月光->…ッ。……ッ!(広場にて。ズボンに、さらしが巻かれただけの上半身に大量の汗の 玉を浮かばせ。親指のみでの倒立腕立て伏せをやっている。) レイン->(ラルを磨いている)……何か、反射が鈍いな。風邪気味か? レイン->ラル>あ、分かる? 最近なんかまた調子悪ぃんだよなぁ……、成長とか全く関係 なくさ レイン->ラル>高度に人間的すぎるAIってのも考えもんだよな、ズズ…… 月光->……。…それもまた成長する一歩なのかもな。言っとくが、オレの電撃のせいじゃね ぇからな。(ぐっ…ぐっ…!) グレイ->(始解から終解への移行を練習している) グレイ->やっぱり時間が…これだと……ブツブツ 月光->……ところで。グレイ……(ぐ…っ。ぐぅ…っ。どんどんゆっくりにして、さらに筋 肉に負担をかけている。先程からコレの繰り返し…) 月光->オレは、未だに。オマエが使っている死生刀の能力を、一度たりとも見たことが無い んだが……。…どうして出さないんだ? グレイ->ブツブツ………ん、何か言った? 月光->言った。如何して、戦ってるときですら能力を発現させないかって。 グレイ->あれ?見せてなかったっけ?あ、…アレは蝉相手だったか 月光->…否。死生刀に内包されてる力をぶっ放してたのは見たけど…。 グレイ->あれ以外に能力ってあるの? 月光->……(たん、と。曲げていた腕を伸ばして、飛び。半転。脚から着地し…)…何か、根 本的な間違いをしているようだが。 月光->アレは、能力じゃない。威力の高さには驚いたが、力を飛ばすだけならラルにだって 出来るぞ。 グレイ->…だって、使い方教えてくれなかったじゃん。直ぐに居なくなるし 月光->…根本的な間違い、その2。それはオマエの死生刀だから、私のソレとは分子からし て全く違う。 グレイ->そう言われても… 月光->…死生刀とはつまり、心にて作り上げられた武器だ。だから、容を為した時点でどれ 一つとして同じ使い方など存在しない 月光->よって、使い方はオマエしか見つけることは出来ん。 レイン->ラル>ちなみに俺は勝手に使うから、使用法は楽チンだぜ〜(ぁ) グレイ->ええ〜。(あれだけでも精一杯なのに。まだ何かあるの?) リクリム->ラルに言われると信じがたいなぁ…(寝転がりながらのんびり) 月光->まあ、ラルは。自我が出てるって時点で、色んなものすっ飛ばしてるからな… リクリム->ケシス>………(木陰で疲れているように座っている) グレイ->(使い切れてないから身体に負担がかかってたのか…?/まじまじと死生刀を見つ め) レイン->ラル>と言うか俺似ていても死生刀じゃ無いしなー、ぁぁ……やべ、熱っぽい 月光->分類では死生刀に位置してるんだこのぶっ飛びナマクラめ。 リクリム->ぶっ飛びナマクラ……合ってるんだか合ってないんだか 月光->認めたくないが、かなり特異な位置にあるせいで出力も洒落にならんぐらい強いし。 あぁ不愉快だ。凄まじく不愉快だ。 月光->さっさと、グレイとかケシスに越えられてしまえ。 グレイ->月光と蝉の能力をもう一度教えて。参考になるかもしれないし レイン->ラル>やなこった、俺だって負けてらんねぇんだよ。色々とプライドがあるし(ぉ グレイ->あ、死生刀の能力ね リクリム->ケシス>私も知りたいです。まだ自分が知れてないので… 月光->やかましい。ホントに遠近両用の剣があってたまるかッ グレイ->きっとケシスの方が早いよ。越えるのは 月光->ケシスのほうがはやいだとか、どうだとかは無しだ…。 月光->…では先ず、オレのヤツから教えておくと。 月光->まず始解の能力は、斬ったモノの再生を阻むもの。ようは斬られたら治り難い能力を 有する力だった。 レイン->ラル>成長しないと怖ぁぁいお母様が待ってるしなぁ……、エッキシ リクリム->厳しい母親だねぇ レイン->ラル>恥を晒すぐらいなら踏み潰してやるとか普通に言われるもんなぁ 月光->で、中解。始解にも備わっていた、形状変化がより多彩になった。おまけに、斬った モノを直りにくくする能力が無くなった。あまり役に立たん。 月光->最後に、終解。アレは、純粋な破壊力が形を成して存在している常時能力解放型。当 たったもの全部ぶっ飛ばしたりぶった斬ったりするヤツだ。ソレだけ。 月光->オレはもともと接近戦を主体に、少し魔術要素が絡むタイプだからな。身体能力を補 佐する能力が殆どだ。(肩竦め) リクリム->ケシス>段階ごとに別れてはいるけど難しくはないですね 月光->あぁ。難しいのは、発現させるまでだ。オレがこういうタイプなだけあって、条件付 きってものでもなかったな。 月光->で、蝉時雨&黒鋼についてなのだが…… グレイ->( ..)φメモメモ 月光->……アイツの死生刀は、最強の一つに数えられるモノだろうな。この世界でレベル4 に至ってるのもアイツだけだろ(ふむ) 月光->始解は、振動を剣に載せてぶっ放す。たったそれだけだが、あんなもの撃ち付けられ たら身体が砕ける。 月光->高速振動は、ソレ自体が武器だからな。技量のせいもあるだろうが、一振りで、ネッ トスラムのビル一つ破砕出来たのがいい例だ。 