戒人->@――…午前、九時。それは、皆が学校の敷地内へと足を踏み入れたときに、秒針が 指し示した時間であり…) 戒人->@――…結界名『愚者の瞑想』…発動の、時間) 戒人->@――発動したその一瞬、何かが広がるような感覚が伝わり。空は紫。土は赤色、校 舎は土気色。全てがちぐはぐな、絵の具を滅茶苦茶にぶちまけたような色合いへと、染め 上がる) 戒人->@そして、染め上がったそのときから、能力は発動するも。僅かに、だが。確実に、 身体の力が、奪われるような、嫌な感触がまとわりつく) 戒人->@それこそがこの結界『愚者の瞑想』。生気を奪うためだけに作られた代物。能力者 だからこそこの程度の障害ではあるが……) 戒人->@皆から見える窓の向こうでは、次々と生徒が突っ伏し。または椅子から滑り落ち、 倒れていく…) 戒人->@皆の体感からして、一気に命を奪う代物ではないらしいが。無論のこと、長引かせ ていいものではないことは、明白…) 戒人->@もう、次は無い。此処でケリをつけねば、それで終わってしまう……次は、有り得 ない) @して、ここからが開始と相成ります 猛->ある意味予想通りか………あいつは、敵の親玉は何処にいるんだ?(不快感をこらえ、 辺りを見渡す) 拓己->ッ……(倒れていく生徒達を見て、ぎり、と。そして夏桜の方を見)……大丈夫か? 雫->わざわざ目立つところに居たら嫌だけど…。それにしても気持ち悪い空気… 猛->夏桜>あ、はい、少し眩暈がしますけど……大丈夫です 拓己->そうか。無理は……しないでくれよ 珮李->これは…さっさとしないと、ね…(眉顰めつつ) 戒人->@屋上。貯水槽の、上に、あの長身。そして異常な手の長さの、ガーゴイルのような 影が……皆を見ている。わざわざ、目立つところに居はするものの…) 猛->夏桜>はい、前に出ればお邪魔になることは、承知してます。(それでも、と。気丈に も皆についていく) あれは……っ!(生徒の一人を校庭で見つけ) たつき->フェイク…か? 戒人->クロウ>……ハァ(面倒そうに、溜息つくと。そのナイフのような爪を有した、人差 し指で。ふと、皆を指差し…) 猛->夏桜>真紀ちゃん、真紀ちゃんっ!(体育にでも行く前だったのだろうか、体操服の女 子生徒の体を揺さぶり) 拓己->(――あいつみたいに、“ヒーロー”になれると……思ってたんだけどな)(夏桜を見 つつ) 雫->ジャングルで暑さだけを取ったらこんな気持ち悪さだけ残るのかしら…(辺りを見回 し) 猛->夏桜>(意識の無い生徒を再び寝かし、貯水槽の上を見上げる。……性格の反面行動的 なのは兄に似たのかもしれない) 戒人->@――真紀ちゃん、と呼ばれた女子の顔色は、良くは無い。見たところ、貧血で倒れ ているかのように見えるが…) 戒人->@――…ほんの少しずつ、呼吸が弱くなっていっているのは、その結界のせいである ことに間違いは無い) 珮李->只管鬱陶しさだけが残るって感じかな…(視線を上に上げながらぼそっと) 猛->夏桜>真紀ちゃん、すぐに楽にしてあげるからね……(そっと、意思を込めて呟き) 戒人->クロウ>……『軋れ、亡者共』(ぼそりと、呟き…) たつき->急いだほうがいいみたいだな。 戒人->@――ぼこぼこぼこぼこぼこ!! 一斉に、グラウンドが。一定の間隔をあけて、盛 り上がった…ッ) たつき->何っ!? 雫->そーね、さっさと終わらせたいわ……って、何よ今回は! 猛->―――ゲ、またゾンビかっ!? たつき->また、あの臭いやつか(げっそり 珮李->アイツだけはもう勘弁して欲しいんだけどなぁ…。 戒人->@――…第四の試練、『亡者』。それは、結局は破壊されずに終わった。破壊されてい ないのであれば…復活、する) 戒人->@(再び、あの夜に居たゾンビ共が。次から次へと、穴から出てくる…) 雫->げぇぇぇぇっ!またぁ? 猛->ええい、出てくる前に屋上に行こうぜっ!? 戒人->@それがグラウンド全てを覆い尽くすのに、たいした時間は掛かりはしない。前回同 様…否、校舎のほうに行くゾンビが居ない分、前回よりも、多い…) 拓己->(……せめて、もう誰も傷付けない戦いを――!) 戒人->@皆が少し進んだところで……腐敗臭漂うゾンビ共に、囲まれてしまう) 猛->夏桜>でも真紀ちゃんが―――(意を決してその女子生徒を背負おうとするが、結界の ためかふらつく) 雫->んもー!ごちゃごちゃしてて余計気持ち悪い!(頭を抱えつつ) 拓己->……これ、使うか?(槍を見せ) たつき->ここで時間をくえば生徒達がヤバイ。どうにかして進まないと。 戒人->……(ふと、今まで一言も喋っていなかったが…夏桜に手を出し)…私が背負おう。校 舎には居ないようだから、そこまで運ぶ。 戒人->(能力者じゃない分、直に影響を受けているはずだが。顔色一つというか、本当に影 響を受けているのか疑いたくなるぐらい平然としている) 猛->夏桜>あ、はい。お願いします―― 珮李->結局…また切り開かないとって事かね(溜息突きつつ武器を抜いて) 拓己->こいつを使って、一気に屋上を狙うってのはどうだ? 拓己->無駄な労力は、極力使うべきじゃないだろ 戒人->(真紀ちゃんとやらを背負うと、片手で器用に自分の身体に巻きつき…) 雫->体力も能力も無限ってわけじゃないけど…槍でできるの? 戒人->(紐で、しかと巻きつけてから…)………。 猛->こっから狙えるか? 拓己->狙う。で、ちょっと雫に頼みがあるんだが…… 雫->私?何かやるの? 戒人->クロウ>(すぅぅぅぅぅ、と息を吐き…)…亡者共ォォォォォ!!! その娘を狙 え!!(その指で、あろうことか、夏桜を、指差した) 拓己->最終的にはお前の能力使って、屋上まで行く心構えをしておいてくれ(ぼそっ) 猛->夏桜>(ビクッと反応し) 戒人->@――…亡者は、動き出す。無論、夏桜、目掛けて。それぞれ、武器を振り上げ。拳 を構え…) 雫->………ちょ、本気で?