レイン->リース>レイン居ないから暇だ〜〜〜! 月光->…… グレイ->どこか行ったの? レイン->リース>『富士樹海で修行してくる』って言ってもう5日間も経ってる… レイン->リース>@(違法です<笑) 月光->(←ソファに座り、足を組んで本を読んでいる) グレイ->修行もいいけど・・・戻って来れるの? レイン->リース>多分もう直ぐ帰って来ると思うけど… 月光->(ぱらり←本のページを捲っている) グレイ->?何の本読んでるの? レイン->リース>……死んでなければそろそろ帰ってるかな (ぼそり) レイン->リース>? 月光->……小説で、恋愛のヤツだ グレイ->・・・恋愛・・・ レイン->リース>ふ〜〜〜〜〜ん 月光->まあ、俺はこれよりも……(袋を漁っている) グレイ->ん? レイン->リース>何々? レイン->リース>(……お酒とか?) 月光->(恋愛小説を持参の袋へと放り込み)こっちのほうがいいがな(推理小説をグレイた ちに見せる) レイン->リース>推理……、(昔やったな〜〜) グレイ->僕もどっちかというと推理小説のほうがいいな 月光->ほかにも、リース執筆【性の大全集】も時々読んでいる グレイ->・・・リース執筆? 月光->そう、リース執筆 グレイ->(性って、どんなんだ(汗)) レイン->リース>レインはよく冒険小説読んでるな〜〜〜(話題をそらそうとしている) 月光->色々と書いてあるぞ? グレイ->・・・・見て大丈夫なの? 月光->……まあ、ぼちぼち、かな レイン->リース>……R指定(ぼそり) グレイ->とりあえず遠慮しとく 月光->冒険小説もよく読む。アクションものが、好きだな グレイ->好きっぽいもんね レイン->リース>レインはファンタジーの冒険ものが好きなんだって 月光->まぁ、俺自身戦っているから、たいして想像の世界とは言い難いが…… 月光->俺も好きだぞ、そういうの レイン->リース>ソードワールドってやつ 月光->ほぅ……今度、読んでみたいな グレイ->僕も 月光->そう言えば……お前たちにとっては、ここもファンタジーの世界だったな…… グレイ->うん レイン->リース>ファンタジー世界… 月光->全員が全員のめり込んでいる所を見ると、リアルは違うんだな? レイン->リース>……うーん、私はあんまり変わらないけど グレイ->違うねー、思いっきり(僕は) 月光->そうか…… レイン->(……た、……ただいま。<ボロボロの鷹が帰って来た>) 月光->……帰ってきたらしいな レイン->リース>(おか〜〜、って、どうしたの?) グレイ->よかったね、生きてて 月光->……また、馬鹿でもやってきたんだろう(溜息) レイン->(いや、兎に角水をくれ……) レイン->リース>(はいはい〜〜) グレイ->冬の富士山はそれだけでも危険なのに「樹海」だからね〜 月光->……まあ、それぐらいしなければ強くはなれない レイン->(……ふぅぅ<一息) 月光->さっさとこちらへ来い、話づらい レイン->リース>(そうだね、さっさと来い〜〜) 月光->そして今回、少し俺に付き合え レイン->(待て待て、……こっちは絶食修行して水だけで5日間修行してきたんだぞ…) レイン->(……まぁ、いいか) 月光->知らんな、そんなもの(斬り捨てる) グレイ->何故に絶食・・ レイン->リース>(はい水) 月光->後で何か食わせてやるから、水なんか飲んでないで、さっさと来い。 レイン->(ゴクゴク……、ふぅ。…行くか) レイン->(いや、飯はもう食べてきた、ついでに風呂に入って着替えても来た) レイン->@(立ち上げてる) 月光->……悪いが、今回も入ってきてもらおう(グレイの頭をつかむ) レイン->……ただいま、っと グレイ->あう レイン->おう 月光->(グレイを引きずり、レインのところへと行く) 月光->(【左腕で】、レインの頭をつかむ) 月光->いいな? レイン->ああ グレイ->(待って枕の準備が・・) グレイ->お、OK レイン->@(ゴクゴク、)←なにか飲んでる 月光->……では(二人の視界が、光で一瞬にして漂白される) グレイ->うぉう! レイン->……お邪魔します、っと 月光->@その光は、数秒で消え去り、今回もまたレインホームが見えてくる レイン->ふぅ グレイ->・・・はぁ レイン->リース>ねえねえ、レイン〜〜、そう言えばどんな修行してきたの? レイン->……秘密だ レイン->リース>ええ〜〜 月光->(二人をつかんでいた腕を放し、ごきごきと、【両腕を鳴らしている】) グレイ->で、強くなったの? レイン->強いて言えば実家から剣術指南書を全部かっぱらって来たな 月光->そんな話はいいから、さっさと付いて来い レイン->今回は『基本』からやり直した… レイン->はいはい グレイ->どこ行くの? 月光->……今回は、俺にとっては少し特別な場所 月光->友人のところに、な グレイ->・・・友人なんていたんだ(ぼそっと 月光->(【左腕】を振った瞬間、綺麗に包装された花束が突如、出現する) グレイ->手品みたい レイン->まぁ、何処でもいいが……。(って花束?) 月光->まあ、手品に見えるだろうな レイン->リース>タネは無さそうだけどね レイン->(……花束か、一体誰に贈るんだ?) 月光->(だがその花束は、普通なら人に渡すようなものではなく、よく葬式に出されるよう な、紫などの花々) 月光->ついて来い レイン->………ああ 月光->いや、直接飛んだほうが楽か グレイ->飛ぶ? レイン->リース>月光は楽なの? 月光->……あんまり、楽じゃないかも レイン->リース>……走りましょう〜〜〜! 月光->だが……【あの場所】だけは、碧衣に見つかるようなマネはできない レイン->……いや、俺疲れてあまり動きたくない 月光->あそこには、碧衣などに立ち入らせはせん……飛ぶぞ レイン->リース>……分かった グレイ->うん 月光->ちょっと待っていろ レイン->@−−−ドクンッ! レイン->……う 月光->……? レイン->……何でもない、続けてくれ レイン->リース>(…レイン?) 月光->(【左腕】や【右腕】をゴキゴキと鳴らしている) 月光->(まさか、な……) レイン->(……疲れが溜まってふらついただけだ、…多分) 月光->…… 月光->(両腕を振っている) 月光->(いい加減、この腕のこと気付いてくれないかな……) 月光->(まあ、いいけど) グレイ->・・・あ、そういえば 月光->……なんだ? レイン->(←無論気付かない鈍男) グレイ->腕吹っ飛ばなかったっけ? レイン->リース>あ、そう言えば 月光->……義手だ レイン->……よく出来てるものだ 月光->(義手とは言うものの、かなり滑らかな動きをしている) グレイ->どこからパーツを? 月光->リースの倉庫から勝手に盗った グレイ->倉庫にそんなものが・・・ レイン->リース>ふふふ… 月光->で、俺が組み立てた 月光->まあ、そんなことはどうでもいい。