猛->――――<雪の人形>―――― <このシナリオは『ダブルクロス(矢野俊策/F.E.A.R)』の巻末シナリオを元に作成したも のです。著作権は原作者に帰属します> 猛->@ではまずは拓己のシーンからです 拓己->@い、イエッサー!(・ω・;)ゝビシッ 猛->@前回作戦の傷を癒し、しかし心に残ったものの消えない日々を送る君に、ひとつの” 指令”が下された。 猛->@『数日後に開かれる『月光』の幹部会議の護衛につけ』というものである。 猛->@今のところ前例は無いが、マルバスの襲撃を恐れてのことだ。『月光』の幹部はその 殆どがディーパではない。 猛->@そんなわけで、君は明日行われる幹部会議の会場となるパレスKホテルへの道を急 いでいる。 猛->@時計を見れば警備隊長である戒人から指定された時間まで……あと10分。(遅れた 理由は自由にどうぞ) 拓己->…………(地図とにらめっこ中/ぁ 猛->@そんなわけで、道を急いでいます……ここからスタートです 猛->@地図を見てみると『雑木林を突き抜けると近道』になりそうです 拓己->@あらら(汗)上の発言はずらしておいて下さい(人;) 戒人->@因みに、戒人からは… 『もし、遅れようものなら……』@ザンッ!! という音 ともに崩れ落ちる巻き俵と、日本刀『……解ってるな?』 猛->@というか、近道をしないと……明日の命があるか分かりません(ぁ 拓己->くそう……俺としたことが迷うとは! この道をこう行けばこう行けるはずが…… あ、逆か!(ポンッと手の平打ち) 猛->@この季節にはもう珍しい程の冷たい風の吹く中、道の端には雑木林が広がっています 拓己->(地図を地面に叩きつけ/ぁぁ) 猛->@それほど広くはありません、広めの公園ぐらいです 拓己->ええい、正しい向きに修正して……目的地がここだから、えっと……(地図を見直し て頭をがしがしと。地図を読むのは苦手らしい) 猛->@通行人は疎らに居ます、人に聞くのもOKですよ 拓己->(こういう時に人に助けを求められない子/ぉ)……丁度この雑木林の向こう側くら いか? 迂回してると……(時計を確認し)……死ぬな、間違いなく(滝汗 戒人->@拓己の脳裏をよぎる、日本刀の手入れをしている…戒人(どーん 拓己->(ぞぞぞぞぞーっ/悪寒) 拓己->ま、迷ってる時間もねえっ!(汗)とにかく行くぞっ!(雑木林に突撃する) 猛->@拓己はその雑木林に突撃し、茂みを掻き分けて進んでいきます 猛->@すると…… 拓己->携帯のGPSが使えていればこんな事には……!(ぶつぶつ/忘れたらしい) 猛->@暫く進んだところに……白い影を見つけます 拓己->(ピタリと足が止まる) 猛->@それは人型の雪だるまのように白い……、事実、倒れた人間の影です 猛->@ところどころ赤も見受けられます 猛->@……どうしますか? 拓己->…………さて、方角はこっちでいいのかなっと 猛->@そうしている間にも、白の中の赤は、ジワジワと広がっていきます 拓己->ってんなわけあるかぁっ!(ノリツッコミ)くそっ、一体誰だよこんな所で!(がっ さがっさと茂みをかき分けて向かう) 猛->@近づけば……それは女性、恐らく拓己と同じくらいの年の少女のようです 猛->@白い髪に白い着物、時代錯誤なその人物は戒人とは真反対の、触れば解けてしまいそ うなほど華奢な印象を与えます…… 拓己->ゲームやマンガやアニメや何やでよくあるパターンって、現実で遭遇するとわりと面 倒なんだなー……(日本刀を思いつつ 猛->?>「……うぅ…」 拓己->まあ美味しいっちゃ美味しいから良いけどさ! 良いんだけどさ!(半ばヤケ)おー いあんた! 大丈夫か!? 猛->@意識はある様子ですが…… 拓己->くそ、傷が……!? 猛->@拓己がすぐそばに来ると、少女は声に気づいたのか顔だけを拓己に向けて 猛->少女>「………あな、たは?」 拓己->えーと、それは……って言うか俺よりむしろ君だろ。どうしたよおい!? 何がどう してこんな……! 拓己->(くそ、こういう手当てはむしろ猛の方が得意だってのに!) 猛->@その言葉を聴くと、少女は小さく嬉しそうに笑います。まるで傷など慣れているかの ように蒸しをして 猛->少女>「心配、してくれたんだ。ありがと。……うれしいな」 拓己->こんな所に怪我人が倒れてて、それが君みたいな……その、カワイイ子で、しない方 がおかしいだろ 猛->@人が来たことで意識がはっきりしたのか、彼女は傷のある腹部の辺りを抑えながら、 木に寄りかかって立ち上がります 猛->少女>「そうなんだ……? 知らなかった」(さも意外そうな顔で) 拓己->は? っていやちょっ待てオイ、無理に動くな! 早く病院に……だあぁ携帯無いん だったぁっ!(頭抱え 拓己->(ええと、こういう時の応急処置は……!)