レイン->@サーバーがダウンする寸前のような状態。それは世界に異常が起こっているとい うことである――――それはこの世界において【常識】だった レイン->@必ず、何かが起こっている。それがキーオブザトワイライトなのか未帰還者なの かバグなのかウィルスなのかは定かではない レイン->@ユーザーはそのような時期になると必ずそのような噂をした レイン->@――――そう、火のない所に煙は立たない レイン->@即ち レイン->@サーバーが不自然に重くなるほど。ユーザーが面白がってログインする確率が高 くなり、人口が増す レイン->@それはこのガデリカの街にも言えることだった レイン->………見苦しいな、色々な意味で(ガデリカの商店街のど真ん中に立っている) デッド->久しぶりにインしたってのに何だこれぇぇ〜…おぉもぉいぃ…(ブツブツ言いなが ら商店街に行く) レイン->リース>画像も見苦しいし、PCも見苦しいし、その状態を作ったCC社も見苦し いって? レイン->リース>人のこと言えないのによく言うね ときわたり->・・・・なんじゃこりゃ。このサーバーって人少ないって聞いたのに・・嘘か なぁ(商店街で人の波にもまれている リーベ->正直即行で落ちたいんだけどねぇ、なんかありそうだし。つーことでレイン、リー ス、はろ(歩いてくる レイン->(歩くたびに変な音がする、人とぶつかるたびにその部分がぼやける、ともすれば 表示されない建物すらあった……読み込みが遅い) グレイ->……(重くて動けないようだ)…やはー… レイン->リース>あ、やっほーリーベ、グレイ! 丁度探してたんだ デッド->(キョロキョロとあたりを見て)あー…皆おひさー(レイン達に近づく) ときわたり->うわ、ちょ、重い・・反応できな・・流されるーー!(埋もれかけているPC 約一名 グレイ->ごめ…そっちに行きたいんだけど…重くて…(身体を引きずるように移動) リーベ->あれ、なんか見たことあるコが流れてるわね…… レイン->リース>デッドもおひさ〜、メール送り付けといた甲斐があったね。この人ごみだ と流石に… レイン->ああ、流されているな レイン->リース>(レインを人の波に蹴り込み)ほら、見てないで助ける。こっちはスペー ス確保しとくからさ デッド->誰かいんのか?(人ごみに目を向ける ときわたり->あ、圧力ーー!何この圧力ーー!!(流されている、とにかく流されている レイン->リース>ん、デッドはグレイを助けてあげて。私はこの辺にスペース作っておくか ら リーベ->あー……重いッ……必要以上に動きたくないわね、これ…… デッド->はいはいー(くそ重たい動作でグレイのところに行く) グレイ->うう…(めそり レイン->仕方ないな………(人ごみを強引に掻き分けて進み、ときわたりの方に腕を伸ばす) ほら、捕まれ。そのまま流されるとプチグソ屋に閉じ込められるぞ デッド->(グレイの腕を取り)大丈夫かー?あっちに一緒に行こうなー(そのまま引きずる) グレイ->(レインのセリフを聞いて「流されてもいいかも」とか思ったり)<プチグソ屋 グレイ->ありがとー(ずるずる) ときわたり->(伸ばされた手。天の助けに見えただろう・・必死にすがりつく)て、天使が舞 い降りてる・・! リーベ->……レインが天使? デッド->雷雨を呼ぶ雷様の間違いだろ(ぇぇ レイン->リース>よいしょ、と。(インテリアデータ、【ソファー】をどどーんと道の真ん中 に置きやがった)バリケード設置 グレイ->雷様?(アフロを思い浮かべ) デッド->(グレイ引きずりながらリースのところに辿り着く) ときわたり->(とにかく手をしっかり握り必死について歩く) レイン->天使……? (ときわたりの手をしっかりと握り)……離れるなよ (人ごみをや はり体格で強引にねじ空けて進んでいく) レイン->(大柄の分後ろには隙間が空く、更に言えば回線は無駄に強いので周りよりは多少 は進みが良いようだ) レイン->リース>(ソファーの内側に5,6人入れるスペースを確保しながら)ま、見栄え は悪いけど人ごみに捕まるよりかマシだよね。と言う事で皆……居る? リーベ->かろうじでー、動きたくないけど デッド->何とか…イライラすんなー。もー レイン->リース>迷子になったら呼び出しちゃうよ〜、全体チャットで(やめい グレイ->なんとか…さっきよりマシー ときわたり->・・・っ!ふはぁっ・・!あ、ありがとうございました・・! グレイ->呼び出しはやめて〜(涙 デッド->(ときわたりを見て)知らん子がいるな…知り合いか リーベ->なんかちょい前に雅にナンパされてたコよ レイン->まるで台風で増水した川に人命救助に行った気分だ……、ああ。一応な レイン->リース>みやびん殴り仲間だね レイン->リース>それだけでも十分シンパシー(ぉ ときわたり->み、みやび・・?