ケイニー->@時は1000の昔……。あー違う違う、それはアレだ……(何だ) ロアと一緒に壁に突っ込んでいったケイニー、ロアはいったいどうなったのだろうか? ケイニー->@モウモウと立ち込める瓦礫の砂埃、そこに突っ込むように描かれた血の線…… ケイニー->@心臓は確かに貫いていた。……しかし、果たしてそれだけで仕留められるかは疑問が残る ケイニー->@結界は恐らく揺らぐかも知れない、消えなくても穴は見つかる可能性がある。しかし、ケイニーの消息はまだ不明だった… ケイニー->@と言うわけでごー ロア->@(結界は、時々波紋を立てるように。または、波の満ち引きのように、ブレては、元に戻り、歪んでは、元に戻るのを繰り返している…) ケイニー->(何千年もこの地下道を支えてきた強固な壁が無残に砕けている、その衝撃がどれほどの物だったのかは想像もできない。はたして……) フィア->ケイニーっ!!(砂埃が立ち込める瓦礫のほうに向かって叫ぶ) シオン->(今なら…でも、ケイニーくんが) ケイニー->(@やがて立ち込める埃は晴れ、小さな山のようになった瓦礫が見え始める。堅い部分は灰色、外側の土に面した部分は茶色くなっている瓦礫の山だ) ロア->@…繰り返すたびに、結界の一部一部が張り裂け、砕け、散っていく。今なら、そう、破壊も容易く。そうでなくても消えていくであろう…) ケイニー->(@その瓦礫の下に、小さな手が埋もれている。大きさからしてケイニーだろう。……見ればよくもあの細い手でロアに向かったものであら) ケイニー->(@しかしそこに生を感じさせるような活力、動きは見当たらない) フィア->(ケイニーの手を見つけて、瓦礫の近くに駆け寄る) シオン->(周囲に警戒しつつ、フィアの後を追いケイニーの元へ) ブラッド->……!(ルークを一瞥したあと、ケイニーの方を見る) ケイニー->(@瓦礫の山は粉々に近く。幸いなのか破片が小さいせいで退かすことは簡単に出来そうだ) フィア->ケイニー、まだ死んだらだめだべしっ!(必死に、下手に崩れないように瓦礫の山をどかしていく) ロア->@みしり。また別の場所で、ケイニーの手がある場所からそう。丁度、人一人分にある場所から。音が…) ブラッド->どっちにしても、手間が省けた。さぁ、それを渡してもらおうか ケイニー->(@瓦礫を退かせば案の定、ケイニーの上半身が出てくる。擦り傷と打撲だらけだが、ロアから与えられた傷が少なかったお陰で致命傷は見当たらない、見える部分には) ロア->@同時に。ナイフにて地面へと縫い付けられていた、ロアの脹脛中程から下の右足が、焼けるような音を上げて、消えていく) シオン->お断りします フィア->(見たところは酷い怪我もねぇ、後は脱がせて傷見て治療するしか…) ブラッド->ならば、やはり力づくになる(タバコに火をつけつつ、鋭い視線を向ける) ロア->@がしぃ…。…ゆっくり。瓦礫から、黒い手袋に包まれた手が出てきて。うごめくように、そこらの瓦礫を掴み…) フィア->ひっ…!(出てきた手を見て、思わず後ずさる) シオン->出来ますか?(不敵な笑みを浮かべ) ケイニー->(息も鼓動も辛うじてあるが、かなりの間止まっていたので普段に比べると驚くほど弱弱しい) ロア->@その、ゆっくりとした動作で。がらがら。岩粒を。がらがら。その身から滴らせながら。がらがら。身を起こすは黒い影…) ケイニー->(@偶然にも、そのお陰でケイニーの膝裏まで瓦礫が退く。引っ張り出せそうだ) ロア->……。(項垂れ、顔は見えない。しかし見ても分るほど腕は折れ、足も無く、そして何より未だ槍が心臓に突き刺さったまま…) フィア->(慌ててケイニーの身体を掴み、引っ張り出す) ブラッド->心情の変化はないぞ。