ケイニー->@そしてそこに招かれた一行が目にしたのは……、ファフナーの奥さんだった。齢100を数える彼の妻なのだから無論若くはないのですが、とても落ち着いた感じの雰囲気を感じさせてくれる人です ケイニー->@この村では珍しく獣憑きではありません。ファフナーさんが旅先で獣憑きの身分改善に奮闘しているのに惚れ込んで、付いて来ているのだとか。名前はリーリアと言うそうです ケイニー->@因みに食卓に並んでるのは。リーリアさん特性の、マーボーカレー(ぉ ケイニー->@食卓にはファフナーさんとリーリアさん、そして一行が座っています ケイニー->………不思議な料理がきたねー フィア->初めて食べる料理だべし… ヴィクター->@(因みにサウザー。あまりの重症でついに動けなくなり、別室で療養中) シオン->不思議な香りがしますね。 ヴィクター->……。(変わった食料だ…… ケイニー->……サウザーにはちゃんと残しておいてあげないとね。全部食べたら呪われそう(ぉ シオン->マーボーですからね(苦笑 フィア->んだな…とりあえず食ってみっぺか ケイニー->そうだね……(パクっとな)……おお、二種類の辛さが織り交じってまた不思議なうまみが……! ケイニー->(検証によると不味くはないらしいとのとのこと) フィア->(はむっと一口)…ん〜wぴりっとじわっと辛さがきてんまいどーw ヴィクター->……(スプーンを手に取り、麻婆とカレーを一掬いずつ入れて、一口…)……。 シオン->(ぱくっ)ん、辛いもの同士うまく調和していますね フィア->奥さん、あとでレシピ教えてくんねだか?(どうやら気に入ったらしい ケイニー->リーリア>ありがとう御座います(慎ましく微笑みながら) マーボーはラクナスの料理、カレーはスクァイアの料理なのですが……主人はどちらも気に入ってまして。 ケイニー->リーリア>いっそ混ぜてしまえば…と、この料理が出来たんですよ。  分かりました、後でメモを書きますね>フィア ヴィクター->……(一口二口。三口四口。お気に召したようで、ぱくぱく食べてる。) シオン->うどんにかけても美味しそうです。←後で試そうと目論んでいる フィア->すんばらしい創作料理だべしwあ、あんがとう奥さん(ぺこりと礼) ケイニー->ファフナー>旅人の特権と言うもの……。うむ、美味い (あの口で器用に食べてる) ヴィクター->……。(ぱくぱく/←因みに今は、鎧ではなく。というか鎧が何処かに消えて、鎧の下に着る戦装束だけになっている。これだけ何故か暗い紅色。) ルーク->(マーボーカレーの臭いに釣られ、カナルと共に食卓へ/ぉぃ!) ケイニー->(がつがつがつがつ……っ!) ぷはっ、……ごちそうさまーー!!(早っ フィア->(もぐもぐもぐもぐ…)これ、今度師匠に食べさせてみっぺ… ヴィクター->……。(無言で手を合わせてる。完食。) シオン->皆さん早いですね。(ゆっくり味わって食べているので遅い) ルーク->カナル>あ!マーボーカレーだ!(大好物らしく、嬉しそうにはしゃぐ女の子) ケイニー->あーー、色々と事件があったけど一件落着した後の食事は美味いね♪ お、いらっしゃいカナル! 好きなの、マーボーカレー? ヴィクター->……。(やっぱり無言で席を立ち、カナルのために席を空けている) シオン->(やってることは紳士的なのに無言なのですね) ルーク->カナル>うん!ボク、コレ大好き!(ヴィクターが空けた席に座る) フィア->(ぺろっと唇を舌で舐めて、手を合わせる)ごっそさんですたー(満足気 ヴィクター->(懐から取り出したペーパーで口元を軽く拭い…)……ご馳走様。(軽く吐息一つ…) ケイニー->リーリア>ふふ、お替りは沢山ありますよ。(カナルにも皿を出し) はい、お粗末さまでした。(と、ヴィクターの食器をさげる) ルーク->なんか美味そうな匂いがしてきたからな(ポリポリと頭を掻く) ルーク->カナル>いっただっきまーす!(おいしそうにガツガツ食べる) シオン->慌てて零さないようにね>カナル ケイニー->それじゃオレもご馳走様でしたっと(手を合わせ、席を立ち) ……うぅん、出発までに傷の確認しておこうかな(軽く体操しつつ) シオン->(皿とスプーンを置き、手を合わせる)ご馳走様でした。 