(ぜいぜいと”呼吸”をしながら)この間アッパーした人です か・・? デッド->ふーん、そっかぁ。オレはデッドだ。宜しくー(ときわたりに向かってにっこり リーベ->そう、あの変態馬鹿男の名前よv ときわたり->あ、お・・私はときわたりといいます。宜しくお願いします(ぺこりとお辞儀) レイン->リース>(息遣いをさりげなく観察しながら)そうそう、空高くかっ飛ばしたあの 飛ばされるために存在する重槍使いね♪ レイン->リース>あっと、自己紹介がまだだった。私はリース、……そんでもってこっちの 白カビがレインだよ(びしっと親指で頭を指しつつ) リーベ->あ、アタシも名前言ってなかったわね、ごめんなさい。リーベよ、よろしく頼むわ v レイン->カビというな、誤解するだろうが。………レインだ、宜しくな (今更気付いたの か握ったままだった手を離し) グレイ->あ、僕はグレイだよ。よろしくねー ときわたり->え、白カビ?!よ、宜しくお願いします・・(離されたことにちょっと残念がり つつ<ぉ グレイ->なに?レインに春?(ぁ デッド->皆まだ自己紹介してなかったのかよ… レイン->しかし……、この重さは異常だな。過去にサーバーダウンは何度もあったが……こ こまで重くなったのは2,3度しかない リーベ->若いっていいわねぇー レイン->春? 今はもう初夏だぞ(鈍さMAX) デッド->もー。重いのいやー…(ぶつぶつ リーベ->あれよ、前は紹介する間もなく行っちゃったからね、雅のせいで グレイ->……(この分じゃレインに春は来ないな/ぁ) デッド->雅っち…最近そんなことを… レイン->リース>みやびんが旋風を巻き起こしてたよね ときわたり->そういう意味じゃないんじゃないかと(ぼそっと ときわたり->っていうか、かっとばしてよかったんならもう少し早く・・!フルコンボ出し たのに(これまたぼそりとつけたし リーベ->まあ初対面にそいつ殺していいわよっていうのはなかなか言えないしねぇ(かっと ばすんじゃないのか レイン->? ああ、春というのは――――@(コォォォ――――…………ん………………。 この時、一度でも世界に【取り込まれた】経験のある物は耳にする、独特の音) デッド->な、何だいまの音…っ! グレイ->なんだろ?(キョロキョロ) ときわたり->・・っ!!脳にきたー・・(耳を押さえうずくまる レイン->リース>…………ハ長調ラ音。世界の波紋が何で…… リーベ->なに?なんかおかしくなった? レイン->@(それは見えない波紋のように世界へと広がっていった。呼応するかのように PCというPCが次々と金色に光り、ログアウトしていく) レイン->@(波状、まるで津波に飲まれるかのように消えていくPCたち。恐らく強制ログ アウトされているのだろう、世界への繋がりが薄い故に) レイン->@(やがてあれだけ居たPCが嘘の様に居なくなり、街にはソファーの裏に隠れて いた数名のPCしか存在しなくなる) レイン->………軽く、なったな リーベ->……すごいわね、このソファー(違 デッド->な、何だこれ…(きょろきょろしながら) ときわたり->・・・・人が、消えてる・・い、今までの苦労は(環境適応能力高し レイン->リース>ふふ、流石に5万GP使っただけのことはあるよ、素晴らしい守りだね(何 グレイ->ああやっと普通に動ける〜 デッド->てか、何だ今の集団強制ログアウト… グレイ->にしても、一体何がどうなったんだ? レイン->動けるようにはなったが、基本的にはサーバーがおかしいのは変わらないようだな。 (手をヒラヒラと振ると、その残像が残る) リーベ->異常でしょ、摩訶不思議アドベンチャー(軽く伸びをしてみる レイン->……まるで世界の悲鳴だな デッド->世界の悲鳴…? ときわたり->悲鳴・・ですか。っていうか何かとんでもないことに巻き込まれつつあるの私 ー?! レイン->@(しかし、伸びをしている暇も驚いている暇も――――無かった) レイン->@    ガ ク ン ッ  レイン->@(レインの立っていたガデリカの街のタイルが……【抜けた】のだ) レイン->……っと、なんだ、これは?(飛んで隣のタイルに移るものの、その足場すらぐら ぐらしている) リーベ->は?なに?(とりあえずソファに乗る レイン->@(虚無の如く空いた穴、そこだけが真っ黒に四角く抜け落ちている。………もし も覗き込んだら見えただろう、その下は永遠に黒だけが存在する奈落なのだと) ときわたり->白い兄さんが落ちかけた・・(とりあえず後ろに下がる リーベ->データ消えてる?え? デッド->データが崩れてる…! レイン->@(揺れる、突き上げるようにして世界が揺れ始めた。P派からS派に、初期微動 として小刻みに揺れていたそれは徐々に激しさを増していく) リーベ->……落ちたほうが利口かしらね? ときわたり->にぎゃー、地震ー?!