ケイニー->@遺跡は遥か遠くからも見える巨大な樹であり、その樹の中、樹の上にある。天 は雲よりも高く、その規模はエルフの里が守る黄金樹にも匹敵するほどだ………事実、こ の樹はそれに近い力を持っているのだろう ケイニー->@―――名を『サンヴァリア』と言う ケイニー->@この樹上都市は樹をくり貫き、そこに通路を作り。更には樹の枝の上に全ての 居住区を造っている。樹の規模が半端ではないのだ、都市もまた巨大なものだろう ケイニー->@樹に供給される水を汲んで生活水にし、樹の齎す果実を食料とし、樹に降り注 ぐ光は生活のエネルギーとされた。 ケイニー->@この完全自給の都市は遥か昔、光を。光の神を祭る聖都でもあったと言う―― ―― ケイニー->@その幹の太さは普通の教会が一つ入りそうなほど太い。………ゆえに、全員が 横に並んで歩いてもなお余りある幅の階段が存在する ケイニー->@言わずもがな木製の階段である、しかしその古さから黒ずんでおり、石のよう にも見える。……それは、想像するのも嫌なほど上へ続いているのだろう ケイニー->(そんな位階段の裏側を見てつぶやく)………直線距離で2kmくらいだから、 睡眠を挟んで明日の朝くらいには登りきれるかな サウザー->………一体なんの恨みがあるンだ………ワタクシに死ねと申されるか、此処の階 段めが。(ネフを背負ったまま、がくりと項垂れ) ケイニー->(幹のひび割れた隙間から差し込む光は、真っ赤な絨毯のように足元を照らして いた) ネフライト->腰痛いー……ていうか全身痛いーだるいー……ケイニーの馬鹿(背負われつつ めそめそ ケイニー->(荷物をぐっと持ち直して)う……馬鹿と言われても反論できない……(汗)  ケイニー->そう言えばサウザーって研究とかしてた人なんでしょ? よく体力が持つね ルーク->何処まで続いてんだよ、この階段 ネフライト->ばーかばーか、なんであんな激しいの、きついって死ぬってあれ絶対(めそめ そめそ ケイニー->はははー、雲の上まで続いてるよ。(乾いた声)   サウザー->研究の合間に、よく身体を鍛えてましたから…。 ルーク->………(一気に項垂れる) ネフライト->合間に鍛えてケイニー並みのスピード…… サウザー->…それに、知り合いにね。人体について詳しい方が居たんで、効率よーく鍛えさ せていただきましたとも。 ケイニー->激しくなくちゃ、……燃えないだろ?(ぉぃ) サウザー->ご尤も。(うむ、と頷き/ぁぁ) ケイニー->まぁ、国風って奴なのかな。研究の間に鍛えなきゃいけないとはね…… サウザー->や、鍛えてたのは自分の意思ッスよ。だってこう、歳食った後、ぼよーんてなる のいやじゃないですか? ルーク->それに巻き込まれた奴の身にもなれよな(ネフを親指で指す)>激しく〜 ネフライト->燃えるなー乗るほうの身にもなれー腰痛いー全身痛いー(駄々こねるけど動く と痛いんで大人しくしてる シオン->(ネフ見て)くすくす ネフライト->シオンなんで笑うのっえ、あたしなんか面白い?あたしピエロ?(がくがく ケイニー->はは、贅沢な悩みだね。儲かる仕事って羨ましいよ(苦笑) それにしたってこ こまで鍛えるのは尊敬するよ、うん<サウザー サウザー->仕事も、趣味の延長上かなぁ…それに、鍛えるのも嫌いじゃないですし。ただま あ、ちょぉっとばかりのめり込みすぎて、拳法まで行っちゃったけど。 シオン->いえ、ネフさんらしいな、と思いましてw ケイニー->ふ……、漢のハートは止まらないぜ <燃えるな ネフライト->どの辺が?……え、あたし哀れキャラがデフォルト?違うよね?ね? ルーク->……武道家としてやっていけるんじゃないのか?>サウザー サウザー->ハッハッハ、ヤだなぁ。そこまで強くねェッスよ。 サウザー->(さて昇るかー、と歩き出し) シオン->口が達者な辺りでしょうか。 