猛->@前回の続きから、白いのを加えて静香を捜索するところです。作戦開始から3日が経過しており、夏桜の攫われた翌日となります 猛->@さくら支部長の話では『月光』内部もかなり慌しくなっており、内通者摘発で不安定な状況のようです 猛->@さて、では最初のマスターシーン行きますよー 猛->@ 猛->@――――白い。 猛->@そこは雲の中かと見紛う程しろい、霧の世界。 猛->@その最中に人型の影が2つ。1つは手足を縛られて座り込んでおり、もう1つはその影を見下ろしていた 猛->夏桜>「わ、私を誘拐してどうする気なんですか……?」 猛->@縛られた影、夏桜が悔しさを滲ませた声で問う 猛->静香>「無論、人質になってもらいますわ。それともう1つ……活用させてもらおうかしら」 猛->@見下ろす影、静香がその口元に弧を描く。……今はスーツ姿ではなく、白地に紅葉の柄が雅な着物を着ているようだ。金髪が映え、簪(かんざし)がその薄色に紅灯りを灯しているかのよう 猛->夏桜>「人質になんて……なれません。だって私には家族もいませんし、別に『月光』の社員でもないんですから」 猛->静香>「けれど、『月光』は動きますわ。そのぐらいの事は知っていますよ、もちろん、誰が動くかも――」 猛->@夏桜の微かな機転も潰され、表情は曇る。……その顔に、この白い霧に溶けてしまいそうな手が差し伸べられる 猛->静香>「――さぁ、少しお人形さんになってもらいましょうか」 猛->@ 猛->@ 猛->@……はい、と言うわけでPLの行動開始です! 猛->@現在は栃木県に居るわけですが、どう動きますか? たつき->@敵の本拠地も栃木県なんですよね。 珮李->@候補としては夏桜の捜索か、この間言ってた石ですかー 猛->@会社は栃木にありますね、あの石も栃木の那須野という場所にあります 猛->@白いのは夏桜の臭いを追えますが、犬程度の嗅覚だと思って下さい たつき->@夏樹については居場所の見当が付かないと、臭いでも探索はし難いですよね 猛->@そういうことです 文子->@だとすると、殺生石から行くのが行動しやすいですかねぇ 猛->@名古屋から夏桜の誘拐された経路を臭いで追う事も出来ますが、それだと時間が掛かかりますね たつき->@さくらに夏樹の居場所を調べてもらい、こちらは石について動くのが無難かな? 珮李->@そうですねぇ、白いのが匂い辿るだけじゃ不安が残るし たつき->@人質はどこかで活用されるだろうし、場合によっては向こうから出てくるかもしれないしね。 文子->@無理にこっちから行く必要は、今は無いですよね。うん 猛->@では『月光』は衛星写真などを使って捜索を行うとしましょうか たつき->@白いのが文句言いそうですけどね。助けに行けと。 珮李->@ほねっこでなんとか 猛->@そんな時は逆に餌をお預けです(ぁ 文子->@ほねっこたーべーてー(ぁぁ 珮李->@お預けでいいのか(ぁぁ) 猛->@しつけなくちゃいけません(ぁ) 1人じゃ勝てないと分かってますからちゃんと皆についてきますよ 猛->@では石に向かうってことでOKですね? たつき->@はい 文子->@はいー 珮李->@ういー 猛->@では電車を乗り継ぎバスに乗って栃木県那須湯本温泉まで向かいます たつき->@温泉…90 猛->@那須温泉神社の境内を拝殿に向かって右へ向かっていく……辺りは秋も深まり、紅葉に彩られた山間の景色が美しい 猛->@しかしその谷間には大量の灰色の砂利が敷き詰められており、特有の異臭も漂ってくる。硫黄山を連想させよう 猛->@これは近くから硫化水素や亜硫酸ガス、そして砒素などの有毒ガスが噴出しているためである 猛->@今ではかなり薄くなりこの通り人も通れるが……昔は毒ガスが濃く人や動物をよく殺したと言う。そのことからここに在る石は九尾の狐の伝承になぞらえ『殺生石』と呼ばれる 猛->@『殺生石は温泉の出る山陰にあり。