ケイニー->http://www5f.biglobe.ne.jp/~feud/inukko.jpg ケイニー->@(↑ファフナーさん設定画/遅) ケイニー->リーリア>あの、……皆様は、もう行かれるのですか? ルーク->(とりあえず、空いてる席に適当に座る) ケイニー->うん。光玉を処理しなくちゃいけないし、ヴィクターが何かしたいみたいだからね ケイニー->リーリア>はい、どうぞ(ルークにもマーボーカレーを出し) フィア->(席を立って、軽く伸びをする) シオン->(また敵が襲ってくる危険性もありますしね…/カナル達の手前、口には出さず) ルークさんが入室しました ルーク->ありがとう(受け取る) ケイニー->リーリア>そうですか……。では、これを持っていって下さい。以前主人が書いたものですが、何かの役に立つかもしれません。(ケイニーになにやら紙を渡す) ケイニー->コレは……地図だね。しかも6カ国全部載ってるし、色々メモが書いてある……。 フィア->何々?みしてみしてー(横から覗き込む) ケイニー->ファフナー>私が若い時に書いたものだ。目新しい場所に行く時は役に立つ筈……使って欲しい(お茶を飲み、置く) シオン->(食べ終えた後の食器を片付け)これ、向こうに運んでおきますね。>リーリア ケイニー->おおぅ。各地の風土病とか食べられる植物の分布図とか書いてある……! 流石学者先生…… ケイニー->リーリア>あ、はい。助かります(微笑) ヴィクター->………食事が終わり次第…。…船へと、招待しよう。(背を向け、ゆったりとした。それでいて、歩くだけで地面が踏み潰されるような…そんな印象を与えて…出て行く) ルーク->(パクッと一口食べてみる)ん、これいけるな ケイニー->………というか。オレたち、今まで地図もなしに旅してたんだなぁ(←今気付いた) フィア->ああ、そういえば…オレ様たちすげー!(ぇ シオン->旅の達人の台詞じゃないですね(苦笑)>ケイニー ケイニー->ファフナー>リーリアの作ったものは皆美味い……(密かに自慢げなファフナーであった) ルーク->カナル>(一気に平らげて)おかわり!(早っ!!) ケイニー->あー……いや、まぁ。オレは頭に入ってるんだよ、心の地図が有るのさ!(ぉ ケイニー->リーリア>はいはい、よく食べて育ってね……(という訳で大盛りをカナルに出し) ヴィクター->……(ゆったりと外へと出て…また、溜息一つ…)……。 シオン->野生の勘と言う名の心の地図、ですか? ケイニー->そうとも言う(ぁ フィア->それって正確なんだべか?(首かしげ ルーク->そういや、そうだ。よく生きてこられたな、俺達…。(今思うとゾッとする) ケイニー->今まで迷ってないからね! えっへん(ぉぃ ルーク->カナル>ハーイ(2杯目もガツガツと食べる) ケイニー->て、まぁ、今までは普通に街道に沿って歩いてばっかりだったから標識でも十分だったんだよ。ポウルロウは比較的道が整備されてるし ヴィクター->@(何気なく手を上げて、スナップ一つ――どっしぃぃぃぃん!!!! 轟音立てて、巨大な…人が五〜六人は軽く乗れそうなほど…錨が、地面に。ヴィクターの前に落ちてきた。派手に。) フィア->んだなー。故郷のセンドと比べりゃ良い道だったどな… シオン->なっ、なんですか!? ケイニー->うをっ、砲撃かっ!? ルーク->そうだったな。――って!(轟音にびっくり) フィア->どっかが爆発したとかっ! ヴィクター->……(袖で口や鼻を抑えつつ、じろりとした目で船を見上げている)……静かに下ろせと言うのに…。 ケイニー->(ガチャッと外に出て―)−――あー、なんだヴィクターか ケイニー->…………って、それで納得するかぁぁぁっっ!!!(派手に独りボケ突っ込みしつつ碇を観察する) ルーク->二人>(マーボーカレーを喉に詰まらせたようだ。) ケイニー->なに、これっ ヴィクター->……(視線を、船からケイニーへ…)……失敬。乗組員が、雑でね…。 ヴィクター->流石に、オマエ達ではあそこまで飛べぬだろう…? フィア->(ケイニーの後ろから外を見る)わー、でっかい何かっ!(錨です ヴィクター->(だから適当な乗り物を用意したと言わんばかりに、また錨へ視線戻してる ケイニー->いやまぁそりゃそうだけど……って乗るのっ!? ケイニー->……おっし!(←喜んでる) シオン->大丈夫ですかっ!? ヴィクター->……(無言無動作。肯定の意) ルーク->(必死で胸を叩いて数秒後、詰まったものを飲み込ませた)…ふう ルーク->カナル>(喉を押さえている。