猛->@場所はメイドカフェ、外からは何か犬の鳴き声のようなものと人の声が聞こえます 猛->@辺りには芳しいカレー臭 猛->@前回の続きからどうぞー 猛->野良犬か何かでも出たのかな 雫->野良犬だとしてもかなりハングリーな奴ね…カレー臭に釣られてたら 珮李->んー…お店の前だと、野犬に通行人が噛まれちゃうかな…(立ち上がり、お店の入り口から外を見ようとして) たつき->カレーの臭いは強いからな。 猛->野良犬を甘く見ちゃいけないぞ。昔落ちてた焼き鳥を巡って一戦やらかしたことがあるけど、強敵だった…… 雫->落ちたものを食べるあたりで物悲しいんだけど、猛くん 旋->……。今度、法事で余った寿司でよければご馳走するけど? 猛くん 猛->@珮李が見に行くと、数匹の茶色い影がメイドさんを取り囲んでいるのが見える 猛->@摺りガラスになっていて良く見えないが、アルマーニをブンブン引っ張られるわ、スカートの端を咥えて引っ張られるわで大変なことになってるようだ 猛->す、すしっ!? 寿司といったなっ!! 猛->……宜しくお願いします 珮李->Σうわっ、包囲されてるっ!?(ボヤけたガラス越しの光景に驚きつつ)だ、大丈夫っ?(入り口の扉を押し開け) たつき->過剰反応しすぎだ>猛 旋->フ、楽しみにしていたまえ。つかこっちも毎回喰うの大変でね(薄茶の細いフレームが随分と特徴的な、まーた高そうなサングラスを掛けながら立ち上がり) 猛->だって寿司だぞ、SUSHI!! 一生に1回食べられるか食べられないかなんだぞうちではっ!!  雫->寿司かぁ…久しぶりに出前とか回ってるのじゃないの食べたいなぁ(どっかを見て たつき->喰うのが大変だと言ってる奴がいるんだが 旋->ホントに多いんだってば。 猛->寿司が食べれるならこの際プライドは捨てるぜ、喜んで 旋->で、そっちは如何よ? つか見えないんだから解説プリィィィッズ!>珮李 猛->@珮李が扉から飛び出すと、そちらにも茶色い獣が飛びついてくる たつき->っと、外で何かあったのか?(立ち上がり) 雫->流石に動物は五月蝿いしね、ちゃんと黙らせないと 珮李->いやっ、さっきのメイドさんが犬…(扉を開けつつ一旦後ろを見て)ってうおわっ(飛び掛られたようだ) 猛->@5,6匹は居るそれは、犬ではなく狐のようだ。とりあえず食べ物の臭いのする物を咥えては引っ張ろうとする 旋->メイドさんが犬…? 猛->@服とか服とか(待て) 旋->……。……。犬耳メイドだとぅっ!!? たつき->そこで反応するかっ! 雫->変な所で途切れたな…暴走してる奴居るし 珮李->ごめっ、撤回…犬じゃないッ… 猛->メイドさん>あ、それはダメーッ! 旋->くっ、こうしちゃ居れんッ。見なければ! たとえこの眼が見えなくても!! 旋->ソレは駄目ーっ!? うぉぉぉっ!!!(出入り口目掛けて駆け出す変態) たつき->矛盾してるぞ、その発言 猛->@狐のうち一匹がアルマーニをかっぱらって走り去っていった……と思ったら後ろの方でハグハグしてる たつき->てか、お前が暴走してどうする!! 珮李->狐…?こんな所に野生の狐?って、こら…ボクはエサじゃないーっ(ぁぁ) 雫->あーもうカオスになる前に誰か止めてよねー(出入り口に駆け寄り、顔を出す) 猛->なんな行かなくちゃいけない気がする、とても、行かなくちゃいけない気がするぜ…… 旋->退けィッ!(珮李ごと、狐に体当たりする機関車旋) 猛->@そんなわけで出入り口にやってきたメンバーにも突撃する狐だったが、旋の進行経路に居た数匹は吹っ飛ばされた たつき->犬は旋に任せてメイドさんを救出しよう(出口からメイドさんの方へ向かい) 旋->(←つか犬は二の次にメイドさんの方に向かってる) 猛->狐>「クルルル……」 珮李->あぶなっ…(機関車旋を避けて…狐がまだくっついてる) 雫->(周囲を見やり)野良キツネって…、つか旋くんもうちょっと蹴散らしてから! 猛->狐>「ハグハグハグ……」 旋->大丈夫ですかッ、犬耳め…じゃなかった其処のどじ…でもない娘さんッ(キキキキキィィィィッ←停車) 猛->メイドさん>あ、あんまりっ、大丈夫じゃ……あっこら!