(必死に思い出そうと 猛->少女>「病院? ……え、あ、大丈夫だよわたし?」 猛->少女>「……うん、ころんだだけ。もう大丈夫だよ。ほら」(ぴょんぴょんと跳んでみ たり) 拓己->嘘つけ! そんなに出血してんのに、大丈夫なワケないだろうが!(びしっとツッコ ミ)っていうかコラ、跳ねるな!(汗 猛->@何故か少女は、元気とは言わなくても普通に飛び跳ねていた。苦痛の表情も今は無い 拓己->…………何?(ぽかーん) 猛->少女>「嘘じゃないよ、ほんとに大丈夫だから。……でもありがとね、こんなに優しく されたのは、初めて」 猛->@でもしかし服は真っ赤です、出血は止まってはいるようですが 拓己->初めてってそんな……いやでもその怪我は……ああもう何がどうなってる!(うが ー) 猛->少女>「あははは、面白いねきみ」(割とマイペースに) 拓己->ええい、もうとにかく、そんな傷で大丈夫も何もないだろ! 病院行くぞ病院! 戒 人さんは…… 拓己->(涙)……あとで事情を説明すればきっとどうにかなる! ならないだろうけど!  とにかくまずは君の怪我だ!(ヤケ) 拓己->とりあえずほら、ちょっと一緒に来なさい。はい早く来るほら行くぞ!(無理矢理手 を取って、かき分けてきた道へ) 猛->少女>「そっか。それじゃあ……」(手を取られて進みつつ) 「わたしは、ましろ。 神崎真白。君の名前は?」(歩きつつ、自己紹介をする) 拓己->え? ああ、えーと、ましろちゃん? 俺は拓己だ。匠拓己。「匠」が姓で「拓己」 が名前な。どっちでも一緒だから好きに呼んでくれ(もう一方の手で地図を見つつ) 猛->@真白は「たくみ、拓己……」と何度か練習するようにつぶやいて 猛->真白>「おもしろい名前だね。……いいな、気持ちが篭ってて」 拓己->……笑わない、のか? 今までフルネームを名乗った時は大抵笑われたもんだが(遠 い目 猛->@握る手を大事そうに両手で包み、彼女が浮かべるのは親しげのある笑顔。 猛->真白>「笑うの? いい名前だと思うよ、わたしは気に入っちゃったな」 猛->真白>「……うん、拓己」 猛->真白>「今日は、この街から離れてないと、ダメだよ」 猛->@不意につぶやくような声が聞こえたと思うと……ふと、手の感触が無くなる 拓己->……、え?(ちょっと赤くなって逸らしていた視線を後ろに戻す) 猛->@振り返れば、そこに真白の姿は無かった 猛->@ただ季節外れの北風が吹き抜け、葉桜の花弁を散らしている…… 拓己->……何!? ちょっ、待てどこ行った!? 怪我が……おおーい!?(混乱 猛->@―――はいカット! 猛->@では次は戒人さんのシーンです 猛->@場所は『月光』の秘密基地、地下2階の司令室。 猛->@そこで戒人は珍しく椅子に腰掛けています。戦闘と教育が仕事とはいえ、情報収集は 怠ることは出来ません。 猛->@戒人の目の前には”報告”を行っている『月光』の社員が、戒人はその報告を受けて います。 戒人->(ついでに珍しく、スーツ。アルマーニ(ブランド名)と銘打たれた高級イタリアンスー ツの黒をしっかりとネクタイまで締めて、端末操作がてらに報告を受けている) 猛->社員>「……以上の事実により、今回の幹部会議においてターゲットが何らかの陰謀を 企てていると予想されます」 猛->社員>「作戦指揮者のコードネームは”ロード・オブ・アビス”」 戒人->……また小洒落た名前だ。ご苦労…予定より警備の人員を増やせ。それと、装備の制 度を上げろ。多少予算をオーバーしても構わん。 猛->@――その単語が出たとき、司令室のデスク脇で寝ていた犬がピクリと耳を動かします。 猛->社員>「了解しました、上に報告しておきます……ええ、無理にでも通しておきますの でご安心を」 猛->@そういうと彼は自信ありげな表情を浮かべ…… 猛->社員>「ああ、そうでした。義手の方が完成したと報告を受けていますが……試着なさ れますか?」 戒人->……ほう。もう完成したのか…そうだな。試してこよう。 猛->社員>「はい、では持ってこさせます」 戒人->頼んだ…。 猛->@そう答えると、彼はキビキビとした動きで「失礼しました」と部屋を辞していく 猛->@……そして、デスク脇の犬がのっそりと身を起こした。 戒人->……(犬へと目線を向け…) 猛->@犬は、徐に口を開いた 猛->犬>「はぁい戒人、聞こえてるー?」(で、その犬からは何故かリースの声が聞こえて くるのだった) 戒人->勿論だ。ちとギャップがあって困るが……音声的にはオールグリーン。 猛->@実はこの犬、能力者の作戦行動時に嗅覚での捜査などを行う補助犬だったりするのだ が……詳しい説明は省く 猛->@犬からはオールグリーンな声が聞こえてくる。