って落ちちゃいけないでしょ落ちちゃ!! レイン->@(やがて冗談ではすまなくなる、ガタガタと揺れるその世界は数値にして5の揺 れだろう。リアルのバランス感覚では歩くのも困難なほどの激しさだ) リーベ->ログアウト、って意味よ? デッド->うわぁっ!!視界が揺れるっ!! レイン->@(露天の屋根ははじけ飛び横転し、聳え立つビルからは嵐のようにガラス片が落 ちてくる。それらはデータでしかなく何の脅威でもないが―――それ以上の脅威が迫りつ つある) ときわたり->あ、なんだそっちか・・てっきりこの穴に落ちるのかと・・のわぁ揺れる落ち てくるー!! レイン->@(しかし、壊れているのは何も画面だけではなかった。………【メニューが開け ない】) グレイ->ぎゃあぁぁぁぁぁ〜なにこれなにこれなにこれぇぇぇl!! リーベ->ちょっ……え?な……え?なんで? デッド->世界が…壊れた?! レイン->@(更に言えばこの状態でほかって置けばPCにも悪影響が出るかもしれない―― ――しかし。予断すら許さない状況は追い縋る様にして激しさを増す) レイン->……く、とにかくここから離れるぞ! カオスゲートで転送だ! ときわたり->・・・これ、さっき落ちれたほうが幸せでしたよね・・!(ほろりと涙 リーベ->あー……くそっどうしろと……あー落ち着け落ち着けッ! グレイ->この状態で転送出来るの!?てか、転送してもどこも同じじゃ…っ! レイン->全くだな。好奇心は猫をも殺すということか。……カオスゲートまでは遠くない、 急ぐぞ(抜けた部分を避けるようにして走り出す) リーベ->転送?まあここにいるよりはもしかしたらマシかもしんないね レイン->可能性にかけるしかないがな デッド->(抜けた地面を避けつつ、走る) リーベ->もしかしたら(強調して走り出す)まあ、ここにいる人の運しだい? レイン->そういうことだ ときわたり->(少し遅れて走り出し)・・このまま世界と運命を共にするっていうのだけは、 ちょっと避けたいですねぇ レイン->リース>ハハ、運ならちょっと自信有るよ? (レイン見て)………まぁ、プラマ イゼロかもしれないけど リーベ->うっわ、アタシ運ないんだけど(軽く口を叩く余裕が少しはできてきた レイン->@(幸いというべきか、カオスゲートまでの道は所々穴が空いているものの比較的 しっかりと残っている) グレイ->凶運の持ち主の僕にその台詞はキツイぞ(皆に続いて走りつつ) リーベ->パーティ組めたら楽なんだけど、メニュー開けないからね……っと、エリアワード はどうする? レイン->@(何処かの映画のような光景だ。迫り来る崩壊を背にして……皆は青いリングの 元に必死で集まった。そして、ワード入力画面を起動する) レイン->………【Λ神去りし 滅びの 双丘】、ワードがこれしか残っていない。 (見て みると、全員一つのワードしか表示されなかった。まるでその部分だけ守られているかの ように) ときわたり->、ぁ・・!ぁあああああっ!!(急にPCが金に光り、この状況でも響く叫び 声を上げて消える) リーベ->うっわ、最低なワードね……まあ、ぶちぶち文句言ってられな……あれ?ときわた り? グレイ->先に行っちゃったのかな? デッド->強制ログアウトってのもありうるぞ…っ。とにかくここに行くしか… リーベ->悩んでる暇もなさそうだしね…… レイン->ああ、転送だ――― グレイ->(転送) レイン->@(事実、悩む暇も無く背後には闇が、黒く世界を塗りつぶしている。逃げ道など 最初から用意されていないのだ――) レイン->@(転送先、そこは黄金に輝くような稲穂の海であった。ワードの禍々しさなど微 塵も感じさせないほどにのどかな、なだらかな丘。傾いた日差しはやさしく世界を撫でて いる) デッド->(転送され、まわりを見て)な、何だかいきなり穏やか過ぎて拍子抜け… レイン->@(何処も壊れていない、何も危なくない。―――ただ、何か違うところがあると すれば。エリアの真ん中に8つの大理石で出来た台座が有り、その上に8人のPCが居る ことだろうか) グレイ->どうしてここだけ無事なんだろう? リーベ->うっさんくせぇ…… レイン->@(彼らはしきりに何かを話しているようだが、………その声が、穏やかな風に乗 って届いてくる。まるで風が聞かせたがっているかのように) レイン->???「………うっ、く………。主任! もう、だめです………吐き気が……」 レイン->@(彼らは一様に天を仰ぎ見ていた、まるで何かを望むかのように) デッド->何だ?あいつら…(首を傾げて) リーベ->(メニュー開こうとしてみる) レイン->???「やはり、………やはり、ダメなのか。………この世界は、アウラ以外の神 を拒むと……」 グレイ->アウラ? レイン->@(メニューは普通に開けた、ログアウトも出来るだろう) グレイ->(レインを見て)どうする? リーベ->……どうする?