猛->@場所はとある貸しビルのエレベーター……奇妙なことに組織からのメールで通達さ れたのはその場所だった。 猛->@そのエレベーターのボタンに【2011】と打ち込むと、エレベーターは【あるはずも ない地下】に移動し始める。 猛->@……そう、その地下こそが秘密組織【月光】の支部である。 猛->@能力者たちは以外にも明るく清潔な、上のビルの構造とさして違わない施設のイメー ジにまず驚いたことだろう 戒人=>てゆーか、此処の応接室に全員集めて。紹介、雑談してからトレーニングにいった ほうがいいんじゃねぇか? 猛->@秘密結社といっても支部でありさして珍しいものが転がっているわけではない、この 場所では【各能力者の管理、運用。および既存の悪魔の把握】が主な活動である 戒人<=了解した、それでいこう 戒人=>ん。いちいちマンション行って、また戻ってくるのも面倒だしね 猛->@そんな特殊空間の『応接室』に皆は集められた、出入り口には監視ともフロントとも 言える施設がありそこで場所を教えてもらったのである 猛->@その『応接室』もまた会社などと変わらない、深くクッションの効いたソファー、ガ ラスのテーブル、その他細々した調度品などがある…… 猛->@そこには先ず、2人の人影が待っていた。一人は背が高くガタイもいい長髪の男、も う一人は中肉中背といった感じの女性である ジロー->(ガチャリ、と応接室の扉が開く)失礼しまーす♪(楽しそうににんまりと笑った ジローが入ってくる) 猛->鷹>…………(腕を組んでジッとしている。顔には多少皺が増え歳相応には見えるもの の、まだまだ肉体は現役と感じさせる男が、ジッとしている) ジロー->お、一番乗りですかね。うんうん、良かった(何が良かったのか解らないが、一人 でうんうん頷く) 猛->鷹>……よくきたな。(凄く、とっつきにくそうな声だった) ジロー->はいー。呼ばれたので来ましたー♪(こっちは軽く答える) 猛->リース>はいはい、いらっしゃいー♪(で、対照的にぶんぶん手を振りながら気楽そう な表情をしている女性が一人。年の頃は20代中盤辺りか、かなり見た目に麗しいが人好 きそうな印象がする) 猛->リース>ほーぅ、君が獅子さんが引き抜いてきた新しい能力者さんか……(ジィ〜っと 顔を見つめ、笑う)……よろしい! 合格! いい顔してるしっ。 ジロー->ありがとーございまーす。褒められちゃったーw 猛->鷹>……まぁ、やかましいところだが楽にしてくれ 猛->鷹>俺達は君の上司になる予定の人間なんだが……自己紹介は全員揃ってからにした い 猛->鷹>(時計を確認し)……集合予定時刻まであと5分、もうそろそろ他の連中も到着す る頃だろう たつき->(コンコン、とドアをノックし返事を待つ)……。 猛->リース>きたきた……はーい、どうぞー! ジロー->んー?来たのかなー?(くるり、と振り返り たつき->…失礼します。(入室。中に居る面々を見)ここで間違いないのか? 猛->リース>(キラッと目が光る)……わぁぁぁ! か、かわいいっ!! かわいい子が来 たじゃないおっさんばっかりだと思ってたら! やったぁもっと合格っ!!(ぉ) ジロー->…わー、ちっこーいw(たつきを見ての第一印象 猛->鷹>……あってるよ。あと、煩いのは無視して欲しい ジロー->…おっさん…(ちょっと傷ついた/ぇ たつき->煤iびくっ)え、あ…間違えてないのならよかった 猛->鷹>なに、そのうち慣れる。……さて、あと二人か たつき->ちっこくない。標準だ(睨み)>ジロー ジロー->オレから見ればちっこいんだけどねーw(たつきを見下ろしながら 猛->@そのとき、遠くから『ダッダッダッダ…ッ!』と室内なのにけしからんダッシュの音 が、たつきが開けたドアから聞こえてくる! 