無論犬が喋ってるわけではないが、リ ースが趣味でそうアクションするように躾けてるのである 猛->犬(リース)「能力者と敵対的な集団……仮に『X』と読んでるけど。どうやらそれが 動き出すみたいだね」 戒人->(煙草に、火を灯しながら…)……あぁ。大人しくしていればいいものを。まったくも って、鬱陶しい 猛->犬(リース)「ほんとにねー……。私もその件でちょっと北海道まで来てるんだけど、 捜査が行き詰っちゃって」 戒人->リース嬢にしては、珍しいな。それとも何かあったのか? 猛->犬(リース)「断片的な”形跡”は見つかるんだけど、肝心の実行犯が捕まらなくてさ。 そしたら今度はそっちでも活動が確認されたって言うし……はぁ〜」 猛->犬(リース)「幹部会議がある中で悪いけど、そちらでもロード・オブ・アビスの情報 を集めてもらえるかな?」 戒人->頭が痛いな(苦笑を浮かべ)そうだな。実行犯が此方に来ている可能性も高い……動か せる限りの人員を使い集めよう。 猛->犬(リース)「任せたよ、……多分、今回の作戦は簡単にはいかないからさ」 戒人->……まあ、きな臭いのは認める。一応、現段階で解っている形跡≠フデータは此方 に送れるかな? 猛->@ここで――――ピンポーン、と来訪者を告げる音が聞こえる 戒人->と、失礼。どうやら来客のようだ……送れるようならば、私の端末に宜しく。 猛->犬(リース)「うん、暗号化してそちらに送信してある。暫くしたら解読されたのが出 てくると思うよ。……それじゃ、この辺りで。また何かあったら連絡してね」 戒人->仕事が速くて助かる。あぁ、勿論……(それでは、と会話を切った後。来室許可のボ タンを押し…) 猛->@ぷつんと通信が途切れ、犬もまた伏せて寝始めた後……部屋に科学者らしい白衣を着 た男性が入ってくる。彼は恭しくお辞儀をすると 猛->科学者>「失礼します――――義手を、お持ちしました」 猛->@ガラガラとリヤカーのような台を引っ張ってきて、それを戒人の目の前まで運ぶ 戒人->ご苦労……随分眼にクマが出来ているな、博士。暫く寝ていないのか?(煙草は灰皿 に置き…) 猛->@被せられていた紫色のシートを取り払うと、そこには黒光りする重厚な義手が置かれ ていた 猛->科学者>「……わが子の誕生を前に、寝ていられる父親なぞ居ませんよ」(博士と呼ば れた男は疲れた顔で、されど心底嬉しそうに笑みを浮かべた) 戒人->(義手へと眼を落とし…)……。…ナルホド、我が子と言うだけはあるようだな。見知 らぬ材質ではあるが、この光は…確かに…(頷き) 猛->科学者>「握力200Kg、超伝導半導体による精密な動作、工学迷彩の搭載……やれ ることは全部やりました。あとは、貴方のお墨付きを頂ければこいつは”生まれ”ます」 猛->@科学者は、やつれた顔と腕でその義手を戒人に差し出した 猛->@事前に報告されていただけあり、戒人の腕の方にも機器はすでにセッティングされて いる 戒人->……(上着を取り攫ってから、それを受け取る。後、カッターを外し、義手を嵌める ためにセッティングが施された腕の断面を晒した後。それを、ゆっくりと…しかし、ガチ ッ、と確かな手応えと共に嵌め…) 猛->科学者>「生身の腕ほどの動きやパワーは出来ないでしょうが、光学迷彩を上手く使え ばハンデは補えるはずです」 戒人->(――…一・閃。切断音と共に、その左腕の手刀で。近くに置いてあったグラスを薙 げば…真剣で斬られたかのような断面を見せ、ガラスグラスが、斬れ落ちた) 猛->科学者>「……いかがですか?」(真剣な様子で、問う) 戒人->(義手の指が、動き。力強く、拳を作ると…)……素晴らしい(満足気な笑みを浮かべ…) …素晴らしいぞ、博士。よく、やってくれた…。 猛->@それに、満面の笑みで答え。「誕生おめでとう…」と小さくつぶやく 猛->科学者「上手く使われることを願ってますよ……。では、私はこれにて。もうそろそろ 家に帰らないと家内に愛想を尽かされてしまいますので」 戒人->無論のこと、使いこなしてみせる……そうだな。奥さんに宜しく。 猛->@その義手の使われる様を確認すると、彼は疲れた背中を引きずるように。されど何か を成し遂げた達成感を感じさせる表情とともに、その部屋を後にした 猛->@―――はいカット 猛->@では改めてジロー&梟木フェイズ 猛->@……あ、戒人出れるかも(ぉ 猛->@場所はまたしても『月光』……トレーニングルーム 猛->@ではあるが、まだ戒人の来る時間ではないので君たち二人は休息を取っていた。 猛->@戒人は重要な仕事があるので、先に自主トレをしていろとは言っていたが…… 猛->@ではここからスタートです ジロー->いやぁ、鬼の居ぬ間に休息とはこの事だよネ(のほほんと胡坐をかいて 猛->@トレーニングするなり休憩するなり雑談するなりは自由ですので 梟木->むぅ……まぁそうだな…(いまだに直らない左手に目を落としながら ジロー->ふふふ、仕事とは言ってたけど、やっぱり休息も必要なんだよ。