猛->@将とはいえ、その上には王が居る。 猛->@戦から戻れば報告は必須であり、それは義務でもある。その形式はいかに悪行が常識の冥界でも同じだった 猛->@それ故に尋問官は今回は楽な仕事だと思っていた 猛->@冥界でも常識人と名高いサブラクが相手だと聞いたからである、今日は早く帰れると若干浮き浮きしてたりもした 猛->@けれど現実は厳しかった。冥界でも現実は厳しい 猛->@ここは冥界の門と呼ばれる場所。材質の分からない漆黒の石材で作られた陰気臭い建物の中、人間の脂で作った蝋燭が明かりを灯している 猛->@ユラユラと揺れるオレンジ色の光が、尋問官の困りきった(ように見える)髑髏の貌を浮かび上がらせる 猛->尋問官>『ええい聞いておるのかっ、貴女が言っておるのは嘘だろう嘘! 拷問を受けてぴんぴんしてる奴がどこに居るっ!?』』 猛->@尋問官はカポーンと入れ歯がぶっ飛びそうな勢いで喚き散らしている。 サブラク->サブラク>『♪』(そんな髑髏の尋問官を前に。多分、あんまり聞いて無さそうな顔で、わざわざ彼女のためだけに人間界から取り寄せたオレンジジュース(100%)を啜ってる) サブラク->サブラク>(コップも、勿論人間の職人からわざわざ買った硝子細工。ついでにスーパーに買いに行かされたストローを挿して、じゅるじゅるじゅる) 猛->尋問官>『カーーーッッ、尋問室で寛ぐとは何事かーーッッ!!』 サブラク->『…あ。なくなりました。おかわり下さい』(とん、とコップを差し出した) 猛->尋問官>『あるかぁっっ!!』 猛->@青筋があったらきっとプッツンしていただろう、尋問官は叫びと共に目の前の金属製の机を豪快にちゃぶ台返ししたっ 猛->尋問官>『我輩は真実を話せと、言っているのだっ!』 サブラク->『無いのですか? 全く、気が利きませんね……』(ハァ、と溜息ついてから。飛んできたちゃぶ台を跳ね除けつつ)『ですから。先程から申し上げている通り…』 猛->尋問官>『これは我輩の権限による命令ではない、貴女の義務から生じる責任なのだっ!! 我輩に六王様に嘘を報告させるつもりかっ!?』 サブラク->『ですから、真実です。それはもう語るも涙話すも涙の(注:聞く方無視?)の悲惨な拷問物語がですね』(ハンカチを取り出して、目元を押さえている。因みにまだ人間の形を取っている) 猛->尋問官>『ほほぅ、では真実にソロモン72柱を担う悪魔の将たる者が、立った数名の人間に捕まり挙句拷問されたというのだな?』 サブラク->『其の通りです。いやはや、人間とは凄まじいものですね…あれほどの覇気がある者達は、是非我が眷属に迎えたかった』(しれっ) 猛->尋問官>『その時は是非我輩にも一匹譲って頂きたかったものですな。……良いだろう、貴女がそういうのならばもはや、体に聞くまでのこと』 猛->@ジュルリと背骨から、何か生々しい素材で出来た鞭を引っ張り出す尋問官 サブラク->『ほう。……身体、ですか?』(にこりとしたまま。…何か、若干笑顔の質が変わったような)『あらあら。痛そうな鞭ですね、そんなもので馬を叩くのは感心しません』 猛->尋問官『我輩の任務は真実を抜き出すこと、このまま上に伝えれば首を飛ばされて挙句叩き割られますのでな』 猛->尋問官『吐くまで止めませんからな! 歯を食い縛り、覚悟なされよっっ!!』 猛->@ほんの少し手首を捻り、翻した勢いで鞭は金属製のテーブルを弾き飛ばす サブラク->『個人的には、貴方の首が飛ばされて叩き割られようと構いませんが……ところで』(にこり。弾き飛んだテーブルを、その手で掴み…) 猛->@そしてそのまま蛇がうねり、空中の鳥を落すかの如き勢いで鞭が首筋に叩きつけられる 猛->尋問官『我輩も慈悲深さでは名が通っておりましてな。顔だけは勘弁して差し上げよう、もっとも、最初のうちだけだがねっ』 サブラク->@――風圧が、通り過ぎた。腕の一振りで、机が自壊するような速度で飛ぶのが見えたか如何か。鞭を弾き様…ドボンッ! と音を立てて。要塞の役割も果たす壁を、ただの机が貫通した…) 猛->尋問官『ヒィッッ!?』 サブラク->『……先程から、ソロモン、ソロモン、と繰り返して居られども。ワタクシが誰なのか、頭が回っておりませんか?』(振り切った腕を戻せば、その手を渦巻くのは、鮮やか過ぎる緑の魔力) 猛->@破壊音と共に、鞭の中腹から先が消し飛んでいた サブラク->(さらに魔力が、鎧を形成し。身体を覆い。髪の中ほどから、色が変わっていく)『先程から貴方は、誰を相手に、喋っているのか。理解出来ていますか?』 サブラク->(立ち上がりながら。その腰に刺さった二本のサーベルを引き抜けば…その刀身に巻き付くのは、壊疽と石化を伴う、破滅の印)『そして其の手は、誰に向かい鞭を振るったのか…』 猛->尋問官『誰が相手であろうと反逆行為であることに変わりはあるまいっ!? き、貴様っ! 