ログアウトできるっぽいよ? レイン->???「天城さんっ、先輩が………先輩が倒れました!」 レイン->取り合えず、彼らに話しかけてみるか。この状況について何か知っているかもしれ ん グレイ->でも必死っぽいよ。取り込み中な感じがひしひしと リーベ->話しかけたらなんか言われそうー…… デッド->でも、このまま落ちるのも何か嫌だな…(稲穂の中を進む) レイン->???「………神降ろしの夢は挫けた、か。プロジェクトは現在をもって凍結とす る! 全員医務室へ行け、立てない者は私が肩を貸す」 レイン->(なにやら終わりそうな台詞を聞いて慌てて走り出す)………お前たち、いったい 世界に何をした! デッド->神降ろしとか、プロジェクトとか何のことだよ!(レインの後ろについていく) レイン->(次々と黄金の輪を出現させて8人のPCが消えていく中、もっともこちらに近い 位置に立っていた一人のPCがこちらを振り向いた。ワイズマンタイプの呪紋使いだ) レイン->???「――――行く手を疾駆するはスケィス」 グレイ->は? リーベ->……ここ、逝っちゃった?(頭指差し レイン->???「惑乱の蜃気楼たるイニス。偽りの光景にて見るものを欺き、波を助く天を 摩す波、その頭(かしら)にて砕け、滴り新たなる波の現出すこはメイガスの力なり」 レイン->???「波の訪(おと)なう所希望の光失(う)せ、憂いと諦観の支配す暗き未来 を語りし者フィドヘルの技なるかな禍々しき波に呑まれしとき策をめぐらすはゴレ甘き罠 にて懐柔せしはマハ」 レイン->???「波、猖獗(しょうけつ)を極め、逃(のが)れうるものなし仮令(たとい) 逃れたに思えどもタルヴォス在りきいやまさる過酷さにてその者を滅すそは返報の激烈さ なり」 レイン->???「かくて、波の背に残るは虚無のみ虚ろなる闇の奥よりコルベニク来(きた) るとなむされば波とても、そが先駆けなるか―――」 レイン->???「……君たちは、知っているかね? この世界が【黄昏の碑文】と呼ばれる 叙事詩を元に作られていることを」 デッド->それは、知ってる。各所で言われてることだし… リーベ->ええ、有名な話ね レイン->???「これは、その原文の日本語訳の一部だ」 グレイ->そうなの? デッド->でも、その文章に何の意味が… レイン->???「さぁ? そう、言われている……」 リーベ->なにが言いたいの?あなたは誰?結局……なんなの? レイン->???「我々プログラマーにも解明できない領域にその叙事詩は息づいているのだ。 それは、神と人との物語。……結局私たちには過ぎたる世界だったのか」 レイン->???「やがて世界は終わるだろう。黄昏を迎えるかのように、その【終わりを描 いた】叙事詩の内容に沿うかのように」 デッド->…その世界の終わりが…この状況なのか…? レイン->???「神の居なくなった世界は、ラグナロク―――終末を迎える。人のささやか な抵抗など、喪うだけで何も得られなかった」 レイン->???「―――“波”に蹂躙されし麦畑に背を向けて影持つ娘のつぶやきける。“き っと、きっと帰るゆえ”されど、娘は知らざるなり。旅路の果てに待つ真実を。彼女らの 地の常しえに喪われしを」 リーベ->胡散臭い。そんな神とかファンタジーな言葉使わないで。結局それはお話なんでし ょう? レイン->???「ふ、ならばこの状況を何と説明するかね? 今現在【世界】のデータは8 割が破損した……。MMOとしては終わりだよ、復旧は見込めない」 レイン->???「この世界は、その胡散臭いファンタジーを数値化し、目に見えるようにし た物だ。故に状況を的確に説明するには【神】という言葉を使うのが相応しいと思わない か」 レイン->………CC者社は、その責任をどう持つ グレイ->その神のせいにして自分たちのことを棚にあげるつもり? グレイ->顧客は納得しないよ。 レイン->???「持つことすら避けるだろう。観客はまた怒るだろうな………しかし、この 会社はその程度では揺るがない。そう判断するはずだ」 リーベ->腐ってるね デッド->…汚い大人たちだな レイン->???「我々がしたことは最後の足掻きだ、その腐った大人たちくれたお金で動か されたワクチン。……されど、夢と希望の光は黄昏に熔けた」 レイン->???「未練があるなら手元に留めておくといい。今なら、まだ間に合う」 レイン->???「―――さて、どうする上層部よ、アルティメット社よ―――」 レイン->@(そう言って、男は消えていった。まるで黄昏た太陽に熔けるかのように) リーベ->はぁ……こーいう大人になりたくないね、もうちょっとマシな大人になろう レイン->@(ザ、ザー、ザァァァァァーーーー……! 