3人の元投手(村田、牛島、佐々木)がだらだらしゃべるのを放送していました。ボールをどう握るかとか、バッターをどう騙すかとか、終始技術的な話が展開され、面白かったです。当たり前ですが、だれも気持ちだの根性だのは言いませんでした。まあ、ひとり、ノーサインで投げても捕手とは以心伝心で何を投げるかわかるとか言っちゃう人もいるにはいましたが、当の捕手が以心伝心がでたらめだった逸話を披露していました。わはは。

 惜しむらくは、司会が合間合間に相変わらずクソ面白くもない話を悦に入りつつだべってたことです。この方、ラビットの時代からまったく変わることなく首尾一貫してつまんないわけです。こんなのさえ使わなければ、受信料を2倍払ったってよいくらいなんですが…。 


2月13日(日)「守れない約束はしない」

 フランク・マーティンは、「フランス人にはユーモアのセンスがない」と言い、その理由として、(相棒のディーン・マーティンではなく)ジェリー・ルイスが大人気であることを挙げていました。なるほど。これって、フランスの映画人の共通理解なんでしょうね。



2月14日(月)『冷たい熱帯魚』

 「是か、非か。○○○監督が時代に問う! 衝撃の問題作」というのが、キャッチコピーなのですが、言うまでもなく「非」でしょう。徹底してへたれでいいじゃないですか、って思いました。



2月15日(火)4朗に3島氏

 なぜかこの頃火曜日のNHKのドラマをちらちら見ることがありましたが、今日から始まったシリーズは、絶対に見ることはないと思います。なんといっても、4朗が出ているそうです。気のいいおじさんとか名優とか思われているかもしれませんが、靖国に献灯しちゃう人ですからね。もちろん、公私は別だという言い分は知っています。ですから、私的な部分に関してアホだと思ってるわけです。見る気にならない。かつて、ハーバーマスの研究者である3島氏は、カント研究者なのに初詣に行く者がいる、と新聞に批判的に書いたことがありましたが、優れた論文を書く人でも、こんな人は私的な部分では笑っちゃいますねー。



2月16日(水)しーーーっ

 すごい本が出てました。表紙に、「ニーチェの思想が2分で理解できる!」って書いてありました。そんな本、出しちゃってよいのでしょうか。だって私の同僚は、学生のときからずーーーっとニーチェ研究をしているんですよ。それがたったの2分でわかってしまうなんて…。カップラに熱湯を注いで、読み始め、食べる頃にはもう大家ですよ。同僚の目には絶対に触れさせないように配慮しなければいけません。それが愛というものです。



2月17日(木)ヤバし

 もう木曜日が終わってしまいました。ということは、明日は金曜日で、その次が土曜日で、その次の次が日曜日です。いやいや、これでは曜日の名前を覚えたてのガキんちょのようです。何もできないうちに、瞬く間に1週間が過ぎ去ってしまう、と言いたいだけなんですが…。



2月18日(金)そうめくじらを・・・

 クジラが捕獲されすぎて絶滅の危機にあるから保護しなきゃいけないのだとすると、クジラを食す人たちも絶滅の危機にあるから保護しなきゃいけないと思うんですが、やっぱ黄色いからそんなことしなくてもいいんすかね。調査の妨害を「科学に対する冒涜だ」とか言っちゃうのもどうかと思いますけどね。そもそも科学がそんなに立派なんすかって思わなくもないですし…。



2月19日(土)理性を失って・・・

 「理性を失って」痴漢行為を働いた理科の先生が捕まりましたが、その理由がもし本当なら、責任を問うことはできないのではないでしょうか。自然法則どおりに動いたのに責任を取らされたのでは、新燃岳もうかうか噴火ができないというものです。もっとも、それでも責任を取れとか理不尽なことを言う哲学者もいるそうですが…。 



2月20日(日)先生ネタ その2

 社会科の授業中に私語を注意してもやめなかった生徒2人に足払いをきめ、その後もわき腹などを蹴ったという柔道4段の教員のことがニュースになっていましたが、いやぁ〜びっくりです。もちろん、ポイントは柔道4段なのに社会科を教えちゃうんだってとこですね。



2月21日(月)珍しい映画ネタ その3

 またまたまた珍しい映画が放送されていましたね。クソ・なんちゃらJr.が主演する『クソ・アイアンマン』というクソ映画です。兵器を開発するアホがひとかけらの反省もなくひたすら自己肯定し続ける姿をクソと呼ばずに、いったい何をクソと呼ぶんすかや。娯楽ならなんでもいいんすか。つか、あれが娯楽になるとはなんともおぞましい。



2月22日(火)このミス

 このミス大賞を受賞したというし、そこらじゅうで大評判だったので、遅まきながら読んだ本があるのですが…。「このミステリがすごい」で80年代終わりから90年代前半くらいに選ばれていた数々の作品のことを思うと、いまではこのジャンルも、なんとかみんなで盛り上げていこう的な状況にあるのかと思わざるをえません。トリックがすごいかっていうと、まったくそんなことはないし、エンターテインメントとして優れているかというと、この先どうなるのだろうとわくわくすることもなく、ただ上下巻買っちゃったから最後まで読まなきゃ、というせこい義務感のみで読み続けることに。このひとりよがりのレトリックとかありきたりの人物描写って、もしかして、と思ったら、やっぱり作者は医者だそうで…。ただ、メリットはありました。もう他の著作は買わなくてよいことがわかったのです。



2月23日(水)ご高著も購入???

 ある大学が今年創立80周年を迎えるとかで、それ系のバナーやら何やらがいろんなところに設置されているのですが、その色使いが青黄赤で、酷似しているんですよ。くりそつと言ってもよいかも。まあ至るところに入り込んでいらっしゃるので、デザインに関与していたとしても不思議ではありませんけどね…。いつの間にか大学名も○○大学××校に変わってたりして。そしたら逆踏み絵が課されるようになるのでしょうか。



2月24日(木)バトラーの誕生日!

 別にリニアがどこを走ろうが知ったことじゃないですが、奈良県知事は、国家による殺人を肯定するポピュリストのあれにたてついている点で偉いと思います。あれが知事をするここを出るとしても、250万人の反対署名を無視して空港を作っちゃう人たちのいるところも、言うまでもなく「こころのふるさと」も、ちょっとなぁ、と思っていたのですが、ひょっとして鹿せんはいいかも、と思わなくもありません。



2月25日(金)一連の報道

 一連の報道は、まさか行方不明者の親類などだけに向けられたものではないでしょう。まあ、親類などだけに向けられたものであったとしても、「なぜ?」とは問えるのですが、まあ、そこはなぜだかわかってることにして、では、なぜ一連の報道はなされているのでしょうか。同じ国籍をもつ人間が行方不明だから、あなただって心配でしょ、ってことなんでしょうか。あるいは、あなただって心配すべきです、って規範を教えてくれているのでしょうか。正直言って、よくわかりません。



2月26日(土)なんでもありか

 ある新聞社系列のその週刊誌については、どう言えばよいのかよくわかりません。多くのマスメディアの風潮に反対して、裏金などまったく立証できていないことを詳細に論じ、逆にあの検察審査会がいかにいかがわしいものであるのかを明らかにしてきたわけで、その点では数少ないまともなメディアのひとつだと思います。しかし毎号、最終便がどうのこうのの「いい加減にして○○○○」の人の対談が組まれていたり、くらたまの駄文が載せられていたりもするわけです。そして、たんなるナショナリストなのにヒーロー気分の38がその知性あふれるご尊顔をお見せになって対談し、その週刊誌と同じところから出たご高著の宣伝が行われたりしちゃってます。今週のピカイチ本なんて、「科学」の総裁の本ですよ。

 これがリベラルな資本主義ってことなんでしょうか。



2月27日(日)自由だとは思うけど

 土日に東京へ行きました。何度かJRを利用する機会がありましたが、そのほとんどすべてにおいて、どこかの線が人身事故のために遅れているというアナウンスを見たり聞いたりして、1度はもろに影響を受けました。ちょっと、大丈夫なんでしょうか。月曜や木曜ならわからないでもないですが、土日で、しかもこんなに重なるとは…。今回、蒲田に泊まったのですが、実はそれは、もう30年以上も前に、蒲田出身の人が蒲田付近で飛び込んだのを思い出したからでした…。



2月28日(月)鈴木愛の件について

 なにか話があやしげな方向へ行きそうになっててヤバいですね。例の鈴木愛の件です。ちゃんとマニュアルどおりに監督していれば、まずケータイを取り出したりはできないと。監督が居眠りしてたりしたら可能だけど…、なんてことを言っちゃう人がいました。いやいや、監督者はけっして怠けたりしているのではなくて、受験生を信頼しているのですよ。というか、監督なんてされていなくても不正などしません、という人を選ぼうとしているのですよ。ですから、監督のせいにするのはやめましょう。



3月1日(火)鈴木愛の件について その2

 そしてこういうことがあると必ず言うアホがいるわけですが、やっぱり言ってました。むかしはITが発達していなくて、自分でものをじっくり考えたものだ。今は技術的に可能になってしまったもんだから、すぐに答えを求めてしまうのだ、と。じゃあお伺いしますが、そのじっくりものを考える人たちが、ずっと自由民主党を選び続けてきたのはどういうことなんでしょうか。もう、バカは休み休みどころか、一切口を開くのはやめてくださいよ、ふるだち。



3月2日(水)付論

 ついでに。関西の某国立O大学は、試験監督同士の私語がうるさくて仕方なかった、ってネットで書かれています。いやもうまったく、ダメダメですねー、反省しなさいよ、兵庫県の隣にあるO大学! おっと、これでは濡れ衣を着せるはずが…。

 それにしても、ケーサツなんかに介入させず、ヤフー知恵袋に「受験の<問題>です。犯人はだれですか? 手口もよろしくお願いします。」って書き込めばよかったんじゃないんですかねぇ。もちろん「ありがとうございました」も忘れずに。



3月3日(木)付論 その2

 でも、まだ試験問題でよかったですよねー。居眠りしてる監督者の写メが撮られたりしたら、こんなもんじゃすまないですよ。その場合は、肖像権の侵害で対抗するしかないか。てへ。



3月4日(金)ったく

 この間、国家による殺人を肯定するあれが、性犯罪で逮捕歴のある人にGPSをつけることの検討を始めるとかのたまわった。「問題は」と言うので、ほう、お前にも問題がわかるのかと思ったら、「常習性ということで、他の犯罪とどのように差別化できるかということ」だと。ったく、裏切らないお方だ。GPSなんぞをつけることは、人権侵害なんですよ。問題はそれに尽きるんだって。



3月5日(土)ったく、ったく

 そもそも、もし再犯率が高いのだとしたら(しかし言うまでもなく、「高い」「低い」の基準なんてまったくの恣意です)、ちゃんと更生ができなかったってことになるでしょう。罰を与えておいて、更生させられなかった側の責任は問わなくてもよいのでしょうか。「また更生させられなかった」って、常習性があるんじゃね?



3月6日(日)何ケタも違うような気が・・・

 一応言われているのは、1年に5万ずつ、4年間で20万の献金があったということ。これで「国益を損ねる可能性がある」って、本気で言ってるんですかね。どこの大臣が1年に5万の献金をもらって国益を損ねるようなことをやらかすんでしょうか。その糾弾は、ここはそんな額で利益が損なわれてしまう可能性があるちんけな国家だと言ってることになるわけで、それでもほんとに自分の国家が大好きな保守の政治家なんでしょうか。利益を得ようとする方も、たったの5万で便宜を図ってもらえると考えていることになるわけですが、そんなに安く上がるんだったら何の苦労がありますかって。あんなのを副総裁に選んじゃってる自由で民主的な人たち、大丈夫でしょうか。



3月7日(月)たまにステキ

 そもそも、タカ派で知られる大臣が、仮想敵国とされる筋から献金をもらっていたなんて、なんてステキな話じゃないですか。これは平和への第一歩ですよ。献金を騒いでいるパンピーの方が、はるかにナショナリストであることが判明して、それはそれは面白いですね。まあ、言うまでもなく、タカ派は嫌いですけどね。



3月8日(火)まったくわからない

 どうして主権国家の領空に飛行禁止区域を設けることができるのか、その理由がわかりません。どの国家にも主権なんてものはない、ということなら大賛成ですが、主権を侵されてはならない国家があって、そういう国家の間で結ばれた軍事同盟が、他国の領空にこうした区域を設けることの正当性はいったいどこにあるのでしょうか。いまだに女王がいるあの人たちは、イラクでやらかした罪の意識とか、まったくないんでしょうか。ムバラクはいけなくて女王がオッケーなのは、白いからですか???



3月9日(水)まったくわからない 2

 補助金を支給するかどうかに関係して、知事さまが教育内容に口出しするのがなぜ正当なのか、わかりません。もしある親子の肖像を掲示するのが問題なのであれば、ひのきみも全廃すべきじゃないでしょうか。うう、その結果、知事さまのご尊顔ならよろしいということなのか。



3月10日(木)禁がき車両

 この前東京へ行きましたが、例によって新幹線には、わめき散らすがきんちょと、一緒になって遊んでいるバカ親が、どういうわけか一列後ろという至近距離にいました。なんであんな我が物顔で車両を独占しているやつがただで、私のように静かに読書している者が満額支払わなきゃいけないのでしょう。やつらこそ、迷惑料を支払うべきじゃないでしょうか。「学生に続いて教員も」という見出しが怖いので、念力だけにしておきました。



3月11日(金)崇高でも何でもない

 津波がものすごいスピードでいろんなものを飲み込んでいく映像を受像機の前の安全地帯で見ました。こんなとき、あのお方なら崇高さを感じてしまうのかもしれませんが、凡庸な私は幸いなことにそんなものは微塵も感じませんでした。あのお方についてはいくつかムカつきポイントがありますが、この件はそのひとつです。



3月12日(土)後期日程

 一晩眠ったら、ひょっとしたら状況が劇的によくなっていたりするかと思いましたが、もちろんそんなはずがありませんでした。そして今日は後期日程。試験監督をしましたが、責任者だったので、試験時間中ずっと、頼むから知恵袋なんかに訊かないでくれ念力を送っていました。念力が功を奏し、知恵袋にはあがっていないようです。うまくいったので、調子に乗り、午後からも大学に残ってせっせと仕事をしました。



3月13日(日)後期日程 その2

 募集定員と試験会場の数を考えると、昨日受け持った教室からは受験者の2割くらいしか合格できない計算になります。ほとんどの受験者は真面目そうに取り組んでいたというのに…。ええ、もちろん真面目さと能力とは別物で、試験で測られるのは能力なんですが…。



3月14日(月)ちかごろ

 わんころやら何やらが出てくるくだらないドラマ仕立てのケータイのクソCMを見なくてすむのは幸いですが、その代わりに、嫌いなしゃべり方をする枝野の嫌いなしゃべり方を目にしないといけないのが苦痛です。



3月15日(火)天罰がわかる稀有な人

 都民のみなさんはさすがです。というか、幸せです。いや、だれかさん風に言えば、さすがだから幸せになれるのですね。なんといっても、首長には天の意志を認識する能力があるのですから。そうじゃなきゃ、何が天罰に当たるのか、わからないですからね。こんな稀有な存在を次も選ぶとすれば、天の意志を認識する能力がある人を選んだ、ということなりますね!



3月16日(水)筋肉バカ

 アメリカは人材豊富です。バスケットの選手なんて、しょせんは筋肉バカだろうと思っていた私が愚かでした。たかだかバスケットの選手なのに、何が真珠湾攻撃の報いに当たるのかを認識できるのです。この人にも、あの首長と同じく、天の意志が認識できるのでしょう。すごい。じゃあついでに、ベトナム戦争の報いがいつどのような形でやってくるのかをぜひ明らかにしてほしいところです。



3月17日(木)ご教示くださいm(  )m

 なぜ野球選手がこの状況では野球はできないと言っているのか、正直言ってわかりません。「そんなことをすべきではない」という、「そんなこと」の内実がわからないのです。たとえば、球場が使えなくなっているとか、そういう物理的な理由ならわかります。しかし「できない」理由は、もっと別のところにあるのでしょう。私にはそれがわからないのです。そしてだれも、その理由を明確に言語化してくれません。言うまでもなく、野球選手は野球をすることによって生きる勇気を与えるべきだなどと、51あたりが言いそうなアホなことが言いたいのではなく、純粋に、なぜダメなのかがわからないのです。



3月18日(金)そんなことしちゃっていいんすかや

 そしていつの間にか、リビア上空には飛行禁止区域が設定され、違反したら爆撃してもよいことになっています。世界共和国は、作る過程が恐ろしいし、できあがっても恐ろしいとか言われ、国家の複数性が肯定されたりしますが、国家が複数あったって、多数決でひとつの国家の主権に対する侵害を正当化しちゃうんですから、どうかと思いますよ。こういうのって、伝統的には私刑って言うんじゃないんですか?