我輩にこのようなことをしてただで済むと……』 猛->尋問官『様が……お怒り……ぞ……』 サブラク->『このサブラクを相手にして、鞭を向けたのは貴方。……私に、このようなことをして、ただで済むとでも』(にこりとしながら。その剣を、振り上げていき…) 猛->@骨は灰色に変色し、質量を増やし、服は撓むのを止め、ただの石と化していく 猛->@カタカタと虚しく動いていた顎もやがては動かなくなり…… サブラク->『蝿王も、光王バイモンも、あの侯爵アモンでさえ。ワタクシには、もう少しマシな口を訊きましてよ…って、あら。抜いただけで石化してしまうだなんて…』 猛->@ただ恨めしそうに、風通りが更に良くなった眼がサブラクを見つめている サブラク->『……所詮は、ただの士官ですね。全く、たまには斬らせて貰わないと』(剣を、剣に納め。其の身を、翻した) サブラク->『……あ、其処の方。オレンジジュース、お願いしますね』(にっこり) 猛->@バタバタした音が聞こえたかと思うと、付近から人の気配が一気に消え去っていく。 猛->@どうやら、誰もが我先にと逃げ出すようにオレンジジュースを買いに走ったようだ サブラク->『うむ。やはり、あの世界を我等がものにしたときも。オレンジは残してもらえるよう、六王様にも検討して頂こう』(うむ、と、一人そんなことを頷いているのであった) サブラク->@ サブラク->@と、まァこんなとこか? 猛->@後日談として全国のコンビニからオレンジジュースが無くなる事件がおこります(ぉ サブラク->@皆さんメッチャハッスルしとる(ぁぁ) たつき->@オレンジか。マンゴーじゃないのね。 雫->@買いすぎだオレンジジュース 猛->@サブラクはオレンジ、と。六王さんはなにになるかね……(ぉ 珮李->@でも全部飲むんだろうな 猛->@さて、では時間もないことですし本編に移りますか たつき->@六王はベリーメロンとか? 雫->@うい〜 猛->@べりーっ!・ サブラク->@因みに六王ってのは、蝿王ベルゼブブ、光王バイモン、侯爵アモン、魔王サタンに冥王(名前忘れた)、あともう一人で構成されてます サブラク->@冥王とあと一人誰だっけ…(度忘れした) たつき->@バス時間のため、途中で落ちる可能性があるのですが、参加してても問題ないですかね?場合によっては池ポチャ中で、今回は見学のみでも構いませんが。 猛->@人数が少ないので時間まで参加して頂いた方が嬉しいですね たつき->@了解ですー サブラク->@何か、敵役じゃないのが久しぶりな気がする、オレ 猛->@まぁ黒斗さん以上の敵役は難しいですが 雫->@黒斗さんを越える適役をやるには血の滲むような事をしなければいけない気がします 猛->@その分シチュレーションを考えて演出しますよ。サタンとの最後の決戦をどうかご堪能あれ 珮李->@修行をしないとだめそうですな サブラク->@堪能準備おけ。期待してます 猛->@この時間だとサタンが出てきたところで止まりそうですけどね(笑 猛->@では始めましょうー 猛->@ 猛->@能力者たちがサブラクを退かせ、辛うじて六本木ヒルズの制圧に成功したのと同時刻。 猛->@陸上自衛隊がヒルズの制圧と国内の悪魔への対処に奔走している中、海上自衛隊もまた緊張が最高潮に達しようとしていた。 猛->@『舞鶴基地』――日本海における海上自衛隊の最重要拠点。 猛->@この基地の長。航空基地隊司令、貞元康平一等海佐は毎分ごとに飛んでくる報告に頭を痛めていた。 猛->「北はまだ動かないか、まったく軍隊とは思えん遅滞さだな。……それとも何かを用意しているのか」 猛->「アメリカ海軍輸送艦隊から連絡が入りました! 『当艦隊は現在正体不明のバケモノと交戦中であり、駆逐はまもなく終了するが一旦本国に戻らねばならない。到着は1週間遅れる見込みだ』とのことです」 猛->「分かった、出来る限り早くしろと言っておけ。空軍の到着はいつだった?」 猛->「本日12:00です。ただしこちらも正体不明のバケモノとの交戦が予想されます、空を飛ぶものも確認されていますので」 猛->「目の上のコブだな。 ……敵は十分駆逐可能な強さなんだな?」 猛->「はい、目標が小さいのは厄介ですが。戦車ほどの強さもないとか。目視も可能だそうです」 猛->「上からの情報と食い違いがあるな……、数を頼りに粗悪品の雑魚をばら撒いているということか」 猛->「そのようですね。北に攻撃の機会を作っているつもりなのでしょう」 猛->「日本国は悪魔の力を得た、か。まったく、誰だそんなことを言ったやつは。あるなら欲しいところだぞ」 猛->「報告っ!!」 猛->「なんだ? ノックぐらいしたらどうだ」 猛->「申し訳ありません! ですが緊急なんです!! ぼ、防衛省からの通信が途絶えましたっ!?」 猛->「―――なんだと?」 