石の毒気いまだほろびず。蜂蝶のたぐひ真砂の色の見えぬほどかさなり死す』と芭蕉が奥の細道に記したのも有名な事柄である 猛->@そんな場所を一向は歩いていく 猛->@空は澄み渡り、辺りからは虫たちの合唱が聞こえる。それだけをとればのどかなのだが…… 猛->これがパンフレットに載ってた『千体地蔵』ってやつか、ちょっと不気味だな…… 猛->@辺りには夥しい数の地蔵が並んでおり、どれだけ人々がこの地を恐れたかがうかがい知れた たつき->一体ならまだしも、これだけあるとな… 文子->…全部に名前をつけるとしたら大変な作業ですね 珮李->夜に見たらこれ以上に怖そうだねこれは。 猛->@殺生石へと続く道は綺麗に舗装してあり、観光気分で行けるのだが。あまりそういう気分にはなれないだろう 猛->@ここから暫く歩けば看板が立てられており、そこに殺生石と呼ばれる大きな岩があるはずだ 猛->旅人の安全を願って作られたそうだけど、逆に怖いよな 珮李->これくらい作らないと効果なさそうだったって事かなぁ。 文子->…一斉に動き出して、襲い掛かってくるのでしょうか…(首を傾げ 猛->白いの>(地蔵にお供えされていた団子を食おうとしている) たつき->怖い事言うなよ…って、そこの白いの 珮李->(めって、白いのの頭を小突いた/ぁ) 文子->呪われますよ。白いのさん(白いので定着 猛->白いの>がるぅ……(チェー、と言いそうな目で諦めた) 珮李->っていうか安全を願って作ったはずなのに襲ってきちゃ駄目じゃないか。 珮李->はいはい、お供えは食べちゃ駄目だよ(小さく砕いたほねっこをあげる) 文子->いえ、きっと有るのです。ここまで一杯だとそう思わざるを得ません(ぇぇ 猛->白いの>(カリカリカリ……←満足したようだ) 猛->ふっ、別に何も恐れる事はないって。祟られるような事は賽銭ドロボーぐらいしかやったことないし! 珮李->…猛…(ぁぁ) 文子->呪われますよ、猛さん(さっきと全く同じトーンで たつき->だから貧乏から抜けだせないんじゃないか?<呪い 猛->じょ、冗談だって……? あ、あはは(汗 猛->@と、そんな感じで進んでいくと。段々と目的地が見えてきて 猛->@そして見えなくなっていきますよ たつき->…あれ?(目を擦り) 珮李->…ん…? 文子->…(無言でただ首をかしげ 猛->@殺生石を目指して歩いていくに従って、遠目には見えなかった霧が急に視界を覆い出します 珮李->…こんな時間に、霧…? 猛->@雲がスッと降りてきたかのように、辛うじて仲間の姿が見える程度になってしまいます たつき->温泉の湯気、じゃないよな…? 文子->怪しさ満点のムードです… 猛->これだけ濃いなんて異常だって……ち、何かありそうだな 珮李->やれやれ…皆、ちゃんといるかいー? 猛->白いの>グルルル……!(警戒して喉を鳴らしつつ) 猛->白いの>(←めっちゃ保護色) 文子->白いのさんもいますね。ちゃんと。 たつき->お互い服でも掴んでおいたほうが良くないか? 文子->掴んでいた服が仲間のじゃなかった…とかは怖いですね たつき->離れ離れになったらまずい。 珮李->…そだね…取りあえず白いのは誰かの服を掴んでくれると嬉しい。 猛->知らない間に5人目が増えてるんだな たつき->って、さっきから不吉なことばかり言わない 文子->いきなり来るよりは心の準備が出来るかと(さらっと 猛->白いの>………(何かを計算している) 珮李->手を繋いでるはずが見てみると全然違う手だったりとかね。 たつき->…文子の印象がここにきて変わった気がする 猛->白いの>がるっ(一番骨っこをくれた珮季の服を咥えた) 文子->そうですか?(また首を傾げる たつき->手は手でも骨だったり……(考えるのをやめた) 珮李->…餌付けのかいがあったかな(なでなで) 猛->みんな怪談好きだよな(ぁ 珮李->ともかく、お互いを見失わないようにはしないと。