戒人->@――夾 戒人の離反、メルセデス・ザ・スプリンガルド≠ニの結託。それに合わ せた数十の支部より数百人に至る背信…その拠点となったものが、東京湾支部。 戒人->@この事柄に。東京も、名古屋も、動揺はしたものの。武装蜂起を制圧せんと両陣営 から排出されたその数、実に1000人強―― 戒人->@地上30階、地下7階(うち5〜7階は広大な核シェルター)に至る東京湾支部に陣 取った数100人を堕とすための人数としては、文字通りの桁外れ。その制圧は其処まで の苦境を強いられぬと予想された 戒人->@その予想を嘲笑うかのように、突入を開始してから数時間。決着は… 戒人->『運べ運べ、第三小隊は護送しろ!』 戒人->『地雷原に入るなよ、先ずは片っ端からセンサーで排除だ!』 戒人->『いいかッ、先ず入ったら狙撃手を仕留めることに専念するんだ!』 戒人->@…まだ付いては、いなかった 戒人->@彼等は。外壁を強化しガラスを強化し、多少のことではビクともしない防壁を作り 上げた 戒人->@東京湾支部へ至るたった一本の陸路を破壊し、船に爆薬を載せた巨大な爆弾を発進 させ、自らも必要な海路へ至る港を破壊した 戒人->@通路に仕込まれた地雷原、侵入者を発見し次第攻撃するガンカメラ(銃付き監視カ メラ)、長い通路を利用し弾幕に次ぐ弾幕の嵐 戒人->@ヘリポートからのRPG−7による撃墜、各階の強化ガラスに穴を開けてからの狙 撃。焼痍手榴弾の投擲 戒人->@膨大かつ多彩。そして此方の陣営と全く引けを取らないその物量、武装と共に、其 処は、まさに要塞と化していた 戒人->@更に敵は、殺すのではなく、重傷を負わせるに重きを置く。生きてさえいれば回収 のため治療のため動かねばならぬ、人の弱さ≠突いた作戦も功を為した 戒人->@1000人強の戦力は、その作戦のおかげで物量を活かした攻撃には移れず。小石 に蹴躓いた巨人のような有様だ。 戒人->@怒号が飛び交い、重傷者は行き来し、あわただしい其処は。其処だけが日本から離 れてしまったような様子で… 戒人->蝉時雨>ハッハッハ、いや参りましたね鷹くん。何コレ、あっち、メッサ戦慣れして ンじゃないですか。とても素人とは思えん 戒人->@柄は兎も角一応迷彩服のようなものを着ている蝉時雨も、海上に設立されている仮 テントで疲れたように溜息をついている。 猛->鷹>……夾さんの入れ知恵だろう、よもやあそこまで仕込むとはな 戒人->蝉時雨>さッすが音に聞こえしッてか。やりにくゥ〜… 戒人->@予定通り行っていれば今頃は、地下、地上共に制圧を完了し。選抜されたメンバー が元凶を撃てる筈だったのだが…… 戒人->@現在の進行状況は、地下は手付かず、地上五階程度にしか進めていない。地下と地 上の接続を断っているだけ、という状況にある。 猛->鷹>もしくは自衛隊から物資と人員を引き抜いているか……どちらも有りそうだ 戒人->蝉時雨>コネか、やっぱコネなのか恨めしい、そろそろテレビドラマ『貴方を殴っ血 KILL(ぶっちぎる)』が始まるッ(ギリギリ) 猛->鷹>録画で我慢してくれ、頼むから 戒人->蝉時雨>フルコンプリートの夢がァァァ… 戒人->@……地下には局員の殆どに加え、メルセデスと戒人が要る。生半可には手出しでき ない。 戒人->@…地上には最上階に武器庫が存在し、そのトラップと戦術により思うように進まな い。 戒人->@ただ、何れは落ちる。どう小細工を弄そうとも、この数百対数千の物量だけは覆せ ない。ジリ貧だろうと何だろうと此方の勝利だ…。…普通の戦争ならば。 猛->鷹>(内乱では防衛省も動かんだろうしな、そろそろメディア規制も厳しいか……。『月 光』の活動資金は3割ほどダメージを食いそうだな、即急に仕留めなければ) 戒人->@――彼等は、時間稼ぎ≠アそが目的だからこそ性質が悪い。 戒人->@時間を稼げは稼ぐほどに魔方陣≠ヘ刻一刻と完成していく。 戒人->@完成してしまえば、ソレを全世界に広げる前に。此処の1000人を消し飛ばすぐ らいなら、あの戒人という男ならばやりそうである。そんな思考が、広がっていく。 猛->鷹>……やはり、即急に元凶を叩くしかないか。潜入部隊の準備は済んでいるな? 戒人->蝉時雨>諜報部員の中でも選りすぐり、バリバリ実戦派の七人の手配は済んでますよ っと 戒人->@焦りが更に歩みを留まらせ、時間の砂は流れていく。全く持っていやらしい作戦だ 戒人->@かくして予定は変更し、制圧した建物に駄目押しを行いに行くのではなく。押しつ 押されつの戦地へと、大将首目掛けて突っ走ることとなった。 戒人->蝉時雨>一応、敵の装備や服装は丸々、人数分パク…。…拝借してきたのだけど。着 せときます? 猛->鷹>ああ、出来る限りの装備は持たせてやってくれ。 猛->鷹>……さて、此処まで来たらやることは1つだ。皆。覚悟は決まっているか? 猛->@(と、ここで全員に問う) 拓己->何を今更(即答 たつき->聞くまでも無い 珮李->ここで決まってないとも言えないよ。 ジロー->はいー、がんばりまーす 猛->其処に金がある限り、突っ走るだけだぜ。……ま、相手が戒人さんならなおさら放っと けないしさ 猛->鷹>そうか、なら二度と問わん。お前たちを信じよう。……幸運を祈っている。 猛->鷹>(無線を入れ) こちら第13小隊、制圧部隊の準備が整い次第出撃する。オーヴ ァー 戒人->無線兵>『了解、正面玄関の兵に伝達しておく。オーバー』 戒人->蝉時雨>おっと、強化服は着込んで行ってもいいけど。迷彩は禁止、即バレするから。 たつき->ふむ、どれが一番有効なんだ?戦闘のプロとしての意見を聞きたい<強化服>蝉時 雨 猛->鷹>頼む。(頷き……無線を切る) 戒人->蝉時雨>この状況で、一番の有効打は存在しませんね。出来ることといえば、この敵 の服と装備を着込んでおくぐらいか 戒人->蝉時雨>少しでも敵さん騙せりゃ儲けモンって たつき->俺の場合、背丈でバレバレだと思うが… 猛->鷹>そうだな、熱感知も予測できる。状況に合わせて光学迷彩と使い分けるのがいいだ ろう 戒人->蝉時雨>サーモグラフィー、最近進化してますからねえ。光学迷彩使っててもバレる とは… たつき->(一応敵の服に似せて設定)こんな感じか…。 