<尊き日>  俺、浅野 猛、16歳。  作者に忘れられ続けていたらいつの間にやら2年生になっていたとです……、まぁあの 成績で落第しなかったんだから良しとしましょう。  色々と哀れな男子高校生のお話、今回晴れて復活です。どうぞお楽しみ下さい。  (お辞儀)    ……と、なにやら回想だか粗筋だか分からない物が有ったよ〜〜な気がしたが、まぁ気 にしないで置こう。  問題は今この状況だ。  俺はマンションのドアについているアレみたいな小さな穴から足元を見下ろした、足元 でなにやらチッコイのがワイワイと遊んでる。……何だか一桁くさいお子様が一杯いた。  別に幼稚園に殴りこんで二,三人人質に取って身代金しようと思ってるわけじゃない。  遊園地なんだからガキンチョがわんさか居て当然だ。  中にはこの群がりから外れて『フン、みんな子供だなぁ』とか言ってる奴も居たけど、 実際あいつが一番長く俺に纏わり付いている。どいつもやっぱりお子様だ。  この状況から判断できる事は一つ。  俺は、俺じゃないってことだ。  別に俺はロリコンでもなければ子供好きでもないし、第一嫌われはしないだろうけど好 かれる方でもない。  ……おっ、俺じゃないってのはなんか格好良い響きだな。けどそんなに格好良いことじ ゃなないんだよなぁ……。  お天道様が観覧車の頂上よりも随分と上にある現在、俺は着ぐるみに包まれていた。  夏だっちゅ〜〜のに。  折角の土日だっちゅ〜〜のに。  夢と幻想と魔法の国らしい『マジックファンタジア』という大型遊園地で俺は今短期高 収入アルバイトをしている、コンセプトがひじょ〜〜にパクリ臭いが雇い主様なので突っ 込みは止しておこう。  短期高収入って言葉に惹かれたのも秘密だ、前任の人がバテて倒れて入院しちゃったと いう案外危険な仕事なのも秘密だ。  とにかく、俺はその夢と幻想と魔法の国らしき場所(俺にはそう見えないけど)で『マ ジカル魔王』とか言うゴツイキャラになりきっていた。どうやら主人公と敵対してはひた すらワインのアップばかりで登場する大物である。  ……一番暑くて思い着ぐるみだった、だが動きがノソノソしていて簡単なので先ず新人 にやらせるキャラらしい。  これに耐えられないような軟弱者はいらないのだそーだ。  無論、俺はヒョロヒョロした体を更に振り絞ってこの重労働に耐えていた。最初の据え たような着ぐるみの汗臭さも慣れてしまえば嗅覚が麻痺して耐えられるようになる、人間 の順応性は偉大だ。  だが、耐えられない事も有った。 「あ〜〜〜、大魔王が震えてる〜〜〜」  ガキンチョ一号が楽しそうにはしゃいだ。 「ホントだぁ、足がブルってるよ〜〜」  ガキンチョ二号が本当に楽しそうに着ぐるみの足を蹴った。  ……るさい! このガキどもーーっ!!!  お前たちにこの暑苦しい着ぐるみを着て丸一日犬のように愛想を振り撒く辛さが分かっ て溜まるか!!  トイレだって朝と昼休みと帰る時しか行けないんだぞっ!?  辛いんだぞ、俺もっ!?  以上、震えてた理由である。  あと十分、あと十分で昼休みの時間だ! ……頑張れ、頑張れ俺っ!!  マジカル魔王は必死になって子供たちと握手して写真とって、肩に手を置いて人生を語 り合ったりしたのだった。  身振り手振りだけで色々やるのってのは中々体力を使うもんである。言葉の偉大さがよ ぉく分かる。  うっかり声を漏らそうものなら『うわぁぁん、あれ偽者だぁぁぁ』なんて今時純なガキ ンチョが泣き出したりしちゃうもんだから、その辺りは必死で我慢しなければならない。  だがその甲斐有ってか、子供たちはみんな満足してくれた。  