レイン->ラル>月光を早く見つけて止められる、けれど犠牲が出る。  月光は一生見つからない、見つけても殺される可能性。だが犠牲は成功すれば無い レイン->ラル>って、ことだな マン・イーター->……。(眼を閉じているのか、黒い眼窩は光を映さぬまま。木陰に胡坐を組み座したまま、可能性としては、と、頷く) レイン->ラル>人間にしてみれば、植物人間を殺す代わりに助かる人間を助けるようなもんだな グレイ->(玉を握り締めたまま虚ろな眼差しで木に寄りかかっている)……。 マン・イーター->一を殺し十を助けるか、危険を冒して10全てを救おうとするか。でもある。 マン・イーター->(@ミス 一を殺し九を〜  レイン->ラル>俺の意見は、前者だ。こう見えて感情論より先に結果をとるからな。月光を早々に救って、この世界の歪を除去したい(淡々と、久しぶりにAIらしく語る) 明月->(鞘に収めた死生刀をジッと見つめている。) レイン->この意見は俺と話し合って決めたものである、と。リースはどちらでも良いそうだ (この場に居ないらしい) マン・イーター->終わりよければ良しとは此処の言葉だったか…(ヴゥン、と音を立てて、髑髏の双眸に紅い光が灯り…) マン・イーター->…他は? 明月->(明月の持っている死生刀は、今はごく普通の日本刀になっている。始解の時にのみ前回の姿に変わる仕組みになっている) マン・イーター->人を喰わぬ時期が長いせいで、時間がない。ただ戸惑い、後者を取るという結果にはなりたくなかろう。 マン・イーター->疾く、応えよ。 明月->……… グレイ->月光を殺したいわけないじゃん…答えなんて決まってる…(ぼそっ 明月->月光はもちろん助けたい、出来れば…犠牲もなく…(小声でそう呟く) マン・イーター->(溜息のようなものをつき…ゆっくりと、立ち上がる…) マン・イーター->一人でも反対した際には、我(オレ)も、取る行動が限られてくる。それは、少し前に言うたな。 明月->でも… マン・イーター->疾く、確かに応えよ人間。迅く、静かに受け入れよ人間。完全なるモノなど存在はしない。(一歩、踏み出し。がくん、と猫背のようになる) 明月->このままだとケシスが可哀そうだよ。でも、アンタと戦うと月光の居場所がつかめなくなる… マン・イーター->決めろ。期限を大きく過ぎても待つほど、我(オレ)には、時間など無し。(めきめきめきぃ…! 音を上げて、髑髏面が歪に変わって行く) 明月->…………(かなり葛藤しているが…) 明月->………わかった 明月->…私、アンタに協力する レイン->…………。(静かに頷いた) マン・イーター->(大きく、兜のように変形した髑髏面はそのまま…) 明月->ケシス達がいい顔しないのはわかっている。けど、一つの可能性を潰したくない。 マン・イーター->全員一致というわけで、いいか。 グレイ->(頷く) 明月->……(頷く) マン・イーター->この場に居らぬ者等、知らぬ。決定権があるのは此処に居る者のみ。ならばその意見を飲み、我は協力しよう。 レイン->ああ、構わない レイン->ではやるからには早々に行動しよう マン・イーター->では、次の刻限は三日後。五体、用意せよ。 レイン->余分なことを喋ってる余裕は、心にも時間にもあるまい 明月->でもさ、私達はネットスラムには入れないんじゃないの? マン・イーター->今時の食料は無用だ。 明月->そうか、でも3日後か… マン・イーター->(掌を翳せば、データ・キューブが五つ。掌に顕れる) マン・イーター->(がぱぁ、と口が開けられ。そのデータ・キューブを、がらがら音を立てて口に入れていく) 明月->(ケシス…、ごめん) 明月->(俯いて今にも泣き出しそうな表情になる) マン・イーター->(ごくりと嚥下し…様々な色をした火の粉を息と同時に吐く) グレイ->わっ!? レイン->気にするなとは、言えんか……。