3月19日(土)うっとうしい

 生涯現役でボランティアしてくれるのはどーでもよいとして、あの半疑問の耳障りなしゃべり方は生涯やめてほしいものです。そして「思いやり」はだれにでも見えるなんて言ってのけてしまい、「だれにでも」に含まれない人がいることに気がつかないあなたのその「思いやり」が私には見えません。



3月20日(日)出勤日にて

 今日は日曜日でしたが、臨時教授会と定例教授会がありました。日曜日なので、学内の生協さまなどは閉まっています。そうなると、お昼ご飯は、グランド横を通り、階段を上ったところにあるファミマで購入しようとされる方がたくさんいたのではないかと思います。しかし、実はそのファミマは改装中で休みなんです。そしてその周囲には、他にぺんぺん草も生えていません。完全に無駄足です。という情報を教授会のメーリスに流したら親切だろうか、と思ったのですが、そんな情報をわざわざメーリスに流したりしたら「こらーっ」と言われそうな気もして、いや、そもそも<お節介のきんのじ>だよなぁと思い、やめました。でも、絶対に無駄足を踏んだ人はいると思います。



3月21日(月)イノセント

 今日は休みの日でしたが、朝ちょっと大学へ行かなければならないことがあり、その用事をすませてスーパーへ買い物へ行くと、スーパーのおじさんが割引シールをくれました。20円割引シールというのが10枚ついている台紙が朝2時間だけ時間限定で配られており、100円以上のお好きな商品に貼ってもらえれば割引しますよ、ということでした。なんかそれを狙ってきたみたいで非常に嫌な気分でしたが、もっと嫌な気分になったのは、レジに並びながらシールをぺたぺた貼っていたら、たまたまちょうど10個の商品を買ってしまっていたことに気づいたときです。あああ。これではまるで狙っていたみたいじゃないですか。神にかけて言いますが、けっしてそんなことはありません。私は無実です。



3月22日(火)3種類の○○○

 都民のみなさんは、このうえ究極の選択を強いられるのですねぇ。カレー味の○○○どころか、○○○味の○○○が3種類あって、それからどれを選びますか、ですからねぇ。まあ、支持者にしたら、そうでもないんでしょうけど、大半のまともな人にとってはきっついですね。もっとも、同情できるほど立派なところには住んでいませんが…。



3月23日(水)スローガン

 理由
  @ マジでそう考えているから
  A そう言わないと、稼げる大会開催を正当化できないから
 
どっちにしても、それがネーションのことなのかステイトのことなのか、わからないです。それがどっちもだとすると、Aにおいて見事にキャピタルとネーションとステイトの三位一体が成立していることになりますね。



3月24日(木)罰なのか恵みなのか

 そして今度は「天の恵み」ですか。なんとまあ、世の中には天の意志がわかっちゃう人が多いことでしょう。こんなものを持ち出さなくても、あれが間違ってることは自明じゃないですか。



3月25日(金)なぞ

 だからその「○○は強い」とか「○○の力」とか「○○は一つのチーム」とか言われるときの、その○○はネーションなのか、ステイトなのか。ステイトだとしたら、わざわざ言うまでもなく一つだろう。もし一つじゃないとしたら、パスポートが複数存在し、かつ一つを除いて他はすべて偽造だろう。じゃあネーションが一つなんでしょうか。在日外国人はどうなるんでしょう。結局、○○が何であるのかわからないのに、「強い」とか言われてもねぇ。ほとんど、「あれは強い」とか「あれの力」とか言ってるのと変わらないでしょう。あっ、ひょっとして、にもかかわらず、○○が何であるのかわかっちゃう人たちの総称が○○なのでしょうか。



3月26日(土)ひまわり

 今日はボケーッとしてたら、受像機からヘンリー・マンシーニの『ひまわり』が流れてきました。そして『ひまわり』が1970年の作品だとわかり、曲につられてつらくなりました。言うまでもなく、つべを観て、聴いて、ウィキであのロシア娘が現在69歳であることを知ってしまいました…。



3月27日(日)勝手に飛ぶがよい

 『ジャンパー』とかいうのを我慢して見ていましたが、40分が限界でした。そもそもいったいいつから、CM前の話をもう一度復習してくれるようになったのでしょうか。くどいです。ずっと続けて見ている者の苦痛を犠牲にして、途中から見始めたような不届き者を優遇するなんて、まったく理解ができません。



3月28日(月)私的なこと

 東京の計画停電のニュースを見ていたら、「青木・万年堂」が出てきました。「おぉ、放射線通りの、葵の紋章の…」と思い、ネット検索しましたが、どうも場所が違っています。そう言えば、たしか「あの」「青木・万年堂」はつぶれたとかいう話じゃなかったっけ、と思っていたら…、股間にケータイを挟んでこそこそあやしげなことをするまでもなく、「知恵袋」の情報をゲットできました。

 小さい頃、ギンギンに冷房の効いた放射線通りの店で、氷プリンを食べて震えたのでした。たしか、「化粧室」の意味を教えてもらったのも、その店でした。



3月29日(火)ダメな雑誌

 AERAなんて、知り合い(≠友人)の自称(だけ)左翼が褒め称えていた雑誌なのでどうでもいいし、あのくだらないだじゃれもろとも消えてくれて結構だと思ってましたが、今回、「放射能がくる」という見出しとともに防護マスクをつけた人を表紙にして「風評被害を助長する」とかでたたかれました。<対照的な二誌>として、これと並べられたのが「がんばれ○○」とかいう見出しのついた雑誌でしたが、どう考えても AERA の方がましでしょう。すでにスリーマイルよりもはるかに深刻だと言われているのに、いまだに原発から半径20〜30キロ圏内の住民に対して「屋内退避」が求められているだけなんですよ。

 AERAがやっぱりダメなのは、ネットでたたかれたらさっさと謝罪しちゃったところです。被害の深刻さを訴えるためにセンセーショナルな表紙を作ったのだというのであれば、首尾一貫してそう主張すべきでしょう。謝ったりしたら、恐怖を煽る部分があったということになってしまうじゃないですか。たんに、この深刻さが伝わらない人は残念な人だ、と言えばよいのです。ったく。



3月30日(水)ダメな雑誌 その2

 そして連載していた劇作家がその表紙に抗議して掲載をとりやめたそうです。まあ、あんなのやこんなのや、かつてメディアに出て呆けたことを垂れ流していたのも含め、劇作家と呼ばれる人はあんなところにもこんなところにもいますが、みなさん概しておつむがよろしすぎるようですね〜www



3月31日(木)合体のことか???

 どうころんでもつまらない人間だからなのか、あるいは徹底的にシニカルになれるわけではない真面目さが残っているからなのか、ともかくあの手のものを見ると笑い飛ばすよりかはムカついてしまいます。

 「あなたは一人じゃない」という言説は、個が複数存在することを前提しているわけですが、最後に「一つになる」ってどういうことなんでしょうか。それは大きなひとつの主体ができあがるということでしょうか。だとすると、「あなたは一人じゃない」どころか、そもそも「あなた」なんて存在しなくなってしまいます。こういうナショナリズムの主張をなんの疑いもなく、むしろ素晴らしいこととして、オレたちいいこと言ってるぜ的に垂れ流す姿は、滑稽にも思えるのですが、しかしそれ以上にムカムカしてしまいます。



4月1日(金)これも

 頭の悪い香○照之みたいなのが関西弁でなんか言ってるのも、やっぱ滑稽というよりかはムカつきますね。



4月2日(土)マナー電車にて 1

 マナーにうるさいあずき色電車で、「ママ、ママ」と喚くガキんちょがいたのですが、その顔がなんともタイヘンなわけです。そして呼ばれているのに無視して一心不乱にメイルに勤しむバカ「ママ」のご尊顔にクリソツ…。横にいる「パパ」と思しき人物は自衛隊カット。いつもは電車において騒ぐガキんちょに対して不寛容な私も、そのガキんちょのあまりの不憫さに免じて、念力の使用を差し控えました。



4月3日(日)マナー電車にて 2



 マナーにうるさいあずき色電車で、バッグ様の乗車券も購入しているに違いない奇特な人です。それでも膝の上に座らせていただければ、そこに同じように乗車券を購入している人間(ごとき)が座れるはずですが…。もっとも、昼間っからあずき色電車で缶チューハイをお飲みになっている方の隣に座りたいかどうかという、また別の問題もありますが。

 ともかく、バッグ様の乗車券を購入しているに違いない方なんて珍しいので、思わず写メったのですが、その最中に、ぬぁんと今度はお電話でお話を始められました。ですから、右手で右耳を押さえている姿を改めて撮影し直してさしあげました。ご本人にも周りにも気づかれないように撮るのは、こっそり知恵袋に尋ねるのと同じくらいむづいことでしたが…。うぅ、マナーに反してしまった…。



4月4日(月)不謹慎と自粛のラプソディー

 「きみ、不謹慎だぞ!」
 「何がでしょう?」
 「<何が不謹慎か>と尋ねるのが不謹慎だぞ!」
 「<何が不謹慎か尋ねるのが不謹慎だぞ>というあなたが不謹慎です!」
 「けしからん。<不謹慎>を自粛せよ!」
 「<自粛せよ!>を自粛せよ!」



4月5日(火)大連立

 大連立が成立すると、その人たちが衆院で9割、参院で8割を占めるそうです。それを恐ろしいことだと批判する人は、「ひとつになろう」と情動に訴えるやつらのことをどう考えているのでしょうか。ちゃんとこっちも批判してくれているのでしょうか。9割や8割なら、まだ「ひとつ」じゃないので、むしろましじゃないですか。



4月6日(水)残念なこと

 毎年この季節になると、ビニール紐で囲い込みをする花を愛でる人たちが急増し、その部分だけ大雨が降りゃいいのにと思うものでしたが、今年はあまりそれがありません。と思っていたら、今日、帰り道で、何が嬉しいのか知りませんが、歓声をあげながらバーベキューをやらかす人たちに遭遇してしまいました。そこの部分だけ大雨が降りゃいいのにと思ったのですが、聴衆が多かったせいか、念力は通じませんでした。残念です。



4月7日(木)内なるパターナリズム

 この季節、そこらじゅうで体育会やサークルによる新入生の勧誘が行われていますが、それを目にするとかわいそうになってきます。間違えて入ったりしたら、人間関係で、今後きっと嫌な思いをするに違いありません。「それも経験だよ」と、立派な人は言いそうです。じゃあ、セクハラされても泣き寝入りしないといけないのも「経験」なんでしょうか。そういうことを思うとかわいそうになるというのは、間違いなくパターナリズムです。ですから毎年、「引っかからないようにね」と思いつつも、見て見ぬふりをしています。



4月8日(金)削除されてないか・・・

http://www.youtube.com/watch?v=b01yohRgfyc

ホントに信じてたの?という突っ込みはやめましょう。あえて言えば、歌詞に関電も加えて欲しいものです。CMに出てた1001とか桃太郎侍とかは、被害者ぶってるんでしょうか。



4月9日(土)不寛容すまそ

 酔っ払いたちが物事を決められないという状況に出くわすと、最初は、物事が決まらないのはその人たちが酔っ払ってるからだと思うのですが、あまりにも同じ話が繰り返されると、この人たちは酔っ払う前からこうなんじゃないかと疑いたくなります。それぞれが自説を延々繰り返すだけで、まったく合意が目指されているふうには見えません。ある種のコンサヴァは、会話のための会話を強調するわけですが、あんな状況を楽しめるなんて、それは寛大に過ぎますね。



4月10日(日)ゴミだらけ、かも

 現場で働いている人を讃えるのは、それはひとつのことであって、讃えたい人は讃えればよいでしょう。そのことと、問題の孕む危険性を指摘したり、そもそも問題が生じた原因を究明することとは、まったく独立した別のことです。後者を行うことが前者の否定を意味するわけではないように、前者を行うことで後者を代替することももちろんできません。こんなこと、自明だと思うのですが、ある種の「実感」には届かないのかもしれません。まあ、「実感」なんてゴミですが。



4月11日(月)よかったね

 今日から授業が始まってしまいました。教室へ行ったら、人が廊下にあふれ出ています。他の部屋から椅子をもってきても、とても全員が入れそうにはなかったので、教室を変更してもらいました。単位をとり易いとか、よからぬ噂でもあるのでしょうか。あれだけの人たちが、「哲学史におけるカント」に興味があるとは思えません。授業中にも、その手のことをテストはむづかしいという情報とともに、散々繰り返しました。そうしたら、授業中に退出していく方々も…。まあ、賢明です。しかしより賢明なのは、はじめっから冷やかしにこないことです。

 「あなたにとって哲学的に重要な問題って何???」という質問に対して、哲学は何のためにあるのか、と書いてくださった他学部の方がいました。哲学のない世界がどうなってるのか見てみたい(たぶん、何にも変わらないだろうけど)、とも書いてありました。これって、やっぱ受けて立つべきなんでしょうか。これって、明確に「売って」ますよね。めんどくさいから買いませんけど…。

 法学は役に立っていいですね〜。うらやましい〜。



4月12日(火)気持ちは打球にのりません

 それって、そう言わないといけないから言ってるのか、それとも本気でそう思ってるのか、わかりません。野球が勇気を与えるって話です。野球が、「そんなことをしている場合ではない」の「そんなこと」にあたる理由は相変わらずわかりませんが、それに輪をかけて、野球と勇気の因果関係がわかりません。野球が元気を与えるとか言ってた人もいました。もしそれが本当なら、医療機関は不要です。医療費に比べれば選手の年俸なんて知れていますから、野球選手はすべて公務員にして、公務として元気を与えていただけばよろしいのです。「この頃ちょっと胃が痛いんですが…」と言う人には、野球を見せてあげましょう。

 打球に気持ちがのったって言ってた人もいました。頭大丈夫でしょうか。



4月13日(水)どうしてカタカナなんだ

 帰ってきたら、メイルボックスにヨガ教室のちらしが入っていて、ちらっと見たら、「モチロン!キレイにもなりましょう」って文句の最初の部分が、「ギロチン!」に見えたという、それだけの話です。頭大丈夫でしょうか。



4月14日(木)承前

 「モチロン」のアナグラムが「ギロチン」だというわけでもないのに。なお、メグ・ライアンという芸名は、Germany のアナグラムだそうです。ご本人は、ドイツとはまったく関係がないようですが…。



4月15日(金)承前 その2

 そのメグ・ライアンが出た『ユー・ガッタ・メール』では、トム・ハンクスが面白いジェンダー規範を披露していました。ある種の状況で男が口にするのは、決まって『ゴッドファーザー』のマーロン・ブランドのセリフだと。しかしそんなセリフを口にされても、女の方はまったく理解できないわけです。実際には、そんなものは個人差ですけどね。



4月16日(土)やっぱ野蛮はダメだと思う

 昨年、南米のどっかの鉱山で落盤事故があり、作業員が地下に閉じ込められたけれど、最終的には救出され、そのとき「○○万歳!」(○○の部分には国家名)とか救出された人やら救出した人やらが言い合うのを見て「野蛮だなぁ」と思ったものでしたが、まあ、大差ないですね。



4月17日(日)自販があってうれP〜

 街中に自動販売機があって、しかもお金を入れればちゃんと商品が出てくるようなものばっかで、すばらしいと思います。それがなくても生きていけるとか言ってる人もいるそうですが、そんなことを言えば、あなたがいなくても私は生きていけますよ。



4月18日(月)人は信じましょう

 『生徒会役員共5』が出たのですが、DVD付きの限定版とともに、フツーの『生徒会役員共5』も購入し、アマゾンから同時に届いてしまいました。断っておきますが、これはいわゆる二重買いというやつで、まず限定版を予約注文し、にもかかわらずアマゾンが発売直前にまたしても「予約せんかい!」と迫ってきたので、「あれ、まだ予約してなかったか」と思ってついつい予約してしまったわけです。けっして、ひとつを鑑賞用に、もうひとつを保存用にしようなんて思ったわけじゃありません。たとえ結果的にはそういうことになったとしても、です。



4月19日(火)オッカムの剃刀

 ウェブ通信リサーチの浜田から、連絡がありました。サイト運営会社から再三の催促のメールがあったのに、私が返答しなかったから、「弊社が依頼を受けた」そうです。あのさぁ、サイト運営会社から催促されても返答しないやつが、どうして浜田には返答するんだよ? 浜田が民事訴訟を起こすと脅してるからでしょうか? だったら、サイト運営会社がそう言ってくればいいじゃんか。なんで浜田を仲介させるわけ? オッカムがいたら剃刀取り出すところですよ。

 「人は信じましょう」と言ったばかりですが、「浜田以外は」をつけ加えます。



4月20日(水)むかしの話

 むかしは教養の授業なんてとんでもなかったです。いや、とんでもないものもありました。教師は30分遅れてきて、30分早く終わる。向こうは学生をバカにしているし、こっちも教員なんてバカにしていて、奇妙に相互性が成立していました。そんなわけで、向こうは何も教える気がないし、こっちも何も学ぶ気はない。ぎゅうぎゅうづめの教室で、毎回見かける法学部の女1人と男3人のグループを観察しつつ、あんなことやこんなことを考えていました。おぉ、これぞ「身につけよ」とうるさく言われているデザイン力じゃん!



4月21日(木)新歓もしくはPhD

 今日は新歓コンパがありましたが、ただただ飲み食いするだけなんてあまりにも野蛮すぎておよそ哲学的ではないので、その前に「哲学的お題セミナー」を開きました。歓迎されるはずの対象はおひとりしか参加されませんでしたが、あれに出ないなんて、欠席されたみなさんはもったいないことをしましたねー。あんな貴重な話、他では絶対に聴けませんよ! 間違っても授業なんかでは!!

 そしてスーちゃんが死んだ・・・



4月22日(金)スーちゃん

 別にキャンディーズのファンだったわけではありません。ミニスカにドキドキするには幼すぎました。しかしどういうわけか、デヴューしたNHKの歌謡番組で司会だった植木等に紹介されていた場面を覚えています。そしてそのスーちゃんが死んでしまったのは、ちょっとショックです。



4月23日(土)3トリーのわざとらしさについて

 この頃、3トリーのわざとらしいコマーシャルが流れています。主としてそれ系の人たちが、マイクに向かって小市民的な歌を「心をこめて」歌ってるわけです。通常ならああいう善良そうな人たちの仲間はずれであることが確実なショー○ンまでもが加わっていて、3トリ―のあざとさがますます鼻につくと言うか、草の根ファシズムの不気味さが垣間見えると言うか、ともかく不快なことこの上なしです。いや、上はあるでしょうが…。



4月24日(日)承前

 そもそも、どうして「でっかい」幸せじゃいけないんでしょうか。君らのような小市民はささやかな幸せで十分だってことでしょうか。同時に、セレブと称されるやつらが臆面もなく金持ち自慢を繰り広げ、それを小市民が羨望したり妬んだり、という番組が垂れ流されます。あんな連中は、革命政府樹立の後は、まっさきに人民裁判にかけてやらねばなりません・・・。念のために言っておきますが、もちろん冗談ですよ。真に受けて、当局に垂れこんだりしないでくださいね。



4月25日(月)節穴でございますか?

