ケイニー->@(それはケイニーたちが村に到着するよりも、少し前の出来事である)
ケイニー->母「ちょっと、バン! 今は外に出ちゃいけないって長老様に言われてるでしょ!?」
ケイニー->@(長い警戒態勢に飽きた、男の子が一人。家を飛び出した)
ケイニー->バン「へへぇーん、大丈夫だよ! この森は絶対見つかりっこないんだから! そーれーにー、父ちゃんも長老様もスッゴク強いんだから絶対悪い奴なんて入って来れないよ!」
ケイニー->バン「じゃ、遊びに行ってきまーす!」
ケイニー->母「こらぁぁぁっ! 待たんかいウオラァァアアアァァァァッッ!!」(注意:母は猪のライカンスロープだった)
ケイニー->@(しかしこーゆーときばかりは頭の回るのが悪ガキという奴である。バンは牛小屋の藁の中に隠れて、……毎度の事ながら一直線に突っ走っていく母を見送った)
ケイニー->バン「………母ちゃんも猪のライカンスロープじゃ無かったら、もうちょっとオレを追いかけられるんだろうけどなぁ…」(やや複雑な心境のしょうねん)
ケイニー->バン「まいいや。今日は何して遊ぼっかなぁ……?」
ケイニー->バン「そだ、本当に悪い奴が着てないか偵察に行ってみよう!」(偵察……、子供だから戦えないことぐらいは知っている。けれど偵察ぐらいなら……そう考えてしまうのが子供心)
ケイニー->(ガサゴソと草むらをかき分け、大人たちの知らない。否……大人たちでは通れない大きさの、草の結界の『抜け穴』を通っていく少年。主な道は大人たちが見張っているのだ)
ケイニー->バン「さぁーてと、先ずは木にでも登って……」(体の泥なんて気にせずにいつもの木登りの木を探す少年。しかしそれがあるところは、真っ暗だった)
ケイニー->バン「あれ……?」(目線を上げる)
ケイニー->???「悪いね、少年。今日は木登りする時間は無いようです……」(漆黒の、漆のように黒光りする甲冑をつけたドワーフが、口ひげを震わせて笑っていた)
ケイニー->@(場所は地下道。ファフナー……村長宅のすぐ真下である)
ケイニー->(ニョッキリと持ち上げた床板から顔を出す)
ケイニー->……ふぅ、なんか蝉になった気分。(槍を先に出し、床に這い上がる)
フィア->どっちかってーとモグラかもしんねべし…(ケイニーに続いて床に上がる)
ケイニー->いやいや、こえれから俺たちは外の世界に羽ばたくのさ(何
ケイニー->1週間ぐらい(短
フィア->そんな中途半端なっ!
ケイニー->(……と、ふと見てみるとケイニーの隣に彼よりも少しばかり小さい女の子が立っている)
ケイニー->女の子「ねぇ、お兄ちゃんたち……? 宝物、見つかった?」
ケイニー->そりゃもうバッチリ、なんかイロイロ邪魔されたけどゲットしてきたよ
フィア->…おめさは?(ちょっとビックリしつつ
ケイニー->女の子「それじゃあ、村長さんから伝言、預かってる」
ケイニー->女の子「『この村は既にラクナスの軍、……ブラッククルセイダーではないようだが、それに準ずる兵に囲まれているようだ。そして我々は村人達を集会場に集め、戦える者達で警護している。』
ケイニー->女の子「『兵力は200程度、しかし見習いのレベルではない。遺跡の宝具が使えるものであれば対応に当たって欲しい。使えなければ悪いが、君達だけで逃げなさい』
ケイニー->女の子「『我々はどの道自分達を守るつもりだ、ウルフは来ていない。判断は任せる』」
ケイニー->女の子「……ちゃんと聞いた?」
ケイニー->あ、うん。……凄い状況になったって事は、分かった
フィア->オレ様もちゃんと聞いただよ…わー、大変だべし…
ケイニー->しっかしよくもこんなに長い伝言覚えれたねー、しかもこんな危ない状況で一人で待って
シオン->逃げるわけにはいきませんね
ケイニー->女の子「私は、生体(フレッシュ)ゴーレムだから」
ルーク->ご、ゴーレム!?
ケイニー->……そ、そうだったの。 うん、逃げるわけにはいかないね。どの道囲まれてるし
ルーク->ああ、この村を守るためにいるんだからな
ケイニー->女の子「あと、現在の命令はありません。役目を終えたらあなた方の命令を受けよと命令されています。いかがなされますか?」(よく見てみれば肌は死人のように白く、目にも光が無い。人形のような少女だ)
ケイニー->……って、言われてもなぁ
シオン->いかがなされますか、と言われても…
フィア->…なるほど、ゴーレムだどなぁ…
ケイニー->一応聞くけど、戦力にはなれるの?
ケイニー->女の子「なれません」
ケイニー->……だよね
ルーク->………
ケイニー->(心の声:つ、使えねぇーーーよファフナーさんっっ!!)
フィア->んじゃ、村の子供と一緒にしとくしかねぇべか…
ルーク->だな、ファフナーの所に戻るようにしとかないとな
ケイニー->女の子「体の寿命は残り1日程度です。囮程度は、できますが」(口調が標準にリセットされてる)
ルーク->……ファフナー"さん"、だったな(汗/出かける前にカインに言葉遣いを扱かれた様だ)
ケイニー->いいや、相手も囮なんて効かないだろーし。
ケイニー->ファフナーさんの所に戻っておいて
シオン->女の子に囮はさせられませんしね
ルーク->後は俺達で何とかするからさ
ケイニー->女の子「了解しました」(カックンカックンとちょっとぎこちない動きで歩いていく。……ちなみに生体ゴーレムの材料は死んだばかりの新鮮な死体である)
フィア->(じゃーね、とでも言うように少女に手を振る)
ケイニー->……さてと、それじゃどうする? 二手に分かれる?