絶対に!(何か熱 弁 猛->@……二人が見つかったら死亡フラグが11本ぐらい(1本はサービス)立ちそうな危 険な会話をしていると…… 猛->@――――ピリリリリ 猛->@――――ピリリリリ 猛->@――――ピリリリリ ジロー->何より、オレはバイト帰りで疲れてるしー…ん?電話かな?(音に首をかしげなが ら 猛->@……ドアの付近、インターホンのような通信機の有る箇所から、呼び出し音が聞こえ る 猛->@カメラ付きの通信機である、緊急時の連絡、および支部間での通信も行える 梟木->ん〜?……嫌な予感がするなぁ…… 猛->@それが、赤いランプの点滅とともにけたたましく鳴り響いている ジロー->あー、はいはい。今出ますよーっと(とてとて、と通信機に近づき、ピッとボタン を押す) 猛->@無視ったら恐ろしいことになりそうだ……ので、ジローによって通信回線が開かれる 猛->@……フォン、と電源が入り上部のモニターに1人の中年男性の姿が映し出される。伸 ばし放題の髪、伸び放題の髭、その表情を隠そうとするかのような小型のサングラス…… 梟木->誰ー?(モニター覗きこみ)…………??? ジロー->んー?こちらトレーニングルームですけど、どちら様ですか?(通信機に向かって 呼びかける 猛->「……久しぶりだな。ジロー、それに梟木。まだ、私の声を覚えているかな?」 猛->@ミス、通信機> 猛->@声を聞いたところで思い出す、二人はその人物に心当たりがあった 猛->@以前『月光』の施設案内を受けたときに、『生物化学研究室』で出会った男だ。 ジロー->あぁー!いたいた、こんな声の人が。どっかの研究室にいたよ。ねぇ?(振り向い て梟木に聞く 梟木->この声……う〜ん…あぁ!なんか変な研究室に居た奴か! 猛->@確か……『月光』の生物化学研究課に所属する、高位研究員である。 猛->@史上稀に見る天才研究員であるらしいが、見た目通り他を省みない性格で周りからは 嫌われていた。 猛->@そう名前は確か 猛->@……神崎高明 ジロー->えーっと名前は…そう、神崎さん。生物科学の偉い人だ。(ぽん、と手を打ち 梟木->んでー……何の用ですか〜(名前にはあまり興味無し ジロー->そうそう、オレらに何の用ですか?実験体は嫌ですよー?(冗談交じりに言う 猛->高明>「フ、やっと思い出したか。……まあいい、用件を言おう。」 猛->高明>「俺が生物科学研究化に所属しているのは知っているな? 実験体になれとは言 わん、その手伝いに来ないか?」 ジロー->……え〜?生物化学のお手伝い〜?(あからさまに嫌そうな顔した! 梟木->遠慮しとく(キッパリ 猛->高明>「上層部の連中は分かっていない……この俺の研究を中断させるとは。よって人 員を確保したかったのだが……そうか、来ないか」 ジロー->行きませんね。悪いですけどー 梟木->というか戒人さんにここに居ろと言われたんで〜〜(中断した実験の手伝いなんか、 と思ってる ジロー->(上層部に止められるような内容のお手伝いはしたくないし。あとあと面倒だし) 猛->高明>「では、指を咥えて見ているがいい。……私がこの脆弱な『月光』を生まれ変わ らせる様を」 猛->@クック……と高明は不適な、見下すような笑みを浮かべ ジロー->は?ちょっと。何ちゃっちい悪役みたいなセリフ吐いてんですか神崎さんっ! 猛->高明>「近い内にまた会う事になるだろう。せいぜい上層部の犬として働くがいい」 猛->@その言葉だけを残し、通信は一方的に途切れます ジロー->ちょ…!(通信の切れた通信機を見つめ)やっぱりちゃっちい悪役みたいだよ…あ の人… 梟木->あ、……全く…何やろうとしてんだか…… 猛->@何かに取り憑かれたかのような高明の声、アレは尋常ではなかった。 ジロー->…とりあえず、誰かに報告した方が良いね。手近なところで戒人さんかな 梟木->ん〜でも今どこにいるのかなぁ……? ジロー->んー、とりあえず携帯使っておけば良いでしょー(携帯を取り出し ジロー->(アドレス帳から戒人の名前を選び、電話をかける) 浅いので二人と高明については同じぐらいの認識しか持っていません 梟木->(にしても……変だったけどさすがにあそこまでな人だったけな?………まぁいい か?……) 戒人->(3コールぐらいで出た)『ジローか、どうした。水分補給なら別に私の許可取らなく とも構わんぞ』 ジロー->そこまで貴方に指示を求めるほど馬鹿じゃないです(ぁ)今ちょっと変質者が出ま して… 戒人->『そうか、それは覚えておこう(ぁ)変質者? 手足の四本ぐらい圧し折って司令室に ……(危』 戒人->『…あぁ、捕えたのならわざわざ電話しないか。