猛->「それだけではありませんっ! 同時にスパイ衛星からの通信があり、北が衛星発射弾道ミサイルを衛星軌道上から日本に向けて発射準備中とのことですっ!」 猛->「な、なんだとぉっ!?」 猛->@―――全てが、何者かの手の上で動いていた 猛->@ 猛->@ 猛->@対悪魔撲滅秘密結社『月光』、その名古屋支部にて2人の男女が言葉を交わしていた。 猛->@海外に行っていた鷹が何故か一人でこの支部に帰還し、その足で司令室まで来たのをさくらが対応しているのだ。他は治療室だった 猛->@鷹の装備は随所が汚れ、破け、浮浪者の方がまだマシと言った風体である。スラムにでも潜入したのだろうか 猛->さくら>『月光』内では意見が割れているようですが、霧咲さんの指示で何とか纏まりそうです。『月光』は今後、陸自の一部として公の機関になるでしょう。 猛->鷹>生きてたら、な。 猛->さくら>……『BabeL』ですか 猛->鷹>鶴岡楠治朗が手を回している可能性があるものはそれが一番可能性が高い。ロシアから北に流されたのだろう、社会主義の報復というヤツだな 猛->さくら>最高で秒間20Kmで迫る超高速目標殲滅システム、しかも威力が2メガトンとなると……日本の腹に風穴があきますね 猛->鷹>東京がなくなれば日本は北の物に、そして北を倒したアメリカの物にでもなるだろう、案外あそこも一枚かんでいるかもしれないな 猛->さくら>……分かりました。情報は以上ですか? 猛->鷹>いや、最後にもう―――― 猛->@言い終わる前に、鷹の大きな体が沈んだ。唐突に、ドサリという音だけが司令室に響いた 猛->さくら>鷹隊長? 猛->@蹲るその足元には、小さな赤い水溜りが広がっていた。……撃たれていたのだ、彼は 猛->さくら>っ! 私としたことがっ! 誰か居ませんかっ、治療室に怪我人を運びますっ! 猛->@予期せずして、皆は治療室で鷹と再会を果たすこととなった 猛->@ 猛->@ 猛->@――『治療室』 猛->@やっと池ポチャから出てこれたばかりの皆の部屋に、鷹が搬送されてきた 猛->@慌てて処置を開始する主治医を横目に……というところから開始です 猛->@前回の戦いから3日後。皆さんの傷は7割が回復していると思って下さい サブラク->旋>(そーっと、どたばたしてる治療室のドアを空けて。ヒルズ戦の時、『ワシは行くところがっ、いや決して殺血悪霊の諸葛凛さんの握手会では――』とかトンズラかましたヤロウが…) 猛->誰だよ折角寝てたのに…… 珮李->んっ…な、何か騒がしいなぁ… 雫->あふあぁぁぁ……ホント、いきなりうるさくなったわね(大きな欠伸をして サブラク->旋>(ビクッ。サッ←皆が起きてきたまで、ダンボールに隠れる不審者) たつき->ん〜…?(横になったまま目をこすり) 珮李->まだ背中が痛むか…(何か入り口の方で高速の影が動いた気がして首傾げ) 猛->主治医>血が足らんっ! 誰か血をよこせっ! いやよこしやがって下さい!?(←ちょっと慌ててる主治医) O型だ! 旋->旋>……(←O型。けどすげぇ出ていきにくい) 雫->なんだかバタバタしてるけど、私B型だから〜(手をひらひら 猛->@移動してきたベッドの上には腹部を3発ほど撃たれている鷹が、ゼイゼイと吐息を漏らしている 珮李->(もそもそベッドから降りて)というか、急患かね…? たつき->血?ダメだな。俺もBだし…第一よこせるほど血は余ってない(まだ顔色が悪い 珮李->ボクAB型だから…って、鷹ッ!? 旋->(…すげぇ苦しそうな鷹を見て)クッ、ええいままよっ! さぁ使えッ。大丈夫、半分人間じゃないけど鷹さんはもっと人間じゃないから!(がっばぁっ!! と出てきた) 猛->だよな、怪我人から血を取っちゃダメだって。……って鷹さんっ! つか旋どこに隠れてたんだよっ!? 旋->イン・ダンボール(きらっ☆) 猛->スネークかお前はっ!? 旋->ファンです☆ 珮李->というかどの面下げれここに来たかな(じろ) 雫->鷹くんと旋くんどっちに突っ込めば良いのかわかんないわねぇ… 旋->(ぎくっ) 旋->(どかっと献血台に右腕置きつつ、椅子に座り) 猛->主治医>彼が失礼なこと言うなー、とか言ってる気がするが緊急事態だ。献血感謝するぞい 珮李->まったく…まぁいいけどさ。旋だし(その一言で片付くらしい) 猛->@ブットイ注射器を取り出し、消毒もそこそこにブスッ! ズモモモモモッッ(遠慮の欠片もねぇ) たつき->ま、逃亡した分は搾り取ってもらえばいいさ<血>旋 旋->うひょぉぉぉっ!(吸われた) 雫->おぉ、凄い手際(献血を見て 珮李->…鷹の血が逆に入って薄くなればいいのに たつき->…もしかしたら副作用で髪が生えてくるかもな 猛->主治医>ふむ、君は生きがいいなぁ。……よし、これで当面は大丈夫だろう(血をパックに移し、吊るして) 旋->……(ぐったり) 珮李->旋の血には増毛効果が期待できるんだね。 