ケイニー->@時間は早朝、天候は快晴。風は道を行く老人の髪の毛が尽く飛ばされる程度。 今日も良い日和、旅立ちにはうってつけの朝だった ケイニー->@そんな日和の正門を潜り抜けていくケイニー。待ち合わせの時間には幾分か余 裕を持たせたつもりだが、結局買い物でぎりぎりになってしまったようだ フィア->(門の前、端っこのほうで膝抱えている。いつものブーツではなく、頑丈そうなレ ガースを履いていた) ケイニー->@門番に二言三言挨拶を送ると、早速スタタッ、とフィアの方に走っていく フィア->(いつも一緒のはずのライザは今日は居なかった) ケイニー->っや、おっはよー!(手を振りながら) フィア->はよぅ。ケイニー(顔を上げて手を振る) ケイニー->時間……は遅れてないよね、うん。(日の高さを見て確認し) おろ? 今日は ライザ居ないの? ルーク->(駆け足で正門前にたどり着く。仕度に手間取り、ギリギリ間際になってしまった。) フィア->しんにー。あんなバカ頑固エルフなんてっ(むすっとして顔を背けてしまった シオン->遅くなってすみません(リュックを背負って皆の元へ駆け寄る) ケイニー->おろろ、なるほどね。(苦笑し) ん、ルークとシオンもおはよー!(手を上げ て挨拶し) ルーク->悪ぃ、待たせたな フィア->二人とも、はよー(立ち上がる) ネフライト->(リュック背負ってフィア達の死角の壁からにょきっと)あー皆集まってきち ゃってる シオン->お早うございます〜 ネフライト->くそう、あたし最後か、ってことではよー(とろとろ歩き) フィア->ネフ姉。はよぅ〜(手をぷらぷらと振る) ルーク->おはよー(手を振り ケイニー->うをっ!?(死角から出てきたのでビックリし) ネフお姉さんもおはよう〜(あ、 しまった。さっき敬称間違えたと思いつつ/ぉ) ネフライト->ああしばらくのったり定住生活とはおさらばかーまあこれも好奇心とかその 他もろもろ満たすためですよねルーファ様てかそうであって!(早々にトリップ シオン->スタートからこれで大丈夫でしょうか(汗 ケイニー->ネフお姉さん、特に困ってなくてもお祈りするんだね。(ぉ カース->朝っぱらからうーるーさーいー。(パッ、と空中から出てきて。ネフライトの上に 落ちる、黒娘) ルーク->………(またか…と言わんとばかりに頭を掻く) フィア->あー… ルーク->あ シオン->あらあら ネフライト->ぬぐあっ……(べしょっ カース->や。(ネフライトを下敷きにしつつ、しゅたっ、と手を上げる) シオン->ケイニーくんと違ってネフさんはか弱いエルフさんですから、少しは手加減してあ げてください カース->何言ってるの。突っ込みはいつも、手心込めて手加減してあげてるじゃない。誰に でも。 ルーク->本当か? ルーク->(カースに疑問の眼差し) カース->こういうこと言う子には、あんまりしてあげないかもしれないけど。 ネフライト->…………ああルーファ様祈った早々これですかなんでですかあたしのなにが いけないんですか定住しろって言うのかこんちくしょー……(がくり カース->(ネフライトの上から退き)軟いなぁ…… ルーク->…冗談だよ、冗談(と言い張る カース->……馬鹿弟子は、頭の中まですっからかんで、師匠はかなしいです。(ルークを見 つつ、大仰に溜息) ケイニー->……………… カース->ホント、頭の中に川獺でも入ってンじゃないかと疑いたくなる…。…って、なに、 ケイニー? ケイニー->……………………おおっ、ものすっごい久々にオレが攻撃の対象になってな い!!(←身構えてた) カース->あ、忘れてた! ケイニー->忘れてて!! ルーク->……… ネフライト->ケイニー、言わないほうがよかったね(いつのまにか起き上がり カース->駄目。(拳を振り上げ) カース->じゃ、行くよ? シオン->思い出させたのはケイニーくんですよ フィア->あーあ… ケイニー->ゴメン、ネフお姉さんの犠牲を無駄にしちゃって……(一応防御の構えを取りつ つ) シオン->「やぶへび」とはこの事ですね… ケイニー->だって本当に驚いたんだもん カース->(きらりん)隙有り。タイガーアッパカァァァァァッッッッット!!!!