戒人->蝉時雨>だーかーらっ、ソレは駄目だってば話聞けーっ!? ジロー->つまり、重ね着しろってことでしょーかー 猛->鷹>特に機械兵は厄介だな……前回は割りと楽に倒せたようだが、今回も同じとは思わ ないことだ 珮李->…楽、だったかなぁ…あれ。 戒人->蝉時雨>そうそう、重ね着。偽装したって、肩でも叩かれたらモロバレだって 戒人->蝉時雨>人数分、制服とかパチッてきたからコレ着てねー(皆にそれぞれ渡しながら) 猛->………クサッ (ぁ 猛->(でもモソモソと着ている) 戒人->蝉時雨>そのうち馴染む(何 ジロー->(受け取り)わー。趣味にあわなーいw(そんな事いってられんだろうが たつき->消臭剤はないのか? 珮李->やーな感じに働く人の匂いがするね(もそもそ着てる) 戒人->蝉時雨>そんなことまで知らんよ私は… ジロー->(もぞもぞと着る) 猛->臭いも合わせてカモフラージュするんじゃない?(何 拓己->(無言で身につけてる) たつき->(もそもそ)…果てしなくサイズが合わないのだが ジロー->(帽子は外して懐の中へ) 猛->鷹>臭いの心配は要らん。入ってしまえば血と火薬の臭いで気にならなくなるからな 戒人->蝉時雨>一瞬騙せればソレでいいから、サイズはあんまり気にしない 猛->鷹>(むしろ現場で吐かないことだ、とかさり気に怖いことを言い。時計を見る) たつき->バレると拙いからな。誰かの影になる様に動かないと…(ふむ 珮李->まぁ、ボクも耳とか色合い的にそう長く騙せないもんなぁ…。 戒人->蝉時雨>さッてと……じゃ、勿体ぶってたけど。朝日拝む前に帰りたいし、私も出ま すかね…(やれやれって言いながらも、立ち上がり…) 猛->そういえば俺たちのほかにも潜入するんだよな? 前みたいに一緒に行動するのか? 戒人->蝉時雨>そうだね、七人ほど選んでるから。その人達と頼みますよ 猛->俺たちと組んだばっかりに……(なんだその可哀相な物を見る目は) 戒人->蝉時雨>久々に戦場に立てて血が騒いでそうですけどね、あの人等(ハッハッハ) 拓己->(@ごそごそと装備をチェックしてる。ランスの穂先は布を巻いてある、他に手持ち の装備は……) 猛->よいしょっと(棒も背負い) こっちは準備完了、いつでも出れるぜ 珮李->猛…呟きが縁起でもないって(遠目)…まぁ、そう簡単に死ぬ気もないけど。 戒人->蝉時雨>ソレじゃ、ご武運を。私は一足先に、若造どもに、レッスンしてきます(踵 を返し) たつき->(トンファーは袖の下に隠し)こっちも完了だ。 ジロー->(武器を背負い、色々とチェックして)おーし、オレも終わりー 珮李->(腰に下げた武器を確認して)ん、ボクもオッケーだよ。 戒人->隊員>(敵と同じ装備を固めつつも、なにやらおっさん臭いのがぞろぞろっと七人奥 から出てきた)斉藤司令、此方も完了しました 戒人->隊員>フ…こうして戦地に立つのは、祖国での。二十年前の紛争以来ですなァ(ハッ ハッハッハ、とか陽気に笑うおっさん) 拓己->(石突きで床を一打ち、左手で腰元も叩いて)……っし。で、行くのか? 猛->隊員>……チェリオ…(ぼそり 猛->鷹>よし。……ならばもう言うことは無い。 全員、これより出撃する!!! 戒人->隊員>ハッハッハ、あとでたんまり買ってやるって(ぽんぽん、とか肩叩きつつ)イエ ッサー。 猛->隊員>ああ、付き合ってくれ。そしていずれこの資金を元に駄菓子屋を再興してみせる ……! それまでは死なん、必ず帰って来るぞ 戒人->@そのまま全員、武装と防壁を強化した高速舟艇でもって。東京港支部の、港入り口 へと突っ走るわけだが。途中で、とある誰かのうまい棒が落ちたとか落ちないとか) 拓己->……、……(口が「し」の形に開きかけたが結局何も言わない) ジロー->(ちぇり…?駄菓子…?/ぁぁ) たつき->(駄菓子って何だ?/ぁ) 猛->隊員>(海に手を伸ばして、うまい棒を見やり)うおぉぉぉぉぉぉぉぉっ…… …!!!!! (まるで恋人と生き別れるかのように叫んでる) 珮李->(…そこまで大事か…) 拓己->(バカに付き合ってるヒマは無い/ ぁ ) 猛->あ、危ねぇっ!? 落ちるから、おっさんちょ、落ち着けって!!? 珮李->というか戦地で食べるつもりだったのかな…(ぼそ) 戒人->@自分の馬鹿さを棚に上げている拓己には、誰かからちょっと同情の視線が突き刺さ ったとか刺さらないとか(ひでぇ) 猛->鷹>別の意味で不安だ……(むぅ、と唸り) 拓己->@うるせーこっちは今回真剣だーっ、と反論(の視線) 戒人->@ちょっとしたドラマを繰り広げながらも、入り口へと到着すれば。すでに連絡を入 れられていた兵士達が出迎えてくれる。このまま地下まで行くことになる) 拓己->……そう言えば、結局例の魔法陣ってのは、どう始末すれば良いんだ?(ぼそぼそ 猛->鷹>(兵士に頷き) 状況に変化は? 戒人->@すでに陸上の正面玄関、港の裏玄関を制圧しきってはいるものの。能力者も中々此 方に回らず、手を焼いていたところだ) 戒人->兵士>ハイ、今漸く六階を制圧したところですが他に異常は。強いて言えば…寒気が 増したことでしょうか。完成が近づいているのかと思うと、ゾッとしますね 拓己->(@……小さく舌打ち一つ) 猛->鷹>了解、恐れずして作戦を続行してくれ。(肩を叩き、その横を過ぎて行く) 必ず、 止める 戒人->兵士>宜しくお願いいたしますッッ!(その兵士とはまた別に、他の兵士が来て。皆 を地下まで誘導していき…) 戒人->@此処からすぐの階段は、地下1階に通じているが。地下二階へといたる階段は、地 下1階の南端にあると説明を受ける。南、北、南、北、と一つごとに行き来しなければな らないらしい 戒人->@階段を出来る限り静かに下り。非常用の扉から僅かに覗けば、其処は地下1階全て を使用した事務室だ。パソコンやデスクが立ち並び、その隙間を縫うように兵士数人が巡 回している 猛->隊員>(焼け焦げた後や瓦礫などに目をやり)……ふん、腕がなるじゃないか。 (に やりと笑みを浮かべた) 戒人->@普通ならば扉をこそ警戒していそうなものだが、あちらも扉ごと爆破されてはかな かなわない。故に巡回に留めてはいるが…… 戒人->隊員>つゥかよォ、血が騒ぐな。久しぶりだぜ、コレ(同じく笑みを浮かべながら…) 戒人->隊員>さ、全員。