呼応するかのようにこのエリアにも ノイズが走り出す) デッド->……あっさりと壊れるもんだな…今までのが嘘みたい グレイ->全部なくなっちゃうのか… レイン->月光の大暴れが大丈夫で、なんで失敗した儀式がダメなのか……不公平なものだな リーベ->終わりなんてそんなもんでしょう。終わる前に後悔しないよう足掻くだけ……で、 どうする? レイン->ここももう長くない。一旦ログアウトするぞ グレイ->狽ヘっ!?えっちゃんが…っ デッド->もう無理だろ。諦めな リーベ->ん、了解。まあこのゲーム消えてもメールあるから連絡取り合えるでしょうから、 とりあえずこのメンツの関係は消えないだけよしとしよう レイン->リース>さっきから可能な限りデータをバックアップしてるんだけどね……、PC データの保護くらいしか出来なかった グレイ->消えちゃう… レイン->大切なのは忘れないことだ。(ヴンッ、と画面が暗転し)………く、また会おう グレイ->どうせ消えるならえっちゃんと一緒に…っ!?(何かに弾かれるように強制終了) リーベ->ん……じゃあねぇーまた会いましょ デッド->忘れないこと…ね。またな(にこ、と笑って) レイン->@(追われるように落ちていく仲間たち。まるでそれに呼応したのか、エリアの夕 日も落ちていく――――――世界は黄昏を終え、夜となった。深い深い闇に) レイン->@(ジィィィィ−−−−−−………ブツンッ。その瞬間にサーバーは応答しなくな り。世界もまた【停止】した) レイン->@(それと同時に、テレビをつけた者は気付くだろう。CC社本社が大火災に見舞 われたというニュースのことに) レイン->@(赤く燃え滾る火は暗闇の都会を紅く染め上げ、CC社の見上げるようなビルは あっけなく赤の絵の具を散らしている) レイン->@(物理的にサーバーが破壊され、書類のデータは焼け落ち、消防隊の決死の消火 活動はその本社に残っていた最後のバックアップを水に沈める) レイン->@(それによって。世界の最後は何の希望すら残さずに幕を下ろした) レイン->@ともかく、世界全国の財布に悲鳴をあげさせながらR:2は発売されます レイン->@それはR:1が崩壊してから一ヵ月後のことです。まるでタイミングを狙ったか のように発表し、あっという間に発売されました レイン->@その間に行われたテレビCMはおよそ3000回、駅都内の張り紙という張り紙 はR:2で染まっていた レイン->@合わせるかのようにアルティメット社もOSの大型アップデートを開始し、同時 に新型M2Dの発売も開始された レイン->@ネットが。たかがネットゲームが世界を動かしている瞬間だった――― レイン->@【The World R:2】前作R:1の賠償などを全く行わないままに発売されたこの ゲームは、前作ファンの不満とは裏腹に飛ぶように売れた レイン->@初日ダウンロード件数435万件………勢いのみで言えば前作を遥かに超えた 勢いだった。もっとも、それが維持されるかは別の話だが。しかしこの数字は社会現象と いって過言ではない レイン->@売りはただでさえ美麗だった前作の画像処理を、遥かに超えたグラフィック。レ ンゲキシステムや覚醒システムを搭載した新戦闘システム。そしてスチームバンクを背景 にした蒸気都市という世界設定などである レイン->@サービス開始時は道幅よりPCの数の方が多いのではないかと思うほどの有様 だったという レイン->@ただでさえ無理やり発表を早めた不完全なゲームだというのに、それでも人は 【面白さ】の追及をやめなかった。それはまるで憑かれたかのように レイン->@あの後、一旦リアルでのメールのやり取りだけを行っていた鷹たちは、やはり R:2を購入することを決めていた レイン->@待ち合わせ場所は【Δ降り注ぐ 躍動の 陽光】にしようとだけ打ち合わせ。そ の日はやってきた―――― レイン->(R:2へと移行し、二重の輪が回転するようになったカオスゲートの前に1人の男 が【出現】する) レイン->(白濁色の水を流したかのような髪、黒い鎧に藍色のマント。そして左の目元に紫 の紋………細部こそ違えど、知り合いが見ればそれはレインだと分かるだろう外見) レイン->………ふむ、操作性は良くなった。画像も格段に細かくなった―――か。(感想も そこそこに、男はエリアへと向かったのだった) デッド->(レインの少し後に転送されてくる。黒髪の少年である) レイン->@(そのエリアは海岸だった。打ち寄せる波の中でぽっかりと浮かぶような島、そ れがいくつもあり、島と島とは橋で結ばれている。まぶしく照り返す太陽の下に転送され る) レイン->(ふと、少年を見つけ)………デッドか? デッド->(膝の辺りまである上着とそれと同じくらい長いマフラーを翻す。目は琥珀色―― デッドだ)ピンポン!おひさー デッド->(足元には黒い、金の瞳の子猫がいた。あからさまにチートである) レイン->(少年に続くかのように緑の少しハネた髪の女の子が転送されてくる。