(振り上げた 腕が、円を描いて、空を切り裂くアッパー!!) カース->因みに、タイガとは。フジムラタイガのタイガなのだよ!(言っちゃいけないネタ を言って、威力は更に倍増。) フィア->よくわがんねー… シオン->分からないですけど、威力があるのは分かりました ルーク->よく分かんねー ケイニー->攻撃が理不尽過ぎて哀しい、凄く哀しいっ!!!!(メキョ、と顎に思い切り決 まったかと思えば、ポウルロウの正門を、見上げるような強固な正門を軽々と飛び越え。 民家に向かって落ちていった) フィア->ないーすあっぱー(ぱちぱちと拍手 シオン->一般人に被害が及ばないように上手く落ちてくださいね〜 カース->フフ。今宵(注:朝デス)も我が拳の切れ味(注:打撃力デス)は、上々よ。(ふぅ、と。 煙を上げている拳に一息かけている) ケイニー->リース>………あの軌道は、不法侵入罪に問われるかもしれませんね。(門では なく、道のほうから歩いてくる小さなローブ姿) ネフライト->世の中って怖いねぇ…… カース->や。(しゅたっ、と手をあげ) カース->ケイニーくんなら逃げてこられると、きっと信じている。 フィア->それを信ずても… ルーク->久しぶりだな、リース(左手で手を振る) ケイニー->「スンマセンスンマセン!! ええ、だからベランダに落下したのは下着泥なん かが目的じゃなくてでっ!!! あああああ、フライパン投げないで、包丁投げないで っ!?!?」 ケイニー->@洗濯物に突っ込んだようだ カース->フライパンには目玉焼きが定石だネ。 フィア->うっわー… カース->しかも半熟で、割れると熱いんだ! 朝食ゲット、やったねケイニー。ボクのおか げ!! ルーク->…………(遠くからケイニーの声が聞こえるが、聞こえないフリした) ネフライト->ケイニーの外見で下着ドロかー シオン->下着を頭に乗せてたりしませんよね…? ケイニー->リース>お久しぶりですね、皆さん。丁度門の前で待機して下ったようで助かり ます。(入国は色々と面倒な身分なので) シオン->@↑リース、ですよね? カース->リースちゃんも、わざわざご苦労様。不肖の弟子たちが、お世話になるよ。 ケイニー->「あ、このフライパンの目玉焼き美味しい、熱いけど塩コショウが何とも……え、 帰れ? すぐ帰りますーー、あああでも美味しいっ」(結構したたかに逃げているようだっ た) カース->塩胡椒だとぅ!? 荒引きか!? 荒引きなのか!!? フィア->そんなところに反応?! シオン->そこに拘るんですね ケイニー->…………ぜぇ、ハァ、フゥ………。(殆ど瞬間移動染みたスピードで門番の目を 掻い潜り、皆の下に砂煙を巻上げつつ カース->塩胡椒は偉大なのだよ。色んなものに合う。 ケイニー->走りこむ) カース->目玉焼きにソースなんて、許せないッッッ(くわわっ) ルーク->お疲れー>ケイニー ネフライト->お帰り下着泥棒(ぁ フィア->下着ドロなんて…ケイニー不潔だべし。(ぇぇ カース->ロアと、よく塩胡椒談義をしたものだよ! 何時の時代からだ、ソースなんて邪道 が流れ出したのは…!!(ぐぐっ、と拳を握り、一人力説) ケイニー->聞こえてた? ……はぁぁ、下着は取ってないって、要らないし………… シオン->目玉焼きには醤油でしょ?(ぁ カース->醤油は、ギリギリで許す。 ケイニー->塩も美味しかったけど醤油の方が好きだよ!(ぉ)  カース->……。 フィア->目玉焼きには何にもかけねだよ。(素材の味を楽しむらしい) ケイニー->いやはや、1人暮らしのお婆ちゃんの家に突っ込むとは思わなかったよ……… (首筋に噛み付いてた入れ歯を剥がしつつ) ネフライト->目玉焼きよりゆで卵がいいー ネフライト->お婆ちゃんの下着を盗んだんだね! カース->ケイニー。おそろしい子。 フィア->お婆ちゃんの入れ歯を盗んだんだか ケイニー->オレはそこまで無謀じゃないやいっ シオン->まさかハートは盗んでないでしょうね? カース->おそろし過ぎるよ。 ルーク->ハート?(←恋愛沙汰には疎い人) ケイニー->入れ歯は噛み付かれたの!