蝉時雨->……さて、と。(透明パネルを、四個五個と多めに出しておき…) 蝉時雨->(角をつまんで、ぐぃ〜〜〜、と引っ張れば。大画面の出来上がり。) 蝉時雨->(さらに、サブモニターとして。他に出しておいたパネルもある程度の大きさまで 引っ張っておく) リクリム->んーっ、ただいまぁー(伸びつつ入室してきた) レイン->(『現地で気の会う友達が出来たから、一週間ぐらい旅行延期する。その間会社頼 んだbyパパリン』……←メールを読んでる)………………… レイン->…………お帰り 蝉時雨->おかえりなさーい。 グレイ->お帰りだよー(何故か居る人) レイン->リース>おかー リクリム->ふいー、ここに来ると自分のホームより落ち着くわ(ぇ 蝉時雨->なんだかすっかり馴染んでるんですね。家主に似ないよう注意。 グレイ->あはは、僕も〜<落ち着く レイン->俺に似ないようにとは………まぁ、たしかに(肯定したし リクリム->じめりたくはないなぁ… レイン->リース>反面教師だね レイン->リース>あ。添付ファイルで現地妻に囲まれてるね、獅子さん(ぁ) レイン->現地妻言うな 蝉時雨->(ポケットから、手の甲に焔を模した紋様がある手袋を取り出し、嵌め…) 蝉時雨->……流石といったほうがいいのかな。 グレイ->鷹さんはマネしないようにね リクリム->真似するほどの性格は持ってなくない? レイン->後で帆狼にも連絡入れないとな……。 いずれも資産家の娘や実業家で名を馳せた 人間だけどな、しかしああも…… 蝉時雨->実力者ということですか。いやはや、侮れん。 レイン->マネは出来ないだろうし、したくも無い。 一夫多妻制でもあるまいし 蝉時雨->…(椅子に腰掛けたまま、一息ついて…)…。 グレイ->(クッキーを入れた皿と珈琲カップをテーブルに置き)鷹さんにとっては、一人目 をGETするのも至難の業か レイン->そう言われると痛いな、ん、ありがとう 蝉時雨->一応、パネルのほう。私が居る場所移すようにしときましたから。(いただきまー、 とクッキーを一つ取り) リクリム->レインはそういうオーラ持ってないしなぁ…(クッキーをつまみ) グレイ->(クッキーはブルーベリージャムとアーモンドクリームをサンドしたものです) レイン->リース>実況映像みたいだね……(画面覗きつつ) 蝉時雨->(ひょいっ、と口に放り込みながら)えぇ、まあ。そんな感じです。 レイン->まぁ、だからこそ会社は帆狼に譲るわけだ>オーラ 蝉時雨->あぁ、そうそう。今のうちに言っておきますけど… リクリム->ういー?(さくさく グレイ->なーにー?(さくさく レイン->リース>ブルーベリー好きー♪ なに(さくさく 蝉時雨->…レインとグレイくんにはちょっと重要かな。死生刀関連で一つ。あとで文句言わ れないために、今言っときます。 グレイ->文句言われるようなことをするわけ? 蝉時雨->ま、今の今まで黙ってたことですからね。 蝉時雨->…ホントは、死生刀使いナンバー1で居たいから黙ってただけですけど。 グレイ->あんまり使うと身体に悪影響を及ぼすとか? リクリム->(元々ナンバー1とは思ってないけどなぁ…) 蝉時雨->それは、その人の死生刀によりますけど。死生刀は、始解 ⇒ 中解 ⇒ 終解 と なって完全とす、っていうところが今の認識ですけど。 蝉時雨->その上。さらに、レベル4っていう段階があるのですよね。 レイン->まだ有るのか…… リクリム->多いわねぇ レイン->リース>スーパーサイヤ人みたいだね(ぉ 蝉時雨->ふ。あんなにポンポン使えるわけじゃないですけど。 蝉時雨->まあ、遣り方はヒミツにしときますけど。私の場合、副作用がハンパないんですよ。 グレイ->どんなの? 蝉時雨->最悪、石化したあと砕けちゃうかも。 リクリム->死ぬのか 蝉時雨->おそらく。私、再生能力は高くないですし。 グレイ->アロン○ルファでくっ付けてもダメ? 蝉時雨->……私ゃ角材かなんかですか リクリム->ある意味そんな存在だけど(ぁ レイン->リース>もー、石材だったらセメントじゃないとダメだよ グレイ->石になってるから。くっ付けて復活の呪文を唱えれば復活しそうな… 蝉時雨->…で。恐らく、ラルも既に終解の道を踏んでるし。グレイくんは使いこなすに至っ ていますが。仮に、もしレベル4に辿り着きそうになったら。私が教授しますから、上が るのは待ってくださいね レイン->ラル>ま、流石に石化するほうにはなりたくねぇしなぁ 蝉時雨->まあ、石化しちゃうのは私の死生刀の性能のせいですけどね。 蝉時雨->で、あと。もし石化しちゃったら、助けに来てくださいね。で、そのあと快復お願 いするデスヨ。完全に石になるまえなら、元に戻りますから。 レイン->鮮度が命、だな。了解だ レイン->リース>お魚みたいだね リクリム->生魚だよね グレイ->でも蝉は食べられないね 蝉時雨->ハハハ…… 蝉時雨->…あー。あと。もし私が完敗しちゃったら、そのときはシャトラ討伐お願いします ね。 蝉時雨->…撃ち合ったときとは違って、もし完敗するようなら、私じゃもう絶対にシャトラ に勝てなくなるんですよねぇ。(うーむ グレイ->お願いしますと言われてもね。蝉が勝てない相手に僕が勝てるとも思えないんだけ ど レイン->討伐か…… リクリム->負けたときには…指差して笑っておくわ(ぇ グレイ->この中で一番弱いんだからさー 蝉時雨->皆全体の力は、私より上ですから。 蝉時雨->流石に、一人で立ち向かえとは言いマセンヨ。個人となら、私がこの中で一番強い んですから。 リクリム->グレイ…何の特殊能力のない私よりも弱いのはないでしょ… レイン->リース>でもその上にシャトラがいるわけだけどね。 せめて重傷の一つ二つ負わ せてくれるなら、可能性もみえてくるけど 蝉時雨->最低でも、魔力量半分と片腕ぐらいは貰ってくつもりです。 グレイ->レベルと精神が弱いから、僕は 蝉時雨->私は、ほら。ちょっと、制限があってですね。今の段階より強くなれないんですよ。 グレイ->死生刀がなければ全然ダメだし(苦笑) リクリム->んー…ま、頑張れグレイ(肩ポム) 蝉時雨->グレイさん、成長してるようでしてないですねぇ… 蝉時雨->…全然駄目な人が入ってるところに、ケシス預けやしませんよ レイン->見た目が弱そうなら、その分シャトラも油断するだろう…(あんまり期待せずに言 ってる リクリム->(預けられても本人閉じこもってるけどなぁ…) 蝉時雨->(立ち上がり……)……さて、と。 グレイ->もう行くの? 蝉時雨->えぇ。先ほど、シャトラさんからラヴレター貰っちゃいましたし。(肩竦め) レイン->リース>色男は辛いね グレイ->行く前にケシスに一言声を掛けてあげたら?(部屋をチラッと見) リクリム->伝説の木の下か(ぇ 蝉時雨->全くです。 蝉時雨->…終わってからでいいでしょう。正直、今会うと、私折れちゃいそうですから。 リクリム->…どっちも極限状態だねぇ 蝉時雨->……(少し、苦笑を浮かべ…) グレイ->(折れそうなのはケシスの方だと思うけど…) 蝉時雨->…この強さが恨めしいですよ、私。 グレイ->終わってからと言うのなら、ちゃんと戻ってこないとね 蝉時雨->もっと強くなれたらいいのにな。全く、どうして此処で成長が止まっちゃうんだか …(溜息) レイン->争いが争いを呼ぶ見本のようだな。ケリは自分でつけるように 蝉時雨->…無論。つけますとも。 蝉時雨->帰ってきますとも。 グレイ->伝言とかは受け付けないから リクリム->ガンバレーとだけ言っておくわ グレイ->自分の口で伝えるんだよ レイン->リース>ま、後方の憂いは無いと思ってよ 蝉時雨->(肩まである髪を縛り…)…あ。でも。一つお願いしてイイデスカ? 伝言じゃなく て。 グレイ->なに? 蝉時雨->ケシスにも、私の戦い見せられるよう。此方に呼んでおいてください。 レイン->本人が了解すれば、な グレイ->ん、了解。蝉がここを出たら呼ぶよ 蝉時雨->(ふっ…と、いつものように不敵に笑み。前髪を掻き揚げ) 蝉時雨->私がかっこよーく勝つところ、見逃したら損でしょう。ケシスも リクリム->あはは、かっこよくはどうだろう… レイン->勝てば良い、勝てば。 