(スカートを引っ張ろうとする狐を引っ張り)……ないですっ 珮李->さすが脳内が萌えで構成されている男…機動力が半端じゃない(感心してる場合か) 猛->@やはりカレー臭のするところに集まるらしい、狐たちはワラワラとメイドさん&旋に飛びついていく たつき->シッシッ(ぺしぺしと持ってきたメニュー表で狐を追い払おうと) 旋->(ギラッ)其処の羨ま…じゃない、けしからんポイントから離れんか木っ端ァァァァァッ!!(ギュワッ!!! …何か、蹴りにあるまじき爆音を放ちながら蹴りを撃ってる) たつき->本音が出たな…<羨ましい 雫->何ていうかさ、旋くんから離れたいよね。いろんな意味で…他人の振りもこめて(ぁ 珮李->同類には見られたくないねぇ…(狐の首根っこ掴んでぶら下げつつ) 猛->狐>「キャインッ!?」(蹴られた瞬間に内臓が蹴り砕かれん勢いでつま先がめり込み、スカートの端を ビリッ と破きながら狐の一匹が宙を舞った) 旋->しまったスカートがァァァァッ!!!? 猛->@……その狐は、空中でまるで霧散するかのように消えていった たつき->消え、た? 旋->冥土の土産にするにも勿体無…。……(消えたのを見て… 雫->やっぱ、ただのキツネじゃないか たつき->と、それよりも大丈─(破れたスカートを見て目逸らし)>メイドさん 珮李->……(自分が掴んでる狐を見下ろして)…そうみたいだね。 猛->メイドさん>あ、ありがとう、ごごご御座います……っ! でも失礼しますっ(スカートの端を押さえながら店内にダッシュするメイドさん) 猛->メイドさん>あべっっ(そして見事にガラス張りの自動ドアに激突) たつき->あ 猛->……やっぱ素なんだな 旋->お。 雫->自動ドアなのにね… 珮李->…あー たつき->旋、転んだ先は見るなよ<スカートとか 猛->@鼻を押さえながら今度こそ入ってく、ちょっと涙目だ 旋->…この目が見えたら、きっとナイスアングルだったろうになぁ… 猛->なんか、今ばかりはすげぇ同情するぜ 旋->……帰ったら、熱燗でも飲んで、目一杯潰れよう… 珮李->猛、見たの?(ぁ) 猛->狐>「コォォォォンッ!!」(仲間がやられたのを見たせいか、狐は能力者たちを輪のように取り囲んで威嚇している) 猛->@何度も何度も高い鳴き声が木霊する たつき->帰る前に一仕事ありそうだな 雫->見た見ないはこっちとしてはどうでもいいけどさー…獣苦手なんだけど、臭いとか 旋->一仕事も二仕事もあるって。くっ、さくら支部長め…面倒なこと押し付けやがって… 猛->事故さ、事故なんだ、メイドさんを心配するあまり目を離してなかったから(ぁ 旋->しかし。それもこれも、殺血悪霊の初回特典のため…ッ!(くわッ 珮李->耳に響くなー…(溜息つきつつ、引っつかんでた狐の首を掴んで締め付け)本当にいつ仕事になるか分からないね。 珮李->……猛、後で話が(ぁぁ) 猛->狐>「―――ッ」 雫->猛くんは仕事が終わってからの方が大変そうだけどねー… 猛->大丈夫さ、思い出は殴られても消えない(ぉ 旋->消えるまで殴るってのは如何?(ぁ たつき->墓穴を掘ったな>猛 珮李->その心意気や良し。足開いて待ってるといいよ(股座いく気だ) 猛->@珮李に喉をやられて、また一匹狐が消える。残るは3匹 猛->いや、だから事k――― たつき->思い出より大事な物が消されそうだな 雫->そのまま昇天のほうが楽かぁ 猛->@ボッッッ!! と、猛の顔面が燃え上がった 旋->人体発火? 猛->うわっじゃじゃじゃじゃじゃっっっ!!!?? 旋->…熱がってるから、コレぞホントの狐火か 猛->狐>「コォォンッ」(口から火の粉が吹き出している) 旋->じゃあコイツ等、妖狐? 初めて見た。ねぇ、足型取っていい?(何か話しかけてる) 雫->ああいうのってやっぱ火に強いのかしら、毛皮に引火すれば面白いのに(さり気に酷い 珮李->普通の狐と足型変わらないんじゃ。 たつき->…緊張感無いな(旋を見て) 猛->狐>「クォォンッ、コォォォンッッ!!」(第二射、三射、発射用意……) 猛->@撃ったーーーー!! 旋->フ、例え一見変わらなくても、専門家が見れば――(ボンッ←顔に直撃) 猛->@紅蓮の火球が珮李と旋目掛けて噴出したっ 旋->アヂャアァァァァ!! たつき->よそ見するから>旋 猛->……ちっ、なんてやつらだ!