扉をちょっと開けるから、気づかれねぇように入って。すぐに机の 下に伏せてくれな(隙間から、巡回している兵士を見つつ…) ジロー->はーい、りょおかーい(何故か小声で たつき->(無言で頷く) 戒人->隊員>ほら斉藤ッ、オメェが先頭。GOGOッ(兵士の目が、全て扉から離れる10 秒弱。ソレを見計らって扉を開けると、全員を手で促した) 猛->ラジャー……と 珮李->了解……。 猛->隊員>了解、それじゃ一番乗りは頂くぜ。(先を確認し、低い姿勢で小走りに進んでい く) 戒人->@(其処から次から次へと流れ込むように静かに入り込むと。あえて、ガン! とか がみこみながらも。大きな音を出して、扉を蹴った) 戒人->敵兵士>むっ、何だっ?(素早く扉へと顔を向けると、銃口を向け。小走りに扉へと 走ってくる) 戒人->隊員>全員、右側の突き当たりを左に右折したところで一度停止ッ(かさかさかさか さかさッ、て何処かで見たことのあるような奇怪な動きで走っていく) 猛->ラジャ(言われたように停止する) 拓己->(@無言で制止。重量のあるランスの扱いに集中している) ジロー->あいさ(わー、ゴ○ブリみたーいとか思いながら停止) たつき->ん(同じく停止 珮李->(やっぱこの動きなのかーとか、考えつつ移動) 戒人->@其処へ飛び込むように、最後の隊員も左角へ曲がると。すぐに敵の隊員が走ってき て…) 戒人->敵兵士>……む?(誰も居ない? などと首を傾げている) 猛->隊員>………(ニタァア……と笑って影から銃を構えている) 戒人->隊員>(斉藤にけり入れた)アホかッ、此処で銃撃戦かましてどうする 戒人->隊員>いいカッ、今はうまい棒のことは考えるなッ。あの兵士がうまい棒を捨てたわ けじゃないんだッ(くわっ たつき->(ここで漫才やってどうする/呆) ジロー->(いつまでうまい棒引き摺るんだ) 猛->隊員>(小声で)撃ってないからいいだろが、血が騒ぐんだよ血が。それにな、うまい 棒捨ててたら手榴弾だ! 珮李->…(手榴弾って…) 戒人->隊員>それもそうか(納得 猛->鷹>(額に手をやり)……自重しろ 戒人->隊員>さ、兎も角。これから一気に、止まらずに行くぞー… 猛->ラジャー…(コソソソソ、と早速妙な動きを真似して動く) 珮李->なんて飲み込みが早い…(こそこそ着いて行く) 戒人->隊員>さぁ、行くぞこのまま。右ッ、左、其処突っ走ってってまた左ッ、右、右、左、 前前右下AABBィィィィッ(くわァッ 戒人->@…最後のは余計だけど、それもまた見事に。敵がこちらを見るギリギリ、向こうを 見るギリギリの位置で全員が通れるような時間を計って潜り抜けていく。……現役のプロ にだって負けて無さそうだこのおっさん たつき->(付いて行って大丈夫なのか…?) 猛->(昇○拳打てそうだ……) ジロー->(何か技出せそうだなぁ。コマンドが…) 猛->隊員>(チェリオ……) 拓己->(…………) たつき->(かさかさ動きはマネせずに不安そうに付いて行く) 戒人->@しかもこのおっさん、ずーっとかさかさ的な動きのまま動いてるっつーのに。誰よ りも速い上に正確で、曲がり角を曲がるときなんて殆どノーストップだ) 戒人->@そんな動きに翻弄されるように移動していき、全員の息が総じて乱れ始めた頃。気 がついたら…南端の階段、2階へ降りる階段の踊り場に出ていた) 猛->ふぁー……ふっ……(←真似してたら息が上がり始めている) 珮李->これはこれで人っぽくないなぁ…(小声) 戒人->隊員>うおッしャぁッ、全員居るかッ。一人も迷子になってねぇな?(振り向きなが ら) ジロー->あー、何か疲れてきたなぁ…(ぽつり 拓己->(@ふう、と吐息一つ) 猛->ちゃんと居るっすよ 珮李->はーい、全員…いるよね(確認) 拓己->(っつうかこのメンバーでよく無事にここまで来たな……/何) ジロー->点呼ー…しなくても良いか(こっちも確認 たつき->いるよ 戒人->隊員>このまま、研究室がある場所まで突っ走るからな。スタミナ切れないようにし とけよ。 猛->隊員>(余裕でうまい棒かじりつつ、装備の点検をしている) 珮李->Σ(ホントに食べてるしっ) ジロー->(何本持ってきてんだろー…) 戒人->@そしてこのまま、ショートカァット。つーか一回、休憩しましょーか。 猛->@因みに7本目ぐらい、走りながら極自然に咀嚼できるナイスガイである 戒人->@斉藤さん、余裕ダネ 猛->@余裕と言うか、この人は死ぬ間際でもきっとシリアスにうまい棒食ってる(何 戒人->@実はまだまだネタはあるんだけど、進行速度から見て。やってたら時間掛かるんで ショートカットするかなー… 猛->@戦闘中は耐久力のあるチョコ味に違いない 戒人->@…その男の名は、斉藤。美味い棒に、命をかける男… ジロー->@…シリアスじゃない…(ぁぁ 拓己->@斉藤さんご自重(ぁぁ 戒人->@因みにこの後、情報室で見つかっちゃって。斉藤さんが美味い棒打ち抜かれます(何 珮李->@死ぬときまでうまい棒と共にか。。。 猛->@銃撃戦で咥えてた美味い棒が折れたり撃たれたりすると、キレる 戒人->@そう、キレる 戒人->@一人で十人の兵士を薙ぎ倒すってのを予定してました(爆 猛->@サブマシンガン構えて叫びながら突撃していくのだろうか(爆 猛->@……自重せよ(ぁぁ 戒人->@突貫。そのうち爆砕するかも(ぉ たつき->@ねえ、この人達について行って本当に大丈夫なの? 珮李->@むしろこの人たちすげぇ楽しそう(ぁ) 戒人->@さらに三階へと降りる階段には地雷原があるんですけどね。 猛->@とりあえず目立つから囮にはなるかと(ぉ 戒人->@今度はおっちゃんがやらかす(何 猛->@b 戒人->@地雷原の真っ只中に手榴弾投げ込みました(文字通り、爆 たつき->@ 猛->@……支部壊れないか?(汗 ジロー->@ごうかいさんだっ! 珮李->@やらかしすぎだっ たつき->@こっちにも絶対被害出るって! 拓己->@排除は楽でしょうがご自重ッ(汗 戒人->@誘爆に続く誘爆で、三階に居た兵士が皆吹っ飛ばされます 戒人->@因みに逃げ遅れた猛と拓己が焦げた 珮李->@生焼け(ぁ) 戒人->@おかげで、三階の兵士や。爆発の影響で、このビル内のガンカメラが全部機能しな くなるという。 