そしてやがて飽きて親元に帰って行ってくれる、残るは人生語り合ったあの子だけだ。  俺はそっと肩に置いた手を外した、そして強めに背中を叩く。振り返った男の子に、力 強く頷く。 「分かったよ魔王。オレ、ちゃんと謝ってくる」  背を向けて片手だけ小さく上げる。  最後の子供が駆け足で去っていく音が綿毛のモコモコの間からかすかに聞えた。  ……強く生きろよ。 『さぁて、飯飯トイレ〜〜』  魔王は若干内股になって素早く移動したのだった。  チョコチョコと小走りで目指すは着ぐるみどもの集合場所、総合センターの裏手である。 従業員用の秘密の空間だ。  ここからはそう遠くない、近いのは新人だからってことで配慮されているからだ。  歩いて5分だから小走りの場合3分程度。……あ、2分だった。  俺はモコモコの手で苦戦しながらも『関係者以外立ち入り禁止』と書かれた扉を開けて 奥に進む。禁止区域って言われると何となくドキドキ。  実はこの裏手って場所は中々面白い。故障中の部品やらイベント用の機材やら予備の着 ぐるみやらがあって目移りするし、『子供に夢を、我らに金を』なんて書かれたひじょ〜〜 に現実的な書初めなんかが有る、割と濃い場所だ。  クーラーも効いてるし中々快適な場所でもある。  だが今の俺にとってそんな事はどうでもよかった。  そろそろ危険だ。  先ず頭を外す。そして一気にジッパーを下ろす。  激しく切羽詰った者だけが成しえる驚異的なスピードで着ぐるみを脱ぐと俺は一目散に 従業員用トイレに駆け込んだ、洋式が一個しかない以下にも従業員規模だが幸いにも誰も 入っては居なかった。  ガラにも無く神に感謝する事数分。 「間に合ったぁ……」  扉が開いて閉じたその後には、一仕事成しえた後のあのキラキラが浮かびそうなほど爽 快な表情を浮かべた青年が立っていた。  背は高いけどヒョロヒョロしてるのが難である、優しそうではあるが二枚目ではない。 本人は3枚目じゃないと必死になって信じ込んでいるけれど。  重労働にちょっとふらついた足取りで“ベンチ”に向かう、俺はドッカリと壊れたジェ ットコースターの一部に腰掛けた。  因みにこんな物が幾らでも入るくらいこの空間は広かった。流石に夢と幻想と魔法の国 らしき場所、裏手もスケールがでかい。  俺が素早く取り出した団扇を仰ぎながらへろへろしてると、不意に可愛らしい女の子… …らしきものが  やってきた。  モコモコだ。  素早く俺の同類だと見抜く、『魔女っ娘・ルンルンちゃん』である。……今の時代魔女っ 娘はどうかと思うけど……、雇い主なんだから突っ込みは止しておこう。  そのルンルンちゃんが行き成り首をスッポ抜いた、それも明らかに手馴れた動きで。  チョッと怖い。  でもそんな事はど〜〜でも良かった。  ……本当に動作なんてど〜〜でもよくなった、中から額に漢汗を浮かべて力強い笑みを 浮かべた一本毛男が出てきたんだから。誰だって当然そっちの方に意識が行ってしまうだ ろう。  因みに構えてから見ないと悲鳴をあげれるレベルの悪人面である。 「ぃよう、新人。……ただいま」  何べん見たって慣れない顔だった。  忘れられない顔でもある、初めて見た人は3日は悪夢として夢に出てくるだろう。  忘れられないんだから当然名前も真っ先に覚えている。 「鋼山 徹三さん、お帰りなさいっす」  深々と頭を下げて挨拶する、思わず新人の礼儀って物を実践したくなる人だ。無意識に 服従してしまう。  名前も同じくらい忘れられなかった。ここまでくれば分かると思うけど、名前どおりこ の人は軽く俺の三倍はありそうな鋼のマッチョボデェを持っている勇者だ。  絶対本業で製鉄関連か裏のお仕事をしてるんだと俺は踏んでいる。  