猛->@そして物凄く急いだ調子で『タタタタタンッ』とドアがノックされる たつき->(何となく嫌な予感がし、壁際に避難する) 猛->リース>はーい、入っちゃダメ〜 ジロー->ダッシュしたからですか 猛->『えええええっ!?』(ドアの向こうから悲痛な声が) 猛->リース>それもあるね、フフ。……もういいよ〜 猛->@(今度こそバァンッと勢い良く入室してくる。その頭には安全第一ヘルメット、腰に は警棒なんかを提げていた) ジロー->(ちょっと沈黙)……ああ、工事現場のおじさんだね 猛->………ハァ、……ハァ……バイトやってたら遅くなっちゃい、まして……間に合いまし たよね?(息を切らせつつ、確認) 猛->おじさんじゃないよっ!? ジロー->うん、良く見たら年下だったー(わざとっぽい言い方だ! 猛->鷹>………ま、まぁ遅刻ではないが。もう少し静かにな 猛->さて……それで、今度こそあと一人か 戒人->……………(コン、コン。と、何時の間に来ていたのか、開けっぱなしのドアを、手 袋に包まれた手で叩くのは。ジローよりもさらに十cmほど高い、そして目立つパンクの 男) 猛->それにしても今回の面子は若いな……、能力者は年齢層に関係なく目覚めるはずなんだ が。……おっと、入って来てくれ たつき->………もしかして、こいつもそうなのか? ジロー->わ、でかーーーい(強調しながら目線を上にあげる) 戒人->………(サングラスは掛けられたままだが…ヤクザでもすぐさま飛びのいてお辞儀し かねない。解りやすく言うと、獅子と同じ空気を纏った男が、ゆっくりと一歩踏み出した) 猛->ウスッ!(思わず頭を下げたっ!) ジロー->君はあの人の舎弟だったんだね(違う 戒人->……失礼、挨拶をしようと思ってサングラスを外したら、受付嬢が失神してしまった のでな。此処を捜すのに、少し手間取った。(うむ、と猛に会釈しつつ) 猛->………ハッ!? あ、あれ……?(←条件反射らしい) 猛->鷹>夾さん、またか……。まぁ他に来客の予定はないが、むやみにそれは外さないで欲 しい。危険だ(ぁ 猛->リース>慣れちゃえばかわいいんだけどねぇ 猛->鷹>(いや、それはお前だけだ…) 戒人->……久方ぶりだというのに随分な物言いだな、鷹坊…?(僅かにサングラスをズラせ ば、そりゃ受付嬢が失神するわってぐらいの鋭さを宿した灰色の眼が除く) 戒人->…鷹坊は十年ぶり。リース嬢は、この度はじめましてだったな。私の写真でも、獅子 から見せてもらったか? 猛->鷹>喋れなかったであろう受付嬢の代弁だと思って欲しい。(肩すくめ) 猛->リース>初めまして。まぁね、たまに一緒に写ってたから覚えてるよ 戒人->うむ。何時も、鷹坊がお世話になっている…夾だ。(リースに右掌を差し出しながら) 猛->鷹>さて、これで全員揃ったな。……メールにも書いてあったと思うが、改めて説明し よう。ここに居る面子全員が『第12小隊』として結成され、組織的に悪魔を狩るチームと なる たつき->…チームって、この人達と?(嫌そう ジロー->オレたちとは、いやー?(たつきの顔を覗き込み 猛->鷹>個人で悪魔と戦うよりも合理的、かつ安全性が高い。それに生産性もあがる、個人 行動も可能だが死にたくなければ従って欲しい 猛->リース>転属願いも出せるけどね。(茶々を入れつつ) たつき->(慌てて距離を取り)狽、あんまり近付くな。>ジロー ジロー->えー、ちょっとショックー(残念そうにたつきから離れる) 戒人->……………(サングラスはそのまま、椅子に腰を下ろせば。見た目はそこまで太くな いのに、ぎしぃっと椅子が軋んだ) 猛->鷹>結成した途端に崩壊か、できればそんな儚い運命は辿りたくないな。……コホン ジロー->オレも辿りたくないでーす(相変わらずにんまりと笑いつつ 猛->リース>だよねー? ま、難しい話は後回しにして。先ずは自己紹介しようか? 猛->リース>私はリース、リース・ゼナルディア。見ての通り日本語大好きな外人さんね。 ……あ、出身国は聞かないように!(指を一本ビシッと立てながら) 猛->鷹>……彼女はオペレーターだ、能力を駆使して君たちの行動を把握し、作戦を指示す る 猛->鷹>そして俺は、斉藤鷹。今日から君たちの直属の上司にあたる、……といってもさほ ど偉いわけではないが。まぁ、宜しくな。(この10年間で習得したらしい、微妙ながらも 笑みを浮かべ) 戒人->……夾 戒人だ。出身地は…カリブに浮かぶ赤い島、と呼ばれたこともある場所。見 ての通り外面は外国モノだが、祖父が日本人でな…和名なのだ。 猛->リース>そうそう、しかもジャパニーズニンジャなんだよねっ!(キラキラと期待に満 ちた目で) 戒人->忍者、と呼べるのは私の祖父だけだ、今のところ。術理は習得しているが、正式には 『忍者』と言えないのだがね。 猛->リース>なんだ、せっかく分身の術を見せてもらおうと思ってたのに…… 戒人->……何時かな(使えるんかぃ) ジロー->ムササビの術とかー(飛ぶのか 戒人->…何時かな(使えるらしい) たつき->お色気の術(何故に 戒人->…専門外だ 猛->鷹>。o(忍者ってそういう物だったんだろうか……) 戒人->あと、残念ながら。私は、キミ達のように能力者ではない… 戒人->…なので、それ相応にお手伝いさせてもらうよ。チームを組む以上、これから宜しく 頼もう。 猛->鷹>それは聞いている。だが、悪魔と戦う術を持っているのならば問題はない。月光は 能力者のための組織ではなく、悪魔を撲滅するための組織だからな 猛->(いそいそとヘルメットとかをリュックに詰め込み)……あ、次俺? ジロー->お先にどーぞー 猛->えーと、なんていうんだろうな……見ての通りのバイト小僧をしてます、浅野猛です(低 姿勢にお辞儀しつつ) 猛->家庭の事情でどうしてもお金が必要でして、今のこの現状に至ってます。あ、でもやる 気は誰にも負けないつもりなんで、よろしく! ジロー->まだ高校生だよね?偉いねー(うんうんと一人で頷き) 戒人->…そう言うそちらは?(ジローに眼を向け) たつき->(家庭の事情、お金、ね…) 猛->ハハハ…どーも。 あと、家には怪物がいまして……あいや、一応空手の経験があるの で多少の基礎はあると思います。 ジロー->あ、オレは曽根崎ジロー、19歳。しがないフリーターですー。気軽に「ジローち ゃん」って呼んでねー♪ 猛->鷹>ふむ(書類に何か書き込み、ジローに目を向ける) 猛->リース>ジローちゃん♪(ぉ ジロー->は〜い、早速どうもーw たつき->(ホントに呼んでるよあの人) 猛->鷹>(なんだこのノリは……) 戒人->…昔、獅子に誘われて見た『お笑い』に似ている。見習いか?(さり気なくひでぇ) ジロー->『お笑い』は好きですー(ぉ)んで、君はー?(たつきに目を向け 猛->リース>ノリについては光るものがあるね。光る珠を持ってる。……彼、いいボケを張 れるよ(ニヤリと笑いつつ) 猛->リース>わーい、待ってましたー!(大喝采) たつき->(そっぽ向きつつ)九条たつき。小学4年生。特技はなし…頭の薄いおじさんにス カウトされてここに来た。以上。 戒人->……(頭の薄い…を聴いてタイムラグなく、鷹の頭を見た) ジロー->やーん、たつきくん、もっとスマイルー。(たつきの頬をむにっとつまんで 猛->鷹>ええい囃し立てるなっ(抱きゅダッシュを始めようとしたリースを引き戻し)…… 親父も、節操なくスカウトしてるようだな(こちらもタイムラグなし) たつき->ふわっ、さはるらー(触るなー)!!(むにむにされてジタバタ) 猛->鷹>………何か?(額に怒りマーク浮かべつつ)>戒人 ジロー->スマイルスマイルー♪(むにむにむにむに 戒人->………コレ、お土産だ。本土(うち)で造られたものだが…市販のものよりは効くだろ う。