蝉時雨->ひでぇ。 グレイ->ケシスが見ることで蝉のやる気が出るならそれでいいんじゃない? 蝉時雨->ま、それもそうですけど。(くるっと背を向け) レイン->リース>一応回復の用意はしとくけど、あんまり期待しないでよ? それじゃ、行 ってらっしゃーい 蝉時雨->(軽く、手を振り) 蝉時雨->(ヒュン、と。姿が掻き消えた) 蝉時雨->@(同時に、パネルが機動。透明から、スタンバイモードの黒へと切り替わる) 蝉時雨->@(其の後、映し出された景色――蝉時雨が転送されてきたフィールド――其処は やはり。決着の場ということからか、普通のフィールドとは趣が異なっていた レイン->リース>さて、いったん此処の防御を全部キャンセルして回帰回復の陣を書き込ん どかないと……。めんどいなー(ブツブツ言いながら部屋を出て行く) 蝉時雨->@(土台は、木属性の草原フィールドなのだろう。草があり、木があり、風車があ り、雲があり、野良モンスターがある) 蝉時雨->@(しかし。草地は黒く変色し、木は一本の例外もなく枯れはて、風車には無数の 武具が突き立ち岩のサボテンと化し、雲は雷雲の如く濁り、野良モンスターはその身体を 石に乗っ取られ彫刻として起立していた……) リクリム->何で最近見るフィールドは普通じゃないんだろ、普通の冒険さっさと行きたいな ぁ…(ぁ 蝉時雨->@……空だけが、その異様を照らす正常。ただただ、蒼い。蒼天が広がっている) 蝉時雨->……。(フィールドに降り立ち。辺りを、見回す。) レイン->今日中は少し難しいだろうな……。以前普通に冒険したのはいったい何ヶ月前だっ たか グレイ->はぁ…(溜息をつきつつ立ち上がる)僕、ケシスを呼んで来るね リクリム->ははは、最近新しくアドレス交換したの少なくなってきてさぁ… 蝉時雨->(そして、すぅ、と息を吸い込み…) 蝉時雨->…くうううぅうるぁぁぁぁ!!! ラヴレターに応えてこの私がきたんだ、さっさ と出て来いブラコンの小娘がぁぁぁぁぁ!!!!!(滅茶苦茶な音量で怒鳴った) グレイ->(部屋の前まで行きドアをノックする)…うるさいよ、蝉 レイン->ああ、分かった。頼むな>グレイ  ……音量調節は不可か 蝉時雨->(ばっちり、中指はぴーんと立っている) リクリム->下品だなぁ… リクリム->ケシス>はい…? レイン->ラル>いっぺんすげぇ上品な蝉とか見てみてぇよな。 リクリム->この世界のどこを探してもそんなものは無い(ぁ レイン->悪趣味な想像をするな…… 蝉時雨->シャトラ->………………………………ふぅん……死ぬ覚悟はついたんだ。(姿を何 処にも現さず。声だけが、フィールドに響いた) グレイ->蝉が戦うんだ。ケシスに見ていて欲しいって… 蝉時雨->@(その言葉が、空に響くと同時に。黒色の衣装を纏い、両隣に画面越しからでも 魔力を感じ取れるほどの力を持った銀の騎士を従え、黒い大地を踏み締めた―― 蝉時雨->@――シャトラ・ザ・ナインライヴス。その顔は、両方が認める実力差、そこから 推測される結果を見据え、余裕の色を浮かべている) リクリム->ケシス>…………今じゃなきゃ駄目なの? グレイ->うん。嫌なら無理にとは言わないけど…(もしかしたら最後になるかもしれない…) 蝉時雨->だーれが。死ぬ覚悟? ッハ。貴女がしたらどうです? レイン->補足だが、戦い自体は長引かない……。困ったことにどっちも出し惜しみしないか らな(溜息 蝉時雨->シャトラ->だってボク、間違っても勝つし? リクリム->ケシス>私…どうして良いのか解らない グレイ->ケシス… リクリム->ケシス>蝉時雨は見ていて欲しいんだよね?でも…今の私にはできないの… グレイ->どうして?どうして、出来ないの? 蝉時雨->シャトラ->でも……(ふい、と画面の向こうを見るかのように視線を逸らし)……観 客まで居るってことは、勝算はあるのかな。 リクリム->ケシス>勇気が無いの…蝉時雨を見ている勇気が無いの…(少し声が震え始め た) 蝉時雨->シャトラ->(余裕綽々の体で、蝉に隙を見せつつ。眼を細め…)…ホームの皆さん居 るっぽいじゃん。へぇ。結構な観客で。 蝉時雨->シャトラ->あ。それとも、最期を看取ってもらえるようにとか? ッハハ、それい いかも! リクリム->(なんとなくイエーイな感じで手を振る奴/ぁ) 蝉時雨->シャトラ->(丁寧に、手を振り替えしてたり) 蝉時雨->……よく回る舌ですねぇ…… レイン->ラル>(なんとなくクタバレーな感じで親指落としてる奴/ぁ) リクリム->ふ、振り返すとは結構なサービスだ!(嬉しそうだな) レイン->ラル>チクショウ、エンターテイナーじゃねぇか レイン->お前たち…… 蝉時雨->シャトラ->(にっこりしつつ。親指で、首を掻っ切る仕草をリースに返した) 蝉時雨->……………………。 リクリム->観客へのサービスは必要でしょー レイン->リース>私? (細い、箸の様な杖で魔法陣書きつつ) 蝉時雨->シャトラ->それでも。どんな勝算があってもボクの勝利は揺るがないことには変わ りないけどね。あ、何なら最後に、遺言なり何なり聞いてあげるよ?(蝉に振り返り) グレイ->そっか……。でもさ、今を逃したら永遠に蝉を見ることが出来なくなるかもしれな いんだよ? 蝉時雨->シャトラ->これから死ぬ人っていうか。ボクの糧になってくれる人への、せめても のサービスだよ。 蝉時雨->ハハハハハ。それは結構。あ、愚痴とかでもOK? 蝉時雨->シャトラ->いいけど。結果は変わらないし。 リクリム->ケシス>…………かも知れない…なんて言わないで… 蝉時雨->長いよ? とっても長いよ? 一日24時間掛けても終わらないよ? それでもい いかいいのかいいんだな!!!?(くわっ グレイ->……ごめん。……でも、後悔しないためにも、見るべきだと思う。 蝉時雨->シャトラ->……一日はちょっと…… 蝉時雨->じゃあ半日。 蝉時雨->シャトラ->……。 蝉時雨->さらに半分。 レイン->リース>@(輪廻を意味するサークルに、回生を意味するデルタを重ねる。それは 再誕を意味する呪いである。しかしこれだけでは一度死なねばならない、ならばと不死を 意味する疑似の死、……) グレイ->ケシスの大切な人の願いなんだからさ 蝉時雨->シャトラ->……。…。 リクリム->ケシス>私…蝉時雨に信じられてるのかな 蝉時雨->ええい、ならばさらに半分だ! 蝉時雨->シャトラ->………。 蝉時雨->こおおおおぉぉぉの腐れがぁぁぁ!! 聞くっつったろ!? リクリム->ケシス>移動制限までかけて… 蝉時雨->シャトラ->予想外なことばっかり吐くからだよ!! レイン->ええい、蝉……。もう少しマシな発言をしろ グレイ->信じられてるよ。ただ守りたくて、その気持ちが大きすぎてこうなっちゃったんだ と思う リクリム->ギャグでいいじゃん、もう(諦めた! グレイ->月光も蝉も鈍感で不器用だからね。…いや、男って皆そうなのかも リクリム->ケシス>………(ドアが少し開いた) 蝉時雨->わかりました。わかりましたよ。じゃあ手短に。 レイン->そうだな、不器用すぎて道を間違える事は多々ある 蝉時雨->マシな発言しろとか言われちゃいましたし。(聞こえてたらしい グレイ->大丈夫。ケシスは愛されてる、大切にされてる。 リクリム->聞こえるのか、便利だなぁ… レイン->それでも、気持ちは真っ直ぐな事は知ってやって欲しい(蝉に目を向け グレイ->(僕と違ってね…) 蝉時雨->蝉時雨->(ヴン、と音を上げ。目の前に現れたのは…ケシスに突きつけていた刃… とは似て異なる。装飾がより過多になり、ドチラかというと戦より飾り物という言葉が似 合う黒の長剣。それを握り) リクリム->ケシス>(まだ泣きそうな顔は戻っていないが、グレイをまっすぐ見た) グレイ->女の子を傷つける男は最低だと言って置く(パネルに向かってジト目) リクリム->ケシス>私も…蝉時雨を信じないとね……(苦笑しつつ) グレイ->(視線をケシスに戻し)うん。 蝉時雨->じゃ、まずは……(考)……私は、貴女が気に入らない。 レイン->愛されれば、愛し返すのが定め。 