どうした?』 ジロー->実はその変質者、生物化学研究室の神崎高明さんなんですよ――(ついさっきあっ たことを細かく説明する) 戒人->『神崎? あのほっといたらノミが繁殖そうな頭の――(細かにそれを聞き…』 戒人->『…そういえば、何やらリスクの高い実験をして、上から中止が出たと聞いたが。一 人で再開させるつもりなのか……』 ジロー->ふーん、やっぱり変な実験なんですね。で、どうします?とっ捕まえますか?オレ はやりませんよ(コラ 戒人->『私にそこまでの権限は無いよ。一応、頭に入れておく』 戒人->『……まあ、脆弱とは言わずとも。強固な組織とは思えんのは、神崎氏と同意見では あるが…それはさておき、報告ご苦労』 戒人->『あぁ、そうそう』 ジロー->はい、了解です。じゃあ報告は以上ですんで。オレたちはきゅ…自主錬に戻ります ね ジロー->あ、はい? 戒人->『呼吸からして、自主トレさぼってたな? …あとでどうなるか覚えとけよ貴様等』 戒人->@――そう言って、ぶつっ、と通話が切れた 梟木->あーーーー……………(汗 ジロー->…………ふふふ(変な笑いしたっ! 梟木->電話出てないのに貴様等言われた……(実際やってないから関係なし 猛->@―――はいカット 戒人->@さて、合同フェイズめざし。珮李&たつき、行ってくださいまし 猛->@深夜、とある郊外の路地裏で、君たちは人を待っていた。 猛->@電灯がパカパカと点滅し……明かりさえもままならないほどの、闇。その最中で、そ の最中だからこその待ち合わせ。 猛->@待っていた。……例のエージェントがやってくるのを、だ。 猛->@腕時計の針が、約束の時刻を指したそのとき。 猛->@――――ぐぁぁぁぁぁっっ!!!!!! 猛->@男の断末魔の絶叫が、鳴り渡った。 猛->@まったく、『月光』からはろくな仕事が回ってこない―――― 猛->@君たちは現場に急ぐのだった 猛->@では開始でー 猛->@見通しは悪いですが、悲鳴は裏路地の先。さらに暗くなっている場所から聞こえたよ うです たつき->(…灯りは点けない方が無難か…/とりあえず現場に急ぎます) 珮李->―今日って、こんな仕事の予定だったっけ…?(ちょっと嘆くように呟きつつ、声の した方に駆け出してる) たつき->(悲鳴が聞こえた場所の手前で一旦止まり、そっと奥を覗き込んで見る) 猛->@くらい裏路地の最中……その中でもさらに建物の影になる箇所 珮李->(速度を落として立ち止まり)…何か見える?(小声で問いかけながら同じ様に覗き こむ) 猛->@そこに、ひとつの……影の塊のようなものが倒れている たつき->誰か倒れている。(他に影はないか目を凝らして) 猛->@不穏な空気はあるが、見通しが悪くそれ以上は何も見えない 珮李->……近づいてみる…?ちょっとヤバそうだけど。(暗闇に眉顰めつつ) たつき->放って置くわけにはいかない。先に俺が行く(と、倒れている影に近付き…) 猛->@影は……やはり人間、男性のようだ。『月光』の指示によってとある別組織のエージ ェントと待ち合わせをしてくれと言われていたが……。 猛->@その男は年齢30歳前後、黒のスーツを着た痩身の男性だ。 猛->『月光』から教えられた情報と、ぴたりと一致する。 猛->@大量の吐血をし、完全に致命傷の一撃を蒙っていながらも……男には意識が残ってい た。 猛->男>「………く、ぅ……」 珮李->(周囲を見渡しながらたつきの後ろをついて歩いて) 猛->@いや、無理やりにも繋ぎ止めているのだ。誰かに、会うために たつき->おい、何があった? 猛->@男の顔は必死に、本当に懸命に、こちらに向けられている……。 猛->@そして震える手で……何秒もかけて、それを内ポケットへと動かすと…… 猛->男>「……これを、戒人という男に渡してくれ……」 猛->@と言い。血まみれの手で……たつきへとメモリーカードのようなものを差し出した 珮李->……それは?(男を立ったまま見下ろして) たつき->…判った(カードを受け取り) たつき->(止血…しても無駄か。この傷では…) 猛->@渡したことを確認すると……最後に、大きく吐血をして。男は動かなくなる。 猛->男>「”敵”の反乱を叩き潰して、く……れ………」 猛->@それだけを、言い残して。 たつき->あ… 猛->@………ここで、珮李の耳に聞こえる物音がある 珮李->……敵の…反乱……? 猛->@遠く、そして高い場所……か……… 猛->――――グルルルル…… たつき->(動かなくなった男の体を横たえ、そっと目を閉じさせる)敵が何かはこのカード を戒人に渡せば判るだろう。 猛->@低く、ホンの僅かな吐息。隠そうとしても隠し切れない本能の高揚した声…… 珮李->…え…?