(頭がパンチパーマになってる) 雫->直撃しても叫ぶ余裕ってあるんだ 珮李->Σうわっ!(腕を振りながら受けて火を散らし)あ、熱い…けど… 珮李->(猛を見て)…あぁなるよりはっ…(ぁ) たつき->(店に戻って水を…でもそんな余裕あるか?) 雫->猛くん…(ほろり 旋->クソッタレッ、猛くんに撃ったのより火力高ェじゃねぇか! 嫌がらせかコラ!?(まだ顔面燃えたまま) 猛->@狐はさらに狐火を用意しているようだ 珮李->旋、消火消火。 旋->(ブンッ! と勢いよく顔を振れば、勢いで掻き消え…若干、髪が焦げたあたりもう人間じゃないっぽい) 猛->@そうこうしていると、周りからも次々と悲鳴が聞こえてくるのが聞こえる 猛->@他の場所でも狐が大騒ぎを起こしているようだ 旋->け、化粧が取れたッ!?(ガーンッ、ていう効果音と共に。右メたりに火傷が現れている始末)コレ隠すのに一時間掛けたのに! 雫->被害拡大は面倒ね、やるんならさっさとやる方が良いわよね たつき->ちっ、早く何とかしないと… 珮李->…これ、手分けした方が良さそう?(自分に火を吐いてくれた狐に蹴りを繰り出して) 猛->@「味噌が盗まれたーーーっ!!」「お稲荷を食われたーーーっ!!」「洗濯物ーーーっ!!」……そんな悲鳴が聞こえる 旋->………。 雫->………ハングリー集団? たつき->洗濯物は食べられないと思うが 旋->何かいいにおいついてたんじゃない? 猛->一般人にも見える辺り、ただの使い魔ってわけでもなさそうだよな 珮李->…エサで釣れそうだね。 旋->まァいいや。とりあえず今オレに火ィくれやがたのはドイツだ!? 叩ッ斬ってやるッ たつき->カレー臭で釣ってみる? 猛->@言葉が分かるのか、旋の顔面にもう一発火球が飛んだ 雫->お たつき->…旋が囮になるのがいいかもな。 旋->(掌が、紫色の炎のようなモノに包まれると…)…一回、熱いの味わってみやがれぃっ!!(その炎を、思い切り殴り飛ばしたッ) 珮李->食べ物に釣られるわりには、そこそこ頭はいいと。ふむ…。 雫->ヘタに知能ついてるのは怖いわよねー 旋->アツツツツッ、またさっきより火力上がってるしッ(殴り飛ばした際に、紫の炎が掻き消え。拳が煙を噴いてるので慌てて振ってる) 猛->@今度は悲鳴をあげる暇すらなく、狐は一瞬にして紫炎に包まれ蒸発する。 旋->ったくゴ●ラかコイツ等。撃つ度に火力上げやがって。(ぶんぶん) 猛->@攻撃的な割りに脆いようだ 珮李->でも消えるって事は実体が無いわけで…ホントに何なんだかなぁ。 たつき->忍者の影分身みたいなものかな?だとすれば本体がどこかに… 珮李->本体…九尾がいたらちょっと感動するかも。 猛->@「お、俺のカツラーーーっ!!」「あ゛あ゛あ゛っっ、メガマックがぁぁーーーっっ!!」「あたしのバッグかえしてーーっ!!」……町は混迷をきわめて行く 旋->カツラ…… たつき->カツラ… 雫->尻尾が9本もあったら毛が多くて鬱陶しそう……カツラ 猛->あ、オッサンが物凄い勢いで走り抜けてった…… 旋->…誰かを思い出しそうになるのに、なぜだ、頭に靄が掛かったような…(何 珮李->……と、とりあえず騒ぎを沈めようよ。これ以上かわいそうな人が出る前に(嗚呼) たつき->必死だな>オッサン 旋->いい走り方してるぜおっさん 猛->とにかく、何か行動しないとな 旋->とりあえずあと二体、片付けるか 雫->よねー、このまま(おもろい)経過を見てるわけにもねー たつき->一応本体が居るか探ってみるか…←鋭敏感覚持ち 旋->店長さーん。カレー鍋、まだあるならカマン。コレも街を救うためにッ 珮李->幸いあんまり強くはないみたいだし、それが救いかな(肩竦めつつ、手近に一匹に蹴り繰り出した) 猛->@残りに2体はへばっているらしく舌を出してへーへーいっている 雫->おりゃっ(そこらへんの石を拾い、キツネの一体に投げてみる) たつき->(ダメ元で意識を集中してみます) 猛->店長さん>な、鍋をですか? まだ中身が入ってますが…… 旋->入っているからこそ価値があるッ 珮李->……ここに全部集めるつもりかい? 