戒人->@その代わり、潜入したの、モロバレ 猛->@ここからは派手に突っ走るのですね(何 戒人->@うむ。他の兵士を格好よく薙ぎ倒しつつ、三階にある研究室に入ったところからは じめる予定デシタ 戒人->@因みに研究室には、東京湾支部の局員が捉えられていますので。開放すると吉。食 い物も保存されてたりするんでここで休憩できます 猛->@斉藤さんは美味い棒がなくてガックリする、と 戒人->@チェリーが大量保存されてますよ(何 たつき->@なんでやねん 戒人->@局員の一人が、斉藤さんと同じ種類の人間です 猛->@超サ○ア人なみにオーラがボワッと吹き出ます、ええ、烈しくも美しく ジロー->@保存きかなそうなのに…缶詰かっ!缶詰なのかっ! 猛->@その隅で猛は火傷に軟膏をちびちび塗っている、と(ぉ 珮李->@斉藤さんの喜びが手に取るように(ぁぁ) 猛->@「フハハハハハッ!!! 今の俺は神であろうとシバき倒せるワッッ!!!!」 猛->@実にハイテンションになってるんじゃないかと 戒人->@後は此処で、PL兼PCの作戦会議をしといて欲しいカナ。まず下には、メルセデ スがいる…って斉藤さん五月蝿い。チェリー取り上げるぞ 拓己->@「何なんだ、ここには普通な人間は居ないのか」(何 戒人->@拓己が言うか!!?(ぁ 珮李->@今日は斉藤さん1人がちだなー(嗚呼) ジロー->@「えー、オレ普通なのにぃ」(コラ 猛->@斉藤さんシュンとします、「あ、その……すまん」 急に可愛く大人しく 戒人->@萌えスタンプあげる 珮李->@なでなでしていいですか(ぇ) 猛->@お礼にとっておきの美味い棒(コーンポタージュ)をくれます 拓己->@何が悲しくてオッサンの頭を撫でねばならんのか(ぁ 猛->@と、とりあえず鷹が何故かイラつきながら作戦会議を始めると喝を入れますよ 戒人->@鷹も珮李に撫で撫でしてもらえば…げふん、大事ですね作戦会議 たつき->@鷹もうまい棒が欲しかったとか?(違 猛->@ふさふさの髪以外に求めるものなどないのです(ぉ ジロー->@切実だぁ…っ! たつき->@…(ほろり 珮李->@無事に帰ったら誕生日プレゼントあげますよ(ぁ) 拓己->@死亡フラグになっちゃいますけどねそれすると(ぁ たつき->@あまりイラつくと抜けるよ?と忠告しておきます>鷹さん 珮李->@フラグたてまくり(不吉な) 猛->@あまりにも誕生日が寂しかったので自分でも誕生日を忘れてます。とても喜びますよ、 死亡フラグ立ちそうなぐらい 猛->@と、兎も角作戦作戦 猛->鷹>局員から得た情報によるとだ……この下に敵の中核がいるようだ!(若干声を荒げ ジロー->まぁ、大体そんなもんでしょうねぇ〜(のーんびり 猛->鷹>夾さんが最深部に居るとすれば、下に居るのは協力者の方だろう……我々を待ち構 えている可能性が高い 戒人->隊員>正確には、敵の中枢が集まってるって感じだねえ。オレ等は…まァ、これから 来るお客さんをお迎えしなきゃならねぇし。気張ってくれや。 たつき->侵入者の情報はすでに入ってるだろうからな。トラップも仕掛けられているだろう な 猛->鷹>(頷き)諜報部隊には雑魚の足止めを頼みたい 珮李->あの巨人か…あんまり時間かけられないけど、手強いし…厄介だなぁ。 戒人->隊員>任せときって。七人居れば、まぁ…数十人ぐらいならなんとかなるやね。 戒人->隊員>斉藤もほら、チェリー補給してっから(現在進行形)頼りになるし 猛->鷹>雑魚だけでなく親玉の一角が出てきた……ということは魔方陣の完成も近いとい うことだ。ただ足止めするだけならば雑魚で事足りるからな、敵にも理由があるというこ とになる 猛->隊員>(……ゴッキュゴッキュゴッキュゴッキュゴッキュゴッキュゴッキュゴッキュゴ ッキュゴッキュゴッキュゴッキュゴッキュゴッキュゴッキュ 猛->鷹>(華麗に無視し)……そこでだ、ひとつ提案がある 珮李->……(ガソリンか何かかい/ぁ) ジロー->(え、何飲んでんですか。それチェリーの音だったらヤですよ?!/汗) 猛->鷹>部隊を二つに裂き、片方が巨人を抑えている間にもう片方が夾さんを打つ……とい う作戦を取りたい 猛->鷹>危険は倍以上に跳ね上がることは承知だ。だがこの場合一刻を争う。……やってく れるか 猛->@(と、真剣な瞳で能力者たちを見回します) 拓己->……(無言で考え中) たつき->時間が無いのは確かだな。 ジロー->わー、けっこーな賭けですねー(のほほんとした声で 戒人->隊員>詳しいことはわかんねぇが、確かに寒気みたいなもんは強くなってるっぽいな ァ…(うーん) 珮李->…そうだね、時間が無い以上、多少危険でも効率のいい手段を取った方が…(むぅ) 猛->@そういえば此処研究室でしたよね? 悪魔に関する研究をしてるはずですから、した の魔力とか検出できませんか? たつき->安全策をとってタイムオーバーになったら元も子もないからな… 猛->鷹>阿呆、効率はすこぶる悪い。……ただ、時間だけを最短にする作戦だ 戒人->@おぉ、そういやその手があったね。ただ局員さんたちは結構ストレスで衰弱してる んで、鷹とかが操作することになりますけど。鷹、機械使えたっけ? 猛->@……一時期ネトゲーにどっぷりだったぐらいには、使えるんじゃないかと(ぉ 猛->@こう書くと微妙な経歴だ 戒人->隊員>つーかお嬢ちゃん。多少じゃねぇって…こっちの世界では知らぬものが居ない っつーぐらいの、夾 戒人だぜ? 気合入れてしばかにゃ。 たつき->…どの世界でも知らぬものは居ないと思うが 珮李->あぅ…そうだよね。戒人だもんね…。というかそう思うと、全員でいってもどうかっ て気になりそうで嫌だ(遠目) 戒人->@び、微妙な…元々、魔方陣を此処に築いただけで、此処の研究施設がどれくらい魔 方陣が完成してるかってのは解りませんが。魔力値なら測定できそう…かなぁ ジロー->あの人の強さは軽いトラウマになってるんだけどなぁ(ぁ 猛->@ふむ、携帯でビデオチャット起動させながら頑張ってリースに教えてもらいつつ魔力 値を測定しますよ。(ああ、携帯便利) たつき->@たつきは情報収集出来る程度には機械扱えますがー? たつき->@背後は機械オンチだけどな(ぁ 猛->@おお、ならたつきの方が有利かな 戒人->@コレは情報収集ではありますが、専門に近いものなんで。