BAE Audio (Brent Averill) はこれまでの数多くのヴィンテージ Neve 1073 の改造で得たノウハウを全て投入し、新しい 1073 を完成させることに成功した。この Classic 1073 はオリジナルと同じ Carnhill ( St.Ives )製トランスを採用、プリント基板のアートワーク、コンデンサーなどのパーツ、更にはシャーシに至るまで忠実に再現され世界中のスタジオで高い評価を得ている。この Classic1073 の EQ をアップグレードしたバージョンが Classic 1084 だ。
Classic 1084 は ClassA の回路を採用している。 +48V ファンタム電源を持つマイクプリアンプ部は特注の Carnhill ( St.Ives )製入力トランスでバランス入力に対応、スイス ELMA 社の精密 22 接点ロータリーアッテネーターで +20dB 〜 +80dB ゲイン調整が可能。ライン入力もトランス方式のバランス入力で -10dB 〜 +20dB のゲインを持つ。イコライザー部は3バンドの EQ とハイパス・フィルターによって構成される。 High ( 10k/12k/16kHz )と Low ( 35/60/110/220Hz )の各バンドは +/-16dB のシェルビング、 Mid ( 350/720/1.6k/3.2k/4.8k/7.2k )は ピーキングを採用。 Mid は [Hi-Q] スイッチで 2 種類の Q 値を切換えて帯域幅を +/-12dB か +/-18dB で選択可能なパラメトリック仕様。ハイパス・フィルターは 18dB/Oct ( 50/80/160/300Hz )。そのため1073 と同様のオールド Neve サウンドはそのままに、よりバーサタイルなイコライジングが可能になった。特にボーカルと様々なアコースティックと電子楽器の録音に効果的だ。フロントパネルには Hi-Z 端子を装備しており、 DI としての使用も可能なのは他の BAE Audio (Brent Averill) 製品共通の特徴である。コンソールのフェーダーに相当する高品質な Clarostat 製ボリュームも装備されているため、レコーダー等に直接接続した場合のレベル調整も容易だ。 |