グレイ->月光もそれでやられたんだよね 月光->うむ。辛酸舐めさせられた。 リクリム->ケシス>(苦笑) 月光->で、中解。一番使用頻度が高かったから知っているだろうが、紫電を刃にしたり盾に したりして使役する代物だ。 月光->アレは、速度を求めすぎてああなったらしい。光速に至った変わりに、純粋な破壊力 では始解に劣る。 月光->まあ、あの速さだから破壊力などたいした問題になりはしないのだろうが…。…あん なふうになるケースは奇跡だと思っておけ。 グレイ->奇跡なのか。それだけ蝉が凄いって事だよね 月光->そういうことになる。オレが言うのもなんだが、信じられんような出来事だ。 リクリム->ケシス>当たり前という風に使われてますけどね レイン->ラル>一種の目標みたいなもんだな リクリム->奇跡を起こせと 月光->難しいものだ。 月光->最後に、終解。より強く、を伸ばした結果速度こそ落ちたものの、成功したと言える だろう。 グレイ->ラルも一種のミラクルだよね 月光->…まあ、そうさな。そうなる。認めたくないが。 レイン->ラル>絶え間ない苛め……もとい、皆の協力が有ってこそああなったさー リクリム->ミラクルの塊…… 月光->……。 月光->……話を戻すが。ヤツの終解は、音を武器にするギター&鎌&遠隔操作可能なオート マータ…ケシス人形などなど。 リクリム->ケシス>(嫌なこと思い出したような顔/ぁ) グレイ->ケシス人形は心の現われだね 月光->…いい選択だと言えるだろう。速度は申し分無し、衝撃自体は脳に直接叩き込める代 物と来た。次から次へと吃驚させてくれる。 月光->ギターはイマイチだったが、カマならばより接近戦に特化でき。オートマータならば より遠距離戦に特化できる。 月光->容はまあ、ご愛嬌だ。 リクリム->ご愛嬌で済まされるほどの話だったと(何 月光->済まさないと色々大変なことになる。(うぅむ) グレイ->(ちらりとケシスを見) リクリム->ケシス>(ため息を押し殺しつつ腕を摩る) 月光->それと、コレばかりはどうにもならんが。ヤツのレベル4は、解らん。実際見ていな いからな、読めん。 月光->実際に見ていたオマエたちのほうが、オレよりわかっているだろうってぐらいだよ グレイ->死生刀以外でも色んな能力があるから分かり難いんだよね〜 リクリム->まぁそれを参考に頑張れってことでしょ(他人事顔 グレイ->そういえば、月光も蝉も紫電を使うけど、それは死生刀の特徴なのかな? 月光->まあ、そうだろうな。他の色は出したことが無いから、解らないんだが…恐らく、死 生刀故の特徴だろう。 月光->ただし、炎の色においては個人差が出るな。オレは黒いが、アイツは灰色の炎を出し ていたのを見たことがある。 グレイ->色というか、属性は雷(光)限定なの? 月光->そうとも限らん。光のほかにもあるんじゃないか? リクリム->ケシス>雷を出せる属性は他にもあるはずだけど… 月光->例えば、影とか。属性は、容がないものが多いが。1度、銃型を見たことがある。 月光->決められた属性があるのかどうかも疑わしい。能力云々もな。 グレイ->心を表す武器だから、多彩に変化するってことか 月光->うむ。言葉にして顕すと、かなりゴチャゴチャするからな… レイン->ラル>要は何でもありってこったな。そいつの人柄である程度想像できると リクリム->分かり易いなぁ… 月光->人柄に似合わず、陽気に喋り出す剣とかも居るから、注意な。 グレイ->持ち主と正反対もアリなんだね 月光->うむ。いい例が目の前にあるから、丁度良いな。 リクリム->ある意味なミラクルの塊だけどね レイン->陰気と陽気か……、言われてみれば(納得してる リクリム->自覚するのはえらいけど悲しいわねぇ グレイ->月光の死生刀も正反対なのかな?結構喋るし〜 月光->アレは、死生刀じゃない…… 月光->…向こうの世界から持ってきた得物だからな。ソレとコレとは別物。 レイン->ラル>なんだろうな、足して二で割れば丁度良いから。相性はいいんじゃネーカと 思う グレイ->そっか。でもいいよね、喋る剣w リクリム->ケシス>羨ましいの? レイン->グレイの死生刀が喋ったらどうなるのやらな、少し興味深い グレイ->見ている分には。僕は作らないよ〜 月光->(軽く、手を伸ばすと。ヴゥン! と音を上げ、黒い闇が掌に出現し。ソレはあっと いう間に、黒い日本刀になる。柄もあり鍔もある代物だ) 月光->コレが、オレの死生刀。そっくりだから、たまに間違えるが… リクリム->つか死生刀があるだけでもめんどくさそうなのに喋る剣となると大変そうだよ ねぇ 月光->…大変だ。 グレイ->レインは苦労してるよね 月光->(ヴンッ! と、今度は左掌に黒い闇が顕れ。柄は大雑把、鍔もなければ鞘もない日 本刀が出現する)オレは? レイン->大変だぞ、本当に。研がないと喚くわ夜中に喚くわ気付けばリースが実験台にして るのを止めなければならないわ… リクリム->ケシス>(苦笑) 月光->(どすどすっ、と。一つは鞘ごと、一つは抜き身のまま地面に突き刺し…) 月光->…そういえば。久しく、オマエ等の成長具合見てなかったな、ケシス。