(汗 戒人->……チッ(夏桜の、前に立ち…) 猛->夏桜>(取り合えず手近なゾンビを目掛けて銃を構えるが―――撃てない、セフティに 気付いていない)……あ、あれ? 珮李->……ッ…(夏桜の後ろに回って武器を構えて) 戒人->……安全装置が外れていない。 猛->夏桜>安全装置、ですか? 猛->コレコレ(セフティをを外し) たつき->(何か策があるのか?) 戒人->…暴発防止のためのモノだ。ともかく、当てるつもりなら、よく狙えよ… 拓己->ッ!!(スイッチを押し込み、穂先を屋上のフェンス目がけて飛ばす) 珮李->…夏桜、ちゃんと撃てるのかい? 雫->(ポケットから直径10センチの鉄球を取り出し、周りを警戒するように見て) 拓己->雫、あの穂先、動かせるか!? 猛->夏桜>撃てないでしょうけど……撃たないよりは、マシだと思います。(必死に構えて いるが、その手は震えている) 戒人->@ざざざざざざッ!! ゾンビ共、猛進。一気に、全員へと襲い掛かっていくッ。ま さに死をも恐れぬ猛特攻、というものだ) 雫->(屋上までの距離を計算し)少しなら!でも効力薄いかもしれないわよ? たつき->…外して仲間を撃たないようにな>夏桜 拓己->巻き付けばそれで良い! 珮李->…度胸があるね…っと…(襲い掛かってきたゾンビを切り伏せて) 戒人->足止めには、最適だなコレ…(スパァン! と派手な音立てて、ゾンビの頭が吹っ飛 ぶ。背中に巻きつけてる荷物のことを考え、ジャブで応戦中) 雫->(槍の穂先を操り、フェンスに突き刺し、巻きつける)これでいいの? 猛->夏桜>気をつけます……っ(試しに、なのか。付近にまったく仲間が居ない方向に向け てトリガーを引き―――パァン!乾いた音が響く。……真上に向けて、だが) 拓己->よし、こいつで一気に飛ぶぞ!(一度引き、しっかり絡んでいることを確認し) 猛->……無理っぽそうだな。無理すんなよっ(猛特攻の勢いを利用して、正面から顔面に突 きを入れすぐに身を捌く) 戒人->@…GMからちと意見ー。その槍、全員分引っ張るだけのパワーとかあっていいのか ね、風月くん。オレはその槍のこと知らんのでアレなんだが 拓己->@ワイヤー及びその巻き取り機構を「誇張」するつもりですー 拓己->@強度とかパワーとか 猛->@ふむ、通常時なら体重一人分とします。それ以上あっても自壊しそうですし。誇張す るなら構わないのではないかと。 戒人->@うーん……。…じゃあまあ、OKってことにしときますかね。 拓己->戒人さん、手を貸してください。俺の腕力じゃ……皆をぶら下げては引き上げられな い(槍に手を添えながら) 猛->@まぁ私ならそう判断する話。黒斗さんの判断でいいかと 戒人->@まあ、OKですとも 拓己->@ありがとうございます<●> 猛->(一歩前に出てゾンビたちを引き付け)皆、拓己の所へっ! 早くっ! 戒人->私が片腕なの忘れてないか、オマエ…(今は無い左腕を振ると、ローブが飛び出て)… これを槍に括りつけろ。私の左腕と繋がってる たつき->判った!(チャクラムでゾンビを薙ぎながら拓己の下へ) 拓己->うおッ!? りょ、了解です!(素早く、しかししっかりと結び付ける) 猛->オラオラ襲いたかったらまず俺から来いっ! 夏桜より不味そうだけどな、ここは退か ないぜっ!!(ワザと大声をあげてアピールし、大きく棒を振り回す) 戒人->あと夏桜。その銃、貸せ。ジャブじゃ追い着かん。(パパパパパン!! と、右腕が ほぼ消え。周りのゾンビを次から次へと吹っ飛ばしてる) 雫->(拓己の傍まで寄り)早くしないとゾンビが殴りに来るわよ! 珮李->…追いつかないって速度には…(ゾンビの首をふっ飛ばしつつ) 猛->夏桜>あ、はいっ!(暫し戒人の速射に呆然とし――つつも、すぐに拓己の傍に寄る。 隣に) 雫->(気持ち悪がりつつもゾンビを思いっきり蹴り飛ばし)うわ、やっぱりダメかも… 拓己->良いか? 掴まれぇーッ! ……雫、頼むぞ(ぼそっ 珮李->(拓己の近くに駆け寄り)…これで本当にいけるの…? 雫->(拓己に捕まりつつ)ん、わかった。いざと言うときは本気出して飛ばすから 猛->だぁぁっっ、また臭くなっちまったぁぁぁぁっ!!(そんなことを叫びながらもゾンビ の波を掻き分け、手を伸ばす) 拓己->(ワイヤー強度、巻き取るモーターの強度と出力……! 目一杯強化して――!!) 戒人->(近くに居た一匹を殴り飛ばすと。猛の手を、掴みとり…) たつき->掴まるってどこ…って言ってる状況じゃないな(とりあえず首に掴まっておく) 拓己->上……が……れぇぇぇっ!!(ワイヤーの巻き取りボタンを、押し込んだ――!) 戒人->(さらにたつき、珮李、夏桜、拓己の襟をがしぃっと無理矢理掴み…)…振り落とされ るなよ 猛->夏桜>―――っ!(拓己の胴にしがみ付いている) 猛->@か、片手で猛の手を掴みながらどうやって3人分『掴む』のですかっ!? 戒人->@だから、無理矢理。服が伸びるどころか全員ぎゅうぎゅう詰めになっちまうけどな 拓己->@諸々を強化された槍のギミックが、一気にワイヤーを巻き取り…… たつき->@それぞれが拓己に掴まってますし、戒人が掴まなくてもいいと思いますが…? 戒人->@…まぁ、いいか 猛->@一人50Kgだと仮定してワイヤー巻取りの加速度による重力付加を考えると、ざっ と片手で600kgぐらいの握力が必要になるかと 戒人->@流石にそこまで無いかな。うむ、じゃあ掴むのは無しにしとこうか。落ちたら拾う (うむ 猛->@了解です。真っ先に落ちそうなのを我慢します(ぉ 戒人->@猛は、そのまま引っ張り込まれて。戒人にくっ付いててくれ(ぁぁ 猛->@OK、脇の下辺りに陣取ります……うう(ぁ 戒人->@同情はせんぞっ(ぉぉ 戒人->クロウ>(ゾンビを操る他に、何事かしていたのか。しかし、皆が引っ張られると同 時刻にその眼は皆を捉え。翼を広げて、空へと舞い上がっている) 猛->夏桜>(宙を浮く感覚にドキドキしながらもかなりスカートが気になったり、している けれど落ちないように必死) 拓己->@モーターが、軋むッ……! しかし「誇張」を叩き込み、無理矢理上へ上へ……! 