邂逅の旅 古処山本覚寺 北海道の夕日: 制作 SENSET MEMORY

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本尊 三宝尊
開基 山田智祥上人
建立 昭和二十五年

  福岡県甘木市秋月町野鳥

交通機関
  JR博多駅から日田・杖立方面行バス
  甘木下車タクシー十分。
  基山駅で甘木鉄道乗り換え甘木駅下車
  タクシー十分。

付近名所
  秋月城址、古処城址、秋月の町並み、
  ホテルビアントス、八女グリーンホテル、黒門、
  長屋門、目鏡橋。


ながいきも よろこびもみな 本はちえ
           覚らせたまえ なむかんぜおん


縁起
 
筑前国秋月は筑紫の小京都ともいわれ、山紫水明風光明媚な静かな城下町である。
 遠くは神功皇后の羽白の熊鷲征伐に始まり、鎌倉時代より秋月・黒田両氏の城下町として八百年の間栄え史跡に富んだ町である

 町の東にそびえる霊峰古処山(八六二米)は仏教大師唐より帰朝の砌り、この山の霊木をもって薬師如来七体を彫まれたと伝えられ薬師堂の地名が残っている。
 天明年間は天台宗修験道場として大いに栄えた。降って大正末期には真言宗によって古処山八十八ヶ所が開かれ大いに盛況を呈したが戦後荒廃した。
 当山は昭和二十五年、山田智祥上人により霊場復興のため山伏屋敷伊賀坊跡に一宇を建立し中山妙宗に所属した。第二世松木祥覚(当住)その後日蓮宗に復帰し、昭和五十年より本堂庫裏諸堂の建設に着工、約十ヶ年を経て現在地に漸く完成した。
 外宮守護神堂には霊勅により願満香取大明神を勧請、そのほか七福稲荷大明神、黒田藩主の霊として末広大明神を併せて祀っている。

          九州三十三観音霊場会編「九州三十三観音めぐり」より          11.02.2003

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