どうやら対処法がわからないようだ) ルーク->しょうがないな(カナルの背中をポンポン叩いて、飲み込ませる) ケイニー->………高所恐怖症だったら死ねるね、あの高さ(登る工程を想像し) ルーク->カナル>ふう… ルーク->カナル>びっくりした…。今の何? ヴィクター->……(目を閉じ腕を組み黙想している。「姫」に関することじゃないと、とことん寡黙っぽい) フィア->うーん…あんくれぇ高いの登んの初めてだべし(錨を眺めながら シオン->(二人の無事を確認し、外に出る) ケイニー->多分捕まっていれば引き上げてくれるんだと思うけどね……(上を見上げ) ルーク->(慌てて外へ行く)な、何だ!?(開いた口がふさがらない様子で錨とそこから繋がる鎖を見上げる ケイニー->でもまぁ。落としたときの雑さを見る限りじゃ……………(黙した) フィア->まぁ、大丈夫だべ…うん、多分 ケイニー->なるようになれ、か。 捕まってれば良いの?>ヴィクター ヴィクター->……。(頷 ルーク->カナル>……行っちゃうの? ルーク->(恐る恐る近づいてくるカナルを見て)どうやら、そうらしいな ヴィクター->……コトが済めば、一度、降ろしてやる…。…往くぞ、乗れ。(顎でしゃくり ケイニー->その後に戻っては……来れないかな、どうやらオレたちは此処の人に好かれてないみたいだし(苦笑し) シオン->まあ、そうですね(苦笑 フィア->しょーがねーべ、そのへんは(肩竦め ケイニー->おっと、はいはい。それじゃいってきまーす!(ぴょーんとジャンプして碇の高い位置に捕まり、ウネウネカサカサと妙な動きで鎖の上の方に登る) ルーク->まあ、恨まれることはしてるんだからな ヴィクター->……(全員が上るのを待つらしく、目は伏せたままじっとしている) シオン->(ケイニーを見)ゴキ…… ルーク->カナル>…………(ケイニーたちを見て、何か言いたげな表情である) フィア->んじゃ、オレ様も…(ジャンプして錨に捕まり、よじ登る) シオン->なるべく落ちない場所にしましょう(低い位置で待機。ロープで命綱w作ってたり) ルーク->(錨に捕まり、低い位置で捕まる) ケイニー->ゴキ違うっ!!??(ガッチリ捕まりつつ) ルーク->カナル>………ボク、謝らなきゃ(ボソッと呟く) フィア->(鎖まで到達し、そこにとどまる)わー。たけー… ヴィクター->(全員、乗ったな…) ルーク->カナル>ねぇ…。 シオン->(しっかり縛りつけ)準備OKです ケイニー->オッケー、乗ったよー………お?(カナル見て) ……何かな?(笑いかけ) ルーク->カナル>よそ者なんて言って…ゴメン。(もじもじした態度で言う) ヴィクター->……。(パチン。スナップ一つ…それを合図に、ゆっくりと、錨が、船へと引き寄せられ始めた) ケイニー->よそ者はよそ者だよ、それは間違ってない。……でも、よそ者にでも良い奴は居るって、忘れないでね?(登るその最中に、叫び) ルーク->カナル>あ!(錨が上がったのを見て声を上げる) フィア->わわっ!動いただっ!(さらにガッチリと捕まる) ケイニー->それじゃ、まったね〜〜(最後まで陽気に……) ヴィクター->(きゅるきゅるきゅるきゅる。稼動音。ゆっくりは、徐々に、その巻き戻される速度を上げていき…) ルーク->おっと!(ガシッと錨に捕まる) ケイニー->はうあおうぁっ!? (墜ちそうになる) シオン->元気でね(笑顔で手を振り)>カナル ルーク->カナル>うん!またねーーーーー!(大きく手を振る) ヴィクター->(ぎゅっりぃぃぃぃぃぃぃ!! カナルの言葉を境に。……一気に加速した……) ケイニー->ぜーーーぜーーーーぜーーーーーーーー!!!(滝のように汗を流しながらしがみ付き、片手で手を振る) ルーク->(カナルに大きく手を振り) シオン->っ、重力が…っ!(加速ーー フィア->のぉぉぉぉぉ!はっや!速いすぎだべっ!! ヴィクター->(@上る上る上る、テメンニグルの上昇装置かくやといわんばかりに上っていくゥゥゥゥゥ! 因みに一人、地上でヴィクター。まだ居る。) ルーク->っ、気持ち悪…!?(加速に酔ってしまったようだ) ヴィクター->……だから……雑だと、言うのだ…(額に手を置き、重い溜息…) シオン->肝心な人が乗り遅れてますぅぅぅぅ ヴィクター->@(引き寄せられられられ。船へと引き寄せられられられ。