ネフライト->カムスノゥ(ケイニーの上にどさっと雪落とし) ルーク->(十分やっていけそうな…いや、やっていけるだろうな/ぁ) ネフライト->や、だって喋ってないと存在消えるじゃん(ぁぁ ケイニー->ネフお姉さんは哀れか、萌えてるか、無関心に本読んでるかの三択だとおもブハ ッッ!!!(←鼻に詰まった) シオン->消えるほど存在感薄くないですよー サウザー->…ほら、皆さん、行きますよー。目指せ、頂上。(哀愁 ネフライト->あたしそんなキャラじゃない、そんなキャラじゃないよ(しくしく ケイニー->………うん、行こうか。(頭の上になぜか小形雪ダルマが乗ってる) サウザー->(結局、白い包みは自分の身体に括り付けてあったりする。合計、三十キロ弱を 背負っていざ出陣……) ルーク->そうだな、行くか シオン->行きましょうか ネフライト->進めー頑張れー(ぁ ケイニー->ああ、そうだサウザー サウザー->…はい? ケイニー->折角気力を出して登り始めたところ悪いんだけど…… サウザー->…はい。な、なんか嫌な予感が…ッ ケイニー->切れるよ、そろそろ。(軽量化の魔法が) サウザー->……(血涙) シオン->あ ケイニー->コレって効果時間10分くらいなんだよね(苦笑 ネフライト->頑張れー(ぁぁ サウザー->…フ、フフ、フフフフフ…(だらだらと血の涙を流しつつ、ひくーい声で笑って る) ルーク->朝までには着かないだろうな ケイニー->ま、朝は希望的到着時間って事で(苦笑 サウザー->フフフフフフフフ…。…よござんす、あぁいいとも。五十キロぐらいなんぼのも んか…(どどどどどどど…←効果音) ケイニー->辛かったら手伝うからね?(汗 ネフライト->……ケイニー、あたし背負ったりするのはやめてね、勘弁してね(がくがく サウザー->…昇りきって見せます。見せますとも。漢サウザー、意地見せてやる。(どくど く←血涙) ルーク->(さっきのが余程こたえたんだろうな…/汗)>ネフ ケイニー->んー、期待してるところ……ごめん。残念ながら荷台を持ってる時以外はあんま り体力無いんだ、オレ(苦笑)>ネフ ルーク->俺も手伝うしな ネフライト->残念じゃない、とっても喜ばしいよ(爽 サウザー->体格とか、腕とか。まともに背負えるのはアタシだけですしな、フ…。…殉死し たら、まず王家を呪ってやる ルーク->呪うならあの爺さんだけにしとけ(酷 ケイニー->背負ったら足を引き摺っちゃいそうだしね。俺が背負えるのはフィアくらいだよ (苦笑 サウザー->ぐへあっ(そして効果が切れたらしい。ちょっと脚ががくりとしてる人) ケイニー->@(皆の頭の中に『目線で蚊を落しそうな程苦い顔をしたゲイン』が思い浮かん だ!/ぁ) ネフライト->……(なんとなくあのスピードで足引き摺られるのを想像した)……(トラウ マ再発してがくがく) ケイニー->をっ、大丈夫? ルーク->………… サウザー->(せいっ、とばかりにもう一歩踏み出し、堪え)…なんのっ ケイニー->………なんか、青春を燃やしてる若い騎士見習いの特訓みたい(ぉ サウザー->………足腰鍛えられそうだネ ケイニー->米俵背負って階段うさぎ跳びだーっ! て感じ(何 ネフライト->(がくがくしながら)……あたし米俵? ルーク->(←騎士見習い「だった」人) サウザー->米俵よりかよっぽど重いわ。 シオン->米俵より軽いですよね ケイニー->ブランドはスクァイア原産の『項光』だね。(何 ネフライト->え、てかあたしもう米確定?なんで米? ケイニー->………白いから? ネフライト->腹が?(ぇ ケイニー->そこは芽の部分でしょ。(黒いと言いたいか サウザー->……(ざっしざっしと昇ってる) ケイニー->ともかく、米俵2個かついで上ってるくらいとなると………。お疲れ様(ぉ サウザー->……フ、フフ。なんの。(額にはじんわりと汗が滲んでる) ケイニー->やばくなったら言ってね。