フィア->んだどなぁ…村の警護とラクナス何とかすんのと必要だべか
ケイニー->村人を救うために来たんだから村人を守らなきゃいけないし、かといってラクナスの軍隊に踏み荒らされるまえにそれを止めないといけない
ルーク->そうだな…(うーん、と考え込む)
ケイニー->よっし、それじゃあオレとフィアでファフナーさんの所に言って。シオンお姉さんとルークは光玉を使って囲んでるラクナス軍の対処に当たって
ルーク->ああ、わかった!
ケイニー->対処って言うか、光玉使って囲んでるのを一網打尽にぶっ飛ばす
フィア->ラジャー!(ビシッと敬礼)
シオン->そうですね。「宝具を使える者は対応に当たってくれ」との伝言でしたし
ルーク->シオンだけ行かせるわけにもいかないしな
シオン->足止めではなくぶっ飛ばしていいのですね?(ふっ
ケイニー->うん、ラクナスの兵だし、そんなに強い陣術師も連れてきてないだろうし。ちゃーんとナイトしてきてよ、ルーク
ケイニー->森ごと焼いちゃうぐらいの勢いでもOK
ルーク->わかってる。
ケイニー->派手にやって相手が混乱してくれればもっといいね
ルーク->シオン、援護頼むな
シオン->お任せ下さい
フィア->二人とも頑張れー!
ケイニー->ただ勝つだけじゃ次があるかもしれない。相手に『戦力を投入しても勝てない、無駄』と思わせるのが大事だよ
ケイニー->それじゃ頑張ってー!
シオン->では行ってきますね。そちらの守りはお願いします
フィア->まっかせとけー!(親指おっ立て)
ルーク->ああ、ケイニーとフィアも気をつけろよ
ケイニー->@(因みにラクナスの兵士は集落の外、森の中に隠れもせず。数を頼りに小隊を組んで囲んでいます。見つけ出してプチプチと倒していきましょう)
ケイニー->まっかせといて!
ケイニー->それじゃフィア、行こう!
フィア->おーう!
ケイニー->(さっきの女の子を追って元気良く村長の家を飛び出していく)
ルーク->(ケイニーとフィアに手を振る)
ケイニー->(振り返らずに手だけ上げる)
フィア->(ケイニーの後に続いて飛び出す)
ルーク->(姿が見えなくなったのを確認し)さて、俺達も行くか!
シオン->はい!
ケイニー->@(集落の集会場は、名前どおり村人全員が入れるだけのスペースのある広場だ。タダ広いだけの空き地なので退路なんてものはないが、焼き討ちされることもない)
ケイニー->@(逃げることを考えずに選んだ場所といえるだろう。そのスペースの中央付近に100人程度の村人達が固まって身を寄せ合って座っており。その周りを戦える大人たちが囲んでいる)
ケイニー->@(………その空気は。怯え、恐怖、諦め、憤怒。様々な負が入り混じっている)
ケイニー->@(しかしケイニーたちが到着した時点で、それは一色に統一されていた。―――『警戒』―――漆黒の鎧を身に纏った、数人の男たちによって)
ケイニー->……隠れようっ(その様子を目にしてすぐに近くの民家の影に隠れる)
フィア->お、おうっ(わたわたと隠れる)
ケイニー->@(一方、分かれて村の外に向かったルークたちが見かけたのは……。村、唯一の出入り口を、今正に制圧して見張りが立てられているところだった)
ケイニー->@(立っているのは黒い鎧、ラクナスの兵。ゴミのように転がっているのは、ライカンスロープ。見張りをしていた若い夫婦だ)
ルーク->(草むらに身を潜めている)これから、どうするか…
ケイニー->@(既に、首を切られている)
ケイニー->何か話してるね……。数人で来るなんて、よっぽど自信があるのかな?
