ケイニー->@では今回は行方不明者を町に帰す辺りからはじめますか シオン->@了解です。…行方不明者は何人くらいいるのですか? ケイニー->@正確には分かりませんが、生きているのは今回助けた3名だけのようです 風->@あ、因みに風ですが。結局あのまま、ふらふらと何処かへ消えちゃったってことでヨロシク ギィド->@ふむふむ ケイニー->@宿に戻り、暫く休憩させたところで意識を取り戻し、身元はすぐに分かりました ケイニー->@二人は無事に家に送り届け、捕まえた信者は自警団に引き渡します ケイニー->@(>>>早送り中) (何 ケイニー->@教祖を捕まえたので相当のことがない限り教会は復活しない、とのことです ケイニー->@さて、元をただせばロゼとの旅行……っぽいものであった今回の旅ですが、流石に日程ももうありません ケイニー->@ムーちゃんも若干……いやかなり残念そうですが(ぁ) 今回はこれでお開きということになりそうでした。誰しも、やらなければならないことがあるのだから ケイニー->@冒険者は再び旅へ、龍は再び守護地へ、戻っていきます 風->@≪データが足りィィィィィィィィィィィィん!!!!!!←ムーちゃんの雄叫び/ぁ≫ シオン->@何かが聞こえたような気がしましたが、華麗にスルーしておきましょう。 ケイニー->@<<ナァァァァァァァニィッ!?!? ………やっちまったなぁっっ!!!!!!!!!!!!←ザオウの慟哭/ぁ>> ギィド->@叫び声が…!! ケイニー->@舞台は、この色々なことが起きた町の外。龍の家族と道を分かつ岐路から始まります…… ケイニー->@冒険者は、ここから一旦聖都へと戻ることになります ケイニー->さて、オレたちはこっちだね…… シオン->慌しい旅になってしまいましたね。もう少し楽しみたかったのですが…。 ケイニー->@ただ単に何の変哲もない小麦畑が広がっている丘、道は世界を三分割するかのようにY字に分かれている ケイニー->@風が吹くと、刈り取られた小麦の枯れた茎が舞う ギィド->全くだな…今度こそはゆったりと行きたかったものだ… シオン->事件に巻き込まれる運命なんでしょうか(苦笑) ケイニー->ロゼ>人生とはままならぬもの、全てが上手くいくとは限らない。(ムーちゃんを一瞥し) ……ただ、私としても不満では有る。機会があれば何れ埋め合わせよう 風->ムブロフスカ>…………………(目に見えて落ち込んでる) シオン->そうですね。また一緒にお買い物したいですし……あら、ムーさんどうかしたんですか? 風->ムブロフスカ>………………何も。 ケイニー->フィノア>もちろん! 今度こそは絶対に成功させようね! ……ムーちゃん? ギィド->ミーチェ>オーラ、くらい ケイニー->お先真っ暗って感じだね 風->ムブロフスカ>……何でもないんだ。本当に。あぁ。全く。なんでもないとも。 ギィド->何でもないのならそれらしいセリフを言えばいいものを 風->ムブロフスカ>(くそ、残ったデータだけでなんとかやりくりせねば…複製して映し出して…/ぶつぶつぶつぶつ) ケイニー->ロゼ>心配せずともいい、旅の成否に関わらずお前の前途は変わらないのだからな(さらり) 風->ムブロフスカ>其の前に、熱に浮かされて爆発まで起こしたことしっかり問い詰めさせていただきますが(きぱり ケイニー->ロゼ>好きにするがいい、お互いにその罪を断罪し合おうじゃないか(静かに笑みを浮かべ) 風->ムブロフスカ>……フ…。…諸君。今生の別れになるかもしれんが、元気でナ シオン->生きて会える事を祈ります ケイニー->ロゼ>……では、去らばだ冒険者。機会があれば、また ギィド->ミーチェ>また会う!バイバーイ! シオン->お元気で(手を振り) ケイニー->フィノア>今度はこっちから遊びに行くからねー! バイバーイ!!