オペだと思えば、造作もない ブラッド->(すっと、シオンにメスを向ける)) フィア->絶体絶命…だべか…(立ち上がったロアを見て、呟く) シオン->(どうしたら…) ロア->……。(項垂れたまま…ゆっくりと。突き刺さったままの槍を掴み…) ケイニー->(引っ張り出されても意識は無いが、血流が良くなったので僅かに肌に赤みが戻ってくる。依然治療の必要な状況だ) ロア->……フッ!(筋肉を引き裂き臓物が契れる様な音。飛び散る紅色の鮮血。しかしそれと共に、槍が胸から引き抜かれた…っ) ロア->(血が、濁流の如く流れると思いきや。その胸の穴は、四方から滲み出てきた、どろりとした。そう、コールタールのような液体に覆われていく…) ブラッド->(ふっと、地面に刻印されていた魔陣が消えていく) ブラッド->…時間切れか。苦戦しすぎたな シオン->(助かったのですか…?) フィア->…シオン、ケイニーの回復できっぺか…?(ロアを見たまま、聞く) ロア->……(血が多く流れ出る前に、その胸の穴は黒く得体の知れぬものに覆われ)……ふぅ…(溜息) シオン->ええ…ヒールオブライト ケイニー->(@ケイニーの傷は致命傷が無い分、回復すればいずれ目覚めるだろう。しかし今すぐに起きるのはあまり期待できない。傷は癒せても疲れは癒せないからだ。彼は気力も体力も空である) ブラッド->【血界】はなくなったが・・・まだやれるはずだ(シオンにゆっくりと近づいていく) ケイニー->(目に見えて出血している傷や打撲はシオンのお陰で回復する。これで……まぁ多少乱暴に扱ってもへっちゃらである) フィア->ケイニー、これで少しは大丈夫だべな…(ホ、と息をつく) シオン->(ケイニーくんを庇ってどこまでやれるか…難しいですね ロア->……(視界を隠すようになっていた姿勢を但し、右手で前髪を掻き上げ、その目は彼等を見る…その、黒い液体が眼窩を全て支配した眼で…) シオン->フィアさん、ケイニーくんを安全な場所へ フィア->おう、わかってる…(周りを見ながらケイニーをおぶる) ロア->(瞳も白目も無く、眼窩一杯。その全てが、あのコールタールのような液体で埋め尽くされている…)……全く、心の臓をぶち抜かれるとは不覚だ ブラッド->(仕事上、陣術士とは何回もやったが・・・アーティファクトの類を持ってるとなると・・・話は別だな) フィア->(安全そうな場所を見つけ、その場所に急いで向かう) ケイニー->(意識が無い分ケイニーの体は重いはずだが、あと5分ほど残っている軽量化の魔法のお陰で移動くらいなら走ることも出来そうだ。しかし、ピクリとも動かないその体はなんとも心細い) ロア->…そのハーフエルフは任せてしまっていいかな、ブラッドくん。(敢えてフィアをそのまま行かせつつ、見送りつつ) ブラッド->俺も消耗してないわけじゃない。血界もないしな。だが、まぁやってみよう シオン->行かせません…ライトニングフラッシュ!(ロアに目くらましも兼ねた雷撃が襲い掛かる) フィア->(少し離れた場所に着き、周りを警戒しながらケイニーを降ろす) ブラッド->──っと! ロア->流石に、ここまでされたら動きづらくて仕方ない。(ふいっと右手を翳せば、パァン!と風船が弾けるような音を立て、雷撃が弾け飛ぶ) ロア->あっちを始末したら、すぐに戻る。(瓦礫から、足を踏み出し…右足≠ナ、瓦礫を踏みしめ。もう一方の足も引き抜く) フィア->ここなら安全だべ…絶対に死なねぇから、待っててな(立ち上がり、あんまり離れない程度に来た道を戻る) ブラッド->やるしかないか・・・(左ポケットに手を突っ込み、構える) ロア->全く全く全く以って不覚の極み。