(育毛剤・ワンダホー!! と書かれた育毛剤が入った紙袋を鷹に渡した) 猛->リース>そうそう、笑う角には福来るよー(むにむにむにむに←加わってるし) たつき->やへれぇぇぇ!!(やめれぇぇぇ)!!>二人 猛->鷹>………忝い、この恩は必ずどこかで。(頭下げて受け取っちゃったよ) ジロー->んじゃ、オレはやめるけど…猛君が代わりにに(コラコラコラ 戒人->………フ。(うむ、と頷いてる。悩みは、よく解るよ…とかいう顔だ) 猛->鷹>ええい、静かにしろ静かにっ!(渇) 猛->リース>ちぇ〜、もう凄いキュートなのに ジロー->(パッとたつきの頬から手を離す) たつき->はふぅぅぅ(むにゅ〜ん。ぽみゅ) 猛->鷹>……お互いにスキンシップ(?)が取れてるのは良くわかった。取り合えず自己紹 介も終わったし、次は身体検査に行こう 戒人->…身体検査、か… たつき->(頬を擦り)うぅ…酷い目に遭った。 ジロー->女の子が居れば怪しい響きだったのに<身体検査 猛->鷹>実戦訓練も兼ねた、な。……そんな怪しいことはせん 猛->リース>えっ!? ジロー->ちぇー…(コラ)たつきくん、女の子ってことは… 猛->鷹>………何をする気だった、何を たつき->ない。ありえない。 ジロー->ちぇー(もっかい言った) 猛->リース>よろしい(ぁ 戒人->……呼吸音から解る肺活量、聴こえてくる筋肉の軋みや鼓動の鈍さからして全員素人 なのは解る。確かに、このメンバーでは、実戦に出たら誰一人生きて帰れまい(肩竦め 猛->鷹>生きて帰らせることは出来ても、な。それでは意味がない 戒人->ミイラ取りがミイラになって如何する、という話だな。 猛->鷹>(席を立ち)……先ずはこっちについて来てくれ、トレーニングルームに案内する 戒人->……まあ、付き合おう。急いてはコトを仕損じる、とも言うシナ(立ち上がり…) 猛->@そういうと戒人と同じような『細身の重み』の筋肉を背負った男は、ドアを潜り抜け て歩いていく 猛->@暫く歩いた後にたどり着いたのは、体育館のように下駄箱やロッカーなどのある入り 口、そしてその先にある地下とは思えない広大な空間だ たつき->トレーニングルーム、という事は運動するのか? 猛->@白塗りにされているが壁の表面は全て金属製、天井には太い無数パイプが走り、別の 部屋からは絶え間なく機会の駆動音が聞こえてくる…… 戒人->運動…と、いうよりは訓練と言ったほうが、しっくり来そうだがな。此処でやること、 いうのは…… 猛->@そして、能力者は『血の沸き立つような感覚』をこの部屋に入った瞬間から感じ始め る。若干弱いが、悪魔と対峙した時に感じるものと同じ感覚だ たつき->だったら着替えた方がいいかも…←学校帰りだったため制服のまま 猛->鷹>運動もする、だが運動以外に『能力』を使っても構わない。……ここは、そういう 場所だ ジロー->(おー…何か、街中で感じた感覚がするようなー) 猛->鷹>ロッカーは入り口の方にある、運動服の貸し出しもあるが…。(サイズがなさそう だな、と思いつつ) 猛->リース>へへー、凄いでしょ? このシステムを開発したのはなんと私なのだよ!(え へんと胸を張り) 戒人->……私はこのままでも良い。動けるように造り上げた特注品だ(獅子に頼んで造って もらったのだがね…と呟きながら。靴を脱いで、サンドバックの元へとスタスタ…) たつき->ああ、まあいいやこのままで(上着だけ脱ぎ)どうせサイズないだろうし。 戒人->……能力者ではないのでなんとも言えん。が…此処の設備は、素晴らしい。 ジロー->オレもこのままで良いやー。服、そんなに酷く破れたりしませんよねー? たつき->(白いシャツに黒いネクタイ。紺の半ズボンに黒のハイソックス姿)…タイも外し ておくか。 戒人->…サンドバッグ一つにしても。革の、この張り…感触からしてウォーターバッグか。 ジェル、革、さらにショック吸収剤まで備えてある。