どう考えても異常だし、これ。 たつき->(とりあえず声の大きい猛の服を掴んだ) 猛->@足元は砂利道に戻り、道しるべになるようなものは見えません。携帯のコンパス機能で大体どっちの方向にあるかは分かりますが 文子->(こっちは近くに居たたつきの服を掴む) 猛->(では印象の変わった文子の服を恐る恐る掴む) 珮李->んー…大体どっちってのは分かるか。…ボクが先導して行こうか? 文子->(…輪にになってるような気がしたので、たつきの服を離した) 珮李->…(明るい時に見たらさぞかし愉快だろうなーと思った/ぁ) 猛->頼む、みんなバラバラに動いちゃしょーもないしな 文子->そうですね。珮李さんお願いします 猛->@ではとりあえず進みますか? 珮李->了解。…それじゃ猛、白いのを掴んでおくれ(ぁ) 猛->OK、任せとけ(白いのの尻尾をギュッと握った) たつき->尻尾は掴むなよ 珮李->っていうか尻尾は優しく掴んだ方が 猛->@カジカジカジカジカジカジカジカジ…… 文子->間違えても引っ張らないように 猛->@カジカジカジカジカジカジカジカジ…… 猛->@カジカジカジカジカジカジカジカジ…… たつき->噛み付かれ──遅かったか 文子->…嫌われたようですね。猛さん 猛->……(頭をやられてる) 珮李->…白いの、後でほねっこあげるから、やめてあげて? 珮李->でないと猛がリアルほねっこになる(嗚呼) 猛->(ぐいー…と無理やり引き離しつつ)ふ、ふふふ。オヤジにも食われたことないのに……っ 文子->お父様が息子を食べるのは怖いです。(すぱっと たつき->オヤジに食われるって妖しいな←どこかから影響を受けたようだ 珮李->ええいグロい想像させないでよっ。 猛->白いの>ガフッ(しかたねぇ、付き合ってやるか。って目で猛を見つつ、大人しくなる) 猛->こんのケダモノ……っ 珮李->(かこかこと自分の携帯を弄くって…着信メロディ流し始めた)ついでに音の目印もつけてと…。 珮李->はいはい喧嘩しないで。それじゃ行くよー? 猛->@んでは、どう進みますかな? たつき->@携帯を頼りに石へ向かう、でしょうか。目的ですしね。 猛->@殺生石の位置はここから北北西、斜面を少し登った場所にあります 珮李->@能力者トレインがぞろぞろと(ぁ 文子->@とりあえずは石に向かって、ですかねー 猛->@了解です、では一寸先を弄るようにして進んでいくと…… 猛->@霧の薄い部分と、濃い部分があるのが分かります。それらは風に流されることなく留まっているようです 猛->@自然に出来た濃淡ではなく、人工的に霧がくり貫かれたかのように薄い部分があります 猛->@薄い部分はトンネルのように奥へと続いているようです たつき->@罠っぽいですね 猛->@逆に、濃い部分は壁のように見えますね 文子->@あからさまに誘い込まれてるような気がします 珮李->@思いっきりこいと言わんばかりな 猛->@因みに、その霧の壁がぐるっと殺生石を囲んでいると思われます 猛->@一箇所にのみトンネルのように穴が開いており、そこから道が幾本にも分かれて続いていると 猛->@簡単に言えば霧の迷路のようです 猛->@さーて、どうしますかな たつき->@と言われても、そこを通る以外に道はないと思われますが; 文子->@もう、大体の方角で考えるしか… 珮李->@虎穴に入らずんばってやつですかー…。 珮李->@これで携帯コンパスがなかったらこの時点で迷ってそうだ。 猛->@では最初に質問。どのようにそのトンネルを通りますか? 濃い薄いなんて関係ねぇと突っ切るか、それとも薄い部分に導かれてみるか(何個も分岐していますが) たつき->@自分は薄い部分を通ります 珮李->@濃い部分に入るとはぐれてしまいそうですな 文子->@そうですね…薄い部分の方がどっかに着くまでは安全のような気も。 