シオン->伏兵が居るかもしれませんね…
フィア->むー…つまりあいつ等強いんだべか…
ルーク->(無残に殺されたライカンスロープの姿に、悔しそうに歯を噛み締める)
ケイニー->@(集会場に来ている黒鎧は4人だ、そのうち2人が前に出て交渉している、背が高い男と背の低いドワーフだ。 後ろの2人は、2人の小さな子供を縛り上げている)
ケイニー->……いや、それなりに強いんだろうけど。どうやら人質を盾にしてるみたいだね
シオン->普通に飛び込んだのでは子供たちに危害が…
フィア->人質とって「投降しろ」って感じだべか…むー…
ルーク->だろうな…
ルーク->回り道しかないか
シオン->ですが、村への入り口はあそこしかありませんし
ケイニー->@村を囲っている草の結界は、普通に壁みたいになってるだけの草ですから、ルークの剣なら普通に切れますよ
ルーク->くっ…やるしかない、か
ルーク->@あ、なるほど…
シオン->@でも人質を放置するのですか?そこはルークさんの判断にお任せします
ケイニー->@バンくんは大人に気付かれるのがいやなのでわざわざ抜け道を使ってるのです
ケイニー->@出入り口に人質は居ませんよ
ルーク->@だそうです(汗
ケイニー->@集会場の方に居ます。交渉するため
ケイニー->@出入り口は見張りが5,6人ですね
シオン->@ではこっそり忍び込んで…ですかね
ケイニー->@……紛らわしいので表記します
ルーク->@ですねぇ
ルーク->@ルーク君に、草の回り道を作らせますか
ケイニー->【集会場】背の高い男「ファフナーさぁん、あたしたちは別に村人全員に死ねと言ってるんじゃないのよ? あなたと、ホンノ3人、戦える人だけ来てくれればいいの」
ケイニー->【集会場】背の低いドワーフ「まぁ、来なければ村人全員に死ねといいますがね」
ルーク->ん?(草の結界を見る)…案外、回り道作れるかもな
フィア->…背、たけぇほうが変な話し方してねぇだか…(耳をそばだてながら)
シオン->オカマさんですか;
ケイニー->ファフナー「それは出来ない相談だ。交渉にもなっていない」(戦える村人数人を従えて、男たちに対している)
ケイニー->@えっと、シオン&ルークは村の出入り口に、残り2人は集会場に。二手に分かれてるのでこっちの会話は聞こえないことで(汗
ルーク->@で、ですよねぇ(汗) ちょっと焦りました
ケイニー->めっさ無精髭生やしてるのにあの口調………。ヤベ、強いかも(武者震いしてる
フィア->…見た目と口調のギャップでそう思ったんだか…
ケイニー->オカマは古来より、最強の精神力が無いと出来ないんだよ。だからアイツは強いんじゃないかと…(思い込み
フィア->そ、そうだったんだか…!(信じるな
ルーク->(ラクナスの兵達に見つからないように、背後に回り込もうとしている)
シオン->(ルークの後を音もなくついていく)
ケイニー->【出入り口】(草の壁は50cm程度、頑張って剣を何度も振っていればすぐに穴が空く、人が通るにはそれを押し広げるだけで良い。………ただし、死ぬほど臭いが)
ケイニー->【出入り口】(上手く背後に回ることが出来た、見張りも此方の向きにはあまり注意をしていないようだ)
ルーク->(剣で草を切って通り道を作っている。きつい臭いをガマンしながら)
ルーク->よし、誰も気付いてないな…。
ケイニー->【集会場】背の高い男「良いの? そんなこと言っちゃって?」(パチンと指を鳴らす)
シオン->(布で鼻と口を覆い)……。(コクンと頷く)
ルーク->突っ込むぞ、シオン
シオン->(親指を立て「了解」の合図)
ケイニー->バン「な、なんだよっ、何するんだよ放せっ!?」(兵士の一人が縛り上げたバンの手首を捻り上げ……。小刀で彼の親指を切り落とした)
ルーク->(草むらから飛び出し、ラクナス兵の背後から剣を突き刺していく!)
フィア->(「あ!」と声が出そうになる前に自分の口を手で覆う)
ケイニー->バン「あッ……ガァァアッァアアアアァァァァァァァァッ!!!!!!! あああああああああ、!!!!! いたい、痛いっ、痛いっっっっ!!! ぅぅぅぅぅ」(もだえうち、倒れる)
ケイニー->母「バンッ!! バンッ!!!! なんてっ」(飛び出そうとする母親は、近くの村人に抑えられる)
ケイニー->ファフナー「…………」(無言で背後の男……、バンの父親を制す)
シオン->(懐に忍ばせたナイフを兵士の頭に投げつける)
ケイニー->あいつら……っ!
フィア->ひ…酷い…
ケイニー->【出入り口】(不意を突かれた兵士達はバタバタと倒されていく、しかし、残り2人はルークとシオンに気付く)
ケイニー->(一瞬驚いて驚愕の表情を浮かべるが、すぐに自分達は見張りだと気付き。上官に報告するために村の方に走り出す)
シオン->させません!ウィンドカッター!!(光玉の効果で威力の上がった風の刃が兵士に襲い掛かる)
ルーク->逃がすか!(兵士達を追いかける!)
ケイニー->(2人は実戦経験が浅い。そのせいで並んで走ってしまい、纏めて風の刃の餌食となった)
ルーク->おっと!(風の刃に巻き込まれないように一旦足を止める)
ケイニー->【集会場】背の高い男(親指のあった場所を押さえて倒れているバン。……その掌を思い切り踏みつけ、踏みにじる。高く響く絶叫が重なった)「……さぁ、どうする? 優しい村長さん」
ルーク->(殺されたライカンスロープを見て)……酷ぇことしやがる(くっ…と涙をこらえる)
シオン->これ以上犠牲を出さない為にも…やらなければ(拳をぎゅっと握り締め)
ケイニー->背の低いドワーフ「早くしないと、生きて帰すことは出来なくなるかもしれませんね?」