(開いた右手を、ぐっと握り拳へと変え…次の瞬間、シオンの周りの空間がひしゃげはじめ…!) ケイニー->(抵抗無くケイニーは横たわる。……微かに左目が開いたような気がするが、気のせいだろう) シオン->なっ…!? シオン->く…エアーボム!(ひしゃげた空間に空気弾を放つ) ロア->@ぐしゃっ! 空気の玉が、ひしゃげた空間に当たった瞬間…潰れた。逃げ道は、ブラッドの方向一つのみ。さらに歪みは加速し…) シオン->仕方、ありませんね…(ブラッドの方へ向かい空間を抜ける) ロア->@ぐしゃあ! シオンが、抜けた直後にそのひしゃげはその空間を飲み込み。潰す。それを見届けてから、ゆったりフィアへと歩き出すロア…) ブラッド->(シオンの首筋を狙い、メスが走る!) シオン->はあっ!(間一髪。懐から取り出したナイフでメスを弾く) ケイニー->……………ん………(呼吸が、やっと意識のある程度まで回復する。しかしまだ頭は朦朧としているようだ) ブラッド->っ!インファイトもそこそこできるのか!(弾かれ、宙を舞うナイフ。ブラッドはその場でバック転し、空中のナイフを再び掴む) ロア->(@結界は、既に溶けた飴のような状態を模している。本人が復活しても、結界はまた別なのか。それともロアにそれだけの力が無いのか…) フィア->シオン、大丈夫だべか…(呟きながら歩く。それでも警戒は解けない) シオン->伊達にここまで来ていませんから。剣は扱えなくてもこれくらいなら ロア->……。しくじれば逃げられるか。それにこの感じ……チッ、十二位か……動いてるな…(ぶつぶつ。ぶつぶつ。つぶやきながら、歩き…視界にフィアの姿を納める) フィア->来ただか…(ロアが視界に入り、立ち止まる) ブラッド->凛とした女は好きだが・・・今は、あまり嬉しくないな!(今度は気の緩みをなくし、じりじりと間合いを詰めていく) ケイニー->……………おならぷー……(途轍もなくシリアスをぶち壊す一言、それが俺様だと言わんばかりに寝言っぽく言うと、パチリと目が覚める。そして目を動かし首を振って状況を確かめる)……ここは シオン->気に入ったのなら大人しくそこを退いてくださると嬉しいのだけれど…? シオン->……(何か聞こえたがスルーした) ロア->……。(黒一色の眼で、フィアを見据え…) ブラッド->それはできない。仕事だ。(おならぷーとか聞こえたがまぁいいや) ケイニー->……………そうか……。……悲しいぐらい状況は、……良くなってないんだね…………(体を起こそうとするが、出来ない。筋肉がガチガチに固まっている上に意識の力が湧かない) フィア->しつけぇどなぁ…おめさも(ロア睨み付け、呟く) ロア->……心臓を貫かれれば、流石に黙って返せないからね。とは言え元より黙って返す気などなかったのだけれど。これは常用句ということで。 ブラッド->(踏み込み、下から切り上げる!) シオン->それは残念。(笑みを消し)ふっ…!(呼気と共にブラッドの懐へ飛び込んでいく) ケイニー->なにか、なにか手伝えること………(辛うじて動く首だけを動かして辺りを ケイニー->(辺りを見回して何か無いかともがいています) ロア->……。結界もボロボロ、オレもボロボロ。なんてこった、五位がこの有様。降格されても文句言えないな。 フィア->常用句ねぇ…無駄とは分かっていても見逃してと言いたくなっぺなぁ… シオン->(煌く刃に気付き、左足を軸に回転することで避ける) ロア->無論、逃がしはしない。(その右手を、左胸へとあてがい……) フィア->(とっさに拳を構える) ブラッド->(右手に急制動、腕を伸ばしきる前に止め、その場で体を回転。横薙ぎに切り払う攻撃に変化させる) ケイニー->ええい、何も無いなら頭を使わないと………。ん? そう言えばあいつ、12位とかいってたな………。