猛->@では薄い部分に従って進むと、OKです たつき->@猛は濃い部分に突っ込んで行きそうですけどね 猛->@いやいや、今回はRPGのように従いますよ(笑 たつき->@了解です 猛->@ふふふ…(GM笑い) 珮李->@Σやな笑いがっ たつき->@うっかりお金を濃い部分に落としたら拾いに行くかなぁ…?>猛 文子->@奥に進んだらダミーで戦闘開始ーってのはベタですかね 猛->@では最初に入り口……らしき部分を通り抜けると道が3方向に分かれております、『←↑→』どこに進みますか、方角は北を上に見るのが基本とします 珮李->@石は北北西でしたな。ふーむ 文子->@北北西なら、どっちかってーと↑が近いのかな? たつき->@なるべく最短距離で行きたいですね。↑かな。 たつき->@この際、罠でも何でもきやがれっ!精神で。 珮李->@主観モードのRPGだ(ぁ)じゃ↑にいきますか。 猛->@了解、では【↑】に進みました。……暫く行くと『↑→』の2つに分岐しています。(北が上です) どちらに進みますか? 文子->@このまんま↑でしょうか…やっぱり方向的に。 たつき->@また↑でしょうかね 珮李->@うぃ、取りあえず北に進むのがいいかと 猛->@了解、では【↑】に進みました。……暫く行くと『←↑』の2つに分岐しています。(北が上です) どちらに進みますか? たつき->@方向的に←ですね。罠っぽいけど。 珮李->@そろそろ何かエンカウントしそうですな(ぁ) 文子->@うーん、この辺りに来ると微妙な感じ。←かなぁ…うーん、悩む 猛->@了解、では【←】に進みました。……暫く行くと……白い壁だけがありました、行き止まりのようです。足元は相変わらず砂利で、一枚だけ紅葉した大きな紅葉の葉が落ちています 文子->@そのもみじの葉が異常に怪しい…燃やしてぇ(コラコラコラ 珮李->@燃やしちゃだめだっ(嗚呼) 猛->@燃やしちゃいますか?(笑 文子->@いえ(ぁぁ 猛->@では誰か拾います? たつき->@とりあえず拾ってみようか? たつき->@罠っぽいので猛くんにお願い(ぁ 文子->@拾った分だけ敵増えるーとかは無いですよね?(何 珮李->@ただ落ちてるだけにしては怪しいですしねぇ、変わりの目印にほねっこの欠片置いてきます?(ぇ) 猛->@さぁてそれは保障しませんが、では猛が拾いますね たつき->@100円あげるから 猛->@ビシッと敬礼して全力で取りに行きます(ぁぁ 文子->@欲望に忠実な男だっ 珮李->@ある意味清々しい 猛->(ぺラッ拾ってみると)………はずれ? (「はずれ!」と、油性マジックで裏側に書かれていた) 文子->………道がですか たつき->何かのゲームみたいだな 猛->確かに色々と外された気がする(ポイッと捨て) 猛->@さて、では1つ前のターニングポイントまで戻ってやり直しますか? それとも最初からやります? たつき->はい、ご褒美(猛に100円投げ/ぁ) 猛->(ははー、とひれ伏して受け取ってる) 珮李->@取りあえず一個戻ってまっすぐですかねぇ。 文子->@ですねー 猛->@では以下略、また紅葉が落ちてますよ(ぁ たつき->@またか 珮李->@オノレ 文子->@Σ(´Д`;;またかよっ 猛->@拾いますか?(笑 たつき->@また100円で猛に 珮李->@GO 猛 文子->@れっつごぅ 猛->@では猛が拾ってみると…… たつき->@外れれば外れるほど猛の懐が肥えるな 猛->………はずれか、やっぱり(同じだったようだ) 珮李->…遊ばれてる気がする…。 文子->でも、拾わずには居られませんね。何故か 猛->まぁどっかのRPGみたく金目のものは置き去りにしてないわな 珮李->宝箱がどーん、とかね。 猛->絶対引っかかる自信あるのにな(待 たつき->あったら猛のセンサーに引っかかるんじゃない? 文子->開けたら回復アイテムですよ。