猛->(もうちょっと、もうちょっと下の位置ならば……っ) 戒人->クロウ>(――ドヒュッ!! 大空に舞い上がったかと思うと、一気に。その巨体が、 拓己達目掛けて振ってきた!) 拓己->(来たか――!) 雫->ちょ、あっち来たんだけど!?(クロウをみてギョッとしつつ、能力を使う準備をする) 猛->くっそ、遠距離武器じゃないからなんもできねぇっ!? 戒人->そりゃあ来るだろうな。(夏桜から返してもらったベレッタを懐から取り出し) たつき->(必死にしがみ付いてるので防御は無理) 珮李->Σちょっ、迎撃しようがないよっ!? 拓己->雫! 適当なもん浮かべて屋上へ行け!! 戒人->クロウ>させるかッ、今のうちに死んどッけェェェェ!!!(その長い腕を、振り上 げ…一気に突撃していって、無防備とも言える皆へと、振り下ろした。) 拓己->させるかクソッタレ!!(片手の手袋を巨大化させて壁にするっ!) 雫->適当なものって…これ!?(ポケットからハンカチを出して操り、それに立つように浮 いて上昇する) 猛->この――っ!(戒人の肩に片手をかけ、あいた右腕に棒を握る。手袋がダメだったら迎 撃する構えだ) 戒人->@ドッゴォン!! …流石は空からの急降下。その威力も、かなり強く。受け止めら れたものの、ワイヤーと、先端がまきついている柵がみしみしと悲鳴を上げたッ) 戒人->……中々の衝撃だな。もう一発食らったら、ワイヤーがいかれるか(手袋が邪魔で銃 撃てない) 拓己->雫……全員あっちに……ッ! 戒人->クロウ>チッ…(舌打ち一つ、その手袋を踏み台にして。再び空へと舞い上がり…先 端が巻きついている、柵へと向けて飛び出した) 雫->全員…もー!もっかい力使うわよ!(全員の服を操り、屋上に向けて飛ばす) 拓己->(手袋の壁で、クロウからの死角を作ろうと) 戒人->@…えーとたびたび申し訳ない。全員は、無理。 拓己->@誰か1つに能力使用、そこに全員しがみつく、などでは 雫->@うん、考えてみれば無理ですねぇ。じゃあ拓己か戒人になりますか? 戒人->@八十キロまででしたよね。なので、全員が捕まったって無理です 拓己->@自分は捨てていってくれてオッケーですが(ぇ 戒人->@一人ずつ、というのならOKですよ。 猛->@ふむ、現在屋上との距離はどのくらいですか? 戒人->@もしかしてこれ、オレが考えるのか? たつき->@敵が襲ってくるくらいですから、かなり上まで行ってますよね? 拓己->@しかし最初は結構距離があったはずですしねえ……(汗 猛->@こういうのは全てGM判断です、シナリオと照らし合わせて都合のいい距離を(ぁ 雫->@ふむ…一人ずつにしても距離によりますから、できるのは 拓己->@行程の五分の三、一撃目を凌いでクロウが戻ってる間に4分の3くらいでは 拓己->@いや、都合が良すぎますかね…… 戒人->@うーむ… 戒人->@…OK、皆が落ちたらまず助からん距離ってことで四分の三。あと一階分ってこと で。 戒人->@因みにクロウ、現在、皆への攻撃は止めて。巻きついてる柵ぶっ壊そうとしてるの で、急がなくちゃね(ぁぁ 雫->@後一階分なら、一人ずつでも大丈夫そうですね。回数は結構使いますが 雫->@じゃあ急ぐのでポンポン行きますか たつき->@80kgまでなら、夏桜とたつきは一緒に移動できそうかな? 拓己->(くそっ、急げッ!)(巻き取りを、さらに「誇張」してスピードを上げる……!) 猛->@体重はヒミツですが一緒には行けるかと思います(ぉ 雫->@うい、了解です 戒人->……(無言で、背中に巻きつけてた真紀嬢の紐を解き。右手で抱え… 雫->これで、いけるかな!?(まとめて出来るのは出来るだけまとめて操り、数回に分けて メンバーを屋上へ飛ばす) 戒人->@――がんっ、がんっ、がんっ!! 一人、また一人と屋上へ届く其のたびに。柵は、 段々と傾いていき…) 雫->(これで…1、2……6回、全部で8回くらい?) 戒人->@――たつき、夏桜、珮李、真紀、猛…と、飛ばされていき。残るは、拓己と、戒人 のみ) 戒人->………ハァ(大仰に、溜息ついた)…拓己。行け。 拓己->……戒人さんが行って下さい 戒人->命令だ。行け。 戒人->…私は残念ながら、体重オーバー。 拓己->……すいません、俺も燃料切れっぽい感じです たつき->(空中で体勢を立て直し、屋上へ降り立つ)サンキュー>雫 猛->(屋上の縁に手をかけ、ヒョイとそこに飛び乗る)よっしゃ、助かったぜ雫っ! 戒人->……(溜息、一つ。拓己の首根っこを引っ掴み…) 雫->ん、大丈夫。でも後は期待しないでよ?(屋上で息を荒くしつつ) 戒人->…雫。コイツ、任せた。(右腕に、ぎしりと力を込め…) 珮李->(地面に着地しつつ柵を振り返り)あと来てないのは…あの2人…? 猛->夏桜>拓己さん、大丈夫でしょうか? なんだか顔色が優れないように見えますけど… … 拓己->ちょっ、今の俺が行っても足手まといに……! 戒人->@――ガンッ!! 柵が、壊れた…ッ。…壊れれば、無論、支えるものは、無く…) 戒人->シィッッ!!(腕力のみで、拓己を、上へと、投げ飛ばす!) 拓己->戒――!(言う間もなく投げられる 雫->どいつもこいつも滅茶苦茶なんだから!!(拓己の服を操り、激突しないようにこちら 側に引き寄せる) 戒人->クロウ>チッ、たった一人か…ッ 戒人->(無論、支えがなくなれば落ちるのみ。一人、グラウンド目掛けて落ちていき…) たつき->いつもの事ながら無茶をする…。死ぬなよ? 猛->っ!(投げられた拓己に向かって走る) 拓己->ッ!(屋上に落ちる) 珮李->…死にはしないか、戒人だし…(苦い顔をしつつ) 猛->おらっ! ナイスキャッチ俺っ!(バスッ、と尻餅を突きながら受け止める) 戒人->@――ドガァッ!!! と。拓己が、屋上へと落ちたのと一緒に。戒人本人も、グラ ウンドへと、落ちた) 拓己->……、すまん猛(ややぐったりしつつ) 猛->ヘヘ、お疲れさん。