医大生が神学さぐるよう なもんです 戒人->@ロクな情報出ません たつき->@いや、情報収集でハッキングっぽいこと出来る程度に機械を扱える、と言いたか ったのですが; 猛->@とりあえずあとどれくらい時間が有るのか知りたいところですね。辛うじて判った数 値を局員さんに聞かせるとかして何とかならないでしょうか? 戒人->@言いたかった、ではなく言って下さいね〜 たつき->@まあ、携帯でリースと連携とった鷹さんにお願いしますわ 戒人->@ていうかハッキングまで出来たのか 戒人->@くっ、迷うな 猛->@斉藤さんの仲間がいるなら、その人にはチェリーを飲ませればホンオ少し会話程度は 出来るはず(何 たつき->@専門家という点では鷹&リースのタッグでいいかと たつき->@黒斗さんもその方がやりやすいでしょ? 戒人->@まァ、手っ取り早いしそうしますかね。仮にも秘密結社のセキュリティが、そこら のハッカーに敗れるわきゃないでしょうし。ヘルバ連れて来い(何 猛->@ヘルバ来たら事件解決しそうで怖いよ(ぉ 猛->@いやあの人は解決はしないか、絶対背後で笑ってる……(ぁぁ 戒人->@今、あの人は何をしているのか…(ぁぁ)兎も角、それじゃ鷹が。たつきに機械の動 かし方を教授してもらいつつ、リースに送ったりしてるってことで 戒人->@さて其処から弾き出された魔力値は、既に『魔力』という、本来眼には見えず、霊 能力者でさえ捉えるのが難しい力が視覚化しちまうほどの濃度に達してる、と。 猛->@溢れ出す聖杯お中身みたいな感じですか?(ぉ 猛->@の中身 戒人->@そうそう、そんな感じ。フェイトやってる人にはソレで解る(ぁ 猛->@黒いドロドロ、あのドロドロに触れたら命を吸い取られるぞー!! 拓己->@やってない……(’・ω・` ショボーン…… 戒人->@やってない人にはソレで解る(ぁ 拓己->@もののけですか(ぁ ジロー->@もののけじゃー!(何 戒人->@もののけ姫の獅子神ですなハッハッハ 猛->@……そこまでは行かないにせよ、そんな雰囲気なのはよく分かります(ぉ 戒人->@つまりそれだけの濃度に達していて、完成にはさらにその濃度を重ねる必要がある わけですが。刻一刻と魔力濃度は増え続けています 戒人->@中心地に、真っ白い魔力の結晶体みたいなのが移ってますが。それが真白でしょう 拓己->@ふむ……真白を解放できれば、儀式も中断できるんですか? 戒人->@そしてその真白と、直径二キロに及ぶ魔法陣を取り囲む影があります 戒人->@それの色は、濃い灰色。コレが戒人の魔力で、結界を作動しつつも、結界を守護す る結界の役割を果たして降ります 戒人->@コレを取り除かないと真白には触れることすら出来ないでしょう 戒人->@ただしさしもの戒人も、直径二キロなんて馬鹿げた範囲で魔力を維持しているため。 悪魔(正確には違いますが)としての能力は二割程度しか残っていないと予測されます たつき->@維持に集中している今なら…ということですか 戒人->@動けないとは限りませんけどね 拓己->@となるとやっぱり戒人をボコるのが前提ですか 猛->@そうなりますね 戒人->@そうなりますね。推定時間は、凡そ、あと一時間半 拓己->@嫌だなあ……(ぁ 猛->@それが果たせれば真白の救出も魔法人の解除も見えてくるはず 戒人->@今現在魔力を魔法陣へと提供しているのは、真白ですからね。確かに鍵は見えてき ます 拓己->@兎にも角にも戒人の魔力か…… 猛->@鍵の目の前に戒人という鉄壁か…… ジロー->@厚い壁だ… 珮李->@破壊しにくいー 戒人->@もしメルセデスを止められなかったら、もっと悲惨になりますけどね 拓己->@戒人健在なら結界の方はどうにもなりませんかね 戒人->@どうにもなりませんね。戒人自身がどうにかしない限り。この規模の結界に穴ぶち 開けられるのは、せいぜいリースぐらいのもんでしょう 拓己->@くそう、戒人が倒せなかったらせめて真白だけでも助けられないかと思ったのに (ぁぁ たつき->@ふむ…で、二手に分かれるんでしたよね たつき->@拓己は当然戒人のほうで。他はどうしましょう? 戒人->@どう分かれるか、も肝になりますが。 ジロー->@自分はもうすぐ落ちるので、頭数には入らないです… 拓己->@真白をさらった変人も抹殺候補なんですけどね 猛->@ええ、戒人特攻には刀の事もありますし珮李にも行って貰いたいなと たつき->@ふむ。では中ボスはジローくんとたつきかな 珮李->@一応珮李の目的はそこにありますしな 戒人->@拓己と珮李…蝶! 前衛!! ですね(うむ ジロー->@いやいや、12時には落ちるので!(汗>クビキさん たつき->@いや、わかってますよ。 珮李->@猛がいるじゃないかっ<中ボス たつき->@自分も長く居られませんし。 戒人->@あ、そうそう。どうにも刀、長い方は西へ、短い方は東へ突き刺さってるそうです ジロー->@あ、そうでしたか(汗 猛->@猛はメルセデス戦に行きたいかなと、ジローちゃん落ちちゃいますし(ぉ) 背後的 な数あわせで たつき->@あ、忘れてた>猛 珮李->@Σ刺さってる 猛->@    orz         拓己->@たつき……いくら猛の影が薄いからって……(ぁ 戒人->@特殊金属の代わりに共鳴してます。ついでに、『槍』は南、北に魔法陣が刻み込ま れた特殊金属となってます。そして中央に真白、と 猛->@猛はきっと(キャラの)存亡をかけてメルセデスに挑むかと(ぁぁ たつき->@中ボス戦は後日ですかね。 珮李->@あぁ…しっかり組み込まれてって特殊金属の代用にまでなるのか たつき->@がんばれー(なでなで)>猛 戒人->@そうですネ。中ボスっつったって、強いですけど 戒人->@そういや、鷹もメルセデスに行くの? たつき->@責任者だし行くのでは? 猛->@一人二役はきついので諜報部の人たちと雑魚戦に回りますよ 戒人->@…雑魚が可愛そうな布陣だな 猛->@ボス戦でNPCが目立つようなことはさせませんよ、流石に(苦笑 猛->@いままで散々目立ってしまったし(嗚呼 戒人->@OKOK、それじゃあ珮李と拓己か。 たつき->@猛もね(ぁ 戒人->@  戒人->@――背後で、この壁さえも揺れるような激突音を背に。