ケイニー->ファフナー「…………」(フードの舌から、歯を砕きそうなほど強く噛み締める音、そして低い唸り声が聞こえる)
ルーク->ああ…。 仇は必ずとってやるからな(死人に背を向けて、先へ進んでいく)
シオン->(頭を割り血に濡れたナイフを引き抜き、無言でルークに続く)
フィア->…なんて奴らだべ…っ!(ギリギリと音が鳴りそうなほどに拳を握り締める)
ケイニー->背の高い男「自分達の力が漏れるのがそんなに怖いの? それとも何か策があるとでも言うのかしら? この子達はタイムリミット、そして問うているのは生か死か。二択よん」
ルーク->(血で濡れた自分の剣を握り締め、まっすぐ突き進む)
ケイニー->背の高い男「来なければ全員殺す。村も油をまいて焼き払うわ。 来れば全員生かす、戦える方はそのうち戦地で死ぬかも知んないけど」
ケイニー->背の低いドワーフ「言っておきますが、私らを倒してもダメですよ? 【保険】がかけてありますからね」
ケイニー->(そういってドワーフの目を向けた先には、手を踏まれ、その骨を砕かれて泣き叫んでいるバンと。それを見てもただ虚ろにボウとしている少女が居た……アンネだ)
ルーク->獣憑きの女の子>【集会場にて】「人間…汚い…許さない…」(激しい憎悪で溢れ返っている)
ケイニー->背の高い男「あたし達が攻撃されれば、この女の子は舌を噛み切るわ。……ちょっとした、魔法ね。精神にかけるやつ、魔倒系催眠術っていうんだっけ?」(にやにや)
フィア->セコい…すんごくセコい真似しおってからに…っ
ケイニー->(歯を噛み締めるような音………いや、恨みと憤怒の激情が呪いの音として聞こえてきそうなほどの静寂だった)
ケイニー->背の低いドワーフ「そう言えば、自己紹介がまだでしたね? ……私めはゼンと申します」(背中に2m近い大斧を背負ったドワーフは奇妙に礼儀正しい礼をし)
ルーク->獣憑きの女の子>「バン…アンネ…」(うぅ…と今にも泣きそうな顔になる)
ケイニー->背の高い男「あたしは華麗なる翔剣士、ジアーガよん。よ・ろ・し・く71」(対してふざけた投げキッスを飛ばす)
ケイニー->………ふぃあ、先ずは人質を奪い取って、アンネの方を何とかしてファフナーさんに帰そう。そして……あいつらをぶっ飛ばす
フィア->…ラジャー
ケイニー->バンは縄さえ切れば自分で逃げれると思う。この状況で
ケイニー->バン「痛ぅ……、こんなぉぉっ!!」(兵士の脚に噛み付いてる)
ケイニー->まだ元気だし
フィア->すげぇ子供だ…
ケイニー->【村の外】(外は対して静まり返っている。しかし、鼻につくような油の匂いが……。兵士達は取り囲むほかに放火、焼き討ちの用意をしているようだ)
ルーク->獣憑きの女の子>「バンッ!!」(バッと飛び出そうとするが、大人の村人に腕を引っ張られる)
ケイニー->【集会場】(場所的には【ケイニー&フィア】 道 【兵士2人と人質2人】 【ジアーガ&ゼン】【ファフナー軍団】 【村人達】)
ルーク->【村の外】こいつらを何とかしないとな…
シオン->ヘタに攻撃すると危険ですね。
ルーク->ああ、火でも点けられたら、あっという間に広がっちまう
ケイニー->オレが軽量化の魔法をかけるから、そぉーー……っと近付いて、そうだなぁ攻撃したら舌噛んじゃうし……(ぅぅん)
フィア->アンネの口になんか詰めれば…無理か(ぶつぶつ
ルーク->(抜け道はないかと、キョロキョロと周りを見回す。)
ケイニー->【村の外】(森なので木々や草など隠れる場所はたくさんあります)
ケイニー->(道らしい道はありません、しかし兵士も重要な作戦で緊張しているので警戒は厳しいようです)
ルーク->獣憑きの女の子>「離して!ボク、友達助けたいのに――」(ギャーギャーとわめくが、口をふさがれ「おとなしくして」と言われる)
ルーク->やっぱ、忍び込むしかないか
シオン->ではイリュージョンで姿を背景と同化させますね
ケイニー->………仕方ないなぁ、それじゃあ氷結(アブソリュートゼロ)の魔法を最大限に小さくしてうってみるよ
フィア->おう、頑張ってケイニー!
ルーク->ああ、頼む
ケイニー->上手く、あの人質捕まえてる兵士達の足元を凍らせれれば……
フィア->そんくらいなら攻撃に含まれねぇべな…うん
ケイニー->それじゃ先ず………軽量化(フィアと自分に使い、足音を殆ど0にする)
ルーク->獣憑きの女の子>「んん…(訳:うぅ…」(何も出来ない自分にもどかしさを感じている)
シオン->幻(イリュージョンで姿を見えないようにする)
ケイニー->(口の中で詠唱しながら……気付かれないように兵士達の背後に近付いていく、幸いバンが暴れてくれているので気付かれそうにない。だが、村人達には見えている位置だ)
ルーク->(先ほどと同じように背後に回りこむ)
フィア->(ケイニーにそろそろと付いて行く)
ケイニー->(ファフナーはまったく表情を変えていないが、村人達は隠しても若干ハッとした表情になってしまう、敵に気付かれるまで、時間は無い)
シオン->(まずは妙な行動を取っている者を止めないと)
ケイニー->………っ(無言で氷結(アブソリュートゼロ)を発動させ、……ピキピキと兵士達の地面が凍っていく、…それらは密集した蛇のように兵士の足に絡み、固まる)
ケイニー->【村の外】(今の所焼き討ちの連絡は入っていないので待機段階だ。しかしポツリポツリといつでも燃やせるように火種を管理している兵がいる)
ケイニー->【集会場】兵士「なっ、あ、脚がっ!」(気付いた時には、ケイニーとフィアはもう子供達に手を伸ばしている)
フィア->(兵士を攻撃しないようにしながらアンネを奪い取る!)