神曲の一説だ 蝉時雨->その反則的な強さも、馬鹿げた魔力量も、黒い衣装も、その容姿も肌の色も目も鼻 も口も耳も手も足も腹も何もかも。 蝉時雨->つーか、呼吸してること自体イヤ。 リクリム->ケシス>(パネルの前に座って)ちゃんと見なきゃ グレイ->…レインがそういうセリフを吐くとは… 蝉時雨->存在してるのが嫌。 リクリム->さぶい(ぁ レイン->リース>うわ、レインくさ……(魔法陣をちょっと間違えた人) 蝉時雨->なんていうか、空気に触れるなって感じ。 蝉時雨->レインなんかしめっちゃえって感じ。 レイン->悪かったな グレイ->元々湿ってるって レイン->……… リクリム->じめーっと 蝉時雨->シャトラ->…………………(顔が引き攣っている) レイン->………………(クッキーを食べてる) 蝉時雨->そして…(剣で口元を隠すように、上段横に剣を構え) グレイ->…レインの湿り気が増している レイン->リース>うわ、クッキーがかびないかな? リクリム->ケシス>クッキーがしけったの? 蝉時雨->そんなにも気に入らない相手に。あなたみたいな出鱈目生物に、絶対的な勝算すら ない自分の弱さに、腹が立つ。 蝉時雨->自分のあまりの弱さに、守りたい娘一人。護りたいと言ってくれる娘一人、横に並 ばせてやる事も出来ない自分の馬鹿さ加減に、腸煮え繰り返る。 グレイ->クッキーはまだ無事。あ、よかったら食べてね。 リクリム->うし、いただきまーす(お前かよ リクリム->ケシス>(手を振りつつ遠慮しておきつつパネル見てる) 蝉時雨->シャトラ->……ケシスだったっけ。(顔引き攣らせたまま、しかし口に出す辺り思 慮が足らない。そんなキーワードで名前を出すなど、狙ってますと公言して居るようなも のだ) 蝉時雨->そう…貴女の狙う、初期化進行演算能力を持つ娘です。 レイン->リース>ああ、微妙に魔法陣描き間違えたし……。もうちょっとなんだけど…(気 付けば、玄関から始まって部屋の四隅全て魔法陣が描かれている。パッと見汚いがそのど れもが薄赤く光っている) 蝉時雨->私が、もっと強ければ。彼女が、私のことを護りたいと言ってくれたときに、笑っ て受けてやれることも出来たのに……(こんなの相手に何言ってるんだろうなー、と心のど こかで想いつつ) レイン->リース>でーきた、っと。(ポイッと、杖を投げ捨てて。見てみれば、専門的な数 式のように複雑な形をした魔法陣が全て、シンバルのように連結している。杖は使い捨て らしい) 蝉時雨->@(眼を伏せがちに…声はどんどん無機質に。しかし、其の中に凄まじいまでの憤 怒が含まれて居る…剣をつきつけたことを思い出し。そのせいでさらにムシャクシャして くる) グレイ->(蝉、ケシスが見てるの知ってて言ってるんだろうな…) 蝉時雨->私に出来ることと言えば、彼女に剣をつきつけ、役に立たないから出てくるな、と 言うだけ……それしかなかった。だって、そうでしょう。 蝉時雨->(←さっきから声聞こえなかったので+自分のマヌケさを再認識してムカついてる ので、ぜんっぜん、ケシスが居るの気付いてない) レイン->リース>限界使用時間は5時間くらいかな、再生の魔法陣を書いといたよ。 ただ、 これは対象以外の生命体から魔力と生命力を奪うから、ちょーっと使うとき苦しいかもだ けど。我慢してね♪ 蝉時雨->でも、そうしたら、ホームの皆が辿り着く前に貴女にやられちゃうじゃないですか。 私がやられてたら、護れないわけですし。 蝉時雨->だから、そうさせないために、役立たずだと厳しい言葉を突きつけて。自分の無力 さを知れと剣を突きつけて、わからせるしかない。 蝉時雨->それも、もしかしたら役に立たないかもしれない。しかし、行動を遅らせることは 出来る。少しでも遅れれば、レインあたりが捕まえてくれるでしょう。 リクリム->ケシス>蝉時雨……… 蝉時雨->それぐらいしか、私には出来ないのですよ。この状況で、護るといったらそれぐら いしか思い浮かばないわけです。(俯きがちになり…) 蝉時雨->その結果が。あの娘に、泣きそうな顔をさせて…いや、泣かせてしまいました…。 蝉時雨->…弱い。弱い。弱過ぎる。自分の弱さに、これほど、嫌気が出たことはありません よ…? グレイ->………(顔は動かさず視線だけケシスに向け) 蝉時雨->だが。だからこそ。だから、こそ…!(ガチン。と。頭の中で…しかし、誰が見て も解るほど。何かが、切り替わる) 蝉時雨->(@蝉時雨本人でさえも予想外なこの兆し。襲う機会は幾らでもあるだろうに黙っ て聴いているシャトラの眉が潜められ…) 蝉時雨->こんなことをしてしまったのだから、私は、あとでケシスに謝らなければならない。 (声が、僅かに低くなる。低くしているのではなく、通常音がコレになったのだ) 蝉時雨->@その声は、かつて月光を殺しさえした男のもの。今までの其であったものとは、 また少し違うもの。) グレイ->黒鋼… リクリム->強化モードって感じ? レイン->そんなところだな 蝉時雨->@(裂帛の気合にも似た風が、蝉時雨を中心に渦巻き…服は、一瞬にして狩衣に。 目は、黒い布で覆われ……) 蝉時雨->@(キィィィィィィ…!! 空気を裂く震度音は、蝉時雨――否。黒鋼が持つ剣か ら発せられている。かつて、ネットスラムで見せたソレの何十倍もの威力を持って…) 蝉時雨->黒鋼->土下座して、そのあとにおもいっきりぶったたかれるぐらいはしなきゃな。 (俯いていた顔をあげ…ギン、と敵を見据えた) レイン->振動剣か……、さてシャトラはどう対処するか リクリム->ケシス>……(祈るように指を組み、じっと見守る) 蝉時雨->黒鋼->その、為には…(その目線を、じろりとシャトラの外に向けた瞬間…) 蝉時雨->@(ドォン!! そんな炸裂音と共に。強大な力を与えられた騎士が、弾丸に打ち 抜かれた紙切れのように爆散した) 蝉時雨->シャトラ->……っな……嘘……(爆散した騎士を見て…なんで? とばかりに黒鋼 を再び見据えた) 蝉時雨->黒鋼->キサマが、邪魔だ。化物。(こき、と首を鳴らし…) 蝉時雨->@(黒鋼――かつては、『世界』において『最強』を誇った、死を形にしたような威 圧を持っていた一つの兵器。 蝉時雨->@長く、『蝉時雨』として過ごしたために失われた『最強』が。シャトラにも劣ら ぬ力の具現を持って返り咲き、黒い大地を踏み締めていた――) 蝉時雨->シャトラ->……ブラフかましてたってわけじゃ無さそうだけど…流石に、コレは… … 蝉時雨->黒鋼->(ふと。ていうか、ッハ、っていう感じで。画面振り返り)…………………… …。(ケシスが居ることに気付いた) 蝉時雨->黒鋼->……………………………あー……もしかしなくても。聞いた? リクリム->ケシス>うん、全部(ぁ レイン->リース>やる事が無いと落ち着かないね……。というか、蝉白々しい 蝉時雨->シャトラ->……本当に元・人間かと疑いたくなるよ、お兄さん。(舌打ち一つ) レイン->ラル>大画面でばっちり。って感じだなー>全部 蝉時雨->黒鋼->………………失策だ。(肩を竦め。シャトラに振り返り) 蝉時雨->シャトラ->(ゆっくりと。右手を横へと持ち上げ……)……。 リクリム->ケシス>帰ってきたら本当に土下座してもらうからね? 蝉時雨->@(目に見えるほどの魔力が。銀色の魔力が。シャトラを中心に、渦巻き初め…) 蝉時雨->黒鋼->其の前に一つ、やりたいことがあるのでそちらを優先させてくれると嬉しい。 グレイ->土下座だけでいいの? リクリム->ケシス>うん、いいよ レイン->ラル>優しいなぁケシスは…… グレイ->ケシスは優しいね。 蝉時雨->黒鋼->……さて。(意識を、しかとシャトラに向け) リクリム->ケシス>悪いのは私なのに殴っちゃ駄目でしょ? レイン->リース>どうせなら窓から蹴落としてボブに噛み付かせるぐらいしても、バチは当 らないよ? グレイ->いや、悪いのはちゃんと言わなかった蝉でしょ? リクリム->極刑かぁ… 蝉時雨->シャトラ->……行き成り切りかかってこないのは正解だったね。キレてるように見 えて、実は結構冷静じゃない……? 蝉時雨->@(そしてその右手に、いつのまにか付属されているのは、ボウガン。