メルセデスという怪物を仲 間に託し、ソレを背に背負いながらも。地下のシェルターへと降りる、彼等。 戒人->@先ず皆を迎えたのは、広大な。広大過ぎる地下核シェルター。そしてソレを汚染す るかのような、吐き気がするほどの濃度を持った魔力……。 戒人->@此処からなら、よく見える。此処から下まで三階分はあるだろうか、だからこそ、 よく見える。 拓己->(@右手首に巻いた細長い布を、ぐっと押さえる) 戒人->@その中央にあるのは。紅なのか蒼なのか判別のつかない色で書上げられた直径二キ ロの大魔法陣――名を、因果の背信者(グノーシス 戒人->@ソレは、灰色の炎によって護られるように存在し。四方には、魔法陣を描かれた特 殊金属、『槍』、『雪消月』、『早花咲月』。そして、中央には…… 拓己->ッ――――真白ォーーーッ!!! 戒人->@……透明な球体の中。真っ白な、揺らぎ椅子のようなものに座らせられた…雪が人 形へと化したかのように白く、白く、白い。とても白い、少女…。 猛->真白>………。(目は半目に開き、されどその瞳に光は無い。魔方陣の中心でただジッ と椅子に佇んでいる。……時折、意識の無い呻き声を漏らしながら) 珮李->……(小さく、息を吐いてから武器を握る手に力を込めて) 戒人->@さらにその、魔法陣の前に立っている者。この灰色の炎を統べしものにして、すべ ての元凶…… 猛->真白>………。(ただ、無意識なくせに苦しげに。時折魔の風に雪をかたどった白い着 物の端を揺らしている……) 猛->真白>……。(……少しだけ、瞼が動いた気がする。拓己の声が届いたのだろうか―― ――?) 戒人->@……薄い色素の茶髪を、肩までの髪を一括りにし。漆黒と紅が複雑に絡まった模様 の長い外套を羽織った男…。…この魔力の中でも、尚其処にあると思わせる存在感を放っ ている。 戒人->………(ゴーグル型のサングラスが、灰色の炎を映している。ソレは、振り向き…)… 来たか。(…腹の底に沈み込むようだ。威圧感さえ乗せて、一言…) 拓己->来たぞクソ野郎。先に言う―― 拓己->――今すぐ、真白を、放せ。 戒人->断る。 拓己->(@ハッ! 即答かよ! と吐き捨て) 珮李->…ま、話して分かる状況じゃ…とっくになくなってるやね。 猛->真白>………。(戒人の炎に呼応するかのように、苦しげに真白の白い髪が揺れる。何 か、何かを求めるかのように……) 戒人->(身体ごと、ゆっくりと振り向き…)……(サングラスを軽く押し上げながらも)私には まだ、やるべきことがある。まだ、手放せない…。…重々承知だろう? 戒人->(僅かに顔を真白向けながらも)――…リストを、見たか? 珮李->(刃先が薄く震えてるのに気付いて小さく舌を打ち)うん。見たよ。…あれが、理由 なんでしょう? 珮李->(まだ信じられないけど、と肩竦めて) 拓己->(@戒人に視線を向けたまま、無言) 戒人->そういうことだ……。…ただし、断っておくが。前に、オマエ達を向かえた葵は…知 り合った葵は、偽者、ということではない。 珮李->……どういう事だい? 戒人->……目的に、片足をかけながらも今まで燻っていた、ということだ。メルセデスの能 力は、再現=B彼女の魂を、アレの能力で此方に留めている。 拓己->………… 戒人->死者の蘇生は、時が経てば経つほど難しくなるからな。此方に留め、我等はその間に、 死者が向こうへ行かなくても住む方法を探していた。 珮李->……それで、見つけたのがこんな方法だった、と…。 戒人->そうだ。コレがそこへ辿り着く最短の道因果の背信者=B 猛->真白>………。(無論、その代償はタダではない。時が経つに連れて、真白の存在はど んどんと希薄になっていく。魔力とは己の魂に他ならないのだから……) 珮李->見事になりふり構ってないね。そのために、何も知らない人まで利用した上に傷つけ て…。 戒人->世界が受け入れないなら、その世界を捻じ曲げる。その通り、他人をも厭わぬ邪道だ …(僅かに、苦笑のようなものを口の端に浮かべ…) 戒人->無論。真白をこのまま、易々と殺す気などはないが……ソレを言っても、何も変わる まい? 珮李->…(軽く頭を掻いて)そうまでしてでも、過去に亡くしたものをどうこうしたいって 根性はすごいけどね…。 拓己->ああ……ご託はもういい。おとなしく解放するなら“見逃して”やるつもりだったけ ど……やっぱこうなるか 珮李->…それに、色んな人の未来まで背負ってここに来ちゃってるしね。…退けないよ。 戒人->……(ゆっくりと手を上げ、サングラスを外せば。その下に、右目が。奇怪な、ツチ ノコのような形をした眼帯に覆われている。そしてその眼帯には、呪詛にも似た文様があ る) 拓己->“潰す”ぞ、何もかも。この下らない儀式も、あんたの下らない野望も、……あんた 自身も!(指を突き付け、宣言する 戒人->(コートの前を外せば、その胴部には紫色の、ボディスーツを鎧にしたかのような… そう、強化外骨格が嵌め込まれている。ふと、指をつきつけた拓己に…僅かに笑みが浮か んだ) 戒人->潰す……か。成る程…フフ、私を知っていて、下らないと…まで言い切る、その胆力 だけは…褒めておこう(その手に、指にフィットする革製の手袋を嵌めながらも…。…どう にも喋り方がぎこちない) 珮李->お互い譲れない以上、折れるまでぶつかるよ…。(肩竦めつつ、喋り方に微か訝しげ に) 拓己->潰す。ああ潰すとも。これは……決定だ。“徹底”するんだ……!(口元を獰猛に歪 めつつ、言う) 戒人->(自分の喉に手を当てて…軽く眉を顰めると。溜息をつき) 拓己->「真白(あいつ)に手を出せば潰される」。「真白を害したら潰される」。「真白の――」 拓己->「真白の平穏を乱せば、“潰される”」。悪魔も人も関係ない、この世界のすべてに、 “それ”を思い知らせてやる 拓己->それを――それを、あんたを潰して! 証明してやる!! 戒人->……最後に、一つだけ。(喋れば喋るほどにぎこちなさが増していく) 戒人->…拓己…オマエは…… 戒人->此処で…勝っても…負けても…。…必ず…私と…同じ道を、歩む。必ずだ。オマエは …私と…変わらない(笑んでいた口元を、引き締め) 戒人->(手刀を、向けると。