ケイニー->@こちらの場合当たり屋の兄ちゃんを訪ねるところから始まります ノア->@この前、ムーちゃんが買収してた兄ちゃんデスナ ケイニー->@その通り、面倒なので名前はありません(ぁ ノア->@あんまりだ(ぁぁ ケイニー->@だって彼……ゴホンゴホン。さて、彼の住まいはゴロツキたちのウロウロして いる怪しい裏路地を進んだところにあります ケイニー->@繁栄する町には必ず幾つかこういった【裏】が有る。その家の前には看板こそ 無いが、扉の前には料金を書いた張り紙がしてあった ケイニー->@その中に、一行はノックをして入っていきます ケイニー->大男>……ハ、ノックなんて久しぶりに聞いたかと思えば、あんたらか。(そこ には、全身の傷に包帯を巻いた男がテーブルに足を投げ出して座っていた。流石に傷はま だ癒えてないらしい) ノア->ムブロフスカ>………………(←先に中に居た) シオン->お邪魔しますね ギィド->ミーチェ>おじゃましまーす ケイニー->やあ、お久しぶりだね。首尾を聞きに来たよ (当たりに転がる酒瓶、そしてそ こに隠れるかのようにして張っているゴキブリ(G)、……部屋は可能な限り汚いが、気に した様子は無い) ギィド->(部屋の様子を一瞥しつつ、無言で居る) ノア->ムブロフスカ>……(カツラ屋の親父のところに寄ってたから此処に来るのが遅れた なんて、口が裂けても言えないムーちゃんであった) ケイニー->大男>そりゃありがたい、あんたらにつけられた傷があんまりにも酷くてね(包 帯を指差し) 自分じゃ動けなかったところだ(皮肉気に笑う) ケイニー->大男>(目を細め、声を低める)……首尾は芳しくない。だが目星は付けた ケイニー->聞かせてくれる? その価値によっては治療費ぐらいは追加するよ。ムーちゃん が シオン->そう、ムーさんが ギィド->まぁ妥当だな ノア->ムブロフスカ>前金で十分過ぎるほど足りるほど、渡している ケイニー->大男>そ、そそそそんな恐れ多いことできるかっ!?(わたわた ノア->ムブロフスカ>……………。 ケイニー->大男>……コホン。ズバリ言うならば、犯人は教会だ ノア->ムブロフスカ>……教会…? シオン->教会、ですか ケイニー->教会? まさか……セルト・アルの? ギィド->ふむ… ノア->ムブロフスカ>…ケイニー。後ろに居る人が物凄い怖い目してるから、セルト・アル の名前をそう軽々しく出さないでくれ… ケイニー->ロゼ>補足しておこう。主はいかなる生贄も見返りも要求しない神だ。……この 大陸に居るのならば、即急に理解しておくといい。知らずに死んでも私は責任を取らない ケイニー->ハイ、ユウカイナンテシマセンヨネ、ゴメンナサイ(がくがくがく) ノア->ムブロフスカ>……。 ギィド->ミーチェ>がくがくー シオン->心の中に止めて置けと、そういうことですね(平然と ケイニー->大男>俺も名前は知らないが、最近【芸術の神】とやらを信仰する一派が小さな 教会を造ったそうだ。……そして、その教会やらはやたらと不穏でな、だからこっちにま で噂が流れてる ギィド->芸術の神ねぇ… シオン->聞かない名前ですね ノア->ムブロフスカ>……縁の無い名前だ ケイニー->ロゼ>それは【芸術神・ミラネカ】だな シオン->どんな神様なのですか? ケイニー->ロゼ>【ミラネカ】は人の想像力を司る神であり、空想育み、その体現を良しと する ノア->ムブロフスカ>とは言え、生贄を所望するような狂神…とは、聞いて…いないだけか もしれないが。如何なので? ケイニー->ロゼ>芸術を美と同一視する愚かなる人間の間では一部【美を司る神】と信じら れているようだが、彼女はあくまで想像力を司るに過ぎない。……無論、生贄も要求しな い ギィド->ふむ、じゃあ何故こんな事態になるんだろうな… ケイニー->ロゼ>彼女は主の177の子の内の一人であるのだから、それは当然。生贄を欲 しているのは、煩悩を捨てきれぬ人の心の方だろう ケイニー->大男>まぁ、その噂の中に「教会の中に信者達によって若い男が連れ込まれ、そ れっきり男は帰ってこない」……というものがある。どうだ、誘拐って単語にぴったりじ ゃないか? ノア->ムブロフスカ>……所望しておらずとも、信じる者が凶行に至ることなど珍しくない ノア->ムブロフスカ>…場所の調べはついているか…? ケイニー->大男>いや、残念ながらまだだ。その教会って奴はよっぽど足が臭いのか、こと あるごとに場所を変えるんだよ。俺はまだ【2回前の場所】しか知らない シオン->とりあえずその場所に行って見ますか?