それも。魔 力を形にしたどころではない。純魔力をそのまま容に仕上げたような。魔力に疎いグレイ 達でも、感じれるほどの、死の武器…) リクリム->ケシス>ううん、私が悪いの…… 蝉時雨->黒鋼->……(舌打ち一つ) 蝉時雨->シャトラ->…その顔見ると、ある程度予想していたみたいだね。 蝉時雨->黒鋼->……当たって欲しくはなかったがな。 グレイ->(パネルを見)あの武器…普通じゃない 蝉時雨->黒鋼->…ソレが… レイン->リース>罪と罰は所詮人の満足不満足だからね。ま、自分の思うようにしたら良い よ レイン->アレが宝具か 蝉時雨->シャトラ->…そう…コレがボクの奥の手。言っとくけど、嘘じゃないよ? 本当は、 もう一回兄さんと戦うときに使うつもりだったんだけどね。そうも言ってられないみたい だし… リクリム->最終手段か、早いなぁ…(マテ 蝉時雨->シャトラ->行き成り使いたくは無かったけどね。 蝉時雨->黒鋼->……(避けるのは無理だな。かといって、逸らすのも無理か……) レイン->ラル>大人の事情って奴だろ(マテ リクリム->なるほど(納得か 蝉時雨->黒鋼->『拙い。かも、じゃなくて、かなり、拙い。快復準備、頼む。』(冷や汗が流 れるのが解るような。緊張した声が画面越しに出た) レイン->リース>回復準備ね、りょうかーい イリア->こんにちは(入室) リクリム->おいーっす(手をしゅたっとあげて) 蝉時雨->@(互いに警戒しているため。膠着状態と化している……) レイン->リース>それじゃ、ちょっと我慢してね。事前に発動させておけばすぐさま回復に 移れるから……。あーあ、私に回復魔法の才能が有ればなぁ……(バキッ、とさっきの杖 を踵でへし折り) レイン->リース>あ、いらしゃー♪  レイン->いらっしゃい リクリム->ケシス>こんにちわ 蝉時雨->@(一つの威圧が渦をなし。一つの魔力が渦をなし。重なり合い、喰らい合い、一 つの結界のようなものを作り上げている) グレイ->いらっしゃいだよ イリア->(リクリムたちに手を振りつつ)蝉時雨さんは? リクリム->試合中〜(のほほん グレイ->あそこ(パネルを指差し) レイン->@(ちなみに折るのが発動条件。杖から溢れた魔力が今や床の大半を埋め尽くした 魔法陣に吸い込まれていく………ドクンッ………それが、心臓のように脈打った。あたか も鼓動を始めるかのように) イリア->そうですか… 蝉時雨->黒鋼->(見る間でもなく、放出系…この状態で、どうする。使わざるを得まい…… 出来れば、使いたくは無かったのだが……) レイン->リース>ああ、いるだけで貧血っぽい症状になったり。立ちくらみがしたり。力が 入らなくなったり、熱っぽくなったりしても気にしないでね? 生命力が吸い取られてる だけだから、リアルに リクリム->はいよー、HP多いとこういうときに得だよねぇ(ぇ 蝉時雨->黒鋼->(そもそも……私の死生刀で勝てるか……否、自分の力を信じるしかあるま いな……) 蝉時雨->黒鋼->(ゆっくりと、前斜姿勢になり。獣の如く牙を向くように、ぎしぃ、と歯を 食い縛り……) レイン->リース>SPも減ってくから、その限りじゃないけどね。精神が倒れても体が倒れ ても同じ事だよ。……ま、常時10匹の蚊に血を吸われてるようなものだからあんまり心 配しなくても良いけど イリア->(レインたちが見ているパネルを見つめると…そこには正に一騎打ちしている蝉と シャトラが移っている) リクリム->むーSPは低いわ、私。これじゃあSP切れるのが先かな 蝉時雨->シャトラ->(ゆっくり。手を握り拳にして。腕に備えたボウガンは、さらにその危 険度を増していっている。見ている者の背筋が凍りつくほどに。) グレイ->僕はHPが…… 蝉時雨->シャトラ->…(軽く、吐息一つ)…じゃ。殺すね。(開始合図――) レイン->@2秒に1程度HPが減り、4秒に1程度SPが減っていく 蝉時雨->@(ふい、と掌を黒鋼へと向けたとき。黒鋼も、一歩、踏み出し――) 蝉時雨->@(ボウガンが。その魔力を、幾千もの数。対象を消し飛ばす威力。神速の矢に変 え…) レイン->@(時間が経つにつれ、魔法陣は黒のインクから赤い色身を強くする。まるで本当 に血を吸い上げているかのようだ、同時にその中に力が溜め込まれるのも伝わってくる) 蝉時雨->@(…その剣が。雷を従え神速を付属し。音を従え無音を付属し。振動を従え、対 象を木っ端微塵にする威力を従え) イリア->明月>こんちわ〜(タイミングいいのか悪いのか、この状況で入室してくる者が一 人) レイン->リース>献血にご協力くださーい。いらしゃー リクリム->おいーっす。(気魂使いつつ) イリア->明月さん、お久しぶりです 蝉時雨->シャトラ->其は敵なり我が武器よ我が敵穿てよ。(真言…誰が見ても。ソレを発動 させるための言葉を紡ぎ。ボウガンが、強大過ぎる魔力により展開され…) イリア->明月>イリア、おひさ〜 レイン->ん、いらっしゃい。……まぁ、状況はあのパネルを見てくれ(視線を向け リクリム->ケシス>(ほとんどHPもSPも関係ないのでパネルに引っ付いてる) グレイ->……(挨拶すらできない状態に) イリア->明月>おっけー(何の躊躇いも無くパネルを見つめる) レイン->ラル>グレイ、早いって(汗 蝉時雨->黒鋼->目覚めろ我が剣其の鈍い身体を今こそ起こせ。(こちらも、真言を唱え…) 蝉時雨->シャトラ->『(ナイン)射殺す―――――――――――― 蝉時雨->黒鋼->『(ベルゼル)死生刀レベル4―――――――』 イリア->明月>な、何?この感覚は…ていうか、HPとSPが減っていくんですけど 蝉時雨->シャトラ->―――――――――――――百頭(ライヴス)!!』 蝉時雨->黒鋼->――――――――――――――魔剣(グラム)!!』 蝉時雨->@(もはや動体視力では終えぬ光が発射され――) 蝉時雨->@(もはや動体視力では捉えられぬ剣戟が放たれ――) レイン->リース>ふむむ、じゃあ私も対抗して詠唱に移りますかな(本命の、自分の背丈ほ どある木製の杖を取り出し。両手で握るとその先端を地面に、カツン、と着ける) 蝉時雨->@――ズッッッッッドォオォォォォォン!!!!!!!!!! 轟音轟音轟音轟 音轟音。ぶつかる。ぶつかる。ぶつかる。ぶつかる。ぶつかる。) レイン->詳しい事は知らんが。蝉への寄付と思ってくれ 蝉時雨->@(画面が光で白く染まる――) グレイ->(完治の水と気魂使用)あー…意識が遠退いてた。そっか、アイテムで回復できた んだった 蝉時雨->@(そして次に響くのは ギィン!! ザンッ!! ドンッ!! という斬撃音 に。) 蝉時雨->@(ドォォォン!!! という、一つにしか聞こえぬ。しかし、幾重にも発せられ るとも取れる発射音) レイン->ラル>……グレイって、危ない奴だな(何 蝉時雨->@(黒鋼としては、端っからの狙い通りに。シャトラとしては思わぬ事態にして…) イリア->(イリアもHPとSPが半分ぐらいになっていた) 蝉時雨->@…最大出力での、ぶつかり合いが開始された。) グレイ->だって皆よりレベル低いから減りが早くて…って、誰が危ない奴だよ レイン->お前ほどでは……(気魂を使いつつ) 蝉時雨->@そこに映っているのは、もはや足運びから手運びから胴の動きから、霞掛かるよ うな速さで動く蝉時雨。 レイン->ラル>いや、ドジっ子も過ぎると危ない奴に分類されるっちゅう昔からの格言があ んだぜ レイン->ない イリア->明月>イリアも回復アイテム使ったほうがいいよ 蝉時雨->@それに従うような流星の如き光は、剣戟だろう。手を両方動かしていることから、 双剣…次から次へと繰り出される光の弾丸を、切り払っている) 蝉時雨->@(縦へ横へ斜めへ鋭く真直ぐ丸く。縦横無尽の変幻自在と言えようこの剣戟…) グレイ->ドジっ子って僕の事?(首傾げ) イリア->あ、はい。(快癒の水と気魂を使う) 蝉時雨->@有利たる飛び道具を放っているシャトラも、あまりの光景に眼を向かんばかり だ) イリア->回復アイテムが使える…ということは! レイン->ラル>他に誰がいんだよ? 蝉時雨->@(それはそうだろう。