しかも一杯で持てない(ぇ 猛->ふっ、残念ながらセンサーは反応してない 珮李->じゃあ金目の物は無いと。…戻ろうか。 たつき->もう一つ前の分岐点へ、だな。 猛->@では2つ前のターニングポイント『↑→』で右に行きますか? 珮李->@ですな、行ってない方にいってマップを埋めるのです(ぇ) 文子->@手当たり次第にマップ埋めだー(ぁぁ 猛->@ふふ、ちゃんとチェックしておかないと迷いますよー たつき->@右ー。 猛->@では右に暫く進んでいくと……今度はちょっと通路が長いですね 猛->@歩いていると白いのが反応しますよ 猛->@『この先から夏桜の臭いがする』と。 猛->@で、尻尾を掴んだ猛をズリズリ引き摺って突っ込んで行こうとします(ぉ) 珮李->@ほねっこで静止をっ(ぁぁ) 猛->ぬぉぉーーばかっ、止まれ駄犬ーーっ!(グ……グ……グ……!!) たつき->落ち着け>白いの 文子->このまま進むのも危険です… 珮李->一匹で突っ込んでもまたやられるってっ(前から白いの押し返してる) 猛->@しかし今回ばかりは骨っこでも止まりません。前から珮季が押さえてやっと止まりますね 猛->白いの>グルルルルゥゥガゥッ、ゥガゥッ!!(訳:行かせろー!) 珮李->あーっ、夏桜が浚われた時に弱点つかれたんでしょっ?また同じ事になったらどうすんのっ!(ぐい押し) 文子->ガウガウじゃ有りません。落ち着いてください(ぽむぽむ叩き 猛->白いの>………グゥ……ル……(やっと落ち着いたのか、落ち込んだのか。一先ずは大人しくなりますよ) 猛->白いの>(でも鼻はひくつかせている) 猛->この先に何かある、のかな 珮李->ふぅ。…夏桜のにおいがするなら、夏桜が居る可能性もあるし。 たつき->行って見るしか仕方ないけどな 珮李->…夏桜を浚ったやつがいる可能性は、もっとあるし。ッてところだね。 文子->ですね。行くだけ行って見ましょうか 珮李->んじゃ、警戒は十分に。白いのは暴走しないように。(びしっと指差し) 猛->@では白いのを後ろに下げつつ進んでいくと、その先は少しだけ開けた空間になっています。畳8条ぐらいのスペース、その中心に夏桜が蹲ってます たつき->本物か? 文子->…迂闊に近づけませんね 珮李->罠の可能性もあるね…どうしたものか。 猛->(白いのを押さえてる)……対処に困るよな 猛->@意識はないらしく、座るような姿勢でグッタリしています 猛->@8畳の先の空間は良く見えませんね 珮李->……どうしたものかね、これは…。 たつき->確認するには近付かないと…。 猛->……今回は100円じゃ嫌だぞ(ぉ 文子->…遠くから当たらない程度に物を投げてみるとか 珮李->500円は?(ぁ) 猛->………くっぅっ たつき->悩んでるし 文子->釣られそうですね 猛->も、もうひと声っ!(ぁぁ 文子->510円(少な たつき->中途半端だな。 文子->では、525円。税込みで 珮李->なんかの値段みたいだ。 猛->………よし、俺が行こう(決断しやがった 珮李->……猛の値段だったの?今の(ぇ) 文子->後でお支払いします。525円。(ぁぁ 珮李->ボクも途中までは行くよー。罠だったときが怖いしね。 猛->おう、それじゃあ慎重にな たつき->こっちは退避してるから。気をつけてな 猛->@ではゆっくりと近付いて、途中からは猛が単独で慎重に近付いていきます 猛->@足音を立てないように、棒を構えながらそうっと夏桜の傍に…… 猛->@ 猛->@――――カチッ☆ 89 猛->@ たつき->今、何か音がしなかったか? 猛->へっ? 文子->…地面でしょうか。カチッと… 猛->@ピガーーッ!! っと数百枚のフラッシュを同時に焚いたかのような光が足元から噴出し 珮李->なっ…… 猛->@同時に風船のように地面がモコッと膨れ上がる、そして……… たつき->罠かっ!? 文子->地雷…ですっ! 