何か手がかりが残っているかもしれませ んし ケイニー->足が臭い……ああ、足を洗ってないってことね。そうだね、教えてくれる? ギィド->ちゃんと痕跡を残してくれればいいがな… ノア->ムブロフスカ>ここで鉢合わせてしまったからな。私も同行しよう… ケイニー->大男>分かった(ケイニーに汚い地図を投げて渡し) なにぶん俺が実際に行っ たわけじゃないからな、何があるかわからねぇぞ。まぁ俺は二度と帰ってこないことを所 望してるがね ノア->ムブロフスカ>……ほう? ノア->ムブロフスカ>…今、私も含めなかったか、オマエ? ギィド->中々言うなぁ… ケイニー->大男>行ってらっしゃい、願わくば永遠にな (手をヒラヒラと振り) ああ、 もし帰ってこれたら新しい情報が入ってるかも知れんぞ。それまで俺は殺さないこったな シオン->ではその時に、死に勝る苦痛もあるという事を教えて差し上げましょうか ケイニー->大男>ああ、是非楽しみにしてるよ シオン->楽しみですね。その時が…(妖笑 ケイニー->大男>そんなこというと、臆病な俺は逃げるかもしれないけどな ノア->ムブロフスカ>ハネッ返りは、活きがいい証拠でもある。ま、六十点だな… ノア->ムブロフスカ>では、行くか…(踵を返し) ケイニー->大男>(フッと笑い)さぁ行った行った、誰を探してるかは知らんが見つけるな ら新鮮な方がいいだろ シオン->行きましょうか。 ギィド->…………まぁ、行くか ギィド->ミーチェ>しゅっぱーつ♪ ケイニー->そーだね、えーと……とりあえず海の方へ! ノア->ムブロフスカ>…………………… ケイニー->@(苦労して汚い地図を読みながら、一行は目的地へ向かっていく。……バタン、 と扉が閉められた) ケイニー->大男>………さぁて、今日もまたアイツをこき使うかね。……ん?(男は、窓の 外に座ってる伝書鳩に気付くと、その窓を開ける) ケイニー->大男>ご苦労さん。(鳩を家の中に入れてやり、餌箱に餌を流し込む。……そし て、その足に結ばれた手紙を紐解いた)………コイツは ケイニー->@一方、こちらは海岸沿いに移動した一行。 ケイニー->@海水浴を楽しむ人間も釣りをする人間も居ない満ち潮の時刻、そこには人気は 無かった ケイニー->@そう、その海岸から隠れるようにして、巨木の陰に一件の家がある。見る限り ではただの一軒家……いや、質の悪い別荘のように見える ケイニー->@近付いてみれば庭の雑草は伸び放題、窓ガラスは全て割れ、止めに煙突すらも 折れている……殆ど廃墟のような家だった ケイニー->@鍵など有っても無くても同じだろうが、ケイニーはその扉の鍵を針金で開け、 中に入っていった…… シオン->随分、痛んでいますね。 ケイニー->@灯り(ランタン)を灯す、内装は一般的な玄関……ただし、使えないほどに朽 ちた ギィド->本当に、随分前に放置されたって感じだな ケイニー->5,6年以上はほっとかないとこうはならないだろうね…… ギィド->ミーチェ>ぼろぼろ… シオン->人がいた気配はありませんが… ムブロフスカ->それを置いても、『教会』と名乗るならもう少し…いい場所に立てて欲しい ものだが… ケイニー->まぁ何処でもお金には困ってるんだよ、きっとね ギィド->外装は唯の民家だったからな…有り合わせにもほどがあるが ムブロフスカ->しかし、誘拐まで行うならもう少し…隠し部屋でもあれば面白…ごほん シオン->儀式をしていた部屋とかないのでしょうか? ケイニー->@辺りの部屋を調べてみると、そこには造りかけの粘土や絵画、派手にぶっ壊さ れた形跡のあるテーブルなどが目に付く ギィド->造りかけか…芸術はわからないが途中で放棄して行くものなのか? シオン->いえ、普通なら完成させると思いますけど… ムブロフスカ->作り上げてこその芸術ではあるが…造形美を求める上で、あえて『製作途中』 というのも求めるのかもしれん シオン->でもこれは「あえて」という感じではありませんね。 ギィド->ミーチェ>くぅ…(くんくんとそこ等の臭いを嗅いでいる) シオン->あのテーブルといい、途中で何かが起きたと判断した方が辻褄は合いますね ギィド->これだけ色んなものを放棄して場所を移す理由か… ムブロフスカ->己の追求するものが再現できず、製作止まり。八つ当たりで机ぶっ壊したと かな ムブロフスカ->芸術家は気難しい。場所にも影響されるという… ムブロフスカ->場所が良くない、環境が良くないと言って違う街に移り住む者も居るという ギィド->芸術家の気持ちはわからんな…(頭を掻いて) シオン->詳しいのですね>ムー ムブロフスカ->昔、変なのに絡まれたことがある。 