全員、俺につかまれ グレイ->了解 レイン->…了解 レイン->リース>りょ〜かい〜 月光->(全員しっかりと捕まっているのを確認している) 月光->では、行こうか レイン->リース>ゴーゴー! グレイ->はーい 月光->@三人の視界は、この世界に入ってくるような閃光に包まれる レイン->……… 月光->@だが、それも数十秒程度 月光->@光が完全に消え去ったとき、三人の視界に入ってきたのは、雪が深々と降る雪原だ 月光->@だが、マップが表示されない 月光->@見回しても、ダンジョンがない レイン->リース>スキーーーー!!!!!!(狂喜) レイン->(……ヤメイ) 月光->……さて、放してもいいぞ グレイ->寒っ 月光->寒いのは、少し我慢しろ グレイ->うう〜 レイン->……この位ならまだ暖かい位だ 月光->……(グレイを見て、溜息) レイン->リース>(そりゃ富士山よりは暖かいかも…) 月光->(←ロングコートを脱いでいる) 月光->リースと一緒に、これでも羽織ってろ(そして、グレイへと放る←軽量タイプなので 重くない) グレイ->あ、ありがと(受け取る) グレイ->リースこっち レイン->リース>はーい 月光->(←月光はセーターと黒い長ズボンだけとなる) 月光->さ、行くぞ(さくさくと雪を踏み、歩き始める) レイン->スタスタ…(意外にPCレインも暖かいんだな) グレイ->待ってよー レイン->リース>よっしゃ〜〜(歩くの速い) 月光->……二人三脚だな、あの二人を見ていると(レインに) レイン->…リースが引きずってる様にも見えるがな 月光->まあ、そうにも見える 月光->ところで、レイン……いや、鷹の方がいいか? レイン->リース>それそれ、走れ〜〜♪ グレイ->うわー(汗 レイン->…いや、レインで構わない 月光->本名も、レインだったな……まあ、いいさ レイン->(……グレイ、…可哀想に) 月光->修行の成果は……あったようだな?(意味ありげにレインを横目で見る) 月光->いや、ありすぎた、と言うべきか レイン->…当たり前だ、体操からやり始めたからな 月光->……(気付いていないのか……?) レイン->………(……体が、疼く?) レイン->……さ、行くぞ 月光->……レイン=ウェルバー…… レイン->リース>うら〜〜〜〜♪ レイン->? 月光->貴様、一体何をしてきた……?(鋭い目でレインを見据える) レイン->……詳しくは秘密だが、……奥義を授かってきた、と言っておく 月光->(なんだ、この感覚は……?) 月光->(獣の匂い……何故、レインから……) レイン->それより、急がなくていいのか? レイン->グレイが倒れるぞ? グレイ->もぉどうにでもして〜(涙) 月光->(まあ、いざとなれば……)いや、急ごう(グレイとリースの所へと寄って行く) レイン->リース>どうにでもしたる! グレイ->はうぅ〜 月光->(そして、いきなりリースとレインを抱き上げ)鬱陶しいから、静かにしていろ レイン->リース>おおぅ レイン->……… 月光->……走るぞ 月光->(←既に走り始めている) レイン->(……グレイ、頑張れ) レイン->リース>そりだ〜〜〜〜♪ グレイ->うるるる〜(涙 レイン->(ちが) 月光->(←仮にも二人分抱き上げているというのに、すさまじく速い) 月光->@その風圧が、リースの顔に、グレイの背中に当たる 月光->…… 月光->さっさと終わらせよう 月光->レイン、付いて来れるか? レイン->……まぁ、なんとかな 月光->ならば、加速するぞ レイン->……分かった 月光->二人共、落ちぬように(姿勢を低くしていく) レイン->(2割速度を上げる) レイン->リース>走れ走れ〜〜〜♪♪(ハイテンション) 月光->シィ!(先程の約倍以上加速) レイン->………疲れてるんだが。(7割加速) グレイ->・・・・・(もはや何も言えない) レイン->………(でも息を乱していない) 月光->@二人の凄まじいスピードに、風圧は強くなり、蹴られている雪は跳ね上がる 月光->@まるで、二人の姿は疾風の如く、雪の草原を駆け抜けていく レイン->リース>スノーモービルだ〜〜〜♪(格上げ) 月光->@そして走る約四分 月光->フュ!(足を使い、回転しながら止まる) レイン->……と、っとと。 月光->ここだ レイン->(ゆっくり止まる) 月光->@だが、辺りを見回しても、別段変わったところもないし、誰もいない レイン->……ふぅ、…何も無いようだが? 月光->@だが、ホンの一箇所だけ、本来ならありえないはずのモノがあった レイン->……ん? 月光->@直径約一メートル前後の空間に、この冬の景色には似合わぬ、夏草が雪に冒されず、 生えていた 月光->……ここが、目的地(二人を放す――というか、落とす) レイン->(……熱を持っているのか?) レイン->リース>はう グレイ->もが(雪に埋もれる) 月光->(二人に構わず、その空間へと歩いていく) 月光->別段、御前等にとっては何の意味もない場所…… グレイ->ふう・・(顔に付いた雪をはらう) レイン->リース>(冷たいけど気持ちいいかも〜) 月光->だが、俺には……大切な、意味がある(空間へと辿り着いたところでしゃがみこみ、 花束をそっと置く) レイン->@−−−ドクンッ! レイン->……花束か 月光->……(レインを横目で見ながら)ああ…… レイン->……一体誰の? レイン->……言いたくないならいいが 月光->(目を逸らしながら)俺の……親友の、だ…… 月光->……ここで、殺された…… レイン->………(親友、か) グレイ->親・・友・・? レイン->リース>……… 月光->いや、親友とは呼べないかもしれない……ただ、一緒に居た時間が、長かっただけか もしれないな レイン->………(見当もつかないな) グレイ->殺された・・・って碧衣に? 月光->ここで……丁度……この場所で……(伏目がちになっていく) 月光->……俺を庇って……碧衣に…… グレイ->・・・・ 月光->ここで……(目を瞑ってしまう) レイン->リース>(しゃがんで手を組みそっと祈りを捧げる) 月光->俺の目の前で……腕の中で、死んでいった…… グレイ->月光・・・ レイン->リース>…………シファ・ク (←如何やら祈りの言葉らしい) 月光->(拳を、音が響くほどキツクキツク握り締めている) 月光->……(目を瞑ったまま、その空間へと向き直る) 月光->よかったら……花を……添えてやってくれないか……? レイン->(……対面はないが、……月光を知る者として祈りを捧げよう) レイン->……ああ グレイ->うん レイン->リース>いいよ 月光->(月光の手から、花が数本、出現する) 月光->(それを、差し出す) レイン->リース>(受け取る) グレイ->(受け取る) レイン->(受け取る) グレイ->・・・(花を添えて祈りを捧げる) レイン->(リースと左右に花を添える) 月光->……(←目を瞑ったまま、立ち尽くしているようにも見える) 月光->ありがとう…… レイン->リース>………(暫く祈りを捧げている) グレイ->・・・・・(その空間を見つめる) 月光->@みしみしみし――月光の拳が、あまりの圧力に音を上げている 月光->…… 月光->(音を上げる拳に、ようやく目を開け、視線を向けている) レイン->……手を握るのはその位にしておけ、お前が傷ついても喜ばないだろう? 