止まらない止まらない、一気に、激突するかのように船の竜骨へ―― ケイニー->到着した後が怖ぇぇぇぇ……!!(ぽぁーーん、と勢いのまま飛んでいく姿を想像中) ヴィクター->@――ぶつかる、と思った瞬間。加速消失。足が地に付いた感覚。そして視界にあるのは、旧な…とは言っても、ケイニー達は見たことがないだろうが…巨大な甲板が、そこにあった) シオン->あ、あら?(きょとん ケイニー->危ない……危ない危ない…………到着した?(キョロキョロ) ヴィクター->@鉄板とベニヤ板で固められた床、竜の頭を模した船首。遥か後ろにある、操縦室などが密集した建物。ケイニー達は、広い広い甲板のド真ん中に立っていた…) フィア->な、何だべここ… ケイニー->あー……ヴィクターが乗ってた奴だね。………でもなんか、普通の船とは感じが違うような……? そりゃ浮いてるんだから当たり前なんだけど… ヴィクター->(ヒュンと風音一つ。黒金で作られた竜頭を足蹴に、紅の戦装束一つ…同時に消える、足元に収束していた魔力。瞬動でココまですっ飛んできたらしい) ルーク->アイツ、この船に乗ってきたのか!? シオン->(命綱を外し、甲板に降り立つ) ケイニー->…………(周囲の近代的な武装や、芸術的な外装など、かなり見入っている。この世界の造船技術は発達しておらず、帆船すらないのだが。適当なつくりではない船に驚いている) ケイニー->これは………古代遺跡? ヴィクター->(相変わらず、ゆったりとした動きで船首から降り。ケイニー達のほうへと歩き…) フィア->遺跡?!この船が?! ヴィクター->…私達の時代では、これを『ガレオン(長期航海型大人数乗組船』と呼ぶ。(すた…すた… ルーク->この船が遺跡?! 嘘だろ! フィア->…いや、考えらんなくもねぇだな…今まで見てきた古代の技術は今では凄すぎる技術だべし…(ぶつぶつ ヴィクター->そしてコレは、我が王国にて最初に作られた零号。名を、『デミトリ号』と呼ぶ… ケイニー->いやだって、ヴィクターって五千年以上前の人間って自分で言ってたし。……何よりこんな船、今の技術じゃ作れないよ シオン->(ぺたぺたと床や壁を触ってみる) ケイニー->それに………この床。あの腐らない木材で出来てる(コンコンと叩く) ヴィクター->@(さらにそこから、5000年の歳月を経ても一切色あせないニスや木の匂いさえする… ルーク->へぇ…『デミトリ号』か…(ポカンとした様子で周りを見る) ヴィクター->…多少、私が手を施しているが… シオン->確かに今の技術では有り得ませんね。 フィア->(床の上にそっと手を滑らせ)…生きた古代の遺産だべし ケイニー->というか今の技術は船なんかにはあんまり見向きしないしね。こーゆー趣向の違うものは古代の物なんだよ……うーん、良いデザインしてるなぁ シオン->私達をここに連れてきて、問題はないのですか?>ヴィクター ヴィクター->問題はない。私は、君達に用があるからな… シオン->それと、ここの乗組員は?挨拶くらいしておきたいのですが…。 ヴィクター->……それは…やめておいたほうがいい。(少し眉を険しくし… フィア->あのスピードで引き上げてくれた奴に挨拶参りだべかっ!(マテ ケイニー->な、何かやな予感…… ルーク->……… ヴィクター->……お勧めはしないな シオン->…まあ、この船の代表である貴方がそう言うのならやめておきます ヴィクター->……そうしてくれ。そして何より……。 ヴィクター->5000年も待ったコトが、目の前にあるという焦燥の感にも似たこの心境。私も余り、抑えられたものではないからな。(目を軽く伏せて、溜息…) ケイニー->あんまり焦ってたら成功するものも失敗しちゃうよ? 落ち着いてね。(辺りの設備を調べつつ) ルーク->その5000年も待った奴の目的は何だよ… フィア->ふーむ、大変だったんだべなぁ…(コンコン、と床を叩く) ヴィクター->急いて事を仕損じるほど若くはない…それでは。本件に、移させていただいても宜しいか……? シオン->ええ。(頷く ルーク->ああ、そうしてくれ フィア->はーい(立ち上がる) ケイニー->へいよー(光玉を、しっかりと確保しつつ) ヴィクター->……我が目的は唯一つ。今は亡きサンヴァリアの王姫、エステル・サン・パトリオット――彼女の、現世(うつしよ)への復帰。 ヴィクター->…その為だけに、私は今此処に居る。そしてそれには、その、『光珠』が居る…。 