猛->@腹の底から体を突き上げるような轟音、同時に間欠泉の如く吹き上げられる砂利の雨 猛->@猛の体が軽々と、そして高々と宙に舞い、同時に飛散した砂利が強かに珮季の体に打ち付けられる 猛->@避難した皆にはさほど飛んで来ない、小規模な爆発だ。だが…… 珮李->…ッ…(両腕で顔をガードしながら砂利に体を打たれて) 猛->(ドサリと強かに砂利に打ちつけられ、霧の中に砂煙を巻き上げる) たつき->罠手bbか。 たつき->@罠、か(すみませぬ 文子->大変です…っ!(足元に注意しながら珮李に駆け寄る) 猛->ゲホッ……グ……ゴフッ(仰向けになって空気をむさぼり)あぁぁ……!!(右足を、抱え込む) 猛->@罠GJ!! イエーイッΣb かと思った(待て 珮李->―――ぅ…(砂利の勢いがやむと同時にその場に膝を付いて蹲り) 珮李->@Σイエーイされたら泣いてやるところだっ(ぁぁ) たつき->@違いますよーっ!!酢です 文子->珮李さん、大丈夫ですか…っ!猛さんもっ!(動揺が隠せないらしい。 猛->@酢ですか、スッパイですな たつき->@…素です。 文子->@絶好調ですな 珮李->@いい感じですね 猛->@なんかもうむしろクビキさんにGJ! イエーイッΣb たつき->@誤爆菌感染拡大だ orz 猛->痛っっうぅ……、しくじった……!(何とか、よろめきながらも立とうとして) たつき->右足をやられたのか…あまり動かない方がいい>猛 猛->(ガクリと、棒を杖にして寄りかかる)……ダメか、折れてはないと……思うけど。(火傷が酷い、焦げたズボンが紅く染まっている) 珮李->うっ…ま、まさかここにきて地雷とは、ね…(ごろんと仰向けになって起きようとしてる) 文子->こんな場所を地雷原にするなんて…(そっと、起きるのを助けながら) 猛->@能力者の傷はかなりの高速で事故回復するが、このレベルだと今日一杯は満足に戦えないだろう たつき->(ポケットからハンカチを出し、紅く染まった部分に当て止血する)ヒビは入ったかもしれないな>猛 珮李->あぁもう…顔隠す前に丸まればよかった…(助けを借りて体を起こし)…っそうだ、夏桜は…。 猛->@珮季は半分、ということで肋骨が1本折れかかってますね。動けないことはないですが動くと痛みます 猛->@夏桜の姿はありません、その代わり砂利に埋もれるようにして。服の切れ端だけが落ちています たつき->まさか…っ 文子->…ダミーでしょう。衣服か何かを利用したのでしょうか… 猛->……いや、触ったらするっとすり抜けた。偽物だぜ 珮李->…こういうの、狐に化かされたっていうのかね…。 猛->@本物は縛られています。のでその辺りが偽物っぽいかとPLで気付けるヒントとなっておりました 猛->@宙からはひらひらと紅葉の葉が舞い落ちてきますよ 猛->@若干の魔力を感じる、使い終わった紅葉が たつき->ここに居るのは危険だ。一旦外へ出よう。 文子->…(はしっと、紅葉を掴み取り) 猛->@そしてその紅葉の向こうには青い空、そして爆風で吹き飛んだ霧の道 猛->@この爆発によって霧の迷宮に穴が出来たようです 猛->@その先に見えたるは『史跡―殺生石』と書かれた黒い木の看板 たつき->穴を通るか否か… 猛->白いの>グルルゥゥゥガウッ!! ガウッ!!(先程よりも強く、白いのが反応しています) 文子->…お二人がこの状況ですが…白いのさんが反応していますね 珮李->……猛は、白いのに運んでもらうといい(よろめきつつ立ち上がり) たつき->珮李は動けるか? 猛->自分で、歩ける。珮李こそ動けるのか? 文子->歩くのなら肩、お貸しします。(手を差し出し 珮李->肋骨が痛むけどね…歩けないほどじゃない。 猛->そっか。文子もサンキュ。