月光->……ああ(拳を、少し躊躇いのようなものを見せながらも、開ける) レイン->リース>(未だ祈っている) 月光->……ナイア……(その空間を見ながら、呟くような声) 月光->……(その空間を、まるで何かがあるとでもいうように、見つめている) レイン->@−−−ドクンッ! レイン->…………(…またか、いい加減収まれ…) 月光->……俺は、もう、ここには来ない(またも、呟くような声) 月光->いつまでも……【君】の事を私が思い続け、引きずっていても仕方がないだろう? 月光->【私は、私の道を往く】――コレは最後に、君が言ったコトだったか…… 月光->ならば、【私】も言っておこう 月光->私も――私自身の道を歩いて往こう 月光->ここで、お別れだ…… 月光->@最後にもう一度目を瞑り数秒の軽い黙祷の後、再び目を開け、身を翻す レイン->………そうか、俺は何も言わない。……もう、いいんだな? 月光->私は、約束をした……もうここに、心残りも未練もない(断固とした口調で) レイン->リース>……じゃ、行こうか? グレイ->・・・・(無言で立ち上がる) 月光->何故だろうな……? 月光->私は、何回も此処に来たんだ。そして、その度に花を添えてきた 月光->また来るから、また来るから、と呟きながらな 月光->だが、どうしてだろう……私自身、もうここには来ない、と誓った瞬間……今まで沸 いても来なかった【哀しみ】が、湧き出てくるんだ…… 月光->だが、【哀しみ】はすれど、未練はない 月光->それが、私と彼女との、約束だからな……お前たちも、覚えていてくれると、嬉しい な…… グレイ->・・・忘れないよ、絶対 レイン->……ああ レイン->リース>絶対ね 月光->(どこか満足したような表情で)では、帰ろうか……? レイン->リース>うん! グレイ->うん・・・ レイン->分かった 月光->悪いが、転送されてきた場所からしか、帰れないんだ(いきなり、グレイとリースを 担ぎ上げる) グレイ->うわっ レイン->では、……走るか レイン->リース>行こう! 月光->または、約直径一キロの地点に入れば、転送できる 月光->では、走ろうか レイン->………(無言で走り出す) 月光->(またも体勢を低くし、走る準備をしている) 月光->すぐに、追いつくぞ 月光->シッ!(またもあのスピードで爆走し始める) グレイ->レイン元気だなぁ レイン->リース>行けいけ〜 月光->(←走り出して直ぐ、レインの横に並ぶ) 月光->……悪かったな レイン->……… 月光->こんな、しみったれたコトにつき合わして、よ レイン->………俺はいつもしみったれててる。……それに花を添えるなんて重大な役目を果 せて光栄だよ レイン->………俺らしくないな、…さ、もう一息だ。 月光->なんか、余計にダークな感じがするのは気のせいだろうから放っておくが……見せて おきたかったんだ、彼女に。【私】にも、他に接する者がいるということを、な レイン->…月光に友人が居ると知ったら、絶対親友とやらは喜ぶよ、……絶対に 月光->(微笑を浮かべながら)ふふ、そうかもな…… グレイ->(二人の会話を聞きながら微笑) 月光->お前案外、優しいトコロあるじゃあないか(レインの顔を見ながら) レイン->………(照れてる) 月光->【私】は、お前がいつも仏頂面しているところしか見ていなかったからな……意外と 言えばそうなんだが、感謝している(少し目線を外す) レイン->リース>(ああ〜〜、久しぶりに照れてる、照れてる♪) レイン->………(ひとえに、リースのお陰か。……俺も変わったな) 月光->(はっ! そう言えばさっきから、一人称【私】になってる!?←素) 月光->(まあ、今更隠す事も無いか……) 月光->……(無言で走っている) レイン->リース>…おおう、スピード上がった? 月光->……そういえば、お前等は【私】の口調について、何も言わないな? グレイ->別に・・・どうでもいいことだし レイン->……いや、この状況なら少し変でも気にしないだろう 月光->まあ、そんなものか…… レイン->リース>私は元々一人称『私』だから気にならないし 月光->……まあ、お前は素だからな グレイ->「俺様」とか言い出したら引くけどね レイン->…………(だったらやだな) 月光->ははは、流石に私でも言わないさ、そんなことは レイン->リース>あはは、面白いかも♪ レイン->……おっと、もう直ぐだな 月光->いや、ここでいい(いきなり急停止し、滑るのを回転して止める) レイン->ととと……(又もやゆっくり止まる) 月光->(レインの頭をつかみ)少し、目を瞑っているといい レイン->………(てことは又眩しい訳だな<準備してる>) 月光->帰りは、手荒だからな(少し笑いを堪えている) レイン->………上空1000m意外なら結構 グレイ->手荒?(嫌な予感) 月光->なにしろ、帰りはフィールドからタウンへ、だからな。どうしてもホームへつくが、 何処から飛び出すか分からん 月光->いや、最高記録は、上空2500mだ グレイ->なに〜?! レイン->リース>屋上なら苦労しないんだけどね〜〜 月光->まあ、間違いなく上空だろうな 月光->受身をしっかりやらないと、死ぬぞ? レイン->流石に2500mは地面が持たないと思うが? 月光->俺を忘れてもらっては困るな……衝撃ぐらい、和らげてやるよ レイン->屋上に落ちたらまた破壊する事に………、ならいいか レイン->じゃあ、たのむ 月光->三人は……ちとキツイが、やればできるものだ 月光->では、行くぞ! レイン->リース>月光、頑張ってね 月光->@光が、先程よりも強く強く、視界を覆い尽くす 月光->@そして次に、身体が浮く浮遊感 月光->@エレベーターの時と似ている レイン->……さて、何mかな? 月光->@そして、停止する 月光->目を開けろ! グレイ->は、はい 月光->最高記録、3000メートルだ!!! レイン->リース>…了解! 月光->@地面が、遥か遠く レイン->よし グレイ->・・・・・ 月光->@一度放り出された身体は、重力に従い落ちるのを開始し始める レイン->リース>@マントを器用に広げて減速している グレイ->(富士山より低いなぁ・・・って、そんな事考えてる場合じゃないっ!!) グレイ->落ーちーるーぅぅぅ 月光->では、俺は先に行かせてもらおう(頭を下にし、一気に加速して地面へと落ちていく) レイン->グレイ、体勢を上手くバランス取って落ちろよ、直下したら死ぬぞ グレイ->・・・・(聞いてない) 月光->@凄まじい速さで地面へと勝手に向かっていってしまう月光 レイン->(冷静にバランスを取って落ちている) 月光->@だが、グレイ達も落ちるのは早く、地面が迫ってきている レイン->(2回目だからな、……もう慣れた。