お陰でゾンビたちに囲まれなくてすんだぜ(笑いながら答え) 雫->…はぁ、まったく。しょっぱなからこんな事になるなんて… 珮李->……(真紀嬢に近づき抱き上げて)…夏桜、あまり敵に近づかないようにね。 拓己->けど……(火花散ってる槍を見)無理させすぎた……使いもんにならないな 戒人->クロウ>くそォッたれェ、こッちはおかげで一人しか落とせなかッた。最悪。(@が しゃんっ、と。鉄が着地するような音を立て、黒いガーゴイルが、貯水槽の上に降り立っ た) 猛->夏桜>だ、大丈夫でしたか拓己さん? / あ、はい――――(と言いながらも、クロ ウを見据える) 戒人->クロウ>やッテくれたぜチクショウが。よりによッて柵にまで誇張だかなんだかかけ やがッて…(バァァァァッッド! とか頭抱えてる) 拓己->(くそ……これで何回使った? まともに戦えるか……!?)(荒い息 雫->こっち側はおかげで気持ち悪い思いしながら脱出したわよ!しかも疲れたし!! 珮李->人質取られて手出しできなかった…なんてのは、もう二度とゴメンだよ。(溜息零し ながら離れた所に寝かせて) 猛->夏桜>(その拓己の荒い息に向けて、胸に手を当て『沈静化』を発動させる。――即座 に息苦しさは消え、思考がクリアになる。疲労は抜けないが) 拓己->ッ――(少し驚き)助かった 戒人->クロウ>……(ぎょろりと、黒い眼窩に赤い瞳でそれを見て…)…なァるほど。見ねェ 顔だと思ッたら…… 猛->夏桜>はい、これで少しは楽になったはずです。疲労回復とか、傷を治せる能力なら良 かったんですけど……(苦笑しながら、当てていた手を離す) 拓己さん、ありがとう御 座いました 戒人->クロウ>(非戦闘員……を、あえて連れてくるところ。それとあの、回復に似た能力 …。…殺るなら、あまり近づけねェか…) 戒人->クロウ>……(何の能力だ…?)…まァ、いいや。此処まで来ちまッたんなら、しゃあ ねェ…殺ス(立ち上がり、溜息一つ) 拓己->いや、まだまともに動けるようになった。十分だよ(言いつつ、クロウの方を向く) 拓己->(幾分小さくなった手袋を構え、夏桜の前に出る) 猛->夏桜>気をつけて、下さいね……(心配そうな目線を向けるが、あえて何も言わずに同 じくクロウを見る。……どうやら拓己の無茶な突っ込み方を見て、兄の姿を重ねているら しい) たつき->女の子を泣かさない為にも無茶はするなよ 猛->うおーい、そんなところに居ないで降りて来いよ〜〜(棒を構え、挑発する) 珮李->拓己、暴走はしないようにね…?(武器を構えつつ敵を睨みつけて) 拓己->大丈夫……大丈夫だ、もう(視線はクロウに向けたまま) 戒人->クロウ>あんまり肉体派じゃねぇんだがなぁ…(何度目かわからない溜息をつくと、 飛び降り…ズッシィッ! と。着地しただけで、タイルが砕けた。あっさり降りてきた・・・) 雫->暴走しても止められないしね、大丈夫ならいいけど( 戒人->クロウ>(羽は折りたたまれ…背中に吸い込まれるように、消えていく。地上戦では 邪魔だと判断したのか……兎も角、真正面から戦る気らしい) 猛->奇遇だな、俺は肉体派だぜ?(笑みを浮かべ。拓己のお陰で温存できた体力を持ち、… …前へ、出る) 雫->(鉄球を握り、残りの力でどうしようか考え)さーて、どうしようかしら…(額に浮か んだ汗を拭い) 珮李->接近戦とか…難しそうだよねの手長野郎(肩竦めつつ) 戒人->クロウ>(その、右腕を大きく振りかぶる。その腕の長さのせいか、大きく振りかぶ るだけでも中々に迫力があり…左拳を、心臓を守るように配置した) たつき->近寄るなら作戦を立ててから、だな。 戒人->クロウ>(そして腰は大きく落とし、地面を掴む…。…肉体派じゃないとはよく言え たもの。このような構えは、肉弾戦に慣れていない限りは、出来ない) 猛->流石に屋上に植物は無いよな……雑草とかポケットに忍ばせてるとか、有ったりする か?>たつき 猛->うーんどう攻めたもんか…… たつき->いくつかは忍ばせてはある。遠距離攻撃ならチャクラムという手もあるが、どちら にせよ深いダメージを与えるのは無理だな>猛 戒人->クロウ>(@あえて、こちらからは攻めはしない。あちらに考える時間を与えてしま うが、こちらとてメリットはある…時間があればあるほど、有利になる要素があるのだか ら) 猛->そっか……(チッ、向こうから攻めては来ないか) 猛->@そういえば確認ですが、全員インカムをつけてますよね? 戒人->@突入する前とかに全員持ってたはずですから、全員つけてますね 拓己さんが入室しました たつき->@外した描写はありませんし、つけてるはずです。 戒人->@戒人のみ、落下の衝撃でぶっ壊れちゃったんで連絡つきませんが。 猛->@OK、ではクロウに聞こえないように戦闘時はボソボソと会話します たつき->@どのみち戒人は動けないでしょう? 戒人->@戒人については、まあ此処には来れませんね 猛->@落ちたならゾンビたちがいるでしょうし 戒人->@うむ。うようよと。クロウが命じない限り消えませんし たつき->@普通に着ていたら、こちらの苦労はなんだったんだという話しに(苦笑 猛->@ゾンビさえ何とかすれば壁ぐらい簡単によじ登れそうではありますけどね 戒人->@というか校舎の中は何にも居ませんし。来ようと思えば何とかできないことも無し。 猛->(敵の力を見なきゃ始まらない、まずは小手調べ―――)――やぁぁっ!!(クロウの 周囲に罠がないかまず確認し、その後に走り込むっ) 戒人->クロウ>――(トン、と。そのタイルをも勝ち割るような巨体が、軽快な、一踏み。 その次には…振りかぶった拳の、一発は。腕の出鱈目な長さにより、二メートル先の猛の 顔面へ、伸びるッ。人よりはずっと速いッ) 拓己->……(ガチでやり合うのはキツイ……けど、夏桜の能力を当てられれば……?) 雫->使いきり覚悟で…やってみるしか!(鉄球2つを操り、クロウの後頭部と右足にぶつけ るように飛ばす) たつき->っ!