顔立ちは一 目でリースと分かるのだが、服装は赤いノンスリーブのシャツにオリーブ色の短パンとラ フになっている) レイン->リース>(それが魔導士だと気付くのに少々時間のかかる服装だ。それでも分かる のは、彼女の背中辺りにふわふわ浮いている杖と魔導書、腰に巻いている呪紋つきのスカ ーフのお陰だ) デッド->(カオスゲートのほうを振り向いて)リース!久しぶり〜(手を振る) ダハーカ->@『――!!』 『……ッ!!!』  エリア人口は、そこそこの出入り。ぽつ ぽつと人の影がある…が、ちょっとばかり…。…否、この島に似合わない騒音もある) 覚羅->(木に寄りかかるように佇む影)…遅いな…(まだ誰かが来たことに気付いていない) レイン->リース>おっひさ〜〜♪ いやー、ちょっとデザイン考えるのに時間掛かっちゃっ たよ ダハーカ->@『―――――!!!』 『〜〜〜〜〜ッッッ!!!』 どどどどどどどどどど ど…!!! 波の音にしては、変な音が木霊している) レイン->ふむ、1ヶ月と間が空いたが。丁度良い休憩にだったかもな、色々とあった   レイン->………ん? (音の方を振り向いて) デッド->そうだな。これの準備期間って感じ…(足元の小猫もにゃあ、と鳴いた) ダハーカ->@どどどどどどどどどど…!!!!! 少し、向こうから走ってくる、二つの人 影…) レイン->リース>ぉぉー、かわいいねー(撫で撫で撫で) パッション->なんかうるせぇなぁー……まあ、この時期賑やかじゃないとこ探すほうが難し いか?(金色の短い髪を逆立て、派手なジャケットを羽織った胡散臭い男が歩いている。 外見年齢は20代後半くらいだ) レイン->………休んだはいいが、すぐに何か起こるようだな(影を見て) デッド->かわいいだろー。オレに似てw(毛の色と目の色だけだろ ダハーカ->@(一人は、革ジャンに革パン。黒髪黒目、黒手袋に紺色のシャツ。左額から右 頬にかけて走る紋……) ダハーカ->@一人は……フランス人形? そんな表現がしっくり来る、ふわっふわな。そん な、男と女…) レイン->リース>デッド…………うん、デッドのお陰でかわいいね(言い回しが微妙に デッド->うわ、遠まわしに酷い ダハーカ->フランス人形のような女の子>『お待ちになって、お兄様ァァァァァァァァ! ♪!♪!♪!♪!♪!』 ダハーカ->どことなく特徴的な男>『誰が待ッつかボケェェェェェェェェ!!!!!!』 ダハーカ->@(ログが拾った、二人のやり取りである) デッド->……スルースルー。これ基本ね(ぁ レイン->ふむ、取り合えずまともそうな奴を探そう ダハーカ->@(どどどどどどどどど…!! しかし、この二人。速い。速すぎる。パンフレ ットやPVにのっていた、蒸気バイクに匹敵する速さで…まっすぐ、皆のほうへ向かって くる) レイン->リース>あっちの寝てる人とかあの辺のおじさんとか? ダハーカ->@(どどどどどどどどどどどどど!!! 向かってくる向かってくる。) レイン->……スルーする余地はなさそうだ(ほかの島に移るには橋を渡らなければならない。 その橋は連たちの居る島からは1つしか伸びておらず、二人組みはすでにその橋の上だ) パッション->あーしっかし、まいったなぁ……知り合いいないとこういうとき不便だよなぁ、 誰かてきとうなやつ見繕うか?(ぶつぶつ言いながら歩く 覚羅->(ふと顔を上げ)向こうが騒がしいような…? レイン->(その方向を向き、背中から光と共に剣を――刀を引き出して、構える) ……何 か知らんが、取り合えず落ち着け、何があった ダハーカ->どことなく特徴的な男>(向こうにいるレインに気付き)『危ねェ!!!』(ダ ン!! 橋の縁に足をかけた瞬間、まるで蹴り飛ばされた鞠のような勢いで、レインを飛 び越して余りある高さへ、翔ぶ!!) ダハーカ->フランス人形っぽいお嬢様>『キャー、おにーさまかっこいいー♪!!』(キキ ィィィィ、と急ブレーキをかけ…) レイン->危ないなら止まればいいものを……行き過ぎると、海だぞそちらは。 ダハーカ->どことなく特徴的な男>(飛ぶ、飛ぶ、飛ぶ。そして、光と共に、何処からとも 無く取り出されるは。その男の身長を上回る、大鎌…) レイン->リース>(さっさか危険の去った橋に足を掛けると)――それじゃレイン、そっち は任したから♪ (より安全そうな方に去っていった) ダハーカ->どことなく特徴的な男>(それを、一閃――!! 一瞬、鎌が、光り…) @(どっ かぁん!! 明らかに攻撃判定のある光りが、フランス人形に直撃した) レイン->………。(巻き添えを食わないように女性PCの方からバックステップで離れた) ダハーカ->フランス人形なお嬢様>『キャー!!!?』(その一撃で、一気にHPは零。