くいくい、と手招き…降りて来い、と) 猛->真白>………。(空ろな顔が、拓己の方を見た……様な気がした) 拓己->(@右手首を押さえ、真白の方を一瞥――) 珮李->……(息を吸って)…拓己、行こう。 拓己->――おう。 戒人->@――階段を下り。其処に降り立てば…広い。二キロの広範囲にわたって魔法陣があ ったとしても、なんら問題のない広さが其処にある) 戒人->@――そしてその前に立つのは…。…夾 戒人。その圧力すら、二人の心臓を締め付 け身体全てを押しのけてくるようだ) 珮李->―――…ッ…(威圧感に耐えながら、ちらりと突き立った刀に目をむけ) 戒人->@――思えば、本気の夾 戒人。フォルテックス・スフィーリアになど向かったこと は無い。それがよりによって、こんな形で実現するとは皮肉なものだとは、己の心が思っ たか) 拓己->…………(右手首を――そこに巻いた真白のリボンを押さえ、顔を、上げる!) 戒人->(両手に、手袋を嵌め込むと。ギシリ…などと音を立てて拳が硬く握られる。その両 手を、そう、拳が側頭部に来るように。掌側が珮李達に向けるように位置し…構えた) 拓己->(せっかく一度プレゼントしたのに、悪いな……今は、お守りにさせてくれ) 珮李->………(銃剣を構えて静かに前を見据え) 拓己->(終わったら……新しいのを買いに行くから――!)――ッアアアアァァッ!!(@ ランスの穂先を、真っ直ぐに、戒人に向けて構えるッ) 猛->真白>………っ (その声に、今度こそピクリと反応し。………ゆっくりと、ゆっくり と、ゆっくりと顔が向けられ………) 拓己->そっちが本気だろうが何だろうが、もう怖くねえ。こっちだって本気だッ……! 猛->真白>……た……くみ……?(薄っすらと開かれた目に、光が、戻ってゆく)……た、 拓己っ!! 珮李->戒人、悪いけど…全部壊させてもらうよ…ッ… 戒人->(――タイヤから、空気が抜ける音がした。その時には、戒人の姿は…左足を支点に、 拓己の、目の前に出ている――ッ。そのまま右拳を、振り被る。…幾ら何でも速すぎる。) 戒人->(そのまま。拓己の顔面目掛けて――口の端が、大きく裂ける――。挨拶代わりとで も言うかのような、振りかぶった右拳が矢のように真っ直ぐ。拓己へと放たれた!) 拓己->――(つと。拳を見てではなく、眼前に現れた戒人を見て、それを避けるような首の 動き――) 拓己->(@視線は戒人ではなく、その背後――) 戒人->@――ゴッ!! 耳先が僅かに掠ったかと思ったら、拓己の身体を押すに十分な風が。 避けた瞬間に、舞い上がった。拳の風圧でコレだ) 猛->真白>あ……れ………? わたし、なんで………こんな、ここ……どこ……(しかし、 魔力を奪われているせいか言葉がはっきりとしない。そう、今の戒人のように……) 珮李->…ッ…速い…(拓己の傍らから軽く退く。今まで見た覚えの無い速度に舌打ちを零し て) 拓己->(@ただ真白を見つめて、言う――!)待ってろ、真白。絶対に―― 拓己->(@床に突き刺す右脚。蹴るッ!)助け出してやる!!(@刺・突ッ!!) 戒人->(…命取りに過ぎる。真白に放たれた言葉の前には、その左拳は。構えられ…またも 矢のように真っ直ぐと、拓己の顎目掛けて。放たれ…少し間に合わない。矢が当たる前に、 顎先に、戒人のパンチが掠り…) 猛->真白>……ぅ………(その目に、驚かされるように僅かに眼を見開き)……ぅん……… (と、少女は。小さく、頷いた) 戒人->@――その途端、顎の骨が嫌な音を立てて。皹が入り。刺突が届く前に、総べるに戒 人が拓己から、五メートルも離れている) 戒人->@――…甘く見すぎだ。この速度は幾らなんでもおかしいとして、余所見をしてから の反撃では。戒人の攻撃速度にはついてはいけない) 珮李->…チッ…(拓己に向かっている間に横手へと移動して。剣を構えて走り出す。脇腹に 突き刺すような突撃を仕掛け) 拓己->…………っはは……。あー……痛えな…… 拓己->(@拳を叩き付けるように手をつき、起きあがる……!)男前が……台無しだろうが ッ! 戒人->@――珮李を、見た。突撃してくるのを観察するように見たと思ったら、既に拳を構 えている。この反応速度は成る程、確かに戒人らしいが…) 戒人->@(左の手打ち。腕の力のみで発せられるソレはジャブ――格闘技、最速の拳。それ が、今度は弾丸の速さで、珮李の右肩へ。空気を咲く音と共に…獣化もしてない珮李の右 肩へ、一発ッ) 拓己->(ちっと色ボケが過ぎたな、反省だ……“有言実行”、死んでもやり抜けッ……!) (@首を一振り、槍を構え直す) 猛->真白>………っ…。(声も、出ない。必死に、今はただ”消えてしまわないよう”に意 識を保つのが精一杯) 珮李->――――ッぁぐ…!!(咄嗟、避けようとして…肩に嫌な衝撃を喰らって後ろに吹っ 飛ぶ。地面に鈍い音を立てて倒れこみ) 戒人->@――いい音を立てて、珮李。右の鎖骨に皹が入った。左の手打ち、とは言っても。 重量のあるボクサーの右ストレートに匹敵するだろう。どれもコレも素人の骨じゃ砕けそ うだ) 拓己->――ッアアアアアアアアアアァァァアァァァァアァァァッッッ!!(@自らを猛らせ る、咆吼――!) 戒人->(その位置から動かず、手はまたあの構えのまま。拓己へと眼をむけ…) 拓己->(痛みは無視、プレッシャー? 無視ッ! “潰す”→“助ける”……それだけ考え ていればいい!!) 猛->真白>(それでも、薄れ行く意識の中で必死に自我を……失くしたくないものを抱きし めるかのように歯を食いしばり)……や、めて 猛->真白>やめて……よ。なんで……(失ってはいけないと目を開き続ける。だが見なけれ ばならない現実は、あまりにも非情だった) 戒人->(直ぐに視線を、気付いたように真白へと向け。拓己に背を向けると、結界目掛けて 走り出した) 珮李->ったた…(右肩を押さえたまま起き上がり)これが本気って事、か…(苦笑。漸く獣 化を始めては右手を開閉して) 猛->真白>たく………(そう、薄れて消えそうな真白の目にさえ。それは、酷く”危うい” ものに見えた――――) 拓己->ッ……待てコラッ! 逃げんなァ!!(それを追って駆け出す) 戒人->(そのまま右手が、何かを描くように動いたと思うと)『泉』(右の掌が、どしっ、と重 い音を立てて。