ルーク->………っ!?(エステル…その名を聞いた途端、真剣な顔つきに変わる) ケイニー->それも聞いたね………けど、光玉を使うにしても。どーやるのさ? ヴィクター->残念ながら、私には単独で彼女を此処へと喚び戻すだけの力は無い。この死徒を以ってしても、5000年という月日は永すぎた… ヴィクター->…『光珠』には、蘇らせる際に必要な術式を起動させる原動力の役目を果たしてもらう… ルーク->生き返らせて、どうするつもりだ… シオン->魔力を高めるといっても、死者を蘇らせるなんて… フィア->うん、やっぱり何度聞いてもそーだいな話だどなぁ… ヴィクター->あくまで、喚び戻すための魔力はその者の魔力で無ければならない。その点は、今の私でも十分…… ヴィクター->……しかし、式を起動させ続けるだけの魔力が私には無い。その為に、太陽の属性を持つその巨大なエネルギーが必要なのだ ヴィクター->生き返らせて、如何するつもりなど無い。ただ私は、彼女に、今度こそ己が人生を歩んでいただきたいだけ…(目は伏せたまま… ルーク->(エステルの蘇生…そのことをルークはいい顔をしていない…) ケイニー->式って……。復活(アーフェアシュテルグ)じゃないの? ヴィクター->それでは、時の隔たりを超えられはしない…。 ルーク->………… ヴィクター->知り得ぬのも当然ではあるが。死者をこの世へ喚び戻すのは、時が経てば経つほど困難だ。たかだか百年や二百年なら如何にかなるやも知れぬが… ヴィクター->故に私は、創り上げた。時を越えて、彼女を此処へと喚び戻す式を…。…使いようによっては、如何なる時代をも超える式を。 シオン->式に使用した『光珠』はどうなるのです?魔力を失ったり傷がついたり砕けたりするのであれば、お貸しすることは出来ません。 ケイニー->ムゥ………オレの知識外の技術ってことだね。でも、本当に可能なの? 陣術師じゃない人がそんな高度な術を使ったりして……暴発して巻き添えとかはイヤだよ?(流石に慎重なようだ) ルーク->……俺は、貸すつもりはない! フィア->(変に口出しすると話がこんがらがりそうなので黙ってる) ヴィクター->無論、使用すれば魔力は減るだろう。暴走は、無い。すでに三度、試した。 ケイニー->ふむ。だそうだよ、持ち主さんの意見は? シオン->(ルークを見)…この『光珠』を手に入れたのはルークさんです。使用するのであれば彼の許可を取ってくださいませ。 ヴィクター->その彼は、貸す気は無いと…。 シオン->決定権は彼にあるのですから ヴィクター->…理由をお聞かせ願おうか? ルーク->生き返らせたとして、あの人が喜ぶとは限らないからな ヴィクター->それだけか? ルーク->それに…死んだ奴を生き返らすのは…(言葉が詰まり、グッと拳を作る) ヴィクター->五千を経て尚朽ちぬ想いに対抗する、理由を御聞かせ願うと言っている。風習を弄し意固地になるだけでは、聴けぬというものだが…? ルーク->(歯を噛み締める…)うるせぇ! ルーク->アイツは…やっと自由になれたんだ。だったら、逝かせてやる方がいいに決まってる ケイニー->自然の摂理には反するだろうし、管理者に睨まれるぐらいは覚悟しなきゃいけない。 まぁ本人がこう言ってるんだから、オレはそれに従うと(ため息をつきながらも、笑みを浮かべ) フィア->(うーむ…どっちの意見も分からなくもねぇんだけっちょ…/腕を組み、うーんと唸る) ヴィクター->何か…勘違いをしているようだ。私の行為に、彼女の意思は関係ない(目を開き… ヴィクター->はっきり言えば、これは自己満足にも等しい行為だと自覚もしている。 ヴィクター->しかしそれでも、私は、彼女を今一度この世へと喚ぶ必要がある…。 ルーク->だったら尚更だ。自分のことしか考えてない奴に貸せる物はない ケイニー->まぁ、交渉は決裂したから、後は実力行使……なの? やっぱり シオン->何故?と聞いてもよろしいでしょうか?<喚ぶ必要 ヴィクター->……今度こそ、彼女に、己が生き様。死に様を決めてほしい。そうして、生を謳歌してほしい。唯、其れだけだ。それが何故の答えと、受け取ってほしい ヴィクター->…これは、ヴィクター・クル・ブランシェルの悲願。王姫第一守護隊騎士長で在った、この私の望み。曲げることなど、出来はしない。させはしない。 ケイニー->五千年も固執した答えだもんね。