猛->@あ、今回白いのの行動は皆さんにお任せします。命令すれば言うことを聞くので、自分の行動と照らし合わせて上手く使ってみて下さいませ たつき->@了解 猛->@デッカイ毛の無い手足の長い白い狼だと思っていただければいいので 猛->@さて、ではでは再開〜 猛->@ 猛->@豪ッ、と炎に彩られた鎚が弧を描く。 猛->@赤い軌跡を残し、目の前で振ったにも関わらず皆の足元にも届くその熱波。それは伝説に謳われた玄翁の遺品であった 猛->@優美な着物に紅い彩、秋を意識したその姿が霧の背景によく映える。……白面金毛九尾の狐――――静香は、ゆっくりと得物を能力者たちに向けた 猛->静香>そろそろ『月光』の役目も終わりを迎えるわ 猛->静香>その時期を、少しだけ早めてあげましょうか。私たちの計画の一柱として、この伝承の地に眠れることを感謝すると良いですわ 猛->@完全に夏桜と殺生石を背にする位置取り、鎚を構えた静香の背ではゆらゆらと9本の尾が揺らめいた。……それを目で追うブレイドの唸り声がもどかしそうに響く 猛->@静香は構えたまま動こうとはしない、どうやらこの位置を守ったまま戦うつもりのようだ 猛->(足の怪我のため後ろに下がっている)……まだ人質は有効ってわけか、攻めにくいな たつき->(ヘタに攻撃すれば夏桜に当たる…か) 雫->あんまり無駄な動きは出来ない感じ…キッツいわね 珮李->遣りづらい位置に陣取ってくれちゃってるなぁ…(溜息…ついて肋骨に響いたのか眉顰め) 旋->@『ノォォォッ、コレで三回目だぞ畜生、なんだこれァァァッ!!』…例の馬鹿は、皆の後ろ。霧の向こう。かなり遠くからヒステリックに響いてきている。…こんなときに迷子中) たつき->…何か聞こえたような。 猛->こっちだーーーこっちーーーーっ!!(手を振りつつ) ……大丈夫かな、旋のヤツ たつき->手を振っても見えないと思うぞ>猛 雫->多分力技でこっちに来ることに千円(手を上げて たつき->同じく(手を挙げて 旋->『どっちィィィィィッ!!!? うぉっ、さっきより後ろに!? オレはポルナレフかァァァァッ!!!』 珮李->でも結局進めてないに2千円 旋->『こうなれば。必殺、クラウチングスタート。どりゃあぁぁぁっ!! …ぐべっ!←勢い余って、基に戻った瞬間地面に激突しちゃった』 たつき->何か激しい激突音が… 珮李->…誰か迎えに行く? 雫->私はいや。めんどい(キパッ 猛->静香>あらあら、結界に力技なんて野暮ですわね。でもこれだけ思い切り引っかかってくれると嬉しいわ たつき->いや、敵目前だし。人質居るし。 旋->『……………(ぶちぃぃぃっ)』 珮李->あ、何か切れる音した。 猛->静香>帰りたかったら帰って頂いても構いませんわよ?(笑みを残したまま悠然としている) たつき->(何かが来る事を予想して、出口付近から離れた) 雫->むー……(静香の笑みが物凄い癇に障るらしい、苛立ちを押し殺しているような顔になる) 珮李->雫、顔怖い(肩ぽむ) たつき->悪いが、仲間を置いて帰るような者はここにはいない>静香 雫->自分でも解ってるわよ……でもセーブがぜんっぜん効かない!(自分の頬をペシペシはたいて 旋->@旋の気配が、急速に。悪魔とはまた違う、空気を揺らすような波動と共に広がっていき…見えるはずも無いが、鬼みたいな形相で手を振りかぶってる旋のビジョンが出たり出なかったり) 猛->静香>(ピクリと耳が動き、鎚をやや振り上げる) 珮李->まぁまぁ、…彼女だって、これから『また』人間に滅ぼされるんだし、同情でもしてあげなよ(ぽむ) 珮李->……人間じゃないっぽいのも来るけど(何か横にずれた) 旋->@霧に、一筋、 一 閃 。