外では中々見掛けん…(感心中) 猛->………お待たせしやした〜(ちょっと見なかったと思うと、何故か道着に着替えている。 空手の時に着ている服のようだ。……体のいたるところにクマやペンギンのワッペンがあ る) 猛->鷹>……ある意味、手強そうだな(ぁ たつき->……(タイを外す手が止まった) ジロー->随分と可愛い道着だねー。趣味?(違 猛->母さんのね 猛->……フッ(何か悟った目をしてる) ジロー->……まぁ、いいんじゃないかな。可愛いし〜(ぇぇ 猛->鷹>……ま、まぁともかく、だ。(←ワッペンが効いている) 今回は君たちがどれぐ らい戦えるのか見たいと思う 戒人->ジェルもショック吸収剤も、見掛けないものだな…オリンピッククラスでも、コレを 蹴り飛ばして跳ね上げさせられるかどうか……(…猛のほう、見てネェ) 猛->鷹>実戦経験の少ないものに教える意味もかねて、な 猛->鷹>失敗は今のうちにしておいて欲しい。だが絶対に実戦で失敗は許されない、……そ れは即、死を意味する 戒人->……(やっと振り向いた…)…で。誰が、それを監督したり教えたりするわけだ? ジロー->そう簡単に、死にたくないもんねぇ 猛->リース>ふっふっふー、経理に無理言っていい設備を集めたからね。コレだけ設備が揃 ってる支部もそうないよー 猛->鷹>………? 親父から聞いてなかったのか?>戒人 戒人->うむ。この設備、真に素晴らしい…。…それば、教官も……。……………なんだって? 戒人->………………まさか、此処で、監督をやるのか? 私が? 猛->鷹>俺は「外国からいい講師を呼んでおいた、存分に使い倒せ」と、親父に言われてい たんだが。 戒人->聴いている。監督を任せるとは、聞いているが… 猛->鷹>……謀られたな(ぁ 戒人->…………(困ったように…というか困ってる。軽く髪掻き上げながら、眉潜め…) 戒人->……アイツとは付き合いが長い。 戒人->…だから、どうせろくでもないところだとは思っていたが… 戒人->別の意味で、とんでもなく。ろくでもないな……。 猛->鷹>観念して欲しい、夾さんの給料には『教育料』という項目が入ってる……かなりの 割合で(ぁ 戒人->……………(肩竦めた 猛->リース>忍術見てみたいな〜(こっちは能天気だった) ジロー->んっとー…せんせー、よろしくお願いしまーす(かぶっている帽子をちょっと直し つつ) 猛->ウスッ! 渇を入れて下せぇ、組長!(ぉ ジロー->やっぱり舎弟だったんだね(違うってば 戒人->誰が組長だ。本場では、『ボス』で通っている(何ィ 猛->……ハッ!? お、おれ今口が勝手に!!(滝汗 たつき->(「こいつには習いたくないな」という顔で)そういう決まりなら…仕方ない。 猛->Yes(ヤー)! BOSS!!(発音バッチリに言う) 戒人->…素晴らしい発音だ。たまに『アンチェイン』と呼ばれもするが、それは好きにする といい。 猛->………何故だ、何故俺は従ってしまうんだ……っ!?(自分のアイデンティティに疑問 を覚えた、少年だった) たつき->本能じゃない?「強い者には逆らうな」ってやつ ジロー->戒人さんのオーラのせいかなぁ(ぇぇ 猛->鷹>では……そういうわけだから。(声量を上げ) 全員、一回以上この夾先生と戦っ てみてくれ。出来れば能力を使いながらな 猛->鷹>武器は事前に届けてあると思うが、使用は自由だ 戒人->…………(服やサングラスはそのまま、とんとん、と軽くステップを踏み。無言で準 備運動をはじめた) 猛->鷹>俺はそれらを観察して戦力を把握させてもらう、リースは怪我の治療などのバック アップに当たる 猛->鷹>唯この人は手加減はするが容赦はしない、注意してくれ。(実体験でも語るかのよ うな声音で) ジロー->武器ー、武器ー(ずっと背負っていたらしいギターケースからエレキギターを取り 出す) 戒人->………よく解っているじゃないか。