(ぶんぶんと手を振り、先を歩いていくロゼについていく) ギィド->あぁ、その時は面倒ではないときに(手を軽く振って) ケイニー->今度生傷の数で勝負しようか(ぁ)……うん、それじゃまた シオン->(誤爆の数で勝負すればケイニーくんの圧勝ですけどね…) ケイニー->@三つの影は、次第に遠ざかっていく…… ケイニー->@そして、冒険者たちもまた歩き出した ケイニー->@さて、歩みは遠いが… ケイニー->@……諸般の事情により、二週間の道のりはカットする(ぁぁ シオン->@今日はカットが多いですね…と思いつつ首都へ ケイニー->@聖都……、白い壁に覆われたその都は、久々に見ると懐かしさすら感じ得る。そしてその巨大さを畏怖と共に思い出すこととなる ケイニー->@急ピッチの工事が功を制したのか、外見はほぼ復元されていた ケイニー->@だがしかし、街中には正しい活気はない。鉄靴の踏み鳴らされる音、軍馬の嘶く音……せわしなく行きかう人々の声からは否応なく『戦争』の二文字を感じさせられる ケイニー->@それでも、人々はたくましく生きている。 ケイニー->@今回の戦争で20〜30代の男性の人口が5分の1にすらなっているというのに、罪もない人々を殺され、そして殺していくのに……人々は逞しく生きていく ケイニー->@とある賢者はこう語ったという『単体としても集団としても、人間という生き物はあらゆる状況に馴化(じゅんか)する。それが正義でも、悪でも、人は慣れてしまうのだ』 ケイニー->@『その状態が長く続けば、それは習慣となり歴史となって人々と同化する。……それが正義でも、悪でも』 ケイニー->@これから出陣していく防衛隊の軍馬たちを、人々は窓から身を乗り出してタオルを振って送り出していた ケイニー->@そんな訳で、一行はそれらとすれ違うようにして入国した。もう顔パスで入れるのがちょっと気分がいい(ぉ ケイニー->@旅の疲れを癒したいところだが、検問所で『国王がお呼びだ』と言われた手前、一行はまずそちらを先に向かうことにする ケイニー->@国のほうで宿を手配しているかもしれないのだ、自分たちで予約していては勿体無い……それに、聞きたいこともいくつかあった ケイニー->@白亜に輝く白壁城<ホワイトウォール>の門を潜り、一行は城の待合室へと通された…… ケイニー->ふぅぅ……やれやれだね ギィド->戻ってきた途端呼び出しか…忙しいな シオン->街、随分様変わりしてしまいましたね。 ケイニー->まぁ半分ぐらい今回は旅行だったし仕方ないよ>ギィド  ……そうだね、だいぶ復興が進んでる ケイニー->@待合室に入って暫くすると、今回は厳めしい顔つきの騎士ではなく、給仕のメイドさんがお茶と温水で湿らせたタオルを持ってきてくれた ケイニー->@平たく言えばこれで身奇麗にしろということだろう ケイニー->(タオルで目立つ汚れを落としつつ)……あれ、今回は門番さん居ないの? ケイニー->メイドさん>あ、はい。なんでも暫くお暇をいただいたとかで…… ケイニー->ああ……そういえばこの前、絵画落としてたっけ。 ギィド->………そういえば、そんなことあったな(ミーチェの顔をゴシゴシと拭いてやりながら) シオン->(タオルで顔を拭きつつ)ありましたっけ?(ぁ ケイニー->@(暫く駄弁っていると、重厚な扉の内部からこちらを呼ぶ声が聞こえた。ゲインのしわがれてるのに何故か良く通る声だ) ケイニー->うん、まぁ……っと、呼ばれたね。(コンコンとノックをし。返事を受けてから扉を開ける) ケイニー->@(ぎぃぃ……と重々しい扉の先には、変わらぬ威厳のまま王座に座っているカーレル王と、相変わらず心的苦労を溜め込んでそうなゲインの姿があった) シオン->(タオルを畳み、髪を手で整えてケイニーの後に続く) ギィド->(自分の汚れも落とし、他の人に続く) ケイニー->@(詳しい挨拶などの礼儀は省略しても構わないらしい、ゲインはイライラした表情で手招きしていた) ケイニー->@(全員が揃うのを待って、王が口を開く) ケイニー->カーレル>さて……まずはそちらの事情を伺わずに呼び出した非礼を詫びさせて欲しい、急を要する話があるのだ シオン->何か事件でも…戦争に関わる事でしょうか? ケイニー->カーレル>埋め合わせと言ってしまえば俗だが、謝礼として宿は用意してある……。