(猛に迫る腕に向かってチャクラムを投げる) 猛->長い――っ!!(とは言え踏み込んだ勢いは殺せない、できる限りのブレーキを踏みつ つも、モロにその一撃を額に貰うっ!!) 拓己->(ダメだ、接近するのは危なすぎる……! /じりじりと、夏桜を背後に下がらせる) 戒人->クロウ>チッ!(そのまま、打ち抜くべく。力を込めようとしたところで、チャクラ ム、それに鉄球が飛んできたため打ち抜けず。巨体の割には素早く、地面を擦りながら後 退し、やり過ごす) 珮李->悠長に考えてる暇は無いって言うのに…(どう近づいたものかと眉を顰めて) 猛->@―――鈍い音。トマトが潰れる様な出血、鉛筆を指で弾いたみたいに猛の長身が吹っ 飛ばされる。 猛->(振り切られなかったのが幸いか一瞬白熱した視界を空中で取り戻し、何とか受身を取 る)―――ッ! ハッァッ! 戒人->@――威力や、拳の硬さは。砲丸投げのソレに似る。拳が、鋼のように堅く。まとも にぶち当たれば、猛とて十発も持たない) 猛->なんだあれっ、結界みたいな間合いだぞ……っ(片手で、額から流れ落ちる血を押さえ) 雫->キッツ……カラカラになったらもっと酷いの?これ…(鉄球を自分の上で操作しつつ、 息をつき) 戒人->@大の大人が良くて昏倒悪ければ死亡といった程度の攻撃力だ。猛は勢いがついてい た分、ダメージは大きい…) たつき->大体ニメートルって所か 戒人->クロウ>……(再び、脚を大きく開き。今度は、左拳を、振り上げ…右拳を、心臓を 回るように配置した) 珮李->何とか隙を作らないと、接近すらできそうにないね…。 拓己->(……珮李のスピード、あとは残り全員で攪乱すればあるいは……猛が”使う”チャ ンスもあるか……?) 雫->前衛組は近づかないと意味ないし…こっちで隙を作れれば良いんだけど 猛->踏み込みがある分実際はもっと長く感じる、筋力も相当だ、オマケに外見らしく硬い… …。(グルグルと回りだす視界を極力押さえようとしつつも、ふらつき) 拓己->@ぶつぶつと呟きつつ、思考を最大回転させているようだ 戒人->クロウ>……(ふと、屋上に運んできたらしい時計に眼をやると…構えを、変えた。 脚はそのままに、両腕とも、振りかぶり…矢のように、限界まで引き絞り始めた) たつき->(時計を見た?なにか時間に関する不安があるのか 拓己->(捕まれば能力無効化がある……最大対象人数は未知数、この人数で押せるか……?) 戒人->クロウ>コォォォォォ…(呼気を、ゆっくりと吐き出し…ミシッ、ミシッ、と。腕が、 音を立てて、さらに硬質化しはじめた…黒い光が増す) 雫->何か…最終形態みたいになってるんだけど、あっち側 拓己->(この結界の特性も考えると……こっちの体力的にも生徒の体力的にも時間はあまり やれない……!) 珮李->…まずい、パワーアップしてるよあいつ…。 拓己->……夏桜ちゃん たつき->生徒達の生命力を自分の力に変換させてるんだ。 猛->夏桜>(本物の殺し合いを前に、足が竦んでいた……)……な、なんでしょう? 拓己->……ものすっごく危ないんだけど。……頼めないかな 戒人->クロウ>(メキメキメキッ、とさらに牙がより一層刺々しく。身体が、より、引き締 まっていく…ッ。…そう、生徒の生命力を、使っている) 猛->夏桜>拓己さんも頑張ってくれてるんですから。――私が頑張らない道理が、ありませ ん。(頷く) 拓己->……ごめん。(インカムに)全員、聞こえるか? 猛、能力はまだ使えるか? たつき->聞こえてる 珮李->ん、聞こえてるよ。 戒人->クロウ>(腹筋は大きく割れ、胸筋も音を立てて発達していく。より、戦闘しやすく ……) 猛->俺はは一回も能力は使ってないしな、7回ぐらいならいけるぜ 拓己->猛、この前の「ガーゴイル潰し」だ。同じ手じゃダメだろうから、床なりなんなりを 狙ってくれ(静かに早口で告げる) 戒人->クロウ>……(トンッ。軽快な、音…と、ともに。翼も無いのに、軽く五メートルは 飛び上がり…ッ。…皆の、真上の位置へ、飛んできた) 拓己->残り全員で猛のサポート! 動きを止めて夏桜ちゃんの能力を狙う!(見上げつつ) 猛->―――OK!(飛んだ瞬間、クロウの足元を通り過ぎようと走るっ!) 戒人->クロウ>ッておっとととととー!(どかぁんっ! と、派手に。階段の踊り場がある 建物に、ぶつかった…。…飛びすぎたらしい) 拓己->……そういうわけで、頼む(と、”その時”まではと庇いつつ背後に言う) たつき->了解!時間稼ぎは任せろ 戒人->クロウ>〜ッッ…き、効く…おおぅ……(建物の上で胸とか脛とか押さえてる。激突 しちゃったらしい) 珮李->了解…頑張るよ…ッ 戒人->クロウ>く、くそ、此処まで飛ぶつもりなかったのに……い、痛ェ… 猛->夏桜>分かりました。……やります!(ギュッと、マム製のドスを握り) 戒人->クロウ>(建物の上に、立ち。深呼吸…)…あー、さて。気を取り直して、と… 拓己->パワーアップしたのを使いこなす前に……!(機を窺い、突撃する用意) 猛->(あいつ、まだ自分の筋力を把握してないのか……? 隙は、作れるかもな) 戒人->クロウ>(先程、自分の足元を通り過ぎて言った猛を捜している) 猛->うをーい、俺はこっちだぞー(手を振る) 拓己->(猛に向かったらその隙を突いてかかるぞ!/ぼそっ) 戒人->クロウ>あ、居た。テメェ、何か……(ぴくっ、と尖った耳が動き…ぎょろりと、拓 己を見た) 猛->(垂れてくる血を拭っては、地面に払い。……額の出血は止まりそうにない) 珮李->馴染みきってないなら、チャンスかな…(武器を手に獣化を始めて) 拓己->ッ!?(やば、まさかその辺も!?) 戒人->クロウ>……(…何か聴こえたよな…気のせいか…?/首傾げてる…把握していない のが逆に欠点となっている) 拓己->……?(ちょっと冷や汗) 戒人->クロウ>……(試してみるか。そう、思ったときには)ヒョウ!!(軽い音とともに、再 び一気に上空へと、飛び上がり。