グレイ。 リクリム->ケシス>はい?(いきなり話し振られてポカンとする) グレイ->ほへ? 月光->オレのリハビリがてら。久しぶりに…一戦、交えようか…。(置いておいたカッター シャツに袖を通し) グレイ->いや(即答 リクリム->ケシス>え、い、いきなりそんな…(汗 月光->……。 月光->……実戦に少しでも慣れさせようという心遣いを無碍にするとは嘆かわしい。(チッ) レイン->ラル>あ、舌打ち リクリム->ケシス>やりたくない訳ではないですが… グレイ->まだ能力も出せてないのに実戦はちょっと 月光->……。 リクリム->拒否られてるねぇ(ぁ 月光->……次、鬼が来たとき。オマエ等二人にやってもらうから、そのつもりで。 グレイ->月光強いもん。普通に戦ったらボロボロにされるし リクリム->ケシス>それは無理です!(汗 月光->やかましい。拒否は許さん。 月光<=今現在ファルケンが名前の暴露大会(宿に使用)を行っている。参加せよー グレイ->月光の鬼〜 月光->結構。 リクリム->ケシス>模擬戦くらいならやりますから実戦は… レイン->ラル>年齢不詳女顔めー リクリム->お、禁句 グレイ->あー 月光->………………………。 月光->(鞘に納まっているほうの刀の柄を掴み。ずるりと引き抜き…) 月光=>…た、ただでさえ重いというに…。…辿り着けるかな 月光->我が終解の威力、どれだけ快復しているか。キサマの身で確かめてみようか…? 月光<=重かったら後で個別にファルケンに連絡入れればOKかと。挑戦してみるのも吉 月光=>挑戦してみるよ… グレイ->リハビリできてよかったねw リクリム->頑張れw レイン->ラル>はっはっはははー、丁重に遠慮しとくぜー…………アレ? 月光->(ゆっくり、後ろへと振り被り…) レイン->ラル>(カタカタ揺れてみるも)……うをっ、人型になれぇぇぇん!!(即ち逃げ られない) リクリム->ケシス>ラル…身代りをありがとう(ぼそ/ぁぁ 月光->――終――解――。(パキィン! という音とともに、何やら刀が妖気を放ち始める レイン->さてと……。(ラルをその場に残して離れていく人) レイン->ラル>うををををい 月光->クク。私のもまだ、第二始解に至っていない。よかったな。(大きく、振り被れるだ け振り被り…) 月光->(大きく、踏み込み…)…露と消えろこの馬鹿者がぁぁぁぁぁぁ!!!!(まだまだ快復 し切っていないせいで霞みもしないが、兎に角、振って…) 月光->(触れた瞬間…大・爆・発!! ずっどぉぉぉぉぉぉん!!!!! なんて音を上げ て、ラルに爆撃を喰らわせた。当然、皆は護れるよう結界がある。) リクリム->たまや(ぇ レイン->ラル>我が命 露と並びし 価値も無く  ただ黄昏に 消え行く涙   (時世 の句) 月光->…ま、まだこの程度しか力が無いというのか!? く…くそっ、なんという無力さ加 減。吐き気がするわ…!! レイン->ラル>グッバァァァイエブリワーーーンッッっ!!!!!!(途轍もなく綺麗な弧 を描いて空の彼方へとぶっ飛んでいく リクリム->ケシス>思いっきりやってるのに自分に苛立ってますね… 月光->苛立ちもする。力があったころの、百分の一以下だ。 リクリム->グレイ、今なら勝てるって(ぇ 月光->やはり当分は、戦力にならぬな…(うーむ、と唸り) グレイ->無理〜。僕だったらラルの二倍は飛ぶよっ!? 月光->試してみようか? リクリム->1対1で?(ぇぇ 月光->タイマンか。悪くない。 グレイ->だからいやだって〜!!! 月光->フ。キサマに自由意志など…(ぴく…)…っと。客か?(ぐるん。反対方向を見る) リクリム->いやよいやよも……まぁいいや(終わるのか リクリム->ケシス>侵入者ですか? 月光->知らん。一瞬、変な気配がしただけだ…。 グレイ->結界張りなおしたんじゃなかったの? 月光->…その筈なのだがな。侵入者ならば、ケシスが気付かぬわけが無い 月光->気のせいか…? グレイ->ま、いいや。今のうちに逃げ──… リクリム->ケシス>ん…とにかくここのAI達に被害がなければ良いんですが… 月光->…――出したら殺すぞ、グレイ グレイ->煤iびくぅっ) 月光->AIは、皆何処かへ避難させた方が良くないか? リクリム->ケシス>といっても動かす場所の宛がないんです 月光->ネットスラムならば、オレからヘルバに口利きしておくが… 月光->@ザワ…と。今度はケシスに、微妙ながらも違和感が感じられ始める…) リクリム->ケシス>そうしてくれると助かります(少し笑う、最近はこの笑いしかしなくな っている) 月光->…………。 リクリム->ケシス>……? 月光->違和感はある……な。鬼か…そうじゃないのか… リクリム->ケシス>何だろう……はっきりとしないだけ落ち着かない 月光->…正直、この状態ではあるものの。此処まで見事に気配が消せる鬼というのは、考え たくないのだが。 リクリム->鬼は日々進化してるからねぇ、といっても私には何の事だかわからんけど 明月->(ケシ畑に転送される)こんちわ〜(←状況も分からず入り込んでくる人) リクリム->おいっす(しゅたっと手を上げて) 月光->……明月。