いや、戦争には直接的に関与はしない ケイニー->カーレル>戦争問題はこの国独自の問題だ、それについて国籍がバラバラである君たちの手を公に借りる事はできんよ(王はゆっくりと苦笑する。それが出来ればいいのだがな、と) ケイニー->カーレル>呼び出したのは他でもない、本日死徒と呼ばれる人間と会合を行うことになっているのだ。……その護衛を、君たちに頼みたい ケイニー->ゲイン>死徒と呼ばれる者達の存在は知っているな? 奴らの、奇異なほどの能力も。今回王がお会いになられるのはその中でも特に上級の力を持つと言われるヴィクターという死徒だ シオン->…会合を行う事になった経緯は、お聞きしてもよろしいでしょうか? ケイニー->ゲイン>……経緯も何もない、あるのはこの書状だけだ(そういうと、ゲインは一枚の紙切れを取り出す) ケイニー->@(そこには時間帯と会合されたしという用件、そしてサインのみが書かれている) ケイニー->エステル>……ああ、確かにそれはあいつの字ね、間違いないわ。(※何故かいる、……いたんです) シオン->死徒相手では逆らうわけにいきませんしね。一種の脅迫状みたいなものですね、これ。 ケイニー->ゲイン>王も儂も大抵の人間には遅れは取らん、だがしかし……死徒というものには油断がならんのだ。故に今回の依頼となっている(シオン同意しているのか、言葉は苦々しい) ギィド->(物事を強引に決める策としては良い線いってるな…) ケイニー->ゲイン>さて、不安なら降りても構わんが、受けてくれるか? ケイニー->エステル>あたしがいれば万が一ってことは無いだろうけど……何考えているのかしらね、あいつ シオン->お受けします。が、私達が護衛したからといって絶対に安全──という訳ではないと認識してくださいませ。 ケイニー->まぁ、悔しいけどそうだろうね。……それでいいのなら ギィド->俺も受けますかね、人数は多いほうが良い ギィド->ミーチェ>ミーチェも頑張る!(グッと拳を握り締めて) ケイニー->ゲイン>ふん、それくらいは重々承知している。だが万が一、(王が逃げるときの)時間稼ぎが出来るだけの戦力は必要だろう…… ケイニー->カーレル>快い返事に、感謝する。……会合は今晩だ、それまでゆっくりと身体を休めておいてほしい ケイニー->カーレル>(パンパン、と手を鳴らすと控えていた侍女たちが礼をして入室してくる) ケイニー->侍女>……どうぞこちらへ、お食事の用意が出来ております ケイニー->@どうやら、会合の前に腹ごしらえは出来そうだった…… ケイニー->@巨大な食堂にて、戦時中なので若干質素だが、それでも豪華な食事にありつけた…… ケイニー->@その後に騎士団の風呂場も使わせてもらえることになり、一行はひと時の休息を味わうこととなる ケイニー->@そして日は暮れて行き……待合室で待機する冒険者達に、刻限が近付いてくる…… ケイニー->…………(重々しく、目を伏せている) ケイニー->(何か悩み事でも抱えてそうな顔で、頭を上げると壁を見つめる) ケイニー->……絵画、ちゃんとなおされてるね(考えてたのは、そんなことだった) ギィド->落とされたままでもおかしいが… シオン->新しいと価値が下がってしまいますかね(こちらもそんな事ばかり考えていた) シオン->(まあ、安いほうが壊しても心が痛みませんし…/ぉ) ギィド->@(唐突に、勢いよく待合室の扉が開かれた) シオン->っ!?(はっとして振り返る) ケイニー->………っ!!(パッと身を反転させて槍を掴む) ギィド->@(扉を開いた人物は仮面を着けていて、姿勢よく立って居る) ギィド->…なんだ?(剣を掴み) ケイニー->え、何、誰? ……もしかして泥棒??