ロック黄金期に様々なアーティストによって演奏されたサンプラーの元祖であるメロトロン。 1960 年〜70 年代のテクノロジーでは鍵盤ごとにアナログテープレコーダーのメカを装備するというのが基本的な仕組みでした。ある音色を予め録音したアナログテープを走行させ鍵盤ごとに用意されたテープヘッドで再生するため、ピッチは不安定で再生時間は 8 秒間のみ、ヒスノイズが出るなど多くの欠点はありましたがその独特でレトロなサウンドは今でも多くの人々を魅了して止みません。
Memotron はそんなメロトロンのデザインを採用したプレイバックサンプラーです。デジタルテクノロジーの採用により、オリジナルのメカニズムは排除され重量こそ数分の 1 になりましたが、その伝説のサウンドは見事に継承されています。
アナログテープに代わり、CD-ROM から 3 つのトラック ( A / B / C ) にサンプルファイルをロードすることで 3 種類の音色を演奏することができます。もちろんオリジナル同様に A と B、B と C の 2 つの音色を任意にミックスすることが可能で、さらにテープスピードを半分にした時の、ややローファイになりながら発音時間が 2 倍の 16 秒間になるところまで忠実に再現されています。
音量、アタックタイム、リリースタイムはトラックごとに設定でき、高品位な 15 種類の空間系デジタルエフェクトを内蔵しているため、よりイメージ豊かなサウンドを創造することができます。
専用の CD-ROM は基本となる Vintage Collection が 1 枚付属。
オプションとして Studio Collection と Berlin School Collection が用意されています。
各音色はさすがに Manikin Records というレーベルを併設するメーカーだけあって、 King Crimson や Genesis などを想起させるすばらしい音色に仕上がっています。さらに GMEDIA 社の M-Tron のファイルの読み込みも可能。ただし本体にメモリーの機能がないためデータの保存にはコンパクトフラッシュ(別売)が必要です。
鍵盤はオリジナルと同様に G から始まる 35 鍵 ( +/- 24 半音の範囲でトランスポーズ可能 )。ステージではこだわりの MIDI キーボードとしても活躍します。
*ブラック・バージョンが新登場(受注生産) |