ケイニー->へへ、脚、壊死しないといいね? (走り抜け様にバンの縄を断ち切り、フィアといっしょに動こうとしないアンネの体を持つ)
ルーク->(あの兵(火種を管理している人)を何とかしないとな…)
ケイニー->あ、君は自分で逃げてね? 男の子はいざと言う時、自分で頑張らないと!(ニッと笑みを残し、もの凄い勢いで駆け抜けていく2人の草原を駆ける者(グラスランナー))
ルーク->そろそろ突っ込むか。(シオンにだけ聞こえるように話しかける)
ケイニー->バン「………うんっ、分かった!」(バンは手を庇うように立ち上がり、必死に駆けて行く。ついでに兵士達に『ベェェ〜〜だっ!』ってやってくのも忘れない)
シオン->(頷く)……?(中が騒がしいような?)
ケイニー->ジアーガ「曲者っ!? この、その子達はあたしのものよ! 帰しなさい!」
フィア->わーやっぱり元気な小童だべし…(振り返らずに呟く)
ルーク->シオン、援護任せた!(声を気にしないで突っ込んでいく!)
ケイニー->「ベェエ〜〜だっ!」(追って来るところをすり抜け様に脚を引っ掛けていき/←脳内レベル、バンといっしょ)
フィア->誰が誰のもんだってんだべか、この変人!(ジアーガに向かって叫ぶ)
ルーク->(まずは火種を管理している側の胴体を切り捨てていく!)
ケイニー->ジアーガ「んがっ!」(転んだ) 「………あんのぉぉクソガキャァァァアアア!!」(口調、素になる)
フィア->ケイニーやるぅ!(いいのか
シオン->エアーボム!(火種の側の空気を使用し、近くの兵士を攻撃)
シオン->空気がなければ火は燃えません(ふっ
ケイニー->【森の中】(火種を管理していた兵達はバタバタと、不意を突かれ倒されていく。しかし小隊を組んでいるだけに5人が気付いて集まってくる)
ルーク->ちっ、5人か…
ケイニー->第二、打て!(すぐに打ち出されてくる矢、中距離から銃のようにヒュンヒュンと細い光が迸る)
ルーク->(瞬動で次々と矢を避けていく)
ケイニー->【集会場】(ボーーーーっとしたままのアンネを村人達の所まで運び込み、その身を任せる)
シオン->ライトニングブレイク!!(敵の無機質な武器を次々に破壊していく)
フィア->救出成功だべし!オレ様グラスランナーでよがったー…
ケイニー->バン「……ハァ、ハァ! ………こ、怖かったよぉぉぉぉぉ………うううぇぇぇ……ヒク……」(間を置いて戻ってくるバン、走ってる間に顔は涙でグシャグシャ、手は血まみれだ)
ケイニー->母「このっバカッ! だから、だから外に出ちゃいけないって、いったじゃない……!」(バンに負けないぐらい涙を流し、血で汚れるのも構わずに抱きしめる彼の母)
ルーク->っ!!(あっという間に間をつめていき、弓を打つ側の距離がすぐそこにまで来た途端、その撃ち手を上から斬りこんでいく)
フィア->(親子の様子を見、ホッと息をつく)
シオン->(光玉の力を得た雷壊は複数の雷となって一度にいくつもの武器を消し去っていく)
ケイニー->村人「シーラさんっ! 傷、バンくんの傷の手当っ!」(すぐに村人達が集まってくる)
ケイニー->【森の中】兵士「がぁぁああああっっ!!」(弾ける様に武器を取り落とし、雷撃に身を打たれて真っ黒になって倒れる兵士達」
ケイニー->兵士「は、ハハッ、速ぇぇっ!? うそだろぉぉぉぉっっ」(腕を切り裂かれ、すぐにバッサリと倒されていく弓戦士たち……。熱いシャワーのように血が降り注いでいく)
ルーク->獣憑きの女の子>「良かった…、良かったぁぁぁぁぁ!!」(助かったバンを見て、うわーん、うわーんと大泣きする。)
シオン->武器がなければ裸同然…(ナイフを逆手に持ち、生き残っている兵士の間を回転しつつ通り抜け)
ルーク->(血しぶきが鎧に掛かるが、気にしている余裕はない)
シオン->(通り抜けがてらに首を掻っ切っていく)あまり血なまぐさいのは好きではないけれど、仕方がありませんね
ケイニー->【集会場】(諦めと、憎悪で満ちていた集会場は季節でも変わったかのように活気と光に満ちた。希望の光に)
ケイニー->ほんと、見てて思ったけど、根性あるねー。君、名前は?
ケイニー->バン「オレはバンっ! 父ちゃんは自警団で二番目に強い戦士なんだ! ……ちょ、ちょっとカナル!? なんだよ、泣くなよ……お前らしくねーだろ」
ルーク->獣憑きの女の子>(キョロキョロと周りを見回して数秒後…、自分を指差してみる)
ケイニー->あはは、君も聞いとく(笑いつつ)
ルーク->カナル>だって、だってぇ…(涙を拭いながら…)
フィア->んっとにタフな小童たちだべなぁ…ここの村は(ふふ、と笑いながら)
ケイニー->ゼン「我々の出番はまだですかね……」(ヒソヒソ)
ケイニー->ジアーガ「なんか見えない結界が張られてるは……」(ヒソヒソ)
フィア->…さて、アンネさえ元に戻ればぶっ飛ばせるんだけっちょ…
ルーク->カナル>(グズッとと…泣きながらも)……ボク、カナル……
ケイニー->バン「オレは父ちゃんの息子なんだから、だいじょーぶなの! もう、しんようねーな……まぁ、さっきはかっこ悪かったけどさ」(ばつが悪そうに)
ケイニー->カナル、だね。よぉーし覚えた! オレはね、友達のために泣ける子の名前は絶対忘れない主義なんだ(ニッと笑い、頭をなでる)
ルーク->カナル>(よく見ると、カナルという子…この間、食堂でルークたちを睨んでた子供であった)
ケイニー->(………顔は忘れるかもだけどっ/ぁ)
ケイニー->@後になって伝令はこう伝える。「ら、ジアーガ第二部隊200余名………た、たった一人の男に壊滅させられました!!! 悪夢です、か、神のような強さでした……」)
フィア->@超かっけー!(´∀` (何
カナル->@カッコイイー…てか、こんなに倒していいのだろうか…
ケイニー->@壊滅ってことは実際ぶった押されてるのは100人ぐらいで、残りは重傷負って敗走してきたって所でしょう
ケイニー->@気付かれずに大暴れってのも無理な話ですしね、とにかくそんな流れなんです
カナル->@了解です。
ケイニー->@こっそりウルフがやってきていて通り道に居た邪魔者を片付けているんですが、その辺は誰も知らないってことで
ケイニー->@あ、言っちゃった(ぉ
フィア->@凄い流れだ…ウルフキター!