空から地面まで、粘ついた紫色の線が、閃光のように上から下から繋ぐように走り……) 雫->あんな女に同情してやるものかー……(呟きながら避け) たつき->白いの、猛を避難させてくれ。危険なのが来る。 猛->静香>そうですわね、また……滅ぼされることになるかもしれない。その時はきっと、あなた方が後悔しますけど 旋->@其処から、何か。動物に思い切り手を突っ込んだらこうなるであろう音を、破裂させるように上げて。紫色の炎で被われた五指が二つ、線から飛び出て。霧を、『つかむ』) 猛->白いの>ぐるっ(やはりこいつも耳をぴんと立てており……猛の頭をアモッと加え(半分飲み込んでる)さっと横に大きく跳んだ) 珮李->でも、そうしないと夏桜が帰ってこないんでしょ。なら、そうするよ。(霧の方を見て) 旋->@そのまま。生き物を引き裂くような、みちみちみちみちッ、と気持ち悪い音を立てて。霧を左右へ、引き千切っていく五指) 珮李->……この音は何とかならないのかね。 雫->肉を引きちぎっているような音だもんね…気持ち悪い 猛->静香>目先に小さな餌をぶら下げて、個人を動かす、それが組織の利になることを隠しながら……。我々が『月光』に吹き込んだことですけど、そこだけは物にしているようですわね たつき->それは『月光』だけとは限らない。組織ってのは大概そんなものだろう? 旋->ブルァァァァァッ!!!(一気に、引き裂き。身体中に紫の粘つくような炎を纏わせ、瞳まで紫色に変色した怪人モードの旋が、飛び出してきたァッ) 猛->静香>……ごもっとも、分かっいてやっているならば後悔は無さそうですわね 珮李->ボクはただ目の前の問題を解決していくだけだよ、たとえ、今とった行動が後で別の問題を起こしても。片付けるだけ。…死ぬまではね。 猛->若本かお前はっ!?(とりあえず突っ込み) 旋->(若干泥に塗れたコートを払い)何処のどいつだ、この初期のスーパーファミコン『地下迷宮』みたいなとんでもねぇ迷路造りやがった奴ァァァッ!! たつき->(猛と同じツッコミしそうになった) 珮李->旋っ、そのネタは理解されにくいっ! 雫->今の世代にわかりづらい叫びはよしてよ…解るけど(ぼそ 旋->世代の差かッ!!? 珮李->世代の差だよっ!! 旋->ショック! 猛->静香>あら、よく分かりましたわね。アレは名作だったので参考にさせて頂きましたの(ぁ 旋->いいナイスだ。 たつき->いいナイスって微妙な表現だな 珮李->っていうかやるんだ、ゲーム。 雫->参考にするほどに 旋->だが許さん。人に此処まで時間…食わせやがってからにィィィィィッ!!!!(眼がビカーッ、と光ったと思ったら、近くの地面が破裂するほどの圧力がビリビリと吹き荒れる始末) 猛->静香>大抵の情報機器には触れてますわ、舞踊にカラオケ、古式武術にエキササイズなども……あら、気が短い人ですわね 旋->少年時代のブルーを思い出しそうになったからだよド畜生! 珮李->…カラオケ、何歌うんだろう…。 雫->サザ○でも歌ってりゃあいいわ。そっちの方が笑える 猛->(白いのの唾液で顔がデローン)……少年時代か、それも想像できねぇな 旋->あの頃は、ビュアでした。 旋->『地下迷宮』にのめりこみ、一週間学校休んだあの時代。懐かしい…ッ たつき->……………ピュア? 猛->@因みに今現在も刻一刻と殺生石の封印は弱まってますよ 雫->ビュア…… 珮李->頑張りすぎだ。 猛->@相対して九尾の魔力も上昇しています 旋->え、皆それぐらいやらなかった? おかげで学校の勉強、凄く遅れて追試…。…いや、よそう、うん(遠い眼をしながら たつき->旋のピュア(?)