(跳ねるように空を、そして暗闇の中何か探すように見回し)たつき…今何 か…。 たつき->この男を殺したヤツが近くに居るかもしれない。急いで戒人の下へ──ん、どうし た? 猛->@………気づいた瞬間。”感覚”が沸き立つ――っ!! 珮李->声…というか、唸り声?獣みたいなのが…少しだけ聞こえた気がして。 たつき->っ、敵かっ!?(身構え周囲を警戒する) 猛->@そう、二人は気付く。 猛->@男を殺した犯人の殺気が、今度は自分たちへと向けられていることに――!! 珮李->―――まだ近くにいたのかっ…!(たつきと背中を合わせるように立ち) たつき->(…どこだ。どこに居る?) 猛->@降り注ぐ嵐のような殺気に目を向ければ、遠く高く、……白い。 猛->@月光の無い深夜のこと、正しく『月光』のエージェントたちに目を向ける。白く淡い 光を纏った星のような姿。 猛->@やつらは背の高い建物の屋上から――――一気に飛び降りてくる! 珮李->来るよ…ッ!(武器を抜いて構える) 猛->――――ダンッ 猛->――――ダッ、……ダッ、ダダッダダダダッ! (降る、本当にそれは嵐のよう) たつき->(飛び降りたのを確認し、身を翻す)逃げるぞ。ここは戦うより合流するのが先だ。 >珮李 猛->@真っ白な体をした人のような姿……されど異様に長い手足は人のそれではない。やつ らは次々と地上に降り立つと、その二十数個もの青い瞳を……能力者たちへと向けた 猛->@携帯で応援を呼びますか? たつき->視界の悪さ、複数の敵、正体の不鮮明さ──どれをとってもこっちに分が悪すぎる。 珮李->…っそうみたいだね…数が多すぎるッ(武器を納めて身を翻し) たつき->@呼びます。迷わず。 猛->@逃げながら助けを呼ぶことは可能です 珮李->@えぇそりゃもう 拓己->@ちょっと質問ですー。時系列はどうなってるんでしょうか? たつき->@戒人を指名してもOK? 猛->@深夜、なので先程までの日にちの夜と考えてください 拓己->@つまり拓己は戒人に斬られて参戦不能と(マテ たつき->@お仕置きされたのですね(ほろり 猛->@因みに戒人はNGです、会議の警備があるために全員ホテルに泊まってますし たつき->@じゃあ獅子 珮李->@鷹さん(ぁ) 猛->@と言うかそのために前日から拓己が呼ばれたわけですしね たつき->@あ、獅子って戦闘員じゃなかったっけ。 たつき->@拓己カモーンですか 猛->@獅子はエレニックのトップですので下々の作戦には参加しません(ぁ 猛->@なので消去法で鷹ですね(ぉ 珮李->@戦闘員なのは否定しないのか(笑) たつき->@珮李の危機なら来ると思ったのに 珮李->@この場面で可愛いSOSできないな(ぁぁ) 猛->@来たいけれども獅子はそもそも日本の何処に居るのかすら安定しませんからね 猛->@こういった緊急の要件で来れる人間ではないのですよ たつき->@走ってるから声が上ずったりしていいかもです たつき->@はぁ、はぁ…獅子さん。たすけ…て。とかね(ぉぉぃ 珮李->@じゃあ獅子の代わりに鷹さんに上ずりテレフォン(何) 猛->@その声を録音しつつ、鷹にDVDビデオカメラ持って助けに行くように指示するかと 思います(ぁ 戒人->@素晴らしい(嗚呼 珮李->@何を納めようとしてるんだ 猛->@その上で、誰に電話しますか?(ぁぁ 猛->@ネタに行くなら獅子、真面目に行くなら鷹で たつき->@鷹さんにします。珮李からSOS要請を。 猛->@了解しました たつき->@一応シリアスだからねー 珮李->@ういー。うちらだけネタもあれですしな 猛->@本部で待機していた(部下が作戦を行っている時は常に動けなくてはならないため) 鷹に通信回線がつながります 猛->鷹>『……どうした? なにかあったか』 たつき->(珮李が応援要請している間、走りながらチャクラムで敵を牽制) 珮李->(走りながら)た、鷹っ…?ちょっと、予定外の事が…ッハ…(走りながらで少し喋 り難い) 猛->鷹>『敵、か?』(声で判断し) 珮李->うん…会う予定だった人がヘンなのに殺された。で、今追いかけられてる…ッ。 猛->鷹>『了解した。そこから進行方向に向かってひたすら真っ直ぐ走れ。そうすれば3 Km地点に河川敷の公園がある、そこで迎え撃てるようにする』 猛->鷹>『……それまで何とかして逃げてくれ。能力は使えるか?』 珮李->りょ、了解…能力は使えるけど、相手の数が多すぎて…。 猛->鷹>『ならば大丈夫だ、お前達なら出来る。オーヴァー…』(そう言って即、回線は切 れる。迅速な行動が伺えた) たつき->来るなって、の!(弧を描きチャクラムが飛ぶ) 珮李->たつきッ!このまま真っ直ぐ、公園まで逃げ切ればなんとかなるはずだっ。 猛->@チャクラムの攻撃は直線だからか避けられる事が多いが、3回に1回の割合で直撃す る。