猛->体中に生えてきそうな気もするけどな 珮李->……むっく?(またか) 雫->全国の薄毛のO型が殺到するわね 旋->呪いをかけておこう。すね毛が伸びて髪の毛減るような。 猛->鷹>かぁぁ……けぇぇ……るぅぅ……、なぁぁぁぁー……… 珮李->それよりボクはキミが貰っただろう諸葛凛のサインが盗まれることを祈るよ。 旋->さぁ、髪の毛よっ、減…ヒョオォォォッ(バリバリバリーッ、と感電して)…馬鹿なッ!? オレの魔力が弾かれただと!? たつき->鷹の声に怨念がこもってる 雫->鷹くんの怨念は半端ないわねぇ 珮李->極限状態だから余計強いね。 旋->くっ、オレの呪いより遥かに強力な怨念か…ッ 猛->鷹>薄毛の念力を思い知ったか、と言う顔をしている。喋るだけの体力は無さそうだ 旋->まだ痺れている…あの時喰らったスタンロッド以上の威力だ…… 猛->主治医>元気なのか死にかけてるのかどっちだね、彼は…… 旋->元気だけど死に掛けてるんです。 猛->さくら>(遅れて治療室に入ってきて)鷹さんなら死ぬほどの傷ではありません、騒がないように たつき->さあ?ところで、鷹がこうなった原因が知りたいんだが… 旋->ちなみにね? 本気でトンズラこいてたわけじゃないのよ? さくら支部長には着信拒否されて連絡出来なかったけど。 雫->何か酷いしね。死なないにしろさ 旋->って支部長!? いやこの度は…あ、其の前にお土産です。栃木のさくら饅頭(差し出した) 猛->さくら>それは私も聞きたいところです。………はい?(鷹が口をパクパクさせているのに気付き 猛->さくら>(一瞬目を思いっきり輝かせ)……た、食べ物に釣られるとでも思ったんですか。ですが勿体無いので受け取っておきます 珮李->何故栃木…(鷹のほうを見て)あれ、何か言ってる…? 雫->饅頭につられない……いや、つられるんじゃ(ぼそ 旋->美味しいですよ。えぇ、是非受け取って下さいね(押し付け) 猛->さくら>そんなことはありません。ダンボールに入ってた理由はちゃんとお伺いしますので。……饅頭は嬉しいですが(ぼそ 珮李->ちゃんとコントロールして食べないと胸以外が増えるよ(ぼそそ) 猛->鷹>………だ……(掠れる様な音が漏れる) 旋->(ぱしっ、と珮李の口押さえ) 雫->珮李はいっつも勇者よね 珮李->Σむぐっ… 旋->他の人も静かに。鷹さん、何か言ってる。 猛->主治医>君、無茶してはいかんよ。横隔膜も貫かれているんじゃぞい 猛->鷹>忘れるな……『天地のハザマ』、だ。それが……鍵、に……… 猛->@咳き込み、慌てて主治医が口を塞いで治療を再開する 旋->……『天地のハザマ』? 殺生石の次は、富士山行けってのか? 日本に限らないならチョモランマってとこか  珮李->それが鍵にって言ってたけど、どういう事だろ。 たつき->さくらは何の事かわかるか? 雫->どちらにしろヒントがアバウトね…わかりづらい 猛->さくら>あるいは何かのキーワード、と言ったところでしょうか。調査するにしても今はあまりに時間も人材も足りませんね…… 猛->さくら>それより、鷹さんには失礼ですが皆さんにはより重要なことをお伝えに参りました 猛->さくら>(スゥ、と。一呼吸置き、皆を見渡す) 猛->さくら>日本に核ミサイルが打ち込まれようとしています たつき->……は? 雫->…………これはまた唐突な、と言うべき? 猛->さくら>そして同時に、防衛ミサイルを打ち返すための組織。……防衛省のメインコンピューターが乗っ取られました 珮李->……うわぁ…。 旋->……いやァ、唐突ではないでしょう。今のご時世、戦争と来たら核…って。うわーぃ、其処は… 旋->…つーと、対空ミサイルは勿論、対ミサイル用のチャフも撃てないってことですか? 猛->さくら>大型兵器は殆どアウトでしょう、システム系が殆どダウンしているのですから 猛->さくら>現状、日本はミサイルを迎撃できない状態にあります。無論ですが考えるまでもなく悪魔の仕業です 猛->さくら>……ここまで言えば分かりますね? 今回の仕事は防衛省を乗っ取った悪魔の排除です たつき->随分と大きな仕事だな。病み上がりの俺たちでいいのか? 旋->…来るんじゃなかった… たつき->今度は逃げるなよ>旋 猛->さくら>六本木ヒルズに攻め込んださい、130人居た能力者のうち5割以上が動けない状態となりました 珮李->帰るの?(じー/ぁ) 雫->いざと言う時は旋くんを盾にすることも考えないとねー 旋->盾にし返してやる。 旋->けどまァ、訊いた以上は逃げれないって。支部長が鬼のような形相で、ヒルズで暴れ回った噂は聞いたし。 猛->さくら>今回は少しでも動ける者が居れば総動員と言う形です。