 昨日は東京を日帰りしました。新幹線では、あんなことやこんなことをしようといろいろ持って行ったのに、結局新大阪でミステリを購入して、それに読み耽ってしまいました。「この程度の真相がお判りにならないとは、お嬢様はアホでいらっしゃいますか」



4月26日(火)承前

 本格ミステリなのにコミカルなタッチというのは、相当筆力がないとつまらなさ無限大になると思いますし、実際、そういうのをいくつも読んできちゃったわけですが、それを考えると、今回の物は最後まで読めそうなのでよかったです。お嬢様が出てくる本格ミステリというと、あれがあったわけですが、シリーズを重ねるたびに人民裁判にかけるぞ感が強まり、ついには読むのをやめました。これは大丈夫でしょうか。



4月27日(水)字は書けるようだ

 ある可能世界での話なんですが、専修変更した学生が、元の専修の教員の授業に出るって、どういう心境なんでしょうか。気まずさとかないんでしょうか。しかも1セメのみならず2セメも。ということは、1年間も。まあ、授業中の小レポートは「字は書けるんだね」程度の代物ですから、専修変更したのは正解でしょう。それが驚くべきことに、その可能世界では、4月からのセメスターでもその元の専修の同じ教員の授業にやつは出てくるんですよ。しかも定員が174名のあの広い教室の一番後ろの席につがいで座っているんです、机の上には内職用のプリントを広げて。これって、挑発なんでしょうか。こんなことしたって、あの教員はフェアに成績をつけてくれるさと思っているんでしょうか。正解は、「な〜んも考えてまへ〜ん」でしょうけど。

 かりにその可能世界で教員がそんなやつは落としたいと欲し、そいつが見事に単位をとれなかったとしても、その二つの出来事はまったく無関係です。そいつが単位をとれなくても、やっと実力が反映されたね、よかったね、という話があるだけです。



4月28日(木)歯医者について

 歯医者へ行くのは、結構大きな決断だと思います。次に何をされるかわからない状況でびくびくしつつ、大口を開けたまま治療を待ち、そして嫌な音を聞きながらよだれを垂らし、ついには痛い思いまでするわけです。そんな恐怖と羞恥を含んだ苦痛の後、もしかして歯医者を出た瞬間に爆撃にでも遭ったりしたら、丸損じゃないですか。死の間際に、どうせ爆撃に遭うんだったら治療なんかするんじゃなかった…、と思うに違いないのです。だから歯医者へ行くのは、結構大きな決断だと思います。



4月29日(金)バカバカしいではすまない

 何が王子だ、何が純白だ。21世紀にもなっていまだにあんなことを。まったくバカバカしい。しかし「バカですねー」と笑い物にしておけばすむ話ではありません。なにしろヤツらは、主権国家の領空に飛行禁止区域を設けて爆撃してるんですから。かねがねロベスピエールの唯一の功績は、国王の首をはねたことだと思っていますが、こうなったら人民裁判に期待するしかないですね。 



4月30日(土)だから30分でやめました

 昨日は『ルパン』を放送してましたが、ルパンの声が山田康雄じゃないのは仕方ないとしても、峰不二子ってあんなにぶっさいくでしたっけ???あれじゃあドキドキ感ゼロだと思いますが、そうでもないんでしょうか。



5月1日(日)あ〜あ

 今日の映画は女王のために諜報活動やらかすぼんくらの話だったので見るのはやめ、ずっと前に購入したままだったDVDを観ました。『菊香の香り』という韓国映画です。どうしてこう、「ありがとう」と言えばいい場面で「ごめんなさい」と言ってしまうのか、そのイデオロギーが理解できてしまって嫌になります。結論から言えば、ぼんくらに悪態をついていた方が健康的だったかもしれません。明日出勤しなきゃいけないというのに、まったくその気が失せてしまいました。



5月2日(月)底抜けのアホについて

 堂々と他の主権国家に侵入して殺人を犯したことを世界に向けてげろってる大統領って、どうなんでしょうか。普通に考えたら、それだけで十分に異常だと思うのですが、挙句の果てに「正義はなされた」ですって。大統領が大統領なら、ホワイトハウス周辺で星条旗振り回して「USA」と騒いでいるやつらときたら。底抜けのアホに見えるのはたんなる偏見でしょうか。



5月8日(日)つねづね思うこと

 念のために言っておきますと、この間ホムペを更新できなかったのは、グァムへ行ってたからじゃありません。連休はピンチなんです。つねづね思っていることですが、連休はいらないので、その分をそれ以降の7週間に1日ずつ割り振ってもよい、ってことにしてはどうでしょう。今週は5月3日の分を月曜日に、来週は5月4日の分を月曜日に、再来週は5月5日の分を月曜日に、とかって具合です。これを以前、同僚に提案したら、連休もほしいし、さらに1週間のうち任意に1日休めるようにしたい、と逆襲されました。恐るべし、ニーチェ研究者。



5月9日(月)権力者には責任がある、そうです

 そんなわけで、連休中に『ゴッドファーザー』を観ました。アル・パチーノの妻がダイアン・キートンでびっくりしましたが、びっくりしたのはダイアン・レインと勘違いしたからだとわかりました。いくらなんでも、そりゃそうです。ロバート・デュバルの変貌ぶりも半端じゃありません。ところでむかしのマシンガンは性能が悪かったのでしょうか。ジェームズ・カーンの有名なシーンを観て、ふと思いました。



5月10日(火)いかにも

 日曜日に、山田洋次のいかにもって映画を放送していました。最初の20分だけ見て、退屈なのでやめました。山田洋次自身がトラキチでアホなのはよいとして、それはあくまで個人の話であって、あんなふうにトラキチを描いて一般化しないで欲しいものです。だいたい落語のできない落語家を使うから、その落語のできない落語家は調子に乗っちゃうんですよ。



5月11日(水)監視乙

 なんか多いですよね。うようよしてるって感じです。旧イ号館の裏にあるあの狭い出入り口付近にも、必ず1人はいて、場合によっては4人くらいいるときもありました。たしかにあそこは、かつて箕面署のナカジマが手下とともに不法侵入した出入り口ですから、やつらが二度と法を犯さないように見張る必要はあるかもしれませんが、しかしむしろやつらはお友達でしょう。招き入れることはあっても、排除はしないでしょう。じゃああんなところでいったい何してるんでしょうか。市ヶ谷の大学じゃあるまいし…。



5月12日(木)残念なこと

 かかりつけの歯医者は、初めて診てもらってから、もう20年くらいになると思います。一時期、建て替えて借金があったのか、治療も補助も受付も、すべてひとりでこなしていました。そして昨秋、ビルを建て、そこで営業しています。さすがに今度は、補助兼受付の方を2人ほど雇っています。この歯医者、たぶん人柄は悪くないと思います。残念なことに、手先が器用じゃないんですよ…。内緒ですが。



5月16日(月)興味ないっす

 週末に、東京で日本哲学会の大会がありました。毎年、その直後の授業では、大会プログラムのコピーを配布しつつ、シンポジウムの議論か、あるいは共同討議の議論を要約して紹介し、テーマについて考えてもらっていました。今年のシンポジウムのテーマは「現代における家族/親密圏」、共同討議のテーマは「ヒュームと現代」および「サステイナビリティの哲学」でした。そんなわけで、大会直後の授業日である今日は、休日出勤の振休とせざるをえませんでした。悪いのは、私ではありません。



5月17日(火)ドッカ〜ン!について

 どういうわけか、「ドッカ〜ン!」の最終回のエンディングをつべで発見してしまい、視聴してしまいました。卒業証書が授与されるシーンで、なぜはづきが一番最後なのだろうと、当時不思議に思いましたが、冷静になって考えてみれば、なるほどそういうことなんでしょう。 



5月18日(水)まあ、ご立派!

 あれが、国旗・国歌を否定する者は公務員をやめるべきだとおっしゃっているそうです。そうなんだ。そういう条例を設けようとしているそうです。さすが、維新の会とはよく言ったものです。罰則規定はないし、当然、罰則を与えることはないと、ある大臣が国会で答弁したはずでしたが…。これって、ひょっとして罰則ではなくてご褒美なんでしょうか。よくもぼくちんの大切な国家にたてついてくれたな、っていう。こんな立派な方を支持できない私は、きっとダメな人です。 



5月19日(木)革命的気分

 ここ1ヶ月の間に2度も、スーパーへ財布を持たずに出かけてしまいました。レジに並んで、自分の番がくる寸前に気がついて、1度目はかごの中が少なかったので、ポケットに入ってる額で足りましたが、2度目はとても足りそうになかったので、かごを物陰において財布をとりに帰りました。知人には、財布にほとんどお金が入っていないのに飲食しちゃう倫理学者がいますが、私にはそんな大それたことはできませんでした。ところで、つくづく思いました。もう、資本主義なんてやめちゃえばいいんじゃないかと。



5月20日(金)役に立たないけど正しいべ

 何を今更かもしれませんが、ボランティア活動のために欠席した学生に配慮するようにという通達が偉い人からあると、つくづく、自発性は超越論的自由であって…、なんて役に立たない哲学的議論はご存じないのだろうなぁと思ってしまいます。そっちを選んだ人には、こっちのメリットがなくなるからこそ、そっちの選択なのであって、そっちを選んでもこっちと同じ結果が待っているのなら、それはそっちを選択したことにはならないでしょう。あれもこれもというのは、むしがよすぎるのですよ。わかりませんか。



5月21日(土)許しがたいこと

 『八日目の蝉』を観ました。原作はベストセラーだそうです。男が不要だというのはその通りだと思いましたが、その代わりに母性とかもってくるのはどうなんでしょう。母性が意味をもつのは、父性との差異によってであって、したがって母性原理は男性原理を補完するものとして機能してしまうのではないかと思っていますが、どうも母性がそれ自体で意味をもつと考えられているようです。そこにはどのような言語論あるいは意味論、そして形而上学が前提されているのか、よくわかりません。いや、イデオロギーよりなにより、劇団なんとかってやつが井上真央を孕ませるなんて設定が、もっとも許せなかったです。

 70,000が近づいてきました。踏んだ方は、もしナショナリストでなければ、掲示板にご一報くださいね。



5月22日(日)やっぱあれ?

 昨日見た予告編では、何とかケンイチってやつが「革命を起こす」とか何とか言ってましたが、それってやっぱあれ系の人○革命なんでしょうかねぇ…。 



5月23日(月)それでも依願退職って

 酒気帯び運転でわんわんに逮捕されちゃった人が、飲酒と安全運転に関する研究者だったりすると、大騒ぎになってしまいます。そういえばかつて、交渉術の専門家とやらが、セクハラ事件を起こして、被害者との交渉がうまく行かず大学に記者会見を開かれてしまうということもありましたね。いや、しかしその専門家は、すぐにCOEの研究員にもなったりしたばかりか、いまでは大学で教鞭を執ったりもしていますから、やっぱ交渉術には優れているのかもしれません。以前、カントの理性使用に関して発表したときに、「理性の公的使用の議論には興味があるんですよ」と話しかけられました。いいんすかねぇ、公的な理性使用によって過去が暴露されちゃっても。



5月24日(火)「あの人ならいつかやると思いました」

 それが今度、他部局の新任教職員研修会でハラスメント問題の基礎知識について話すことになってしまったのです。他の委員のみなさんに打診したら、出張されるとか授業されるとか、ちゃんと理由をおっしゃって不可能であることをお伝えくださる方や、理由をおっしゃらないまでもきっと多忙を極めていて不可能であるに違いない方ばっかで、僭越ながら引き受けざるをえなくなってしまったわけです。これで何かやらかしたら、「人にハラスメント問題を講じておきながら…」と言われて、盛り上がるに違いありません。引っ掛かりそうな詐欺は「透け透け詐欺」だというのに…。



5月25日(水)目くそ鼻くその差異

 柄谷行人が、「災害において特別な共同体があらわれる」という文言を『災害ユートピア』(レベッカ・ソルニット)から引いて、肯定的に論じています。通常、秩序がなくなるとホッブズ的な自然状態が生起すると信じられており、それゆえに国家の必要性が正当化されることになるけれど、しかし実際には、国家の秩序があったおりに相互に恐れ合っていた人たちが、災害の無秩序のなかで、国家による秩序とは異なる自生的かつ相互扶助的な共同体を創り出す、と。もしこうした共同体の背後にネーションが隠れていないのなら、それはすばらしいことかもしれないと思います。しかしここには、たんなる政治的共同体の成員であること以上の、なにかわけのわからない「同じ日本人」とかいうものが前提されていないか、その疑念を払拭することが私にはできません。もちろんどっちもダメだとは思うのですが、こういう気持ちの悪いネーションより、契約によって正統化される(したがって、無効にもできるはずの)国家の方が、目くそと鼻くその差異程度にはましだと思ってしまうので、私はきっとダメな人です。



5月26日(木)愚行に対する寛大さについて

 鳥取県議は6人でいいと言い、その理由までまくしたてたやつが、一転、謝罪してすむのなら、死刑制度に賛成していることも謝ったらどうでしょう。許してあげますよ。それから、アホな条例を提出したことも、謝罪して引っ込めるのなら許してあげますよ。



5月27日(金)やっぱムリ・・・

 以前は柄にもなくおもっきし背伸びしていたこともあって、そのおされな装丁の雑誌を毎月買っていたものですが、あまりにもわからんぷーすぎるので長いこと購入しなくなっていました。今回は、前述の柄谷行人の文が載っているので買ってしまったのですが…。被爆も恐れず被災地に駆けつけ身分を隠しつつ救援活動を行う××組の人たちを称揚しちゃう、ロマンチックな(きっとキャンプ好きに違いない)倫理学者とか、やっぱないわ〜。



5月30日(月)えらいと思います

 仕事から干されるのがわかりつつ、にもかかわらず反原発の運動をしてしまう俳優っていうのは、やっぱりえらいのではないかと思います。原発推進のCMに出てたのに、そんな過去はまったくなかったかのように振舞う桃太郎侍とかを思うと、なおさらです。毒を売り物にしているゲーニンには、ぜひ桃太郎に「CM出てましたよね」って言って欲しいものですが、絶対にそんなことは言わないですよね。



5月31日(火)ついでに腹切りもしたら?

 あの歌が流れるときに起立するよう求める命令は、合憲だそうです。間接的に思想良心の自由を制限しているが…、とされたそうですが、間接的に制限するっていったいどういうことなんでしょうか。「ただちに死につながるわけではない」とかいう言い回しと同じでしょうか。ばかばかしい。あれが流れるときに起立しない者がいると保たれない「秩序」って、いったい何なんでしょう。あんなのが流れて起立しちゃうアホも起立しない人も、ともに生きている状況こそが「秩序」じゃないんでしょうか。この合憲判決で、どっかのバカ知事は大喜びでしょう。もういっそのこと、起立じゃなくて、涙を流すことを職務命令なり条例なりにしてはどうでしょう。

 「何? きみはあれを聞いて泣かなかったのかっ! けしからん!」



6月1日(水)散ってもよろしいです

 まあ、理性的存在者なら、国民審査のときは対象者全員に「×」をつけるものですが、裁判長の名前はしっかり覚えておきたいものです。また、裁判官のひとりは、「国旗、国歌の問題は、強制的ではなく自発的な敬愛対象となるよう環境を整えることが重要」と補足意見を述べたそうですが、整えられた環境のもとでの「自発的」っていったい何なんでしょうか。自発的にやってるようにうまいこと騙くらかすことが重要ってことですか。そもそも、強制されてもないのに国旗や国家を敬愛しちゃう人って、どうなんすか。頭の中は桜満開状態なんすかね。



6月2日(木)大阪バ○の会

 朝、病院からモノレールの駅の横に抜けて通勤していますが、今日はなにやら立っていました。賃貸とかのビラ配りだろうと思いきや、通り過ぎるときに「大阪バ○の会です」と言い、お辞儀します。「えっ」と思って見たら、あれの写真が足下にありました。ただちに、「バーカ」と言ってやったのですが、どうも聞こえなかったようです。だから数歩歩いて、わざわざ振り返って、再度「バーカ」と言ってやりました。バカ条例についてどう考えているのか、問い質したかったのですが、そんなことをすると出勤途中の人たちから「変なヤツがいる」と思われそうですし、1時間目に間に合わなくなるかもしれないし、などなどあって、断念してしまいました。明日いたら、なぜ国旗の鉢巻をしていないのか尋ね、国歌を大きな声で厳粛に歌い続けるよう、お願いしようと思います。それにしても、こんなバカ条例が明日可決されるとは…。



6月3日(金)東京よりすごいぞ!

 これまで東京にはなにかとコンプレクスを一方的にもち続けてきた大阪ですが、どうですか、あの強権発動の差別主義者でさえ成し遂げることのなかった教育への介入を、こちらのファシズムの会は見事にやり遂げましたよ! あの自由で民主的な人たちでさえ賛成しないバカ条例をものの見事に成立させてしまったわけです。いやもうすごい。あのぼんくらはいずれ死ぬわけですが、しかしいったん成立した法はなかなか死んでくれないわけです。それが厄介です。たんなるバカがバカやって…、じゃすまないのですよ。



6月4日(土)摩訶不思議

 このことは、いくらなんでも多くの人が暴挙と思うだろうと考えていたのですが、少なくともネット上ではそうじゃないみたいです。起立も斉唱もしないような者は国民じゃないって言う人が結構いるのですが、パスポート申請するときにそんなことを問われましたっけ。一生懸命思い出してみるのですが、どうしてもそんな質問があったようには思えないのですよ。にもかかわらず、パスポートを取得しちゃってるんですが、これってやっぱどっかに問い合わせた方がよいのでしょうか。



6月5日(日)やっぱ専制君主制?