自分で決めたことだ、最後まで自分で責任を取り、絶対に成功させねばな(手を合わし、黙祷) 明月->ひゃっ!?(火の粉が頬に当たりそうになる) マン・イーター->要素にもならぬカスが出てきただけだ。燃えはしない。 レイン->(当たってるが気付いてない鈍男) マン・イーター->(がし、と、両手で、顔を覆い…) マン・イーター->…この姿では聊か抵抗があろうよ。(ぐいっと上を向いた瞬間…めきめきめきめきぃぃぃぃぃ! と、音を立てて、脚からデータ変換のように身体が組み変わって行く) 明月->自分の作ったキャラに火傷させてたまるか! 明月->一応繊細なんだからね(と自分で言い張る/ぇ) レイン->ラル>自信を持って言い切れない辺り、なぁ〜(ぁ 明月->………(ジロッとラルを睨んだ) グレイ->……(そうやって簡単に組み替えてく姿を見るのも抵抗があるんだけど…) マン・イーター->(@編み上げ長靴、戦闘服のようなズボン、長い腰布、フィット鎧のようなシャツ、長袖から襟までしかない上着、と、身体が造りかえられていく。全て色は赤銅色) レイン->ラル>あっははは レイン->ラル>(目剃らした) ……あ、ザク マン・イーター->(@そして顔から手を放せば、多少牙染みた歯に、黒い眼窩に紅色の瞳。顔は、二十歳の、割りかと精悍な顔つきの男…) マン・イーター->……ふぅ。(一息ついてる)まあ、こんなところか。(ごき、と首をならし) 明月->全く… レイン->ラル>繊細なら睨まないで『お肌に火の子が掛かると、この子はすぐ火傷しちゃうから。だから、近づかないでね?』ってくらい言うと思うけどなぁ(ボソリ マン・イーター->改めて自己紹介しておこう。鬼種(オゥガ)の一体、『人喰い鬼(マン・イーター)』のヘイズィルだ。呼び方は、好きにしろ。 レイン->ラル>シャアザクって呼ぶか、じゃあ マン・イーター->……………。 レイン->………何処で覚えてくるんだ、何処で マン・イーター->このAIは、喰ろうていいのか? 明月->ルナマリアじゃないのね(ぇぇ マン・イーター->……………。 レイン->きっと激しく不味いぞ 明月->ヘイズィルでしょ。 グレイ->うんうん<不味い マン・イーター->……(不味いと聴いて、露骨に顔を顰め。適当な岩に腰を下ろす) レイン->ラル>なんだよー、しゃぁねーな。んじゃジルちゃんで(ズィが出なかったらしい) レイン->ラル>なんで皆俺が不味いって納得するんだよっ!? 速攻で!? 明月->それともヘイズとかは? マン・イーター->…好きにしろ…。 グレイ->ヘーちゃんは? マン・イーター->……。 レイン->へ (略しすぎ) マン・イーター->行動は速いほうがいいと言ったな。暫し、待つがいい。(強引に話を切り替える) グレイ->へ、だと何か臭いそう(ぁ レイン->ふむ、少し下品か マン・イーター->…………………。(←協力するのに早くも嫌気が差してきた) 明月->ヘイズィルにしよう。余計なことまで考えそうだし レイン->そうだな、久々に出てきたのだから手加減しておくか 明月->手加減て…(汗 グレイ->ネタはラルだけで十分だしね マン・イーター->で。話して良いか?(嫌気を、頭を振るついでに振り払いながら…) レイン->ラル>ふ、世のネタは全て俺が引き受けるぜ! 明月->あ、うん レイン->ああ、とりあえずコレ(らる)は無視してくれ グレイ->で、話って? マン・イーター->……(暫し、どう纏めたものかと考え) マン・イーター->今のヤツと戦えば、貴様等は、十中八九死ぬ。(結論からずばっ) 明月->Σいきなりそんなこと言うか!? マン・イーター->まあ、聞け。 レイン->まぁ、言われすぎて最近は慣れたけどな(ぁ マン・イーター->そう言われて勝ってきたことは、知っている。 グレイ->実力差は認識してるよ。 マン・イーター->戦えは出来るだろうが、逃げるのが精一杯といったところだ。 マン・イーター->実力差で言えば、狐と獅子か。