猛目掛けて、落ちていく!) 珮李->……(ヒヤヒヤするなぁ、もう……) 拓己->(ここは……!)まずい! 援護を!(と、慌てたフリで) 猛->(腰を低く構え、クロウの動きを捉えようと必死に目を凝らす) 戒人->クロウ>(今度はぴったり、猛へと標的を定めて…ギュルルルルルル!!! と、行 き成り空中で回転しはじめた。ソレもドリルのような勢いで…!) たつき->今度は猛か 猛->……へん、ダサイ攻撃だな?(なんと、ここで余裕を持って立ち上がり。棒を持ったま ま腕を組んだ、笑みまで浮かべている) 戒人->クロウ>(回転はそのまま、二メートルの巨体が猛へと落ちていき…そうになったと ころで行き成り、腕が伸び。本来、旗を揚げるための棒に捕まって…行き成り停止した) 拓己->(猛の能力使用を悟らせちゃダメだ……! 一発で確実に捕まえないと……!) 戒人->クロウ>……(腕一本、伸ばしたまま棒を掴んでいるのに。それだけで身体は中空に 浮いたままになっている…) 戒人->クロウ>…そーいや、ガーゴイルはこんなふうにやられてたっけなァ 猛->なんだ都合のいい思い出し方をしやがるな?(笑いながら答える) 戒人->クロウ>そりャな。(棒に取り付いたまま、さてどうするか…と思考を巡らし…) 戒人->クロウ>(やッぱ攻めは割りに合わネェな……とっととエネルギーだけ採取してとん ずらこくかァ…?) 猛->たつき、今のうちに攻撃攻撃 拓己さんが入室しました たつき->判ってる。(気を引く程度にしかならないが、しないよりは…っ!) 拓己->はっ、腰抜け(チキン)野郎かよ(ぼそっ 戒人->クロウ>はっ、誤爆ヤロウが何言うよ? たつき->それって誰の事だ?(チャクラム投げつつ) たつき->自慢じゃないが、誤爆ヤロウは沢山居るぞ 猛->俺とかなっ! 珮李->…うん、いるねぇ…残念ながら(こくこく) 拓己->ロケットランスで屋上まで特攻なんて真似をやってのけた俺様だぞ? 少なくとも、 どっかのぺる何とかよりは根性あるさ(はんっ、と鼻で笑うように) たつき->(投げて戻ってきたチャクラムを投げ──を繰り返し) 戒人->クロウ>そ・こ・の・誇張くんよォ…(口の端を歪めた後…左手を、自ら差出。ざく ざくっ! と。突然、チャクラムに突き刺した…無論、貫通するほどの威力は無いので、 腕でとまるが…) 猛->む、打ち返してくるか…… たつき->む。(わざと手を?) 戒人->クロウ>〜ッ、痛ッてェ…!(突き刺さった場所から、ぼたぼたと黒い血を流しなが らも。チャクラムを引き抜き…)…けど、いぃ〜もん手に入れたァ 珮李->投げ返しに注意、かな…?えらい勢いで飛んできそうだけど。 たつき->返せ泥棒 拓己->(右手袋の誇張は……まだ、かろうじて維持できてる? 行けるか……?)(背中で 冷や汗 戒人->クロウ>あァ、すぐに返してやるぜェ(一つを、指に嵌めると…くる、くるくる、と 回し始め。次第にどんどんと加速し…風を裂くような音が生じるまで、速度を上げる) 珮李->……何かすごい回転してるけど… 拓己->(足下、投げ捨ててあった槍(の柄だけ)を見……) 戒人->クロウ>おォォォッらァッ!!!(其の長い腕が振りかぶられ…投げられる。矢のよ うな速度で、たつきへと!) たつき->ふんっ。(咄嗟にしゃがんで避けようと) たつき->(速度は兎も角、狙いが判っていれば避けられるはず…) 戒人->@――ざぐんっ! あっさりと避けられたチャクラムは…後ろの、コンクリートで固 められた壁をあっさりと貫通し。そのまま、手元に戻らずに、学校の外へと飛び出して言 った!) 戒人->クロウ>……(キャッチしようと思って、手を伸ばしてたのに…)…アレ? 拓己->(デタラメすぎる……! んだあの威力は!?) たつき->後で鷹に回収してもらうか…(それより今ので時間稼ぎにはなったか?) 珮李->…馬鹿みたいにすごい力だね…(遠くで誰かに当たってないといいけど) 戒人->クロウ>……(残り一つのチャクラムを見て…ぽーいっ、と後ろへと投げ捨てた。使 えないと判断したらしい) たつき->あ、何すんだ。 戒人->クロウ>(そのままするるるるーっと降りてきて、やっぱり貯水槽に着地)処分。 拓己->ッの腐れ石像が……! どれだけ吸収してやがる……!!(ぎり 戒人->クロウ>(やはり時計を見ながら)あァ?(面倒くさそうに、拓己を見て…)…アァー… そうだな。二分の一ぐらいは吸収したんじゃね? 戒人->クロウ>おかげでさッきからウハウハよォオレ。この分なら、あと十五分あれば吸い 尽くせるかなァァァァッハハハハハ!! 戒人->クロウ>オレァこうして時間潰すだけで、いいんだよ。何もオマエ等と戦わなくとも なァ……ま、ここじゃねぇと吸収できないから仕方ねェけど(やれやれ、と肩竦め) たつき->(15分。それがリミットか) 拓己->………… 拓己->このドヘタレが たつき->(ここじゃないと?だったら屋上から移動させれば…?) 珮李->…ッ…本当に時間がないみたいだ…。 戒人->クロウ>ただまァアレよォ、マスターがよォ、オマエ等目障り言うてるしよォ。よっ しゃ、もういっちょやるかァ(大きく溜息つき…) 戒人->クロウ>(其の長い両手を、天へと向け…) 戒人->クロウ>(空を切る勢いで、己の顔を守るように、両腕を合わせ…)…フンッ!(メキメ キメキィッ! と、さらに腕が変質していく) たつき->はぁぁ…(気を練り、持っていた枝を槍の如く変化させ)…はっ!(両手を挙げ、 無防備なクロウの胸に槍投げの要領で投げつけ) 戒人->クロウ>(さらに身体が、より筋力を増し。肥大化しては、細身を維持するように引 き締まっていき…槍は、構えたままの腕に、硬質な音を立てて弾かれる。奇妙な型ではあ るが防御に使えるようだ) たつき->変身時の攻撃は無効ってことか。 拓己->はっ、変身ヒーローじゃあるまいし 戒人->クロウ>(腕が、肘から先が。鎧のように変質していき…)オオォォォォ!!!(右腕が、 さらに変質していく。