な時代は兎も角、目の前の敵を倒そう 珮李->…旋のトラウマほじくり返す前にお仕事しようか。 猛->静香>あら、もうお話は終わりですの? もっとゆっくりなさっても良かったのに 雫->ゆっくりしてたら仕事できないしねー たつき->年寄りの話は長いからな。先に片をつけさせてもらう。 珮李->猛は…いけそうにないか。とりあえずそれ以上悪化させないように。 旋->……。…生け捕り? …何か、ゴッツイ狐が目の前に居るんですけど(とりあえず珮李に振り) 猛->静香>どうぞ、どちらにせよ片がつくことには間違いありませんわ(笑みを浮かべ) 猛->……悪い(足を押さえ) 雫->じゃあこっちの良いと思うほうに片がつくようにしないとね 珮李->うん、アレが世に言う妖狐。生だよ旋。…生け捕りできるかは知らないけど。 旋->うへ。マジの白面かァ…キッツ。封印、全部とかれてないのが幸いね… 珮李->あははっ、ボクもそんなに偉そうな事言えないけどね。次くらったら折れそうだしさ。 珮李->全部解ける前になんとかしなきゃって話だ。頑張らないと。 旋->ホントね。とっとと煮るなり焼くなりしよう(ふいに、掌を上へ向け…一振り。掌の中央から、峰も刀身も黒く、鍔も無ければ柄も無い。奇怪な刀が、競り上がり…) 珮李->(銃剣を抜いて)…それよりボクはキミが何になったのかも気になるけど。…今は聞いてる暇ないか。 猛->@静香は鎚を構えて泰然としている 旋->(掌から、抜けたソレは。何の飾りもしていない一振りの黒刀。その刀身を握り)半分ほど人間辞めてるんでね。コレぐらいは… 雫->(メイスを構え)今はそれが味方になるのなら良い事でしょ。事情は後で! たつき->(トンファーを構え)何にせよ、今は目の前の敵を倒すのみだ 珮李->…ま、今更知り合いが人外になっても驚かないよ。…さて、そろそろ行こうか。 猛->@彼我の距離は20mくらいです、その周りを霧に覆われていると考えて下さい 旋->(深呼吸、一つ。剣を、正眼に構え…)…ヒュゥゥゥゥ(大きく、吐き…) 猛->@また夏桜は封印を解く為に使っていることから危害を及ぼす可能性は今のところ低いと考えられます 猛->@――ドクンッ、と。殺生石が禍々しい気を放っている……ただの黒い岩がここまで不気味に見える たつき->(周りの霧は何か効果があるのか…?) 旋->一番手、貰うね。ってことで……ッ(言うが否や、蹴り上げた地面に亀裂を走らせ。馬鹿正直に真正面から、突っ走ってったァァァッ) 雫->(周りの霧や上下に視線を巡らせ、警戒する) 珮李->いってらっしゃーい。(手振りつつ、後ろを見て)…隙があれば夏桜の奪還を優先して。でないとマズそうだしね? 猛->静香>(タイミングを計りながら大きく鎚を振り上げ、腰を弦のように反る……) たつき->了解>珮李 旋->ヒュゥゥゥィィィイイいいイィィィヤァァァァッッッ!(フェイントも防御も考えていない大振りの、しかし、一瞬空気が軋むかのような錯覚さえ起こすほどの重々しい…唐・竹・割・りィッ!) 珮李->おっけ、じゃあ2番手も行こうかな…(半獣まで変化を進めると、じりじりと距離を詰めるように前進) 雫->私は……何か役に立ちそうなものとかあれば良いんだけど 猛->静香>ハッッ!! (ただ単純に、それを目標に向かって振り下ろすっ!! ――――速度は劣るが重さは勝る、その一撃が計ったかのように旋の刃と衝突する) 猛->@――耳を劈くかのような金属の悲鳴、同時に迸る火の粉。 たつき->(珮李とは少し距離を置きつつ前進。隙を窺う) 猛->@勢いとそれに乗った旋の体重が静香の鎚の重みに勝っている、かのように見えたが…… 雫->(たつきとは違う方向に移動し、目配せ) 猛->静香>――狐火 (打ち合わさった鎚の先から炎が迸り、旋の顔を焼こうと襲い掛かるっ)) 珮李->うわっ…重そうだなあれ…(眉を潜めながら更に距離を詰め) 旋->(開けていた歯を、噛み潰すように噛み。