最初の一歩が間違っていたとしても、直せないか。 でもどうするルーク? オレたち死んじゃうよ? ケイニー->その答え。命をとして吐けるものかな? ルーク->………… ヴィクター->(戦装束はそのままに、太陽とその光を模した真鍮細工が華麗に施された、細身の。しかしレイピアと呼ぶには太い、黒鞘の剣柄へと添えた…) ケイニー->(というか此処に乗り込む前に聞いておけば良かったぁぁ……/落ち込みつつ) ルーク->俺にだってコイツ(光玉)を聖都に持ち帰る任務がある ヴィクター->例え禍々しくとも、例え間違っていようとも、今更、今此処へ来て諦められるほど。私は、老獪というものでもなく…… ヴィクター->……その忠実さには何も言わぬ。ただ、賭けろ。その信念。(胸元まであるそのサーベルを、ゆっくりと、引き抜き…) ケイニー->戦うなら、どっちにしろ光玉を使うことになる。……というか光玉は聖都に持ち帰るなんて命令は聞いてないんだけど(汗) ルーク->ああ、そうさせてもらうさ…(剣を引き抜く…) ヴィクター->全員を叩き潰すことは、出来る。ただ、これは同じ騎士としての義務… ケイニー->オレは態々持ち帰って新たな戦争の火種を生む前に封印して置くべきだと思うけどなぁ……。でもまぁその全権もルークにあるし、頑張って ヴィクター->…ルークとやら。この、ヴィクター・クル・ブランシェル…(切っ先を、ルークへ向け)一騎打ち。所望仕る。 フィア->(うーんと唸るのを止め、組んでいた腕を解き)…ま、考えてても答えは出ねぇか(いつの間にか自己完結 ケイニー->離れてよっか(皆に言い) ヴィクター->――騎士たるもの、意見が違えば。是で、己が意を通す―― ルーク->望むところだ。(切っ先をヴェクターに向ける) フィア->んだなー。巻き添えは勘弁だべし シオン->騎士同士の戦いに入り込む余地はありませんしね。 ケイニー->……ま、負けても此処には復活させる準備があるらしいから。安心はして?(冗談めかして言い) シオン->(二人の騎士から距離を取り) ケイニー->(やれやれ、予想外の展開だね……/離れた所に腰を落ち着け) フィア->(ケイニーの横に腰を下ろす) ヴィクター->(戦装束はそのままに…)…生きた年数、踏んだ場数。全てが違えど、私は、全力を出す。(静かに、ルークを見… ルーク->(剣を構えて数秒後…瞬動――一瞬にしてヴィクターの前から姿が消える) ヴィクター->……合図も要らぬとぬかすか、騎士ルーク?(動こうと思えば動けるものの、あえてそのまま静止し…) ケイニー->(騎士同志の戦いは普通片方が手袋を投げて始まり、開始の時はお互いの剣の切っ先をぶつけ合わして行うものです―――風月お兄さんの中世解説より) ケイニー->(因みに倒された方には生きてても色々と制約があるのですが……、まざその辺りはお気になさらず(笑) ヴィクター->側が是では、守護される主君に未来は無いな。今の王家に、騎士長如きと言えども同情する…。(…重い溜息一つ…) ケイニー->勉強勉強だね、ルーク(苦笑しながら見つめ…) ルーク->(ヴェクターから数メートル手前のところで止まる)やべ…忘れてた(カインに扱かれた筈の礼を思い出したようだ) シオン->頑張ってください。騎士見習いさん(苦笑 ヴィクター->主君の領域へと帰れた暁には、一から遣り直せ。(その瞳に僅かな失望を乗せ、切っ先を再びルークへ向け) ルーク->俺は正式騎士団員だ!(恥ずかしそうに顔を赤くしながら、元の位置まで戻り、切っ先をヴィクターに向ける) ヴィクター->(本日何度目かの溜息一つ…) ヴィクター->……(数歩、進み。切っ先を合わせろ。開始の幕を上げろ。無言で、ルークを見据えた) ケイニー->(やる気を削ぐって意味で心理戦は勝ってるかも……。でもこの実力差、どうするかな?) シオン->「礼」を欠いては騎士とは呼べませんよ。冷静さを失っては負けです(真剣な眼差しで ヴィクター->(ただ、同時に…その目には、先ほどよりもさらに激しい。しかし静かで。強靭で。堅固な意思が、燃え始め…威圧は足元から、吹き上げる。びりびり。びりびりと。肌を焦がすように…) ヴィクター->(その威圧は、足元から競り上がり。時が経てば経つほど、強大に。巨大になっていく。それだけで空気が裂けそうだ。雲さえ、周りから消失してしまっている…周りは、蒼穹…) シオン->(死者を蘇らせることにやり場のない念を抱くのは分かりますけど…) ヴィクター->@…びりびり…。