獅子も、鷹坊も…オレを講師に据えるというのだ から、オレの事を忘れてしまったのかと心配した… 猛->……よいしょっと(袖からニュニュニュッっとドラえもんの如く2m近い鉄棒を取り出 す。……折りたたみ式なのだろうか) たつき->運動はそんなに得意じゃないんだけどな…(上着からチャクラムを取り出し、ポケ ットに入れる) 戒人->――(右足が、地を叩く。瞬間、パパパァン!! と爆竹でも破裂するような音を立 てて、サンドバッグが揺れる。突き刺さるのは、閃光のような左ジャブが、三発…) 猛->………(それを見て、滝汗) たつき->…どこから出した(一応ツッコんでおく)>猛 猛->………あ、あんなのとやるの?(泣きそうな目で)  背中と、袖口と、秘密の部分(何) に分けて隠し持ってたんだよ>たつき ジロー->んー、流石に一般人の身体能力じゃきつそうだねぇ。(棹の部分を掴み、胴を上に して一度だけぶんっ!っと振る) 猛->鷹>ああ、だから注意してくれといった。……練習で死なんようにな(ぁ たつき->秘密の部分…(どこかを見た) 戒人->(そのまま、何度も。何度も。爆竹を破裂させるような音を立てて、リズムを取るよ うにサンドバッグへ拳を叩き込んでいく…ノーモーションパンチとは言え、殆ど拳が見え ない) 猛->いやん……(どこかを隠した) ジロー->猛くんフケツー(ぇぇ たつき->隠し持てるということは、それだけスペース たつき->(切れた)が余ってるということか…。 猛->鷹>……猛といったか、一番手行って来い。そんな話題を蔓延させるな(ぁ 戒人->(パンッ、パンッ、パパパンッ、と。その速度も、さらに上がっていく。左ジャブは、 ノーモーションで繰り出す故に速いとされるが……) 猛->ええぇっ!? お、俺ッ!? たつき->逝ってらっしゃい ジロー->当たって砕けろw(砕けるな 猛->(チラリと戒人を見て)………思えば、幸薄い人生だったなぁ……(とぼとぼと歩いて いく) 戒人->――……(バッグが、何度も何度も叩き込まれて、揺れたところで…右の拳が握られ …文字通り、閃光が、突き刺さる。ズッッッドォン!!!! 突き刺さった瞬間…サンド バッグが破裂した) 戒人->(ジェルや水を周囲に飛び散らせた時には、既に拳は元の位置…)……こんなものか。 猛->いや、此処で諦めちゃダメだっ!! 俺から不屈を取ったら何が残るって言うんだ っ!! 負けるな俺っ、頑張れ俺っ―――(サンドバック見て)―――南無 猛->誰か、墓前にはアンキモを供えておいてくれ…… ジロー->んー、うな重供えてあげるよ(何 戒人->…………面倒だ、全員で来い。 猛->(キッ、と睨み)BOSS!! 一発根性を仕込んで下さいっ! ウスッ!!(ダンッ、と 足を肩幅に開いてそれなりの構えをし) たつき->(その前に墓ってあるのか?/ぁ) ジロー->…全員だって。行こうか? たつき->ま、タイマンよりは勝機がありそうだけど 猛->鷹>……同士討ちはせんようにな ジロー->別に勝たなくてもいいんだけどねー。BOSS、よろしくお願いしまーす たつき->(無言で一礼)…行くよ。 戒人->………(サングラスも外さぬまま、軽く会釈。トン、トン…とゆっくりステップを踏 むたびに、コートが揺れ…) 猛->でやぁぁぁぁっっ!!!(はっきり行ってサンドバックの恐怖が染み付いたままのよう な、無茶な踏み込みをし。勢いだけで戒人に面を当てようとする) 猛->鷹>リース、打ち身一人 猛->リース>ラジャー(ぁ ジロー->猛くん、度胸だねぇ(ひゅうっと、室内なのに風がジローの前に収束する) 戒人->踏み込みが硬い。(その勢いを逆手に、最小限の動きで棒を交わし。踏み込みと同時 に…右拳が、アッパーカットのように空気を切り裂き、猛の腹へと突っ込む) たつき->風、か…(ジローを見、そして戒人に視線を戻す) 猛->ウ゛ォェっ(奇妙な声と、鈍い音をだけをその場に残し。