チャカ持ってたって不思議じゃない。むしろ似合う。 「フルネームで呼ぶなっつっただろ、まったく……照れ臭いじゃねぇかよ。俺のこたぁ『徹』 と言いな、同僚に気兼ねはいらねぇよ。ガッハッハッハ……!」  しかもすんごい良い人だったりする。  閻魔様でも土下座して謝りそうな顔なのに。 「分かりました、……て、徹さん。それじゃ俺、弁当貰ってきますね!」 「今度はお茶を貰い忘れんなよ」 「はい!」  細かい所に気の利く人だった、裁縫も得意なんだそうだ。  因みに声だって凄い。この前帰り道で徹さんがくしゃみしたら、2,3匹カラスが落ちて 来たし……。  でも、こんなに怖そうな外見なのにこの人親切なんだよな。  最初の頃は丁寧にメモまで書いて魔王の動き方のコツを伝授してくれたし、弁当のから 揚げを一つ分けてくれたし、トイレに鉢合わせた時は絶対譲ってくれるし……世の中って 不思議だ。  弟はあんなに善人面してるのに性格悪いし、ホント不思議だ。  人間の顔と性格の関連性について深く考察していると、いつの間にか二人分お茶と弁当 を持って帰ってきていた。   「ありがとよ」  すっげぇ渋い返事に何とかひねり出したぎこちない笑みで応えて、俺たちは弁当にがっ ついた。  重労働に腹を空かせた男が二匹だ、安物の弁当は五分でその姿を消した。  徹さんは絶対足らなさそうな体格なのに、たぶんワザとやってる豪快なゲップをしてす ぐに着ぐるみを着始めた。  まるで時間を惜しんでいるかのようだ。  しかもなんか体が大き過ぎて着ぐるみのサイズがギリギリだ、着ぐるみ、あんなにでか いのに。俺だともう1人は入れるくらいブカブカなのに……。  この人、ボブ○ップとも戦れるかもしれん。  そんな恐ろしい事を考えていると、ふと疑問が出てきた。 「あれ、もう行くんすか? 昼休みってまだ15分くらい有りますよね?」  あんなに弁当を早食いしたんだから時間も余っている、そんなに急ぐ必要も無いのに… …と、俺はそう思った。  そんな俺の馬鹿な問いに、……徹さんは口もとをついと上げて笑った。まるで夕日でも 背負っているかのような笑い方だ。  フッ……、徹さんは軽く息をついて、素早くヘルメットでも被るかのように着ぐるみの 頭を被る。  着ぐるみの頭をこれだけ格好良く被れる人は徹さんくらいのもんだろう。  そしてゆっくりと、短いのに思い言葉を残して行った。 「ばあろぅ、子供たちが待ってるじゃねぇか」  人生の篭った響きだった。  魔女っ娘・ルンルンちゃんは物凄く渋くてダンディな低音ボイスでそう答えた。声だけ なら奥様もメロメロだ。  ルンルンちゃんは豪快にトラック搬送用のシャッターを片手で上げると、子供たちの待 つ中央広場に歩いて行った。  この瞬間、彼はさっきまでの己を捨て、魔女っ娘・ルンルンちゃんとなった。  か、かっこいい………! けど、外見的に色々と怖いもんが有るのは否めなかった。  この道20年だそうだ。  小刻みに華麗にスキップしながら完璧な角度で腰を振って明るく前進、途中で子供たち を見かけたら見えなくても笑顔を浮かべて大げさに100年の親友にでも再会したかのよ うに駆け寄る、そして可愛らしくクルッと一回転してアピール……。  まったく無駄が無く、構えに隙も無い。  その動き一つ一つに夢と希望を与えるパワーがあった、とても俺なんかにはマネ出来そ うも無いほどにすげぇ。  すっごくチャーミングだ。  子供たちも俺の時より断然受けがいい。……でも中身を知ったら確実に全員泣き出すだ ろうな。  親も含めて。  着ぐるみ恐怖症とか、トラウマになっちゃう子だって居るかも知れない。  