…びりびり…。 足から、背筋から、頭から突き抜けるかのような。達人さえ飲み込まんばかりの覇気はそのまま、切っ先を向けている) ヴィクター->疾(と)く、剣交を為せ。 ルーク->(真剣な表情は変わらず、彼の気迫に負けじとばかりに…) ルーク->ああ…。 ルーク->アンタの自己満足で、やらされてたまるかよ ヴィクター->……(さらに、溜息…)吼えることしか出来ぬか…?(さらに、一歩進み…) ケイニー->(うぅん、ここ甲板だし……相手も無茶なことしないと思いたいなぁ) ヴィクター->(手首を返し、その切っ先を、ルークの切っ先へと。甲高くはないが鈍くも無い、快音を上げ横へと撃つ――開始の、合図) ケイニー->まぁ、ルークがやられたときは……。素直になるしかないか(苦笑しつつ) ルーク->くっ……(更に怒りを助長させたようだ) ヴィクター->(同時に、剣を。肘から捻るような回転と共に、引き戻し…) ケイニー->ルークーー! 冷静にぃ〜〜 ルーク->(快音と共に、弾かれる剣を引き戻し…) ヴィクター->(大きく、左足を、踏み込み――陥没する鉄板――観戦者にまで届く地響き――) ヴィクター->…シッ(初速から、捻りと同時に弾丸のごとく――切っ先は音速を迎える――刺突。ルークの額目掛けて、光のような一・閃!!!) シオン->ルークさんっ!? ケイニー->板金鎧の弱点は接合部、それと兜の間の目……(真剣に見据え) ルーク->(騎士道故か、敢えて前に踏み込み、剣で突く!―――二人の影が交差する) ケイニー->ふむ、腕の長さと得物の長さでルークが不利だけど……。もち手を狙ったか ヴィクター->(@――交差。ルークの剣が、伸びきりの半分に行ったところで――。――彼の剣が、ルークの、左肩を大きくえぐる!! 初速からして、突き合いは無理な結果がこうなっただけのこと。) ルーク->っつ!?(左肩を押さえる) ヴィクター->隙在り。(さらにそこから、左手の甲で軽く、ルークの剣の腹を叩き…) ケイニー->踏み込むなら同時に瞬動を使って踏み込むべきだったね―― ルーク->くっ…。 ヴィクター->(左手の、掌低。右手を引き戻す反動。こちらも音速に匹敵する速度で、ルークの顔面に…叩き、込む!!) シオン->熟練度の差、ですね。戦闘に於いてはヴィクターさんに一日の長がある。 ケイニー->まぁでも、コレだけ力の差が有って挑むルークにも……譲れないものを感じるよ。オレは ヴィクター->(@ウルフに使った左手は、肩からの振りのみ。それだけで窓が割れ風が壊された。今度の掌低は、腰の捻りさえ入れてある――即ちその破壊力は、巨石すら軽々と粉へと変える…) ルーク->(掌低をまともに喰らい、甲板の床に激しく頭をぶつけた) ケイニー->――――ー此処までかな。死んでなきゃ良いけど(ルークの方に走る) シオン->思いの強さでは負けていないんですけどね ヴィクター->……待て(振り抜いたまま…しかし、今度はケイニーとシオンへと剣を向けた) ヴィクター->…まだ、騎士ルークの降参を聴いていない。そして、認めても居ない。 シオン->私はなにもしていませんが? ケイニー->………。(ぴたっと止まり、ルークを見る) ヴィクター->一騎打ちに。この空間に。第三者は、入ることすら許されない。(ひゅぱっと空気を切り、掌についた血を払いつつ。体勢を戻した) ルーク->(な…なん、で…こんな…/意識が失いそうな…虚ろな目でヴィクターを見る) シオン->騎士の勝負。決着が付くまでは手を出したりしません。 ヴィクター->いい答えだ…。(…ゆっくり、ルークへ視線を向け) シオン->(目を伏せ) ヴィクター->意識は…まだ、残っているな…。(その目を見つつ、右足がゆっくり浮き… シオン->………。 ケイニー->何でって目をしてるけど………答えは分かってるでしょ? それは。騎士が誰もが抱く、苦悩だよ……(悲しそうな声で、ルークに言い) ルーク->……… ヴィクター->疾く答えよ騎士ルーク。続けるか? ヴィクター->続けるならば、この踵。その喉目掛けて叩き降ろしてから、また問おう。 ヴィクター->答えろ。続けるか…?(その目には容赦など一切無く。続けるといえば間違いなくその踵を振り下ろし、ルークの命を絶つ…そういう、眼だ) ケイニー->命をとすか聞いたのは、こうなるのが分かってたからだよ――(悔しそうに、言い) ルーク->………(少しの沈黙の後…)………俺の、負けだ……… シオン->(ルークの言葉を聞き、ほっと息を吐く) ケイニー->うん、エステルさんも。