(なんか楽しそうだ) ギィド->@(女性だ、金髪を結い上げ、肌を露出した青いチャイナドレスを身に纏っている) シオン->泥棒にしては露出が多いと思いますが……お店の方ですか?(違 ケイニー->…………クッ!! つ、強い……!!(姿を確認し、劇画調の顔で叫ぶ) ギィド->@(プロポーションの良さを強調させる胸の左側に「W」の刺青をし、深いスリットから覗く太腿を隠しもせず大股で部屋に入ってきた) ギィド->???>………会合の待合室ってここで良かったのかしら? ケイニー->グハッッ!? (まだ何もしてないのにたじろいでいる) ギィド->何だその反応は>ケイニー ケイニー->エステル>ええ、そうよ。時間よりちょっと早いけどね シオン->ケイニーくんも「一応」男の子ですから>ギィドさん 風->マーボー>華麗な女子の、ナイスプロポーション――漢が、見逃せるはずが無い(親指グッ←何時の間にか、居た) ケイニー->ギィド、オレ今感動したよ……(ヨヨヨ…とギィドにしなだれ掛かり) ギィド->???>…しまった、じゃあ来たのは私だけなのね…(鼻から上を隠している金属質な仮面のせいで表情は見えない) ケイニー->(グッとマーボーに親指立て) ギィド->しなだれ掛かるなうっとおしい… シオン->でもチラリズムが台無しです。やはりもう少し恥じらいがあった方が萌えるというものです(何力説してるんでしょう、私) ケイニー->エステル>まぁ、そうなるわね。……別に早く来る分にはいいわ、遅れるよりはずっとね(紅茶のカップを傾けつつ) 風->マーボー改めサウザー>萌えるのもいいが、こう、見えそうで見えない絶対領域を駆使して堂々としているのも素晴らしい…!(くわっ!! ギィド->???>恥じらいね…私も昔はあったような気もするけど。やっぱり自分に自信を持たないと(胸を張って自信たっぷりに) ケイニー->だってだって、いままで色んな人が出てきたけど、メインに近い立ち位置でナイスプロポーションの人なんていなかったし! これは、これは大変なことなんだよ……っ!!(クワッ) 風->サウザー>……(シオンと、女性を、つい。そう、つい見比べた) シオン->…それだけのプロポーションであれば自信もあるでしょうね。 ケイニー->………(サウザーからさっと離れた) ギィド->………これは俺も反応するべきだったのか?(ぁ ケイニー->エステル>あっちは気にしないで、なんだったら始末してもいいわ、今は(待て) シオン->(部屋の温度が急速に低下した) 風->サウザー>…………………(ササササササ←台所の黒い悪魔みたいな動きでケイニーに付き纏う) 風->サウザー>(目が語る。貴様も道連れだ――) ケイニー->ぎゃぁぁぁ、ややや止めろ止めてっ!? オレはまだ死にたく――― ケイニー->@(バッチリ、シオンと目が合ってしまった) シオン->ふっ…(獲物を見る目で) ギィド->???>あら、急に寒くなったわね…(二の腕をさすり、我関せずだ、自分が原因の一つなのに) 風->サウザー>……でも、そんなに怒るってことはつまり自分に自信が… ケイニー->ヒィッ!?(一瞬で動けなくなる) ギィド->禁句を… シオン->(ごきり、と拳を鳴らし)逝け。(たった一言。その言葉通りに…) 風->サウザー>………………サウザー流・奥義。三十六計逃げるを上計と成――!!(窓をがらっと開けた。飛び降りようとして――顔面に、拳が、減り込んだ) ケイニー->エステル>(自分のを見て、目線戻し)………からだが全てじゃないわよ、うん ギィド->興味がないと案外命が救われる時があるもんだな… シオン->(瞬動、いやそれよりも速い動きで拳を叩き込む叩き込む叩き込む叩き込む!!!!!) ケイニー->ケイニー>フッ、甘いねサウザー! 逃げるってのはこう―――(魔法で動きを止められ、サウザーと一緒にボコられるっっ)ンギャァァァァァァ ギィド->???