地面を抉るようにして踏ん張ろうとして…。…眼を、見開き)――渇!!!(一声。口から、波紋のように魔力が放たれ狐火とぶつけたッ) 旋->(同時に、その身を全力で引き剥がし。足の筋力を最大限以上に酷使し、後ろへと飛び跳ねる…九尾の狐と、魔力勝負などと馬鹿げたことをするつもりは無いッ) 猛->静香>(周りのメンバーの動きを察知し、狐火が避けられたのを見て大きく後ろに跳躍する。 それは殺生石に触れられるほど近い――) 旋->ド畜生ッ、咄嗟とは言え魔力ぶつけたのに火力弱りませんかッ! つーことで皆の衆、この狐火間違っても受けんなよ!!(太股から、筋力酷使のせいで出血しながらも着地し…) 猛->静香>我が身をもって毒とす、その毒をもって汝の身とせよ。――怨っ!(急接近するメンバーに向かって、何かの呪紋を呟く。すると) 雫->受けたら絶対焼け死ぬって?だったら絶対ヤダ!! 珮李->ありがたいけどありがたくない忠告ありがとうっ…って、近づきすぎだよ、ったく…。 たつき->何っ!?(危険な雰囲気を感じ取り、咄嗟に足を止め) 猛->@まるで消火器を振りまいたかのような音。……それに呼応して黒き岩から黄土色のガスがシュウシュウと音を出して噴出していく 猛->@触れれば目を焼き、吸えば肺を焼く強酸性の霧。――――亜硫酸ガス 猛->@見る見ると純白だった霧が土気色に変わっていく……! 旋->アレか、コレが妖怪絵巻で言うところの狐の吐息デスカーッ? 猛->静香>……殺生石は毒を吐き出す岩だとご存じなかったかしら? 毒対策をしてこなかったのは失策でしたわね 珮李->ッ、まずい…!(咄嗟に後ろに跳んで)うー、なんて厄介な…。 猛->@みれば静香はそのガスの中でも平然としている、だが―――― 雫->ちょ、これどうやって防げば良いのよ!(袖で口と鼻を覆いつつ後退し) 猛->夏桜>……ぅ、ゴホッッ、ゴホッ!! たつき->(ハンカチで口と鼻を覆い)だが、毒を撒き散らせば夏桜まで… 珮李->ちょっ、な、夏桜っ!? 猛->静香>封印が解けるまで持てば構いませんわ、その後で……少々味が落ちるけど死肉でも啜るとしましょう 旋->ブレイドッ、カマァァァァン!!!(後ろ振り向きながら、目線はそのまま白いの呼び) たつき->…ふざけるな。 猛->@ガスの中では視界が落ち、満足に戦闘が行えるのは20分とします。30分以上放置すれば動けなくなり、その後は力尽きるでしょう 猛->白いの>グルルルッ!(旋の方に走っていく) 珮李->―――ハァッ、くそっ…痛覚あるのが忌々しいや…(大きく息を吸い) 珮李->けほっ……ぁー…ギリギリだぁ、色んな意味で(武器を構え直す) 旋->オマエ、声デカイよな? …オレの刀を攻勢してる魔力、くれてやるから、なんとか音波で吹き飛ばせねぇ?(懐にしまってあったタオルを口元で巻きながら) 雫->(メイスを片手で引き摺るようにし)本当にスピード勝負とか…狐めぇぇ! たつき->強盗みたいで嫌だが仕方ない(鼻から下が隠れるようにハンカチを巻き)時間が無い、短期で終わらせるぞ。 猛->白いの>グルゥ……(そもそも息をしてないので無理なようだ) 猛->白いの>(しかしその分ガスの影響は受けていないようである) 旋->……………。(うーん、と考え) 猛->静香>ふっ、叫んでるだけでは戦況は変わらなくてよ? 旋->…雫。コレ、やる。このガスの中じゃメイスは重荷だろ(ぽいっ、と雫へ投げ) たつき->こちらが引き付けてる間に白いのに夏桜を助けに行ってもらったらどうだ?