<鋼竜 『ムブロフスカ』>

先ず最初に説明せねばならないことは、この者は龍ではなく竜であると言うことである。
竜でありながらにして龍と呼んで遜色の無いほどの力を秘めている。
その鋼の肉体は身体能力に特化した証であり、ロゼとは対照的に肉体派と言えよう。
無骨な外見は名が体を現すかのごとく戦闘に特化した証であり。
通常龍が持つ龍語魔法を知り得ないことからもそれは伺える。


また、彼の竜は疾風龍ロゼに追従する僕にして、こと謎の多き存在である。
それは通常人の形を取って行動するということからも推測できる。
無論本体は竜の姿なのであるが、人に関する知識も深くまた関与力も高い。
それは龍ではなく竜と言う地位に則した部分が大きいのだろう。
その為疾風龍ロゼの無き左の翼として、日夜東奔西走しているようである。
その事から他の龍より反感を受けやすく、自由に動ける身でありながら敵も多く縛る勢力も強いと言えよう。

人の姿の時は【ゲイ・ボルク】と呼ばれる魔槍を用いて戦い、その破壊力たるや一撃で山をも穿つ。
しかしその魔具の出所や使用技術なども一切不明である。



情報データデータ

・体長:不明
・体高:不明
・体重:不明
・形状:鋼の肉体、鋼の翼、漆黒の中で黒光りするその身体はロゼよりも大きい。空を飛ぶ姿はまるで生きた鎧の竜が空を翔るかのよう。
・補足:仕える龍はロゼ