そのたびに、白い体の部位の何処かが吹っ飛び……緑の血を撒き散らす たつき->(戻ってきたチャクラムを手に)了解。 猛->@しかし、その部位を、その血を踏み越えて。……”追跡者”たちは凄まじい速度で迫 ってくる 珮李->(背後を振り返り見ては舌打ちし)足の速い連中だな…。 たつき->あいつら、痛みを感じないのか? 猛->@一種集団で狩りをする小型恐竜の動きのようにも見えるそれらは、獰猛な青い舌をチ ラつかせながら、四本の手足をバネにして疾走する 猛->@……その姿からはどこか人形めいた、単純な思考回路しか想起させない たつき->くそっ、何とか追いつかれる、前に…合流しない、とっ 珮李->ったく…何処の獣…(はた)…たつき、ちょっといいかな。 猛->@珮李は余裕で逃げ切れますが、たつきは追いつかれそうな感じです たつき->なに? 猛->@彼我の距離は70m……60m……………50m………… 珮李->これだと本気で走らないとまずそうだし、かといってボクの身長じゃたつき抱えると 減速するから…。 珮李->―――乗ってもらえる? たつき->……は? 猛->@――――グルルルルル  珮李->四足歩行には四足歩行、だよ。ただ静止はできないからなんとか飛びついてくれるか な。 珮李->(そう言いながら、獣化を進める) 猛->@追いつかれれば……生き残るのは難しいだろう。『月光』のデータによればあの男は それなりの使い手だったからだ、人間としては、だが たつき->(背後に迫る唸り声と足音に、選択肢はないと判断)判った─ 猛->@50m………40m…………。段々と、”追跡者”たちの荒い息が近くなってくる。 それと共に、足元が明るくなる…… 珮李->ん、あんまり乗り心地は良くないと思うけど…(急速に獣化を進める。唐突に脱いだ パーカーを背後の敵に投げつけて) たつき->(珮李の獣化完了と同時に飛びつく)よっ! 猛->@―――ブルルルルッ!! 捨てられたパーカーに噛み付き、その匂いに引き寄せられ るかのように数体がそれに群がり、一気にパーカーをズタズタに引き裂いてしまう 珮李->(全身から黒い毛並みを生やし体が曲がる。獣化を完了させると、背中に重みが乗っ たかを確認して) 珮李->――――ッ…!!(そのまま、たつきを背に一気に速度を上げて駆け出し) 猛->@闇の支配する街を閃光のように疾駆する珮李たち たつき->(振り落とされないようしっかりとしがみ付き) たつき->@合流地点である公園へ── 猛->@その速度は”追跡者”との比ではなく、背景が後ろに吹っ飛ぶほどの勢いで一気に彼 我の距離を突き放す 猛->@―――…一方、見てみれば公園の上空には深夜だと言うのにヘリの姿が確認できる 珮李->―――ッハ、ハァッ……(獣特有の荒い呼吸で、只管真っ直ぐ。公園へと突っ込んで いき) 猛->@そう、よく見ていれば二人にも見えるだろう。 猛->@そのヘリから2,3人の隊員を連れて飛び降りる、鷹の姿が 猛->@2人は程なくしてその公園へと到着する 猛->@河川敷のその公園の先には橋は無く、川で行き止まりとなっているが……。この広さ、 この人気の無さならば全力で戦えるだろう 猛->@飛び降りた鷹たちと二人はすぐに合流する 猛->鷹>「よくやった。上手く逃げられたようだな」 たつき->──着いた、か。(珮李の背から下り) 珮李->(タタッと獣のまま、鷹達に駆け寄り) たつき->なんとかね。 猛->鷹>「上々だ」(と言うと、引き連れた隊員を左右の茂みに隠れるように指示し) たつき->(そして公園入り口。”敵”が来る方向へ目を向け) 珮李->(ガウ、と一声返事を鳴く。変身を解かず、そのまま迎え撃つようで) 猛->鷹>「待ち伏せる暇がある、ならばこちらの勝率は2割上昇する……。さぁ、片付ける ぞ」(ゆっくりと……その闇夜に月の様に輝く太刀を引き抜き) 猛->@(10秒。……珮李の引き離したその時間は大きな有利を生み出した) 猛->@遅れて姿を現した白い”追跡者”たち。それらは狂ったような唸り声と共に飛び跳ね て河川敷の端に躍り出るが…… 猛->@……しかし、その10を超える白い不気味な影は、公園の入り口からこちらに来よう とはしない たつき->……?(何故来ない?) 猛->@盛んに匂いを嗅ぐ様な動作をしている者も居る………かと思えば、ぱらぱらと……そ して一斉に、引き返し始めた 珮李->……?(引き換えして行く様子に目を瞬かせて) 猛->@指揮者が居たのだろうか? それとも本能に従った行動なのだろうか? 猛->@何れにせよ、……当面の”敵”はそのまま姿も気配も完全に消してしまうのだった。 猛->@感覚が………消え去る。 たつき->…ふぅ。やれやれだな。 猛->@思えば、やつらは『不確定要素』を嫌ったのかもしれない。 