邂逅の旅 東嶽山西光寺 北海道の夕日: 制作 SENSET MEMORY

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本尊 虚空蔵菩薩
開基 行基菩薩
建立 貞亨四年


  長崎県佐世保市上柚木町

交通機関
  JR佐世保線佐世保駅から
  バス柚木小学校西光寺前下車。

付近名所
  九十九島、平戸、ハウステンボス、
  日本一の藤棚、石仏群、


はるばると 大師のみあと したいきて
               今ここに聞く 錫杖の声



縁起

西光寺の歴史は、肥前風土記の世界まで遡ることができる。風土記の中に土蜘蛛の健津三間が「山を越えて逃げ、落石の岑に走りき」という記述がある。この落石とは流星の隕石で、その後、佐世保市八天岳の・天宮に御神体として祭られることとなった。この八天宮が西光寺の鎮守となる。又、この本地仏として行基菩薩開創の虚空蔵菩薩が、西光寺蔵堂の本尊となったのである。
後世、西光寺は平戸松浦藩の祈願寺として広く信仰されてきた。現在の西光寺は西海の真珠と呼ばれ、その美しい庭園には天然記念樹のオオムラザクラやノダフジ等が四季折々に咲き、多くの行楽客が訪れる。
さらには虚空蔵菩薩は智恵と富を授けて下さる仏様として、高齢者のぼけ封じ、学生の学徳成就、七福即生等のお参りがある。
西光寺は、ぼけ封じ三十三観音札所第三十番、九州八十八ヶ所第七十三番札所、肥前七福神の霊場として賑わっている。

         九州三十三観音霊場会編「九州三十三観音めぐり」より
           10.19.2003

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