もはや体裁は構っていられないのです、24時間以内に排除しなければこの日本が消えてなくなるのですから 珮李->あぁ、それは……(自分で口を閉じた) 猛->さくら>誰が鬼ですか 旋->女の鬼は可愛いってのが冥界の常識らしいですよ? 珮李->…あーぁ…しかしどんどん話が大きくなってくなぁ…ここに来た当初は予想もしなかったよ。 雫->ほんと、最初は小遣い稼ぎと住居の確保のつもりだったのに……今じゃこんなんか たつき->まさか日本の命運を握ることになるとはな 旋->ソレにま。今回はこんなのも用意してきました、わざわざ栃木に行ってまで(腰から抜いたのは、鞘が黒いのは兎も角、唾も柄も真っ黒に染め抜いた刀を珮李に見せつつ) 猛->さくら>……ともかく、防衛省内部に巣食っている悪魔はどれも上級悪魔ということです。一般人には視覚すら出来ず、能力者でも一人ではとても勝てない 猛->さくら>その数はおよそ10。少数精鋭同士の対決が予想されます 珮李->ん?………(口ぽかん)は、旋…それ……。 旋->ハッハッハ。捕まえるのに苦労した。 雫->上級がおよそ10ねぇ………ほんと嫌な状況になったわ。 珮李->というか、よく持って来れたね。 旋->拝み倒して奢り倒して褒め倒した。 猛->さくら>9体は無視します。私たちは霧咲宗主と合流し、最深部に居るリーダー格と戦う手はずです。前回での活躍が評価されたんでしょうね 猛->さくら>何しろソロモン72柱の悪魔を拷問したのですから(肩をすくめ 珮李->拷問はさくらだけ…(げふ) 雫->評価はいいけどめんどい役割を押し付けるのは頂けないけどねー(溜息 珮李->…というか、一戦付き合えとか言われなかったの? 旋->言われた。ボコボコにされた。 旋->…正直、俺なんかより、あの人に来てもらったほうがいいと思う 猛->さくら>何者ですかその人は…… 珮李->ボクのお爺ちゃん。 旋->珮李の爺さんですよ。岬 冬刃って。 珮李->そいや、何で栃木にいたの?てっきり沖縄で悪魔をぶった斬ってるものかと。 猛->さくら>なるほど、獅子会長に連絡しておきましょうか。手を貸して頂けるのなら心強いです 旋->静香さんを口説きに来たらしい。(さらっ 旋->ほら、例の九尾の。 雫->それにしても、珮李のおじーちゃんっていい話聞かないんだけど… 珮李->Σそんな事ないよっ!?いいお爺ちゃんなんだよっ!? 珮李->ボクが子供の頃苛められてた時だって、家から刀持ち出してきて。 旋->…コレ?(刀持ち上げ) 雫->いや!今まで他の人の話を聞いた限りではそんな感じはなかった!(ぼそ 猛->さくら>お年を召されてるんですよね……? 珮李->「ワシの孫を苛めたのはどいつじゃあ〜」って、町内練り歩き。…あ、うん、それ。 たつき->悪魔に襲い掛かったり口説きに来たり…(指折り数え 旋->こんなもんで人切っちゃ駄目デスヨ!? オレだってメッチャしんどいのに!? 珮李->うん、もう80行ってるけど…(携帯弄り) 猛->さくら>……元気の秘訣を教えていただきたいものです 珮李->これだから(写真展開。どうみても鉄拳の某親父のような袴姿のマッスル) 猛->さくら>………(じーと、観察し) 雫->………珮李ってこの人の孫なんだよねー…なんだかさー(じー… 猛->さくら>………美しい(ぼそ たつき->…何?>さくら 旋->……ついでに支部長。コレ持って(刀差し出し) 珮李->…さくらの趣味…この手のタイプなの? 猛->さくら>? はい(言われたように両手で刀を受け取り) 旋->@…ズッシィィィィィィィッ←刀の重さ) 雫->意外な一面…趣味ってわかんないもんよね 珮李->ちょっ、旋ダメだよっ。その刀を不用意に持たせちゃ 旋->コレを片手で軽々と振り回してるのよ、あのジジイ。オレは両手じゃないと無理だけどね。 猛->さくら>スポーツ科学的に見て非常にバランスの取れた美しい構成をしていると評価したのです、一種の理想と言うか夢で……よ(ガクッと腰を折り、刀に手を取られ) 猛->さくら>な、なんですか、この……質量は…(何とか地面につけずに留まっている、いや。留まっていたが5秒ほどで息切れし、ゆっくりと床に下ろした) 珮李->お爺ちゃんの刀。っていうか、岬の家に代々から伝わる宝刀だよ。家長しか持つことはできないって物なの。 旋->珍しい鉱物を、無理矢理叩き上げて刀にしたんですと。 雫->無理やりとか…本当にパワフル爺さんね 猛->さくら>ありえません、電磁波を操作して重力を増してるかと思いましたよ。どこの地球外物質を鍛えたんですかこれは…… 珮李->代々鍛えてるからね。そりゃ並の悪魔を触れるだけで一刀両断とかしでかすんだもん。 旋->ハッハッハ。オレも、持つだけなら平気だけど、使う時は両手で、全身全霊全力で集中しながら振らなきゃ無理な代物で。 雫->それじゃあ使い物にならないんじゃ… 猛->さくら>珮季さんもやがてはそうなるのですね。