逃げは出来るが勝てはしない。 グレイ->象と蟻ほどは離れてないんだね<実力差 マン・イーター->過小評価も、過大評価もせぬ。 マン・イーター->貴様等は、強い。ソレは、ヤツを通し見てきて、我も思ったことだが…… レイン->それ以上に月光が強いことは散々見せ付けられている。分かってはいる レイン->それでも、今回は一矢報いなければならん マン・イーター->良かろう。最低、今の我を凌駕する程度の力は身につけることだ。 マン・イーター->…っと、言っても。我の力は知らぬか。どれ。(億劫そうに、立ち上がり) レイン->ラル>んあ、何する気だ? マン・イーター->見せる(スタスタ、とやっぱりダルそうに、皆から離れて。先程の木まで歩いて行く) マン・イーター->(くるりと振り向き。何時の間にか、そう、皆が意識せぬような瞬間の合間を縫って手にもたれているのは、先程の髑髏兜…) マン・イーター->…貴様等が持つ現在最強のモノを撃って来い(がしゃん、と、それを被り。右掌を、皆へと向ける) レイン->ラル>おいおい大丈夫か? 明月->は、はい? マン・イーター->構わぬ。貴様等が在する底の力量を見る序だ。 マン・イーター->同時でも、一人ずつでもいい。 レイン->では一人ずつ行くか…… 明月->…だね。(頷く) レイン->そちらが大丈夫でも、同士討ちしたら困る グレイ->最強といってもね…(まだ能力を開花できてないんだけど) マン・イーター->(頷く)持てる限りの力でいい。 マン・イーター->では…(くい、と、顎をしゃくり。グレイを差す)…小僧からだ。 マン・イーター->それとも、其方の小娘(明月)からにするか? グレイ->(かちん☆)態度でかいな マン・イーター->小さくさせてみるがいい。 レイン->ラル>俺より偉そうだ 明月->やってもいいけど、拳でもいい? まだ刀の扱いに慣れてなくてさ(死生刀の能力を開花できていないのは明月も同じである) グレイ->ラルは偉そうにしてても威厳がないから(ぁ マン・イーター->なんでもいい。さっさと来い。 マン・イーター->いつまでも囀りに付き合う気はない。(足を揃え、半身を傾けた…) レイン->ラル>『威厳』………………orz……………。(←威厳、と言う言葉に負けている) 明月->おk、わかった。(そう言って、兜の方へと近づく) レイン->ラル>フフ、読めなかったぜ。(胸張ってるし) グレイ->だったら─(死生刀解放…最大級の念の塊をヘイズに)おりゃあぁぁぁぁ〜!! レイン->さえずりだ…… 明月->うん、さえずりだね>ラル 明月->って、早いなグレイ(汗 レイン->ラル>サンキュ、……………だから威厳、ないのかぁぁぁ(自分でやって自分で落ち込んでる) グレイ->日頃の鬱憤まとめてぶつけてやるー マン・イーター->@(どぅん! という音を上げて、地面を焦がし花を灼きその余熱で近くにあった木さえも消滅していく衝撃波を、がん、と片手で受けとめ…) マン・イーター->@(僅かに、腕を、引いた瞬間……パアン!!!! 破裂音を響かせ、消し飛ばした) マン・イーター->@(その余波が熱風となり、皆へと届き。フィールド中の草木を大きく揺らす…) グレイ->っくぅ!? マン・イーター->(体勢も崩さず、ただ、僅かに引いて、勢いよく押しただけ。それだけで消し飛ばし…散らばった力は、掌にごうごうと吸収されている) マン・イーター->小さく出来なんだな。(散らばった力を吸収しきり、1度、握り拳を造り。吐息一つ。) グレイ->力を凝縮できなくはないけど時間がかかるし、小さいと当てにくいでしょーが(一応考えてはいる) 明月->それじゃ、こっちも―(散々使った空手斬(カラテチョップ)をマン・イーターにぶつける)―うらあああああ! マン・イーター->避けはしないのだから、言い訳に過ぎぬ。 レイン->ふむ……(ラルを引っつかみ、鞘に戻す) 明月->この技、結構世話になってるんでね マン・イーター->(トントン、と、足を広げ…ぶつけられても、微動だにしない。