 タイムリーなのか、タイムリーじゃないのか、よくわかりませんが、大阪は実は独立国家であるという映画をみました。6番シアターに入る直前まで、ポスターをみていなかったので、なぜあんなに自信たっぷりなのか、むかしからよくわからない中井貴恵の弟が出てることを知らず、それがわかった時点で嫌な予感がしました。その弟が「お父さんはえらいんだぞ」と力説するのがクライマックスの映画って、もう笑うしかないでしょう。あっ、それで家族と一緒にきていた隣の席のお父さんは、何てことないシーンでもよく笑っていたのか。じゃあ、映画が終わってから「クソ映画」と聞こえるように言ったときも、きっと「その通り」と思ってくれたことでしょう。



6月6日(月)666

 『オーメン』は、てっきりケーリー・グラントだと思っていたら、グレゴリー・ペックでした。グレゴリー・ペックでもかなり驚きですが、しかしやぱりさすがに『めぐり逢い』や『ローマの休日』の主演が『オーメン』なんてことはないよなと思っていたら、実は『ローマの休日』ってグレゴリー・ペックだったんですね…。まあ、王女の話なんて人民裁判的にむかつくので、たぶん全部を見たことはないのですけどね。



6月7日(火)びっつらです

 またしても、思想良心の自由を間接的には侵害するが教員は起立命令に従う立場にあるとかいう、判決が出たようです。こんなことを平然と言ってしまえる方には、思想も良心もないという意味では、ひょっとすると首尾一貫しているのかもしれませんが、しかしそれだったら、アホだって首尾一貫してりゃいいってことになってしまいます。「職務を果たしただけだ」という言い訳が、陳腐な悪として語られていることとか、ご存じないのでしょうか。理性の私的使用は制限されることがあるが、公的使用はつねに自由じゃなきゃいけないという話とか、ご存じないですよね。これだとあれでしょうか、セクハラ法というのができて、教員は日に一度はセクハラしなきゃいけないってことが定められたら、こんなのに従うことは思想良心の自由を間接的には侵害するけど、でも立場上従わなきゃね、ってことになるのでしょうか。びっつらです。



6月8日(水)あれもそれ

 国旗や国歌を敬愛の対象とすることなんかよりも、思想良心の自由の方がはるかに重要な事柄であるという教育をする必要はないのでしょうか。どっかの柄の悪い下品なポピュリストがアホなことを言うのはほとんど分析命題だとして、司法に携わるほどの人がそんなこともわからないでよいのでしょうか、と思ったのですが、よく考えたらあれもその手の者でしたね。



6月9日(木)初マイノリティ

 なんと、地デジ化に未対応の世帯は、総務省の調査によれば4月末の段階で77万世帯、NHKの「独自」調査によれば5月末で45万世帯だそうです。この数字、びっつらじゃないですか。だって、2010年の世帯数は5,000万を超えているんですよ。もしNHKの調査が本物なら、地デジ化未対応の世帯は、全体の1%に満たないってことになるじゃないですか。私はたいていのことに関して多数派に属してきました。<ひのきみ>に積極的に反対する90%の一員でしたし、あれを支持しない80%の一員だったわけです。原発なんて全廃すりゃあいいって考える大多数の人たちのひとりでもあります。なのに、地デジ化に関しては、とんでもない少数派に分類されてしまうのです。これはどう考えてもおかしい。どこかに誤りがあるはずです。世帯の総数がひょっとしたら80万くらいとか、総務省とNHKが大嘘ぶっこいてて、未対応の世帯は実は4,500万くらいとか、あるいは、うちは20年以上前から地デジ対応だったとか…。どれもありそうで、正解がわからない…。



6月10日(金)わらかしよる

 豊中には「おかっぴき隊」という自警団があるそうです。名前からわらかしてくれますが、隊員のおひとりは「地域の安全は地域で守らないと」とおっしゃっています。これってわんわんへのあてこすりなんでしょうか。そして「女性や子どもが安心できる町にしたい」と。やっぱあれですよねー、か弱き女性や子どもは男が守ってやんなきゃいけないんすよねー。ご立派。そういうのがうっとうしい上にセクシュアル・ハラスメントの可能性を含んでいるなんて、まったくご存知じゃないでしょうねー。ワシは今日もええことしたったでぇーってところでしょうか。がんばってください。



6月11日(土)ムリだろうけど・・・

 いや、こんなふうに人の善意を笑いものにして踏みにじるのはどうかと思います。小学生なんて、「あいさつしてくれるたびに元気になる」って言っちゃってるんですから。もう医者とか病院とかいらないっす。こんな立派な人たちなんですから、ぜひ、国旗や国歌に敬愛を示すことなんかよりも、思想良心の自由の方がはるかに重要なんだよって教えてあげてくださいね。



6月12日(日)またそのネタ

 大阪は、お上のやることに楯突く反体制派であるというような、大阪ロマン主義みたいなのがあり、証左として、国会議員やら知事やらには吉本枠なるものがあると言われてきました。しかしそうやって選ばれた、「小さなことからこつこつと」がウリだった議員は、首班指名で中曽根に投票したわけです。あるいは、自転車に乗れ、銭湯へ行くことだけが自慢の知事は、セクハラを働いていたわけです。もし反体制派とか言うのなら、国旗国歌を強制するようなのが知事っておかしいでしょ。



6月13日(月)特別に頑張る週間 1

 今週は特別に頑張る週間に指定されていて、今日は1年生を対象にした文学部共通概説の授業がありました。まさかこの授業で、来年度から哲学・思想文化学専修に行こうと決める人はいないと思いますが、しかしネガティヴに、その専修だけは行くまい、と決める人はいるかもしれません。ですから、講義に先立ち、私のほかにスタッフは5人いるから、これがダメでも、それはたんにこれがダメなだけです、ということを強調しておきました。ダメな者の言うことは、そもそもダメなのであって信用できないんじゃないか、ということに気づかれないことを祈りつつ…。



6月14日(火)特別に頑張る週間 2

 頑張る週間の第2日目は、留学生対象の英語授業です。タイトルは、Who is Karatani Kojin?  こっちが知りたいくらいかも。前回は、「名前を聞いたことがある」と答えた学生もいたのですが、今回はだれも知りませんでした。でも、画像を見せたら、「かっこいい」と言ってました。マルクスの画像を見せるときに、ついでにマルクス兄弟の画像も見せたのですが、まったくウケませんでした。つらい…。コミュニズムがどうのこうのなんて話を聞かされて、まさしく異文化体験だったことと思います。よかったね。



6月15日(水)夏が来た徴候

 頑張る週間3日目の今朝、なんと「今年も夏が来たな」徴候がありました。昨年は猛暑だったにもかかわらず、なかなかなかったのですが、今年はまだそれほど暑さを感じていないこの時期に、それがありました。やっぱ頑張る週間だから知らず知らずの内に頑張っちゃったのでしょうか。



6月17日(金)ぐったり・・・

 頑張る週間の最終日は、吹田キャンパスのある部局の新任者研修会で「ハラスメント問題の基礎知識」という題目の講義をするよう仰せつかっており、ばばってきました。帰りのモノレールでは十二分に気をつけたことは言うまでもありません。「ハラスメントの講義を終えたばかりの講師がモノレール車内でハラスメント」とか、ありそうな見出しですからね。講義では、いくつか笑かしポイントを設定したのですが、あんまし笑っていただけませんでした。アカデミック・ハラスメントの具体例では、「学生に空バイトや空謝金を強要する」というのがあって、「これは近くの部局の話ですね」と言ったのに、全然笑わないんですよ。不謹慎なんですかねぇ。



6月18日(土)危ない

 雨降りに電車に乗るのは危険です。足元がすべるから、とかじゃなくてですね、ホームへのエスカレーターとか階段とかをメイルしながらちんたら歩いてるガキんちょがいると、傘で突きたくなっちゃうかもしれないからです。念のために言っておきますが、「突きたくなるから」ではなく、「突きたくなっちゃうかもしれないから」ですよ。あるいは、車内でケータイ使って話してる頭の悪そうな若造の目を傘で突きたくなっちゃうかもしれないからです。念のために言っておきますが、「突きたくなるから」ではなく、「突きたくなっちゃうかもしれないから」ですよ。まあ、突きたくなったって突かないかぎり問題はないと思うのですが、しかしここ大阪は、思想良心の自由より重要なものがあるところなので、念には念を入れて書かないと、と思ったわけです。



6月19日(日)世界市民的陰謀について

 どうしてこう、土曜日とか日曜日とかは早く終わってしまうのでしょうか。主観的な感じ方と時間とは何の関係もないのですから、答えはひとつ、土曜日とか日曜日とかはそれぞれ20時間くらいしかないのでしょう。問題は、この陰謀がどのレヴェルで行われているかです。国旗国歌に対する敬愛を強制するレヴェルなのか、それとも国家の法なんて相対化するレヴェルなのか…。後者なら、甘んじて受け容れましょう。



6月20日(月)『ブラック・スワン』

 この前ついに、『ブラック・スワン』を観ました。まあ当たり前ですが、マチルダよりかは魅力的でした。あんなシーンやこんなシーンもありましたしね。それにしても、実際に、いまだにあんなふうに演技指導というものは行われているのでしょうか。あんなのたんなるハラスメントじゃないですか。経験しないと演技ができないというのなら、知りませんよ、アンソニー・ホプキンスがやらかしちゃっても。しかもアンソニー・ホプキンス、ベジタリアンだって、笑かしよる。



6月21日(火)しかしイスラエル万歳はどうかと思う

 ナタリー・ポートマン、13歳でゲーリー・オールドマンなんかを間近にしていたのに、よくまあトラウマにならなかったものです。あのわんわん署のトイレのシーンなんて、観てる方がちびりそうです。ケヴィン・スペイシーともども、更生しちゃって残念です。



6月22日(水)ポピュリストについて

 あの物言い、いかにもポピュリストって感じで、そういう意味じゃ首尾一貫してますが、首尾一貫してりゃいいってわけじゃないですからね。「そんなに安全だって言うなら、原発の近くに住めばいい」って言うのなら、あんたも毎日頭に日の丸立てて大きな声で元気よくあれを歌いながら千代田区に住んだらどうなんだ。



6月23日(木)罰ではないはず

 今日は午後、ハラスメント相談員研修会というのがありました。「相談員」がなかったら、なんだか反則切符の多い人が受講しなきゃいけない催しであるかのようです。そして実際に、研修会は空調の利かない「あの」中庭会議室で3時間近くもあったのですから、まったくサンクション以外の何ものでもないって感じでした。生暖かい空気が扇風機によって攪拌されるという、子どもの頃の夏を想起させる体験を味わいつつ、「節電」「節電」のせいで、これからの夏はこんなふうになるのだろうかと、ふと思いました。これってハラスメントじゃね?



6月24日(金)省エネ・エネルギー

 「省エネチェックシート」なるあほげなものがあります。いや、悟性の限界をはるかに超える崇高極まりないものがあります。チェック項目が書かれていて、専門分野ごとに、「対応している」「対応を検討中」「対応できない」のいずれであるかを答え、「対応できない」場合は理由を書くように求められています。「コピー機、プリンターの台数制限」というチェック項目は、当然「対応できない」と答えるべきでしょう。なぜなら、そんなものは制限するまでもなく、ばかすか買ったりしないからです。つまり、制限などできないわけです。「スイッチ付近に消し忘れシールの貼付」というバカ項目もあります。もしこんなことが必要だと言うのであれば、「スイッチ付近に貼付した消し忘れシートを確認することを忘れないためのシールの貼付」も必要であり、以下、当然ですが永遠にこれをやり続ける必要があるでしょう。だからこの項目には「対応できない」と答え、理由としては「私たちは有限だから」くらいが適当だと思うのですが…。



6月25日(土)省エネ・エネルギー 2

 ある種の人たちは、こういうくだらないものを作らせると、異常な能力を発揮しちゃうわけです。「はい、うちはこんな取り組みをやってます」って証拠作りなんでしょうけど、こんなものをいちいちプリントアウトしたりするのがなぜ省エネなのか、ある種の人たちではない者には、まったく理解できません。チェック項目には、ぜひ、「くだらない文書はプリントアウトしない」というのを設け、「対応できない」「だってこれ自身がくだらないから」と答えたいものです。



6月27日(月)もしくは侵略史観

 あれたちが「自虐史観」の教科書はやめようと言ってるそうです。たまには立派なことを言うんですね。もちろん、「加害史観」の教科書にしようってことですよね。



6月28日(火)生きるな、しかし死んではならん

 冷房は28℃に設定しろと言ってくるのに、今日は、熱中症にはかかるな、です。なんでも命令すれば聞くと思ってるんでしょうか。もういっそのこと、「何されようと我慢しろ」とか「欲しがりません、勝つまでは」とか、「無駄遣いせずにとっとと消えうせろ」とか言ったらどうでしょう。絶対に聞いてやんないけどね。



6月29日(水)ガキんちょについて

 宿題をするように言われると、「一定のめどがついてから」と答える小学生がいるらしいと、首相に迫る人がいました。そんなガキんちょは口をひねってやるか、「そんなことを言ってるとお父さんみたいになっちゃうぞ」と脅しをかけてやればいいだけの話です。



6月30日(木)あんたら、って言い方も下品だなぁ

 労働党の機関紙がバカ条例のことを批判したら、あれが、「あんたらは将軍様万歳と肖像画を掲げ…」と批判したそうです。あんたらも同じことをしているでしょ、と言いたいのでしょうが、ってことは、つまりあれは自分が「将軍様万歳と肖像画を掲げ」るのと同じことをしている、って認めちゃってるわけですね。なかなか笑えます。

 ところで、将軍様と同一視したりしたら、不敬罪じゃないですかね。



7月1日(金)基本です

 京都の市役所では、「涼しさを感じてもらおう」と女性職員3人が浴衣姿で仕事をしているそうです。こういうのを、セクシュアル・ハラスメントと言うのですよ、知ってますか???



7月2日(土)何でもって、何でもでしょうか・・・

 デジサポという人たちがいるそうです。地デジのことなら何でも教えてくれると言ってます。本当なんでしょうか。どうして地デジにする必要があるんですか、とか、何の相談もなく「いついつから見ることはできませんよ」なんて、ひどいと思いませんか、とか、地デジ化をいかにして正当化するんですか、とか訊いてみたいんですが、何でも教えてくれるんだから、教えてくれますよね、きっと。でも、「あんたみたいなのを<クレーマー>って言うんだよ」って教えられるのが怖くて、電話できません…。



7月4日(月)つまらない人のこと

 日曜日に、久しぶりに再会できた人たちと話をしました。自己のつまらないセクシュアリティをカミングアウトしたということで、一部ではもてはやされたことのあるらしいつまらない人による、自由で民主的なじいさんたちが言いそうな発言をネタに、「バカだねぇ」とか「アホですねぇ」とか盛り上がりました。実はかつて、当時参加していたある読書会でそのつまらないカミングアウト本を扱うという話になったので、そんなバカなことはやめましょうと言ったら、眠たいことを言われ、結局その後2度と顔を合わさずに済むことになった人たちがいました。めでたし。めでたし。


 
7月5日(火)自警団って

 つまらない人の話の他には、最近、自警団が増えているということが話題になりました。世間的には、どうやらそれがよいことだと思われているようですが、日曜日のメンバーでは、言うまでもなく「恐ろしい」という評価で一致しており、つくづく「ダメだなぁ」と思いました。



7月6日(水)心は実在するか



 普段エレヴェーターは利用しませんが、こういうのが貼ってあると、使いたくなってしまいます。文法経本館北側の住人なんて、そんな人が大半だと思っているのですが、それは誤りで、実はそんな不届き者は3階の一部の人たちだけなんでしょうか。「できるだけ」という表現の扱いが難しいところですが、これだとロジカルには<階段を使用しない者は心に余裕のない者だ>ということになり、車椅子の利用者は心に余裕のない者だということになってしまわないでしょうかねぇ。



7月7日(木)不審とは何か

 ときどき不審者情報とかいうのがメーリスでまわってくるんです。こんなものを流しちゃってる共同体こそ、怪しいんじゃないかって思うのですが、まあ、そこは共同体ですから。そして昨日は、警備会社が作成した機動警備特別報告書ってのが流れてきたんですが、いきなり、目撃した時刻が「0.7時前後」って書いてあり、不審者の身長は「1.8m以上」ってあるんですよ。0.7時って何時なんでしょうか。1.8m以上って、やつは怪獣とかなんでしょうか。こういう言語を操る人こそ、不審きわまりないと思うのですが、違うでしょうか。報告書に記されている報告者の氏名をMLに流して、「こいつこそ怪しい」って言ってやりたいのをぐっとこらえる私は、卑怯な大人です。



7月8日(金)いまだに玉砕か

 やっぱ死ぬのやめましょうよ、と言っただけなのに、あれほど節操がないだの何だのと集中砲火を浴びせるということは、そんなに死にたいんですかねぇ。いやいや、積極的に生きたくって仕方ありません、なんてもちろん思っていませんが、しかし少なくとも、抜け駆けせずにみんな一緒に死のうぜ的なイデオロギーに乗るのはまっぴらごめんなんですけど…。



7月9日(土)ちょっとフリーク

 ようやく『大震災のなかで』を入手しました。「われわれは原発を廃棄するということのほかに何も提案する必要はない」(27)。ネットでは叩かれているようですが、この定言的な断定口調、やっぱりステキです。「新生」なんてどうでもいいですが…。



7月11日(月)むかしがよかったわけがない

 「節電しろ」「クーラー使うな」って話から、「むかしはバケツに水を入れ、そこに足をつけて勉強したもんだ」などというノスタルジジイのたわごとが披露されたりして、むかしはよかった的なことが言われたりします。はいはい、そんなよかった時代っていうのは、あなたたちがせっせと自由民主党を選び続けてきた時代ですよ、と言いたいです。



7月12日(火)歯のこと

 歯医者がやっと終わりました。かれこれ3ヶ月もかかり続けてきて、いったいいつ終わるのやらと思っていたら、突然、「これで終了です」と言われてしまいました。ローンの支払いの目処がたったのでしょうか。4月に行き始めたときには、レントゲンを撮られて、「こことあそこはやらないと」と言われたのに、確実に、まだ「あそこ」には手がつけられていません。痛い思いをして歯を治した途端に、世界中の原発が爆発起こさないとも限らないので、余計なことは言わずに帰ってきました。



7月13日(水)いっそのこと



 
 昼間に部屋の灯りはつけるな、冷房は28℃に設定しろ、そして廊下はこのざまです。まだ「死ね」という命令はありません。



7月14日(木)イミフ

 球蹴りを見て生きる勇気をもらうって、いったいどういう状況なのかさっぱりわかりません。「生きる勇気」も、そもそも「勇気」も、そしてそのことと球蹴りを見ることとの因果関係も、すべてイミフです。まあかつて「自分の悟性を用いる勇気を持て」とか言っちゃった人もいるようですが、これってスポ根とどこが違うんでしょうか。筋肉バカはいかんでしょ。



7月15日(金)臆病でいいっしょ!