…かな?) 月光->@そして、月光が着地するのが見えた――なんの音もなく、まるで少しジャンプした かのように、静かに地面に降り立っている グレイ->・・・・・(半分気を失っている) 月光->(上を見ながら、全員キャッチしようとしている) レイン->リース>ふわふわ〜〜、っと。(パラシュートな雰囲気でマントを広げている) 月光->@月光が、何かを叫んでいる レイン->ん? 月光->俺が受け止めるから、できるだけ、バランス取っておけ!!! レイン->………グレイ、大丈夫だろうか? 月光->@そして、地面が迫り、激突寸前!! レイン->よっと、(受身) 月光->せい!(まずはグレイとリースを受け取り、レインを足で受け止める) レイン->リース>着地成功! グレイ->・・・はへ? 月光->無事か? 月光->無事なら、俺は行くところがあるから、行くぞ レイン->リース>……多分グレイ意外は 月光->では、急いでいるので、さっさと行かせてもらおう レイン->リース>グレイ大丈夫? グレイ->あう〜(目が回ってる) レイン->……精神的に危険かもな レイン->よい、しょっと。(グレイを担ぐ) グレイ->(ぐったり) レイン->…先ずはホームに行くぞ? レイン->リース>はいはい〜 レイン->@ホームに到着し、グレイをソファに寝かせた一行 レイン->……ふぅう。…やっと休憩出来るな グレイ->地面が・・・地面が・・・ レイン->リース>ファリプス〜〜、これで我慢してね? レイン->(椅子に座って一息ついている) グレイ->う〜ん・・・ グレイ->はっ!(がばっと起き上がる) レイン->リース>よっしゃ! ガーベラ仕込みの紅茶入れるね♪ グレイ->僕・・・生きてる レイン->………良かったな、意識不明のまま死ななくて グレイ->よかったぁ・・・ レイン->リース>♪(お湯を沸かしている) グレイ->レインは何ともないの? レイン->……2回目だからな、何とも無い レイン->…あえて言えば月光の足が当った部分が痛い グレイ->前回はゲームだったけど、今はリアルと同じじゃん レイン->……いやいや、真冬の湖で寒中水泳よりはマシだった グレイ->僕は駄目だな・・・ レイン->………(←本気で死にかけた) レイン->リース>紅茶入ったよ〜〜♪ グレイ->ありがとリース♪ レイン->ありがとう レイン->リース>いえいえ♪ グレイ->ふぅ・・(さっきのでベランダから落ちた記憶を思い出しちゃった) レイン->リース>……で、どんな修行してきたの? グレイ->ずず〜(紅茶をすする) レイン->……ま、基本的に体作りだな レイン->……筋トレ主体で走り回っていた グレイ->だからあれだけ走れたんだ レイン->山道を寒い中走り回ったからな、荒れた道でも走れるようになった レイン->其れともう一つ修行をして来た、 グレイ->どんな? レイン->リース>何? レイン->月光の技を盗んでみようと思ってな、頑張ってやってみたんだ グレイ->できたの?! レイン->……結局出来ずしまいだった レイン->リース>だよね〜〜 グレイ->やっぱ簡単にはできないか レイン->……腕から炎なんて出せるか! グレイ->だね レイン->でもアコナの技なら幾つか体得出来た グレイ->ホント? レイン->分身とかな レイン->リース>おお〜〜 グレイ->忍者みたい レイン->あれは基本的に相手に瞬間的に催眠術かけて、そこに人が居るように見せる技だか らな レイン->取り合えず科学的に間違っていないから出来た グレイ->へぇ レイン->それと最後に川原の石を片っ端から砕いてたな グレイ->すごいね レイン->4日目にもなると、本気で気が狂って来て自分で何やってるか分からなくなってき たからそんな事していたんだろうな…… グレイ->・・・・おいおい レイン->……この行動はそのためだ レイン->リース>(うわ…) グレイ->よく戻って来れたね レイン->5日目に老人に助けられたんだ グレイ->その人がいなかったら・・・(汗) レイン->街道に倒れていたらしい… グレイ->シャレにならない修行はやめたほうがいいね レイン->余談だが、細っい老人で無ければ襲って食べようとしたかもしれん グレイ->・・・・・ レイン->恐ろしく腹が減ってその辺に生えてる草さえも食べようとしていたくらいだ… グレイ->今は大丈夫なんだよね?(少し離れる) レイン->リース>…… レイン->……で、老人に助けて貰ってそこで昼食を頂いたから今はもう大丈夫だ レイン->……あの時ほど食べ物を大切に思った事は無いな グレイ->まあ、そうだろうね レイン->……食い物は絶対残すなよ? …あの時、俺は食べ物を残した奴は全員殴り倒すと 誓った レイン->リース>ひえ〜〜(偏食気味) グレイ->・・・皿にもられたやつは残さないよ レイン->……で、帰りに実家によって着替えて風呂入って帰って来たわけだ 月光->@トントントントントン!←軽く軽快な音が、外側から響いてきて、それはレイン達 の耳に届いた レイン->はーい レイン->(扉を開ける) 月光->@そこには誰もいない レイン->……ん? 月光->@音は、確かに外から聞こえてくる 月光->@だが、外は外でも、廊下ではない レイン-> ……窓か? 月光->@まるで、壁を蹴り飛ばしているような音――壁を駆け上がってくる音だ グレイ->? レイン->………どうやら壁みたいだな 月光->@こんなこと、例えレイン達に感覚があろうがなかろうが、できる者は一人しか思い 当たらない レイン->リース>でっかいネズミ♪ レイン->……月光だろう 月光->@タン!←踏み込むような音とともに、窓近くで音が停止する 月光->@そこの窓からいきなり逆さに現われたのは―― 月光->……よう レイン->……割るなよ、今開けるから 月光->@髪を垂らした月光が、窓から覗いている グレイ->何で逆さ? レイン->(ガチャ) 月光->どけ、そこ レイン->はいはい レイン->(どく) 月光->よっと!