俺はある意味史上最大の詐欺を目撃しているのであった。 「俺もいつか徹さんのように! ………はちょっとなりたくないけど。見習って頑張らな いとな」  本音がちょこっと出たが気にせずに魔王の衣装を着る。  今日もまたバイト三昧だ。  The Worldのプレイチケットを買うために。       「ZZZzzz………」 「ウィールさーーん」 「ZZZzzz………」 「ウィールさーーん」 「ZZZzzz………」 「……もう」 「スゥ……、……起っきろーーーーーーーっ!!」  耳に放電バリバリの電気ナマズが駆け抜けた。 「……っ!? はいぃっ!!!」  鼓膜と三半規管にピンポイント爆撃してきたナマズの強力な電気ショックにビックリし た俺は、思いっきり頭を持ち上げる。  ……FMD越しに頭上の蛍光灯に頭ぶつけた、アホ臭いし痛い。  悔しいから画面内の俺のキャラ、ウィールも似たように体を持ち上げて頭を擦らせてお いた。  いつの間にか昼間の疲れが出たようだ、瞬間的に眠ってしまったらしい。 「んもぅ、戦闘中に寝ないで下さいよね」 「ハハッ、ごめんごめん」  何気に凄い会話をさらりと済ませた俺たちだった。  深いことは気にしない間柄なのだ、因みに俺を起してくれたアーサが未だにバズスに追 われているのもさらりと流した原因の一つである。  いわゆるピンチって奴だ。  この状態で寝れる俺も凄ければ、冷静に逃げながらウィスパーで起してるアーサもなか なか凄い。  俺はもっそりと愛斧『ディメンション』を杖にして立ち上がった。 「最初の頃はゴブリンに追われてキャーキャー逃げ回った挙句お化けとかしてたのに……、 成長したな〜〜」  そんな事を言いつつ現実そっくりのヒョロヒョロ重斧使いを走らせた、息ピッタリでア ーサもこっちに走ってきたから構えて攻撃するまでのロスは無い。  寝ぼけた脳を叩き起こして状況確認する。  後方から同じく走ってくるバズスは中型で動きも速い骸骨型だが、アプドゥを掛けたア ーサの剣士の足の方が若干速い。いい感じに差が出来ている。  ―――良し、いける。  奔りながらアイコンタクトをするとすぐさま返事が返って来た。  ―――OK。  風を切り、お互い全速力で交差する。   「アーサっ!」 「了解です!」  俺は右手を突き出し、同じく右手を開いたアーサの手を確りと両手で掴む。  そしてそのまま思い切り踏ん張ってブレーキを掛ける、と同時に体を捻りコマのように 地面を抉りつつ遠心力でアーサ諸共大きく回転した!  まるでフィギアスケートの演技のように大胆にして大きな弧を描き、華麗に力強く回転 する。  足元の草が千切れて舞った。 「でぇぇぇぇぇいっ!!!」    寝起きでも重斧使いパワーが出せるゲームに感謝しならがら、そのまま振り切ってアー サを思い切り投げ飛ばす。  同時に巨大な反動で尻餅をついた。俺の見た目は悪い。  だがそんな自分を褒めた、アーサは完璧な角度に飛んで行くと華麗に一回転して逆手に 持った剣でバズスの額を貫いていたからだ。  まるで巨大な光の矢でも飛ばしたかのように。  見事なクリティカル、この場に他のPCが居たら間違いなく拍手を送ってくれたに違い ない。  パチパチパチ……、でも誰も居なかったので自分で拍手した。  アーサはバズスの額を蹴って軽くジャンプすると音も無く乾いた地面に着地する、そし て反撃の暇もなく見事に一撃死したバズスは灰色になって消えた。  元々紫の骸骨なんだからあんまり違和感は無い。  ―――緊張の糸が、切れる。  同時に。戦利品として俺の頭上に130の数字が、アーサの頭上430の数字が浮かび 上がる。そしてBGMも元の爽やかな物に戻った。  