あの剣は、攻撃力こそあれ。肉体補助などない。黒鋼とい う男は、死生刀の補助為しで、光の弾丸を視認し、それを凌駕する速度にて切り払ってい る。しかも、徐々に間合いを詰めながら…) イリア->(試しに気迫のタリスマンと活力のタリスマンを使ってみる) 蝉時雨->@(彼は、既に実力成長が終わっている人間だ。それも、三年も前に。つまりは、 コレが黒鋼の、失われていた実力――初期の月光が勝てるのも頷ける。今でさえ、勝てる かどうか怪しい。) グレイ->今まで言われたことないよ〜。ただ忘れっぽかったり、間が抜けてたりするだけで (ぉ 蝉時雨->@(彼我の位置。およそ距離にして十メートル) レイン->ラル>そうか、天然だったか 蝉時雨->@(九メートル半) 蝉時雨->@(八メートル) 蝉時雨->@(放たれる弾丸に休みなどない。それをゴリ押しで、前へ前へと………びしっ 嫌 な音が、した) グレイ->ラルに言われるなんて…orz レイン->リース>(序式、血肉の充填)エリウ、ブァイ、トゥル……(次式、偽装の死)… …… 蝉時雨->黒鋼->(かろうじて皆の目で負える胴体の部分から。そう、丁度脇腹の部分から。 石くれの色に変色…否。石に、変わり始めている) レイン->ラル>ハッハッハ、俺に言われちゃぁ、お終いだな〜♪ グレイ->(グレイは深く落ち込んだ) イリア->実験成功!(思ったとおりタリスマンを使うとHPとSPが減らなくなった) レイン->ラル>………って、なんだとおらぁぁぁぁぁ!!!! 蝉時雨->黒鋼->ぐ……ぅ、が……!!(石になるというのは、いかなる苦痛なのか。黒鋼が 苦鳴を漏らし…) 蝉時雨->@(ガチン。フィールドが、一つの結界を作り上げる。シャトラが設置しておいた 結界が、よりによってこんな時に、発動した…) イリア->(ラルとグレイのやりとりを見てクスクスと笑い出した/ぁ) グレイ->だって天然、ネタって言ったらラルじゃん! 蝉時雨->@(効力。外からの、鉄壁の如し防御。つまりは、外からの干渉は一切不可能。及 び――) レイン->ラル>笑うなーーっっ、切実なんだぞコンチクショウ!? ネタは辛うじて認める が、断じて天然じゃねぇっっ95 レイン->ラル>少なくても純天然度数で言えばグレイより下だっ!(何だその基準 リクリム->@解除、気にせずー グレイ->えぇ〜…ん?(パネルの様子がヘン?) イリア->明月>ちょっと、なんかヤバイことになってるけど(パネルを指差し) レイン->遮断されるな…… 蝉時雨->@――使用者への、増力。それの証拠というべきか。光の弾丸が加速し、威力が増 し、打ち落とせなくなりはじめ、辛うじて避けている状態) リクリム->んー、故障? 蝉時雨->(@しかし。内部からの力の発信出来るという部分が皮肉か。パネルは、時々ノイ ズを含むものの、映っている。刻一刻と追い詰められる黒鋼を…) イリア->ごめんなさい、ラルさん レイン->ラル>自分で気付かないのが天然の要素で有ってだな………、ってピンチかよ 蝉時雨->(@びし…ぎしっ、びきぃ…! 嫌な音を上げて、胴体の石化が進んでいく) リクリム->ケシス>蝉時雨!頑張って! レイン->ラル>ああ? いいっていいって、俺が突っ込み返すのはデフォルトだから気にす んな(笑い)>イリア 蝉時雨->黒鋼->ヒュー……シィ……(苦しげな呼吸音。縦、横、鋭角、直角、円、回転、さ らに円――速度が落ちているのか。双剣が皆にも見え始める) レイン->外からの交渉は不可か…… イリア->はい リクリム->(最近(笑)って使う奴見ないなぁ…) レイン->リース>ま、聞えなくても届くよ、ケシスの声くらいはね(詠唱は完了したらしい) イリア->(パネルに視線を戻す) 蝉時雨->@(双剣は、それぞれ。150センチあまりの長剣で、一方は、輝くような白。一 方は、飲み込むような黒。) 蝉時雨->@(白は、鋭利な日本刀を思わせる刀身。黒は、蛮勇を表す叩き切るのに特化した 蛮刀…) 蝉時雨->@(柄にはそれぞれ布が厚く巻かれ、持ちやすいように補強されている以外。何の 変哲も無い剣…) イリア->明月>(快癒の水を使いつつ)ラブラブ度数全開ってやつかねぇ(と、からかって みる) リクリム->いや、もうテレパシーレベル(ぁ 蝉時雨->@(しかし。その剣に秘められた威力たるや。ナインライヴスをすら凌駕している。 本人に一切干渉しない代わりに、本人の魔力供給も受けない剣…) イリア->明月>そこまでいくか(汗 レイン->ラル>テレパシーかぁ……、愛情が有れば超能力すら自由自在なんだなっ 蝉時雨->@…しかし。特例として。さらなる出力及び戦業を使用者に与えるのならば。見返 りに、その使用者の身体を石にする。見ただけでそれだけの情報が皆に伝わる) リクリム->ケシス>蝉時雨……(他の声聞こえてない) イリア->明月>ありゃ、またスルーされた… 蝉時雨->黒鋼->(そして、さらに、さらに。速く、迅く、疾く…強く、硬く、強靭く…速度 だけは、さらに上がり。威力だけはさらに上がる。呼気を吐き出し…) 蝉時雨->黒鋼->――――――――!!!!!(もう、人間の声では無い。獣の発する雄叫び のソレを上げ、さらに強く願い…) イリア->(イリアもパネルに目線が行きっぱなし) 蝉時雨->黒鋼->(ガッシャァン!!! と、音を上げ。胴体の他に、末端も石化していて… その右腕が、砕け、た…) イリア->明月>…………(自分で言って空しくなってきた/ぁ) リクリム->ケシス>―――――っ!! グレイ->………はっ、また意識が遠退いてた(完治の水と気魂使用) レイン->ラル>何と言うか、ちょっと寂しいな(ぉ 蝉時雨->黒鋼->…あ… レイン->ラル>やーい天然ー(ぉぃ 蝉時雨->黒鋼->(その光景に眼を奪われ。その隙に…否、その隙がなくても決まっただろう。 右足が打ち抜かれ、消し飛び。脇腹が消し飛び、左肩が消し飛び…) リクリム->蚊帳の外って奴か(気魂と癒しの水使用) グレイ->うるさい。それより蝉…黒鋼の応援しなよ 蝉時雨->黒鋼->……あー……ぁ……(がくん、と膝をついた…) レイン->リース、割り込めないのか? 蝉時雨->黒鋼->……チッ……(光が、迫り。悔しげに、笑み浮かべ……) 蝉時雨->黒鋼->畜生が。 イリア->明月>黒、鋼… 蝉時雨->黒鋼->(ドォォン!! 頭が、吹き飛ばされた) レイン->リース>行きたいのは山々なんだけどね。あのフィールド自体から拒絶されてる、 少なくともあの結界が解けない限りは…… 蝉時雨->@(同時に、サブパネル全てが砕け散る) グレイ->何であんな結界なんか──あ リクリム->ケシス>(思わず、力が抜けているのが解る) レイン->(思わずパネルに手を伸ばしてる)………く 蝉時雨->@(頭が砕けたと同時に……身体が、残さず、光に食われ……) リクリム->………………馬鹿だったわねぇ イリア->明月>―――っ!? 蝉時雨->@(一瞬で、全てが、終わった。光も。音も。) レイン->………(暫く様子を見ている) イリア->そ、そんな…ッ 蝉時雨->@(そして残るは……無残なフィールドに……) リクリム->ケシス>(カタカタと震えている) レイン->(血を吐くように言い捨てる) ……脱力している場合ではないぞ。次は、こちら が狙われる 蝉時雨->シャトラ->ヒュー……っく……っはぁぁ…!!(所々。否、右足全て、右手から首 まで。さらに顔まで石に侵食された、シャトラが立っていた) レイン->リース>狙ってる余裕は無さそうだけどね… リクリム->ケシス>…………… グレイ->相打ち? リクリム->微妙かな… 蝉時雨->シャトラ->…ま、さか……此処まで、とは、ね……(ヒュゥゥゥゥゥ、と息を吸い) イリア->明月>黒鋼、折角…久しぶりに会えたのに…(拳をグッと握り締める) レイン->今なら、行けるか? 蝉時雨->シャトラ->ッッッッッッッハ!!(右足の石が。顔まで侵食していた石が、まるで 皮を剥がされる様に消し飛んだ…そして現れるのは、生身。右腕だけは、本当に砕けたが …) 蝉時雨->@(結界は、いまだ健在…) レイン->リース>まだまだ……、ゴキブリみたいな生命力 グレイ->行けたとしても(ケシスに目をやり)放って行く訳にいかないよ リクリム->逃走準備? 