  そして丸刈りの高校野球でも、勇気はもらえるそうですよ。原発が爆発しようが、放射能が漏れようが、高校野球を見れば問題は解決されちゃうなんて、まったく安いものです。原発やら放射能やらと言ってるやつらは臆病だってことでしょうか。はい、臆病です。だから全廃してください。



7月16日(土)偶然旅行 1

 三連休なので、下呂の駅に座っていたら、改札口を小学校の同窓生が3人出てきました。聞けば八王子の高速の停留所で偶然出くわしたそうです。そんなわけで、何年かぶりに偶然旅行をしました。



7月17日(日)偶然旅行 2

 昨日は偶然空いていた下呂の宿で一泊しました。偶然出会ったメンバーのうちの一人が嫌いな言葉のひとつとして「元気をもらう」とか言っちゃってましたが、困ったことです。他の人が頑張ってるのを見て自分も頑張ろうって思うのを嫌いだなんて…。そんなことではちゃんとした共同体主義者にはなれませんよ。



7月18日(月)偶然旅行 3

 と思いきや、偶然出会ったメンバーのなかにはちゃんとした人もいて、夜中に起き出して一生懸命球蹴りをご覧になっていました。一夜明けるとそこらじゅうに元気をもらった人たちであふれかえっていました。どうしてマイクを向けられると、「興味ないっす」とか「うっとうしい」とか「この心性をファシズムと呼ばずして何をファシズムと呼ぶべきか」とか言う人が出てこないのか、不思議です。ここにあるのは単純に好き嫌いの問題なんかじゃないんですけど、単純な人は単純ですから好き嫌いの問題に回収してしまうんですよねー。



7月19日(火)バカ条例のセンス

 大阪市長はあれによれば「政治的センスがまったくない」そうですが、そうおっしゃる方に「政治的センス」があるのだとしたら、そんなものはない方がよいに決まっているでしょう。なんつってもバカ条例を作っちゃうセンスなんですから。したがって大阪市長は喜ぶべきでしょう。



7月20日(水)センス信仰

 そもそもセンスなんてものは何の根拠にもなりえない、っていうのが哲学史的にはほとんど常識だと思うのですが、まあ、一般的にはセンス信仰があります。そして自分のセンスがいけてると思っている人ほど凡庸だったりして、それはそれでほほえましいかもしれません。ほとんど、元気をもらえちゃう人と同じくらい、ほほえましいかもしれませんね。私は正義に反していると思っていますけど…。


7月21日(木)そしてお京さん

 偶然旅行では、「オーロラ三人娘」が話題に上り、橘ルミから当然のように日高美奈へと話が進んでいきました。みんなてっきり日高美奈は看護師だと思っていたのですが、調査の結果、実はその資格をもっていないことがわかり、仰天しました。それにしても、花形と五右衛門、橘ルミと不二子がそれぞれ同一人物だったとは…。元気もらっちゃいますね、まったく。



7月22日(金)解約

 受信契約を解約しました。というか、解約の手続きをとり始めました。電話したら、きっとデジタル化への不当な移行に対する抗議が殺到しているのか、なかなかつながりませんでした。やりとりはすべて録音すると言うので、「ごらぁ〜」なんてことも言えず、粛々と言われるままに返答して、必要書類の送付までたどり着きました。思っていたより簡単だったので、よかったです。元気もらっちゃいましたよ、まったく。



7月23日(土)それは詩ですか???



 たんなる函と化すまで、あと半日です。この顔やあの顔を見なくてすむと思うと、せいせいします。今日も今日とて、スポーツを通して勇気を与えるとか何とか、詩の朗読会みたいなことをとても詩人には見えない筋バが言ってました。でも、バカ書き込みによれば、人が頑張ってるのを見ると自分も頑張ろうと、多くの人は思うらしいので、元気もらっちゃったことにしましょうか、もらうわけないけど。



7月24日(日)あれまっ

 そしてついに、国家的陰謀の果てに、砂嵐の函と化しました。と思いきや、住まいが高級マンションのせいか、「デジアナ変換」ってやつで、2015年3月末まで、このままで視聴できちゃうそうです。それまでに原発の大爆発があるかもしれないので、買い換えなくてよかった。とりあえず、受信契約は解約できないのかぁ。あ〜あ、元気もらっちゃったぜ、まったく。



7月25日(月)ハラ研

 今日は午後からハラスメント防止のための研修会があって、またしても「お前、気をつけろよ!」状態でした。いくつか面白いお話をうかがいました。理系の場合のアカハラが、過重な労働とか長時間の拘束とかいう形をとるのに対して、文系の場合は、「服従」や「尊敬」を求めたりするそうです。服従されたり尊敬されたりしたらめんどくさくないんでしょうかねぇ。ある私立大学では、指導教員が学生とつき合う場合は届出制になってるそうで、届け出たら指導をはずされる(はずしてもらえる?)のだとか。これって終わった場合も届け出るんでしょうかねぇ。かなり笑える状況ですね。元気もらえる罠。



7月26日(火)可能世界の〇学部について

 答案用紙に、「全然わからなかったけど、〇学部としてはFは困るのでダメなら欠にしてくれ」なんて書いてあったとしましょう。「〇学部としては」っていったいどういう意味なんでしょうかね。文学部ならFとっても困らないだろうけど、うちは違うんだ、ってことでしょうか。そんなに立派な学部の方なら、文学部の科目なんかでFなんかおとりにならないでしょうに。言うまでもなく、そんなことがかりに答案用紙に書かれてあっても、ダメならFですよね。それが正義であって〇というものですよ。



7月27日(水)細部に政治は宿る

 ふと気がついたら、部屋を出たところの壁に貼っておいた「監視カメラ」配置図がはがされています。どういうことなんでしょうか。壁に文書を貼りつけると美しくないという美的センスの優れた方がはがしたのでしょうか。監視カメラを設置するような美的センスのもち主が…。ちなみに、他の壁に貼ってある留学案内とかはそのまま残されています。ということは、掲示物の内容から、はがすかどうか、取捨選択がなされているわけです。これは問題ですよ。なぜなら、「監視カメラ」配置図の隣に、ハラスメント防止のための啓発文書も貼ってあったのですが、それもはがされていますから。つまり、ハラスメントなんて防止しなくてもよい、って考えてはがしたんですよね、そのお方は。ここは一発、<エキセントリックな私>を演出して、教授会で大騒ぎしてやりたいくらいですが、そんな元気や勇気はだれもくれないので、せいぜいこんなところに書いて心あるみなさんに不正を知っていただこうと思うのみです。



7月28日(木)不思議な話

 韓国で、16歳未満の未成年に性的暴行を加えた犯罪者のうち再犯の恐れがある犯罪者に対して化学的去勢を施行することになったそうです。「再犯の恐れがある」ってなんだよ、って思いますが、かりに神の目をもつ人がいてそれがわかったとしても、それでもなお去勢することは人権侵害じゃないんでしょうか。韓国は、死刑制度が残っているものの、実際には長い間執行されていないという立派な国家です。死刑執行に否定的で、死刑制度廃止に前向きだと、法務大臣としての資質が新聞社に問われてしまうような野蛮な国家とは雲泥の差です。なのにどうしてこんなバカげたことをしてしまうのか、非常に不思議です。



7月30日(土)バカ書き込みというハラスメントについて

 またしてもバカ書き込みがあって不快極まりないです。ハラスメント問題委員会がどのような活動を行っているかについて無知なまま、セクハラや女性差別を取り締まるのが大好きな先生とか言って、うまいこと言えたつもりになってる浅薄さが、哀れでさえあります。まあ、この手のことを言うのはバ〇学生に限らず、複数の教員からこの委員会は秘密警察のようだと言われたことがあります。ったく、取り締まるだけなら、それほど簡単なことはありません。実際にはそんなに単純な話じゃないから、ひとつの案件が一応の決着を見るころには、関係する委員は疲弊しきっているのです。



7月31日(日)承前

 「日本人なんだから自分の国に誇り持ちましょうよ」って、バカ書き込みは、フツーに考えたら「釣り」ですが、どうもそうじゃないみたいで、哀れでさえあります。哲学の学生じゃないからバカ書き込みしてもいいってことにはなりませんが、まあしょうがないですかね。こんな素朴なまま学生生活を送り続けられるなんて、ひょっとしたら才能かもしれません。不快で吐き気のする才能ですが。



8月1日(月)忘却する桃太郎侍

 新御堂を新大阪から北上すると、左手に桃太郎侍の大きな写真があります。ある製薬会社の宣伝ポスターです。この製薬会社の薬って大丈夫なんでしょうか。何度も書いているように、桃太郎侍はかつて、原発は安全でクリーンというキャンペーンに出ていたわけですが、あの後、そんな過去は一切なかったかのように、それについて言及することなくメディアに露出し続けているのですよ。かりにその会社の薬に問題のあることが判明したとしても、やっぱり宣伝していた過去はきれいさっぱり忘れちゃうんじゃないでしょうか。ひょっとして、それって才能でしょうか。不快で吐き気のする才能ですが。



8月2日(火)ワークショップについて

 哲学ワークショップがありました。またしても発表してしまいました。5回中4回も発表しています。なんて発表好きなんでしょう。あるいは、なんて学生から発表の機会を奪い続けていることでしょう。いやぁ、面目ないです。それはさておき、あんな話やこんな話を聞くことができて、それはそれは有益でした。どんな話だったかは、教えてあげませんけどね…。へへへ。



8月3日(水)破産

 8月は、「ハイ」の次に「ハニー」がきて、いきなり「破産」なんですよね。なんとも恐ろしい月です。知り合いに今日が誕生日の人がいますが、誕生日を知ったときから、「この人は破産の人だ」と思っています。



8月4日(木)クズ教師について

 丘の上の食堂は静かですが、静かなので逆に個別の話が耳に入ってしまい、本人たちにとっては深刻な話が展開されていたりすると、あやうく笑いそうになってしまいます。今日は、あまりのうるささに、逆に個別の話は聞こえてこないはずのところで食事をしました。そうしたら、きれいに日焼けした方が「クズ」と呼ぶ教師について語るのを耳にしてしまいました。その方によれば、そのクズ教師は、課題を与え、プレゼンさせて、ちゃんとこなすと「S」を与えるけど、何もしない者には「F」を与えるそうです。「クズ」なのは、きっと「F」なんか与えちゃうからで、そこらじゅうに働きかけて何もしない者をなんとしても廃業に追い込む、という努力を怠っているからなんでしょう。なかなか立派なことを言いますね。見かけで判断してはいけませんね。



8月5日(金)秋と静岡の隠された関係

 今日は、なんだか夏の終わりのような天気でした。雨も冷たかったし、雨の後も空気がひんやりしていました。もう夏は終わってしまうのでしょうか。もっと冷房をガンガン使いたいのに。28℃で。もう秋が始まってしまうのだとすると、秋の勢力範囲はものすごいことになってしまいます。大きな声では言えませんが、まるで東海道新幹線における静岡県みたいです。



8月6日(土)夏本質主義批判

 上のようなことを書いたからか、今日は戻っていらっしゃいました。そんなつもりで書いたわけじゃなかったのですが、はい、書き手のつもりなんて、どうでもよいことです。ともかく今日はくらくらきました。明日も同じくらい暑いそうです。やっぱ夏はこうこなきゃ、と思ったのですが、しかしそういう発想は夏本質主義であり、すでに神話の始まりであって、批判されるべきでしょう。われながらめんどくさい。



8月7日(日)本来的詐欺師

 そして今日も神話の続きがありました。これが「本来の」夏でしょう。そういえば、本来性がどうのこうのとおっしゃる非合理主義者がいたような気がしますが、それは覚悟がどうのこうのとかわけのわからない話ではなく、要するに「夏は暑い」程度のことなんでしょう。それを何か意味ありげな言い回しで言うものだから、騙される人が絶えないというわけです。一般の詐欺ではなく、哲学関係者の詐欺ですから、騙される方も悪いと言ってよいのではないでしょうか。



8月8日(月)チカカ丼

 たんなる気の迷いだったのか、あるいはちょっと死んだふりをしてみただけだったのか、ともかく夏が戻ってきてしまいました。こんな日はろくに食べずにジュースばっか飲んでるからあんなことやこんなことになるのだろうと、昼にむりやりチキンカツカレー丼を食べてみましたが、半分くらいで完全にバテました。夏バテしないようにと思って食べてる物によって夏バテするなんて…。こんなことでは、みずからチキンカツカレー丼の無限遡行に陥ってしまうではないですか。ダメだこりゃぁ。(ばい ちょーすけ)



8月9日(火)ぐでぇ〜



 そんなわけで、今日も無限遡行的にチキンカツカレー丼を食べに行ったら、なんとカレーが売切れでした。オープン・キャンパスのためにやってきた若者たちが、食べ切ってしまったのでしょう。生協の組合員としてはひと暴れしても許されるのではないかと思いましたが、そこは大人なのでぐっと堪えました。代わりに、ガリガリ君を買いに行ったら、図書館の柱の影で黒猫がこんなふうに無防備に横たわっていました。ぐでぇ〜って感じです。気持ちはわかりますが、こんなことでよいのでしょうか。そこはちょうど光が射さないため、暑くないのかもしれません。しかし暗がりで、しかも黒猫なので、写真的にはどうよ、ってことで、ライトをつけて撮っちゃいました。



8月10日(水)筋バ紙

 まあ、スポーツ紙だからしょうがないだろうけど、首相が自社系列の週刊誌と単独インタヴューを行った記事に対して「ああ、菅違い」って見出しをつけてます。行政府の長がどういう政策をもっているのかを伝えることが、どうして勘違いなのか、さっぱりわかりません。ワイドショーに出てたあんなのやこんなの、写真集を出したバカとかだったらその言い分もわからなくはないですが…。



8月11日(木)弁証論的にどうよ?

 生協様はお休みでした。組合員としてはひと暴れしてもよいところでしょうけれど、そこは大人なので…。ところで、この時期に先祖の魂が戻ってくるなんて、おかしくないでしょうか。あっちはこっちよりもさらに暑いのでしょうか。あるいは、一家に一個、かならず原子炉がついてるとかでしょうか。いや、この仮定は今の時期だけ帰ってくることを説明できていませんね。ともかく、魂は不死なんですね。ああ恐ろしい。



8月12日(金)作者の出身大学は・・・

 『鉄腕アトム』の果たしたイデオロギーとしての大きな役割って、どこかで言われているのだろうかとWikiで調べてみたら、そういう書籍が出ていることには言及されていましたが、タイトルは1冊しかわかりません。アトムなんて、実際にはアニメも見たことはないし、マンガも読んだことはありませんでしたが、なんとなく平和のイメージがあって、このなんとなく平和のイメージっていうのが、イデオロギーとしては強力だと思います。作者の出身大学では、平和のイメージを大学の宣伝に使いたいところでしょうが、そんなことでよいのでしょうかねぇ。



8月13日(土)順序おかしくね?

 この前ケータイが壊れたのでショップへ行き、代替機にデータを移したりしていたら、その隙にWi-Fiの宣伝マンがやってきて辟易しましたが、なんと今契約すればノートパソコンを無料にしときますって言うのですよ。はぁ? それって順序が逆じゃないんすか? ノートパソコン持ってて、移動中やら外出先やらでもネットにつなぎたいって仕事熱心なブジネスパーソンが、Wi-Fi契約しようかね、ってことになるんじゃないんですか。なのに、「ネット環境整えてやんから後は仕事でもしたら?」ってことになってませんか。いったいこのあたりの世界はどうなってるんでしょうか。



8月14日(日)ビーチの妖精似とはいえ・・・

 ケータイが壊れる前にノートパソコンが壊れていたので、移動中やら外出先でも仕事がしたい准教授はモバピーを買いに行きました。そうしたら、またまたやってきました。准教授のケータイとは違う会社のおねえさんが、今うちでWi-Fi契約をしてもらえたら、このモバピーは40,000円引きにしますよって。「でも違う会社だからなぁ」というこちらの思いを見透かすように、「契約しても使わなければいいんです」と、信じがたいことを言います。「もしWi-Fiを使いたいのなら、ご自分のケータイ会社と契約すればいい」という、さらに信じがたいことをつけ加えてきました。2年間は解約できず、基本料金などは払い続けないといけないわけですが、しかしまったく使わなければ、そしてちゃんとタイミングを逃さずに解約すれば、表示価格より結局は10,000円安く買ったことになるというからくりです。しかも、あっちは販売実績の向上につながると。いくらビーチの妖精に似てるからって、そんなのに乗ると思いますか?



8月15日(月)名前はFujikochan

 そんなわけで、モバピーを購入しました。名前は Fujikochan です。Wi-Fiをするための小道具一式は、箱にいれたまま。きっと出すことはないでしょう。資源の無駄遣いだから、実際にモノのやりとりはせずに、書類の上でだけWi-Fiやってることにすればよいものを…。そう提案すればよかったと悔やまれます。大阪のおばちゃんなら、そう提案することによって値引きを要求するところでしょうが、東京出身の私としては、世界の資源のことだけを考えて、そう提案するわけですが…。



8月16日(火)ガキんちょめ

 平日の昼間に電車に乗って、世の中の不正義を正したくなりました。どうしてたいていは静かにたたずんでいるだけで、たまーに舌打ちするくらいの大人から運賃をとり、バカママとそのバカ父とに挟まれて騒ぎたい放題のガキんちょからは運賃をとらないのか、まったく理解できません。あいつらは、土足のまま座席に上がったりもするんですよ。その土足は、どうせ犬のウンコとか踏んでるに違いないんです。この理不尽な運賃制度に腹を立て、かりに大人がガキんちょの頭に蹴りを食らわせてガキんちょを死に至らしめた場合、その行為そのものは罰せられるかもしれないとしても、この制度は殺人教唆であって、制度を作ったやつらは実行犯より重い罪を与えられるべきではないのかと、ふと思いました。

 じょーだんですよ、半分は。



8月17日(水)バカ条例案

 またしてもバカ条例案を考えているそうです。地方分権を唱えるやつらがどうしてわざわざ国家への愛を強制するのか、わけがわかりません。それって痴呆分権のことでしょうか。せっかくだから、明治××の会って改名して、名実ともに、天皇中心の国体を是としますと明言したらどうなんでしょうか。しかし恐ろしいのは、そう明言しても選んじゃう人たちが少なからずいるってことなんですよね。



8月18日(木)ゆるい

 ゆるキャラなんてどうでもいいというか、むしろ不快にしか思っていませんでした。そのゆるキャラのひとつが、「5歳のガキんちょと一緒に描きました」といって送られてきたイラストに対して「47点」と点数をつけ、快哉を叫ばれていたにもかかわらず、戦争責任を云々した途端に、「政治的発言をするな」と叩かれたそうです。ほとんど自明ですが、前者だって十分に政治的なんですよね。なのに自己のナショナリズムに触れられた場合にだけ、政治を感じ取ってしまうとは…。



8月22日(月)オープン・キャンパス

 今日はオープン・キャンパスでした。研究室訪問では、最初40名くらいがいらっしゃったそうで、急遽会場が変更されました。さらに2次会なるものがあり、部屋でぼけーっとしていたら呼び出しがありました。アドリブのきかないぼんくらの私としては、うまく質問に答えることができず、ちょっと話し方教室へでも行こうかと、まあ、思ったりはしませんでした。そして明日からドイチュラントへ行きます。あ〜あ、ゆーつ。



8月23日(火)行ってきまつ



 かつて「趣味が悪い」と罵倒されたことがありますが、私もそう思います。今年は旧東ドイツのシャツにしようかとも思ったのですが、ちょっと怖いので、従来通り、趣味の悪い方を選びました。



8月31日(水)戻りぬ

 ドイチュラントから戻りました。今回は、一度36℃などというときもあってほとんど大阪並みに暑かったりしましたが、帰る頃には朝13℃になってて寒かったです。
 
 大阪からの出発は1時間半も遅れたのですが、「最短最速で飛んで遅れを取り戻す」と宣言するお方がいて、普通なら12時間10分のところが11時間5分。やればできるのか、と思う半面、遅れなんて取り戻さないでいいから安全第一でしょ、と思いました。