カナル->@本当に凄い流れに…(汗
ケイニー->@実際ルークが倒すのは80人ぐらい、うぅむ大物
ケイニー->カナルって……ああーー、あの食堂でこっちを見てた子!(ポンと手を打ち)
フィア->食堂ー?ああ、そんな奴いたどなぁ…
カナル->あ! お前、この間の!(ビシッとケイニーたち指差し)
ケイニー->バン「なんだ? 食堂って……ああー、あいつらが話してたやつか。いいなぁオレも行きたかった…」(母に捕まってたらしい)
ケイニー->やっほー、皆を助けに来たよん♪(片手上げてみる)
ケイニー->バン「出来るの?」
カナル->(よそ者と分かった途端、やっぱりキッと睨みつける)
ケイニー->(ガクゥッ)
フィア->(カナルの頬をむにーっと引っ張り)生意気ぃぃー
ケイニー->あ、あのねぇ……。君を助けたのは何処の誰だったかなぁ〜〜?(笑顔怒りマークで) 弱そうだけど、ちゃんと戦えるんだぞー強いんだぞー
ケイニー->バン「見えねぇー、逃げ足だけ速いタイプって感じ」
カナル->うっ…………(そう言われると、反論できない…)
フィア->いや、ケイニーは強くてカッコイイんだど!(引っ張った手を離しながら)
ケイニー->……………君は、良い目をしている。(否定しろよ)
カナル->うん、ボクもそう思う!>逃げ足だけ速い
ケイニー->そ、そうそうっ! 腕っ節には自信がある!
フィア->まぁ、普段はアレだけっちょ!(アレってなんだ
ケイニー->そこ、カナル、バンのほうに肯定するなぁっ
ケイニー->アレってなんだぁぁぁっ!?
フィア->アレってのは…まぁ、アレ(ぇぇぇ
カナル->でも、ホントのことでしょ?(言いたいことズケズケと言っちゃうタイプ)
ケイニー->村人「……ダメです、アンネの催眠が解けません」(ファフナーに話しかけている)
ケイニー->ファフナー「……ふむ、時間が有れば精神治療が出来るのだが。仕方が無い、アンネは眠らせておきなさい」
ケイニー->村人「……はい」(引っ込んでいく)
フィア->アンネ、催眠解くのダメだったんだか…(村人を見つつ)
カナル->(村人の話を聞いてしまった)サイミン…? ねぇ、ファフナー。サイミンってナニ?
ケイニー->逃げるのは確かに速いよ、……でもね、敵に突っ込んでいく速度はもっと速いんだ
ケイニー->ファフナー「カナル……。それは、精神の毒だ。アンネは今、心に毒を飲まされているんだよ。それは人の言葉でしか治療できない」
カナル->…ボクじゃ、アンネ助けられないの?
ケイニー->ファフナー「……そんなことはない、カナルよ。アンネが起きなくても、語ってあげなさい。カナルの言葉が届いた時、アンネはきっと毒から逃れることが出来る」
カナル->うん、わかった。
ケイニー->ファフナー「私の言葉より、きっとカナルの言葉の方が。良い薬となるだろう…」
フィア->…さて、これからどうすんだべ。攻撃できんだべか…
カナル->うん…。ボク、やってみる!(そう言ってアンネの元へ行く)
ケイニー->(因みにアンネは母、シルフの手の中で眠っている。催眠を行う能力のある村人が眠らせたのだろう)
ケイニー->そりゃもう、数の暴力で4人ぐらいフクロにしちゃうしかないでしょ?
ケイニー->バン「お、オレもっ!」
ケイニー->お母さん、どうですか?
ケイニー->母「………ハッ!」(ゴッチーン!!! と、降り注ぐ母、愛の鉄拳)
ケイニー->バン「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」(正直指より効いたって顔してる)
カナル->(ビクッ)
ケイニー->母「お騒がせしました……」(ズリズリズリ)「怪我人は大人しくしてなっ!」
カナル->バン…(寂しそうにバンを見送る)
フィア->わー、母の偉大な愛だべし…(ぉ
ケイニー->………母の愛は時に痛いのだ
ケイニー->(村人達の中央の辺りに引き擦られていくバンを見送り)
カナル->(……お母さん、か……/因みにカナルには集落に来る前の記憶があまりなかったりする)
ケイニー->さて、と。……おまたせー!(くるっと振り返り)
ケイニー->ジハード「……ハッ!? つ、つい待っちゃったじゃないのよ!!」
フィア->「男なのに女口調の、癇に障る、饅頭屋」略してオカマと、腹の中では不良のドワーフとその他二人ー(何
ケイニー->ゼン「バカらし過ぎて口を挟む気力もおきませんでしたね……」
カナル->(トテトテとアンネの近くに寄る)
ケイニー->ゼン「なんですかな、お嬢さん? この斧に真二つにされたいのなら、そちらからおいでなさい」
カナル->@あ、まだアンネは人質なのか!?