早速で悪いが。死生刀、見せろ。もう出来ているのだろう? グレイ->こんにちはw リクリム->ケシス>あ、こんにちわ 明月->う、うん。いいけど…(死生刀を取り出す) レイン->ん、いらっしゃい 月光->@(ザワ、ザワ…と。違和感が強くなり続け。レイン&ラル、グレイ&リスリム、明 月の順に違和感が届いていく…) 月光->…………………。 リクリム->………吐き気がする(ぇー レイン->微妙だな…… 月光->………。 グレイ->何だろう…嫌な感じ リクリム->ケシス>鬼だったとしてもここに来る理由がわからない… レイン->ラル>(人型に戻れないらしく、コロコロと転がってくるある種奇妙な剣)……空 気がこう甘ったるい感じか、何が着てるんだろうな 明月->(その形は重剣士のレアアイテム「色即是空」と同タイプである) 月光->@…キィィィィィィ…! そして。実質、終解に届いている、それと、届きかけてい る。ラルやグレイ、ケシスの死生刀に共鳴を与える。その感覚は、【終解】に至るモノと同 じで…) 月光->……あっちにしてみれば、オレ達はかなり邪魔だからな。始末しに来たと考えられな くもないが…さて… グレイ->なっ!? リクリム->ケシス>(笛を出現させて)死生刀が… 明月->アタシのは何も反応しないけど…(頭に疑問符を浮かべている) リクリム->んー蚊帳の外だとよくわからん(ぁ 月光->…共鳴か。チッ…オレのも震えもしないな。やはり、終解には届いていないか… レイン->ラル>おおぅ、なんか気持ちいいぜ(ぁ 月光->……しかし、コレはどうい―― (@…ドッ…) …う…… 明月->どうしたの!? グレイ->月光? レイン->ラル>……つわり? リクリム->つわりって… グレイ->(ラルを無言で殴り) 明月->(ラルを無言で蹴り!) リクリム->ケシス>場所が特定できない……結界外から? 月光->……か…ッ?(月光の胸から、異形が生えている。線だけで作られ、無理矢理曲げら れたソレは。異形の手と見えなくも無い) レイン->ラル>ふははは、今の俺は殴る蹴るの暴行を受けたって大丈夫なのだっ。(剣型の 人) リクリム->うわっ!?何こいつ(異形の手を見て) 月光->馬鹿…な…?(口から血を零し…) @ボゥッ! という音とともに、炎が出現し。そ れは、月光の身体を貫いている手から伸び…十メートル先に居ル、白い鬼が、顕れる…!) レイン->ラル>ま、マジでつわりだったのかよ!? グレイ->なっ、何で月光から…っ!? リクリム->ケシス>何で白い鬼が……反応は遠かったのにっ 月光->@(しかし、十メートル先に居ても。その腕は、繋がっている。その、紅色の炎で出 来ている腕は、十メートル伸びて、月光を貫いているだけ…) 月光->@(出現したと同時に、鬼の気配は露になる。禍々しい風を伴った、白く発狂した気 配…) 月光->鬼->(無造作に、その長い腕を、引き…) リクリム->うぇ……気持ち悪い(気配に顔を顰め) 月光->ッ!(ずぐぁ、という否な音とともに。左胸に大穴が開き、ぼたぼたと口から。そし て傷口から、血をしたたらせる…) 月光->…馬鹿…な……ソレ…は…(がくん、と。膝をつき…) リクリム->ケシス>っ(笛を握り締め、構えた) グレイ->月光っ!?(即座に身体を支え) 月光->鬼->(長く、長く、長いその手は拳を象っていて。引き戻せば元の長さへと戻る…) 月光->(びく、びくん、と。衝撃と痛みが身体が震え…声を出そうにも、出せない) 月光->鬼->……(その血塗れの手に握られているのは。月光の、コア。体内に異次元を発生 させ隠されているはずのコアが、握られていた) リクリム->月光重傷?(ひとまず斧を片手で構え) 月光->鬼->……ク。(笑いが、漏れ。その愉悦に、肩が震える) グレイ->(傷口を布で覆い圧迫して血の流出を抑えようとする)血が…止まらない レイン->いや、むしろ瀕死だろう……。攻撃はするなよ(コアを掴む腕を睨みつつ) リクリム->じゃあアレ、排除決定か 月光->(がく、がくん、と震えが奔り…)…シ…シャ…(血を吐きながら…) リクリム->攻撃はできないでどうやって取り戻すの 明月.->月光… 月光->シャイターンの、腕、だと……馬鹿な…(ごばりとさらに口元から血が溢れる) グレイ->喋らないで!…くそっ、何で治せないんだよ リクリム->ケシス>その手のものを離して、立ち去りなさい!(口調だけは強く言い放つ) 月光->鬼->……ククククククククククククククククク。(さらに肩が振るえ…コアを掲げて、 指先で摘んで見せる) レイン->握りつぶされるわけにもいかんだろう。……出てくるまで待て リクリム->相手の出方を待つのは苦手だけどね(肩をすくめ) 月光->鬼->…クククククククククク。(仮面に手をやり…) リクリム->ケシス>っ……何がおかしい! レイン->そうか、それは今後とも苦労するだろうな(鬼を冷ややかに見つつ) 月光->鬼->(バギン、と音を立てて…下半分が、取れるように設計してあったらしく。取れ …端正な顔立ちに不似合いな、牙が並ぶ口が笑みを刻む) 月光->鬼->キサマ等ノ、アマリノ迂闊サニヨ。