弾き飛ばすのにも値しない、ということらしい) マン・イーター->この程度か? レイン->ラル>うわ、悪役台詞 明月->くっ…!?(カチン) グレイ->だから嫌なんだよ。こっちが必死になっても届かないんだもん…(膝を抱えぶつぶつ) レイン->ラル>そしてグレイは典型的なっ マン・イーター->陰惨系。(引き継いだ!) グレイ->誰のせいだ!誰のっ!?(ムキー!!) マン・イーター->他でもない、己が力量の低さだろう? レイン->ラル>………おれ、ちょっとヘイズを見直したぜ。(ぁ レイン->(ネタなら何でもいいのか……) マン・イーター->…して、小娘。まだやるか? グレイ->こっちが低いんじゃなくて、そっちが高すぎるんだよっ! マン・イーター->届かぬなら、低い、という言葉に変わりなど無い。 マン・イーター->やらぬのならば、次はあの男が控えている。早々に退け、小娘。 グレイ->この中で一番レベル低いのは分かってるよ!元々次元が違うんだからいちいち言うなよ。腹が立つ 明月->拳が駄目なら―(――始解――死生刀が炎を纏い…まだやる気満々だったり) レイン->最近流派の技を使ってなかったな……。(チャ、とツバを浮かせ。静かに……腰を深く、獣のように前傾姿勢を取る。その眼は鋭く明月の動きと、ヘイズの反応を見ている) 明月->(一気に間合いを詰め、マン・イーターの胴体に斬りつける) 明月->これで…どうだああああああああ! マン・イーター->…(ふい、と。首を傾げ、手が、霞み…) マン・イーター->(@ザウッ! と、音を立てて、明月の後方二メートル程度のところで、背を向けたまま止まっている) 明月->えっ…!?(何が起こったのか分からずに、目を擦っている) マン・イーター->足りぬ。(@振り向き。手を掲げ…その右の、人差し指と中指に挟んでいるのは。明月の死生刀刀身、中程から上…) マン・イーター->(@断面からデータが、ばりばりと奔っている。斬ったのではなく、引き千切った…) マン・イーター->直せ。(ぽい、と。その、未だ炎が出ている半刀身を明月へと放り投げ) 明月->えっ、直せって…どうやって直すのよ! マン・イーター->知らぬ。 レイン->ラル>おおう、暴君 マン・イーター->次。 明月->知らんって…、私も月光から何も教わらなかったし マン・イーター->(くる、と、レインへと振り向く) レイン->長鳥流、…………『凄月渡り』っ!!(バンッ――爆発音――地を蹴る音は爆発に近い。打ち出された身は突風、間合いはその時点に無きに等しかった。3歩手前まで声よりも早く届く、身を沈めたまま) 明月->(折れた死生刀は徐々に炎が弱まり、次第に炎が消え、元の日本刀へ戻っていく) マン・イーター->(――ほんの、一瞬、見失った。その一瞬に、身を引く。そして、その眼でレインの姿を捉え――) レイン->………っ(そこで音も無く地面を少しだけ、片足で蹴る。錐揉み、銃弾のように回転してヘイズに突入する身体。そこでそう、閃いた、一滴の銀光。螺旋を描き辿り着く焦点は一つ、眉間) マン・イーター->チッ(初めて苦味の奔った舌打ちと共に、右手の甲で眉間を庇おうとして、届かない――) マン・イーター->(@がきぃぃぃん! と、甲高い音を立て、眉間武へと切っ先が叩き込まれ――) レイン->(抜刀の勢いで更に回転は加速する、もはやドリルのようだ。その勢いのまま空中で更に身をひねり、突撃と、居合いを変換した――突き――それは、眉間に吸い込まれる) マン・イーター->(@びきぃぃぃぃ!! 皹。切っ先は、通らない。通らずとも、しかし、盾に大きく、皹が入った――) マン・イーター->半ば音速を超えるとはやってくれる…。(あとから、漸く、指で切っ先を挟み) レイン->――つはぁっ!!(勢いは半ば音速を凌駕する、局地に、いや狭地に超高速で高性能爆撃を行ったかのごとく。