旋->手っ取り早いっしょ? 猛->@そうですね、狐の声は西側。高層ビルのある辺りに多く、逆側に少ないようです 雫->囲まれて身動き取れなくなりそう…うわー… 珮李->まぁ、確かにそうだけど…。…ちょっとしたムツゴ○ウ体験ができそうだ。 たつき->(高層ビル方面を指差し)向こうの方に沢山いるようだな。 猛->店長さん>(静かな声で)……分かりました、アルマーニの分です。お代は、いっりませーーんっ!!(ブォォンッ、と、窓から旋に向かって鍋が飛んでくる) 珮李->どうする?鍋持ってビルの方まで走れば相当数集まると思うけど。 旋->フ、気に入ったッ。漢だぜ店長。(片腕で、ぐわっしぃっと鍋底を掴んでから。地面へと、置き…) 雫->そーねー、一気に全部集めて一掃が良いんだろうけどね 旋->つか案外重ッ! 一般人にしてはすげぇ腕力だなあの店長… 猛->相当数か、警察も動いてるみたいだけど応援いるかなぁ 珮李->まぁ、ここにこうしてても大分集まるとは思うけどね。…しかし、エサに使うには勿体無い。 旋->で、如何する?(右手に鍋掴み装備しながら)此処で開ける? それとも違うところで開ける? 猛->親玉が居るとしたらあっちだろ。なら雑魚をここにひきつけておいて、ってのも手じゃないか? たつき->出来れば人の少ない場所へ誘き寄せたいが… 雫->人の少ない場所ねー。こういう所にある? 珮李->親玉までカレーにはさすがにつられないか。雑魚は警察に任せちゃえって? 猛->@駅前ですからかなり離れないといけませんね、やや広い公園などはありますが 旋->こういう栄えてもないけど寂れても無い場所って大抵何処にでも人が居るから困る(失礼発言 猛->@因みに警察官は狐火に苦労しながらも、野良犬を捕まえる要領で着々と狐を捕獲しているようです 旋->警察もついでに此処に呼び寄せられればいいんだけどな。無線に割り込めるかなぁ… 雫->警察も結構頑張ってるみたいだし、親玉直行で良いんじゃない?早く済むかも出し 珮李->じゃあ、ここで開けてボクらは親玉に向かうかい? たつき->親玉を叩けば終わるだろうしな 猛->@無線には携帯からでは無理ですが、支部の方に連絡を入れればジャックできますよ 旋->誰か支部のほうに連絡入れてくれない? オレじゃ遣り難い。  珮李->まぁ旋じゃねぇ…さくらに電話するか。 珮李->(携帯を取り出して番号プッシュ中) 猛->さくら>『こちら名古屋支部、さくらです』 旋->それじゃあ開けちゃうか。(蓋に手を掛け) たつき->頼んだ 猛->@携帯の向こう側からなにやらざわついた音が聞こえる 旋->(ぱかっ。) 猛->@むわっ 雫->(ちょっと構え) 珮李->あ、さくら…(ぴた)なんか騒がしいね。そっち。 猛->@……スパイシーでいて熟成された、独特の刺激臭とも芳香とも言える食欲をそそる香りがあたりに広がった 旋->この幾種類ものスパイスが幾重にも練り上げられ造りこまれたこの刺激臭、しかしかと言ってこの旨味引き立たせる臭いの協奏。…素晴らしい…ッ 珮李->(…お腹すいたなー…) 猛->@ギラン、周りの狐たちの注目が一気にここに集まった 雫->うわっ来た! 旋->(お玉を突っ込んで、ずずずーって摘み食いしてる) 猛->さくら>『ええ、何故だか知りませんが街中に大量の狐が現れまして……管狐だとは思われるのですが、対応に追われています』 猛->さくら>『そちらは、何かありましたか?』 珮李->あぁ、そのことなんだけど…(さくっと状況説明中) 旋->くっ、この辛味ッ、このとろみッ。いけるぜ…ッ 珮李->……ってことで、警察無線の方お願いできるかな。ボクらは親玉探しに向かうから。 旋->しかし。…術者は一人だけじゃないのか? 名古屋にも狐が一杯出てるそうだよ(会話が聞こえたらしい) 猛->@ワンワンワンワンッ!!! と、もはや地鳴りに近いような数の鳴き声、それに比例した数の狐がここに向かって突っ込んでくる!! 雫->このままここに居たらすっごい量のキツネに踏み殺されそう 猛->さくら>『栃木にも狐が現れているのですか? ……分かりました、電脳部隊に指示を入れておきます』 珮李->くっ…み、耳が痛い…(獣耳を伏せた) 珮李->う、うん。