ケイニー->@そんな訳で、舞台は朝日の差し込む病院の一室。丁度朝食を食べ終えた辺りの 頃である ケイニー->@面会開始時間まであともう少し……。ルークは考えにふけっていた ケイニー->@いやふけってなくてもいいですが、状況としてはそんなところから ケイニー->@GO ケイニー->@因みに病室は個室である。貴族用にあしらわれた割と良い部屋だったりする、 そこ以外空いてないだろうと王が紹介したわけである ケイニー->@そこに小さな、手馴れたノックの音が響き。院長である高齢の陣術医が「回診 の時間ですよ」っと、ドアを開けて入ってくる…… ルーク->@(ベッドの上で深刻そうな表情のまま…朝食も手付かずのまま残っている) ケイニー->@(彼は部屋の食器などを片付けると、徐にルークの腕を取り。脈を計りだす… …) ケイニー->陣術医>「さて、具合はどうかな? ……見た限りでは、芳しくないようだが」 (医者のくせに芳しくないとかスパスパ言ってる) ルーク->…………(俯いて、何も答えず) ケイニー->陣術医>「だるいなり気持ち悪いなり、ここが痛いなりあそこが苦しいなり、… …言ってくれなければ治療も出来ないのだがね?」 ケイニー->陣術医>「―――まぁ、良かろう。心が痛いのはよぅ分かった」(カルテに色々 と書き込みつつ) ルーク->…身体の方は痛いところはない。 ケイニー->陣術医>「フムフム、さすが若いのぅ! 傷の治りが早くて助かるわい、いやい やそれとも私の腕が良いからかな?  ま、さて。声は出さなくて良いからあと一つだけ 答えてくれんかね?」 ルーク->何だ? ケイニー->陣術医「今。外でお前さんの仲間たちが待っておる。勿論お前さんに会うためだ。 ……面会するかね?」(カチャリ、と片手で荷物を持ち上げ) ルーク->(少しの沈黙の後)………ああ ケイニー->陣術医>「よしきた! 実はな、私は精神科は苦手でのぅ、薬をあれこれ考えて たんだが思いつかなくて困ってたんじゃ。どうやら、一番の特効薬が飲ませられそうでな により」 ケイニー->陣術医>(手の塞がった状態なので器用に足でドアを開け、奥のほうに声を掛け る)「おおぅい、面会のじかんじゃぞ〜!」 ケイニー->陣術医>(ルークの方に振り返り)「それじゃ、ごゆっくり。………ああ、ちょ っとくらいは暴れて構わんからな? この部屋、実は防音仕様なんじゃ」(クック、と笑っ て。陣術医は出て行く) フィア->わーい!すつれーすますー!(いきなり訛り全開で入ってきた! ケイニー->わーい、しつれーしますー!(標準語に翻訳して入ってきた!) シオン->失礼します。(普通に入ってきた フィア->ライザ>ヘローだ!ルーくん(入室 ケイニー->(スタタタッと、元気よくベッドの隣に走りこみ。……いきなりお見舞いのりん ごを齧ってる) ケイニー->……ん、美味い!(待てぃ フィア->ライザ>おいこらケイくん!俺にもくれぃ!(マテ ルーク->@(暗い表情をしていたルークの顔が少し綻んだ…ような気がした) ケイニー->あ、ゴメンゴメン♪(ポーンとりんごを投げる) シオン->(トレイを見て)あら、食事をこんなに残して…これでは力が出ませんよ? フィア->ライザ>わーい♪・・・ってぇ!?(受け取る直前にフィアに奪われた!) カース->やっぱりね、お見舞いの品で一番美味しいのはコンビーフだと思うのだよ。ルーク も、ごはん食べないならコンビーフ食べる?(さらっ) カース->@(極普通に。すっごく普通に、違和感ばりばりの小娘一匹此処に有り) ルーク->何も食う気がしなくてな フィア->人様のもんにてぇ出すんじゃねぇべさ!>ライザ ルーク->……… フィア->ライザ>コンビーフは美味いよな。少女!(ごく普通に同意すんな ケイニー->(因みに見かねて点滴はして有りますので。