その反動は人の身体には10トントラックをぶつけた程度のものだろう。腕が嫌な音を立てた) マン・イーター->!!(がぁん!!!! と、後から加えられた力に大きく仰け反った) レイン->し……ぁ……っ(両手を柄に沿え、ギリギリと力を込める。されども切っ先は音を立てるが、動かない) マン・イーター->……っな…(踏鞴を踏みそうになる足を止め…仰け反ったままそれ以上動かない…) レイン->ラル>硬ってぇな、金剛石の巨壁にぶつかってるみてーだ マン・イーター->(しかし、自ら三歩ほど後退し…)…その巨壁に皹を入れてくれるとはな。 明月->……(生唾を飲み込んで、レインの攻撃を一部始終見ていた) グレイ->(やっぱり互角に渡り合えるのはレインくらいか…) レイン->ラル>へへん、俺様は金剛石より石頭なんだぜ。 つうか、様子見ならその辺にしとけって。腕折れるぜ、レイン マン・イーター->……。(さらに大きく五歩、後退し。皹の入った兜は、自然に、消滅した) レイン->………っはぁぁぁ!(―――バァァァァンッ!!!―――力を緩めただけで、超凝縮された空気が爆発現象でも起こすかのごとく。弾ける、剣。それだけの凄まじい力が込められていたのだ) レイン->っふぅ(それに引っ張られるようにしてバックステップ。やっと落ち着いて着地すると、だらりと腕を下げ。ラルをその勢いで地面に突き刺す) マン・イーター->(歪な眼を、空気の爆発に耐えるかのよう細め)…量産の『屍喰鬼』とやら程度では歯が立たぬな。我とて、もう少し力が衰えていれば、危うい。 レイン->いかんな、コレだけやってしまうとリースの世話になりそうだ………(そっちが大問題とでも言わんばかりに) マン・イーター->………………ふむ。 レイン->ラル>最近あいつ、魔法じゃなくて妙な薬で治そうとするもんな(ぁ マン・イーター->………実力は、よく解った。やはり指導は入れるべきか………(やはり近くの岩に腰を落とし) グレイ->(僕はレイン達みたいに接近戦は出来ないし、遠距離攻撃は避けられやすいし…) 明月->(折れた死生刀に目をやる…) マン・イーター->全員、此処に存在している。一番多く居た、『鬼』、とやらか? アレは敵ではないな。レインとやらは、もう三段上で問題はなかろう。 マン・イーター->注意すべきは、ヤツと、蝉時雨とやらか……(ぶつぶつと呟き……) 明月->『グレイ、ちょっといい?』(とウィスパーモードで話しかける) グレイ->…やっぱり、ダメなんだ…(ぼそ グレイ->『…何?』 マン・イーター->……奴等について。終わったばかりで悪いが、多少ばかり話そうか。(ふむ) レイン->蝉時雨か……、アイツも対すれば勝てそうも無いな レイン->ああ、頼む 明月->『………いや、死生刀の直し方、教えてほしいんだけど』 マン・イーター->蝉時雨と、此処では月光といったか…ヤツは、分類では同じだが。別と捉えておけばいい。 グレイ->『死生刀は持ち主の心そのもの。念じれば直る…はず』 マン・イーター->喰ってみて解ったのだが。奴等は、やはり、曲がりなりにも『鬼』として機能している。 マン・イーター->鬼種と呼ばれる、鬼の分類の中に入っているだろう。あまり認めたくは無い事柄だが、奴等はその中でも一つの種に該当する。 明月->『なるほど、念じれば…か。ありがとう』 グレイ->『僕も詳しくは聞かされていないから…これくらいしか言えなくてごめんね』 レイン->ラル>普通の鬼っぽくないのは分かるけどな 明月->『ううん、参考になったよ。月光や蝉以外で死生刀持ってるのグレイしかいないし』 明月->『その分も含めて、頼りにしているからさ。』 マン・イーター->詳しいことを貴様等に説明しても解るまい。故、特性などは省くが…リアルとやらの世界も含めて、『吸血鬼(ヴァンパイア)』という代物に該当している。 マン・イーター->ただし、奴等はまだ、『吸血鬼』ではない。