お願い。それじゃ、何かあったら追って連絡するね。 旋->しかし思えば、あいつ等が今一斉に狐火噴いたら。やばくね? たつき->誘き寄せなんだから、蓋を開けたら避難すべきじゃないか? 猛->@―――スゥゥゥ――――……なんか、狐たちがぴたっと動きを止めた たつき->(嫌な予感) 旋->幾らオレでも、あの数であの火力だと燃えるかも。 猛->@……カレーに群がる敵、と判断したようだ 旋->…退避する? 雫->うん、私はさっさと逃げたい 珮李->…しようか たつき->しないと黒焦げになりそうだ 猛->@カレーを手に入れるためにも、排除しなくては的な視線、涎、ファイヤー 旋->うむ。それじゃ…退避ィィィィィッ!!! 猛->にっげろぉぉぉぉっ!!! 珮李->焼かれてたまるかぁぁぁッ!! 雫->(全速力で走り)獣なんてきらぁぁぁい!!! たつき->(旋と反対方向へ)避難だぁぁぁぁ!! 猛->@ジュボボボボボッ!!! っとまるでマシンガンの一斉射撃のような火の玉が、能力者たちの服を掠めて飛んでいくっっ たつき->(旋にはカレー臭がついてるからな) 旋->(既に下のスラックスも着替え済みさ) 猛->@「ぎゃぁぁぁ、俺のカツラが燃えたぁあっぁぁぁっっ!!!」「どーーしてくれんのよ洗濯物ーーーっっ!!」「今のうちにテストを燃やせーーーっっ!!」 たつき->(さっき目の前で食べてたじゃん?/ぁ) 珮李->Σあぁっ!街の人の悲鳴と野望が聞こえるっ(ぁ) 旋->(…成る程/ぁぁ) 雫->テストは燃やすよりシュレッダーに掛けた方が捨てやすいのに(ぁ 猛->@能力者たちはバラバラになりながらも何とかその集中砲火から抜け出し、高層ビルのほうへと走り抜けていった…… 猛->@雑魚はカレーのほうに引き付けられたのか数はかなり減っていたが、依然として町では狐が悪さをしている 猛->@人的被害はまだ出ていないようだが―――― 猛->@暫くして、高層ビルが見えてくる 猛->@その足元には小さな公園と、噴水、そして 猛->@噴水の前には……見覚えのある人影があった 猛->@長い金髪、貌を隠すかのような前髪、そしてOL風のきっちりと着こなされた紫のスーツ…… 猛->@その人物は小さな竹筒を指からぶら下げ、もう片方の手の平でそれを弄んでいる 猛->あれは…… 珮李->……まさか。…見間違い…でもなさそうだ…。 旋->(走ってる途中、躓き。違うメイド喫茶のメイドの胸へとダイブしちゃった人的被害第一号。頬に、赤い手形がクッキリと…)…オートクチュール製のスーツとは。流石は社長? 猛->@周りからは喧騒が聞こえる中、その噴水の周りだけ水を打ったように静かだ 雫->………ふーん、対抗意識燃やしたい所 猛->……峰 静香か たつき->(あの、手に持ってるものは…?) 珮李->…あれは、映像じゃないよね。多分。 猛->静香>あら皆さん……『月光』の方ですわね、こんなところに何か御用? 猛->@静香は振り向きもせず、目線は竹筒に向けた(ようにみえる)ままで。その透き通ったガラスのような表情の見えない声を発した 珮李->…貴女こそ、此処で何をしているんだい? 旋->ううむ。声の高さからして美人と見た。噴水と美女なら似合う図ではあるけどなぁ… 猛->静香>質問に質問で返すのは感心致しませんわね、お嬢さん。……見て分からない? 旋->妖狐じゃなくて、管狐だっていうんなら。ソレが、『箱』かねぇ 雫->竹筒だしねー。それから出てきたんだ? 珮李->見て分からないから聞いてるんじゃないか。ボクらは、悪戯狐の親玉探してただけだけど。 旋->オレとしては違うところにビックリかな。管狐なんて燃費悪そうなの、そろそろ廃れた陰陽師の技術かと思ってたのに。 猛->静香>そうですわね、最近の術者は手間のかかるこの子達を手放すことが多くて残念ですわ 珮李->っていうかここにこの人いる時点でビックリだけどねぇ。 猛->静香>あら、これも営業の一環。不思議なことではありませんわ(にこりと、口元が弧を描く) たつき->…ということは、この騒ぎを起こしてるのは貴方で間違いないわけだ。 珮李->営業って…こんな所で、一体誰に対しての。 雫->うっとおしい獣をあんなに呼び出して。