ど うしてー!!? とか叫びながら、フィールドから消えていく) ダハーカ->何処と無く特徴的な男>@どっぱーん!! コイツはコイツで、海に落ちた) 覚羅->もしかしたら…(騒ぎの元へ向かう) レイン->リース>「パーティ編成希望〜、魔導士だよ〜!」(レインを尻目にシャウトでパ ーティ募集してる人) パッション->おーとんでもなく目立つPK?ああいうのにはなりたくないねー レイン->飛びすぎるからだ………(水しぶきを見届け) ダハーカ->@(ざばっ、ざばっ、と。鎌は再び何処かへ消え、げっそりした顔で水を払いな がら、浜に戻ってくる男…ダハーカ、とHPの上に描かれている) ダハーカ->……や、迷惑掛けた……。飛ばなきゃ、アンタまで範囲内に収まっちまうモンで な。 パッション->っと、お嬢ちゃん、パーティ募集? 初心者拳術士でよければ同行するぜ?(リ ースに話しかけ) レイン->(チャィィィン……と刀を仕舞う)………鎌闘士はたしか範囲攻撃が十八番だった な。一長一短ということか。ともあれ、事情を聞いてもいいか? ともすれば一緒に倒さ れてたんだ(肩すくめ 覚羅->あの〜…大丈夫ですか?(小首を傾げて近付く女性PC) ダハーカ->あーあー、ビッショビショだし。こんなとこまでリアルにならなくても…ッと、 おゥ。これも何かの縁だしな、いい……と、言いたいところだが。 ダハーカ->場所変えてくんねェ?(慎重に辺りを見回しながら)もう、おっかけっこはゴメン だ レイン->リース>OKOK、何を隠そう私も10分前にキャラ作ったばかりだしね。宜しく お願いするよ〜w(パッションをPTに誘い) パッション->おおう、とんでもなく初心者だな。俺は一時間前だ(五十歩百歩 ダハーカ->おう、迷惑かけたナ。大丈夫、オレは。>覚羅 ダハーカ->こっちの兄ちゃんも無事だゼ? 危うく、一緒にキルところだったが。 覚羅->(栗色の髪を赤いリボンで括り、赤と白の着物姿) 覚羅->PKは良くないです!(強い口調で) レイン->このエリアは確かボスを倒せばクリアだったな、ではさっさと倒してしまうか。… …ま、一緒にキルされるくらいレベル1だが ダハーカ->(長くも無く、しかし短くも無い中途半端な髪を掻き上げ…よくよく見てみれば、 ホリの深い顔だが。二十歳そこそこ、にも見える美丈夫だ) レイン->………だ、そうだが?(←因みにダバーカが普通のPKだったらPKKやろうかと 考えてた人) ダハーカ->……あァ? PK…あぁ、PKだが。こっちにも事情があんだよ、お嬢ちゃん。 ダハーカ->あんなのに四六時中追っかけまわされてみろ、思わず斬りたくなるのが人情だロ 覚羅->(金色の瞳でダハーカを見つめ)でも…事情で殺されたら悲しいです。 レイン->リース>うわー、50分も先輩なんだね! 色々教えてねw(だから変わらないっ て) パッション->はっはっは、任せておけ(ぁぁ)俺の名前はパッション。さっきも言ったとお り拳術士だ、あっちのほうはツレか?(親指でレイン達指し) ダハーカ->ああでもしなきゃトマんねェの、アイツは。仕方ねぇとは言わねぇが、オレもキ ツイの。 レイン->リース>……あ、なんか向こうもおっかけっこが終わったみたいだね。うん、ツレ ツレ、というか連れというより下僕かな?(酷)  ダハーカ->どンだけ撒こうにも、その度に軌道修正して追ってきやがる……。……今だって、 彼是、一時間ぐらい追いまわされてたんだゼ…?(思い出して、げそっ) レイン->リース>私はリース、あっちはレインって言うんだよ。残りの人は知らないけど… ……ともかく終わったならPT確保しようか パッション->うおっお嬢ちゃんすげぇなっ、その年で下僕持ちか、世の中末恐ろしいな…… うっし、じゃあ行くか レイン->一時間………。その間逃げ切りも追いつかれもしないとは、余程バランスが取れて いるんだな(そこに感心するのか9 覚羅->何故追い掛け回されているんですか? ダハーカ->…そんなバランス、要らねェ(げそっ) ダハーカ->……語ると、長ェのよ…… 覚羅->お知り合いなら話で解決するという方法も……(そこでやっとレインに気付き)…あ っ レイン->リース>えっへっへ、これでも王族ですから。そんじゃレッツGO〜♪(さっき容 赦なく置いていったことは素振りも見せずに戻ってくる) レイン->リース>やっほー、折角エリアに来たんだからレベルあげようよ? ダハーカ->解決出来たら追い回されてねェッての……。 レイン->……ん、気付いていなかったかもしれないが、俺はレインだ、宜しく。(取り合え ず目が合ったので挨拶した/ぁ) ダハーカ->ッと。こっちのお嬢ちゃんも知り合いかい、兄さんよ… ダハーカ->あー…オレも名乗っといたほうがいいか。ダハーカっつうんだが。 レイン->……まぁな、都合の良い時は仲間で。都合の悪い時は知り合いだ。 ダハーカ->……苦労してるな、兄さん 覚羅->あ、の…えと…(PCを変えたので言い難い) パッション->(リースの後ろを歩いてきて)ハロぉーお初、さっきお嬢ちゃんと知り合った パッションだ。