>(シオンを見て)良い動きしてるわあの子… 風->サウザー>―――――――――――――――――(数々の拳の痕を残しつつ、窓から飛び出し。彼は、お星様に、なりました) ケイニー->(ブシューーーゥゥゥゥ……と煙を巻き上げつつ、ボロ雑巾みたいになって床に倒れ付している) シオン->つまらないモノを殴ってしまったわ…(ふぅ、と溜息を付きつつ元の位置に戻る) ギィド->???>あらあら…(ケイニーを覗き込むように見下ろし) シオン->言葉にはお気をつけなさい。まだ逝きたくないのならば、ね(黒笑み>ケイニー&サウザー ケイニー->@(そんなこんなのやり取りをしていると………ゴォーー……ン…………ゴォーー………ン………と、刻限を知らせる鐘が鳴る) ケイニー->@(城の北側にある時計塔の鐘の音だ) ケイニー->@(これは『早朝の目覚めの鐘』『正午の太陽の鐘』『夕刻の癒しの鐘』と呼ばれる三つの鐘を内包した塔のことである。それぞれ一回だけ鳴らされる、住民の生活の礎となる音だ) ケイニー->………きを……つ……け…………まふ………(よろよろと立ち上がり) ケイニー->じ、かん、………だね……(壁に手をつき、ふらふらした足取りで扉に向かっていく。……なんか、その辺のメイドさんでも戦ったら勝てそうだった) ケイニー->@(コンコンとノックをすると、昼間と同じように入室を促す返事が返ってくる) ケイニー->@(全員が扉を潜り、……しかし今回は謁見の間ではなく会議室へと通される) ケイニー->@(中央にポウル・ロウを象徴する白亜の鷲の像が置かれた円卓の有る部屋である。その上座で国王とゲインは待っていた) ケイニー->国王>さて、これから会合の用意をするわけだが………ん?(先ほどの仮面の女性を見つけ)……君は、確か第四位だな。何故この時間にいるのか ギィド->???>時間より早く着いてしまいまして、待合室にて待機させていただいておりました(にこやかに応答して) 風->@(――それは、突然。汐が満ちるかのように、その空間を、満たす) 風->@(腹に響く。足に響く。筋肉が引き攣るような、ともすれば、膝を屈してしまうような。重い、重い存在感――) ケイニー->カーレル>そうか、何事も無かったのならよしとしよう―――(気配のほうに、真っ先に目を向け) 風->@(足音は、二つ。その音と共に、第四位、と呼ばれた女性からも同じような重みが、走る) ケイニー->…………(グタッと円卓にへばっていた身体を、持ち上げる) 風->@(足音は、二つ。ゆっくりと、扉の向こうからその姿を現すのは…先ずは、一人…) 風->@(長い白髪を無理矢理オールバックに纏め上げた髪に。上半分しかない苔色の仮面…その仮面に大きく≪U≫と彫られている。老齢に達しようかという顎にはピンととがった髭がある) 風->@(藍色のマントで全身を覆ったその漢の、腰には剣――死徒二十七祖第二位真祖≠ェ一人。剣神<fィグレイト・クルネーズ――) 風->@(そして、その次に姿を現すのは…) 風->@(上半分を覆う鼻の高い、銀仮面。浅黒い肌に裂帛のような威圧を纏わり付かせ、鎖が間接、腕、所構わず巻きついた紺色のコートを纏った漢…) 風->@(右肩に埋め込まれた宝珠には、≪V≫の紋様…) 風->@(――死徒二十七祖第三位真祖∞統括の位∞戦国断討<買Bクター・クル・ブランシェル――) 風->@(参加と明記された三人。死徒四強のうちの、三人が、この場に集う…) ヴィクター->…………(静かに、『王』へと会釈をする。詳しい挨拶は無く、することもないという示しだ) ケイニー->ゲイン>………(ピクッとなるが、ヴィクターの鎧に刻まれた不名誉印を見て、何も言わないことにする) ケイニー->カーレル>(この面子を前にして、臆することなく柔らかな笑みを浮かべる)ようこそ、我が城によく来てくれた。……なにぶん急な話だったので十分なもてなしは出来ないが、歓迎しよう ケイニー->カーレル>(そういうと、死徒たちに椅子を勧める) ヴィクター->……失礼する。