蝉時雨->シャトラ->……(しかし。どさっ、と座り込む。結界を維持している魔力以外、も う無いらしい。) イリア->私も…私もいk――(明月がスッとイリアを遮るように手を出す) レイン->一撃で倒せるなら少人数で打って出る可能性も考えておく 蝉時雨->シャトラ->……流石に……効いた… 蝉時雨->シャトラ->…殆どの魔力持ってかれるとはねぇ… イリア->明月>…アタシがいくよ。 蝉時雨->シャトラ->ハハ。おかげで、また、暫く動けないじゃないか……やってくれたよま ったく…!!(忌々しげに舌打ち イリア->明月>イリアはここで待ってて レイン->一考しておこう。しかしながら、向こうの結界が消えん限り何も出来ん グレイ->リース。あの結界破れない? イリア->嫌です!(即答) レイン->リース>さっきから干渉してるんだけどねー…… イリア->私…ここでジッとしているつもりはありません。 蝉時雨->シャトラ->ふん。ボクが何日も練り上げて作ったこの結界…『天縛捉式(ヴィリア ル・フォール)』っていうんだけどね。キミ達じゃ、破れはしないよ。 レイン->リース>フィールド自体に行く事は出来るよ、でもあの結界に捕まって光の粒にな って霧散しちゃうかな、そのままで行ったら イリア->明月>じゃ、どうやって… グレイ->結界で包んで突入するとか? イリア->………… 蝉時雨->ムブロフスカ->出来ぬことも無いだろうが。アレを突破するモノは、幾日も掛かる だろうな。(どーん。とばかりに、パネルのど真ん中に居る。) レイン->リース>私が何日もかけて結界を練り上げれば、同じレベルで抵抗できる結界にな るけどね。それなら突撃できるよ 蝉時雨->ムブロフスカ->幾日も掛けている其の間に快復されたら終わりだ。 グレイ->買ーちゃんが何故ここにいるっ!? イリア->二人>Σひゃあ!? 蝉時雨->ムブロフスカ->先ほどから、後ろの方で見ていた。 レイン->ラル>この、美味しいとこ取りめっ 蝉時雨->ムブロフスカ->……。……。……。 レイン->地味な奴だ(こいつに言われた 蝉時雨->ムブロフスカ->………………。 イリア->明月>む、ムーちゃん!どうしてここに!? グレイ->(ムーちゃんに同情した) 蝉時雨->ムブロフスカ->少し気になってな。 蝉時雨->ムブロフスカ->…結界を練り上げるに掛かる日数は? 蝉時雨->ムブロフスカ->>リース イリア->ムー、ちゃん…(必死で笑いをこらえている) レイン->リース>3日、……詳しく言えば3日3晩貫徹で儀式をやって生贄が1人くらい有 れば最短かな 蝉時雨->ムブロフスカ->では、四日で完成させろ。 レイン->リース>普通に練るなら一週間だね 蝉時雨->ムブロフスカ->四日だ。それ以上は待たぬ。 レイン->リース>……了解、とっときの宝石砕くよ(溜息) 蝉時雨->ムブロフスカ->(ヒュウン!! と、何か長物を振り回すような音と共に。パネル を前に、構えた) イリア->あ、ムブロフスカって言うんですね。(ムーちゃんに近づいて名前を確認した) レイン->ラル>ムーちゃんで良いぞ。カラムーチョのムーちゃん(ぁ 蝉時雨->ムブロフスカ->コレは、我が主には内密に。(その手に持っているのは。黒く…そ して。ナインライヴスを上回る魔力量を秘めた、長い、細槍) イリア->明月>へぇー、カラムーチョから来てるのね(何 グレイ->それは? 蝉時雨->ムブロフスカ->退き、そして黙るがいい愚考の生き物よ。 蝉時雨->ムブロフスカ->さもなければ、巻き込まれても知らぬ レイン->リース>はいはい、でも代金請求はしちゃうからね(杖をくるくる回して後ろに下 がり) イリア->あ、はい!(そう言って後ろに下がる) 蝉時雨->ムブロフスカ->(@ドクン――!!! 魔力が、一瞬にして、渦巻き…) 蝉時雨->シャトラ->…え…?(認識し、慌てて立ち上がろうとした瞬間…) レイン->ラル>喋ってもいいじゃんよー、言論の自由だぜー? (でもしっかり下がってる) 蝉時雨->ムブロフスカ->『――――――ゲイ・ボルク』 蝉時雨->ムブロフスカ->(その槍を、パネルへ突き出し――) グレイ->(ラルの後ろに下がる/ある意味盾にしてる) 蝉時雨->@(どすぅ!!! シャトラの首に。ゲイボルクと呼ばれた槍が、突き刺さった) レイン->ラル>な〜んかグレイの位置に引っ掛るもんを感じる………おぉ、やったか!? 蝉時雨->シャトラ->…が…!!?(避ける暇すら、無い。行き成り首元から出現した槍に、 無残にも貫かれ…) 蝉時雨->ムブロフスカ->殺しはしない。(パネルに突き刺さっている槍を、引き抜き) グレイ->なんで? 蝉時雨->シャトラ->がっ!!!(喉に突き刺さっていた槍も、引き抜かれ) レイン->ラル>つ−か喉に刺さったら死ぬような気もすっけど イリア->明月>首元を刺している時点で矛盾しているんですけど… 蝉時雨->ムブロフスカ->貴様等が、やるのだろう?(黒い血に濡れた槍を出し) レイン->ラル>万事やっちゃってOK グレイ->てか、こんなにあっけなくやっちゃうと蝉の努力が… 蝉時雨->シャトラ->……っか…が…!?(しかし。生きている。血溜まりに蹲っている) 蝉時雨->ムブロフスカ->ふん。蝉とやらに感謝せねばな…必要最低限の魔力で、やれたのだ から。 イリア->明月>………生きてるし、本人(汗 グレイ->(僕達が太刀打ちできない領域の力を振るわれるとね…虚しくなるよ) 蝉時雨->ムブロフスカ->それとも、何だ。蝉とやらは、貴様等の使い捨てのコマなのか? 蝉時雨->ムブロフスカ->それならば、その手柄は私が貰おう。モウ1度串刺しにすれば、死 ぬだろう 蝉時雨->ムブロフスカ->口ぶりからして、大切な仲間の仇討ちをしたそうだったから、協力 したまでだ。 イリア->違います!蝉時雨さんをそんな目で見ていません レイン->ラル>俺は確実にやっちまったほうが安心だけど。まぁ、俺が口出しするこっちゃ ねーか 蝉時雨->ムブロフスカ->そこのナマクラ刀の言うことは正しい。しかし、それをよしとしな いのも人間だとおもったが… グレイ->協力、ねぇ… グレイ->要は結界突破のための時間稼ぎをしてくれたと。そういうこと 蝉時雨->ムブロフスカ->そういうことだ……あの傷の完治には四日掛かる。丁度良かろうに。 レイン->仇討ちか……、憂いを経つという意味では俺たちがやったほうが良いのかも知れん が… 蝉時雨->ムブロフスカ->…貴様等の仲間という概念に多少ほだされ、勢いで助力をしてしま ったが。断ったほうがいいというのなら、私が今、やろう。 蝉時雨->ムブロフスカ->元々、それが私の仕事だ。 グレイ->だったら蝉が戦う前に何故しなかったの?戦ってる最中も何故黙ってみていた の? 蝉時雨->ムブロフスカ->恋人のために闘う男の邪魔をしろと? イリア->明月>(このままムーちゃんが止めを刺したら…でも、それで本当にいいの?/自 分で自分を問い詰めている) 蝉時雨->ムブロフスカ->非常識だと思うのなら、まず自分の浅慮さを鑑みるがいい。 グレイ->恋人が目の前で死ぬのを見せるのもどうかと思うけど。 レイン->それがムブロフスカの選択なら文句は無い、俺は実利を取るがな 蝉時雨->ムブロフスカ->あくまで、今までは。貴様等の絡みにより状況を待っていたが。 蝉時雨->ムブロフスカ->期が来たと取っていいのならば、私は今すぐ、本来の仕事に戻る。 イリア->二人>…………(まだ自分の中で葛藤している) 蝉時雨->ムブロフスカ->……。 レイン->リース>魔力を使わないで済むし、ゲイボルクで砕いた肉体はそうそう蘇生できな いでしょ? なら、私達がやるよりはいまムーちゃんがやったほうが良いと思うよ 蝉時雨->ムブロフスカ->(何時の間にか血が消えている槍を携え…くるりと、再びパネルの 前へと身を翻し)無論。四日、というのはあくまで私が加減したからに過ぎん イリア->でも、これじゃ蝉時雨さんがやったことは… 蝉時雨->ムブロフスカ->無駄だな。 蝉時雨->ムブロフスカ->最期まで護りぬく戦いを通し、死んだというのならば。