すぐ休憩の準備をするから サウザー->…なんのっ、あと三十分くらいはねばるっ(短っ ネフライト->あたしお腹黒いのか、そうか……(何 ケイニー->(壁……というか樹の一部にナイフで少し切り傷を付け)……うん、湿らせれば 火は大丈夫だね。まだ水が通ってる ケイニー->それじゃあと30分、頑張って上を目指そう!  シオン->はいw サウザー->あぁ、ネフライトさん。しっかりつかまってないと、落ちても知りませんからね。 ネフライト->え?(とりあえず回してる腕に力入れる ケイニー->@そうこうして30分進んでは15分休み、また30分登っては15分休み…… …と、登っていくが。地獄の階段は延々と何処までも続いているかと思うほど続いていた。 ケイニー->@繰り返すうちにやがて差し込む光は細くなり、小さくか細くなっていくと……、 完全な闇となる。その前に、冒険者たちは明かりを灯した ルーク->……………(←階段の向こうを眺め、いい加減うんざりしてきた) ケイニー->@夜としても暫くは歩くが……やがて限界はやってくる。冒険者と言えども荷物 を背負って連続階段はやはりきついものがある ケイニー->@サウザー以外もそろそろ足が悲鳴をあげるころだ サウザー->……ヒュー…ッハァ。ハッ…!(肺から搾り出すように空気を取り込み、吐き出 し。結局、一度も誰にも手伝ってもらうことなく昇ってる) ルーク->本当に大丈夫かよ、サウザー… ケイニー->@故に………今日はここで休もう、と言う流れになった。 階段の折り返し地点、 100段ごとにある平らな部分の多い場所である ネフライト->なんか申し訳なさ全開だけどケイニーのせいだから気にしないことにした(ぁ ケイニー->そろそろ休んだほうが良さそうだね、明日もあるんだし サウザー->ゼェ…ッハ…(汗が滴り、喋れないのか喋る気力がないのか。頷くのみ) ルーク->そうだな ケイニー->うぅーー……そう言われると反論できないなぁ ケイニー->ちょーっと3時間ぐらい震度7の揺れに耐えてもらっただけなのに……(断じて ちょっとではない サウザー->(←因みに、来ていたカッターシャツは途中で投げ捨て。白衣は、ネフと自分の 身体を括りつけるために使ってる) ネフライト->……うう……怖いよー怖いよー……(トラウマ再発) サウザー->……。(腕を外し、白衣を取り払う。すれば当然…ネフ、床に落下。) ネフライト->(べしゃっ) シオン->あ ルーク->あ ケイニー->(コトリ、と持っていたランタンを階段の隅に置き。荷物を逆側の隅に固めて降 ろした。流石に盗賊対策は必要なさそうなので普通に置く) ネフライト->…………(沈黙/ぁ ケイニー->……ぁー サウザー->……ヒュー…ハァ…(息を整えている) シオン->ヒールオブライト! ケイニー->と、取り合えず。ネフお姉さん……腰大丈夫だった? シオン->これで何とか… ネフライト->あはは、シオンども……でもなんかもう死ぬかも……(遠い目 ケイニー->長時間同じ姿勢だと体が硬くなるし……、今のは痛そうだった(汗 シオン->死んだら可愛い子を愛でることが出来なくなってしまいますよ ネフライト->あたしが死んだらソレイユにある師匠ん家の近くの森の中の川の中流らへん にある大きい木下に埋めてね(がくがく サウザー->……すみませんね。支えるの、忘れて、た…(長包みを隅に放り投げ…) ケイニー->(ごそごそと荷物を漁ってマントを取り出し、ネフの下に敷く)……ま、今夜は ゆっくり休んでよ。それだけがくがく出来る体力があれば大丈夫だからさ?(苦笑 ケイニー->それとサウザー、脚大丈夫? マッサージでもしようか? サウザー->…や…大丈夫…。(ヒュー、とさらに大きく息を吸い、吐き…) ネフライト->なんかケイニー頑張ってるねぇ……(仰向けで横になってる サウザー->少し寝れば、快復しますとも……。 