(何が可笑しいとの答え…らしい) リクリム->なんだかいやーな予感する。喰われそう、あのコア 月光->鬼->如何ニモ。 グレイ->血止まれ、止まれったらっ!(どくどくと溢れる血に抑えている布だけでなく、手 に、服に血が染みこんでいく) リクリム->ケシス>っ! そんなこと誰が許すと… 月光->鬼->ク…クク、クハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!(口を開け、嗤う。た だそれだけなのに、重圧すら伴う威圧が皆に降り掛かる) リクリム->(うわー正解かよ、つか五月蝿い) 月光->@(ビリビリ…! と、草木が震え皆の身体に重石が掛かるような風が吹き抜けてい く。) 月光->鬼->喰ウノト、キサマ等ガ我(オレ)ニ一撃与エルノ。ドチラガ迅イカ、試シテミル カ!? リクリム->………どうする?あー言うのの誘いに乗るとろくなことなかったんだけど 明月.->っ! …やってやろうじゃない!(死生刀を構える!) 月光->鬼->(クパァ…と、口を開ければ。死人のような肌が目立ち、白い牙が並ぶその口腔 内は、舌まで黒い) グレイ->このままじゃ…月光が死んじゃう 月光->鬼->(ぐんっ、と。口を開けたまま、顔を上へと上げ。掲げていたコアを、落とし― ―) 月光->(がくん…と、大きく震え…) 明月.->(拳闘士で培ったスピードですぐさま鬼へ攻撃を斬りこみをかける!) リクリム->ケシス>試さないと取り返せないのなら…いきます(転送して一気に懐に潜り込 む) 月光->鬼->(ぱくん、と。口腔内へとコアを収め…) 月光->鬼->(そこから、余裕をもって。一気に、バックステップを踏もうと足に力を込め…) 月光->(どっくん……! 月光の身体から、生気が失せる) 明月.->(コアが体内に入る前に…と、一気に鬼の胴体へ一閃!) リクリム->ケシス>(素早く笛を吹き植物の壁を出し、退路を塞ぐ) レイン->ラル、いけるか? リクリム->(こちらも遅いながらも距離を詰める) レイン->ラル>切れ味は悪いかもしんねぇが、不可じゃねぇぜ 月光->鬼->(ダンッ! と、そのバックステップに使う力を瞬時に上へと向け、飛び。一閃 を避けた。凄まじい瞬発力と言わざるを得ない) レイン->十分だ (前衛は足りていると判断し、回り込む形に走り出す) グレイ->……月…光…? 月光->鬼->(そして、その、明月の死生刀の上へと降りる)ク…ッ 明月.->くっ…!? 月光->鬼->(笑みとともに、ごくり、と。飲み下され…) リクリム->ケシス>(手を構えようとしたが今は使えないことに気付き、笛を吹く) 月光->(どくん……! 代わりに、死の、気配が、身体を…) リクリム->吐き出せボケェェ!!!(背中に柄を打ち込んだ) 明月.->……うあああああああ!!!(死生刀を振り上げる。怒りに身を任せ、完全に我を 忘れてしまったようだ) リクリム->ケシス>(音の衝撃波をできるだけ多く飛ばした) 月光->鬼->クク…ッ!(どかぁん! と、まるで鋼に打ち込んだかのような音と衝撃。揺れ はするが…) グレイ->うそ…こんなの、嘘だ… 月光->鬼->ククククク…!(振り回された勢いに乗り、翔ぶ! それにて、音の衝撃を裂け …) 月光->(どくん、どくん、どくん…! ザンッ! 姿が、掻き消え…) レイン->………。(攻撃が集中しすぎているので踏み出さないで待ちに回っている) 月光->鬼->クククククククク…!(あろうことか、三十メートル上の空で、立ち止まる) 明月.->返せ…月光を返せ! グレイ->………(呆然) 月光->(ザンッ! そして、表れたるは。鬼の、横…) リクリム->ケシス>30m……大きなものを作ればっ(笛を吹き、大きい衝撃波を生成) 月光->鬼->歓迎スル。(にやぁ…と、笑み浮かべ…) リクリム->遅かった…か?(空を睨み付け) 月光->……アァ…ア…(同じく空中で、立ち止まり…顔を抑えている)ァ…アア゛ァ゛ァ゛ァ ァァァ゛!!!!(吼えた。それも、鬼の笑いなど塵にも感じるような重圧で。) 月光->鬼->ク…ッ…ゥ!?(あまりの衝撃に思わずよろけている) 明月.->あんた…絶対に倒す!!>鬼 リクリム->ケシス>なっ。うくっ……(重圧に耐え切れず、衝撃波も掻き消える) 月光->鬼->ククククク。倒セルモノナラナ…! 明月.->う、くっ…(重圧に耐えられなくなり、咄嗟に耳を塞ぐ) グレイ->(機械の様に首を鬼に向け) 月光->(ぐぅん、と、一気に腕を振り上げ…) リクリム->あいつ…月光がどんなものだかも知らないで仲間に引き入れたか… 月光->(後ろへと。まるで、放たれる寸前の矢に似た構えを取り…顔が露になる。死人のよ うな蒼白さに、黒で埋め尽くされた眼窩…) 明月.->月光…嘘、だよね。 グレイ->ひっ!? 月光->(それを、その眼窩を、ぎょろりと、鬼へと向け。にぃぃぃたぁぁぁぁ、と、牙が並 ぶ口に…怖気が奔る笑みを造り……ずっどぉん!!!!!! 鬼を、殴り飛ばした) リクリム->ケシス>(座り込みつつも目が離せない) レイン->鬼に…… リクリム->歓迎されても、本人はあれか、怖いわね 月光->鬼->ごっ!!!!?