その死に様 はなかなかのものだが…。 グレイ->蝉はそれで良くてもケシスは良くないよ 蝉時雨->ムブロフスカ->それは私の与り知るところでは無い。 蝉時雨->ムブロフスカ->では。私は、行かせて貰うぞ。(槍をしかと握り締め。パネルへ向 かい踏み出し) レイン->ともかく、本人(ケシス)が居なければ話が進まんな… イリア->………私、いきます! イリア->明月>ちょっ、イリア!? 蝉時雨->ムブロフスカ->(ヒュン…一瞬にして。イリアの首元に、槍の穂先が突きつけられ た) 蝉時雨->ムブロフスカ->期は来たと取っていいのならば、仕事に戻ると言ったな? 私は。 イリア->(驚いた表情を見せる) 蝉時雨->ムブロフスカ->ならばコレは、我が仕事に戻った。手出しはさせん。 蝉時雨->ムブロフスカ->そもそも、甘いことをぬかさずにさっさと始末しておくべきだった と、我が失策を嘆きたくなる。(槍を引き) グレイ->そうだね。そうすれば蝉は死なずにすんだし、ケシスも泣かなくて済んだんだから イリア->明月>(イリアに優しく肩を叩く) 蝉時雨->ムブロフスカ->そういうことになる。恨みたいのならば恨むがいい。 レイン->リース>恨んでどうかなるならとっくに誰かを恨んでるって 蝉時雨->ムブロフスカ->結構。しかし、仮に恨むとして。あの娘に手出しをするなと言った のもまた貴様等だということも、忘れてくれるな。 イリア->明月>シャトラ…… グレイ->恨みはしないよ。ただ…気が失せただけ。 レイン->リース>ホントにもうバカばっかりなんだから…… 蝉時雨->ムブロフスカ->(さらにパネルへと一歩踏み出し…) 蝉時雨->ムブロフスカ->しかし。ちと、感心したぞ。(ふと、気付いたようにパネルを軽く 叩き) イリア->明月>ああ、とことんバカなんだからな。アタシたちはね。 レイン->ラル>何がだ? 蝉時雨->ムブロフスカ->コレは、外からの供給により動いている。誰がやっているのかは知 らぬが、貴様等にこういう技術があるとはな… 蝉時雨->ムブロフスカ->今度、私も使ってみるか… イリア->明月>ラルには教えない(ぉ 蝉時雨->ムブロフスカ->(そう言い。シャトラの始末へと、挨拶も無しに掻き消えた) レイン->ラル>いやお前に言ったんじゃなくてムーちゃんにな? バカなのは分かってる って、最もバカとしてよ(自覚はある グレイ->(あまりの力の差を見せ付けられると、努力してる自分が馬鹿みたいに思えてくる よ/溜息) レイン->リース>パネルね……、誰の力で動いてるんだっけ? イリア->明月>(もしシャトラと仲良くなれたら、今頃どうなっていたんだろうな…) 蝉時雨->@(パネルはいまだ、風景を写し続けている。シャトラはもう、画面に入らぬとこ ろに移されたらしく、居ないが…) イリア->明月>自分でわかってたのね レイン->ラル>フ。分かっていても、認めはしねーがな イリア->(自分の不甲斐なさに涙を流している) イリア->明月>(でも、その声は震えていて、今にも涙を流しそうな顔をしている) レイン->結界か……、専門外過ぎて何も出来なかったな(結局、見ていただけで結果だけ押 し付けられたか。どう修行して補えというのだ……!/分かってはいるが、握る拳は崩せ ない) グレイ->パネルを作ったのは蝉。動かしてるのも蝉なんじゃない?…まあ、どうでもいい事 だけど イリア->私…、また、何も…(自分で自分を責めている) グレイ->僕落ちる。あとはムーチャンがしてくれるでしょ。…何もかもね レイン->ラル>お前だけじゃねぇっての。こりゃ土下座じゃぜったいすまねーぞ蝉 レイン->そうだな。お疲れ様だ イリア->明月>お疲れ様、グレイ イリア->(挨拶も出来ないほど泣き崩れている) グレイ->じゃあね(ログアウト) イリア->明月>………アタシだって………(拳をグッと握りしめている) レイン->リース>魔法陣、無駄になっちゃったね……。(とりあえず待機状態で停止させて いる) 蝉時雨->月光->(バシュ!)っあー、畜生。間に合ったか!? レイン->間に合ってないな イリア->明月>…………(月光の方を振り返る) 蝉時雨->月光->ッショーック!! 作業中断してわざわざ来たってのに、手遅れ!?(頭抑 えて叫んでる) レイン->ついでに言うと全員ローテンションだ、変なこと言うと本気でドツかれるから注意 しておけ 蝉時雨->月光->(服どころか、所々切り傷だらけ。自己再生も間に合わないほどかっ飛んで 来たらしい) 蝉時雨->月光->チッ…… 蝉時雨->月光->しっかし、どうしてこぉ、タイミング悪いかね。 レイン->日頃の行いのせいだな(即断 イリア->明月>……こんな時に何が間に合ったかだよ!!(イラついて、月光に八つ当たり しているようにも見える) 蝉時雨->月光->否定出来ねぇのが辛いが… 蝉時雨->月光->…あァ? 蝉がピンチだったときに、のんびりのほほん雑談してた輩に文句 言われる筋合いはねェよ イリア->月光、さん… レイン->ラル>見てたんかい 蝉時雨->月光->聴こえてきたんだ。 蝉時雨->月光->必死こいて結界ブチ壊そうとしてたときにな。 蝉時雨->月光->途中で、失敗して時間感覚狂うわ、平衡感覚無くすは大変だったがな イリア->それは蝉時雨さんが…(言い訳に見えそうなので途中で止めた) 蝉時雨->月光->どう見ても、優勢には見えなかったぞ。 イリア->明月>…………(否定できないのが辛く、ついに泣き出してしまった) 蝉時雨->月光->…まァ。結局オレも間に合わなかったから、そういえるわけでもねェが… 蝉時雨->月光->ちィ…結局ムブロフスカが取ってったのか… レイン->だからローテンションだと……(溜息) そうだな、仕事だそうだ イリア->あの… 蝉時雨->月光->…あのヤロウならもっと速く出来たろうに。止めてたのか… 蝉時雨->月光->ん…? イリア->こんな時にいうのも変ですけど… 蝉時雨->月光->なんだ。 レイン->ラル>月光は今まで何してたかー? 蝉時雨->月光->重要な用事だ…かなり遠くまで出て行ってたんだが…。 イリア->もしもシャトラさんと仲良くなれたら、今のようなことにはならなかったんじゃな いかって…私、思うんです(明月が思っていたことを聞き取っていたかのように話し出す) レイン->ラル>遠くね…… 蝉時雨->月光->……オレは、殺し合いまでしたが。そう悪くは無い。だが、オレという人格 を抜きにして逆に一つ、質問をし返したい。 イリア->はい 蝉時雨->月光->自分を殺しに来て、殺そうとした。もしくは、自分の生活を脅かそうとした、 もしくは脅かした。そんなヤツと、仲良くできるか? 蝉時雨->月光->具体的な例をあげると。『鬼』どもと仲良く手を繋げるか? イリア->それは……(言葉が詰まる) レイン->取り合えず月光には何度か生活を脅かされたし殺されそうにもなったが…… 蝉時雨->月光->……くー。オレの前例があったか。 蝉時雨->月光->うわ、それ言われると何も言えねェし。 レイン->言葉が通じる通じないの違いもあるだろう、鬼は遺言なんて聞かないだろうしな 蝉時雨->月光->明確な殺意をもって、殺したり脅かしたりしたことあったっけか、オレ…多 分あるよなァ…(うぅむ) レイン->悲しいぞそれは…… 蝉時雨->月光->少なくとも、オレはそれを記憶していないが イリア->………(黙って俯くしかなかった) 蝉時雨->月光->暴走時とかを抜きにしてくれれば、無いと言えるだろう。 蝉時雨->月光->そういうわけで、質問返しの内容は変えんぞ。 蝉時雨->月光->それと……一応、冷たい目で言われるのもアレなんで。用事の内容を言って おくとだな。 イリア->明月>(いつの間にかレインホームからいなくなっている。恐らく勝手に抜け出し たのだろう) レイン->シャトラと仲良くなれるかどうかは、難しすぎるとしか言えないだろうけどな。人 間同士ですら仲良くするのは難しい、ガンジーを持ってしても世界から戦争は消えなかっ た 蝉時雨->月光->リアルのほうに出てきてた、オマエたちの影響とかよりデカイ歪みを排除し ていたンだよ。 レイン->もうリアルの方に飛び火しているのか…… 蝉時雨->月光->してるしてる。