心強い限りです(かなり期待の篭った眼差しだ) 旋->ソロモンとか出てきたら、オレが作った刀じゃ持たないって>雫 珮李->…(目反らし/ぁ)あ、そ…そうださくら。ボクも刀持っていっていい?月光に預けてたやつ…。 雫->そーだけど、やっぱ使うのに苦労するんじゃきつくない? 猛->さくら>構いません、持っていけるものは全て持って行き。全力で事に当たれる体勢を整えて下さい 旋->戦ってる途中で刀が折れるよかマシだよ。死活問題だし。 猛->さくら>……言い忘れていましたが、今回の作戦では。恐らく悪魔王サタンと戦うことになるでしょうから 雫->ふーん、まぁ解らないでもないんだろうけど…大変ね(言葉が見つからなかったのか、それだけ言い 旋->……(げふっ) 猛->@さくらがそういい終えたその時、またも治療室の扉が開かれた 珮李->……マジデスカ。 雫->悪魔王?あー、やだやだ。王とかさ 猛->さくら>大マジです。私にはよく分からないのですが、現場を一度偵察した宗主が仰ってました 旋->いやいやっ、王なら宗主に任せようヨ!? 猛->さくら>「――10年ぶりの再会を果たせそうだ」と 珮李->そうだよっ、何のための宗主だよっ!? 雫->そうそう。いくらなんでも荷が重いでしょ私達には! 珮李->っていうか、え…宗主、会った事あるの? 旋->無理ッ、無理ッッ、ソロモンぐらいなら打ち合える程度の代物用意したけど、王は無理ッ…って、再会スか 猛->さくら>サタンに辿り着くまでに宗主が疲弊してはいけませんからね、護衛と言う意味でも私たちは必要です。最悪、宗主が倒された場合私たちがサタンを倒さなければならない 旋->宗主は全力で護るヨ。 旋->サタンなんかと戦って溜まるかッッッ 雫->最悪のパターンを考えたくないーっ!こうなったら何が何でも止めは宗主にやってもらわないと! 珮李->同じく。なんとしても無事に送り届けなきゃっ。 旋->…ところで、最近は宗主の近くにはっついてる魔神さんは? 猛->さくら>宗主は昔悪魔によって恋人を亡くされたそうです。その時に出会ったのかもしれませんね 旋=>月光は、またサブラクが居るので、アレとやることにしといてください 雫->へぇー…意外なきっかけなのね 猛->さくら>確かに、よく一緒に居るのを見かけますが……月光さんは別行動を取るそうです 珮李->って事は前に一回こっちに来たことあるんだ。 旋->別行動!? こ、こんな時に役に立たない…ッ 猛->さくら>私が報告したところサブラクに興味を持たれたそうで、奴を討ちに行くそうです 珮李->Σサブラク逃げてー!?(ぇ) 猛->そっちの応援かよっ!? 雫->大きい仕事の時に居なくなると殺意が沸くわねぇ…ってサブラクか! 珮李->いやっ、だって!(ぁぁ) 猛->分かるけどっ!!(ぁぁ 旋->? サブラクに会ったコトあるの? 猛->さくら>ええ、ちょっと。……拷問しました 珮李->キミがお爺ちゃんにボコされてる時にボコされてた。拷問…したのはさくらだけど(ぇ) 旋->…壊刃(かいじん)サブラクを拷問…? ……(さくらと距離を取った) 雫->うん、拷問したのはさくらでこっちは関係ない(ぁ 猛->さくら>なんですかそのちょっといっちゃった人を見るような目は 旋->……いや、だって。 猛->リース>はーい、そろそろわたしに気付いてもらっていいかなー?(旋の背後から顔を出し) 雫->狽「つから 旋->…だって!? 畜生、あの戦神相手に生き残ってるのかよ畜生、オレ要らないじゃんガッデ…出たァァァッ!!!? 珮李->あ、リース。 旋->(リースからも飛び跳ねるようにして距離を取った) 猛->さくら>(リースに若干の仲間意識を持った) 珮李->どしたのリース。鷹にお見舞い?トドメ?(ぁ) 猛->リース>盛り上がってるところ悪いんだけどね、話し合いが終ったらあとで研究室のほうに来てくれる? 雫->後者だったらきついけど……ん、何かあるの? 猛->リース>うーん、トドメかな(ぁ 旋->……む? …リースさん、香水変えた? 何やら男物の香水の残り香が… 珮李->…そっかー(流したっ)と、研究室に行くの?さくら、まだここで話す事何かあるかい? 猛->リース>悪魔王を倒しに行くなら今こそ科学者の出番っしょ? 最終兵器を託してあげるよ(にこっと笑い) 猛->リース>ああ、それ戒人のじゃない? さっきまで会ってたし 雫->最終兵器かぁ…なんだかRPGっぽいわねぇ。そういうの 旋->(ぶほっ) 猛->さくら>いえ、特にはありません。細かい事は移動しながら話しましょう 珮李->…この支部ってさ、悪魔の出入りがわりとあるよね。 雫->そこらへんの区別はどうなってんのかしらねぇ 珮李->まぁいいけどさ。それじゃあリース、行こうか。 猛->リース>類は友を呼ぶんだよ。