仲間を増やすなど似たような部分は見受けられるが、違う。 グレイ->『頼り…か…』(僕なんか全然役に立ってないのに…) マン・イーター->今はまだ、『屍喰鬼(グール)』、と呼ばれる。『吸血鬼』に為り得る二段階前に当たるモノだ。 マン・イーター->月光、蝉時雨とやらの二人も。今現在は『屍喰鬼』に当たる。 レイン->ラル>今現在は、ってことは先にどうなるかわかんねーわけか マン・イーター->否。次の段階にも、名はある。奴等が本当に『吸血鬼』、というのならば。 グレイ->悪化はしても改善はしなさそうだね<段階 明月->だろうね… マン・イーター->『生ける死体(リビング・デッド)』…おおよそ、そう。悪化の一歩だ。力は、『屍喰鬼』の二倍〜三倍に当たる。 マン・イーター->稀に、二分〜三文の一に減少してしまうモノも居るが…… 明月->このまま悪化したら相当ヤバくなるってわけね レイン->戻れなくなるくらいに、か グレイ->(どんどん離れていっちゃう…) マン・イーター->戻すとするならば、『生ける死体』のうちだけだ。完成してしまえば、もう元には戻らぬ。 マン・イーター->それと…三分〜二分の一へと減少してしまうものだが。ソレは、何よりも優先して消すことだ。 マン・イーター->『吸血鬼(ヴァンパイア)』として完成した際に、他のモノとは一線を越えた力を手にしてしまう故。そうなれば我も手がつけられん。 レイン->つまり早くしろ、と言う方針は変らんな 明月->月光が吸血鬼になってしまう前に何とかしないと… マン・イーター->『吸血鬼』になった際の力は、正統ルートで行くと、『生ける死体』の、最低、五倍以上となる。 明月->その為にも…早くコイツ(死生刀)を直さなきゃいけないな マン・イーター->『人喰鬼(マン・イーター)』たる我が対抗できるのは、『吸血鬼(ヴァンパイア)』の同位種だけだ。 レイン->ラル>だけ、つーか結構対抗できるよな マン・イーター->全開ならば、蝉時雨か月光が『吸血鬼』になっても勝つ見込みはある。 マン・イーター->全開ならば、な。 明月->勝つ見込みがあっても、『吸血鬼』になったらもう元には戻れないんでしょ? マン・イーター->成ったら、殺すしかない。 明月->…そんなの、嫌だよ(ボソッと レイン->ラル>んな死亡フラグ立てんなよ、話題になったら実現しそうじゃねーかよ マン・イーター->実現させぬためにも、速く手を打つことだ。 レイン->ラル>んで、最速で見つけたとして。……間に合いそうか? マン・イーター->二週間ほど猶予がある。まだ奴等は、『屍喰鬼』としてすら完成しておらぬ故。 マン・イーター->完成してからが、タイムリミットの撃鉄が下ろされる。『屍喰鬼』より十五日で『生ける死体』となり、そこから二十日〜二十五日で『吸血鬼』として完成する。 マン・イーター->よって、この二週間で。貴様等を、最低でも『生きる死人』より上へと叩き上げねばならぬ。 レイン->ラル>なるほどな………って、普通に猛特訓くさいなっ マン・イーター->奴等二人は、現時点で、力量だけなら『生きる死人』の終わりを通っているからな。 マン・イーター->無論、モウ特訓 マン・イーター->監督は、我と、もう一人。アテがある故連れてこよう。 レイン->ラル>うっわー、初心者が2週間後に五輪目指すみてぇだ レイン->ラル>え? 友達居たのかよっ!? グレイ->やな例えだな 明月->そのアテが何なのか気になるけど…あまり時間が残されてないなら、やるしかないよね マン・イーター->……………………聞くな。友達と呼ばれるモノではない。(微妙に顔が青くなってる) マン・イーター->…………………正直、遭うのも厭なのだが。協力すると言った以上、やらねばな。 明月->リースみたいな奴と考えたほうがいいのかもしれないね(汗/ぇ レイン->ラル>うわすっげやだ マン・イーター->リースとやらを、極楽の入り口と考えるがいい。 