BAE Audio (Brent Averill) はこれまでの数多くのヴィンテージ Neve 1073 の改造で得たノウハウを全て投入し、新しい 1073 を完成させることに成功した。この Classic 1073 はオリジナルと同じ Carnhill ( St.Ives )製トランスを採用、プリント基板のアートワーク、コンデンサーなどのパーツ、更にはシャーシに至るまで忠実に再現され世界中のスタジオで高い評価を得ている。Classic 1023 はそんな Classic 1073 をアップグレードしたデラックス・バージョンだ。
Classic 1023 は ClassA の回路を採用している。+48V ファンタム電源を持つマイクプリアンプ部は特注の Carnhill ( St.Ives )製入力トランスでバランス入力に対応、スイス ELMA 社の精密 22 接点ロータリーアッテネーターで +20dB 〜 +80dB ゲイン調整が可能。ライン入力もトランス方式のバランス入力で -10dB 〜 +20dB のゲインを持つ。要となるイコライザー部は 1073 と同様の3バンドの EQ ( High :シェルビング / Mid :ピーキング /Low :シェルビング)とハイパス・フィルター(シェルビング)で構築されているが、 1023 では今日のあらゆる音楽に対応できるように大幅な改良が施されている。 Classic 1073 と比較して High の周波数が 1 ポイント ( 12KHz 固定)から 5 ポイント( 10k/12k/16k/ 20k/ 24kHz )に、 Mid の周波数は 6 ポイント( 360/720/1.6k/3.2k/ 4.8k/7.2k )から約 2 倍の 11 ポイント( 160/270/360/510/700/1.6k/3.2k/4.8k/7.2k/8.2k /10k )に拡張された。そのため 1073 の Class A 時代のオールド Neve サウンドはそのままに、より繊細で大胆なイコライジングが可能になった。フロントパネルには Hi-Z 端子を装備しており、 DI としての使用も可能なのは他の BAE Audio (Brent Averill) 製品共通の特徴である。コンソールのフェーダーに相当する高品質な Clarostat 製ボリュームも装備されているため、レコーダー等に直接接続した場合のレベル調整も容易だ。 |