体は軽々と10m近くすっ飛 んでいき無残にもゴロゴロと冷たい床を転がっていく…) ジロー->さて…(風は2つの鎌鼬に変化し、指を軽く振ると戒人に向かって飛んでゆく) たつき->(同時に攻撃を仕掛ければ、こちらの攻撃が阻害される恐れがあるな。タイミング をずらして─) 猛->う………く………ブハッ……ハッ………(口元の涎を裾で拭い、半身を起こそうとして ……床にへたる)………お、重い。……はは、加奈より重い一撃って始めて受けた 戒人->腕の振りだけで打った。致命傷ではないので、安心しろ…(転がった猛に声を掛けて から…バォッ!!! とんでもない音を立てて、前蹴り。ジロー達ごと押し込むような風 圧が発生し、鎌鼬を粉砕――) ジロー->え、マジ…っ!(風圧で思わずよろめく) 猛->ハァ………アッ!(ズキリと痛む腹筋に渇を入れ、無理やり状態を起こす)……ありが と、おかげでまだちょっとは動ける、かな。アイタタタ……丈夫さだけがとりえなんだけ どなぁ 戒人->鎌鼬も所詮は風。ただ撃っても、直線では空気の動きが読まれ。さらにこういう粉砕 のやり方もある…(ゆっくりと足を下ろし…) たつき->(戒人の直線上から避け、右に移動) 猛->鷹>カマイタチは空気の断層によって起こる現象だ、自然風の流れを変えれば断層も四 散する。……そんなタイミングで蹴れる人間が居ればな ジロー->人間じゃないでしょー、絶対にっ!(ギターを剣のように構えつつ) 猛->鷹>悪魔は人間ではない、……適切な教官だろう? たつき->普通の人間でないことは確かだね 猛->リース>ニンジャだもんね(ぉ ジロー->ははは、そうかもねー…勉強するにはぴったりだ(にんまりとした笑みを深め 戒人->ではまあ、忍者らしく技の一つでも見せようかね。(懐に手を突っ込み…) 猛->フッ、ハッ……(立ち上がって軽く体を揺らし、動けることを確認する)……行くか 戒人->(手の間に三本ほど握られているのは、クナイ…) 猛->(先ほどの一発で目が覚めたのか、冷静な呼吸で静かに距離をつめていく。音を立てな いようにしつつ) 猛->(片手で棒を持ち、ジリジリと一足一刀の間合いを目指し…) 猛->(目はクナイと戒人の動きを追っている……) 猛->(くしょ……なんて威圧感だよ……まるで激流を逆らって進んでるみたいだ………笑う んじゃんぇ、膝……っ) 戒人->手裏剣術…無隠流忍術…『乱れ木の葉』(手首の、スナップと同時に。手裏剣が…電 動丸ノコのような。ギュルゥゥゥ!! とんでもない回転をして、中空へと放たれ…) 猛->(半分、彼の膝は笑っている。死ぬのが悲しくて狂ってしまったかのように、警告を発 している。空調が効いているはずなのに冷や汗が止まらない) 戒人->(その、丸ノコギリのように回転するクナイ目掛けて、大きく手を振りかぶり…) 猛->(怖い、本当に怖い。……達人は気を発するというが、それは事実だと初めて知った。 戒人の間合いにまるで膜でも張られているかのように、近づけないのだから。足が、動か ない) 猛->くっそぅ………!(クナイを見つつ、警戒する。そして、怯えている) 戒人->(ドン!! クナイの、柄へと拳を打ち込み。弾丸かくやと言う速度で、3方向…そ れぞれ、ジロー、たつき、そして猛の腹目掛けて放たれた!) 戒人->腹だ。まともに当たると死ぬほど苦しいぞ!!(放った後に、怒声を発す) 猛->けど……怖がってちゃ、―――勝てないんだよっ!!(さっきから睨み続けていた弾丸、 それにさっきから空け続けていた片手を差し伸べる)……こいっ!! ジロー->痛いのは大嫌いなんだよ…っ!(下手したら死ぬ、ととっさに思い、自分の周囲に 高速の風を巻き起こす!) 猛->(能力、『性質変化』発動。到着する寸前にクナイの硬度を激減させ、まるで水のよう にして握り潰す)―――はぁぁぁああああっっ!!!(そして狙っていた、その瞬間に正 確に踏み込む!) 