暫し、俺たちは勝利に酔った。  途中でちょっとしたアクシデントがあったが、二人で作ったあの技で決めた完璧な勝利 なのだ。  半年近く出番が無かったのはダテじゃない、俺もアーサもこ〜〜んなにレベルアップし てるのだった。  過去を知らない人に補足するけど、前回は俺はレベル70そこそこ、アーサに至っては 14レベルしかなかった。忘れられた半年間は大きいぜ。 「ふぅ……、今回は上手くいきましたね」  テストでギリギリ赤点取らなかったような表情でアーサは言った、いい笑顔だ。  それもその筈だ、……過去二回は失敗の歴史が刻まれていたりするんだから。俺は思わ ず過去の失敗を思い出して苦笑する。  いやはや、アーサをヘビクソ像に投げちゃった時はどうしようかと思ったもんだ。  あの後一週間は頭上がらなかったなぁ……。 「ああ、成功して良かった」  俺はチョッとだけ複雑な意味が篭った言葉を吐き出して、でも飛び切りの笑みで答えた。  なんにせよ、必殺技(因みに『大車輪ボンバー』って命名した)が決まったんだから万々 歳だ。  現実でこんな事やってたらしょ〜〜もないけど、ゲームなんだから偶にはこういう闘い 方をするのも結構楽しいもんだ。  考え方次第でどうにでも楽しめる、それがこの世界の魅力だ。  そんな事をボーっと考えていると、一人称の視点にスッとアーサが入ってきた。   「手、貸してあげますよ」  ゲームだからとは分かっているけど、ほんとに剣士なのか怪しくなるほど小さくて華奢 な手が差し出される。アーサもちょっと意味深な笑顔だ。  そう言えば、まだ反動で尻餅をついたままの体勢だったっけ。  態々手を差し伸べられるほどダメージを受けてる訳じゃないけど、寝てる間に何かに踏 まれたらしくてダメージは確り入ってた。  ちょっと気恥ずかしい思いでアーサの手と取ると、不意に体勢を崩してもう一発腰を打 つこととなった。  手を取って引っ張る筈のアーサがこっちに突っ込んできたからだ。でも、別にヒョロヒ ョロのウィールが重いからって訳じゃなさそうだった。俺は見事に計略に嵌った。  丁度地面は軟らかい野原。なるほど、痛くないのは計算済みか。  本来ならお互いの軽鎧がブツかって居たいのだろう、それに肘とか首に当ってるし……。  アーサが悪戯っぽく俺の胸に飛び込んで来たというこの状況。  少し顔を赤くして必死になって頭を冷静にしようと努力している俺がちょっぴりウブだ った。  草原に重なる二つの影が楽しそうに揺れる。 「えへへへ、ごめんなさい」 「……もう、ビックリしたなぁ」  ちょんとアーサの頭に手を乗せて、俺はさっきまでの滑稽な自分を思い切って笑い飛ば した。  釣られてアーサも声を立てて笑い出す。  ジャレ合うってのはこんな事を言うのだろう。最後には思いっきり笑う事がそうだ。  視点を三人称に変える。  そこには草原の上に中々似合った光景が広がっていた。   一頻り笑うと―――俺は両手を広げて上半身を地面に投げ出した。  アーサもそれに習う、何だかマネをしたがる年頃の妹が出来た気分だ。  流れる雲に、頬を撫でる風に、優しく包む陽光。  一日はこんなにも尊い。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 外食に行くことになったのでチョッとだけ早くスレ立てして出かけてました、お陰で1時 間ロスしたので実際にはあんまり時間オーバーはしてないはずです。 何というか前半です、アノ辺り雪崩の如く執筆が順調でしたので苦労なく書き進められま した。 私とこのシリーズの相性は中々良いみたいです。 後は皆様との相性がよければ万々歳ですね。(笑)