(静香に聞こえないよう小声で)>旋 珮李->(袖で口元を覆いつつ)夏桜どころか自分の命まで人質気分か…。 旋->あ、素手で触るなよ。魔力だけで構成してるから、生身じゃ危ない。>雫 旋->そうする? オレもガス吸ってるからなァ、一番速いのはブレイドか… たつき->この中であそこに近寄れるのはブレイドだけのようだ 猛->@夏桜を引き離せば九尾の出力は落ちると思われます 雫->ん、ありがと。身軽になるわ…(頭のリボンを手に巻き、その上で拾い) 旋->よっしゃ。じゃあ、そうだな、そうしよう。ただ、其の前にでかいの一発入れなきゃならんか… 珮李->でかいのかぁ…逆に食らわないようにしないといけないんだろうけど。 たつき->タイミングは旋に任せる。 猛->@あちらから近付いてくる様子は無い、完全に待ちに徹しているようだ 旋->……。…何、オレにでかいの入れろってか。あ゛ー… 雫->旋くんなら出来そうだし。任せたほうが確実な気がするし たつき->この中で一番気を引けるのは旋だろう。 たつき->存在自体目立ってるし(ぁ 旋->(大きく、両手を広げ…)……。…少しだけ待っててねッ(身体を覆っていた紫の炎が、両手に集中し始め…) 旋->(あっという間に業火に等しく燃え上がったかと思ったら。その両手を合わせ…)…フンッ!(…一喝。炎が集中すると、先程よりも重く、長く、太い刀を作り上げ…) 旋->……キツイ。滅茶苦茶キツイ。の、残りの魔力全部持ってかれた…ッ(造ったと思ったら行き成り息切れ起こし始めた) 珮李->仕掛ける前から息切れしてどうするのさっ。 猛->夏桜>ケホッ…クッ……ァ、ハ――――(咳き込み、目を擦りながらも殺生石に向かって手を掲げている……まるで生気を搾り取られるかのように) 雫->大丈夫なのー?1回だけなのに 旋->……(ぜーっ、はーっ)……元々、魔力は其処まで多くないのッ たつき->夏桜の状態がかなりヤバイ。急いでくれ。 旋->此処に来るまでに一回、さっきの狐火で一回、刀二本…。…夏桜ちゃんのためにコレでも頑張ってんだよ(息を整えながら。今度は、突きの体制で構え) 旋->……(突きの体制なのに、片膝を突き。深呼吸を、一回、二回…)…。悪い、全員一度突撃してくれる? でかいのぶっ放すの、向こうにバレてるだろうしさ たつき->いいけど…後ろから当てるなよ?(構え) 猛->静香>ええ、これでも耳は人より大きいですから(ヒラヒラ) 雫->むー………一応身軽にはなってるし、一応いけるでしょ。了解(刀を下段に構え) 珮李->ん、了解。主役前にちょっと賑やかししないとね(銃剣を構え) たつき->じゃ、行くぞ(ダンッ!と地を蹴り静香へ向かって走り出す) 旋->(さらに、大きく。深呼吸を、一つ…呼気を正常に戻し、正常に戻してからさらに細くしていき…)……奥義紫電=A使うからには当ててやる。 珮李->あんな重たいの、受け止めきるのはちと難だし…本当にスピード勝負だ…ッ(言った刹那、正面から駆け出し) 雫->あんまりキャラじゃないんだけどね…!(静香に向かって駆け出し) 旋->(細く、細く、狐の耳にも呼気と感じられないまでに細く。ゆっくりと、呼気を吐き出せば…その刀に、廻りに纏われるものは紫色の炎…)ヒュゥゥゥゥ… たつき->(珮李が正面に向かうのを確認し、自分は右へ回り込もうと) 猛->静香>賑やかですこと……!(ぶぅんと鎚を振り上げ、正面、恐らく最速と思われる珮季に向かって鎚を――――振り、――降ろすっ!!) 雫->全く…力勝負でも出来るってか!?(左へ回り込み、刀を握りなおす) 旋->(もっと、もっともっともっともっと。