明月->あれで極楽かい! レイン->ラル、ログに残すな。後で折られるぞ(ぉ レイン->ラル>ぅ………。何する気だ、どんな魔獣連れてくる気だよ マン・イーター->……過去、奴に鍛え上げられたモノは。人間のレベルから、一気に、貴様等が知る最盛期の月光を越えるまでに叩き上げられていた。 マン・イーター->…魔獣と称するのも生温い。いや、冷たい。アレは、此処で言うところの、魔神が裸足で逃げ出すモノだ 明月->じゃ、その人に教われば月光を超えられるかもしれないと マン・イーター->越えられるだろうな。特訓を生き抜けば、の話ではあるが。 レイン->ラル>1000人居たらどれくらい通る? マン・イーター->……。(考え) 明月->考え込むのかw マン・イーター->一人。若しくは、〇。後者が、多いわけではあるが。 マン・イーター->しかし、奴が通らせようと思えば、誰一人として例外なく通れるだろう。 レイン->ラル>俺は生き残る、みんな、残念だったな(ぉぃ レイン->ラル>なぁんだ マン・イーター->………………………………………死なせてもらえぬからな。(ぼそ) レイン->ラル>…………………………………………………………そうですか 明月->そういう意味で生き残るのは嫌だな マン・イーター->ある程度耐えられるだけの下地は、整えてやる。真に地獄を見たくなければ、死ぬ気でついてくることだ レイン->ラル>それって俗に生き地獄って言うんだよな。アッハハハ 明月->そうすることでしか月光を助けられないなら、ね 明月->ラルもその生き地獄に行くんだよ(ぉ レイン->ラル>やるしかねーよな レイン->ラル>…………で、逃げたらどうなりますか? グレイ->逃げる気なんだ?>ラル マン・イーター->…………………………………頼む。聞くな。(顔、真っ青) マン・イーター->……………………………………言いたくない。 レイン->ラル>試したくなくなったじゃねぇかチクショウ 明月->逃げる気かい>ラル マン・イーター->……(溜息) マン・イーター->さて。それでは、まずは、我の四割に追いつけるようにするとしよう。 レイン->ラル>やだ、俺だって何度も逃げようとして捕まって、口にすら出せないようなことされて来た身だ。そろそろ学習したぜ、パターンて奴をな 明月->レインが持ち主だからね。修行しておかないとアンタのお母さんが何て言うかな? レイン->ラル>要らない、溶かす マン・イーター->………。 グレイ->口にすら出せない…ラルってば、頭脳は子供なのに身体は大人になっちゃったんだ…(思いっきり勘違い レイン->ラル>そのぐらい言うと思うぜ、myママ君は……(フッ) マン・イーター->…………………。(無言で、再び姿を現した、髑髏兜を被る) 明月->…………酷いことするのね、アンタの親って(汗/意外な返答で驚いている) レイン->ラル>そこ、なんかすげーーー誤解してるっ!! 18禁じゃねぇっ!<グレイ マン・イーター->(@ふい、と、手を挙げ――ザンッ!!!!! 一瞬、皆の間にそれぞれ、斬撃のようなモノが走り抜け。地面に爪痕を残す) マン・イーター->時間が無いのなら、やるぞ。 レイン->ラル>割とな、激しいんだよ。龍だから<明月 明月->なるほどね ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <感想> どんな特訓する気ですかいっ!? あまりにも恐ろし過ぎてもはや私の想像外ですね、クワバラクワバラ。 さて、……今回一つの決断を下しました。 後戻りできない決断を、どちらも取る、なんて出来ない現実に眼を向けて。 そこに無駄にしていい思いは無く、無駄にしていい命は更に無い。 甘いかもしれませんが、それを信じて、選んだ道に全力を賭しましょう。 そんなわけで次回は記念すべき151回目!! 特別企画、『あの人は今!!』を行いますのでお楽しみに!!(シリアスはどーした)