迷惑以外の何物でもないのにね 猛->静香>さぁ、強いて言えば人類……と言えるかしら 珮李->また随分大きく出たなぁ…とんでもない物売り込んでる気がするけど。 猛->静香>(クイと中指を動かし、竹筒の内の一本を右手の中に収める。そして目を閉じて短く呪紋を発すると……いつの間にやら細長い小狐が片腕に抱きかかえられている) 猛->@この時点で全員の能力が発動します。微弱な反応ですが 猛->静香>資本がなければ売る事はで来ませんわ、今は買取の段階ですわね(子狐を撫でながら) 旋->…短縮っつうより高速詠唱かな。速いねェ…) 旋->して。その買い取ってるモノが何なのか教えてくれると助かるけど、そう甘くもないですよねぇ…ハァ 珮李->ボクも聞きたいなー。こんな事をして何を買取してるのか気になるんだけど。 たつき->騒ぎを起こして自分を売り込むんじゃないか? 雫->どーせ変なもん買ってるんだろうけど、聞いてみたい 猛->静香>……殺生石(空気に溶かして遊ぶかのように、その名前を転がしてみせる) たつき->これを解決できるのは自分達だけだと。 旋->…殺生石…。…どっかで聞いたことあるなぁ… 雫->………ふん、随分物騒な名前の石ね 猛->静香>いいえ、一先ず作業は終りましたわ。そろそろ帰りたいのですけど、そこを退いて頂けるかしら? 旋->……。…あ、アレだ。九尾の狐を封じた祠を更に封じたとか言う(ぽむっ、と手を打って) たつき->言われて退くと思う? 珮李->そう言って、退いてもらえそうに無いのは何より貴女がよく分かってると思うけど? 猛->静香>あら、私は皆様を信じていますわよ? 猛->@―――そこに、そのタイミングで。珮李の携帯がけたたましく鳴り響いた 雫->残念だけど、私はアンタの事最初っから嫌いなんだけどね。気に入らないって言うか 猛->@『緊急事態』を告げるアラーム音だ 旋->綺麗な秘訣でも聞いておけばいいのに。同じ女なんだし>雫 珮李->ッ…(視線を向けたまま携帯を取り出し、ボタンを押し)な、何だ…? 旋->ついでに私は、ソレだけに化粧の仕方を聞きたいッ。いちいち化粧してこの火傷隠すのに一時間とか面倒だしッッ(くわわっ たつき->(珮李の様子を窺う) 猛->さくら>『緊急事態です、可能ならばすぐに戻ってきてください。峰静香”本人”が現れました!!』 雫->旋くん黙れ、綺麗な秘訣とかこんなムカつく口調の女に聞くか(低い声で 旋->失礼しましたッ! 珮李->なっ…ちょっ、ちょっと待ってよ!今ボク達の前にも…ッ…… 珮李->……(ばっと前を見て)…まさか…。 雫->私だって成長すればそれなりに…それに手腕があれば会社の再建だって…(ブツブツ 旋->こっちが影武者なのかな。スゴ腕術士で社長さんって格好いいのに… 旋->…(ふと、雫の呟きを効いて。胸に目が行った) 旋->……(静香を見た) 雫->旋くん。な に か ? 旋->………(首を、横に振った) 猛->さくら>『――そして、その足で三条中学校の下校生徒グループを急襲。夏桜さんを誘拐し、逃走しようとしています!』 雫->おー良い度胸、あとで何があっても後悔しないと言う事を踏まえてか、そういうことか旋くん(口調が荒い 猛->さくら>『あなたたちの前にも、何を馬鹿な―――』 猛->@ブツリ、と。通信が切れた……いや、繋がらなくなった 珮李->夏桜が誘拐っ!?…あっ、ちょっと、さくらっ!? 雫->は?珮李誘拐って?(珮李の方を向き 猛->静香>さて、狐に化かされているのはどちらかしらね? たつき->どういうことだ…? 猛->静香>簡単な計算ですわ、奪い取るなら一番ガードの甘いところから攻めるものではなくて? 珮李->……ごもっともで(溜息つきつつ携帯を閉じて) 旋->成る程。鷹さんは海外だし、支部の連中じゃ間に合わない。間に合いそうな十三番隊は栃木、と…うわー 猛->静香>さて、もう一度うかがいましょう。そこを、退いて頂けるかしら?(狐の首を撫でる様な仕草をしつつ) 旋->あれか? あのジェスチャーは、退かないと夏桜ちゃんの首をキュッとしちゃうぞ☆ ってことか? 雫->人質ねー……ここじゃあ助けようもないし 珮李->☆をつけるな☆を。 旋->少しでも緊張を解そうというささやかな心遣いなのに。 