結界にぶつかり…) 珮李->……(痛い。けれどそうも言っていられない。武器を握りなおしては二人を追う様に 走り) 戒人->@――糸が切れるように、真白から魔力が吸う力が、消えた。ただし、その場から動 けないことに変わりは無いが) 拓己->ッ!?(今、何した? 真白は――) 戒人->(大きく溜息をつくと、真白には眼を向けず。追って来る拓己へと振り返った) 猛->真白>……? 珮李->……?(拓己の背後で立ち止まり) 拓己->(――余裕ができたのか? 何でもいい……)……“潰、す”ッ!(そのまま突撃す るッ) 戒人->……(そして歩き出す…そして、喉に手をあてると)…よし。(何かを確認するように、 喋り) 戒人->(突撃してくる拓己へと手を向け…その掌で、槍の腹を大きく叩けば。その衝撃はか なりのモノで、拓己の軌道を僅かに反らし。拓己はそのまま、結界へ…) 拓己->ッ――(とっさに穂先を持ち上げるッ) 珮李->た、拓己…?(冷静を欠いているのかと不安になりつつ。再度駆け出す。再び、横合 いから今度は足を横に切りつけようと接近して) 戒人->@――穂先を持ち上げ、全力で足を止めれば成る程。拓己は、ギリギリ止まったとこ ろで…結界に、柄が触れた…瞬間。ズッッッッドォン!!!! …大爆発を起こした) 戒人->(爆風に背を押されたのを助走に、真正面目掛けて走り。珮李の横合いからの攻撃を、 ひとまず避ける) 拓己->っつあ――!(爆風に押されて転がる) 珮李->ッ!!(空振り。視界を爆風で一瞬遮られては戒人の姿を視線で捉えたまま拓己に駆 け寄り) 拓己->っそ、新調した槍がさっそく傷物かよ! ハッ! 上等だ畜生!(石突きが無くなっ た槍を手に、立ち上がる) 戒人->(すぐに十メートルほどの間合いを取って、振り返りながら…)…腕と、腹が第二度火 傷ってところか…(僅かに眼を細めて、ダメージを分析しながらも…) 珮李->拓己…っ!(構えを解かないまま横に並び)……結界に触れて…爆発とは、ね…。 戒人->手にでも当たれば良かったのだが。惜しい。(腕をだらんとノーガードにしつつも、 さて、と思考し…) 戒人->……おい、何をしている。結界の前で突っ立ってたら、私が押すだけで事が済むだろ う。さっさと移動しろ(手をシッシッと振りながら、何かを考えている) 拓己->(――っは……“潰す”。潰す潰す潰す潰す潰す潰す潰す――!!) 拓己->(@完全に一本化していく、思考……!) 珮李->………(何でそんなことをわざわざ…)………(ふと、隣を見て)…拓己…(肩をぽ んと叩いた) 拓己->(がばっ 珮李->…冷静さを失うと…また色々無くすよ?さすがにこの場面でそんな馬鹿はしないっ て、ボク信じてるからね…?(手を離し) 拓己->(……っと、今気付いたような勢いでふり返る) 拓己->(視線を戻し)っは……冗談、俺は今最ッ高にクールだぞ? 拓己->(見える……何か世界が違って見える。はは……一つの事に集中すれば、ここまで変 わるんだな) 珮李->…どの口が言うよ。それ(溜息)…ま…心配しても、仕方ないけどね…今更だし。 拓己->(勝てる。違う勝つ。絶対だ、絶対に勝つ――!) 戒人->……(移動しないと見て、仕方ないかと溜息) 戒人->(珮李達へと、歩き出す) 珮李->ほーら、とりあえず動かないと…まだ爆破の餌食に…なりそうだね。 拓己->……珮李、お前は好きに動け。動いて……叩け(ぼそっ 珮李->………(ちら、と拓己を見て) 戒人->(再び、タイヤから空気が抜ける音か響いたと思うと。拓己のほうを向いた珮李目掛 けて、戒人が、左の拳を…) 珮李->…死んだら許さないんだから(呟いて…ばっと前を向く。向けられた拳に、咄嗟に横 に跳んで避けようと) 拓己->(来たのを見て即座動くッ!) 戒人->@――パパパパァンッ!! と凄い音を立てて。避けようとしても、避けれない。珮 李の腹に鳩尾、肩、顔に、ジャブが、四発…被弾) 戒人->@――射程範囲で構えられたジャブを避けるのは、プロとて不可能なソレだ。しかも 視線を反らした隙とくれば、当たるは当然) 拓己->(珮李の横っ腹を、蹴る。蹴って強引に、結界へ向かうコースをずらすッ) 戒人->@――裏拳。拓己が珮李を蹴り飛ばしている間に、下から弧を描いて。再び拓己の顎 を狙って、空気を裂きながら放たれるッ) 拓己->(蹴った足を反動で戻して踏むが――!?) 戒人->@――横からの攻撃なので結界に当たる心配は無いが、動作の途中を狙われた。こん なものを避けれるのは…獣だけだ。人間は、避けれない) 珮李->(遅いと気付くより早く喰らった撃に痛みと共に体が後ろに…飛びかけて急に横に。 軽く跳んだ体がそのまま地面を擦りながら半身から倒れこむ 戒人->@――反動でまた、後ろへ反らされたものの。鉄球のような拳が、またも、拓己の顎 を削るように、掠る――!) 拓己->@そのまま思いきり倒れ込むように、後方へと上体を落とすっ 戒人->@――…直撃しなかったのが、幸いか。ギリギリで掠ったソレは、なんとか顎が砕け ずに済むものの…さらに皹が浸透した) 拓己->@反動を助長するように振り上げた槍を頭上で突いて、ブリッジ状の体勢で止まり― ― 戒人->@左右両方へと倒れた拓己と珮李を見回してから…その、足は… 珮李->…ッ…(片方の銃剣を支えに立ち上がる。痛みに顔を顰めつつ) 拓己->@「誇張」。槍の穂先を膨れあがらせ、一気に起きあがって勢いのまま槍を振り下ろ す! 戒人->@――って、ところで区切りつけとこうか ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <感想> そんなわけで、物凄いところで次回に続きます! ボス戦が始まったら次週持ち越しになるのは、ある意味宿命ですよね(ぉ 前半は何だかNPCの独壇場になってしまいましたが、終盤でPLの動きが出てほっとした 限りであります。 今回拓己は実に熱い台詞を言ってくれましたしね、この自身こそ彼だーとちょっと嬉しか ったり。 ただ戦況としてはかなり厳しいところ、お2人には是非とも熱い勝利を収めてほしいもの です。 因みに今回私が一番キターと思った台詞は。珮李の『ボク信じてるからね…?』でした。 この台詞もかなり熱いじゃないかと思う自分です。はい。