(ぁ) ハッキシ言ってカースより怖かったよ、物凄 い形相で飛び掛って噛み付いてくるお婆ちゃんて カース->え、そうなの? ボクより怖い? へぇ〜 ネフライト->ケイニーの馬鹿っおねーさん泣いちゃう(サンヴィザージュで嘘泣き フィア->元気ハツラツなおばーちゃんだべなぁ… カース->ていうか、ボクは恐くないと思うのだけれど。 ルーク->すっげー元気なばーさんだな… ケイニー->あと100年は安泰だよ。部屋にお見合いの写真があったし。(何)   カース->御婆さんなホムンクルスは見たことないヨ。 ルーク->……… ケイニー->カースは外見以外全部怖いと思います シオン->あ。(言っちゃった カース->…。 カース->……。 カース->………。 カース->…………。 ケイニー->出会いがしらにアッパー決めるなんて、スラム街の怖ぁぁいおにいやんでもやら ないよまったく……(顎をさすりつつ) ネフライト->ケイニー……ぐっどらっく(親指おったて ルーク->俺しらねー(目線逸らし ケイニー->?(気づいてないひと) フィア->ほら、ケイニーも悪気かあったわけじゃ…(あせあせ カース->……ケイニー?(にっこり) ケイニー->リース>成長、してませんね…… カース->フィアちゃんは…黙ってて…? ケイニー->ん? なにー? フィア->いえっさー(ぁ ケイニー->もう出発? そっか、時間だしね カース->(ぐわしぃ!!!! 片手で、ケイニーの喉を引っ掴む) カース->ボク、ちょっと耳が遠くなっちゃったみたい。 カース->さっき、言ったこと。よく、聞えなかったんだぁ〜 カース->ふふ。ね。もう一回、言って、くれないかなぁ? カース->(ぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎり…………) ケイニー->オレは、思う……ホントにき。聞こえなかったら。……こんなことはしてないっ て………ぅ…… カース->(ぴきっ…←額に青筋) ルーク->俺たち、離れた方がよさそうだな フィア->ナムアミダブツ…(ぽつり/ぁぁ ルーク->(左手で額に十字架を描く/ぁぁ) ネフライト->ああルーファ様(祈る) ケイニー->出会いがしらにアッパーを決めるその所業、いくらオレとて傷ついた。(はっき り意見するぶん成長?はしているらしい) ケイニー->………突っ込みは。ちゃんとボケた奴に、入れるもんだぁぁぁ……… カース->ボケてたじゃないの。 ケイニー->………そうだっけ?(そして素だから気付いてない人) カース->(パッ、と手を放し) シオン->それがボケ…いえ、天然と呼ぶべきでしょうか フィア->天然ボケ… カース->もう、いい。(此処でもう一発くらい入れるところだが、いつもと比べて若干、元 気無し) カース->ボク、恐くないもん〜…(そして、リースの背後にしゅたっと立って、ついでとば かりに抱き締めて、いぢけはじめた!) ケイニー->ふへぇ………げほ、ごほっ(壁に寄りかかってこみ上げた泡を吐いている)  ケイニー->リース>……何を、してます?(冷ややかに、そしてホンの少し動揺を声に孕ん で) ルーク->(←カースの恐ろしさを改めて知った少年) カース->隠れ蓑&拠り所確保。(ぎゅー、とリースを抱き締めて放さない黒娘) カース->あぁ、なんかいい匂いがするし、いいかも。(うんうん、となにやら納得。頷いて たりする) フィア->(ふー、とため息をつく) ケイニー->リース>(今回はクラロを連れていない様子で、更に言えば格好も目立たない陣 術士風の白いローブである。小脇に抱えた革のかばんとカドケゥスと言い、今回は純粋に 冒険に出るために来たようだ) ケイニー->リース>匂いですか、余り気にはかけませんが……それはクラロのお陰でしょう。 (動くことなく、カースの好きにさせ) カース->クラロちゃんは、なかなかいい仕事するネ(←気に入った模様) カース->…む。そういや、クラロちゃんもリースちゃんも。今回のこと知ってるんだよねー ルーク->…………(右肩を左手で隠している) ケイニー->リース>ええ、そう言って貰えると私も主人として鼻が高い。………カーレル王 より要請がありましたが、私は別筋でもこの事件を重要と判断しました。少なくとも立ち 向かう相手が何かは、存じています カース->……ボクが、死徒二十七祖の十二番位ってことも知ってるわけかー カース->む。