(その一撃だけで、顔どころか、上半身まで吹っ飛んだ。雲が微 塵切りにされ、空気がかき乱される…鬼を破壊した後でも、コレである) 明月.->………なんか心配して損したような気分だよ 月光->ククククク。クハ。ク、ヒャハハハ……(しかし。治っては居ない。) グレイ->あ…あ…(ガクガクと身体が震えだす) リクリム->いや、心配したほうが良いかもよ?もしかしたら敵にまわるかもだし 月光->ヒャハ。ヒャハハハ。ヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハ―――――――― ――!!!!!!!(どぉ!!!! 空気が、さらに、掻き乱される) 明月.->そうだね。月光、間違えて殺しても悪く思うなよ! リクリム->ケシス>AI達の居る区域の結界が…このままじゃ保てない…っ 月光->(@白く発狂したものが鬼ならば、黒に発狂したものは蝉時雨。しかし、彼は取り込 めても、この、銀色に発狂した存在は、取り込めなかった…) レイン->問題だけ置いてってくれたな…… 月光->@(蝉時雨を取り込んだ時点でかなりの無理をしていた。それに続いて取り込もうと した力は、失敗し、一個人にしてさらなる勢力を生み出す結果となる) リクリム->ケシス>蝉時雨のときとは段違いだわ……せめて隔離できればっ 月光->鬼->キサマァァァァ!!!(上半身だけだった鬼が、砂となり。二体目…が、月光の 肩を掴み) リクリム->だめだめ、かな。月光も馬鹿に油断してたせいもあるけど 明月.->倒すにせよ、殺すにせよ、まずはこの高さをどうするか考えないと…(みんなと月 光との高低差のみはどうしようもなかったり/ぇ) 月光->鬼->ヤツト同ジヨウナ…(ぞぶん!)@(一瞬。一瞬で、首から、上が、跳んだ。) 月光->ヒャハハハハハハ――!(嫌な笑みを浮かべる口元には、大量の血…) リクリム->ケシス>(ケシ畑の結界を月光さんの周囲に収縮できれば良いけど…それじゃあ 他のAIも危険かしら) 月光->@(一瞬にして、鬼の首を、食い千切った。それきり鬼は砂になりもせず、無様に、 どかぁん! と、地面に落ちてきた) グレイ->やだよ、こんなの…もう、やだよぉ…(血に濡れた両手で顔を覆い) 明月.->………せめてタロットの効果が利けばいいのに 月光->ヒャーーーハハハハハハハハハー!!!(ぶおん、と。手を開き…) リクリム->あーもう!どうしろと!グレイも泣くな! 明月.->私だって、今の月光は嫌だよ 月光->(腕を開き、上を向き…ザウッ!! 風のように、唐突に、掻き消えた。後ろに回る でもなく、他のAIを食うでもなく。忽然と、ケシ畑から消えた) リクリム->ケシス>っ?(唖然とした) 明月.->えっ…!?(唖然としている) レイン->……消えた? リクリム->だー!問題残しやがって!しまいにゃ暴れるわよ!(ぁぁ レイン->ラル>(変身も出来ず、鎖も操れず……噴気をもって見上げている) 月光->人喰い鬼->まあ、派手に暴れるだろうな。(どっかりと、落ちている鬼の身体に腰掛 けているのは。紅い、全身を鎧のような皮に覆われている髑髏面) グレイ->……だれ? 明月.->月光!今度会ったら倒すからな!(既にいなくなっている人に八つ当たり/ぇ) レイン->ラル>うを。久々 リクリム->誰だよ(ぁ 明月.->うあ!? リクリム->ケシス>(最近はこうやって招かれざる客が多い気が…) 月光->人喰い鬼->(過去に比べれば大分小さい。恐らくは170センチ未満のその身体は、 人型ではある) 月光->人喰い鬼->ヤツを利用し利用される共存者、と言っておこう。 リクリム->知らん(自分で聞いて置いて) 月光->人喰い鬼->結構。 レイン->ラル>出番、少ないもんな 月光->人喰い鬼->……。 明月.->ラル君、後で蹴飛ばされても知らんぞ リクリム->ケシス>(こほんと咳払いし)えっと、ご用件は グレイ->利用って何だよ…月光は、道具じゃない…のに…っ(ぼそぼそ レイン->ラル>もはや其れが俺の使命さ>蹴 月光->人喰い鬼->何、慌てて飛び出してきたら此処だっただけのこと。 明月.->使命と化しているのか(汗 リクリム->偶然か 明月.->偶然、ねぇ… 月光->人喰い鬼->取り込まれる寸前だったのでな。理性を持ち知識を持ち力を持ち、火事場 から逃げ出してきた故。場所は決められなかった。 リクリム->ケシス>なるほど、月光さんから出てきたらここだっただけということですか 月光->人喰い鬼->そういうことだ。 レイン->ラル>よし、これも何かの縁だ。働いてけー リクリム->何をやらせるのか分からないけど賃金安そうね(ぁ 月光->人喰い鬼->…何かの縁と言えば…そうだな。コレは、渡しておこう。(異形の手に摘 まれているのは、紅色の宝玉…月光のコア…) 月光->人喰い鬼->出てくる際に、余分なものまで色々持ってきてしまったらしい。 明月.->………(剣型のラルに踏み) レイン->ラル>資金なんざ無しだぜ、月光を野放しにはできねぇだろ?  