9月1日(木)アイチーについて

 フランクフルトのホテルは、無線LANがようやくただで使えるようになっていましたが、しかしIDとパスワードが発効され、しかも有効な時間が20時間とか40時間とか定められていました。なんだかせこい。おまけに、途中からIDとパスワードを割り振る機械が故障したため、ネットカフェへ行かないといけなくなりました。なんてこった。こんなことでよいのか、ドイチュラント。



9月2日(金)友人の話

 言語が通じないというのは、もちろんストレスにもなりますが、それなりのメリットもあります。友人の話によると、たとえば、電車のなかでガキんちょが騒ぎまくっているときには、「うるせぇ、クソガキ」と言えちゃうそうです。もちろん笑顔で言わなきゃダメですが…。こんなことが言えるのですから、スカッとできてストレス解消につながるそうです。こっちだと、せいぜい舌打ちを聞こえるようにする程度で、しかもそんなことをしたら「怖い人」だと思われてしまうわけです。ガキんちょを野放しにして生き続けているバカ親の方が、はるかに怖いというのに、です。



9月3日(土)今回のコロキウム

 今回は、2007年から数えて5回目のコロキウムでした。テーマは「2001年9月11日から10年」。それぞれが発表して、その後質疑応答という形式なのですが、今回は明らかに前回までとは異なって、ドイツ人たちが容赦しないぜ的な感じでコメントするので、とんでもなく集中力を発揮するように強いられ、終わったときにはぐた〜りでした。ルッツ氏が「今回はもっとも充実していた」と言うのを聞いて、ほっとしましたが…。早くも来年の開催が決定されています。テーマは、「2001年9月11日から11年」でしょうか。



9月4日(日)なわけないですよね〜

 1週間ほどこちらにいなかった間に、行政府の長が変わっていました。ドイツの報道では、いくつかの放送局で「大して流れが変わることはない」と言われているのを聞きましたが、1度だけ、「前任者は脱・原発派だったが、後任は原発推進派だ」と言われているのを聞きました。「大して流れが変わることはない」と報じた局だって、前任者と後任との違いは十分承知しているはずですが、にもかかわらず「大して流れが変わることはない」と言うのであれば、きっときっと、もはや推進派が長になろうと、脱・原発の方針は変えられないよ、って考えているのでしょう。よかったよかった。まさか、はじめっから、脱・原発なんてできやしないよ、って思われてるんじゃないですよね。南ドイツ新聞では、7月に、「日本は何も学ばなかった」って書かれちゃってるんですけどね…。



9月5日(月)次はあれも消えてほしい

 そしてこの間、目にするだけで不快なゲーニンも姿を消していました。30年くらい前のブームのときも、どのようにレイプしたかというその描写を売りにする芸風が不快以外の何ものでもありませんでした。浪花節もうっとうしかったですね。あの世界とゲーノー界とのつながりは、浪曲の興行に関して古い歴史をもつと言われていますから、そういう意味じゃ首尾一貫しています。それにしてもいきなり「さん」づけする報道は相変わらず欺瞞的です。その点スポーツ紙はえらいと思います。



9月6日(火)SAWをみた、なんてね

 今更ですが、『SAW』を観ました。シリーズ物で、前作を前提としているようなコピーを見た気がしていたので、3作目からとか観るわけにはいかず、1作目から観なければと思っていたわけです。テレ東の今はなき洋画劇場で、たま〜に「おぉ」と思うようなもの(たとえば、『冷たい月を抱く女』とか『ワイルド・シングズ』とかです)が放送されていましたが、そんな感じの映画でした。制作費かかってないだろうなぁ、と思わせるところとかも。ただ、謎解きミステリとしてはどうでしょうか。「地の文には虚偽を含まない」という原則に違反していたと思いませんか? 



9月7日(水)レッド・アイ

 どうも時差ぼけがとれません。もう1週間にもなるというのに、いまだに夜中に目が覚めてそのまま眠れないのです。だったら起きて時間を有効に使えばいいじゃん、という話なんですが、なかなかそういうわけにもいきません。「それ」をしなきゃいけないのに、あんなことやこんなことをしてしまい、そのうち眠くなってきて結局「それ」を片づける前に就寝という日々が続いているのです。ダメだこりゃ〜。(ばい ちょーすけ)



9月8日(木)<内職>について

 今日は久しぶりにきょーじゅかいがありました。久しぶりのせいか、みっちり3時間。専門書を持ち込んで読書に耽ったり、PCで何やらなさっている方たちも多い中、哲学の教員は真面目だからなのか真面目じゃないからなのかわかりませんが、だれも<内職>をしません。以前、「哲学のみなさんは頭の中で<内職>されてるんじゃないんですか?」と言われたことがありますが、それじゃあまるでむっつりすけべみたいじゃないですか!



9月9日(金)遅すぎる宣伝

 明日のことですが、こんな催しがあります。

9.11>を多角的に考える哲学フォーラム


日時:2011910日(土)10時〜18
場所:首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス DE
(秋葉原ダイビル12――JR秋葉原駅・電気街口から徒歩1分)

プ ロ グ ラ ム 

シンポジウム

   10時−13時  

「<9.11>から10なおも多角的に考える哲学フォーラム」

提題者50音順)

井桁 碧「<現住民>として応答する」

寺田 俊郎「なおも〈9.11〉を考えるとはどういうことか

舟場 保之「ある会議の可能性に向けて

司会:御子柴 善之

 

 座談会

15時−18

参加者全員による自由闊達な討論

司会:コミュニケーションへの意志に富む人々



9月11日(日)哲学フォーラムについて

 哲学フォーラムは、問題の重要性からいっても、会場へのアクセスのよさからいっても、配布物は最低500部用意しないといけないはずでしたのに、大阪からもっていくのは大変だという瑣末な理由から20部しか持参せず、場合によっては25人で1部を覗きっこしていただこうと不遜なことを思っておりました。例によって袋叩きに遭いました。「袋叩きに遭うようなことを言うからだ」そうです。ううう。至極まともなことを言っているつもりなのですが、主観的判断と客観的判断は、まま食い違うわけで、残念なかぎりです。

 

9月12日(月)法について


 世界史の構造なんてものが語られてしまうので何だかなぁと思うし、そもそも分厚すぎてとても読もうという気にならない本ですが、9条を実行に移し武力放棄を世界に先駆けて贈与してしまおうというびっくりするようなステキなことがそこには書かれてあるそうです。そんな主張のことを思えば、暴力ないしは実力を伴わない法というものを構想したって、別に大したことじゃないのでは?



9月13日(火)共に感じますか

 切迫に対して共感する能力がなければ災害について論じることは許されない、とか言う人がいるそうです。またしても、です。あいかわらず、です。近代以降の権利思想に優れたところがあるとすれば、それは、情緒などという差別的なものに左右されることなく、すべての人間には認められるべき権利があると考えられた点です。ひょっとするとそれに尽きると言ってもよいくらいです。だから共感がどうだこうだとかおっしゃる人は、つきつめれば差別主義者以外の何者でもないのですよ。わかってますか。



9月14日(水)すねるPCさま

 大学のPCの調子がよくありません。いまだにXPなので最近読めない文書が増えてきて、同僚は「買い換えたら?」と言ってくださり、どうやらそれを聞いていて、すねているようです。まったく大人気ない。とくにネットにかかわる反応がものすごく遅いのですが、ひょっとしてネットを使ってPCを物色したりしないようにということなんでしょうか。とりあえず、デスクトップ上に置いてある重要な文書は避難させて、あとはこき使ってやる…。



9月15日(木)セールス・レデェー

 生命保険の勧誘が大学の部屋までやってきます。会社で作っているパンフに自筆で「〇〇生命の××です。…」ときったない字で書き込んだものをくれるのです。入ってきた瞬間に露骨に嫌な顔をするので、そのきったない字が書かれたプリントをテーブルの上においてさっさと出て行きますけどね。あんな人たちが入ってきたら明らかに外部の人だってわかるだろうに(なぜなら、文学研究科にはあんな△△な人たちはいません)、警備の方は要件とか訊かないんですかね。もちろん、警備が人定めをしないのはよいことだと思います。ついでに言えば、だから警備なんていらねーじゃん。



9月16日(金)ボクサーじゃなくて

 ブラピが前妻との生活が退屈だったとかほざいているそうです。どうせ狂気につき合ってくれなかったからに決まってます。ジェニファー・アニストンは、「ブリーフじゃなきゃダメ」とか言っちゃう、まともな人ですからねぇ。それはそうと、今日は朝から会議があって、かれこれ11時間近くも職場にいるので、へんなことを書いてしまったかもしれません。



9月17日(土)ちょっとおなかいっぱい

 仕方がないのでSAWを続けて観ていますが、今日は3作目。1作目からそうでしたが、ますます「あんたは何様だよ」とか「とっとと××!」とか思わせてくれますね。ヤツの言うことはまるで、「いつか死ぬことをちゃんと自覚して生きろ」とか言う、どっかの哲学史家の説教のようです。とりあえず「4」も手元にあるので観るでしょうけど、その後はどうしたものか。こんなのをだらだら観てたら、いつか捕まって、説教されちゃうかもしれない…。



9月18日(日)それでおたくの搾取は?

 東電差別があるそうです。ある風俗店で遊んで、名前の書かれていない領収書を切ってもらおうとしたところ、店側から会社名を求められ、しぶしぶ「東電」と言ったところ、切ってもらえなかったばかりか、東電社員は出入りお断りという貼紙を貼られてしまうことになったそうです。遊興費を会社の経費で落とすというのがダメなのは当たり前でしょうが、しかし他の会社ならオッケーなのに東電だけはダメっていうのが、いかにも社会正義のつもりっぽくて嫌ですね。消費者の抵抗のひとつとか、わけのわからない持ち上げ方をする人もいるそうですが、消費者として東電に抵抗するのなら、自家発電するとか、オール電池の家にリフォームするとかしなきゃいけないのに…。こういう心性がファシズムを下支えするんじゃないんですかねぇ。



9月19日(月)映画高い

 三連休の最終日でした。そんなわけで、映画を2本観ました。『ハウスメイド』と『カウントダウンZERO』。前者は韓国映画で、最近また韓国映画が盛り返してきているという印象があったので、期待していたのですが、中途半端にエロいだけでした。後者は、全体としては核廃絶を訴えるドキュメンタリーでしたが、ならず者が核兵器をもつと何をやらかすかわからんといった主張も織り込まれていて、「はいはい」と思わなくもありませんでした。

 正直に言うと、そもそもなぜ核兵器だけが特別視されるのか、私にはわかりません。正義の味方ロールズも、原爆投下を批判したわけですが、しかし戦争一般を否定したわけではありません。そういう発想って、結局は「正しい戦争はある」ってことになるんじゃないでしょうか。



9月20日(火)もういいっす


 けっして暇じゃないけど、『SAW4』も観ました。そして、5と6とザ・ファイナルを予約していましたが、キャンセルしました。もういいでしょう。動機が凡庸すぎて、怒りを通り越して笑えてしまうくらいです。



9月21日(水)まあ、周知のことですが・・・

 関西電気保安なんとかから、漏電の検査に来ました。それがどんな人だったか書くと、人権侵害になりかねないのでやめておきます。最後に「電気のことで何か質問することはないか?」と訊いてきたので、「いつ原発はやめてくれるんでしょうか?」と訊こうと思いましたが、そんなに暇じゃないのでやめました。原発の再稼動は来夏をめどに、とか言ってるダチョウ倶楽部がいるそうですが、あれぇ〜、脱原発じゃなかったんですか。



9月22日(木)遵法精神あふれるよき市民について

 反原発運動して収入が以前の1/10になってしまったという俳優がいます。原発はクリーンだ安全だと宣伝しておきながら、そんな過去が一切なかったかのような顔をして電波に乗り続けている桃太郎侍には、爪の垢をくれてやるのももったいないくらいです。その俳優が、佐賀県庁への抗議に関して訴えられました。なんとまあ、遵法精神にあふれる方がいらっしゃるものです。告訴状には、「法治国家として是認できない」とあるそうですが、このすぐれた方は国家の代弁をしちゃってるんですよ。こんな立派な方は、ぜひ国家的に顕彰してさしあげなきゃいけないんじゃないでしょうか。そしてそれ相応の職業に就けてあげないと。イデオロギー的には、大阪府知事なんかが向いてるんじゃないですかね。私は死んでも投票しませんけどね。



9月23日(金)弱くなるでしょうが・・・

 高木守道は、もう70歳なんですねぇ。前回の監督のときに、たしか「私はむっつりです」とか言ってました。それだけでも、すべてを悟りきったように語る、けっして悟ってなんかいない妻と息子をもつあのつまんない人よりかはましでしょう。



9月24日(土)復興したんだっ!

 すでにとっくにいい年をしている一部宗教がかったアイドル・グループとかク○ガキの集団とかが、海外へ震災後の復興を伝えに行ったそうです。へぇー、復興したんですか。仮設住宅って別荘のことなんですか。知りませんでした。ひょっとしてあれでしょうか、脱原発とか言っちゃう首相はとっとと首にして、また使えそうになってきたってところが復興なんでしょうか。



9月25日(日)そんなことでいいのか

 それにしても、あそこがこんなの受け入れちゃってよいのでしょうか。資本主義化するとこんなに退廃しますよ、ってプロパガンダとして機能しているとは思えないのですが…。



9月26日(月)ったく

 慰安婦問題は解決済みだと答えたそうです。解決済みだったら協議の対象にしようと提案するわけがないのですが、そんな答え方は、これまでの自由で民主的なやつらと変わらないではないですか。まったく、何のために民主党に所属しているんだか…。もちろん、過度に期待なんてしていませんが、この程度の差異さえないとは…。



9月27日(火)ったく×2

 当たり前ですが、受け取ってないという発言が信用できないと言うのであれば、贈った側を起訴しなきゃいけないでしょう。しかし贈った側は起訴されていません。それは、立件できないと判断したからでしょう。でっちあげるという得意技をもってしても、立件できないと考えたわけです。なのに、有罪の判決を出してしまう裁判官って、どうなってるんですかねぇ。もし本気で有罪だって考えてるとしたら、かなりおめでたい人だし、もし本気ではそう考えていないとしたら、わるいやつです。どっちなんでしょう。



9月28日(水)無題

 またバカ書き込みがあって、朝から吐き気がしました。



9月29日(木)匿名性について

 まあ今更ですが、こういう、っていうか、こいつの書き込みがあると、つくづく匿名性っていうのは力をもつのだなぁと思います。逆に言えば、固有名はそれほどに重要性をもつということになるのだと思います。固有名を名乗り、書き手がだれであるのかを明らかにした場合に、「軍隊は占領地でレイプが原則」などという放言を書き散らすことができるのかどうか。もしそれが放言じゃなくて妥当要求をともなう主張だと言うのであれば、それこそそんな立派な主張の主体はだれであるのか、明らかにした方がよいでしょう。もし自ら名乗るのが恥ずかしいだけなら、私が代わりに明らかにしてあげてもよいくらいですけどね。



9月30日(金)バカ書き込みについて

 1991年に元慰安婦の方が慰安婦であったことをカミング・アウトされたときには、いわゆる日韓条約と呼ばれるものが締結されるときに慰安婦問題がまったく視野に入れられていなかったということそのことを問題にされたわけです。そんな経緯を無視してなのか、あるいは生来的に無知だからなのか、こうしたバカ書き込みができてしまう者が、哲学の学生でなくてよかったです。



10月1日(土)神の代弁者 1

 日本倫理学会の大会があって、多忙を極めていましたが、参加してきました。まあ、大方そんな感じだろうとは思っていましたが、功利主義者が、1人の生命の重さと10人の生命の重さを比べることができ、しかもどっちが重いかはほぼ自明であるかのように考えていることを改めて確認できました。さらに、神なら10人の生命を選ぶと、神の代弁さえしちゃってました。こういう発想が、大量破壊兵器を使用する前に爆撃しちゃえ、かりにいま持ってなくてもそのうち持ったりしたら人が大量に死ぬんだからその前に爆撃しちゃえ、ってことにつながるのがわかんないんですかねぇ。まあ、わかんないんでしょう。神の代弁者なのに…。



10月2日(日)神の代弁者 2

 おまけに、まだ若いのにしっかり功利主義者を生きてる人が、カント学者の功利主義理解はあまりにも浅いのでもっとちゃんと功利主義を勉強してくれと、何かの挨拶代わりにマイクを使って言ってました。すっごいなぁ、やっぱ神の代弁できちゃう人たちは。そりゃそうですよね、燃える物とか、燃えない物とか、って分別は必要ですからね…、と思いましたが、声に出したら幸福の総和が減っちゃいそうなのでやめておきました。



10月3日(月)もういいべ

 ついに授業が始まってしまいました。ちょっと授業ばっかやりすぎじゃないでしょうか。7月に終わったばっかりじゃないですか。もう今日1回あったのだから、これで次は11月でよいのではないでしょうか。いえいえ、ちゃんと12月にも1月にもやりますよ! 1回ずつ。しかも講義なんて50人もいるわけです。単位がとりやすいとかいう、根も葉もない噂があるのでしょうか。もっと嫌がられるようなことを言い続ければよいのでしょうか。それはちょっと無理そうです。いい人だから。



10月5日(水)ハハハー

わんわん署で90前の方が、つばを吐きかみついたそうです。以前からわんわん嫌いだったところ、免許の更新でぐずぐずされてイラついたとのこと。よくわかります。きっと立派な方だと思います。その方の年齢まで生きられるとは思いませんが、なにかの罰ゲームで生きながらえてしまった場合には、見習いたいと思います。でも、かみつくのは気持ち悪いので嫌ですが…。



10月6日(木)しつこいですよ

 バカ書き込みがあって1週間経ちました。朝から吐き気がしたにもかかわらず、かまってちゃんの相手をしてやって、質問をしてさしあげたのに、うんともすんとも答えません。まあ、答えられるわけがないのです。「軍隊は占領地でレイプ」なんて「原則」はどこにも存在しないし、日本軍が慰安婦と呼ばれる人たちを「自前で」調達したなんてことはないからです。答えられないのであれば、やっぱバカなことを書いてしまったわけです。だったら、答えられません、バカなことを書いてしまいました、と言うべきです。なにも、私はアホでした、なんて言わずもがなを書く必要はないです。こんなことさえできないのに、卒論書いて卒業できちゃうんですかね。



10月7日(金)なんであんなに自信満々なんだろう

 本人はいけてる気満々だけどまったくいけてない俳優が「男の嫉妬はみっともない」と耳障りな声で言うCMがあります。まあ、そこのCMがすべてつまらないのはさておき、この発言てセクハラですよね。「男は男らしくあれ」と同じであり、したがって「女は女らしくあれ」と同じですから。だれかセクハラで訴えないでしょうか。



10月8日(土)残念なお知らせ

 私は、小学生にも通じることが通じない残念な人だそうですが、そうだとすると、私の授業に出て私によって単位を認定されてしまったみなさんは、<小学生にも通じることが通じない残念な人に単位を認定されてしまった人たち>ということになります。お気の毒さま。



10月9日(日)Ho-Ho-Ho

 『ダイ・ハード』、やっぱり面白い。何と言っても、マクレーンが犯人よりもはるかにいっちゃってるのが素晴らしい。ブルース・ウィリスも、めっさ若いなぁ。



10月10日(月)ささやかな望み

 三連休の最終日。もうこのまま10月いっぱいは休みにしちゃってもよいのではないでしょうか。11月になったら働きますから。ぜひそうしましょう。



10月12日(水)遅くない?