この付近に死徒が来るなんて、やっぱり光玉を狙ってるはず ロア->……キミ達は、本当に愉しませてくれる。(その唇が、寝転ぶ三日月を紡ぎ……) ロア=>十二位はカースだっつーにっ。前に出たろ〜がっ ケイニー->なら光玉を餌に同士討ち、いや敵対でもさせられれば…… フィア->オレ様たちは愉しくもなんともねーど…(構えは解かず、ロアを見据える) ロア<=すまん、ボケた(ぁぁ ロア=>若ボケにしてもはやすぎるっ(ぁぁ ケイニー->@さり気無く位が間違ってるがケイニーはナチュラルに気付いてない ロア->(同時に、その黒い液体で満たされた左胸が。どくん。まるで。どくん。鼓動するかのように、脈を打ち…) シオン->(ザシュッ!避け切れなかったナイフが身体を掠め)っ…! ロア->(どくん。どくん。どくん。どくん……)……(遣っていた、手を、横へと引き…) シオン->まだまだよ(回転の勢いをそのままに、ジャンプして頭部に回し蹴り)はっ! フィア->(…何するつもりなんだべ…) ロア->(どくん! その胸から飛び出す、二本の線。それは放物線を描き、地面へ落ちると同時に。絡まり合い、結び付き、拡がり大きく…) ブラッド->っ!?(とっさに左手をポケットから出し、ガードするが、吹き飛ばされる) フィア->わわわっ!何だべ変な物体がっ! ロア->(その、絡まり合い。紡ぎあう其れは……巨大な。そう、巨大な、狼だった。全長二メートルはあろうかという…) ロア->(爪は岩をも砕き、牙は人の身体など軽く切断し。顎と来たら、大の大人数人は飲み込めるほどの…) ロア->(例外なく、色は黒。瞳の色、口の中、何から何まで黒の狼は。大きな唸り声を上げて、フィアへと目線を向ける…) ケイニー->ちょっとまってーな! オレ、動けないジャン! 真っ先に餌になっちゃうジャン!?(意識はかなり覚醒したようだ) フィア->で、でかっ!(顔を真っ青にしながら見上げる) ケイニー->……って、フィア! 危ないっ!! ロア->(さらに、腕を交差させ……。…結界は砕け散る。同時に、再び膨れ上がる、漆黒の魔力。獣が、吼える。) シオン->(狼の口にブラッドが落としたメスを投げ) ロア->狼->――――――――――――!!!!(魔力に呼応するかのように、吼える。雷鳴のような、凄まじい音。びりびりと通路が震えていく…) フィア->動物となら何度かやったことは…ってケイニーの声が…起きたんだかっ ロア->@シオン、まだロアの後ろ側では…(汗 シオン->@あれ? シオン->@では、背に向けて投げましょう ロア->(交差させた腕はそのまま、魔力は膨れ――周りの瓦礫。土。ナイフに至るまでが、全て魔力へと還元され吸い込まれていく――) ルークさんが入室しました ケイニー->起きたよ、ついさっき! ……動けないけどね ロア->(@服の上から腕に走る、稲妻のような模様。溢れ出す漆黒は渦と成り、その渦は二体の狼とロア本人の周りを巻く――) フィア->んじゃ、そこで休んでっぺ!動けるようになるまでっ! ルーク->(うつ伏せになって倒れていたが、突然ルークの指がピクッと動き出した) ケイニー->ごめん、明日まで無理そう!(ぁ) シオン->気合が足りません! フィア->んじゃ、帰りはおぶってやっから!(ぇぇ ルーク->(ぐっと拳を作り、地面の土を握り締め、片腕で自らの躯体を起こしていく) ロア->狼->……。(眼窩が、黒く染まり。二体とも、一歩、踏み出した) フィア->さー、かかってこーい!(狼に向かって叫ぶ) ロア->(最早、その狼からすら、並の魔術師数十人分の魔力は感じられる。そしてさらに跳ね上がっていく、魔力共…まるで、何かの引き金を引くかのように…) ケイニー->気合って言われても、さっきので全部使っちゃったしなぁ……。