フィア->真っ二つ…そんなデカイもん薪割りにでもつかっとくべよー物騒なー(かるーく
ケイニー->@いえ、母の手の中で眠っています。村人達に囲まれながら
カナル->@了解です(ホッと一安心)
ケイニー->ジアーガ「あーら、でも攻撃しようとしたら……部隊に焼き討ちの合図を出しちゃうけどね?」(にやにや)
カナル->(そして、ジハードとゼンの方振り返りあっかんべーした)
ケイニー->ゼン「巻き割りようの斧は別にありますよ。……これだと家ごと真二つに出来てしまいますからね」(冷たく笑い)
ケイニー->ジアーガ「……ちっかごろのガキァしつけがなってないわねー! 心臓抉り出して踵で潰してやりたいわっ」
フィア->わー、こわーい(棒読み
カナル->フン!(更に口をイーした後、アンネの方へ顔を向ける)
ケイニー->ゼン「でしょう? 特別にその恐怖を一番に味わわせてあげますよ、お嬢さん」(デカ過ぎる斧を片手で構え、戦闘体制を取る)
フィア->どうするー?やっていいんだべか?
カナル->アンネ、ボクの声、聞こえる?(アンネの手をギュッと握り締める)
ケイニー->ゼン「……来ないのですか? それじゃあ、無力な村人もいっしょに切り捨てましょう。手加減は知らないものでして」(ズンスンと重いのに関わらず走ってくる)
ケイニー->行くしかないみたいだね……!
フィア->わ、やばやばっ!
カナル->アンネ、また一緒にあそぼ。 またかくれんぼしよ。
ケイニー->ジアーガ「あーら、この笛吹いちゃおうかしらぁ〜〜?? 焼いちゃおうかしらぁ〜〜〜?? それでも、抵抗するぅ〜〜??」(にやにや)
フィア->へー、その笛が合図なんだか?
ケイニー->アンネ「」
カナル->ボク、アンネのこと大好き…。だから…。
ケイニー->(目を開いたまま寝ている……。返事は無く、反応も無い)
ケイニー->ジアーガ「これも、合図ねぇ〜〜。どうかしら? 試しに吹いてみるってのは」(にやにや)
カナル->アンネをいじめるな!
フィア->そう…(とん、と音を残して。ジアーガの目の前に瞬動で移動する)
ケイニー->ゼン「話している暇はありませんよ、亀さんたち」(ブンと振り上げた斧は、2m離れたこの位置でも間合いになる。……それを、爆音と共に振り下ろす。村人ごと、フィアに向かって。避ければ死ぬのは、彼ら)
ケイニー->ジアーガ「遅かったわね」(高く高く、鳴り響く笛の音)
カナル->よそ者汚い! 大っ嫌い!!
カナル->っ!? アンネ! アンネ!!
カナル->アンネ、笛聞いちゃダメ!!
フィア->しまっ…!
ケイニー->エアーボム! (間一髪のところでゼンを弾き飛ばし、追い討ちのために走る)
カナル->アンネ!!
フィア->ごめんケイニーっ!!
ケイニー->アンネ「」(笛の音で目が覚めたのか、うっすらと瞳が動く)
フィア->(笛を吹こうが構わずジアーガを蹴り飛ばす)
カナル->アンネ、ダメ!! 舌かんじゃダメ!!
カナル->(必死に…ただ必死にアンネの名前を呼び続ける)
ケイニー->ジアーガ「いやん、短い、あ・し71」(クネッっと気持ち悪い動きでフィアの蹴りをかわし、3歩の距離をとる)
カナル->アンネ、お願い!!
ケイニー->オレ、ちょっと相手がお前で安心してる……(ゼンの斧を必死に避けつつ)
フィア->短いゆーな!(避けられたことに少しホッとしながら着地)
カナル->アンネ、あんな奴に負けないで!!
ケイニー->アンネ「」(瞳は、微かに揺れている。精神が狭間で揺れているかのように)
カナル->ボク、アンネと一緒に遊びたい!
カナル->アンネとバンとボク! また一緒に遊びたいよ
ケイニー->ジアーガ「フフ、ここもじきに真っ赤に花開くわ、素敵な花畑になるでしょうねぇ……」(ウットリした声で呟きつつ……)
ケイニー->ジアーガ「でも………」
カナル->オカマうるさい!(やっぱり言っちゃう人) アンネ、お前なんかに負けない!
ケイニー->ジアーガ「作戦失敗すると減給されるんじゃウルァァッ!!! 死ね、とにかく死ね、最近生活苦しいんだぞボケカスッ!!」(物凄い形相に変身してレイピアを構え、バネが飛び出すかのように突きを放つ)」
フィア->ひあっ!!(右足を軸にして身体を回転させて避ける)
ケイニー->アンネ「……………エ……ゥ………。カ………ナ…………」
カナル->(アンネの声に気付き)アンネ、アンネ…。ボクのことわかる?