ここにいるのは全員知り合いかい? ダハーカ->や、オレも今さっき知り合った系だヨ 覚羅->リース…?(ぼそっ レイン->リース>今はちょっと良くなったね。ハロぉーお、私はリース! 知らない人は宜 しくね!(大雑把) レイン->リース>そうそうリース……って知ってたの? パッション->うんうん、ネットを通じて仲間ができる、素晴らしいことだ(一人頷いてる) 覚羅->移行したときにPC変えたから……元は…グレイって言えばわかる、よね? レイン->リース>分からない、わけないじゃん♪ なぁんだグレイかぁーw おひさー! (肩バンバン、久しぶりなのでテンション高いらしい) ダハーカ->なんだ、お嬢ちゃん二人に兄さんは、知り合いかぃ。 覚羅->久しぶり〜(微笑) ダハーカ->レベル1ってこたぁ、此処は初めて…。…R:1の時のお仲間かー レイン->かれこれ三年以上の付き合いだな。そう、R:1時代の仲間だ 覚羅->前とPCの性別変えたから、ちょっと言いにくくてね…レインとリースはあまり変え てないのね? パッション->おーR:1やってたのか、お前ら。俺もやりたかったが、あのころは貧乏でね ぇ……ようやく金貯めたら新しくなってやんの ダハーカ->(……レインとリースって、どっかで聞いたことあるような……) レイン->ああ、結局似たような職業とPCタイプがあったからな。 ダハーカ->オレも一応、R:1からやってるがネ。元々がソロなもんで、今もこうしてソロ さ。鬱陶しいのが一匹くっついてるが… ダハーカ->って、あー! 思い出したっ、レインて!!(ずびしぃっ、と指差し) 覚羅->あ、そういえば挨拶がまだでしたね。(ぺこりとお辞儀して)妖扇士の覚羅です。よ ろしくお願いしますね。 レイン->リース>私は元々チートまがいだしね、あ、でも服のデザインは思いっきり変えた けどw 宜しくねー レイン->ん? どうした? パッション->あ?兄さんなんかやらかしたのか? ダハーカ->『爆発ホームの主』!!(ずびしっ) 覚羅->(苦笑) レイン->………………………………(否定は、しない) ダハーカ->元々は、有名なPKKだったと聞いたが。何か、色んな噂があったぜ? パッション->お、どんなだ?(聞く気満々 レイン->噂の大部分は誇張だが、根元は間違ってないのが悲しいところだ…… ダハーカ->曰く、『土砂降り』。曰く、『白カビ』。曰く、『幼女の尻に敷かれるPKK』 ダハーカ->他にも、まだあったよなぁ。多くて覚え切れなかったが、よくもまあこんなに異 名があるもんだと感心したぜ レイン->リース>幼女じゃないってばー! もうこれでも15だよ? 私 ダハーカ->……あァ、お嬢ちゃんが、件の『幼女』なわけか パッション->(数メートルひく)あー……じゃあ俺はこの辺で失礼しよっかなー(視線を斜 め上に) レイン->それだけ覚えていれば上等だ……、いや、よく覚えてない人間でもこのレベルで覚 えているのか(どぉぉぉん……) ダハーカ->なっ。そ、空が暗くなった…!!? ダハーカ->…さ、流石は最強のPKKと言われただけはあるなっ レイン->リース>ああ、折角気持ちよく晴れてたのにっ! 覚羅->この世界でも天候に影響を与えるのですね パッション->なんかすげぇヤツと知り合いになっちまったな……(ぼそり ダハーカ->同感。や、レアだ レイン->(ブンブンと頭を振って暗雲を晴らす)……まぁいい、ともかく変な噂は口に出さ ないでくれ。 覚羅->濡れないうちに落ちますね。今日は顔を見せに来ただけですし。 レイン->リース>レベル1なのに、白カビパワーって偉大なんだね レイン->リース>うん、了解、おつ〜 ダハーカ->あァ、お疲れさん。また、機会があれば会おうぜ〜 パッション->おう、アディオース、また会えたら会おうぜ 覚羅->はい。また後日お会いしましょう(ワープポイントから転送) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <感想> シリアス、流石にEnd of The Worldは皆さん緊迫感を持って下さったようですね。 そう仕向けたわけですが、割と雰囲気は出せたかと思います。ちょっと自画自賛です。(ぉ /いやだって物凄い量のテキスト打ちましたしね) ともかく、心機一転するか名誉挽回するか七転八倒するかはそれぞれですが、突然今まで の世界が崩れ、突然新たな世界が広がります。 原因が何であったかは分かりません。 されどその一つの原因が神<アウラ>の消失であり、神降ろしの儀式<ムダナテイコウ> であり、我々の戦いなのです。 過去の世界は罪の渦中に消え、新たな世界は怨念と期待の狭間から生まれました。 MMOのプレイスタイルは『自由』です。 これからも、この世界が皆様の『何かが出来る場所』でありますように―――。