OK、ついてきて 猛->@ 猛->@ということで一同研究室に移動します 猛->@相変わらず山のような研究材料が散らばっているものの、ある程度小奇麗に整理されており、隅は冷蔵庫やらテレビやらコタツやらの生活空間が広がっている広い研究室 猛->@ソファーの上には巨大なテディベアがちょこんと座っており、その腹部には何百回か拳を叩き込んだ痕が残っている。微笑ましい部屋だ 旋->(……ネネちゃんか?) 猛->@リースが金庫のようなものをゴソゴソやっている中、皆はそこに通されるのだった 猛->リース>えーと、どこにやったかなぁ……(ドラえもんの如く、数多の発明品をポイポイ投げ捨てながら探している) 珮李->…最終兵器って言ってた割にはわりとぞんざいに扱ってるんだろうか。 旋->ギニャァァァッ(飛んだ来たタバスコ爆弾が直撃した)目が、目がァァァァッ! 猛->人がゴミのようだっ 雫->最終兵器って案外見てくれがしょぼかったら泣ける 珮李->そこのムスカっ、本番前にダメージ食らってないでよ 珮李->…ロケットなパンチだったらどうする?(ぁ) 旋->じゃあコレ喰らってみろ畜生!(タバスコの破片を珮李に投げた) 珮李->(ごくん)……〜〜〜〜〜〜ッ!!(口に入ったっぽい。じたばた) 猛->リース>あったあった、これだねっと(リースが箱の奥底から取り出し、机の上に置いたのは……アゾット剣と呼ばれる形状の短剣だった。サバイバルナイフ程度の刃渡りで柄尻には宝石がついている) 雫->二人ともタバスコで遊ばない。 旋->遊んでないッ 猛->俺には投げるなよ(ぁ 雫->じゃあ投げないでよこっちに被害が来たらやだし(きぱ 珮李->あひょんでないもんっっ(呂律が) 旋->(新しいタバスコ爆弾を発掘し、猛にフルスイング) 猛->ふにぁぁぁぁっっっ!!! 目が、目がぁぁぁぁぁっっ 旋->(口にも投げ入れた) 猛->げふっっごふぅぅ、水、誰か水を……っっ 珮李->うぅっ、辛いよぅ…(半泣きで机に近づいた) 旋->ハイ(タバスコを溶かした水を持たせ) 雫->水だったらもっときついでしょ。牛乳が普通 猛->@アゾット剣……剣ではあるが刀身は金属ではなかった。水晶のように透明な刀身をしている、テーブルの模様が見えるほど透き通っているが淡く青みがかっていた 猛->――――(ピクピクと床に沈んでいる) 旋->……しかし、魔術用の短剣と見受けるけど。コレは? 雫->とりあえず(猛を蹴飛ばして脇に押しやり) 珮李->これが最終兵器なの…? 旋->専門じゃ無いから分かんないけど。オレの『眼』にもバッチリクッキリ映ってるから、ろくなもんじゃ無さそうだ 猛->リース>そう、これは結晶体(クリスタル)だよ。正確に言えばわたしが勝手に解析して改造した違法品、かな 雫->違法品にしては精度がいいんでしょうねー… 猛->リース>精度なんて知ったこっちゃないよ(いい笑顔で答え) 旋->いいセンスだ(大塚明夫ヴォイス) 珮李->やめぃスネーク。 雫->その声はアレだって 旋->此処は言っとかないと。 猛->リース>これはね、簡単に言えば『注射器』。能力者の体内から『特効薬』を根こそぎ抽出し、悪魔の体内に叩き込むものだよ 旋->あー。じゃあオレは使えないね。 猛->リース>そうなるね、あと能力者も一回しか使えないから。で、使ったらもう普通の人間に戻っちゃうよ(さらっと) 珮李->まぁ確かに、旋は能力者じゃないからねぇ。 珮李->………え。 旋->まさに最終兵器。 珮李->というか、それで倒せなかったらその時点で終わりじゃ。 猛->リース>将来性がまるでないから誰にも使わせるなって言われてたんだけどね、王様と来たら使う機会もあるかと思って 猛->リース>もちろん、倒せなかったら普通の体で悪魔と戦うことになる。だからこれはトドメにしか使っちゃダメだよ 旋->ところで、来てるのは魔王だけ? 蝿王とか光王とかは? 猛->さくら>存在が判明してるのはサタンだけですが、居ないとは言い切れません 珮李->…もしサタンを倒せたとしてもその辺りが居たんじゃなぁ…(短剣を突付き) 旋->ふむ。残り五人も居ちゃなァ… 旋->…あぁ、そだ、支部長。こんな時に報告忘れで悪いんだけど、前に一度、鐘音ちゃんとやらが悪魔化したって言ってたじゃない? 猛->さくら>しかしサタンを倒さない限り現状は最悪のままです 猛->さくら>はい、……そうです(悔しそうな表情を見せ 珮李->………(少し遠くを見て) 旋->(雰囲気が一気にッ? 言い難ッ…)…えー、それでね。そのレポートに居た、死神髑髏。一度、対決したわけじゃないけど目視したことあるんだけど。 猛->さくら>……はい? 猛->さくら>ど、どこでですかっ 旋->栃木でね。さくら饅頭買った帰りに、遥か遠くを飛んでるの見かけた。双眼鏡で確認したし。 珮李->…わ、わりと最近だね…? 猛->さくら>近くに拠点があるのでしょうか…… 旋->オレも吃驚したって。