フィア->素が出たな!ええい貧乏は人を変えるんだどなぁ…(バックステップで距離をとる)
カナル->ボクもバンも大丈夫だから。 だから…
ケイニー->ジアーガ「シァァァァッッ!!! 美しき怒りの半円斬りィィッ!!」(突きを急激にカーブさせ、身を捻りながら思い切り飛び出す。そして跳びながら突っ込みフィアの右首から胸までに切りかかる)
カナル->アンネ…(うぅ…と、泣きそうになる)
フィア->っ!!(再度バックステップで避けたものの、浅く切り裂かれる)
カナル->…負けないで、アンネ(泣き声になりながらも、アンネのことを思う)
ケイニー->アンネ「……ハァ……ハッ……ハァ………。……!」(呼吸が、少しずつ激しくなっていく。まるで息が出来ないのに呼吸をしようとしているような、苦しげな)
カナル->アンネ、苦しいの?
ケイニー->ゼン「すばしっこいですね……、ネズミのような小さな的は嫌いです」(ナイフでも操るかの用に、斬り、振り、突き、叩き落し……それでもケイニーは捉えられない)
カナル->アンネ死んじゃヤダ…
ケイニー->当たったら死んじゃうんだからそりゃ誰だって避けるよっ(とかいいながら、少しずつ移動していく…)
ケイニー->ジアーガ「んもう、まるで逃げ回るゴキブリよね。金食い虫は死んじゃえ、エイッ☆」(冷静になったのか、バックステップを潰すかのように前進のステップを踏みつつ、突きをドンドン打ち込んでいく)
カナル->ボク、アンネのこと…
カナル->大好きだから! また3人で遊びたい! 皆と遊びたい!!
フィア->わ、わ、わっ!(身体をひねって避けつつ…いきなりしゃがみこむ)
ケイニー->アンネ「…………っっ………。ハァァ……」(急に息が止まり、それを嫌がるかのように息を吸い。……ポタリ、と、その頬にカナルの涙が落ちる)
カナル->アンネ!
ケイニー->ジアーガ「あ、このっ! いきなりしゃがむんじゃないわよっ!」(思い切り突きを外して隙ができる)
フィア->(バネのように立ち上がり、剣を持つ腕を手をがっちりと掴む!)
カナル->アンネ! アンネ!!
ケイニー->ジアーガ「生意気な……、食らいなさいっ。悲しみの美しきヘッドショック!!」(詰まるところ頭突き)
フィア->石頭なめんなっ!(こっちも思いっきり頭突き)
カナル->アンネ…ボク、ボク…(死んだものと思い、ポロポロと大粒の涙を零す)
ケイニー->アンネ「………カナ、 ……ル 」(その頬の涙に、……アンネ自身の涙が混ざり。さらりと溶け合って流れた)
カナル->っ! アンネ! ボク、カナル! わかる?
ケイニー->ジアーガ「……………」(ゴッチンコしているその瞬間のポーズで固まってる)
フィア->………いたーい…(ぽつりとそのままの体勢で)
ケイニー->アンネ「カナルッ!」(いきなり手を伸ばしてカナルを抱きしめる。つよく、強く……)
ケイニー->ジアーガ「フフ、あたしの勝ち、ね………」(にやっと笑い)
カナル->アンネ…。 よかった…。サイミン治ったんだ…
ケイニー->ジアーガ「………もっといたーい……」(ばたーん、と倒れる)
フィア->(その場にぺたんと座り、おでこさする)血にじんでるー…
ケイニー->ゼン「ハァー、ハァァァ!! いい加減、観念したら、どうですかっ!!」(ブンブンブン、と空振る空振る空振る)
カナル->う…うぅ…(泣きながらアンネを抱きしめる)
ケイニー->人間ってね、足腰が疲れてくるとがに股になって、ドッシリと構えて、オマケに動きも鈍くなるんだよ?(息を弾ませながらそう言い、斧の陰に隠れるようにしてゼンの懐に飛び込む)
フィア->ふぅ、大騒ぎになってないってことはアンネの催眠も解けたんだどな、よがったよがっだ…
ケイニー->秘儀、瞬動末代祟りっ!!!(瞬動で倍加した蹴りを、重いものを担いでどっしり開いてる股に、叩き込んだぁっ)
ケイニー->ゼン「っっっ」(1mほど衝撃で上空に浮かび、奇しくもジアーガの隣に墜ちる)
フィア->……うわ痛そ(ぁ
ケイニー->最大の弱点ぐらい、鎧つけてなきゃダメだぞー。パワーファイターならさ
ケイニー->……ヘヘーん。ただいまぁ〜!(自分では格好良く勝ったと思いながら戻ってくる)
フィア->ははは…お疲れー…(ぷらぷらと手を振る
ケイニー->アンネ「………みんな、皆は無事?」(気がつき。キョロキョロと辺りを見渡し)
カナル->バンは大丈夫。でも…
カナル->(表情を曇らせる…)
ケイニー->ファフナー「……悲しいことだが、先に言わせて貰おうか。君の叔父さんと、叔母さんは。見張りについていたときに殺された」
ケイニー->アンネ「ウソ……、ウソッ!?」(ファフナーを掴み) 「ねぇ、ウソだよねっ、ファフナーさんっ!!」
カナル->アンネ…
ケイニー->ファフナー「本当だ、残念なことだが。……確認した死者はそれだけだ」
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<感想>
ぱわーーを注ぎ込んだのが効いたのか、割と進みましたね。
無理して二点同時進行したのが効いたようです。
あんまり何度も出来る荒業じゃないですけどね(苦笑
因みにジアーガの散々脅していた焼き討ちが発生しなかったのは、ルークとシオンが活躍してくれたお陰です。