(そしてそのまま、上半身の筋力だけで回転し、部屋へと入ってくる←普通 できることではない) 月光->このためだ レイン->リース>おか〜〜 グレイ->普通に玄関から入ってくればいいのに 月光->ああ、ただいま――いや、そうもいかないんだ レイン->リース>そりゃ月光だし 月光->違う!! レイン->リース>はっはっは 月光->碧衣が、張っているんだ グレイ->え? レイン->まぁ、いつもの事だな レイン->リース>月光だし 月光->玄関に一個小隊、各階層に一個小隊、各階段の所には一人ずつ……多分、他のホーム そうだろう グレイ->そんな事になってたなんて・・・ 月光->(リースを平手ではたく)……(怒) レイン->……怒ってる怒ってる 月光->…… レイン->リース>はぅ 月光->ドアホウが…… レイン->(流石にネズミと言われれば怒るな……) 月光->先程、少し出ていたのは、ゴミ掃除のためだ グレイ->・・・ゴミ掃除(汗) 月光->(口の端を憎々しげに吊り上げ)【あのエリア】近くに、ゴミが集まっていたのでね レイン->でもこの様子だと向こうも必死だな 月光->ああ、必死だろうな。あの男女(桧原)も、狩り出されていたぞ グレイ->ええ?! 月光->ちょいと、遭ってきた レイン->リース>まぁ、ここで働かないとクビになっちゃうだろうし… 月光->まあ、姿は見せていないし、アイツもこちらに捜査をやるほど気が利かんけでもある まい 月光->昼を食ってないらしくて、ゲッソリしてたぞ(苦笑) レイン->大変だな…… 月光->ああ。だが、こちらもこちらで大変だ グレイ->・・・・ 月光->軽々しく、外に出られない状況だからな 月光->それに…… レイン->軽々しく出なければいいんだがな、……ま、そう言う訳にもいかないか 月光->お前達を転送していた技……空間転移ではなく、【座標漂着】というシロモノなんだ が…… 月光->そのエリアに狙いをつけ、一気に転送するから場所はわからないという【空間転移】 に比べればチャチな技だが…… 月光->(いきなり、片膝をつく) グレイ->月光?! レイン->ん? 月光->ハァ……今の俺には……きつかったようだ……ハァ…… レイン->リース>大丈夫、チョッと休んだら? 月光->(息が乱れながら)降りたときに休めばよかったが……ここまでの、ハァ……負担と は…… 月光->そうする…… 月光->(よろけながらも立ち上がり、ソファへと座り込み息を整えている) レイン->奴らも、ここまでは来ないだろう、確り休めよ 月光->ああ……そうさせて、もらう レイン->リース>はい、月光の分の紅茶ね! 月光->ああ……どうも(紅茶を受け取る) グレイ->飲んでゆっくり休んでね 月光->まあ、座っていれば直に治るさ……(ズズ←紅茶をすすっている) 月光->グハ! 月光->(咳き込んでいる) レイン->リース>熱かった? グレイ->大丈夫?(背中をさする) 月光->あ……甘い…… 月光->甘すぎる…… グレイ->・・・どれくらい砂糖いれたの? レイン->リース>5杯 レイン->……… グレイ->・・・糖尿病になっちゃうよ 月光->グゥ!(咳き込みすぎて、少し涙目) レイン->………(…何か惨いな) 月光->……グレイでも誰でもいいから……コレ、変えて……(←甘いのは嫌い) グレイ->了解 グレイ->代わりにコーヒーいれてくるね 月光->ああ、そうしてくれ……ブラックな グレイ->はーい(台所へ) レイン->災難だったな 月光->まったくだ……!(リースを睨む) レイン->リース>ええ〜〜、5杯は普通だよ〜〜(こいつは…) 月光->…… レイン->……違うだろう 月光->まあ、いい……コーヒーが入るまで、ゆっくりしているよ グレイ->お待ちー(カップを二つ持ってくる) レイン->(コーヒーねぇ、……そう言えば『アレ』も苦かったな) グレイ->はいこれ(一つを月光に渡す) 月光->ああ、どうも……(受け取りながら) 月光->それは、お前のか? グレイ->もちろん 月光->ブラック? グレイ->そうだけど 月光->……意外と、大人だな グレイ->そう? グレイ->あまり飲むなって言われてるんだけどね、医者に 月光->医者……? グレイ->貧血なんだよ グレイ->カフェインは鉄分の吸収を妨げるんだって 月光->……ふーん……(知らなかったな……) 月光->ところで、響……じゃなかった、グレイ グレイ->・・・今何言った? 月光->……いや、なんでも…… レイン->(献血には協力できそうもないな、グレイは) グレイ->・・・(ジト目) 月光->(目線を逸らす) グレイ->むぅ〜 月光->(言えねぇ…………) 月光->(なんなら、リアルを盾に苛めてみるかな?) グレイ->何だよ、言いたい事があるなら言えば? 月光->……ああ、さっきのことだが…… グレイ->ん? 月光->お前、首、どおしたんだ……?(指差す先はグレイの首元――何かで切ったか、長い 傷が入っていた) グレイ->あれ?いつの間に・・ 月光->前にも怪我していたような気がするんだが…… レイン->(……月光が噛んだ時についたとか?) グレイ->でも、月光に治してもらったはず・・ 月光->……俺は、直すことあれど傷口は開けないが?(レインに) レイン->……それ以外には、……あ グレイ->? レイン->…風圧で切れたとか? 月光->…………レインの墓標でも、近々作るかな…………(ぼそり) レイン->……うーん、有り得ない気がする… 月光->ああ、そうかもしれない。いきなり高いところに出たから、傷口が開いたんだろう グレイ->そうなのかな・・ 月光->いやしかし……自慢じゃないが、俺の口はそれなりに治癒効果があるはずだが…… (ぶつぶつ) レイン->……何にせよ俺が血を出した訳じゃなくて良かった。…俺の血は危険だからな 月光->……何故? レイン->……毒だからだ グレイ->毒? 月光->……毒とは? レイン->……毒に耐性を持つために毎日毒を飲んで耐性をつける 月光->……知ってるか? レイン->……俺は5歳の時から其れをやっている グレイ->・・・それって 月光->……人体に、一番即効性がある毒を教えてやる レイン->……お陰で今は毒を飲まないとやって行けない体になってしまった 月光->……不便だな グレイ->やばいじゃん、それ(汗) レイン->……軽く俺の血はトリカブトの葉の10倍の毒だ 月光->献血は、無理だな? レイン->……成人男性で3秒、……月光でも1分くらいで死ぬな 月光->……レイン、一つ教えておく レイン->……? 月光->俺を、【生きている】範囲で比べるな 月光->そして、俺の血は…… レイン->まあ、血が流れていないと効かないが? 月光->……確かに、俺には血は流れていない グレイ->!? 月光->……斬れば血も出るし、怒りすぎて血管千切れて血噴出すかもしれないが、俺には流 れていないんだ 月光->ただ、あるだけ レイン->……なら俺の血がついても平気か…、良くないだろうが少し安心だな グレイ->(だから身体が冷たいんだ・・) レイン->リース>(月光…) 月光->そういうことだ。