五本それぞれの指が、だいたいドスぐらいの長さの、幅広の刀へと、 成り…) 珮李->これ以上どんな化物になるんだかな…。 戒人->クロウ>(さらに顔が、ガーゴイルというよりは。狼に近くなっていき…眼の色が、 紅から金色へ。眼窩の色が、黒から紺へと変色し…) たつき->時間がない。何としてもアイツをここ(屋上)から移動させるんだ。そうすればこ れ以上強くはなれないはず。 戒人->クロウ>(そこで、変質が終了する…)…おぉう♪ いい感じになったじゃあねェの。 戒人->クロウ>(早速試すつもりか。貯水槽から、居り…ずしっ、と重苦しい音を立てる)い いねェいいねェ、最高だ。人間ってすげぇわ。 猛->……だぁぁっ! ジッとしてるのも飽きたっ! 向こうから来ないならトコトンガチ ンコでやってやるっ!! 珮李->……確かに、これ以上はないと思うけど…これ以上じゃ本当に生徒たちが死んじゃう し。 たつき->体当たりでも何でも、力を吸収できなくさせられれば、当面の危機は回避できる。 戒人->クロウ>ふっふーん、今のオレァ強いぜェ? アッハハハハ!!(上機嫌で大笑いし …) 猛->何でもいい、やれるだけやってくるっ!!(棒を構えてクロウに向かい走るっ) 拓己->(魔法陣……そうだ、あれはどこに) 珮李->飛行が厄介だもんなぁ…けど、こうしてても仕方ないし。(行かないと、と少しずつ にじり寄り) 戒人->クロウ>(手が変質した刃があるせいで、さらに長さをましたそれは、勢いよく。振 り被られ…) 戒人->クロウ>おおぉっしゃあ!!(大またで、一歩! 五十センチ伸びた間合いを捕え、 横への、大降りを走ってきた猛目掛けて、ぶちかます!) 猛->おおおおっ!!(もう何も考えちゃ居ないのか――考えても無駄と、この絶望的な状況 で判断したのか、なお突っ込む) 猛->@(だが―――チャポン、と。クロウの攻撃が到達する寸前に『足元のコンクリだけを 水と同質にする』、それを摺り抜け三階へと落ちる) 戒人->クロウ>ってうおぉっ!!?(ぶおんっ!! とその長い腕では勢いが止まらないの か。盛大に空振り!) 拓己->たたみ掛けろ!!(叫んで突撃する!) 戒人->クロウ>ンなロッ、んなことも出来るんかぃ!(空ぶった腕を即座に戻すと。地面に 居ると危ないと判断…右腕が地面を、叩き。一度、空へと舞い上がる!) 猛->@(窓から3階の教室を脱出し、わっせわっせと壁を伝って屋上へと登っていく) 猛->(グイッと屋上に身を乗り出し)……くっそ、割と名演技&作戦だと思ったんだけどな 珮李->あぁっ、もう…空に行かれると厄介じゃないかっ…(敵との距離を詰めた所で舞い上 がられては見上げて) たつき=>てか、逆にクロウの足元を落とせばよかったのでは? 戒人->クロウ>(そして貯水槽を蹴り上げ、空中での方向転換。永い身体が、くるくると舞 い。踊り場へと続く階段がある建物の上に着地した) 拓己->くそ、やっぱドヘタレのチキンじゃねえか(舌打ち 戒人->クロウ>(ハァ、と溜息つくと。皆のほうを振り返り)あァ吃驚したァ。あれで足場崩 されたらやばかったわ、マジで。 珮李->飛ばれるとボクの能力じゃ手が届かないし…せめて屋上から落とせればいいのに。 猛->……やる前に飛びやがってー 戒人->クロウ>…飛んでて良かったー 戒人->クロウ>…(ちらっと時計を見て)…あと十分を切ったし。さぁて、そろそろ……(にや ぁ、と笑み…) たつき=>でも時間内に移動させられなければ全員死にますよ? 戒人->クロウ>とんずらこくか。 拓己->……は!? 戒人->クロウ>勝負に勝って試合で負けたっやつよくそったれ。(溜息つき…) たつき->移動したからね。 戒人->@移動はさっきからしてる たつき->@屋上から踊り場へ移動=試合に負けたってことじゃないんですか? 拓己->@それも何度かしてましたよねえ……? 戒人->@踊り場の建物の上ですからね。さっきから何度かぶつかったりしてますし たつき->@失礼。勘違いしておりました。 戒人->@真相編はまたあとでネ。 たつき->@続けてくださいませ 戒人->クロウ>つゥわけでェ(くるっ、と背を向け…) 戒人->クロウ>アッッッバヨォオオォォォ!!(ドンッッ!!! と、建物全体に皹が入り かねないような衝撃とともに、空へと飛び上がり。グラウンドに落ちていった!) たつき->落ちた? 猛->肥え過ぎたんだかね……? 珮李->飛ばなかったね…。 たつき->力の制御が出来ないのかもな 拓己->でも結局……逃げられたのか 戒人->@ズッシィィィン!! と派手な音と共に。『イテェエエエェェェ!!!!?』 と、 どうやら飛ぶつもりだったらしい悲痛な声が響いてきた) たつき->ん?下って確か… たつき->腐れゾンビの群れが居たはずじゃ? 珮李->…いたね。そしてあの勢いだといい感じに踏んだと思うけど。 たつき->ぐちゃぐちゃのべちゃべちゃ? 戒人->@――ゾンビは、何時の間にか全部一掃され。破片ばかりが散らばっている…本当な らクッションにでもなったろうが、意味無し) 戒人->@――そして、屋上から。正門目掛けて走っていくフェルナンデス・クロウの姿が…。 …軽快に、正門へと飛び乗り…) 猛->……力及ばずだな。クソッ、結局戒人さんが居なけりゃ何もできないのか 拓己->……生徒の様子は……? 猛->夏桜>(ハッ! とし)そうだ、真紀ちゃんっ!(駆け寄って様子を確かめる) 戒人->@そのフェルナンデスが、今度こそ翼を生やし。空目掛けて、飛び立ったところで… …ぱぁん!! と、結界が…はじけた) 戒人->@紫の空も赤い土も土気色の校舎も、ゾンビ達も綺麗に消え失せ。同時に、全員を苛 ましていた力を吸われる感じも、消え失せる) 戒人->@――真紀ちゃん含め、他の生徒達の容態は決してよくはない。今すぐ如何こうとい うわけではないが、衰弱が激しい。急いで病院へ搬送するべきだろう) 猛->119番、それと110番だな、鷹さんにも連絡を入れないと―― 猛->………負けました、すみません。