珮李->(何時の間にか大きめの木の裏に回りこんで、獣化解除) 猛->@―――はいカット 猛->@さて、では『月光』本部に向かった後のシーンから始めましょう 猛->@たまたま女性隊員が居て服は貸してもらえたと言うことで 戒人->@戒人はまだ司令室ですよね? 珮李->@ういさー 猛->@ヘリでバビュンとな。 戒人は司令室ですね 戒人->@うぃ、どーんと構えて待ってますよ 猛->@ホテルで待機するはずが緊急の要件で呼び出される、と(ぁ 猛->@機嫌は悪いかもしれません(ぁぁ 珮李->@…ファイト、たつき(ぁぁ) たつき->@会いたくないなぁ 猛->@影でこの前強引に呼び出された食堂の人々が笑ってるかもしれません(ぁぁぁ 珮李->@食堂の人たちに死亡フラグが(嗚呼) 戒人->@とりあえず一発ずつ殴るか(嗚呼 猛->@……身内から身内によって立てられていく死亡フラグ、うむ 猛->@では始めますね 猛->@緊急招集を受けて戒人が司令室に着いたのは、朝……と言うにはあまりにも早い時刻 だった。 猛->@なんでもたつき達が極めて重要と思われるメモリーカードを入手したと言う 猛->@………司令室の扉から来客を告げる音が届く 猛->@スタートです 戒人->………(目頭を押さえてる。漸く会議が終了し、一時間前にベッドに入ったばかりだ というのに……案件が案件だけに文句も言えず。黒々としたオーラを身体から放っている) 戒人->……(来客の点灯がついたので、来室許可のキーを叩く) たつき->(プシュッ!と軽い音を立て扉が開く)……失礼します。 珮李->(少し大きめな女性物の服に身を包んでたつきの後に続いて入る。服を貸してくれた 隊員は背が高かったらしい)失礼します…。 たつき->(ああ、やっぱり不機嫌オーラ発してるな) 戒人->(客が来たと同時にサングラス。今の目付きからして、たつき達でも失神しそうなの で) 珮李->…わー…(案の定黒いオーラが…と思いつつ) 戒人->……重要と思われるメモリーカードを渡されたとのことだが?(早速用件に入り) たつき->(素早く入室。そして背中で扉が閉まるのを確認し、戒人の下へ歩を進める)…こ れだ。例の男から預かった物だ。 戒人->彼には、感謝しておかねばな。よくも壊されずに居たものだ…(たつきから、左手で 受け取り…そのカードを見て、ふむ、と…) たつき->「”敵”の反乱を叩き潰してくれ」それが最期の言葉だった。 戒人->オマエ達も、ご苦労だった……敵がどんなモノだったかは解るか?(メモリーカード はそのまま、目を向け…) たつき->白くて長い。あと…血が緑色をしていたな。 たつき->能力は判らないが、少なくとも身体機能は高いようだ。走り方が獣じみていたな。 珮李->知能はそんなに高くないと思う。誰か統率してるヤツがいるのかもね。 たつき->二人の時は襲ってきて、鷹達と合流した後は襲って来なかった。 戒人->……能力が発現したのは聞いているが、やはり使い魔か何かか…(メモを取りながら …) 戒人->…不確定要素を避けたか、それとも一定の範囲には行けないのか……。…あぁ、この メモリーは預かっておこう。特殊なモノと思われるので、解析班に廻す。 たつき->解析が済んだら教えてくれ。内容にもよるだろうが、こちらにも知る権利はあるだ ろう? 珮李->…というか、もしかしたらそのメモリーがアイツらの目的だった可能性もあるよね。 戒人->そうだな。半ばオマエ達の手柄でもあることだし……解析が終了し次第、連絡を廻す 猛->@その後、解析班からは「強固なプロテクトがかけられており、中の情報を引き出すに は時間が掛かります」と戒人に通信が入ります。 戒人->……(舌打ち一つ…) 戒人->(了承の意を伝えておくと、通信を切り)…中々に手間が掛かるらしい。 珮李->時間、かかりそうな感じだね。 戒人->あぁ…。…オマエ達は、仮眠に入っていい。 たつき->でも、戒人は? 戒人->………あと一時間半くらいで、警備の最終確認だ(がくり) たつき->お疲れ、だな。 珮李->はは、お疲れ様…じゃ、ありがたく休もうかな。少し疲れたし。 猛->@少なくとも、警備中に不届き者が出たら、そいつは可哀想な末路を辿るだろう。 猛->@そんな予感を胸に秘め、能力者たちは久し振りに見るベッドへと落ち着くのであった …… 猛->@―――はいカット ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <感想> ううむ、実にすんなりと事が運んでいきますね。さすがプロが練りこんだシナリオなだけ はあります。 色々とPCを誘導するのに苦労しましたが、ちゃんとお話になってますね。 すげい……。 ただやはり出番が無い人間が出てしまうのが痛いところ、それが難点でしたね。