栄養補給は考えてある) ケイニー->うんうん、美味いよねー カース->お酒と一緒にやるとさらにいいよね、変な人! カース->晩酌には持って来いだよ。(うんうん ルーク->って、何でお前まで来てんだよ!!>カース フィア->ライザ>変な人じゃない。ちょっと不思議な人だ(マテ フィア->(りんごを戻しつつ)神出鬼没だべし… シオン->そういえば普通にいますね カース->不思議ってことは、ようするにわけわからないってことだね。わけわからない人 だ! カース->あぁ、皆。久しぶりッ(しゅたっ、と手を挙げ) フィア->ライザ>はっはっはー。で、お前は誰だい? ケイニー->何かもう、いきなり居るって言うシチュレーションに慣れちゃった自分がここに 居るよ(ぉ カース->人に名を尋ねる時は、自分から名乗るのが礼儀だよ、わけわからない人ー。 ルーク->カイン>(ドアが開いていたので勝手に入ってきた/ぇ)ルーク、調子はどうだい? フィア->オレ様も慣れてきた… シオン->慣れていいものなのでしょうか(苦笑 フィア->ライザ>ああ、オレはライザ。フィアの師匠兼その他もろもろの先生だ(お決まり のセリフ カース->アッハッハ、いつも驚かれてちゃ困るから慣れていいよ。 カース->ん、ボクはカースっていうの。いちおー、この子たちの師匠やってたこともあるよ ー♪ フィア->ライザ>へー。じゃ師匠仲間かー♪カースだから…あだ名は…カーちゃ(自主規制 ケイニー->えっと、カインも含めてなんか師匠だらけだね カース->(黒いローブ・コートを翻し、ぽてんと勝手にルークのベッドに腰を下ろす) フィア->師匠にはいろんな人がいるべよ…ホントに カース->いやはやしっかし、派手にやられたねぇ、ルークくん。(まじまじと、今は無い右 腕を見て) カース->聴いた時、ボク、吃驚したんだから?(アッハハー)…まさか、ロアとかと逢ってい るとはネー? ケイニー->って何処で聞いてんのさそんなこと カース->フ、ボクの情報網を侮る無かれ。 フィア->ライザ>(カーちゃん、カーさん、カー様…うーん。どれも母さんみたいだ/ぁ) カース->色んなコネがあるんだよ。(ハッハ) シオン->それだとカインさんもカー…同じになってしまいますよ フィア->ライザ>カインなら…カイくん、もしくはカイさんだな(ぇ カース->あ。ボクのナマエを渾名にしたら、怒るよ?(にこ) フィア->ライザ>えー…(不満たらたら カース->お・こ・る・か・ら・ね? フィア->たまには普通に呼ぶべよ。渾名魔人 シオン->ケイニーくんのことは?愛息子とか(ぇ フィア->ライザ>わーったよ…カース『ちゃん』な カース->ん、宜しい。ちゃんなら許す。 ルーク.->カイン>カース、本当に久しぶりだね フィア->ライザ>ケイくんはケイくんで(絶対呼びたくないらしい カース->全くねー。ちょっと眼を離したらコレだもん、師匠として頭が痛いよー。(カイン に返答しつつ。) カース->(ばしっ、と。ルークの右肩引っ叩く) カース->特にコレね。 ルーク.->俺をからかいに来たなら帰ってくれ>カイン&カース フィア->ルーク!そんな言い方ねぇべよ… ケイニー->オレは御父さんって呼ぶのか…………(凄く微妙な響きを感じてる) カース->気にしない気にしない。ルークも自分の馬鹿さ加減には気付いてるだろうからねー。 (ひらひらと手を振りつつ) カース->気が立っても仕方ないさー。 フィア->ライザ>ケイくん。お父さんとか呼んできたらぶっ殺す(ぇぇ ルーク.->カイン>僕はそんなことはしないさ。<からかう ケイニー->ま、ライザはともかくカインは忙しい中わざわざからかいに来たりはしないでし ょ フィア->ライザ>ケイくん。言葉に棘を感じるぞ! ケイニー->いやだって、からかわないの?(棘満載) フィア->(仲わりぃ〜…/ぁ) カース->(脚をふいっと上げて。