いや、意識はさっきのでシャンとしてるからあと足りないのは魔力だけなんだけど。あ、そうだ。光玉を握らせてよ? それで何とかなるかも ロア->壱號。弐號。―――許可する(腕を広げ…その顔にも、雷のような紋様が、浮かび…) ロア->狼->(グ…バァ!! その言葉と同時に、さらにその巨大な顎が裂け。額に、鼻面に、顔中に、眼が広がる――) シオン->分かりました。(ロアが何かやってる間にケイニーの元へ) シオン->これを…(光玉を手渡す) フィア->ひーーっ!!こわっ!怖ぇべしっ!(狼を見て思わず叫ぶ) ルーク->(剣を杖代わりにグッと立ち上がり、そして地面に刺した剣を抜く) ロア->狼->ハァ…ハァァァァァ……(血生臭い息を吐きながら。さらに、爪は肥大化し、牙は顎だけに留まらず、身体の至るところから生え出していく…) ケイニー->(微かに上向きに動かした手で光玉を握り、魔法を使うときのように精神を世界に開き、集中する)……………ふぅ。  ケイニー->なんか乾ききった心が潤いにみされた感じ、なんか歌いたい気分(よく分からないが回復して立ち上がった) ロア->――……許可する。拘束制御式……――(引き金に、指が入れられるような、そんなような感覚が黒い魔力を通して、皆にすら伝わっていき…) ルーク->随分と…怖いモン、出してくるな…(腹に刺さっていたナイフを抜き取り、地面に投げ捨てる) ロア->…………。(最後の言葉を、言おうとして…。…魔力の振動が、そこで止まる) シオン->? フィア->…?(魔力の振動が止まったので何事かと首を傾げる) ルーク->………?(攻撃してこないのか?と言わんとばかりに首傾げる) ケイニー->怖かったら、逃げるのが一番でしょ? …………………濃度27倍、 氷鎧(アイスアーマー) (@起きたばかりだというのに素早く詠唱を完成させ、皆と狼の間に強力な氷の壁を作り上げる。 ロア->狼->……?(ロアの意識に連動していないのか、既に異形と化した狼さえ。その氷の壁を鬱陶しげに見やりつつ、主に眼の一つを向け…) ルーク->まあ、な(自分の剣に持ち替え、構え始める) ケイニー->防御魔法なので強度は魔力を帯びた鎧を遥かに上回る。光玉の魔力を転用して人の上半身だけに限定された効果を通路を塞ぐ広さにまで拡大したようだ) ロア->…………………。(右手は、何時の間にか拳にかえられ。片方は、皆に突き出している形だったが…) フィア->わっ!(目の前にいきなり氷の壁が現れたので後ずさる) ケイニー->………うわー……、全然疲れないや。普通にこんなのやったら半分ぐらいでぶっ倒れてるのに(光玉を覗いてみて、僅かに空恐ろしくなる) ロア->………………馬鹿、な…。(ぎゅるうん! 凄まじいとしか形容できない魔力が、さらに渦を巻くと。狼達も、何か感づいたように、びくんと震える) ルーク->なッ…!? ロア->……(その眼は、ケイニー達を見ていない。狼だけが、警戒態勢を抱いている中、虚空を見つめている) ケイニー->あっと、勝手に使ってごめん。帰しておくね(シオンに光玉を手渡し) シオン->いえ、これはルークさんの物ですから。…あ、そういえばルークさんは?(今まで気付いていなかった) フィア->(状況が良くわからないがとりあえずロアのほうから離れる) ケイニー->………あ、そういえば起きてる(今気付いた) ケイニー->……………なんか、忘れてるような………? ケイニー->(ルークをジッと見て………) ケイニー->………し、シオンお姉さん、傷っ!!!! ルークの傷の手当っっ!!!!!(わたたたたたた) ルーク->オイ…(ちなみにフィアの隣にいたりする) ロア->……。(舌打ち一つ。