たつき->☆をつけるような歳でもあるまいに 旋->…どうせ今年で26ですよ… 珮李->ちなみに、ここを退いたら夏桜の安全が保障されるとか…約束、してくれなさそうだよね。 雫->いい年して☆とか恥ずかしくない? 猛->静香>(静香は笑みを浮かべたまま、肯定も否定もしない) たつき->こちらに選択権はない、ということか 旋->まァ、圧倒的に不利だものね、今の立場。 猛->静香>約束も保障も致しませんわ、しても無駄ですもの。私はあなた方を信じていますけど、あなたたちは違うでしょう? 珮李->うわー…思いっきり核心突かれちゃったよ。 雫->確かに何も言い返せないけどね… 旋->(ハァ…と溜息ついてから。さっさと横に逸れ、近くのベンチに腰掛けた) 猛->ここで本人をシメようにも、本体じゃなかったら……って危険性もあるわけか 珮李->どちらにせよ、ここで下手に手を出すと夏桜が危ない、か…。 猛->……はぁ(旋に続いてベンチに腰掛け) 旋->こっちが先手を打ったつもりが、実は既に先手を打たれてましたってか(足組みながら) 旋->もしかして、あっちに居るのが偽者で、此処に居るのが本物だとしても。捕まえるにしたって瞬殺しないと、向こうさんに連絡されたら困るし。 猛->内情知られてるとやりにくいよな(やっぱり足組みつつ、まねっこか) たつき->その辺の手は確実に打ってあるだろうしな 雫->抜かりはないでしょ、こういう場合は 珮李->瞬殺かぁ…どうする、前髪退けたら第三の目があるとか。石にされるとかだったら(ベンチに近づいた) 旋->見立てとしては、術の詠唱速度といい。あの近くに居る管狐の出てきた速度といい。瞬殺はちょっと無理。 雫->旋くんがダメならダメねー…チャンスがあったらあの前髪バッサリ切ってやる(ボソリ 旋->…本当に殺すんだったら出来なくも無いけど。捕まえるとなるとねぇ? たつき->向こうは連絡を取る手段があり、こちらは通じないようになってると(先程の通信途絶を振り返り) 珮李->無理なら殺ってもいいとはさくらに言われてるけどね。 猛->静香>あるかもしれませんわね? 第3の目……(クスクスと口元に笑みを浮かべつつ、悠然と皆の前を歩いて通り抜けようとする) 珮李->……洒落に聞こえないや。 たつき->ま、少なくとも普通の人間では無さそうだ 雫->あの女もキツネだったりしてね。分身とかの意味じゃなくって 猛->静香>……コーン(冗談っぽく呟きながら、皆に背を向けて去っていく。金色の髪を尾のように揺らしながら) 珮李->…だとしたら、妲己か何かかもね…(握ったままの携帯を取り出し、通信状況を確認) 旋->ああいう洒落っ気あるところは好きだなぁ… 雫->………むっかつく、女狐は嫌いなのよ(眉を顰め、ギリギリと歯噛みする) 猛->@暫くすると通信は使えるようになりますよ たつき->…で、どうする? 猛->@この高層ビルの上に基地局があったようです 旋->……。(スゥゥ、と大きく息を吸い込み…) たつき->ここに残るか、一旦支部に戻るか 珮李->……状況説明しないと。…まーた怒られるよな(プッシュ中) 猛->さくら>『はい、こちらさくらです。よかった、繋がりましたか』 珮李->あー、さくら。お説教は後で聞くから、ざっと状況報告するよ(説明中) 旋->ねぇ。ちょっとだけ仕返ししてもいいと思う?(近くの雫に振ってみた) 猛->さくら>『……残念ながら峰静香には逃げられてしまいました、こちらの追跡ルートが漏れていたようです』 雫->仕返し?しても良いと思うけど。つかしたい(きっぱり 猛->さくら>『(報告を受け)……なるほど、そんなことが。だから双方の町に管狐を放ったのですね』 猛->@因みに管狐は今頃全て消えています 旋->うし。…――(目が、紫色へと変色し…) 珮李->まんまとしてやられたって所か。…夏桜を人質にしたんだ、それを盾に何を言ってくるか。 旋->(――1秒後。破裂音を立てて、アスファルトに大きく亀裂が入り、噴水の水が沸くほどの圧力が、巨大な砲弾のように静香の去っていった方向目掛けて…穿たれた) 旋->……まァ、コレぐらいなら可愛いお返しだ。…次は、目の前で叩き付けてやる。