ケイニー->ほぐしとかないと明日痛いよ〜(苦笑)  ルーク->明日、俺が荷物半分持ってやるからさ サウザー->(崩れ落ちるように尻餅ついて、ばったーん! と倒れた!) ネフライト->あー明日は歩ける、はず…… サウザー->……どっちにしろ、しんどい ケイニー->はは、頑張ってね、みんな (トトッと身軽に壁によじ登って節穴から外を覗き) ケイニー->………んー……………… ネフライト->ああルーファ様どうかあたしに耐久力と体力とその他もろもろをくださいて かどうせならケイニーのあれに耐えられるいろいろください……(祈り サウザー->……………。(←突っ込もうにも喋れない。でも、目線は、ずっと背負わせとい て明日快復してなかったらどうしてくれようか…、と物語ってる) ケイニー->(ぱっと放れて着地し)結構高いところまで来てるね、暗いからよくわかんない けど遠目にポウル・ロウのホワイトウォール城の明かりが見えたよ サウザー->おっそろしい高さっスね…つか、目、良…… ケイニー->えっと、ルーファの司っているのは探究心だから体力はむり、なんじゃないかな ……?(汗 ネフライト->……言わないでケイニー(しくしく サウザー->(汗をぐいっと拭い…)…熱い。熱いィィィィ。失礼ッ(のそのそと、隅っこのほう に行き。シャツ脱いでる) ケイニー->この場所なら腹コンパスが使えるからね。聖都の場所は分かってたってわけ、だ から見えない距離じゃないさ サウザー->(さらに、節穴のところへのそのそと移動していき。僅かな風で涼もうとしてい る、半裸男) ケイニー->一応高地だから、深夜は冷えるよ。程ほどにねー シオン->凍らないようにお気をつけくださいませ サウザー->ういー…すずしー…(@…身体。何処が、合間に鍛えている、レベルなのか。細 いながらも作り上げられたソレは、兵士でも出来上がるかどうかのガタイしてる) ネフライト->あ、露出狂だ(違 サウザー->あぁもうこのまま凍ってしまいたい… ケイニー->@(因みに気温は15度前後だが、隙間風があり湿度が低い。なので普通にして いるとかなり肌寒いくらいだろう) ルーク->本当に研究員なのか? コイツは(汗 シオン->疑わしいですね ケイニー->白衣を着たスポーツメン? ネフライト->なんのスポーツ? サウザー->ふぇ?(@腹筋は八つに割れ、上腕は膨れ。しかし、それは何処か。人間の、と いうよりは。獣に似たしなやかさがある) サウザー->スポーツって? シオン->スポーツメンにしては爽やかさが足りませんね サウザー->別にアタシャ、何もスポーツなんぞやってやしませんが。 ケイニー->そっか(納得した)<爽やか サウザー->知り合いから、拳法は習ったことありますけど。それ以外は何もやってませんよ ぉ? ケイニー->上着脱いで夜風に当たって火照った身体を冷ますムキムキ君はスポーツメンと 呼んで然るべきなんだっ!! 世の常識だよ!!!(ぉ ネフライト->あ、でも爽やかじゃないスポーツもあるはずだ!(何 ケイニー->相撲とか?(何故 サウザー->(自分の身体見て、はて…と首傾げ) サウザー->スモウ… ルーク->スモウって…何だ?(←見たことも聞いたこともない人) サウザー->何処かの国技か何かっスかね。アタシも聞いたことしかないですけど。 サウザー->こう、拳を使わず。掌低だけでド付き合うモノだとかなんとか。 ネフライト->なんか男同士が抱き合って投げ合うむさい感じなのって本に書いてあったよ (その本は作者の主観入りまくりな物語 ケイニー->ふふふ、オレも見たことはないのだけどね。何処かの孤島に伝わる伝統的なスポ ーツで、ものすんごい体重の背の高いたぷんたぷんのパワーガイが汗水を噴出して取っ組 み合いするんだよ(ぉ ルーク->ふーん…(何だか解らないが納得した/ぇぇ) サウザー->ほう、組み技の他に投げ技もあるんですかー サウザー->スポーツにしておくには惜しいなァ。