……けど、今回だけは遠慮しとくわ 文子->そうですか…お二人とも、過剰な無理はなさらないで下さいね 猛->この先に”コレ”を仕掛けたヤツが居るかもしれない、怪我人が足を引っ張るわけには行かないからさ 珮李->んー…平気だよ(ぽむと文子の頭を撫でて)猛の言うとおり、あんま負担かけたくないから。 猛->そういうこった(二重ぽむっ) たつき->(猛に肩を貸そうと思ったが身長が足りないのでやめた)…。 文子->はい…(若干目を伏せ、すぐに顔を上げて)…では、参りますか? 猛->(デイバッグから水筒を取り出して、中のお茶をドバーーッと足にかけつつ) 猛->おう、もう鬼ごっこは終わりにさせようぜ(ぐっと、たつきに借りたハンカチを縛り) 珮李->うん、それにほら、状況によってはボク四足になれるし、そっちのが負担かからないしねー(けらけら笑いつつ息を一つ) 猛->@では、奥に進みますか? たつき->@はい。 文子->@はい。進みましょう 珮李->@うい 猛->@了解、では進んでいくと3つの影が見えますよ。そのうちの2つはマスターシーンと同じ影、縛られた夏桜とこちらを待ち構えている着物姿の静香です 猛->@……そして、もう1つ。トラックを1台縦に立てたような、黒い……樽のような形をした鈍く光沢のない大岩 猛->@まるでご神木のようにしめ縄をしめられた、毒を吐き出す異臭の石。『殺生石』が、背後に巨大なシルエットとなっている 猛->@―――ブレードの威嚇の咆哮が、白い世界に遠く木霊する 猛->@……夏桜は、応えない 猛->静香>(ゆっくりと、袴とも着物とも取れる姿で3歩、皆に向かって歩き) 猛->静香>よく来たわね、我が家の庭に。来て下さると思ってましたわ(それは、艶美な笑みで) 珮李->随分毒々しいオブジェのあるお庭だね…(肋骨を押さえながら息を吐いて) 文子->趣味が良いとは言えませんね(いつもより鋭い目線で たつき->庭の割りに手入れが悪いと思うけど 猛->静香>あら、毒というものは薬にもなりましてよ? ここの温泉は火傷に効くと、評判ですのに(笑みを崩さない) 珮李->火傷ね…旋が聞いたら喜びそうだ(肩竦め)…一応聞くだけ聞くけど、夏桜に何かしたかい? たつき->じゃあ帰りにでも入らせてもらおうかな。夏樹を返して貰った後で。 猛->静香>(笑みを浮かべたまま)夏桜ちゃん、ご挨拶なさい。「こんにちわ」って 猛->夏桜>(皆に振り向いたその目は、……どこか虚ろで表情がない)……こんにちわ 猛->静香>よく出来ました、お仕事に戻りなさい 文子->(より険しい目線になり)…これは…洗脳、催眠術の類でしょうか。これも女狐の力ですか? 猛->夏桜>(再び、手足を縛られたまま殺生石の方を向く) 珮李->…見事に何かされてるね…(小さく舌を打ち) たつき->(殺生石を見てる…何かあるのか?) 猛->静香>術など使う必要もありませんわ、現代科学は既に魔法の域に達していますもの。態々疲れる必要なんてないでしょう? 文子->…そういう装置があるのですね…言っても意味は無いと思いますが、夏桜さんの洗脳を解きなさい 猛->静香>力を誇示するのは愚か者の自尊心が成す愚考、賢い者は最小のリスクで目標に達しようとする…… 猛->静香>出来ない相談ですわ。こんなに美味しそうな子を、どうして放っておけまして? 珮李->まぁ、普通に言って返してくれるとは思ってないけどね。 猛->白いの>(唸り声を上げて飛びかかろうとするが、片手で猛が抑えている) たつき->美味しそうというのはそのままの意味か?それとも…。 猛->静香>「有獣焉、其状如狐而九尾、其音如嬰児、能食人。食者不蠱。」 珮李->…それは…さくらが言ってたのと、同じ…。 猛->静香>聞いた事はない? 白面金毛九尾の狐……その獣が食らうのは人よ たつき->意味は知らなかったが…喰らうのが本当ならば止めないとな。 文子->…妖怪ですね。本当に 珮李->要するに、本物の女狐だって事か?あの人は…。 猛->静香>(ブワリッ、と静香の背後から生暖かい風が吹きつける。