俺は、例え血が枯れ果てようとも、動き続けるからな 月光->まあ、いわゆるゾンビだ レイン->……やな表現だ… 月光->そして、ゾンビの血は、摂取してしまえば人体に凄まじい影響を及ぼす 月光->例えお前(レイン)でも、死にはしないだろうが、苦しむ事になる 月光->触る、付着する程度なら問題ない レイン->……俺でも苦しむとは、恐ろしい威力だな… 月光->だろう? だから、俺は血が出ているとき、人を近くに寄せたくないんだ レイン->……よく、空は噛み付いて平気だったな グレイ->そう言われれば 月光->噛み付く程度で流出する程度の血など、献血しても充分なぐらいだ 月光->それに、そんなに簡単に血はでない レイン->……つまり、体内の深い所にあるデータが危険なんだな? グレイ->そうなの? 月光->そういうことだ……よくわかっている 月光->だが、それでも俺に近付くな、特に今のお前等は レイン->(……だから月光を切ったときにラルが傷ついてしまったのか…) 月光->……ラズ・ノーグルだったか? レイン->ああ 月光->いい剣だ、と誉めていたと伝えて置けよ レイン->…てか今聞いているな 月光->いや、ラズ・ノーグルに俺の声は聞こえない レイン->……ふむ、じゃあ伝えておく 月光->奴自身には俺が身振り手振りしている様しか見えないだろうからな 月光->【失われし皇竜】は、さぞかし俺が嫌いらしい レイン->……まぁ、激しく人見知りしてたな 月光->いや、そう言う意味ではない レイン->ラル>『悪かったな』 レイン->(ええい、口出すな) レイン->ラル>『ぶつぶつ…』 月光->……それに、俺もラズ・ノーグルの声は聞こえない 月光->アイツは、【死人】が嫌いなんだよ 月光->自分自身は生に固着していたから、その理から外れた俺がお気に召さないらしい レイン->……相反する存在、…相性が良くない訳か グレイ->ふぅん 月光->だが、何故俺が【失われし皇竜】を知っていて、何故【ラズ・ノーグル】が俺を知っているのか、【俺】は知らない 月光->二年前だろう レイン->ああ、そうだが? 月光->ならばなぜ、一年しか生きていない俺が、奴を知っている? グレイ->そういえば月光が生まれたのは9ヶ月前だっけ レイン->……さあな グレイ->変なの 月光->そして【奴】自身、俺を知っている 月光->俺自身、【俺】については解らない部分があるんだ レイン->ラルは皇竜の息子だからな、世界の事は把握しているのだろう レイン->……問題は何で月光が知っているのかだ 月光->聞いてみればいいだろう? 月光->なあ、ラズ・ノーグルよ…… レイン->ラル>『くおら! そうベラベラと人の昔話をすんな!』 月光->するなと言われても、俺自身知らないのだから……ん? 月光->……………!!?? レイン->ラル>『話さんぞ、ぜ〜〜ったい、昔の事は話さないからな!!』 月光->圧し折るぞ、なまくら レイン->(はいはい、分かってるよ…) グレイ->通じてるじゃん レイン->ん? レイン->何故? 月光->……また一つ、俺に対する疑問が増えたな 月光->今はもう、聞こえない 月光->ラズ・ノーグルを俺に貸せ レイン->ラル>『あ、何する気だ!?』 レイン->ほれ レイン->(渡す) 月光->(受け取った後)こうする(いきなり床に突き刺し、剣の腹を足で押さえる) グレイ->あ・・ レイン->ラル>『グエ!』 月光->(そして足に重圧をかけていき、ラズ・ノーグルが横にゆがみ、軋み始める) 月光->……言わなければ、圧し折る レイン->ラル>『むむぅ……』 月光->レイン、代弁よろしく レイン->だいぶ苦しんでるな、あと少しだ グレイ->止めないの? レイン->ラル>『くおら!!』 月光->@めきめきめき!←どんどん横に曲がっていくラズ・ノーグル 月光->圧し折れるまで、あと少し レイン->ラル>『ああもう!! 分かったから止めろ!!』 レイン->話すとさ 月光->……そうか 月光->(足をどかし、剣を引き抜く) 月光->最初から、話せばいいんだよ、話せば(くるくると弄ぶ) レイン->リース>ゴメンね〜〜、回復は後回しね レイン->ふぅ レイン->ラル『……まったく』 月光->ちゃっちゃと話して、ちゃっちゃと終わらせろ グレイ->何気に酷いな、皆 レイン->ラル>『…何で月光がこちらの事を知ってるかだったな?』 レイン->ああ 月光->(またも先程刺した穴にラズ・ノーグルを突き立てる) 月光->代弁しろ、聞こえない レイン->月光の事だな、と確かめてきたんだ 月光->ああ、そうだ レイン->ラル>『そもそも詳しくは知らないが…』 レイン->詳しくは知らないが… 月光->……ふむふむ(←やはり興味があるらしい) レイン->ラル>『カイトにデータドレインされた時に世界から異常な圧力が掛けられたらし い』 月光->@――ドクン! レイン->データドレインされた時に世界から圧力が掛けられた 月光->……? 月光->データドレイン――そうか、あの光は、データドレインというのか…… レイン->ラル>『その時にモルガナの構成データが少し月光に混じってしまったようだ』 レイン->その時にモルガナのデータが少し月光に混じった… 月光->……だが、たかが放浪AIに創造主のデータが入るなど、ありえるのか? レイン->ラル>『その後は世界が乱れてしまって、詳しくは分からないな』 レイン->その後は分からない… 月光->……ふむ、モルガナ、ね…… レイン->月光にデータが入る事はありえるのか? 月光->モルガナの、だ レイン->モルガナの レイン->ラル>『月光のデータフォルダはモルガナのバックアップファイルを奪い取った物 らしい』 レイン->月光のデータフォルダ、つまり月光の入れ物はモルガナのバックアップを入れる為 のものらしい、だから可能だそうだ 月光->奪い取った……? 月光->おい、ちょっと待て レイン->ラル>『答えたぞ? 答えたからな!……ふんっ』 月光->……一つ聞いておく! レイン->……ん? 月光->ならばなぜ、モルガナのバックアップファイルをよりしろにしていた俺の身体は一度 壊されたにも関わらず、ここにいる!? 月光->バックアップなら、消されればそれで終わりだろう? レイン->モルガナが消された時に何故消えなかった? レイン->ラル>『……ただの入れ物だったからのようだ。更新している時、ろくにデータを コピー出来ていない時に書き込みを割り込んだみたいだな』 月光->……入れ物…… グレイ->・・・・ 月光->また、声が聞こえた…… レイン->ろくにモルガナのデータが入る前に書き込みを割り込んだそうだ、だからだな 月光->……では、俺は誰だ? 月光->放浪AIは、身体を作られてから精神を作られる レイン->月光とは誰だ? 月光->ならば、入れ物に入った俺は……誰なんだ…… レイン->ラル>『知らん、基本的には分からない。だが推測で言えば、月光とは人の心の中心核だな』 レイン->推測で言えば人の心の中心核? 月光->……(ボン!←あまりに難しい言葉を並べられたので、ついにヒート) グレイ->・・・大丈夫? 月光->…… 月光->(←基本的に頭を良くない) レイン->ラル>『世界に漂っていた人々の心と断片の集まった姿、……だと予想していた、 ユナは」 レイン->世界に漂っていた人々の心の集合体、……だそうだ、ユナの予想では 月光->(ボボン!