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CATプロデュース 上演時間 2時間
6週間のダンスレッスン
作 −リチャード・アルフィエリ
演出ー西川信廣
出演ー草笛光子、今村ねずみ(予定)
あらすじ
45歳のダンスインストラクター、マイケルと68歳の未亡人リリー。二人はリリーの自宅で6週間のソシアルダンスレッスンの契約を交わした。レッスン当初は喧嘩ばかりで互いに認め合いない二人。
1週目スイング、2週目タンゴ・・・自分がゲイで、差別を受け続けてきたこと。亡くなってからようやく許せるようになった夫とのこと。孤独の中で生きてきた二人は次第に心を開くようになる。3週目ワルツ、4週目フォックストロット、5週目チャチャチャ・・・母の看護の為にダンサーを辞めこの地に移り住んできたマイケル。老いることへの恐怖を打ち明けるリリー。様々な話や出来事を通して、二人は慰め合い認め合う。
6週目コンテンポラリーダンス。
レッスン契約の終了を悲しく思う二人。その時突然の動悸に襲われるリリーは、自分がリンパ腫におかされていることを告げる。
解 説
物語の初めは、マイケルが妻帯者を装い、リリーも配偶者が健在でダンスレッスン中はいつもたまたま散歩に出ていると説明する。現実はそれぞれ孤独と差別のつらい体験をしてきた二人であった。
やがて、ダンスのレッスンを通じて理解し合い、慈しみ支え合う関係に変わっていく。互いに手を差し伸べ合いながら、それぞれの人生を謳歌する為に生き始めるラストシーンが感動的だ。楽しい会話の中にも、現代に生きる私たちにもっとも大切なものは何かを伝えてくれる作品。
劇団プロフイール
創業以来30年、舞台の裏方として様々な舞台製作にかかわってきたCATが、2001年4月に舞台の企画制作を専門に手がけていく会社となりました。