むむ。むむむ。まずい。てことは、少なくともボクも、立場的には敵? …む むむ。放したほうが良い? ケイニー->リース>死徒についてはまだ知りえぬことばかりですが……。今までの行動を見 る限り敵と言いきることもないでしょう。貴女しだい、ですが カース->……むー。まだ放したくないし、敵にはならないってことで。 ケイニー->(話しているうちに回復して柔軟体操してる人。最近回復力がネタっぽい) カース->道行きがてら、死徒についての説明はしてあげることにしよう。これから、剣を交 えることもあるだろうしね カース->あ、それでもだね。注意はいくつかあるかなー。(ぱっ、と、手を放して。てんて ん後ろ歩きで元の位置に戻る) ケイニー->うん、オレもそれが言いと思うよ。っと、そろそろ出発しないとね……注意? カース->心構えでもあるのだけれどネ。(うん、と頷き) カース->(皆に説明しやすいように、後ろ歩きでタンタンとステップを踏む。『千里眼』のお かげで転ぶこと無し) カース->ま、注意っていうより。心構えに近いことなのだけれどネ。 シオン->心構え? ケイニー->リース>@(白いローブはフード付きで、内ポケットの多い実用的なもの。とこ ろどころに雨の染みが見受けられ、リースが旅慣れていることを示していた。その歩みは、 うら若い少女に ケイニー->見えないほど確りとしている) フィア->どんな感じだべか? ケイニー->何があっても諦めるな、とか。死ぬ気で頑張れ、とか カース->ん。心構え。驚くようなことを知ったときに、そこまで動揺しない程度のもの。ケ イニーが言うのもあるのだけれどね。 ケイニー->当たってたんだ… カース->んむ。 キミ達は、まず最初に、死徒というものの上らへんに居る二十七祖の一角 に会っちゃってるよネ。 ルーク->ああ、ロアとウルフって奴にな シオン->…会っていますね ケイニー->ま、強制的にだけど。遭ってしまったね カース->ロアとウルフは、死徒二十七祖のなかでも別格に入る連中だって思ってくれればい いよ。 ケイニー->リース>私は直接的には会っていませんね。……カーディナル・ゲインにイメー ジは見せて頂きましたが ケイニー->リース>(その、恐ろしい戦闘力に対してなのか。やや眉を顰め9 カース->禍々しかったでしょ? あの二人のインパクトに比べると、他の祖連中じゃ迫力に 欠けるところがあるかもしれないけれど。 ケイニー->出来れば、比べるような機会はあって欲しくないけどね カース->どうも、人ってのは。最初のインパクトより次のソレが小さいと、自分よりデカイ としても心の隙間が出来ちゃう。ある意味での慢心だね フィア->(うんうんと頷く) カース->比べるような機会は、あってほしくはないけれどあると思う。そのとき、その隙間 を出さないようにすることだね。精神鍛錬の成果がモノ言うよ。 カース->どんなに、あの二人より迫力が少なくたって、死徒と呼ばれる以上は油断できない 相手だから。慢心つかれて殺されましたなんて、笑えないよ。 カース->ま、コレが一つだネ。慢心成らず。 ルーク->油断大敵って訳か カース->そゆこと。誰かさんは油断しすぎて腕もがれちゃったからね カース->ああはならないよう祈ってるよ〜 ケイニー->外見が可愛くても、実は強いってことはあるしねー。(誰かさん見つつ) カース->見た目に騙されちゃいけないよ、うん。 フィア->(油断、心の隙…そんなんが出来たら出てきちまうべなぁ…) ルーク->………(ギリッと歯を食いしばる) カース->視覚情報ってのは、生き物の基本だけれど。高レヴェルにおいての出来事には、寧 ろ騙される基本となるから。 カース->で、そこで二つ目。 カース->見た目とか、魔力の量とか、ようは一目で感じれるモノを信用しないこと。 フィア->見た目にだまされたら痛ぇ目みるってことだべな ケイニー->魔力が低くても特殊な能力を持ってるかもしれないしね、と言うか特殊だからこ そ死徒なんだろうし カース->そゆこと。ボクだって、今の状態じゃ、殆ど普通の人と変わらないでしょ? シオン->変わりませんね カース->でも、ちょっと回線を開けば、テメンニグルっていう異界と此処の通路を繋げるこ とも出来る。