呼気に応じて、その炎は勢いを増し…) 猛->白いの>――ッ(足音を消してしなやかに夏桜に向かっている、霧を背にして隠れつつ) 珮李->っち…ボク非力なんだから…(振り下ろされるを鎚を確認し…)そんなの受け止めきれないよっ! 猛->静香>(しかし珮李に集中しているあまり左右への注意は疎かだ) 珮李->(咄嗟に伏せ、後ろへと飛ぶと同時、片手を振りかぶると片手の銃剣を、思いっきり、胸に向かって投げつける) 雫->こ、ん…のぉ!(隙を見て左側に走り、下段に構えていた刀を踏み込みと共に逆袈裟に振り上げる!) たつき->させるかっ!(右から低い体勢で脇腹に向けトンファーを振り回す) たつき->(左足を軸に回転をつけ、遠心力を加えた一撃だ) 猛->静香>っ……(振り下ろした柄を絶妙な手捌きで捻り、投げられた銃剣を弾く、流石に正面からの攻撃は見えている) 猛->静香>(しかしその状態から左右同時に反応するのは不可能、辛うじて身を捻り腹に刺さることだけは回避し――――トンファーが腰に、そして振り上げた刀が二の腕を切り裂く) 旋->(――――今――――。紫からついには紅へと染まった瞳が、開かれ、紅光さえ伴って…流れる。空気を、縫うように……) 珮李->っと…(地面に足がついた瞬間、空間を空けるように横に飛び退り) 旋->(走る、疾る、迅る。柄から、足から、ジェットのように炎が噴射し、業火を伴い――と、言うより業火が切れ味を持ったような物体が、空気の壁さえ打ち抜いて飛び…) 猛->静香>痛ぅぅ……! あの陰陽師のような魔力へ干渉する一撃、これだから能力は厄介ですわね……!(左腕をぶらりと下げ、鎚を取り落とし) 猛->静香>(視線は周りではなくその向こうの旋、……唇はより一層の弧を描く) たつき->(手ごたえを感じた後、後方へ飛び退く。次に来るであろう特大の一撃を避けるために) 雫->やっぱ使い慣れてないから振り回される…!(振り上げた体勢のまま後退) 猛->白いの>(その頃、白いのは夏桜の元まで到着しようとしていた) 旋->ルウウゥウゥゥウゥゥッアァァァァァァァァッ!!!!!(空気を引き千切る裂帛の気合と共に。最後の一踏みは、大地を叩き割り…笑みを眼にしながらも、ソレを、狐の腹目掛けて。穿つッ!) 猛->静香>―――科学のお勉強からやり直しなさい? 亜硫酸ガスわね、”可燃性”ですわ たつき->(後退後、懐に仕舞っていたチャクラムを取り出し、夏桜が縛られているロープ目掛けて投げ) 猛->静香>カァァ――――ッッ……!!(禍々しく、犬のように口が大きく顔の端まで割け。その紅い赤い喉の奥からさらに朱い炎が燻る――――) 猛->@――スパンッ! と、子気味良い音を立てて夏桜のロープが切れ、それを見計らってブレイドが夏桜をの腰を咥えて走り抜けていく 珮李->―――あ、あれは…っ!?(地獄のように赤い炎に目を見開き) 猛->@紅い炎と、紫の炎、その二つが黄砂ぼようなガスの中で衝突し。まるでビックバンの如き熱の急上昇を呼び起こす、……そう 猛->@ ガ ス に 着 火 し た 雫->ま、まず…! 旋->(顔が、一瞬引き攣ったように見えた。可燃性だの真正面からだのとかいう最悪条件――)……コレほど今に似合う子供も無い。…  最 悪 =@。(ハァ、と溜息一つ…) 猛->@そこから連想される言葉は一つ、『ガス爆発』だ たつき->離れ─… 猛->@幸いと言うべきか炎のぶつかり合いが生じたのは静香の手前、つまり爆心地はそこになり。―――ゴッッ、ゴッッゴゴゴゴッ!!!! とそこから連鎖してガスに次々と引火する! 旋->――(回避行動を、取る前に。