←Wヒート) レイン->ラル>『人だけではなく、放浪AIも含まれる、……いや、こちらの方が大きいか もな」 レイン->放浪AIの心も混ざっているそうだ 月光->(ボンボン!←トリプルヒート) 月光->(頭が痛くなってきた……) レイン->ラル>『さあ、もういいだろ? ……リースー!』 レイン->リース>あ、はいはい、回復ね レイン->リース>ファリプス! 月光->つまり、生きていた頃の俺は【中心核】だった、でいいんだな!? レイン->……ま、まあ、恐ろしく平たく言えば… 月光->つまり、死んだ俺には関係ない、でいいということだ!! レイン->……関係は有るだろうが、今の性格は死んでからのもの、……みたいだな 月光->さらにさらに平たく言えば、生きていた頃の俺はデータの寄せ集めでガラクタだった ということだろうがぁ!? 月光->今の身体も意識も! 月光->また悩むコトが多くなったではないか!! レイン->……平たくし過ぎな気もするが、間違ってはいないな。 レイン->……頑張れ(ぼそ) 月光->私を混乱させるな!! レイン->リース>ラルちゃん頭いいね〜〜 月光->とんでもない鈍だ、ソレは レイン->ラル>『まあな〜〜、ユナの記憶を受け継いでいるからな!』 レイン->リース>…鈍だと言われてますが? レイン->ラル>『なぬぅ!! 斬れ!! レイン、俺が許す!!』 月光->……【失われし皇竜】のデータの一欠けらか レイン->…い、いや、お前に許されても 月光->(ラズ・ノーグルを奪い取る) 月光->大方、言っている事は予想はつく 月光->(またも床へと突き刺し、剣の腹を押さえつけ、重圧を加えていく) レイン->ラル>『ユナの悪口は許さ〜〜ん!』 レイン->……い、いや、お前だ、お前 レイン->ラル>『グエ!……て、俺?』 月光->ああ……また悩む要素が……(苦悩) 月光->……まあ、いい…… レイン->ラル>『な、何て言ってる?』 月光->……ぶち壊す レイン->また悩む要素が増えたから、ぶち壊すだと レイン->ラル>『ぐぁ、止めろ!!』 月光->レイン、ラズ・ノーグルは引退だ…… レイン->……月光、俺の親友を壊してくれるな 月光->@めきょめきょめきょめきょ!←ラズ・ノーグルが横に織れていく音 月光->……親友? レイン->リース>あああ…、折れる〜〜 月光->(ぴたりと止まる) レイン->……そうだ、俺が1番辛い時はこいつが常に居てくれたからな 月光->@べきべきべきべき!←さらに重圧をかけている レイン->…2年の付き合いだが、浅くはない 月光->そうか…… レイン->……て、ヤメイ 月光->やめるさ 月光->さて、この馬鹿なんて言っている? レイン->……べきべき言ってるが レイン->ラル>『ぎゃぁーーーーーーーー!!!』 グレイ’->叫んでるね レイン->……筆舌にしがたい 月光->……そうか……(やっと足を退ける) レイン->リース>(おろおろ) 月光->(ポイ←投げ捨てる) グレイ’->あ レイン->ラル>『ぜぇぜぇ……、レイン、……フォローはもっと早く……』 レイン->(拾いに行く) 月光->……おい、鈍刀 レイン->リース>(駆け寄る) レイン->……鈍刀だと レイン->ラル>『ええい、……もう何とでもいえ』 月光->【月光】は死んだ……もう、お前の知っている俺ではない レイン->お前の知っている俺ではない、だと レイン->ラル>『再構成の後の事は掴めないでいたんだぜ、確かに変わっていたみたいだな』 月光->お前の知っている俺がどんな奴かは知らんが……ユナの馬鹿に会うコトが有れば、こ う言っておけ レイン->……ラルはユナの形見だ 月光->……だからこそ、会うコトがあるやもしれん レイン->……分かった伝えよう 月光->次に会ったときには、必ず殺す、と レイン->……次に会ったら必ず殺す、…と、ユナに言っておけだとさ レイン->ラル>『……ま、覚えて置いてやるよ』 レイン->覚えておく、だとさ 月光->この身体が何か、今の俺は一体誰か、俺とは何か……まだまだ悩む事はあるな レイン->リース>(回復中) 月光->そう、覚えておけ 月光->そう言えば、血の話をしていたんだっけか? レイン->……ああ、そうだったな グレイ’->だね 月光->まあ、今までの話は置いといて…… 月光->とりあえず、注意しておく グレイ’->何? 月光->血がドバドバ出てる俺に、近寄るなよ? 月光->お前等が死んだら、大変だ レイン->返り血を浴びるな、ね… 月光->飲むな、だ レイン->……傷ついてる時に浴びたら同じ事だ レイン->……グレイとかな 月光->(グレイの所へと寄って行きながら)まあ、そうなるな グレイ’->僕? 月光->(目線が合うよう片膝をつき、無理矢理グレイの顎を引き上げる) グレイ’->う? 月光->……(←グレイの首もとの傷を見ている) グレイ’->何なに? 月光->@やはり相も変わらず、顎に触れている月光の手は冷たい レイン->……予想はつくだろ 月光->……まあ、傷薬でも塗っておくか、とりあえず グレイ’->薬?・・・しみないよね? 月光->まず、冷すもの冷すもの……多分、沁みない レイン->良薬口に苦し、……この場合は違うか 月光->(そして冷すものを探しているとき、丁度、自分の手に目線が止まる) レイン->リース>タオルなら洗面所に有るよ? レイン->リース>冷やして使ったら? 月光->いや、ただ単にちょっと冷すだけだから、これで大丈夫だ(自分の手を挙げる) レイン->あ、成る程な… 月光->俺の手は、冷たいからな…… 月光->まあ、手に限らず頭の天辺から足の爪先まで冷たいがな 月光->(そっと、その手をグレイの首元当て、覆う) グレイ’->ひゃっ!(びくっ) 月光->……(少し、視線を落とす) 月光->1、2、3、4、5…… 月光->(五秒の後、手を放す) グレイ’->ふぅ・・・ 月光->……やはり、冷たいか? グレイ’->う・・うん グレイ’->ああ、 グレイ’->でも僕の手も冷たいよ 月光->……俺の手よりは、冷たくない 月光->お前のはただ、冷えているだけだ 月光->(持っていたナフキンで、傷口を少し拭っている) グレイ’->・・・・・ 月光->沁みる傷薬がいいか、沁みないが俺の口がいいか? グレイ’->・・・・う(究極の選択) 月光->……さあ? グレイ’->・・・薬でいい レイン->無難だな 月光->……薬だと……ちょっと、マズイんだが…… レイン->………(これが俺だったらワサビ入れられるんだろうな) 月光->沁みるなんてもんじゃないからな グレイ’->・・・どういう薬だよ グレイ’->ってか、そんなの塗るつもりだったんだ 月光->強いて言えば、さんざ塩水ぶっかけられたあとに、わさびをたくさん盛られて塗られ る感覚だ 月光->だが、よく利く 月光->どっちにするか、さっさと決めろ グレイ’->うわー!