(すぐに、目が元の黒へと戻っていく) 雫->きゃっ!?(近くに居たので、思わず驚いて尻餅をつく) 猛->さくら>『それにしても、殺生石ですか。……確かに栃木県には那須郡那須町湯本に殺生石というものがありますが。態々名前を出すとはどうも妙ですね』 雫->そういう事やるなら先に言いなさいよ!びっくりしたっつーの! 旋->結構ポイント絞ったのになァ、漏れたか。ごめんごめん(手を差し出し) 猛->@ゴギャァァァァンッッ!!! ……と、ビルの間に木霊する爆音。風圧に仰け反る木々。そして……たまたま停めてあったチャルメラのラーメン屋台が木っ端微塵に吹き飛んだ! たつき->あ 旋->あ… 珮李->確かそれって、姫か何かに化けた金毛の九尾の狐が死んで石になったとか、そんな伝承のものだよね。 雫->……あーあ 珮李->…あー… たつき->弁償しろよ 雫->(旋の手を取り立ち上がり)今時珍しい屋台なのにね 猛->……もったいない(宙を舞うラーメンを見つめながら)食べ……や、やめとくか 猛->さくら>『有獣焉、其状如狐而九尾、其音如嬰児、能食人。食者不蠱。』 珮李->……? それは? 猛->さくら>『……捜索の候補地としてあげておきましょうか。引き続き捜索方法はお任せしますが、何か情報が入れば追って知らせます』 猛->さくら>『失礼しました。九尾の狐のデータです、第二記憶庫を検索していたら口をついてしまいまして』 旋->しかし、九尾の狐と言えば。日本でもかなり有名な妖怪だよねぇ…そんなものに出てこられたら困ってしまう(クレジットカードを財布から出して、銀行探しながら) 猛->さくら>『ああ、そうでした。捜索に当たって一名……助っ人を用意いたしましたので、後々合流して下さい』 珮李->助っ人?……それ、ボク達が知ってる人かい? たつき->助っ人? 雫->助っ人ねぇ 猛->さくら>『探知犬です、白い。急襲の檻に不覚を取ったようで、相当荒れていまして。良ければ面倒を見てあげて下さい』 旋->…名古屋から走ってくるわけか、アレが? 珮李->…それ人じゃ、いや人…うー…ほねっこ代は経費になる? 猛->@良ければ、とはいっているが押し付ける口調だ たつき->さっきのカレーはまだあるかな(マテ 雫->うーん、何と言うか……助っ人…助っ人ねぇ 旋->もう無いだろ、流石に(嗚呼<カレー 旋->あったとしても残り物食わせたら怒りそうだし 猛->さくら>『ええ、その辺りは経費で構いません。そちらは丁度駅前のようですし、少し待っていれば到着すると思いますので』 たつき->臭いのする旋に飛びついたりしてな 旋->(さっさと銀行へ避難していく) 珮李->ん、了解だよ。(後ろを見て)…この辺にペットショップあったっけ(ぁ) 猛->あれにカジカジされると……(想像した)……そーとー痛いだろうな たつき->ジャーキーくらいならスーパーでも売ってるんじゃないか? 雫->痛いで済めばいいけどね 珮李->ま、まぁ…荒れる理由はよく分かるけど。 旋->(銀行で、何やら下ろしてキャッシュバッグに詰めて、屋台に謝りに行ってる) 旋->スンマセンッ、いや、まさかこんなことになるとはッ。え? 金はいいからバイトしろ? いやいや、俺も仕事がありましてッ! 猛->@後継者になれと何故か迫るおじさん、あの一発の中に何を見込んだのだろうか 珮李->取りあえず。そこのコンビニで買って来る。じきに来るとか言ってたから。 猛->@そんな能力者たちをよそに、線路の向こうから遠吠えが聞こえた気がした 珮李->Σ(遅かったかッ) ―――――−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <感想> 実は意外にも人的被害は出ておりません。 怪我人は警察官などを中心にかなり出ていましたが、町中が引っ掻き回されただけに終ったようです。 恐るべしカレー臭(ぉ しかし策士と言うか、頭のいいキャラって本当にロールに神経をすり減らします。 一言一言相手を見抜きつつ先を予想し尚且つ自分の動きを読ませないようにする……実に練習になります。 来週で馬鹿にならないように気をつけないと(ぉ しかしそれに比べて猛君やメイドさんは物凄くロールが楽です。 だってs…(カット