此方こそ、急の来訪失礼した(勧められれば、もう一度会釈してから椅子へと腰掛ける) ギィド->シャウロン>(第4位、シャウロン・リィとしての軽い会釈をして、席に着く) ヴィクター->ディグレイト>………(同じく。会釈して、ヴィクターの右へと陣取り) ヴィクター->此処に居る二名は、私の護衛……失礼の無いよう、我が信頼の置ける二名を選んだ… ヴィクター->そして死徒の中で特に影響の強い者達でもある。護衛も兼ねて、立会人とさせて頂きたい。 シオン->(「私達は…?」という視線をゲインに送る。指示がない限り立場上動くわけにはいかない) ケイニー->カーレル>了承する。……こちらも信頼の置ける者たちを護衛に置いている、問題はないかな ヴィクター->『聖都の英雄』……えぇ、問題は無い。そこ等の兵士では、我等の『気圧』には耐えられないでしょうから…。 ケイニー->ゲイン>(「そのままでいろ」と目配せする、今回の目的はあくまで王とヴィクターの会合であると理解しているようだ) シオン->(「了解」と、姿勢を正し王の後ろに控える) ヴィクター->……言いたいことは多々あるが、先に用件だけ伝えてしまいしまょう。歓談に花を咲かせるも一興ではあるが、そのあとだとこの話は切り出しにくい(ゆっくりと、仮面を外し…) ケイニー->カーレル>……それでは、今回の会合の用件をお聞かせ願おう。書状では伝え切れない話、私としても興味深い ヴィクター->用件とは、他でもない、先にこの城を訪れた二十七祖の一角……第一位ウルフ、第五位ロアの二名について。 ヴィクター->件について深く謝罪する。管理が甘いばかりに、あの二人の独断を許してしまったのは私のミスだ。 ヴィクター->特にウルフに関しては、この大陸にある遺跡を破壊した上、数人の犠牲者も出しているとか…。 ケイニー->カーレル>なるほど、彼らの行動は君達の意にそぐわない事だった、と。 ヴィクター->…然り(頷き)我等、死徒は己が求めるモノを求めるためだけに全てを犠牲にし歩む。しかし、限度がある。 ケイニー->カーレル>謝罪は有難く受けよう、ここに居ない者たちに変わって。……しかし、謝罪だけで彼らが止まることはあるまい ヴィクター->……。然様…私が何を言おうとも、止まるまい。そして、私は、彼等に手を出すわけには行かない。 ヴィクター->お分かり頂けるだろうか。闇に生きる者同士、同じ志を持つ者を、そう簡単には斬り捨てられない。闇には闇の、流儀がある。 ケイニー->カーレル>国を持つものとして、それは理解できる。同士を討つのは大罪に等しい ヴィクター->何より…。…無論、この大陸という一つの世界を須らく巻き込むようなことに関与しない限り、とはなるが…。 ヴィクター->その時は、このヴィクターが自ら彼等を討とう。しかし、今はまだそのときではなく。されど、彼等を野放しにするわけにはいかない…。 ケイニー->カーレル>しかし、我々としても彼らの行いは限度を超えていると見ている。謝罪されたところで報復という手段は避けられない、……彼らを看過せよと言うのであれば、従うことは出来ない ヴィクター->無論だ。看過せよなどとは、言わない。寧ろ、その真逆を言うために私は今此処に居る―― ケイニー->カーレル>……ふむ? それはまた、意外なことを。それは同士を売るにも等しい筈だが……(目を細めて、ヴィクターを見据える) ヴィクター->何、彼等の行いは、此方としても看過出来ない。しかし掟は掟。ならばどうする――目の前に、ヤツ等を始末出来そうな勢力があれば。どうする?(底冷えのする目で、見据え…) ヴィクター->無論、我等は一切関知しない。支援もしなければ、情報を流すわけにはいかないが……。 ケイニー->カーレル>利用しない手はない、か。我々には真似できないが……しかし利用される分にはそれを妨げる法はない、甘んじてその言葉、心に留めよう ヴィクター->嗚呼…(頷き)…ただし。私が見逃せるのは、彼等に大きく影響された貴国『ポウル・ロウ』による討伐のみとなる。 