一度見てみたいもんデス ケイニー->しかも神聖な競技でもあって、試合前には塩を撒いて場を清めるんだってさ。世 の中にはいろんな伝統があるよね ルーク->俺も見てみたいな サウザー->塩… ネフライト->もったいないね(ぁ ルーク->それにしても、いろんなスポーツがあるんだな。 サウザー->…基本的に裸足でしょ? そんな塩撒いたところでやったら、足がえらいことに … シオン->あとで洗うのでは? サウザー->洗ったとしても、毎回毎回やってたら痛めちゃいますって。 ケイニー->まぁ教会だって聖杯に血を流す儀式とかあるし、もう少し行けば生贄もあるから ね。神聖なものに勿体無いのは付き物さ ネフライト->きっと砂糖まいてるんだ(意味不明 サウザー->かの昔、ベアナックルボクサーも。荒塩を肌にすり込み、切れにくい肌を完成さ せたと言いますが。それもあとで、肌がボロッボロになっちゃったとか。 ケイニー->塩を撒くのは、実際に戦う場の周りなんじゃないかな? それなりに広い場所で やるんだろうし サウザー->ふむ。周り…。…セコンドが大変だっ ケイニー->ほら、神聖な場所に『悪いものが入って来れないように』って。ま、推論だけど ね サウザー->聖水ならぬ、清め塩ですか。奥が深い… ルーク->へぇー(ケイニーたちが言ってる事をそのまま鵜呑みにしちゃってる人) ネフライト->ケイニーすごいねぇよく知ってるね ケイニー->いやだから推論だって(苦笑 サウザー->ふむふむ…。(何か考えてる…) ケイニー->そして忘れてるかもしれないけど俺は212だから色々知ってるのは当然だよ っ サウザー->…そういや、アタシは生まれがシャングなので知らないんですけど。この大陸特 有のスポーツとかそういうのあります? 格闘技とか。 ネフライト->…………(視線をそらす198歳 シオン->忘れていました<212 ルーク->俺も…<212 ケイニー->………もうすぐ誕生日さ(ぁ サウザー->祝・212? ルーク->何があったかな…(記憶を辿っている) ケイニー->この大陸か……(んー) ネフライト->おめでとうケイニー立派なおじさんだね(爽 シオン->213じゃないですか?次の誕生日ですし ケイニー->213だよ、そしてオレは永遠の12歳だから(ぉ サウザー->あぁ。祝・213。 ネフライト->外見は12歳、心は汚い大人なんだね!(ぁ ケイニー->ふ、何を言ってるんだい? いつまでも清さかなピュア・ハートさ サウザー->ボクシングとか、結構共通したものは見つけたんですけどね。未だ、此処特有っ てのが見つからなくて。 ルーク->特有かは解らないけど、前に武術大会あったよな ネフライト->嘘だ、ケイニーは汚い大人だって信じてる(ぇ サウザー->武術大会…異種格闘技とか何でもありってヤツ? ケイニー->アレは似たようなものがラクナスにもあるけど、賭けをしないで純粋に勝敗を競 うあたり、規模の大きさはポウルロウ特有かな ケイニー->信じないで(ぉ ルーク->まあ、異種ってわけじゃないけどな サウザー->あれ? じゃあ、何か統一されてるんですか。ボクシングとか、キックとか。 ケイニー->本来は剣と盾のみで戦う騎士の間での剣術の戦いだったんだけどね、最近は15 0年位前から敷居が低くなったみたいだよ サウザー->アタシは、剣とか盾の扱いはからっきしですな。 ケイニー->まぁポウルロウは国風から剣と盾が好まれるからね………あ、そうだ サウザー->150……スンマセン、最近じゃないっス ケイニー->そう?(ぉ サウザー->そう。 シオン->時間間隔ズレてますね ルーク->そうだって ケイニー->そうかなー、4代前の国王さまの時代って結構最近だと思うけどなー サウザー->四代前…… ルーク->……… ケイニー->そうそう、えーとね…………フェンシング。