それを望んだだろうね……(少し涙目で、苦笑し) ルーク->(ここで続けていても意味はない…勝算もない…) ヴィクター->……(眼を伏せ…足を下ろす)オマエの負けを、認めよう。貴君も、我が勝利に疑い持つべからず。 ヴィクター->(僅かに血糊が付着した剣を、軽く一振り――空気が僅かに裂ける――してから、剣を鞘へと収めた) シオン->想いは強さになる。でも、想いだけでは勝てない…それが現実。 ヴィクター->この5000年。けして安くは、無い。(剣をしかと腰に提げ… ルーク->く…くそ…(虚ろな目から涙が溢れる) ヴィクター->……(敗者に興味はないとばかりに、ケイニー。そしてシオンへ眼を向け)『光珠』を、頂こう。 シオン->次に剣を交える時には勝てるように。精進あるのみです(ルークに歩み寄り)…ヒールオブライト ケイニー->ちゃんと返してよ……もう(光玉を、渡し) ヴィクター->無論だ。(左手を差し出し、受け取り…) ケイニー->ルーク。(声をかけ) ルーク->(ヒールオブライトの加護を受けるが、虚ろな目から光が消えそうな…そんな感じがする) ケイニー->お互い、……失うものが少しでも減るように。強くなろうね?(意識を取り返せとばかりに声をかけ) ルーク->(まだある意識の中、ケイニーに目線を向ける) ケイニー->さぁ、涙ぐらい拭いておこう。泣くのは、騎士の仕事じゃないから――(ハンカチを投げてよこし、ルークの顔にバフッと) ケイニー->(そして厳しい目線を、これから始まろうとしている術式に向ける) ヴィクター->……。(その手の中にある、光に眼細め… ケイニー->さて。あの人は開口一番に何を言うかな…… ルーク->………(失うものが減るように、か…) ヴィクター->………(その後、蒼穹広がる天へ眼を向け)……漸く。お迎え、出来ます。(ぽつりと、相変わらず重い声に。僅かな、ほんの僅かな哀愁と歓喜をのせてぽつりと呟き…) ケイニー->あ………。そう言えば復活の魔法だと、生き返る人は生まれたままの姿で復活するわけだけど…………これもそうなの?(ぉ ヴィクター->………………………………私がそれを許すと思うか? ケイニー->心のそこで期待してそうには、思う ケイニー->男として、凄く(言い切るな ヴィクター->………………………………有得ん。(珍しく大きく首を横に振った シオン->男の人って…(ジト目でケイニーを見る) ケイニー->………………(orz←スッゴク項垂れた) ヴィクター->……男とはそういうものだと理解はしているが、私はすでにそういったものは捨てている。理解出来そうで出来ぬな。(はぁ… ケイニー->ううぅぅ、そんな目で見ないでぇーーー(同情の余地。無) ヴィクター->……さて。(別の意味での敗者も見捨てて、すたすたと甲板の真ん中へと歩を進め… ヴィクター->(『光珠』は、その中心へ近づいていく毎に。その光を、段々と強め…) ルーク->(ケイニーにかぶされたハンカチの上に手を置き、仰向けになる) ヴィクター=>…やっちゃっていいんだろうか? ヴィクター<=時間が辛い……。今度ドハデに登場しても良いかと ヴィクター=>では、ここらで切ってくれまいか…? オレから切るのはなんだかなぁ…と。 ヴィクター->――『 光よ、在れ 』――  ルーク->(薄れゆく意識の中、ハンカチ越しに見える空を見上げる) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <感想> やっは、ついに出たデミトリ号! 男のロマンスな船よ!(何そのノリ) 本当は大海原を駆け巡る巨大な帆船とか好きなんですが、この世界にそんなものはないのでコレで我慢しておきます(ぉぃ さてさて、今日の見所はルーク君の意地ですね。 他のメンバーは勝てないと見てアッサリと物事を受け止めていたのに対し、あそこで意を唱えるとは……風月的には物凄い衝撃を受けた次第であります。 し、死にたいのかっ、と。 いつも偉そうにしてますが、なにか教えられた気がしました。 ともかく、負けてしまいましたけど……あれはアレで格好良かったと思ったわけです。私は。 フフフ、でも騎士の『決闘』や『階級』、『規律』、『標準装備』、『仕事内容』くらいは知っておくべきですぞ〜。(笑)