って 拓己->…………くそっ 珮李->……だね…不甲斐ない所じゃないや、何も出来なかった…。 戒人->@――…其の3分後、連絡を入れるまでもナく。見たことの無い、否、まるでゲーム の世界から飛び出してきたような剣を携えた鷹率いた部隊が突入してきた。結界の性質を 見て、応援にきたらしいが…) 戒人->@――…全ては終わった後。鷹達も結界に阻まれ、侵入できなかったと見える。屋上 にも鷹がやってきて、皆は早々に引き上げることとなる…) 戒人->@此処でちょっと鷹と皆の報告をやって、一先ず締めようと思います。ということで 風月さんは宜しく 猛->鷹>(屋上の扉を開け、一人で姿を現す。部下は生徒の救出に当たっているらしい)― ――これは 猛->鷹>どういうことだ? 通信は聞いていたが、酷い有様だな。(表情に変化は無い、極 めて冷淡にその場を評価する) 戒人->………(鷹のすぐ後に、珍しくも疲労し。回収されていたところを、無理行って屋上 までやってきた…) 猛->すんません……(頭を垂れている) 拓己->…………(無言でうつむき、歯噛みしている) 珮李->なにも……できなかった。…ごめんなさい(小さく呟いてから頭を下げて) たつき->……(何も言わず、下を向いたまま) 猛->鷹>仕方が無い、とは言わない。それは予定では死んでいた生徒に対して申し訳が立た ない―――分かるな? 猛->鷹>俺たちの仕事は慈善事業だ、誰かに頼まれたことでもないから失敗に対して何のペ ナルティもない 拓己->(“失敗”……それに、“死”――! …………ッ、……!)(ぎりり、と 猛->鷹>通常、失敗とはそれ即ち死亡だからな。ペナルティと言ってしまえばそれで充分だ 猛->鷹>―――ただ。『月光』では基本的に悪魔は絶対消滅させる。討伐令は解除されるこ とは無い 猛->鷹>己の失敗は己の手で贖う。それをしない限り『月光』から二度と信頼されることは 無い 猛->鷹>即ち、どれほど悪魔を倒したくても討伐令が降りなくなる。 猛->鷹>ここで死を恐れて一線を退くか、それとも逃がしたクロウを追うか。……どうす る? たつき->(顔を上げて)追う。当然だろう。 拓己->…………逃げられるかよ、今更。放置できるかよ、あんなヤツを……!(拳を握りし め 珮李->そうだね…自分たちの不手際だもの、ボク達でしっかり始末つけなきゃ…。 猛->………同意、ここで逃げてちゃそれこそ、死に掛けた生徒に申し訳が立たないだろ 戒人->………鷹坊。一ついいか?(溜息つき) 猛->夏桜>お役に立てる限り、力になりたいです 猛->鷹>一つでも二つでも、どうぞ 戒人->休暇を。正確には、猶予というべきか。一ヶ月近く欲しい。 戒人->今のままでは、残念ながら討伐は無理だ。 猛->鷹>無論今すぐ行けと言うつもりはない。まだ逃げた先も分かってないしな、その発見 までの間なら許可しよう 猛->鷹>だが発見次第排除を開始する。戦力が足りないのなら追加投入する、『月光』とは そういう組織だ 戒人->結構。見つけたら、教えてくれ。見つかるまでに、仕上げてやろう…『スロウス島』 へ飛ぶ。 猛->鷹>………なにっ、あそこへか 拓己->(……『怠惰』島? ……なんだ、やばいのか?) 戒人->……あそこなら、誰にも邪魔されないし。こと成長と言う点では…知っての通りだ(サ ングラスを外して、僅かに笑みを浮かべ…) 猛->鷹>生きて返すつもりがあるなら、許可するが…… 戒人->無論だ。同じ轍を、踏ませはしない……それに、生きるつもりがあれば生きて帰れる さ、あそこは。(激・不吉なことに楽しそうに笑ってます) 猛->鷹>………ふむ、しかし丁度いいかも知れんな。あの用心深い悪魔のことだ。そう簡単 には発見できんだろう 戒人->しかと、仕上げて見せよう。今の失敗を悔やむより、次へと活かしたほうが合理的で もある……あぁ、リース嬢借りてくぞ 猛->鷹>……や、本当に、生きて返すつもりが……(リースと聞いて更に表情が) 分かっ た、夾さんの判断に任せる 戒人->任せろ(フ…) 拓己->(もう疲れた……勝手に何にでもしてくれって感じだ……/ぐったりと) 猛->(棒に寄りかかってフラフラしてる……さっきから額の出血がドクドクドク) 猛->夏桜>(それに気付いて慌てて止血してる) 拓己->(くそったれめ……覚えてろクソガーゴイル)(空を見上げつつ 戒人->さて、それでは説教はこれぐらいでよかろう。休息を取り、回復し次第向かおう…… とりあえずは、撤退しようか。 猛->鷹>(インカムで怪我人の搬出状況を確認し)……そうだな、一度基地に戻ろう。お疲 れ様はその後に言うとしよう たつき->そうだな(落ちていたチャクラム一つ拾い上げ) 珮李->そうだね…戻ろうか。(息を1つ付いて頷く) たつき->あと、悪いがもう一つのチャクラムの回収をお願いしたいんだが…>鷹 拓己->…………(無言で従う) 猛->鷹>そちらも通信で確認している、今探させているところだ……(通信が入り)……ふ む、見つかったぞ>たつき 戒人->@そして皆はこの場所をあとにする。失敗という事実を皆へと刻み、悔恨という感情 をこの場へと刻み……そして何時かの挽回を誓い。一先ずの、撤退…) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <感想> 1人で10誤爆以上してました、今日。 しかもその割には発言はそんなに多くないという……何の厄日なんでしょう。 面白いのも出なかったのにっ!? はい、重要な本編の感想いきましょ。 ……負けちゃいましたね。 さすがに5割で失敗するという言葉通りだったような気がします。 プレイした感想としては、今まで出てきたどんな敵よりも倒しにくかったですね。強いわ けではないのですが、倒せない。そんな印象が深かったです。 今までの敵がすべて自分から向かってくるタイプだったので、PLレベルで対処に困って る様がありありと出ていたように思います。 今後の訓練課題になりそうですね。