身を翻し、皆から背を向けた) シオン->忘れてました;ヒールオブライト… ケイニー->なんかあっちは取り込み中みたいだし、今の内に治療して逃げよう! (綺麗にとあるマーボーを忘れているが気にしない) ロア->狼->グォッ!!?(がん! とばかりに主を振り向く狼弐匹。この餌食っちゃ駄目なのかとばかり。) フィア->じょ、状況はともかく…助かったんだか…(ロアを見て) ルーク->まだブラッド・キープが効いてる。このまま、倒れるわけにもいかない…(回復されつつ) ケイニー->オレには更に悪い状況になったから、ロアが驚いてるように見えるけどね。……何にせよ結界が消えた今のうちかと ロア->……(魔力が、潮が引くかのように引いていき……皆に何も言わず、さらに歩いていく。その背には、悔しげな怒気が渦巻いている) シオン->逃げるのですか? ロア->死にたくはない。 フィア->(…上司からの呼び出しだべか…) シオン->何だか向こうが去ってくれそうな雰囲気ですけど…。 シオン->(悲しき中間管理職…ぼそっと) ロア->行くぞ犬共…。…デミトリ号だ。@(デミトリ号…その単語を聞いた途端、びくんと再び犬の身体が震え。そう思うと、おとなしく付き従い始めた) ケイニー->まぁ、丁度良いんじゃないかな ルーク->(上官の命令には逆らえない、か…) ケイニー->………あ、そうだマーボー(ポンと思い出し) フィア->マーボー…?あ、サウザー(こっちも今更思い出した ルーク->あ、忘れてた!(今更思い出した) ロア->@ヴン! 音を上げて、魔力と共に、狼とロアの姿が消えた) ケイニー->(荷台をカラカラと引っ張ってきて) さ、今のうちに急ごう フィア->んだな。行くべ行くべ シオン->はい。急ぎましょう。 ルーク->ああ…ッ!?(突然お腹を…ナイフの刺し傷を押さえる) ロア->サウザー->……。(荷台に乗せられてるミスター・マーボー。何時の間にやら起き上がってる) ルーク->(まだ、完全には治ってないか…) ケイニー->ルーク。傷を我慢するか荷台に乗るか。どっちが良い? シオン->荷台に乗るともれなく車酔いがついてきます ロア->サウザー->譲る。(荷台から降り。スペースを譲る…) ルーク->…大丈夫 ルーク->それに譲らなくていい(即答) ケイニー->もー、2人とも遠慮しちゃってー(カラカラカラ) フィア->んじゃ、オレ様は今回荷台引っ張るどー(ぉ ロア->サウザー->…(こき、と首の骨鳴らし…)…急いだほうがいいかも。 ルーク->ああ、村の様子が気になるしな ケイニー->よし、それじゃ皆走ろう!(さっきまでピクリともしなかった人はとても元気だった) ロア->サウザー->……否、たぶんもう、ラクナス。村に到着してる頃。(自分の荷物だけ取り上げ) ロア->サウザー->(そしてさらりと爆弾発言) フィア->さらっとやばい事言いおった!ホントに走んねと! ロア->サウザー->いいほうにとっても、村に近いことは間違いないね。さっきから、向こうのほう、鉄臭い。 ルーク->そう簡単に怪我の治療させてくれないわけか ケイニー->なんで分かるのさ? (脚を早めつつ、村まではあと10分ほどかかる) シオン->漢の勘ってヤツでしょうか?(そんなのアリマセン ロア->サウザー->鉄。鉄の匂い。嫌な匂い。ラクナスの、匂い…(顔をしかめ…しかしどことなく変ではある) ルーク->鉄の匂い…?(首かしげ/こちらには何も臭わないようだ) ケイニー->サウザーってこんなキャラだっけ……? そっか、マーボーが切れすぎて性格が……(なんか沈痛な表情になる)……急ごう! ロア->サウザー->……(眉を顰め)……。 ルーク->ああ! シオン->はい! フィア->おーっ!