ようは、そういうことさ。 カース->ケイニーの言うように、特殊な能力ってのも馬鹿には出来ないよ。魔力の絶対量と、 能力の桁はまた違うからね カース->その能力だけで、基本能力は普通の死徒にだって劣るのに、二十七祖に居るヤツだ って居るんだから。 ケイニー->どこでそんな能力を手に入れるか聞きたいものだよね、ホント カース->瞬間の閃き、賢者の授かりもの云々。ボクも知らないんだけどね、そこらへんは。 ルーク->その能力も一つだけとは限らないってこともあるんだろうな カース->いんや。一つだけ。 シオン->そうなんですか カース->持っている能力を、極限まで。限界まで。さらにその先の向こうまで。極めるため にね。 ルーク->(カクッ) ケイニー->一つを色々と使いこなすってことはありそうだけど…… ルーク->そ、そうなのか カース->そういう使用方法はあるのかもしれないけど、大抵一つの要素が多かったと記憶し ているよ ケイニー->ロアとウルフは其々魔法と肉体、って感じか。使い勝手の良さそうなのを極めら れると困るね カース->例えば、ロアの場合。それは、魔法は魔法でも、攻撃のための魔法となるのだけれ ど。 カース->他に使う術は、あくまで付属品かな。 カース->『攻魔』全体の属性を持ってるから、色々と使うけど。本命はたったひとつの攻撃 魔法だからネー ケイニー->付属だけでも結構厳しいのが現状だけどね……うーん カース->ま、それはまた今度語るとして。 カース->たった一つの要素においても、ひとつのものを極められると。それの効力を知って いようが、喰らっちゃうケースが多いね カース->知っているけど避けられない特性だったり、速度だったり。 ケイニー->そんなときのためにも、用心? と言うか頑丈さかな シオン->確かにそれはありますね… カース->ま、攻撃系の要素を持っているのは祖のなかでも、ロアとウルフを除いた三人だけ だから。 カース->本格的な攻撃能力を持っているヤツに出会うことは少ないよ。それ除いても頑丈さ は要るけどネ カース->攻撃用の能力じゃなくても、攻撃に転じられることもある。使い方次第だから。 カース->祖と会わないのが一番なんだけどねぇ…… カース->……あぁ、そうそう。さっきから、二十七祖のことばかり言っているけれど。死徒 にも気をつけなきゃいけないのだよ ケイニー->気をつけはするけど、出会っちゃうと思うな。(苦笑 カース->出会っちゃったときのための、気を付けだよ。 ケイニー->人気者は辛いね シオン->会いたくないですねー カース->全くだ…。…さっきの話でわかったとは思うけど。二十七祖にしたって、特別な強 さだけで選ばれているわけじゃないように。 シオン->ひょっとして誰かが危険を呼び寄せるフェロモンをもっているのかもしれません ね カース->そんなフェロモン、つけたくないよねぇ… ルーク->誰かが…(チラッとケイニーを見る) カース->……。 ルーク->カースとかも考えられるけどな カース->協力してもらってる分際でよくそゆことほざけるもんだと思うね ルーク->…………撤回シマス カース->当然。 カース->で、ね。死徒にも、千差万別居るのだよ。(ぴっ、と人差し指立てて) ケイニー->オレはそんなフェロモン無いって……………うん、ないよね、ないはずだ、ない んだ(言い聞かせてる) カース->ちょっと話が変わって、死徒二十七祖の世代交代ってのは、文字通りの襲名なタイ プなんだよ。 カース->例えば、ボクが誰かに殺されたとする。 カース->その場合、十二位っていう席は空席になる。 カース->その十二位の席に、そのボクを殺した人が入るっていう感じ。 カース->ボクは、前十二位がちょっと鬱陶しかったもんで、殺しちゃったから今の地位にい るわけなんだけど。 シオン->つまり、より強い者が死徒となる… カース->そういうことだね。 ケイニー->寿命とかの場合どうなるのかな……? シオン->世代を重ねれば重ねるほど ルーク->あと事故とかの場合もな カース->寿命を迎える前に、大抵誰かに殺されるよ。 カース->事故で死ぬほどやわか無いよ ケイニー->自殺とかね、楽しい人生おくる奴ばかりでもないだろうし カース->寿命や自殺、仮に事故だった場合。