ソレすら後回しにして、最後の最後、全力で燃え盛る切れ味を有した炎を、狐目掛けて投げ……) 猛->@風船が一つ弾け、二つ、四つ、八つ――――連鎖し膨れ上がる爆炎が地雷の比ではなく膨れ上がり、膨張し、堰が切れたかのように破裂して爆風を撒き散らす 猛->@いや、風よりも熱が痛い。充満した炎が避難する皆の背を焼いた―――― 猛->@――――そして、その爆心地で、紅く赤く――――黄金の狐の姿が朱に染まっていく…… 猛->静香>アハハハ――――、まるで、まるであの時のよう 猛->静香>火矢を射られ森ごと焼かれ、住処を失ったこの子達と逃げたあの戦いのよう たつき->(熱と痛みで途切れそうになる精神の淵で、女の声だけが耳に響いてくる) 猛->静香>阿の恨み晴らさで置くべきか、此の恨み晴らさで……(言葉を遮るかのように、旋の放った炎が静香の身を焼いた。……そうだ、それはまるで焚き上げよう) 猛->@轟々とガスは燃えていく、黄色が赤へ、赤が黒へ、そして黒は昇り青へと熔けていく 猛->@轟々、轟々 猛->@ゴウゴウ、ゴウゴウ 猛->@能力によって即座に火傷が癒えるむず痒さと、それでも染み入る痛みが何とも言えぬ―――― 猛->@……やがて 猛->@煙は全て昇ってゆき、霧も同じくして蒸発していく 猛->@操っているものが居なくなったためだろうか 猛->@嘘のように晴れ渡った青空の下に、白い着物は見る影もなく黒く爛れ、美しかった尾もその殆どが炭化している。……それは何かが抜け落ちた人形のよう 旋->――(自分の能力用にこしらえた防火コートも上着も吹っ飛んだ中、爆心地の近くの地面に…庇った顔も一部、及び、身体の前面七割が炭化した姿のまま…立っている 猛->静香>(もう開かなくなった口の代わりに、心に直接声が届けられる) 猛->静香>『これでまた、復活は延期ですか。……どうしてこう人間は、妖怪が何かする前に邪魔をするのでしょうね』 猛->静香>『まぁいいでしょう、あなた方の力を侮った私の計算ミスです』 猛->静香>『しかし、この岩がある限り私は不滅です――――また500年ほど後に、お会いしましょう。その時まで上から見ていますよ』 旋->――(ヒュー、ヒュー、とおかしな呼吸音を立てながらも…)…あ、あっさり、ふ復活とか…ぬ、ぬかしやがって…こ、こちとら…か、かか回復、する魔力が… 猛->静香>『……あなた方人間の、行く末を』 猛->静香>(最後まで含みを込めた笑みを崩さず、静香は風に吹き消される蝋燭のように姿を薄めてゆく) 猛->静香>『さて、役割は果たしましたよ楠治朗……』 猛->静香>(消えるその間際に、意味深な言葉を残しながら……その灰は霧と共に風にに溶け逝く) 猛->@白い着物はもう痕跡すら残っていない 猛->@その痕には、何故か燃えていないしめ縄が巻かれた、黒き岩が佇んでいるのみ 猛->白いの>グル、……ゥ……(ゴロン、と転がり。その下から無傷の夏桜が現れる。体積が多い分火傷をもろに負ったようだが、役目は果たしたらしい) 猛->プシュー……(白煙を立ち上させながらまたアフロ) 雫->何と言うか……不滅とか、本当にふざけんなと言うか…(焦げた髪を見て、思わず溜息) 珮李->まぁ、でも…500年先にはうちらいないし、後に任せるしか。 旋->………ヒュー……。……何、で…こんな……縁の無い、娘、相手、に、こんな…大火傷、なんて……(何かしょげてる) たつき->…つぅ…(逃げ遅れ、背中に火傷を負った様だ) たつき->ま、生きてるだけ…いいさ。 珮李->…でもなんだかんだで、まぁ不可抗力だけど。こんなに頑張ったんだから、偉いよ旋。 雫->うんうん、今回は旋くんのおかげで助かったし たつき->さくらとは連絡、取れるか?負傷者の回収をお願いしたいんだが>二人 旋->………。