コレがポウル・ロウ独自の戦闘術か な サウザー->フェンシング…… サウザー->…先ほど聞いた国風とかに因んで、剣術か何かですか? ルーク->フェンシングか ケイニー->騎士がもっとも公式の決闘の手段として美しい剣術を探求し……練り上げられ た剣術、それがフェンシングだよ サウザー->華麗ねェ…でも決闘に用いられるからには、実践的でもあるのか。ほう。 サウザー->騎士であるルークさんも、このフェンシングとやらの心得あるんでスか? シオン->あまりそんな感じはしませんけど…<華麗な剣術 ルーク->え、俺? ケイニー->いや、実践的ではないよ。あくまで騎士が礼装において決闘を行うときに用いる、 言わば上級騎士や貴族が嗜みとして身につける剣術だからね サウザー->たしなみ剣術… ルーク->ぐっ…シオンにそう言われると言い返せないな… ケイニー->フェンシングで用いられるフルーレやエペは、金属鎧を着た相手には殆ど攻撃力 が無いからね。戦争では役に立たない剣術さ、でっかいモンスター相手にもね サウザー->貴族や上級騎士ねェ…。…フルーレにエペっていうと、主に突きか…。 ルーク->(←実際、華麗な剣術には程遠い戦い方をしている人) サウザー->元々は、人斬り理合が。そんなふうにお飾り化してるとはなんとも。上級騎士は 兎も角、貴族のおもちゃっぽいなァ… ケイニー->鎧を着てない相手に対する1対1の戦いとなると、凄まじい戦闘力を出したりす るんだけどね。そこがスポーツではなく剣術たらしめてる理由さ シオン->急所突き…力のない私には相性がいい剣術かもしれません。 ケイニー->うん、フェンシングは主に女性騎士が開発した剣術でもあるんだよ。(※この世 界では) シオン->今度教わってみたいですね。 サウザー->人体の急所なら、アタシは色々知ってますよ〜 サウザー->身をもって、師範殿に叩き込まれましたから…(ふ、ふふ……) ケイニー->厳密に言うとブリスティルの嬢子軍(じょうしぐん)女龍騎士(どらぐーん)が 女性でも扱いやすい剣術を開発したのだとか、もっとも美しい剣術を研究して発明したの だとか、言われてるね シオン->ケイニーくん博識っ!? サウザー->流石は二百年級。 シオン->でも子供 ルーク->(激しく納得)>でも子供 ケイニー->こういう噂は風に乗りやすいから(笑) ……まぁ子供なのは認めるけどね ケイニー->なーんか引っかかるなぁ(ぉ サウザー->(漸く火照っていた体が覚めてくれたので、シャツを着て…) サウザー->いいなあ、フェンシングか。一度くらい手合わせしても面白いかもしれない シオン->深い意味なんてありませんよ…多分 ルーク->俺もその華麗な剣術ってヤツをカインに聞いてみるか ケイニー->んー、本場のブリスティルに行くか上級騎士の強い人に頼むかしないとフェンシ ングは見えないかもね ケイニー->だね、カインなら習ってるかも サウザー->フ、ワタクシ、一応お城行き来出来る人間ですよ。上級騎士に頼むぐらいならで きるッ(きらんっ) ケイニー->(でもすっごい嫌がられそうだなぁー/ぁ) ルーク->だろうな、カイン騎士の家系出身って言ってたしな ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <感想> ハハハ、いつになったら遺跡の探索は開始するのだろうか?(ぁ いやまったり進行でも全然問題は無いですけどね。 さて、今回の一番の苦労人はサウザーでしたね……、何時間もあの状態で歩くとは、足が 凄いことになってそうです。 その努力を無駄にしないよう、ネフさんには復活して欲しいところですね。 そしてケイニーには反省して欲しいものです。(ぁ シオンにしめてもらおうか……(待 ともかく、次回こそは遺跡の探索が始まります。お楽しみに