 元最高検検事が「絞首刑はむごたらしく、正視に堪えない。限りなく残虐に近い」と証言したそうです。もちろんその証言自体は重要だと思います。反省して正直なことを言うようになったことも評価されるべきでしょう。しかしやっぱりどうしても、じゃあなぜ現役時代に反対しなかったんだよって言いたくなります。もしこう思いつつ、死刑を求刑したことがあるのだとすると、「正視に堪えない」ものを人に要求していたのだということにならないでしょうか。

 もちろん、絞首刑じゃなきゃ構わない、なんて思っていません。死刑制度そのものが残虐です。



10月13日(木)そしていつもの「自粛」

 ラグビー選手が試合中に震災に関係する暴言を吐いたとして、処分されたそうです。ちょっとなんだか言葉狩りになってないですかねぇ。これ、「ラグビーやりすぎて頭おかしくなったんちゃうか」と言ってたら、処分されていたでしょうか。試合中にあんなことを口走ってしまうのは、品がないかもしれませんが、それ以上でもそれ以下でもないでしょう。なんかこう、絶対に汚されてはいけない領域のようなものが暗黙の内に形成され、それに反すると正しさの名の下に袋叩きに遭うという共同体的状況じゃなければよいのですが…。



10月14日(金)疲れました

 今日は午後から会議がふたつありました。会議が苦痛じゃないわけはないですが、今日のようにあまりにも理不尽な対応に遭遇してしまうと、怒りを通り越してただただむなしさのみが募ります。むなしさなのに募るんですから、かなりのものです。いつもはとても会議に参加しているようには見えない方が、その理不尽さに異議申し立てをした点だけが唯一の救いでした。



10月15日(土)『悪魔を見た』

 チェ・ミンシク、怖いなぁ。『パイラン』ではあんな人だったのに…。イ・ビョンホンは、まあいいです。ところでイ・ビョンホンって、仏文出身なんですね!



10月16日(日)『ゆれる』

 映画のなかでナイター中継が出てきますが、どうやら横浜・阪神戦みたいです。山梨で横浜・阪神戦なんて放送してるんだ、と思ってたら、東京でも放送してて、3つの場所でその試合が見られていました。アナウンサーの声によれば、「高木さん」が解説でしたから、教科書書きかえたいあの局でしょう。映画のなかとは言え、わんわんが阪神ファンだったので、ちょっとなぁ。



10月17日(月)騙す気あるの???

 吉村がメイルをくれました。書き出しが「ジャンボくじ事務局の吉村です!」。なんで自分の名前のあとに「!」がついてるんでしょうか。そして「【3等賞300万円】がご当選おめでとうございます。」とあります。ちゃんと助詞が使えないのでしょうか、吉村は。不明な点は「私吉村」に連絡せよと書いてあるのですが、連絡先が書いてありません。これじゃあ、このふたつをだれに質問すればよいのか、わからないじゃないですか。



10月18日(火)IRAって!

 かと思えば、IRAからメイルがきました。テロのお誘いかと思いきや、「でかくする?」って大きなお世話系のタイトル。これはひょっとして新しい戦い方なんでしょうか。そんなところがでかくなったところで、どうなるんでしょう。どっちみち私は、「いかなる戦争もあるべからず」の人なんで…。そもそもでかきゃいいってもんでもないでしょう。



10月19日(水)ZDFの報道

http://www.youtube.com/watch?v=aAE-QBmC1VA

 コメントを読んでいると、こんなところで働く奴隷が悪いんだというようなものがあって、そしてそういうものにかぎってオレには真理が見えているという根拠のない自信がうかがえて、うんざりします。すでに削除されてしまったようですが、「自分たちが選んだんだろっ」というのもありました。こういうときに、もし超越論的自由がどうしたこうしたとか、叡知的行為がほにゃららとかしか言えない哲学があるとしたら、そんな哲学は間違いなくクズだと思います。



10月21日(金)柴原口について



 ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、「柴原口」です。かなりしょぼい出入り口です。ただ、モノレールを利用して通勤・通学している人の大半は、ここを使うのではないでしょうか。何を隠そう、私は徒歩通勤ですが、ここを使っています。実は、巨額を投じて、柴原口を立派にする計画があるそうです。そんなに気を遣っていただく必要はないのですが…。



10月22日(土)NATOの空爆は問題だ

 カダフィの殺害方法に関して、国連の一部が問題視しているそうです。もちろんそのことは大いに問題にすべきだと思います。しかしやはり、なぜNATO軍の空爆を認めたのか、そのことも問題にしてほしいものです。ワルシャワ条約機構が存在していたなら、そんなことがありえたでしょうか。こんなことでは、なんだかんだ言って、やっぱり軍事力がなきゃダメだってことになってしまわないでしょうか。



10月23日(日)賢明な回答

 夜、薬局へ行ったら、「元気になるドリンクを無料サーヴィスしてます。いかがですか?」と言われました。日曜の夜に元気になってどーすんだって思ったので、たしかに『ダイ・ハード3』を観るには体力が必要かもしれませんが、「元気にならなくても構いません」と答え、丁重にお断りしました。



10月24日(月)何のことやら

 授業中のレポートを週末に自宅で読もうとしたのですが、諸般の事情によってそうはいかず、やっぱり授業前に読むことになって「さあ読もう」としたら、レポートをお招きしたままだったことに気がついて、取りに帰る羽目に。レポートさまはいったい何のために移動したのか。こんな現実を必然だと言われても、まったく納得できません。



10月25日(火)ま、そんな感じだけど・・・

 「禅から影響を受けていた」と。よかった、よかった、アップルユーザーじゃなくて。頼むから、ビル・ゲイツはアホな東洋趣味を吐露したりしないでくださいね。



10月26日(水)品性下劣だけど悟ったりしませんから・・・

 ジョガーのようにたらたらジョギングしていたら、赤い棒をもった工事のおっさんが近寄ってきました。どうせ「気をつけてください」とか「どうもすみません」とか意味なく謝ったりするんだろうと迂回しようとしたら、「道を訊いているんです」と言う。めんどくさいなぁと思ったのですが、おっさんはすかさず「この人が」と、隣に停まっていたバンに乗っている若いお嬢さんを指差します。ん? これって態度が豹変するのを楽しむプレイなのかと思いつつ、親切なジョガーは親切に道を教えてあげました。

 その後、たらたらを再開して、態度が豹変するのも品性下劣だけど、それを楽しむなんてもっと下劣じゃないかと思いつつ、はたと気がつきました。教えた道は間違ってました。ぐは〜。



10月27日(木)承前

 「間違った道を教えるわ」という歌詞が出てくる松田聖子の歌がかつてありました。歌の中で、デートする彼氏の使う単語が意味不明だと言われます。「辞書がなきゃデートもできない」と。彼氏の話し方は「〇〇の××みたい」だと言うわけです。さあ、〇〇と××はなんでしょう。さっそくですが、ヒントです。××は先生です。はい、もうわかりましたね。



10月28日(金)忘れてはいけません

 トラキチの3割以上が、次の監督として「オレ」を望んでいたそうです。まったく信じられない。トラキチのイデオロギーっていうのは、勝つためならどんな悪事もやってのけるあの球団へのアンチ・テーゼだったはずなのに、いつの間にか、まったく単細胞的に勝てばいいに変わってしまったのでしょうか。みなさんお忘れかもしれませんが、そもそも「オレ」なんて、父親の遺言だとかなんとか口実つけて、勝つためならどんな悪事もやってのけるあの球団へ、喜び勇んで移籍した人なんですよ!!!



10月29日(土)相変わらず

 国民文化祭が京都で始まったそうです。そうですか。またしても、勇気と明るさをもらえるそうです。そうですか。よかったねー。



10月30日(日)こわすぐる

 『ダイ・ハード4.0』を観ました。そりゃあ、「ダメ」って言われてるのになおも触るのはいけませんよ。でも、あの状況でいきなりあんなハゲたオヤジが出てくるのは反則じゃないでしょうか。絶対ちびりますって。



10月31日(月)なぁーんだ

 「××△△、最後の1日」って、てっきり○○○のかと思ったら、なぁーんだ、○○○んじゃなかったんだ。相変わらず、愛想笑いがキモい。



11月1日(火)そういう指導でもしているのでしょうか

 一昨日はある学会へ行きました。発表に対する質問のおりに使用される「〇〇については知らないのですが…」は、通常たんなるレトリックで、実は〇〇についてめっさ詳しかったりするのですが、一昨日は、その句を文字通り使用される方がいて、ちょっとびっくりするとともに、アホじゃねぇのって思い、ついつい「ぐぐれかす」光線を送ってしまいました。知らないことを知らないと言えば、誠実だから許されるとでも思っているのでしょうか。「私は無知です」なんて発話が誠実になされたところで、できる反応はせいぜい「はぁ???」くらいなものです。あるいは、憐憫が欲しいのでしょうか。



11月2日(水)名前を確認すればよかった・・・

 ギリシャの国民投票について、せっかくEU首脳が話し合って決めたことがひっくり返るかもしれないと、懸念が表明されています。これってどういうことなんでしょうか。なんだかんだ言ったって、ホントは民主制なんかより、一部の頭のいい専門家たちがいろんなことを決めた方がよいのだということなんでしょうか。だったらはっきりとそう言って欲しいものです。バカな大衆は何にもわかっちゃいないんだから、黙って従いなさい、と。ある商社の某氏は、インタヴューで、「支援してもらうのに…」という言い方をしていました。「支援してもらうのに」。やっぱりそういう意識なんですよね。



11月3日(木)しかも遊べんではないか



 今日は文化の日でお休みですが、仕事熱心な私はせっせと職場へ行きました。そこは大学祭の準備中でしたが、そこですごい物を見つけてしまったというわけです。「タリウム」。おぉ、さすが大学祭。すごいことやるんだなぁと思いましたが、しかし、そんなもので遊んだりしても問題にならないんだろうか、と根が真面目な私は心配になりました。思い悩みつつ歩みを進めると、なぁーんだ、向こうには「プラネ」が…。人騒がせな。



11月4日(金)『蛇イチゴ』

 そんなわけで、今更ながら『ゆれる』つながりで『蛇イチゴ』を観ました。賞賛されたほど、あのゲーニンがうまいとは思いませんでした。他のプロの役者なら、もっとうまかっただろうと思います。

 【ネタバレ注意】蛇イチゴの話が出たあたりで、「そういう結末だけはやめてほしい」と思いつつ、でもそうなっちゃうんだろうなぁと思っていたら、やっぱりその通りになってしまいました。「妹」は、「いつも正しくて息が詰まる」という自分についての陰口を聞かされたうえ、お前だって間違えることがあるんだといつも正しくないヤツに質されるわけです。真面目に生きている人が、なんでそんな目に遭わされなきゃいけないんでしょうか。あんな仕打ちがあるから、真面目な人ほど病になってしまうのではないかと思いました。



11月5日(土)何重にも笑えない

 文春とか新潮とかは、イデオロギー的には近いはずなのに、そういうところからも批判の対象にされ、いったいだれがあれに投票するのだろうと思ったのだが…。わかりました。お笑い票です。吉本票です。大阪には明確なイデオロギーは不要だしそもそもみんな理解不能なのであって、イデオロギーなんてないのがええやんけイデオロギーが支配的なのでしょう。そしてみずから独裁を肯定するような人物が肯定されてしまう。しかしこんなこと、多くのお笑いゲーニン同様、まったく面白くないですよ。



11月6日(日)あっちの吉本

 吉本と言えば、あの吉本は、原発のPR誌でかつてこう書いていたそうです。
 
 「それから科学技術は、それが危険であろうとなかろうと、中立であり、そこには政治性は入る余地がないわけです。科学技術をよく知っているか、どうかの差はあっても、政治的見識・見解が原子力についての考え方を分けてしまうようなことはおかしいので、科学技術の問題は政治的には中立的だということは非常にはっきりしなければと思うんです」(佐高信『原発文化人50人斬り』毎日新聞社、49頁)。

 私が学生の頃は、まだ吉本ファンがいましたが、いまどき吉本なんかを信奉するアホはいないから、そいつが何言おうと問題はないでしょうが、ただ、この手の発言をする科学技術論者というのは結構いますよね。あえて言うまでもありませんが、そういう方は世渡りはお上手かもしれませんが、ただそれだけの人です。くれぐれも、それでいいじゃん、なんて言わないでくださいね。



11月7日(月)人間を語るワルもしくはアホ

 そして原発事故後、『毎日新聞』夕刊で次のように言ってるそうです。

 「人類の歴史上、人間が一つの誤りもなく何かをしてきたことはない。さきの戦争ではたくさんの人が死んだ。人間がそんなに利口だと思っていないが、歴史を見る限り、愚かしさの限度を持ち、その限度を防止できる方法を編み出している。今回も同じだと思う」(同書、52頁)。

 こうやって、誤りを人間一般の問題にすりかえるのは、自覚的にやっているのならかなりのワルであり、本気でそう考えているのならたんなるアホです。「さきの戦争」にも「今回」も、責任を取るべき人間は明確にいるにもかかわらず、それを人間一般の誤りのせいにするのは、かなりのワルかたんなるアホだからです。



11月8日(火)「いい人」

 やっぱついつい言いたくなってしまうんでしょうかね、「人間だもの」と。佐高氏によれば、原発の宣伝をするタレントとして電力会社が狙うのは、「いい人」だそうです。「言ってみれば、相田みつをを好きになるタイプである。『いい人』だけれども、その上に『どうでも』がつく」(同書、88頁)。大爆笑!



11月9日(水)『フェア・ゲーム』

 この前『フェア・ゲーム』を観ました。といっても、シンディ・クロフォードが出て、知人の評によれば「ただエロかった印象しかない」(もちろん、それは知人の印象であって、私はそんな下品な印象をもっていませんが)同じタイトルの映画ではなく、現在上映中のものです。「大量破壊兵器はない」という報告を受けていたにもかかわらず、イラクを爆撃したやつがいて、その報告を暴露した人がひどい目に遭うという映画でした。いくら顔がサルに似ているとしても、ブッシュは責任を追及されるべきだし、いまだにイラク爆撃を正当だったと言ってる「ブッシュのプードル」ことブレアは、まったく許しがたい。



11月10日(木)きっと立派な方なんでしょう

 教員は教育と研究以外のことをする必要はないと言い切ってしまう人って、すごいなぁと思います。たとえば出張の手続きとかは、基本的にネット上で出張者がみずから行うことになっているのですが、そういうことはそもそも教員のすることじゃないのだとおっしゃるわけです。じゃあどうするのでしょうか。「いついつにどこそこへ出張するぞ」と口に出したら、だれかがその声を拾って手続きをしろ、ってことなんでしょうか。しかしそう発話することは出張の手続きに含まれないのでしょうか。

 こんなことは言っちゃいけないのかもしれませんが、私はどうしても自分の教育やら研究やらが立派なことだとは思えず、そんな立派なことをしているわけじゃないのでせめて出張の手続きくらい自分でやりますよ、って思ってしまうのです。それはたんなるすりかえであって、立派じゃないことを行っていることに変わりはないんですけどね…。



11月12日(土)カント協会大会

 今日は、私のこころのふるさと八王子にある首都大学東京で、日本カント協会の大会がありました。発表希望者は、発表の要旨を期限までに事務局に送り、審査ののち、発表が許されるという手続きを踏みます。したがって言うまでもなく、審査をとおった発表要旨やらタイトルやらを発表時に大幅に変更することは違反です。発表要旨を読んでも何の興味もわかない発表が、実際にそのまま何の興味もひかないとしても、それは違反ではありません。もっとも、そんな発表をすること自体、法を侵しているんじゃないかって噂はありますが…。



11月13日(日)フィヒテ協会大会

 そして今日は日本フィヒテ協会の大会がありました。二日連続で学会に参加するとは、なんて研究熱心なことでしょう。昨日も今日も、シンポジウムではパネリストの発表をこきおろす質問が出て、ちょっとびっくりしました。パネリストのみなさんは、挑発に乗ることもなく、非常に冷静にお答えになっていました。打たれ弱い私だったら、あんなふうにこきおろされたら、泣いちゃいますね…。



11月14日(月)イミフ

 「駅伝大会を開くなんて、すでに復興が達成できたというプロパガンダの意味しかもたない」との俳優とは思えないまともな批判に対して、そうした発言は「風評被害になる」と反批判した人がいるそうです。まあ、それだけでも十分おかしいわけですが、「風評被害になりますよ」に続けて「福島県民に対して失礼」とおっしゃっているのが、もうさっぱりわかりません。ある発言が風評被害になるのだとすれば、それは法的な問題でしょう。どのようにして法的な問題と礼節が関係するのか、私にはさっぱりわかりません。この方にとっては、法と倫理は同一なんでしょうか。だったら、盗撮がばれたって、「失礼、失礼」って言えばすむんじゃね?