その前位が選んだ後継者が、その位につくこと になるよ ケイニー->賢者は。知識を極めれば極めるほど死を望み、やがては生まれないことを望むと も言うし カース->ボクには、そんな愚かな賢者のことは理解できないけれどね ケイニー->なるほど、滅多なことがない限りは空席のまま、ってことはないわけだね シオン->自殺はないんじゃないでしょうか?強さを追い求めても限りはありませんし カース->たまに、何かを探求しすぎて狂っちゃった挙句、自殺するのも居るんよね、コレが。 ケイニー->何千年と生きてたら、ふと好奇心で死んで見たくなるかもね カース->いやな好奇心… ルーク->好奇心で死ぬ奴の気が知れねぇ… カース->…シオンの言ったとおり、世代を重ねれば重ねるほど強くなる二十七祖は、今現在 ではかなり強い。それだけ強大な敵が居るってことを理解してもらって。 ケイニー->でも、事実自殺の理由ではけっこうあったりするんだよ。ってここで行っても仕 方ないけど(苦笑 カース->それを頭の隅に止めといて貰って。 カース->死徒を殺すのは、死徒である場合が多い。と、いうことは? カース->つまり、死徒のなかにも。その、死徒二十七祖を越えているのが居るってわけなの だよ。 ケイニー->まぁどんな祖でも強い、死徒にも祖を殺す可能性があるのが居る。ッてことかな カース->そうとも言う。可能性があるヤツなんて、滅多に出てくるもんじゃないけど。 カース->あ、でも、ボクみたいなのも居るしなァ。 カース->ようは、そういうのが要るかもしれないから用心ってね。死徒のくせに二十七祖よ り強いってのはどういうとだー、なんて吃驚しないために。 カース->今現在、世代交代してないのは。二位と、三位、それと二十七位と二十八位くらい のもんかな。 カース->二位、三位、二十七位に、番外位とされる二十八位。この数字、覚えといてね。 ケイニー->了解。……となるとそいつらは大分お強いのね カース->バケモンだよ、正真正銘。 カース->いっくら殺しても死なないし。 ルーク->……俺たちに本当に勝ち目あるのか? カース->あの四人に、わざわざ勝負挑むことはないんじゃないの? カース->狙いは、五位と一位でしょ? 二十七位に気をつけろっていうのは、つまり、仮に 襲ってきた場合ってことだよ カース->仲間意識なんてあんまり無いもん、ボク等。報復とかは無いから、安心していいよ ケイニー->これで一致団結してたら世界が滅んでるね。(苦笑 カース->サクっとネ カース->たまに集まって談笑することはあるけど、仲間というほどではないって感じと思っ てもらえれば。 ケイニー->遠くの親戚みたい カース->言われて見れば…(手ぽむ)…そうそう。二位、三位、二十七位に二十八位は、基本 的には人畜無害だしね。下手なことしたら怒るけど。 カース->たとえば、気持ちよく寝てるところを、何かが原因で叩き起こされた、とか。 カース->たとえば、楽しい茶飲み話を、何か無粋な騒動で叩き壊された、とか。 ルーク->もしそうなったら… ルーク->(親指で自分の首を切るような動作をする) カース->二十七位は話ぐらい聞いてくれそうだけどねぇ。説教も趣味のひとつみたいな爺だ し。 ケイニー->色んなのが居るんだね……、ほんと。出会いたくないけど、説教は特に ルーク->ああ… カース->ハッハッハ。ホントにねぇ〜。正座とかいう座り方させられるから、足痺れちゃう よ。ったく。 ケイニー->リース>いずれ実態を調べてみたいものですが……、安全を取ったほうが利巧で しょうね カース->因みに、強さ的には。んー…そうだなぁ カース->ゴールド・ケルケスくらいの頭なら、一撃でかち割れるくらいかな? ケイニー->なんか中の人が泣いてるような……(ぁ) やだなぁそれ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <感想> 短い出発前のワンシーン………の、筈がとんでもないことになってますね。 ネタ万歳。 ノリの良さ万歳。 こういった無駄話が好きです。(ぁ 日に日にケイニーへの突込みが強化され、皆の反応が慣れた物に変っていく。 この変遷もまた歴史を感じます。