ヴィクター->此方に属さぬ『力』に依存し彼等を屠り去ったときの対応は…察して頂きたい。 ケイニー->カーレル>……それ以外の手段は使えまい、何にせよ。(頷き) ヴィクター->……そうでもない。 ヴィクター->……この世界は、『闇』には容赦しない。この広大なる大地は、『闇』を許容しない。 ヴィクター->……『我等』、『死徒』という『異物』を排除するための力が。私をも油断できぬ力が、この世界には、確かにある。 ヴィクター->……気をつけておいたほうが良い。その『力』は、必ず貴方方につくと言うだろう。それは断ったほうが良いと、助言しておく。 ケイニー->カーレル>自国の敵を、我らの手で討たない手はない。それが出来ない国は滅びるだけのことだ。(それには頼らないと、暗に首を振る ヴィクター->…(軽く、笑み)…いい判断だ。良い貌(かお)だ。良き器だ。ガーシュウィンも、子宝には恵まれたな。 ケイニー->カーレル>国王として、当然の判断だ。国が、国以外の物に頼れば滅びるのは摂理なのだから ケイニー->カーレル>さて、用件とはここまでかな? ヴィクター->……そうだな。これ以上、此処に留まればまた『外野』から要らぬ詮索を受ける ケイニー->カーレル>……宴の準備をと思ったが、どうやらそうも行かぬか ヴィクター->非常に残念だが、私は……。……(視線を感じて、ふいっと四位のほうを向いた) ギィド->シャウロン>(宴に反応しているのか、ジーーーーっとやりたいと言う視線を送ってる) ケイニー->カーレル>(同じく目を向ける) ヴィクター->………………………。(今度はディグレイトの方向いた) ヴィクター->ディグレイト>………………(仮面の奥の目が輝いてる) ヴィクター->………………………………。 ケイニー->カーレル>………宴の準備は、出来ているが ヴィクター->…………………………(がくぅ、と疲れたように溜息ついた) ヴィクター->…………………この二人を放っておいたらどうなるか分からない。すまないが、本当に申し訳ないが…ご相伴に与る ヴィクター->ディグレイト>(がしぃっ、と四位と腕クロスさせてガッツポーズ) ギィド->シャウロン>(ディグレイトに親指を立てる) ヴィクター->……(←頭抱えたくなってきた) ケイニー->カーレル>………覚悟しておこう。(パンパン、と手を叩き。メイドさんズを呼び込む) シオン->…苦労、してますね(ぼそっと>ヴィクターさん ヴィクター->…誰か変わってくれ(溜息) ケイニー->@(そこからは、まるで魔法のような早業だった。テーブルクロスを敷きグラスとお絞りと食器を配り、ワインを酌んで回るまで所要時間約3分である) ギィド->(このメンバー、異常に濃いな…) ケイニー->@(このスピードなのに何も失礼がないというところがとんでもない……、メイドさんズは最後にキャドルに火を点して回ると、静々と脇に控えた) ヴィクター->姫の御転婆に付き合わされるよりはマシなんだが…(ぼそっ ヴィクター->…ふむ。メイドの教育は、かなりのもの…(感心 ケイニー->ゲイン>ふ、我等が誇るこの世界最速のテーブルマナーの前には何人も敵うまい……(何故か自慢げにしているゲイン。…たぶん彼が教育係なのだろう) ヴィクター->ディグレイト>…………二十八位が気に入るのも、わかる気がするなあの爺様 ケイニー->エステル>……なんか言った?(スキル:冥界耳 …発動) ヴィクター->……何でも御座いません ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <感想> 前回の反省からか今回は物凄く駆け足で進めてみました……ら、ちょっと早すぎました(ぁ 今まで溜め込んだツケでしょうか。この駆け足でも中々伝えるべきことが全部出し切れないという。 従って次回も色々と情報が出ますのでお覚悟を(ぉ 流転(マワレ)流転(マワレ)世界―――