リクリム->ケシス>いえ、コアがあるだけ十分です(コアを受け取り、グレイに差し出した) レイン->ラル>……ふげっ(地面にめり込んだ) グレイ->……(ボーっとしたまま、差し出されたコアを見つめ) リクリム->ケシス>……はい、ちゃんと持ってて(手をつかんで握らせる) 明月.->(そして、ラルを踏んだまま地面に滑らせるように足で飛ばした!/ぁ) リクリム->まぁ、人喰いでも戦力確保だー(ぇ 月光->人喰い鬼->協力する気は無い。 リクリム->えー(ブーイング レイン->ラル>てめぇ人が動けないからってチョウシこきやがってチクショォォォォォ… ……(サクッと斜めに刺さる) グレイ->(血に染まった手に血のように紅い宝玉が)……… 月光->人喰い鬼->赤子に、息の仕方から教えるほど我(オレ)は気が長くない。 明月.->おー、意外と飛ぶなぁ リクリム->ケチ 月光->人喰い鬼->この場で喰い殺されぬだけありがたいと思うことだ。 リクリム->ケシス>あの、協力する気はなくても月光さんの中に戻る気はあるんですか? 月光->人喰い鬼->さてな。 明月.->あ…(今の状況を思い出し、コホンと咳払い) リクリム->ケシス>気まぐれさんですね 月光->人喰い鬼->元々はコレが本性だ。 レイン->やれやれ……(スタスタと移動してラルを引っこ抜いてくる) 月光->人喰い鬼->長い間理性を奪われ知性を奪われていたのでな。こうやって話すのははじ めてだからそう感じるだけだ… 月光->人喰い鬼->…だが、ヤツとの関係は、それでも面白いものだった。故、失うのは痛手 ではあるな リクリム->ケシス>……協力する気になることを祈ってます(苦笑しつつ立ち上がり) レイン->ラル>協力じゃなくても良いから月光を引っこ抜いてきて欲しいところだな 月光->人喰い鬼->…………………………。 月光->人喰い鬼->……(ふと、立ち上がるのに気だるい感覚を覚え…/…ふむ) 月光->人喰い鬼->気が変わった。条件次第では、協力しよう。 明月.->今のままでか?>ラル リクリム->ケシス>条件? 明月.->条件って、何? リクリム->こ難しそうなやつか? 月光->人喰い鬼->簡単なことだ。 リクリム->よかったー(ぁ 月光->人喰い鬼->食い扶持の提供、とさせてもらおう。 明月.->鬼になったままの月光は御免だからね(とラルに付けたしておく) リクリム->ケシス>食い扶持……というと? 月光->人喰い鬼->…我(オレ)の名すらヤツから聞いても居ないのか。 レイン->ラル>そこまで丁寧とは思えないけどなぁ レイン->人食い……と リクリム->ケシス>人喰い…でしょう? 食料を差し出せと 月光->人喰い鬼->マン・イーターという響きの方が気に入っているが。そういうことだ。 明月.->人喰いだけどさ、一般PCを差し出すわけにもいかないでしょう グレイ->………(コアを握り締めたまま動かない) 月光->人喰い鬼->贅沢は言わぬよ。 レイン->ラル>俺を見るなよ? リクリム->ケシス>…………もちろんここには差し出して良いものなどありませんが 明月.->プチグソの餌でいいならだけどね 月光->人喰い鬼->ク。解っている。だから、簡単なことだと言っているのだ。 月光->人喰い鬼->此処の知識もある程度吸収している。 リクリム->(馬鹿だからわかんねー…/ぁ) 月光->人喰い鬼->この世界では、壊れたAIとやらが幾人も存在すると訊くが……? 明月.->う…確かにそんな噂は聞くけど リクリム->ケシス>それを簡単だというのね…… レイン->ラル>まぁな 月光->人喰い鬼->壊れたモノならば、遠慮は要らぬだろう。何、治る見込みがないモノだけ でいい。 リクリム->ケシス>っ………!(明らかに怒りの表情を見せた) 月光->人喰い鬼->不満か? 明月.->ケシスが納得いかないそうだよ>鬼 月光->人喰い鬼->見れば解る。 月光->人喰い鬼->コレでも、最大限の譲歩をしているのだがな。 レイン->ラル>献血みたいに済ませりゃ楽なんだがなぁ 明月.->ここは無難で血染めの卵とか(ぇぇ リクリム->ケシス>……壊れたAIだって命はあります 月光->人喰い鬼->我(オレ)とて、曲がりなりにも命はあり。人しか食えぬ故に人を食わねば 死ぬ身なのだがな。 リクリム->ケシス>………(俯いた) 明月.->あう…(ケシスの方を振り返る) リクリム->ケシス>私に決定権はないので(声を振るわせつつ) 月光->人喰い鬼->ソレを邪と呼び批難するのも良かろう。この身は化物だと自覚もしている。 レイン->ラル>肉食獣に菜食を勧めてるようなもんだとは、分かってるけどな 明月.->本当にいいの? ケシス… リクリム->………… 月光->人喰い鬼->(すく、と、立ち上がり…) リクリム->ケシス>(私が意見してもどうにもならない事は分かってる…) 月光->人喰い鬼->(その手で、鬼の身体を、ぐん、と持ち上げる) 明月.->………(ケシスの表情を見て、あまり深くは聞かないことにした) 月光->人喰い鬼->(そして、ぶぅん、と空へと片手で投げ飛ばし…) 月光->人喰い鬼->(グワァ、と、髑髏面の口が開けられると。