猛->(2mの長いリーチ、それを最大限に生かした突き。それが夾の首もとを狙う――!) たつき->狙いさえ判れば…(チャクラムを二枚重ねて腹をガード。更に植物の盾を数枚重ね) 戒人->――……ッ(伸ばしたままの右拳が、開かれ。絶妙のタイミングや見事…しかし、掌 のほうが速い。考えてからではなく、反射的な動きで。迫り来る棒を、がしぃっ、と掴む) 猛->(彼が戦いなれていれば、そこから次の攻撃に派生しただろう。……だが彼は硬直して しまった) 戒人->@(同時に。高速の風を突き破り…幾分か威力の弱まったクナイはしかし。矢のごと くジローの腹へと突き刺さり、たつきの植物を貫通しチャクラムにさえ皹を入れる威力で たつきにも突き刺さる!) 猛->(自分の持てる最大の攻撃を止められてしまったが故に。実勢経験のなさが、硬直と言 う反応を生んでしまう。逃げるでも続けるでもない――) ジロー->――っ!(発生した竜巻が急速に弱まり、息を乱してその場に座り込む) 戒人->……このタイミングだ、覚えておけ。(掴んだ手を、離し。踏み込み…掌が棒を滑っ ていき…勢いのついた掌が、勢いよく猛の顔面へ。ただの張り手だが、夾の張り手だ。威 力は申し分ない) たつき->っ…!ぐ、ぅ…っ(指の隙間から鮮血が滴り落ちる) ジロー->ははは、いったー…(腹部にじわりと血が滲む) たつき->このまま…終われるか(ぼそっと) 猛->ブフッ!?(強烈な張り手を顔面にくらい、鼻血を出しながらノックダウンする。…… 脳震盪を起こしてしまったようでヒヨコが5羽くらい回ってる) 猛->リース>はいはい、よく頑張りましたっと(猛をずるずると引っ張っていき、隅で鼻栓 をしてアイスシートを貼り付ける) 戒人->…………(鼻血がついちゃって手を、パッ、パッ、と払い…)…否、終わりだよ。とり あえず、今のところは。(たつきへと、視線を向け…) ジロー->(所詮は自分も素人だなーとか、戦闘訓練しなきゃなーとかぼんやりと考えつつ戒 人を見た) 戒人->……リース嬢、たつきとジローにも手当てを。 たつき->(すっくと立ち上がり)そんなの要らない。…大した傷じゃない。 猛->リース>はいはーい! ……ごめんねー、ホントはもうちょっと手っ取り早い治療法が あるんだけど。実戦経験ってことで我慢して(『たつきから』治療を始める) ジロー->あははー、やっぱ素人の状況判断はダメだねぇ。ねぇ、たつきくん(へらへらと笑 う) 猛->リース>君は要らなくても、私は要るの。 だからコレは独断、嫌だったら実力でとめ て見なさいな(手早く傷口に包帯を巻いていく) たつき->(むすっとしつつ)…何でアンタは笑ってるんだ?負けたのに、悔しいとかないの? >ジロー 猛->リース>昔っからね、小さな傷を笑う人間は傷口の化膿とかで死んじゃってるの。強く なりたかったら先ず傷を理解してね。こういう傷はバッチリ跡が残るんだし(後半本音) ジロー->だって、これも経験だしー、失敗は成功の元だし、笑ってれば気分は良いし?(に んまりと たつき->(いや、負ける以前の問題だな。これは…) 猛->リース>(ジローにも同じく治療を施しつつ、実はさり気無く血液を採取している。無 論猛からも取っている) 猛->リース>よしっ、応急手当完了! 戒人->…今の攻防を、頭の中でもう一度反芻させて。何がどうなっていたのか、しかと理解 しておけ(クナイ回収中) たつき->別に残っても誰が困るわけじゃなし(ブツブツ) 猛->リース>私が困るのっっ!! かわいさが薄れちゃうじゃないっ!!(くわっ!!) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <感想> ……不安だ。 ………物凄く。 この面子で果たして戦えるのだろうか!? それがまた面白いのですが、乞うご期待ということで。 うーん濃いなぁ……。