いやだーそれ!(聞くだけで痛そう) レイン->……ワサビをドバドバ入れるのを手伝った報いだな グレイ’->・・・じゃあ、月光の口でお願いします レイン->リース>(ああ〜、根に持ってる根に持ってる…) 月光->…… 月光->レイン、リース、回れ右 レイン->2人『了解』 グレイ’->・・・何でそっち向かせるわけ? グレイ’->ただ治すだけでしょ? 月光->図的にみると、ひどくヤラシイから グレイ’->・・・(汗) レイン->………(吸血鬼…) 月光->では グレイ’->は、はい 月光->@その冷たい唇がまず先に、グレイの傷にあたる グレイ’->うっ(ぴりっとする) 月光->@そして口に含み、丁度治癒能力のある舌で傷口を舐め取って行く グレイ’->・・・っ・・ 月光->…… 月光->@グレイの首筋の傷が、まるで熱を帯びたように熱くなる グレイ’->・・んぅ(何か変な、感じ) 月光->@そして、その舌が傷口を舐め取るごとに、その熱さは増していく 月光->(大丈夫だろうか……?) グレイ’->・・・く・・ 月光->@数回舐め取られた後は、それは焼けたフライパン並の熱さに、グレイには感じられ た グレイ’->も・・もういい、から グレイ’->(引き離そうとする) 月光->@そして、また一舐め――次は、急に冷たくなる レイン->………(何か怪しい会話が続いてるな) グレイ’->あ・・・ 月光->@一回、二回、舐め取られるたびに熱は奪われていき、次はどんどん冷たくなっていく グレイ’->(な・・何?) 月光->@その冷たさには、覚えがある――月光の、体温と同じだ 月光->@まるで底なしの冷たさ グレイ’->・・・・ グレイ’->?(何やら嫌な予感が) グレイ’->ぜーはー レイン->………もういいか? グレイ’->な、何か思いっきり疲れた・・・ 月光->(素早く台所へと向かい)ク……ペッ!(何かを吐き出している) レイン->薬の方が良かったかもな グレイ’->・・・・(首筋をさする) 月光->@だが、先程まで触ったらチクチクした傷口が、今は大丈夫だ グレイ’->レイン・・・今度薬塗ってもらえば? レイン->いやいや、リースに直してもらうさ 月光->(吸った黴菌を棄てるだけなら直ぐ終わるのに)ゴホッ! ゴホッ!(まだ吐いている) レイン->俺に薬の類は効かないからな グレイ’->?月光? 月光->@――ビチャ!←何か、液体が大量に落ちる音 レイン->(一つを覗いて、ね) 月光->ゴホ……ゴホッ! レイン->……ん? レイン->……これは、グレイの血だけじゃ無さそうだな 月光->ゴホッ……ぅ……うあ……コボっ! レイン->リース>月光、大丈夫? 月光->@ビチャビチャ!←グレイの血液にしては、多すぎる グレイ’->僕こんなに吸われてないよ 月光->来るな…… グレイ’->でも・・ レイン->…さっき警告を受けたばかりだろう 月光->来る……ゴホォ! ゴホ! な…… レイン->……こっちに来ている限り死は直ぐ隣にある、 月光->ハァァ……ハ、コボコボ!! レイン->……大人しく月光の言う事を聞いておけ 月光->@べチャ! レイン->………(と言いつつも、気になるな) 月光->ハァァァ……ハァ…… グレイ’->月光・・・ 月光->(←ふらふらになっている) レイン->……貧血っぽいな 月光->……カ、ハ……ゴハ! 月光->@べチャァ! 月光->ゥ……ぅ……ぅあ……ハァ……ハァ…… グレイ’->血が・・・ グレイ’->どうにかできないの? 月光->(背筋を伸ばす) 月光->(大きく息を吸い込み)ペ!(最後の血塊を吐き出す) 月光->(袖で口の周りを拭き、ふらふらになりながらもレイン達の所へと戻ってくる) 月光->傷……治ったか?(グレイに) グレイ’->うん・・・ 月光->それはよかった…… 月光->しばらくは、激しく動くなよ? グレイ’->分かった レイン->と言うか其れは月光に言いたいな 月光->な……!? レイン->あんなに血を吐いて大丈夫なのか? 月光->……大丈夫に見えるか? レイン->……大丈夫、……じゃ無いだろう レイン->貧血にも程があるぞ 月光->まぁな 月光->気にするな 月光->今回は、それなりに良い事もあった レイン->よく食って、よく寝ろ。…以上 グレイ’->ん? 月光->まぁなにより、グレイの首の味がわかっただけでも善しとしよう、うん…… グレイ’->なっ・・・! 月光->(←なんとか話題を逸らそうとしている) 月光->なんとなく塩味 レイン->………普通の血の味だと思うが グレイ’->何言ってんだよっ!馬鹿! レイン->リース>し、塩? 月光->いやいや、首の味だ。血の味じゃない レイン->リース>食べてみたいかも? 月光->食べてみろ レイン->…いかんいかん グレイ’->リース、余計なこと言わない レイン->リース>はーい 月光->柔らかくて、暖かくて、よかったぞ?(←話題を逸らそうと必死) グレイ’->〜〜〜! レイン->……な、何が 月光->感触も、味も レイン->リース>(やっぱり美味しいかも) グレイ’->もう、何も言わんで寝てろ! 月光->もっと味わいたいなぁ レイン->……いかん、このままでは空の二の舞だ 月光->はっはっは 月光->もっと味わってやろうか? グレイ’->味わわなくていいっ! 月光->はは……ゴホ 月光->ゴホ、ゴホ…… 月光->…… 月光->味あわせろ グレイ’->・・・嫌 レイン->………(血に飢えてる?) 月光->さてさて……(じりじりとグレイに寄って行く) レイン->リース>(胡椒こしょう〜〜〜) グレイ’->早まるな 月光->これで逃げられはせん グレイ’->わっ! 月光->……だが…… 月光->今回は、やめておこうかな…… 月光->(グレイを降ろす) グレイ’->(ほっ) レイン->……ふぅ 月光->次回の、お楽しみだ(にやり) レイン->……あ、あるのか、次回… グレイ’->次回?次回って・・(滝汗) 月光->(いけない……これ以上ここにいては……また、暴走……) レイン->……いいから寝ろ 月光->ああ、そうするよ レイン->……俺はただでさえ疲れてるんだ、もう落ちる…… グレイ’->寝る前に戻してくれないと 月光->(ソファにさっさと寝転ぶ) 月光->リースに頼め 月光->俺は寝る レイン->そうだな、じゃあ俺もこっちで寝るか レイン->どうせ大学は休みだし 月光->じゃあ、おや……すみ……(すーすー) グレイ’->早っ レイン->リースだと何されるか分からんし レイン->リース>え〜〜 グレイ’->と、申しておりますが レイン->リース>確かに人体実験はしたいけどさ〜〜 月光->(←疲れて完全に眠ってしまい、起きない) レイン->……だろ? グレイ’->・・・じゃ、僕もこのまま寝るよ(危険だし) レイン->俺も、……もう寝る レイン->お休み… グレイ’->お休み