…ヒュー、ヒュー…(まだどころか、魔力が残ってないおかげで爆風モロに食らうわ、身体の七割が炭化するわ、直らないわ…) 珮李->あぁ…携帯壊れてないかな(携帯を取り出し) 旋->…は、速く……レ、連絡…マジ…で、意識……と、とぶ、とぶッ 猛->夏桜>(まだ薬品が切れていないらしく、空ろに半目を開けている状態。呼吸もどこかおかしく回収は早いほうが良さそうだ) 猛->@携帯は生きてますよ 雫->あー、そうだ、携帯……メモリが吹っ飛んでたら泣くわよ私…(携帯を開き 旋->(ぐるんと黒目が上に行ったと思ったら、また戻ってきてを繰り返してる) 珮李->ちょっと待ってて。今度アニメのDVDBOX買ってあげるからもうちょい耐えるんだっ。 珮李->よし、使える(ぺしぺしと番号プッシュ中) 猛->なにっ!(お前じゃない) 雫->あー、大丈夫か…良かった、アドレス消えてない…(息をつき、その場にしゃがむ 旋->…………………………(ついに黒目が行ったまま戻ってこなくなって、その場でどさぁっと倒れこんだ) たつき->(火傷が痛くて動けないようだ)あ 猛->@――でも、圏外だ(※此処はちょっぴり山奥) 珮李->あーぁ…(携帯を耳に付けたまま)…あ、繋がらないや。 珮李->…電波の届くところまで、運ぼう。 旋->(注:下手に動かすと崩れmass) 猛->@温泉宿くらいまでいけば電波が届くでしょうが此処だとちょっと無理なようです たつき->…ヘタに動かさない方が… 雫->いっその事動ける人だけ動いて、後は救助がくるまで置いておいた方がよくない? 珮李->(旋に手を伸ばしかけて)…あー、そだね、大分脆いや。 猛->はーい、動けないでーす(役立たず) 珮李->いや、とりあえずボクいってくるよ。動ける人も多少残ってないと、何かあった時困るし。 ―――――――――――――― <感想> 重大情報、女狐は実はゲーマーだった。 そしてここは未来の世界なのに何故そんな古いゲームを知ってるんだ旋、24歳の身に何が起きた(笑 今回はちょっと待ちに徹しすぎたでしょうか、あまり刃を交えることなく終わりへと加速させてしまい申し訳ない。 いや、今回はどちらも仕掛けないままで会話が長引いてしまったのが改善点でしょうか。公判は良かったと思います。 ガス爆発はシナリオ中に思いついたものですが、どうしても決め手にしたかった。終り方が少し不自然になっていましたでしょうか。 自分は黒斗さんと比べるとどうしても描写で劣ってしまいますし、その分知識とアイデアを先行させてシナリオを組み立てたかったのです。 ……ってあの濃度の亜硫酸ガスがあの規模のガス爆発を起こすかはちゃんとリサーチしてたわけじゃないんですけどね(ぁ 空気中に可燃性の物質が飛散している点が粉塵爆発と共通していましたので、より可燃性の高いガスならあのくらいだろう、と言う推測を元に表現しております。 くそう、文系ですみません。 ツッコミがありましたら宜しくお願いします。 因みに亜硫酸ガスはあの四日市ぜんそくや足尾鉱山事件の原因にもなっている物質です、皆さん健康には気をつけましょう(ぉ それと、あの毒ガス攻撃はちょっとしたGMの意地悪と言うか、挑戦状です。 確かに戦闘知識は一朝一夕では見につかないものですが、事前のリサーチと、その対策は違いますぞ。という。 風月GMとしては、キーワードが出たらそれについて調べたり考えたりして「あーしたい、こうしたらいい」などと相談で盛り上がって貰えるのが一番嬉しいのです。 それはムゲファンなどにも言えること、TRPGを含め対話型ゲームでは重要な”うまみ”です。 いままでシナリオ一本に集中してる傾向にありましたし、ちょっとサプライズを入れてみようかなとの挑戦でした。 さて、偉そうに語りましたがこの辺りで。