鬼の身体が、白い炎となり、 一秒と掛からず、マン・イーターの口へと吸い込まれた) リクリム->ケシス>……(その様子を見て、後ろを向いた) 月光->人喰い鬼->(髑髏面の口が閉じ、ごくん、と何かを飲み下す)…チッ。鬼と称されるだ けはある、共食いじみた感覚は拭えぬか。 リクリム->共食いだよね、100%(ぁ 月光->人喰い鬼->……。 月光->人喰い鬼->して。どうする。我(オレ)としては、かなり破格の条件だとは思うのだが。 リクリム->ケシス>(命は平等で、鬼にだって慈悲を与えることは悪いことじゃないと思っ てたのに…) 明月.->(今のケシスを見て、悲しい顔になる…) レイン->ラル>ネットスラムには基本的に世界の異端的なログが流れてくる。即ち破棄され たPCデータとかな、……その辺じゃ駄目なのか? 月光->人喰い鬼->物足りぬな。100人喰ろうて漸く、破損AI半分並だ。餓死する。 リクリム->ケシス>(一つの考えには一つの反論がある……上手くいかないね……蝉時雨) リクリム->まぁ、協力してもらうのは悪いことじゃないけどね。頼む? レイン->ラル>AIねぇ……、ユナに頼んで俺のコピーでも作ってもらうか 月光->人食い鬼->協力しろというのならば、しよう。条件さえ満たせば。 月光->人喰い鬼->コピーは、悪いが、如何なるモノをもってしても破棄されたものよりさら に百分の一の感覚だ。 リクリム->その条件が面倒だなぁ……飛翔に検索かけてもらおうかな 明月.->本物のラルと見分け付かなくなったりしてね レイン->ラル>なんか、条件で意地悪してねぇか? 月光->人喰い鬼->していない。 リクリム->大食いだから悪いのよ、食を細くしろ 月光->人喰い鬼->…………………。 レイン->ラル>見分けるのは簡単だ、至極簡単な答えだぜ。――一番いい男が、本物だぜ リクリム->無言で返すな怖い! 月光->人喰い鬼->…………………………。 明月.->…………また飛ばされたい?(ぁ>ラル 月光->人喰い鬼->向こうにおいては、三日に一人以上喰わねば、餓死の危険が出ていた。 リクリム->ケシス>(雰囲気に耐えられないように口を開き)………私、やらなきゃいけな いことがあるので… 月光->人喰い鬼->まだ、答えを聞いていない。 レイン->ラル>なんでそこで飛ばすかなー。実際コピーより本物が優れてんのは摂理だろ?  そんなに俺が嫌いかよ リクリム->ケシス>いったはずです。私に決定権はないと 明月.->うん、嫌い(キッパリ) レイン->ラル>へーんだ、俺だってだいっきらいだ リクリム->子供の喧嘩か 月光->人喰い鬼->キサマが、この中で一番、なんというか。決意、というものを固めなけれ ば、協力するにも後味が悪いではないか 明月.->冗談だよ、本当に嫌いなら口も聞かないし リクリム->ケシス>分かってる………だけど、割り切れないんです… 月光->人喰い鬼->割り切らねば、死を喚ぶぞ。 月光->人喰い鬼->慈悲をかければ首が飛び、躊躇えば頭が無くなる。 レイン->ラル>蹴るのもそのまま冗談にで止めといてくれると俺はスンゴク嬉しい リクリム->ケシス>だからと言っても慈悲や優しさがなければ戦いではないです 月光->人喰い鬼->戦いは必要ではない。必要なのは、生きるか死ぬかの小競り合いだ。 リクリム->ケシス>じゃあ私はその小競り合いの中で要らない物しか持っていない 明月.->それはツッコミということで諦めなさい(ぇ 月光->人喰い鬼->そのようだな。だからこそ、我(オレ)がこうして居る。 月光->人喰い鬼->キサマのようなモノを放っておけんとは、やはり真逆だからなのか… レイン->ラル>じゃあハリセン渡しとくから痛くないようにカモン(突っ込みは歓迎) リクリム->ケシス>情けでも掛けてますか? 月光->人喰い鬼->情けではない。 リクリム->ケシス>じゃあ、なんですか 月光->人喰い鬼->気に入っただけだ。 明月.->痛くないようにねぇ(痛くする気満々だったり/ぇ) リクリム->ケシス>……変な人 月光->人喰い鬼->自分でもそう思う。因みに、人ではない。 レイン->ラル>しまいにゃ俺だってカウンターの用意ぐらいあるんだからなっ 月光->人喰い鬼->変な化物とでも言ってくれ。 リクリム->ケシス>………少し考えさせてください、それまで別行動します 月光->人喰い鬼->一日だ。それ以上経つと、我(オレ)が持たん リクリム->ケシス>分かりました。それでは失礼します(転送された) 月光->人喰い鬼->……。 明月.->まあ、考えておくよ………(そういい終わるとケシスの方を振り返る) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <感想> ………どうしよう?(ぁ 補足ですが、マン・イーターの食べ物は『魂と血肉の有る』ことが条件だそうです。 必ず誰かが犠牲にならなくてはいけない。 倒してしまう、と言うのも一つの選択かもしれません。 しかし長らく月光と同一だったためか、こいつなら月光の居場所を特定できたりします。 必要不可欠といえるでしょう。 この場では答えを出しませんが、よくよく考える必要がありますね。