11月15日(火)監視防犯カメラについて

 監視防犯カメラが導入されたころは、マネキン人形に仕込んだりして、盗み撮りが行われたりしました。これは要するに盗む人を盗み見ているわけで、よろしくないと考えられたのでしょう。その後、監視防犯カメラが設置されているところでは、「監視防犯カメラ設置してます」的な掲示が行われるようになりました。そしていまでは、「監視防犯カメラ設置してます」的な掲示が行われていても、そのカメラがダミーであるということが広く行われるようになっています。何を隠しましょう、大学に設置されている監視防犯カメラもダミーである可能性があります。

 さて、初期の頃の人の騙し方と、ソフィスティケートされた形での人の騙し方は、どちらがより悪質でしょうか。



11月16日(水)ダミーについて

 さて、このようなダミーの監視防犯カメラをかりに私が破壊した場合、どのように言われるのでしょうか。「准教授、監視防犯カメラを破壊」とか言われるのでしょうか。心外ですね。ぜひ、後半部分は「ダミーの監視防犯カメラを破壊」と言ってほしいものです。そう言ってもらえない場合、きっと訂正を求めることになると思います。

 ところで、ダミーを破壊しただけなら、罪状もダミーじゃないのでしょうか。ダミーなんだから、破壊しても実際には処罰されなかったりして。言うまでもありませんが、冗談ですよ、冗談。



11月17日(木)アホが

 韓国でのミスコンに出たアングロ=サクソンのアホがセクハラにあったと騒いでいるらしいが、ミスコンに出ることはセクハラじゃないのかよ、と言いたい。もちろん、差別主義者が差別された場合にだって、権利の主張は認められるべきなので、ミスコンに出た以上、そこで何があろうとそいつが悪いなんて言うつもりはありません。自分自身のセクハラも問えと言いたいだけです。



11月18日(金)→捕まって

 NHKのドラマで、自分がプレゼントした本を妻が大事にしていなかったからと、暴力を振るう夫が描かれていたそうですが、その本がサリンジャーなんですよ。そんなもんプレゼントしておいて大事にしろって、すでにDVですよ。



11月19日(土)原発推進派の盟主

 まあ、ジャイアンツの内紛なんてどうでもいいし、あえて言えばそのままチームごと消えてしまえばいいと思いますが、楯突いたGMをクビにすることくらい朝飯前であることを、あのGMは知らなかったのでしょうか。なんてったって、親会社は、先頭切って原発を推進してきたその過去を、まったく他人事のようにやり過ごせるくらいなんですからね。



11月20日(日)原発推進派のナショナリスト

 餃子食べながらお馴染みのナショナリズムを吐露するアホらしいCMがあるそうです。たしか東北道を行く途中だったと思いますが、やっぱ、地震がきたら原発のあるところへ逃げるのが一番安全と、かつて公言したその言葉を実行に移すってことなんでしょうか。それとも、軽率な発言でしたって謝罪する行脚の旅なんでしょうか。まあ、後者のはずはありませんから、前者なんでしょう。



11月21日(月)人は見かけによらない

 ハーバーマスのコミュニケーション的行為と戦略的行為の話の折りに、善意に基づく戦略的行為だってあるだろうという意見が出て、子どもにサンタが実在することを伝える例が挙げられたのですが、「そんな間違ったことを教えてはいけない」と言ったら失笑を買ってしまいました。みなさん、心優しいんですね。とてもそんなふうには見えませんが。



11月22日(火)どうりで・・・

 一連の捜査を指揮した元最高裁判事とやらが、ある新聞社の記事のおかげでサリン量産と国家転覆計画が頓挫したと、まるで宣伝マンのようなことを顔写真つきで言ってますが、そう言われてみれば、かつて洗剤をもってきて「1ヶ月でいいからとってよ」と玄関口にしつこく現れた販売店のおっさんに似てないこともないですね。そんなに褒めるのなら、同じ新聞社の尽力のおかげで原発の安全神話が広まったってことも言ってもらわないと。



11月23日(水)きんろう

 勤労感謝の日でしたが、することもないので、大学へ行って勤労してしまいました。帰り道で、「あ〜あ」と思いながら、『蘇る金狼』のことを思い出し、そう言えば今井美樹の××シーンがあったっけっと思ったら、それは『犬死にせしもの』っていうつまんない映画だったことに気がつきました。あ〜あ。



11月24日(木)研修会

 今日は教授会の後にハラスメント防止のための教職員研修会がありました。こういうものへの出席を義務づけているような部局もあるそうですが、少なくとも私が委員長をしている間は、そういう管理者的発想に基づく恥ずかしいことはしたくないなぁと思っています。出てれば悪さしないかというと、そんなことはないですし、出てるだけで全然話が届いてない人だって確実にいますから。出ない人は、もちろんご自分のやり方に自信がおありなんでしょうし…。



11月26日(土)悲運の闘将

 「悲運の闘将」が、昨日亡くなくなりました。別に阪急のファンでも近鉄のファンでもなかったけれど、そして鉄拳制裁とか野蛮だから好きじゃなかったけれど、「江夏の21球」はリアルタイムで観ていたので、感慨がないわけではないです。梨田さんは、「8度の日本シリーズで一度も勝てなかったが、優勝すれば名将というわけではないし…」とコメントしているのですが、これって、つまらん野球を垂れ流し続けたV9のあの監督に対するあてつけじゃないでしょうか。



11月27日(日)都民並みだぜ!

 これで大阪府民も大阪市民もようやく東京都民並みの知的レヴェルに到達できました。わっはっはー。私の周囲はアホばっかりなのか、あの方たちに投票した人がだれひとりいません。だからそういう人たちがどんなご尊顔の持ち主なのかわかりませんし、なぜあの方たちを選ぶのか、理由を訊くことができません。何も直接うかがわなくても予想すればよいではないか、と思われるかもしれませんが、なにしろ想像を絶しているのですよ。



11月28日(月)ドイツ並みか!

 ともかくあの人たちには選挙民に届く言葉があったのだ、などと反省したりする人もいますが、ロジカルには、そんな言葉をもたないと投票してくれない側を批判するって方向だってありますね。閉塞感の打破なんて、そりゃナチズムだってそうだったんですよ。



11月29日(火)筋バ

 NHKの夜のキャスターは、以前からある大学の体育会出身であることを公言していて、これまでも「ひょっとして筋バ?」と思うことがありました。そして昨日は、地方分権やら地方自治やらが唱えられてきたけれどこれまではお題目に過ぎなかったように思われる、しかし今回のこの結果は今度こそそれを実現しようという意志が反映されたものであってよしとしたい、と番組を締めていました。そう言うのなら、地方分権やら地方自治やらを実現したい人がどうして<ひのきみ>を強制するのか、ぜひ説明してもらいたいものです。やっぱ筋バだな。



11月30日(水)遂行的矛盾

 奴隷契約は、契約としては無効とされています。契約を結ぶときには自由な契約の主体なのだから、どんな契約を結ぼうと問題ないではないかとも考えられそうですが、契約によって自由な主体ではなくなってしまうことがやはり問題だとされるのでしょう。「私は存在しない」という発話と同様の矛盾でしょうか。だとすると、「政治は独裁だ」と公言する人を選択することも、やはり問題ではないのでしょうか。残念なことに、現実はロジカルじゃありません。



12月1日(木)ガキんちょ

 何とかいうガキんちょが、紅白の出場に際して「みんなに元気をあげられるように…」という定型句を吐いたそうです。しかしそんなガキんちょに元気をもらったりしたら、その人はロリータ・コンプレクスとかペドフィリアとか言われちゃうんじゃないでしょうか。だとすると、逆に言えば、そのガキんちょの発言はセクシュアル・ハラスメントってことになるんじゃないの???



12月2日(金)そのしおん

 観ました。明日からは朝10時からか、夜8時20分からかの2回しか上映がないので、今日の最終は混み混みだろうと覚悟していました。できるだけ早くチケットを買おうとしたのですが、窓口にたどり着いたのは上映2時間前。ああダメだぁ〜、と思いきや、なんと、整理番号1番でした。そして感想。水野美紀の鏡に映った脚がよかったです。



12月3日(土)阿部のこと

 八千代総合調査の阿部から連絡がありました。ケータイのコンテンツ利用の「月額料金等の長期滞納が続いているとのこと」だそうです。なぜコンテンツ提供者から直接滞納の知らせがないのかと言えば、こちらがPCからのメイル受信を拒否する設定にしているため、それができず、そんなわけでご丁寧に阿部が代行しているというわけです。そうなんですよ、阿部はケータイ使って取り立ててくれてるんです。メアドを登録している以上、ドコモには阿部が何者なのかわかるはずなんですが、こんな親切なことをしてくれているのに表彰してあげなくていいんすかねぇ。私としては、人の親切は踏みにじり、裁判所からの法的措置を楽しみに待つことにします。



12月4日(日)knowing

 観たことがあったはずなのに、内容を思い出せなくて、ずるずると。あちらからやってくるのが白人ぽいやつなら、こちらから「やり直し」のために選ばれるのも白人のガキんちょ。資本主義も植民地主義も帝国主義も、悪のかぎりを世界に先駆けてやっておきながら、「やり直し」とは、はいはいどうぞお好きにやってくださいな、って感じでした。と、毎回思っているのに、内容を忘れるので、最後までずるずると。



12月5日(月)バカじゃなくて・・・

 この前ラーメン屋で「女はクリスマスケーキ」と言ってたバカのことを、今日の授業で、この前ラーメン屋で「女はクリスマスケーキ」と言ってたバカがいたのですが、と紹介しましたが、間違っておりました。正確には、この前ラーメン屋で「女はクリスマスケーキ」と言ってた大バカがいた、です。



12月6日(火)イデオロギー暴露として

 準強姦で逮捕された容疑者が、かつて、「男としての仕事がしたかった」だの「男になれた」だの言ってた映像がニュースで流されていますが、これってたんに「こんなこと言ってた英雄なのに…」的なメッセージに過ぎないのでしょうか。それだとまるでダメだと思います。もし、その映像が準強姦のイデオロギー暴露として使われているのだとすれば、それはそれは見事な批評だと思うのですが…。



12月7日(水)まっ、お詳しいこと!

 通り魔事件の容疑者が逮捕されて、「犯罪行動に詳しい臨床心理士」とやらが、あたかもその筋に明るい専門家のような口ぶりで言ってました。「被害者以外の人がいなくなった隙をみて犯行に及んだんですよ」と。へぇー、そうなんだ、って、当たり前だろ、アホが。まったく、なんでこんなやつらの説明を聞かなきゃいけないのか、さっぱりわかりません。こんな与太を聞いて、「なるほど」と容疑者心理を理解して、それでどうするつもりなんでしょうか。ひょっとして、容疑者は一人でいるところを狙う卑怯なやつだとか言いたいんでしょうか。やっぱり臨床なんちゃらほどあやしいものはない、ということだけはよくわかりました。



12月8日(木)この異様な状況

 こんなどうでもいい解説をするよりも、公衆の面前で臆面もなくナショナリズム丸出しであれを歌えちゃう市長や知事の心理を分析して欲しいものです。やっぱあれでしょうか、そんな解説しなくても、こういう心理がわからないとバカなんでしょうか。投票しちゃった人は、どう思っているのでしょう。よくぞ歌ってくれた、なんでしょうか。その調子で教育にも介入しちゃってください、なんでしょうか。私には、たんに恐ろしく思えるだけです。



12月9日(金)なぞ

 仕事から帰ってきて、何が悲しいのか、ボケーッと『ラピュタ』を見ていたら、問題のシーンがやってきました。「あの言葉」をいったいどのようにして伝えたのか、わからないのです。今日も確認しましたが、筆談はしていません。まさか手と手を重ねたらわかった???そんなことでわかっちゃったりしたら、その先一緒に生きていくのが大変ですよ。



12月13日(火)ざけんな、とは思うものの・・・

 今日は電話口で怒鳴られてしまいました。自分の要望がまったく聞き届けられず、不満がたまっていたのでしょう。私にはなんの関係もない話だったのですが、要望を伝えたい相手がつかまらず、電話をまわされてきた庶務も困り果てて、私のところにつながれたのでした。ひとしきり要件を聞いた後、名前を尋ねたら、「名前と連絡先を言うけど、ちゃんと連絡をくれるのか?」と尋ねられ、うかつに「はい」などと答えたら、あとでどうなるかわからないから、「要件は伝えるけど、その方が連絡するかどうかは、私にはわかりません」と言ったら、キレられたのです。どう考えても私は間違ってないと思うのですが、散々たらいまわしにされて、名前も電話番号もさらしてしまった挙句に、連絡してもらえないかもしれない可能性に言及されちゃったから、キレたんでしょう。ここに至るまでですでに、自分を中心に世界は動いていないことがわかっていたはずなのに、とどめをさされた感があったのでしょうか。

 私は瞬間湯沸かし器なので、そのときはムカッとして言い返しましたが、電話を切ってから、なんだか憐れみを覚えてしまいました。しかし憐れみを覚えるなんて、非常に傲慢です。自分の思うようにならないと相手構わず怒り出してしまう単純な人のことを、かわいそうだと思ったのですから。あ〜あ、怒鳴られた上に、自分の傲慢さについて反省まで強いられるなんて、実にいきづらい。



12月14日(水)ステキな管理社会

 性犯罪者の居住地届出を義務づけるという条例が作られるそうです。もちろん地方分権なのにひのきみを大切にする大阪府の話です。こうした犯罪者の再犯率は高いと言われてますが、高いか低いかなんて、なんの根拠もないことは、自明でしょう。「再犯の可能性がある」と言うのなら、まだやらかしてない人たちには、初犯の可能性があります。この手の犯罪をすでに犯した人たちの場合、初犯の可能性は0ですよ。臨床なんちゃららのカウンセリングを通じて社会復帰を支援するとか言うわけですが、それにもかかわらず再び犯罪が行われてしまったとしたら、その臨床なんちゃららが仕事に失敗したわけで、そのなんちゃららはそのことに対して責任を取らなくてもよいのでしょうか。



12月16日(金)お悔やみ

 竹村和子さんが亡くなっていたそうです。残念なかぎりです。これでバトラーの紹介やバトラー研究が滞ってしまわないことを切に望みます。



12月17日(土)茶番なんだけど・・・

 批判的な職員には反省文。絵に描いたようで笑えてきますが、しかし実は笑い事なんかじゃないですね。そもそもお好きな民間で、Yesしか言わない者をまわりにはべらせていたトップがとんでもないことをしでかしてきた、というアクチュアルな事例をご存じないんですかねぇ。



12月18日(日)だれが観るんだろう???

 金曜日にゼミの忘年会があり、三谷の映画を観るか、ロハス映画を観るか、どっちかを選ばないといけないとしたらどうする? という話になりました。なぜロハス? 小林聡美の近頃の映画のことです。それで結論としては、これは究極の選択ではない、なぜなら、三谷の映画は観るもんじゃないから、ということになりました。なるほど。



12月19日(月)バランス・オブ・パワー

 ビン・ラディンとカダフィは殺害され、将軍様も逝ってしまいました。こうなったら、おさるのジョージとかおさるのジョージのプードルとかにも消えてもらわないと、釣り合いというものがとれません。お願いします。あっ、どっかの市長でもいいかも。



12月20日(火)『奇跡』

 今月の1本として観ました。作品に出てくるバンド名が一瞬だけ示されますが、それってやっぱり「あれ」なんでしょうか。映画の感想を書いている何人かの方のブログには、やはり「あれ」のこととして説明されています。この監督の作品に共通して漂う(と思われる)「諦めなさい」感は、「あれ」の影響だったのでしょうか。やだなぁ。



12月22日(木)選択の選択

 夏の冷房28℃設定と冬の暖房20℃設定は、どちらが耐え難いか。ひょっとしてこの問いは、大阪市長と東京都知事はどちらが耐え難いか、と同一でしょうか。いえいえ、前者の選択の方がまだましであることは明確なので、そうだとすると、その温度設定で我慢できるじゃん、という話になりかねません。実に困ったことです。



12月23日(金)な、なんと 1

 ビン・ラディンの米軍特殊部隊による殺害はとんでもない暴挙だと、通常考えられるものだと思っていました。ところが、出版社が送ってくる○○通信のようなある小冊子に、「このたびのアメリカ政府の方針はそれなりに納得でき」、ビン・ラディンを「真似る人間が二度とあらわれないようにシャット・ダウンすることが世界にとって肝要だった」とお書きの方がいました。そういう見方をする大学関係者もいらっしゃるのかと、純粋に驚きました。



12月24日(土)な、なんと 2

 <浜岡原発の停止は当然であって、それを提案することによって前首相が政治的延命をはからんとしているのなら愚かとしかいいようがない>。前首相に対するやめろバッシングは、浜岡原発の停止に言及したからこそ、激しさを増したのだと理解していたのですが、そのようには受け取らない方がいらっしゃることに、純粋に驚きました。お書きになっているのは前日の記事と同じ方なんですが、これらの見方には何か共通するものがあるのでしょうか。たんなる偶然の一致なんでしょうか。よくわかりません。



12月25日(日)M:I-2

 「不可能なミッション」ってどういうことなんでしょうか。実現されちゃったら、不可能じゃないってことになるでしょう。スパイの眼目は、虚偽にあるってことなんでしょうか。それにしても、レクターが政治がらみのちんけな指令を出すなんて、実はお金に困っていたのでしょうか。



12月26日(月)ポスト民主制

 ヒトラーは、大衆の前ではつねに厳しい顔をしていました。いわばハードな全体主義なのでしょう。それに対して、頻繁にキモい笑顔を見せてるのがいます。民主制が、ワイマールのような短期間のものではなく、曲がりなりにも一定期間維持された場合、その次にやってくるポスト民主制としての全体主義は、ソフトなものになるのでしょうか。まあ、ハードなクソもソフトなクソも、クソであることに変わりはないのですが…。


12月27日(火)ソフトなクソ

 「庁舎内での政治的活動を認めない」として、庁舎内から当該の政治的活動を排除することそのことは、庁舎内での新たな政治的活動ではないのでしょうか。「細部に政治は宿る」という言葉をご存じないのでしょうか。



12月28日(水)家族的類似性???

 あるサイトのニュースの見出しには、このところ、哀悼は見せかけのものにすぎない系と、ある市長のどっこいしょ系とが2つ並んでいたりします。やっぱイデオロギー的にはそういうことなんでしょうか。



12月29日(木)『カサンドラズ・ドリーム』

 ウディ・アレンのロンドン三部作の三作目と言われている作品でした。ユアン・マクレガーもコリン・ファレルもなかなかでした。ロンドンに住む人はカリフォルニアなんてバカにするもんじゃないかと思ってましたが、そうでもないようでした。やっぱ雨ばっか降ったりしないのがよいのでしょうか。



12月30日(金)なかなかです



 全身真っ赤なその名も「一味」をネット通販で購入しました。「激辛!」って書いてあります。わざわざ、手書きの礼状が添えられていました。そんなにネットで購入する人が少ないのでしょうか。なかなかいい味出してますが…。



12月31日(土)『誰も知らない』

 ムカムカしながら観てましたが、1時間過ぎたくらいで映像が飛び始めて、最初は我慢していたけど、あまりにもひどいので観るのを断念しました。なぜそんなについているのかわからないほど、傷がついていました。さっそくチェンジのメイルを出したのが、昨日の話で、今日、改めて「発送した」という連絡が届きました。そんなわけで、大晦日は『ゴッドファーザー Part II』を途中まで観ました。



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