東京方面へ飛んでたから、もしかしたらコッチに来てるかもしんないんだけど……アレは拙いね(珍しく、眉根を寄せて) 珮李->………(妙に落ち着かなさそうに視線をうろつかせて) 旋->もしかしたらアレ、ソロモンかもしれない。それも下とか並じゃなくて、割と王に近いタイプの…見ただけで冷や汗どばっと出たよ。魔力も出てないのにさ。 珮李->………む、むぅ…。………あ、あの…さくら…旋…。 猛->さくら>まったく、サタンだけでも手に余るというのに……はいあ? 旋->うん?(首傾げて) 猛->@ミス、あ、はいりません 旋->@はいあ? 可愛いのに。 珮李->@萌えなので残しで 旋->@殿堂・番外編。 [誤爆の殿堂・番外編]「はいあ」(さくらの口癖に採用/待) 珮李->その…ボク…その骸骨のこと、何者かってのは分からないけど。……ちょっとだけ、知って、たり…。 猛->さくら>……知っていることを、教えていただけますか? 旋->……是非訊きたい。 珮李->…実は、鐘音が悪魔になって暫くして、彼女から連絡が来たんだ。その時に聞いたんだけど。 珮李->なんでも、鐘音みたいに悪魔になった能力者を集めた組織を率いてるらしいんだ。目的とかは結局聞けなかったけど。 猛->さくら>その組織が『月光』、いや人類と敵対しているかどうかは分かりますか? 珮李->分からない。鐘音個人に言わせれば、そっちから何かあるなら遣り返すけどとは言ってた。 珮李->そうだ、その組織。邪魅の雫(じゃみのしずく)って名前もついてるみたい。 猛->さくら>なにかあったらやり返すのはこちらですよ、悪事を働けば裁くまでの事です。……例え、かつての仲間であろうとも 旋->……能力レポートは見たけど。相当厄介なの持ってるよね、その鐘音っての。悪魔相手なら兎も角、人間相手に使われたらキツい 猛->さくら>情報提供ありがとう御座います。重要事項として覚えておきましょう 珮李->ん。…ごめんよ?随分長いこと黙ったままで。 旋->まァ、今話したからチャラじゃない? 珮李->かなぁ?ついでに、こんな事態じゃなきゃこの事ずっと内緒で単独調査する気だったのもチャラになる?(ぁ) 旋->お尻叩き1000回ぐらいかな?(さくらに振った) 猛->さくら>私に貴女を捌く権利はありません。しかし、怒ったでしょうね 猛->さくら>そうですね、帰ったらお尻叩き1000回にしましょうか(割と本気の表情だ) 珮李->Σ……とらやのどら焼き50個じゃだめ? 猛->さくら>友情と信頼はお金で買えませんよ、やります(ぁ 旋->流石だッ(買われたら他ので釣ろうとしてた人) 珮李->Σうぅっ…ヤサシクシテクダサイ…(ぁぁ) 旋->出血大サービス。95で叩く。なんと5パーセントのサービス! 猛->リース>さーて、そろそろ行った方がよくない? 日本があるうちに倒しとかないと罰ゲームどころじゃないよ 猛->リース>帰ってくるまでにはハイビジョンビデオカメラを用意しておくからさ(待 珮李->…獅子は呼ばないでいいからね(嗚呼) 旋->あ(獅子にメールしてた) 旋->…えい( 送 信 ) 猛->@2秒でメールが帰ってくる『儂も混ぜろ』と 珮李->其処ーーーー!!? っあぁ! 送信押しやがったなコラ! 旋->『OK』(返信) 旋->獅子さんも混ざるって♪ 猛->さくら>私にあの人を止める権限はありませんので……(ぁぁ 珮李->獅子ー!……(ぁぁ)…………短剣、誰が持っておく…?(カタカタ) 旋->さて。それじゃ、とりあえず珮李に持ってもらって。行くとしますか。流石に核は止められんし 猛->さくら>そうですね、ここからは時間との戦いです 猛->さくら>それではリース研究長、失礼しました(一礼し) 珮李->はぁ…了解(短剣を取り) 旋->止まっていいのは、足が無くなったときと心臓が止まった時だ。ってな、ハッハッハ 珮李->そうそう。……死んでも護るよ。そのためにここに居るんだもの。 猛->リース>うん、うちの夫にあーんなことしてくれやがった奴にしっかりお仕置きしてやってきてよね 旋->(ばちこーんっ!←尻叩いて)こらこら、死んでも護るなんて… 旋->……夫ォッ!!!? 珮李->Σみぃっ! ったた…痛いよ旋……って、何を驚いてるの(ぁ) ―――――――――――――――――――――――― <感想> 夫だったんですよ(笑) しかしみんなこれでもかってぐらいフラグを立てておりますねぇ、次回はオールスター出演になりそうだ。 というか回収しそこなったフラグを急いで回収会みたいなk(ry 世界崩壊の危機と無茶な依頼は来た、皆怪我を負ってる最悪の状態になった、最終兵器も持った、大事な人も死んだ(※生きてます)、最終回フラグも立てまくりです。 是非とも次回はそれを生かして格好良く最後を飾っていただきたいですね。 飾るのが散り際になるか勝利のポーズになるかはともかくとして。