ギィド->変なのって……… ムブロフスカ->あまりに永く絡まれすぎて、要らん知識がついた。最後にはソイツの顔を、 一種の芸術にして、それ以来会っては居ない ギィド->ミーチェ>すごいー♪(意味わかってない シオン->向こうも会おうとは思わないでしょうからね<芸術 ムブロフスカ->人間のクセにえらく頑丈で手間取った… ギィド->俺はむしろ相手側に同情するんだが ムブロフスカ->一度会ってみれば、解る… ギィド->そこまで凄いのか… ムブロフスカ->……一度会ってみれば、解る。二度とかかわりたくないと思うほどだ ギィド->(こいつがここまで言うとは………)なんとなく解った シオン->ムーさんにそこまで言わせるなんて…(それだけで凄い人だと理解した ケイニー->@製作途中で放棄した作品ばかりだが、中には完成に近いものもある ケイニー->@その中の内の一つの絵画を手にとって見てみる、そこには………胎内より小さ な老人が取り出される光景が描かれていた ムブロフスカ->…………芸術は、理解できんが。これはそれ以上に理解できん シオン->シュールな絵ですね ケイニー->@よく見てみれば蜜柑のように枝になっている人間、犬に支配される大勢の人間 など、それらは到底常識からは離れている ギィド->俺もこの絵の意図が解らん ギィド->ミーチェ>くぅ?(首を傾げる) ケイニー->@先ほどのテーブルだが、そのテーブルの下には【テーブルを作り出す技師の絵】 下書きのまま落とされている ムブロフスカ->……。『凶気』を題材に『逸脱』をあらわしているのかコレ等。テーブルの はまだマシとして… ギィド->この絵で神に近づく目標が描かれてるとか、そう言うのだったら俺は引くな… ムブロフスカ->それを本気で実践しているとしたら、私はある意味感心するがね。人間、空 想は何処までも肥大化するものだと。 ギィド->流石、想像力を司る神を祭ってるだけあるな ケイニー->(ガサゴソと辺りを探し……この家は一階建てである……)ウゥン……完成品は、 無いみたいだね、そりゃそうだけど シオン->でも良い意味での想像はよいのですが…この想像では着ていく服が見つからない 自体にも ムブロフスカ->……さぞ奇怪な服装をしていることだろう ギィド->それは同感だ ムブロフスカ->…しかし、これが進行したような作品がズラズラ並んでいるところに行くと なると、それはそれで気が滅入る ケイニー->@(探してみれば生活用品も無い。それらは持って行かれたのだろう。……だが、 砕かれた大理石の隙間に、何かノートが挟まっているのが見える) ギィド->ミーチェ>うんざり? シオン->あれは?(紙切れを見つけ近寄ってみる ケイニー->@(因みにパッと見て【ミラネカ】の信者であることは分かるらしいことから、 服装もやっぱりそれなりらしい) ムブロフスカ->そう、うんざり…。…どうかしたかね?(首を向け シオン->@(何となく白い集団を思い出した) ギィド->何か見つけたか シオン->ノートのようなものが… ケイニー->@シオンがノートを手にとって見ると、それは真っ黒な薄いノートで白抜きの文 字でデス………ではなく、ただのノートのようだ ムブロフスカ->………………。 ギィド->(変なフェイントがやたらあっていて怖いな) シオン->(パラパラと捲り)何か書かれていないかしら? ケイニー->@捲ってみると、それが新しい教会を建てるため書き起こした、幾つかの建築図 案を書き込んだ物だと分かる ムブロフスカ->……建築図案? ギィド->次の拠点はちゃんと建てるつもりだったのか ムブロフスカ->此処は本当に有り合わせということか…? シオン->この荒れようからみれば、そうでしょうね<有り合せ ケイニー->@時計塔を太く短くしたような、渦巻きの模様の入った円柱型の奇抜なデザイン である。 ……だが、生活面や耐震性や水捌けなども完璧に考えられたデザインではある ギィド->むー、デザインはともかく住むのなら住みやすそうだな ケイニー->まぁ、次の目標は分かったね ムブロフスカ->…ものさえ解れば、見つけやすそうなデザインだ。 ケイニー->そうだね。……ええと、大きさからして2階建てかな。意外と小さいな…… シオン->目立ちますしね ギィド->規模は小さくても構わないんだろうな シオン->人数は少ない、と見るべきでしょうか ケイニー->だろうね、こんな作品作る人が何十人も居たら心配になってくるよ ムブロフスカ->ここが二回目であるからして、これは…次の拠点…さらにもうひとつ次があ るのか… ケイニー->見たところ…………うん、金目の物もないし(ぁ) とりあえず出ようか シオン->ケイニーくん…(ほろり ケイニー->な、なにさ? ギィド->金目のものがあればもう少しマシな所だっただろうな…(ぇ シオン->お金が少なくなったら言ってくださいね。