っていうか、歪みから変なの出てきて、凄く苦労したぞ。 イリア->(流れている涙を拭い) 蝉時雨->月光->歪みから湧き出てくる異形を排除しつつの歪み除去。もともと空間系の能力 なんぞ持ってねェから、骨折れるわ。 蝉時雨->月光->ホントは、駆け付けたかったんだがな。まあ、言い訳として取ってもらえれ ばいい 蝉時雨->月光->歪みがでかくなれば、リアルが崩壊する。ついでに世界も崩壊する。そした ら、ムブロフスカが削除に乗り出す。世界の問題より、拙いと取った。 レイン->用事が用事だろうな……(溜息) レイン->俺たちの手に余るぞ、此処までくると。努力は怠ってないつもりだが、人間の手の 数には限度がある 蝉時雨->月光->そう。オマエたちは、世界で手一杯だ…だからオレが動くしかねェ。 蝉時雨->月光->助っ人は居るから、あと少しだ…。…ここで手を抜くわけにはいかない。暫 く、オレの、こっちでの前線復帰は伸びるぞ。 レイン->分かった、そう言うのなら月光の助っ人とやらに期待しよう 蝉時雨->月光->落ち着いたら、紹介するよ。 レイン->さて、ムブロフスカはもう終わらせたか……? 蝉時雨->月光->流石に、オレもこっちがベースだからな。ぶっ続けで現界しているのは辛い …さっさと戻ってきたいもんだ… イリア->ムブロフスカさん、大丈夫でしょうか 蝉時雨->月光->……(ふと、眼を閉じ…)……。 蝉時雨->月光->…シャトラは、風前の灯だな。それを抱えて走ってるのは、ムブロフスカだ ろう。 イリア->(ふとキョロキョロと周りを見る) レイン->大丈夫だとは思うがな……。ん? 妙な展開だな 蝉時雨->月光->…(眼を閉じたまま)…確かにおかしいな。 レイン->どうした? 蝉時雨->月光->いや。どうしてムブロフスカが、シャトラ抱えてかっ飛んでンのかと。 イリア->明月さんは? いつの間にか退室しているようですけど 蝉時雨->月光->『聖剣』の場所さえ聞ければ、あいつ一人で行けない場所は無い。さっさと 始末すればいいものを、何故…… レイン->……確かに、居ないな。一言いって行けば良いものを 蝉時雨->月光->……ちょっと待て。何だコレ。(眉を潜めて) レイン->今度はどうした? イリア->どうしたんですか? 蝉時雨->月光->…………(さらに眉を寄せ)…なんか。チラっと見えたり、見えなくなったり してるものがある イリア->見えたり、見えなくなったり…? 蝉時雨->月光->…ん。ぼんやりと見えたかと思えば、見えなくなったり。 イリア->(頭に疑問符を浮かべている) レイン->幽霊かそれは…… 蝉時雨->月光->…なんか、色のある風っぽいが…はて。 蝉時雨->月光->こういう反応は、大抵、『宝具』っていう特殊な武器なんだが。こんなにぼ んやりとしか見えないものははじめてだ。 蝉時雨->月光->で。ソレ、ムブロフスカの後ろにあって…… 蝉時雨->月光->……ムブロフスカは、とんでもないスピードでかっ飛び中。 レイン->リース>言わずもがなでシャトラはそんなん使えないし。ムーちゃんのは槍だし… …?(こっちも疑問符生産中) イリア->それって、あの槍のことでしょうか? 蝉時雨->月光->うむ。シャトラのものでなければ、ムブロフスカの槍でもないだろ。後ろの ほうにあるんだし。 蝉時雨->月光->……(眼を開けると…眼に、複雑な紋様が現れている)…あんまり直視したく はないが…。 蝉時雨->月光->(さらに、明度を上げ……) 蝉時雨->月光->(ドンッ! 殴られたように、頭が上になる)っつ…!(思わず、よろけ…) イリア->月光さん!(思わず心配そうに近寄る) 蝉時雨->月光->っ痛ぁ……(踏み止まり。右目を抑え……)…大丈夫。無理に見ようとしたん で、ちょっとお仕置きくらっただけだ レイン->第三者か……、匂わせるところだな 蝉時雨->月光->あー、でもお仕置きされる分はきっちり視たぞザマ見ろ畜生… 蝉時雨->月光->…イヤ。者っていうか。 蝉時雨->月光->…物かな。 レイン->リース>天目一個みたいな? イリア->……物?(さらに疑問符を浮かばせる) 蝉時雨->月光->そう。そんな感じ。ていうか、アレはオレもはじめて見るタイプだが… レイン->リース>あ、すごい。12個っ(何 蝉時雨->月光->…十二個? レイン->リース>ほらほら疑問符(イリアの頭上を指差し) 蝉時雨->月光->……。 レイン->……物凄くどうでもいいから後にしろ 蝉時雨->月光->…オレが視たのは、姿だけだが。こう、西洋鎧のぴっちり版ってわかる? イリア->………(疑問符が一気に消え去り、顔を赤くしている) レイン->フルアーマーか レイン->まるでリビングデッドだな 蝉時雨->月光->そう、フルアーマー。細い人が来て、それをぴちぴちにした感じのソレがな 蝉時雨->月光->右半身が真っ白で、左半身が真っ黒な彩色のソレが、ムブロフスカ達を追っ てる イリア->シャトラさんを連れ戻そうとしているんでしょうか? 蝉時雨->月光->ムブロフスカの実力を考えろ。あいつが本気でかっ飛んだら、シャトラじゃ 百年経っても一ミリすら距離を縮められん 蝉時雨->月光->どうして追っているのかは解らんが。アレは、『聖剣』だな。 レイン->リース>ああ、シャトラの持ってた…… 蝉時雨->月光->突撃槍を持っていたが。漂う魔力は、『聖剣』だ。実物見たことがあるオレ が言うのだ、間違いない。 蝉時雨->月光->ま、追ってるもの解ったって、どうしてそうなってるのかはさっぱりだが。 蝉時雨->月光->しっかし。迅い疾い。視えはするが、オレでも追い付けんな。 レイン->ラル>そんな速度で走ってたら世界の果てから果てまで楽に走れそうだけどなー、 目的地はないんかね? 蝉時雨->月光->無さそうだな。只管逃げてるって感じだ。 蝉時雨->月光->ムブロフスカがキレないうちに、『聖剣』のヤツ諦めてくれないかな…… イリア->もしキレたら…どうなるんですか? 蝉時雨->月光->考えたくも無いが。本気で『ゲイ・ボルク』使われることになる。 蝉時雨->月光->アイツが『ゲイボルク』を持ってるのは知ってたが、担い手だとは思わなか ったよ… イリア->この世界を崩壊したりとか…は、ないですよね? レイン->考えたくも無いな 蝉時雨->月光->崩壊はしない。 レイン->ラル>デッカイ穴が空くとか? イリア->(崩壊しないと聞いて安心している) 蝉時雨->月光->ん。するど〜〜〜〜〜い一撃が、世界を突き抜けてリアルの、宇宙付近まで ぶっ飛ぶ可能性はある。 蝉時雨->月光->鋭すぎて、周りを破壊しない変わりに。貫通力だけはブラック・ジョークに もならん イリア->……………(石化のごとくビシッと固まった) 蝉時雨->月光->で、それが普通にゲイボルクを使った場合=B 蝉時雨->月光->オレもよく知らんが、アレにはもう一段階上がある、珍しい『宝具』だと聞 く。それの能力は知らんが… イリア->それで普通…ですか… 蝉時雨->月光->勿論、本気でぶっ放した場合に限る。と、思う。 蝉時雨->月光->ゲイボルクの普通の使い方は、魔力込めて撃つだけだからな 蝉時雨->月光->モウ一段階上だってんだから、まあ、普通に使うよりは凄いんだろう レイン->リース>シングルイズベスト、魔力の効率が良いね 蝉時雨->月光->シンプル・イズ・ザ・ベスト。其の通りだ。ただ、副作用があるらしいのだ が… 蝉時雨->月光->…それも知らんな。オレが見た限りは、普通にぶっ放してるだけに見えたん だが。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <感想> 長さで言えばいつもの1,5倍ですね、久々に大きく物語が動きました。 そして久々に妙過ぎる誤爆を……阿呆人て……。 それは置いておきまして。 人生上手くいくとは限りませんね。 元々勝率は低いと言われていましたけど、介入も拒絶されてそのまま最悪の結果を迎える 事になるとは酷です。 分かっていた結末とは言え……いえ、過ぎたことをグチグチ言っても仕方ありません。 問題はこれからどうするか。 さてどうしましょう、と言ったところ。