……瞬きを経た瞬間、彼女の後ろには長く艶やかな金色の尾が九つ。そして頭からは耳が突き出、口の端からは鋭い牙が顔を覗かせる) たつき->─っ!? たつき->それが、お前の本当の姿…なのか。 猛->@この時点で完全に能力が使えるようになります、地が沸き立ちざわめくような感覚。……それも特大の、そり立つ壁のような存在感を感じる 猛->@魔力自体はAクラスに届かない、だがそれ以上に恐ろしいものを感じる。 猛->@……そう、この狐からは遥か数千年の”歴史”と言う重さが、感じられるかのよう 文子->…狐妖怪の最高位なだけはありますね。何千年生きてるんでしょう… 猛->静香>本当の姿? ……いいえ、これは仮の姿。人間に化けることしか出来ない哀れな狐の亡霊 珮李->(殺生石に眼を向けて)罠かと思ったけど、しっかり関係ある事だったんだね。 猛->静香>本当の姿など当の昔に8万の軍勢に殺され、あの忌々しい阿部泰成めに魂までも封印されましたわ。(……笑みが、消えた) たつき->(阿部…) 猛->静香>その魂を封じられた殺生石をも教化され源翁和尚に砕かれ、力を失った……今ではもう昔話になってしまったわね 文子->あなたは…玉藻前ですか。平安時代の 猛->静香>ああ、平安時代はそう名乗ってましたわね。 けれど、今は峰静香と言う立派な名前がありましてよ? 珮李->…まさか、現代にそんな伝説上の化け物がいるとはそう思わないわな。…で、やっぱり目的は復活とかその辺なのかい? 猛->静香>それもあと僅かなことですけどね。……そう、あと少しでまた狐と呼ばれる日が来ることでしょう 猛->静香>どこの馬の骨とも知れぬ悪魔などに、この日本を明け渡したくなどありませんもの 猛->@―――そう、それが彼女の理由 たつき->なるほど。それが貴女の戦う理由か。 文子->…悪魔を消し去りたいのは、一緒なのですね…過程が違うだけで… 猛->静香>無論、そして人間に組するほど下賎な妖怪でもありませんわ。利用はしますけどね……(夏桜に目を向け) 珮李->妖怪対悪魔…。遣り方の性質の悪さは同じようなもの、か…。 猛->静香>計算に若干の狂いが出ていますわね、あの子の力ならとうに封印を敗れるはずなのだけど…… 珮李->……で、ここで更に計算違いがでるって事なんだけどね。…夏桜は返してもらうよ。 文子->(…完全な洗脳は出来ないのですね。夏桜さんの抵抗力もあるのでしょうか…) 猛->静香>しかたないわね、お喋りの続きを……始めましょうか。時が満ちるまで、この九尾の狐が直々に相手をして差し上げますわ 文子->その前に終わらせなければ…妖怪にこの現代日本は渡せません 猛->@静香が己の袖口に手を伸ばすと……そこから物理法則を無視したような巨大な玄翁(破砕槌)が取り出される。猛の棒の先にハンマーを取り付けたような武器だ 珮李->はっ…また、ごっつい武器出してくれるなぁ… 文子->似合いません…もっと細いのにすれば良いのに… たつき->美しくないね。 猛->静香>これは玄翁和尚が使った金槌、私を実質的に無力化したものですわ 猛->静香>……あなたたちも、石になってみない?(再び、牙の飛び出た唇に笑みが浮かんだ) ―――――――――――――― <感想> 戦闘ばかりメインにするのもどうか、と言う話が出ておりましたので今回はRPGらしくダンジョン(?)を仕込んでみました。 罠と葉っぱしかありませんでしたが。 しかも長くなりそうだったので多少ズルしたのは秘密です(ぁぁ そして段々と骨っこで餌付けされていく白いの、そろそろペット扱いになるでしょうか。 居ないはずの5人目の存在も気になるところ。 しかし実際の歴史や地名を使うとなるとこれまた難しいですね。 表現自体は元ネタがあるので簡単なのですが、リサーチに時間が掛かりすぎて丸一日潰しましたよ(苦笑 さて、ここからが大一番です。皆様のご活躍を期待しております。