創世神話 BGM氷石 彩亜さん

世界創造学

その基本と成る創世神話………

偉大なる創り手たちの為に、禁を解いて語るとしよう

 

この世界には頑として実在する神が居る。しかし学のある者は知っていよう、

神とは人の心の中にこそ居る者だと………では、何故実在するのか?

彼らは人々の心である

感情

それを司る者、それが大いなる神々である

ならば簡単なこと。

この世界は人々の心が具現化するのだ、故に『魔法』と呼ばれる神秘がある

神とは人々が知らず知らずに使った魔法、人と共に在る者。

 

 


偉大なる神々………

 

心の光・シュネー

彼(カ)は人の光を司り、世界を照らす。恰も木漏れ日のように、一歩を踏み出す勇気を与えん

人の慈愛心・ミュイ・セト

彼は救いの司宰、全てを支える者。全ての死と、全ての生を司る。恰も大地のように

人の闘争心・ウェルオス

彼は勇気の守護者、全ての戦いを見守る者。全ての戦いと、全ての闘いを司る。恰も矛のように

人の正義心・セルト・アル

彼は命の守護者、人の人を守護する者。全ての命と、全ての信念を守護する。恰も星のように

人の探究心・ルーファ

彼は悟りの司宰、知と世界の探求者。全ての知識と、全ての好奇心を司る。恰も書のように

人の闇・セファイド

彼は闇を司り、終わりと夜を齎す。恰も黄昏のように、次なる生を祝福せん

 

 

 

世界とは頑として消えない

其れはこの世界の存在定義なのか、存在を創造せし神の意志なのか

人々の意思なのか

この世界において、世界と心は近いものとされている

尤もである。

世界と言う物を認知しているのは心なのだから、心が無ければ世界は存在でしかない

在るだけの世界に何の意味が有ろう

人は群れる、群れる生き物が居てこそ世界は世界と認知され定義される

幾億の心が集まれば、譲り合い、混ざり合い

それもまた世界となるだろう

どちらが原初で、どちらが本物かは誰も知らない

ただ

世界は消えない

 

人は何処から来て何処に行くのか?

無より出で、永久へと帰すのであろう。

 

今、世界は、創造されてより幾億では足りぬ程の時を経た

生き抜こうとする人々の意思によって

そしてこれからも

 

揺ぎ無き世界

三匹の守護者は語る

 

「心無き世界は無い』、と

 

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