利子なしに貸して差し上げますから シオン->(決して奢ったりしないのがシオンである) ムブロフスカ->…………… ムブロフスカ->コレが踏み倒して逃げたら、捕まえられそうに無いが… ギィド->ミーチェ>シオン、かならずつかまえる シオン->私が捕まえますから ケイニー->いや、その時はのろいが待ってるだろうから ムブロフスカ->……そうか ケイニー->……どっち道そんな恐ろしいことは、で、出来ない、よ……(想像してガクガク ガク) シオン->それとも、私が逃がすとお思いですか?>ムー ギィド->何を想像したんだ何を ケイニー->そ、それは…(ギィドにこっそりとピーーーーーーーーーという、世にも恐ろし い想像を聞かせる) ムブロフスカ->……。………世の中、解らぬこともある シオン->想像しても意味ないですよ。現実は想像よりも過酷で厳しいのですから(微笑)> ケイニー ギィド->……………まぁ、うん(ぁ ケイニー->ソウデスネ (カックンカックンとマリオネットのように動き、玄関から出て行 く) ムブロフスカ->昔、意地と根性と気合だけで、術も剣も経験が無いような男が。世界最高と 呼ばれた呪術師から逃げ切った事柄を知っている…アレは見事だった ギィド->ミーチェ>ケイニー、今日がくがく多い ムブロフスカ->事実は物語より奇なり。 ケイニー->ハハハー、最近働きすぎて筋肉が張ってるのかもね シオン->確かにケイニーくんは根性がありますけれど シオン->気合では負けませんよ(ふっ ケイニー->あ、そうだ? どうやって探す? この教会(← 一刻も早く話題を変えたい) ギィド->(無理やりだな…)結局は情報が物を言う気がするが シオン->(ケイニーの背後。現在30%オーラ/ぇ) ムブロフスカ->情報は…情報屋を回るか、言葉どおり脚で稼ぐか、だ シオン->人に聞くのが一番手っ取り早いと思います ムブロフスカ->人に聞きまわって警戒されても困る。程ほどに。 ギィド->ミーチェ>ききこみ、あぶない? ケイニー->広い町だけど、端から端まで5時間ぐらいで歩けるし、手分けして信頼できる人 を見つけて聞き込みしながら足で探すのがいいかな? ムブロフスカ->誘拐などする挙句、ころころと住居を変える集団だ。嗅ぎ回っている連中が 居ると知ったら、とんずらかましそうだからな…(ミーチェの頭撫で) ギィド->ミーチェ>(撫でられて気持ちよさそうにしつつ)ほどほどに、わかった! シオン->嗅ぎ回っていたら、逆に消そうと近付いてくるかもしれませんね ギィド->相手の実力次第だろうな、そこらへんは ケイニー->うーん、それはどっちともいえないけど。自分たちに消せるならやりかねないよ ね ムブロフスカ->そちらのほうが、都合がいいのだが… ギィド->確かに、相手側から来るのは手っ取り早い ムブロフスカ->捕まえて、尋問が出来る。何、人間の口を割らせるぐらいなら簡単だ…身体 の一部を一つ二つそぎ落とせばコロっと。 シオン->見た目が悪いですよ<そぎ落とす ケイニー->(見た目の問題……?) シオン->関節を外すとかで良いのでは?(マテ ギィド->それに後の処理に困る、そぎ落としは ムブロフスカ->それだと、耐えられる人間が居るのだ… ムブロフスカ->そぎ落としたら、適当に焼却する。任せろ、軍に在籍していたとき、よくや ったものだ ケイニー->ま、まぁやるならムーちゃん一人でやってよね。俺は冒険者の誓いにかけてそん なことはしないから ムブロフスカ->フ……普段なら、このようなことはしないのだが… ギィド->そういうことをする事態に感じたのか、あんたは ムブロフスカ->フィノアを浚った時点で、これぐらいは当然だろう…? ケイニー->それじゃ。とにかく手分けして探すって事でいい? それとも念のため二人組み で探そうか ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <感想> 寒かった。(まて、別の観想を言うな) 今回は誘拐グループの捜索だけでしたね、まぁ事前の雑談が長引きましたしこんなところ でしょう。 このペースでいければ次回は早速真相偏まで行けるかと思います(早 しかし芸術の神、出してみたはいいものの表現し難い……。右脳を使い切った気分です(ぉ