てーぃ♪ とばかりに、ケイニーの脳天に踵落とし。手加 減少な目。) カース->やかましい♪ シオン->あ… フィア->あー… フィア->ライザ>ないす踵落とし… ルーク.->カイン>(ひゅーっと口笛を吹く) ルーク.->………… ケイニー->(ズボォッ!!! と、恐ろしい音を立ててベッドに首が埋まった)………… ケイニー->(と言うか、刺さった) シオン->綺麗に決まりましたね。流石カースさんです(拍手 フィア->け、ケイニー大丈夫だか…(あせあせ フィア->ライザ>(脳内に「次は我が身」という言葉が浮かんできたので黙ってる) ケイニー->………!(パタパタと両手両足が動いている。……どうやら抜けないらしい) フィア->あわわわ…(ぐいーっと引っ張ってみる/危ないと思うけど) カース->フ、我が流派の一つ踵落とし【墜の式】【杭落とし】、久しぶりに綺麗に成功したー! (わーい、と両手を上げて喜んでる) ルーク.->カイン>あーあ、このベッド結構高いんだよねぇ(マテ フィア->ライザ>ベッドかよ! カース->いいんじゃない、ベッドで。 ケイニー->ブ――――ハッ!! (スポォーーーンッ!! と、綺麗に抜けた。……かと思 うとその勢い余ってフィアに飛んで行く/ぁ) ルーク.->カイン>アハハ、冗談冗談。 ケイニー->(因みにこのベッド、お値段1万cである) フィア->にあっ!!(ケイニーを受け止めきれずに後ろに倒れる) ルーク.->カイン>おっと(後ろに倒れるフィアの背中を受け止める) ケイニー->きゅぅぅ………(目をグルグルにしながらピヨッてる。……脳天へのダメージが 回ってるらしい) シオン->あらあら フィア->ライザ>(カインの位置がおいしいとか思ってるバカ) フィア->あんがとお、カイン…ケイニーダウンだべし… ルーク.->カイン>大丈夫? シオン->この場合、弁償はケイニーくんになるんでしょうか…?(そこかい フィア->オレ様は大丈夫…(ケイニーを支えながら体勢を直す) カース->ベッドに落ちたのはケイニーだもーん。ケイニーだよ。うん。 ケイニー->………は、ここは何処? オレは、……誰? ……弁償?何のこと??(そう逃 げた) フィア->ライザ>む、そういう手があったか(マテ ルーク.-> カイン>(フィアにニコッと笑った後、カースを振り返る)この場合、カースで しょ。 カース->今、手持ちのお金ないしねー。どうしよっかな。 ルーク.->カイン>じゃ、ケイニーが払うしかないか カース->適当にそこらへんから頂いてきて払っちゃっていいなら、払うけど?(無論、ばっ ちりしっかりきっかり、一片の冗談も無く本気だ) ケイニー->うんうん、カースに間違いない。フィアはありがとね、助かったよ………ってや っぱりオレかよ!? フィア->さらっと犯罪予告!? カース->大丈夫大丈夫、証拠は残さないから。見られたらさくっと殺すし、安全♪ ケイニー->ダメダメダメッ!! ちゃんと、皆で修理しようよ!!(金を払う気は、全く無 い) カース->修理めんど〜。 ルーク.->カイン>それ、冗談でも止めてね。>カース フィア->ライザ>買ってきたほうが早いって…なぁ?カースちゃん カース->ねぇ? じゃ、さくっと…(ベッドから降りて…) カース->頂いてくるかなー。(いっちに、さーんし、と準備運動開始) ルーク.->おーい…(置いてけぼり一人) フィア->まてまてまてぇぇい!(カースの服掴み) ケイニー->やめんかぁぁーいっ!!!(反対側の服掴み) カース->む? 何だぃ、フィアちゃーん。ケイニーまでッ フィア->ライザ>ルーくん。りんご剥いてやろうか?(何 ルーク.->カイン>(笑顔のままカースの首根っこを掴む) カース->カインは止めるついでにセクハラだー! ルーク.->そのルーくんっての止めてくれ カース->守護騎士隊員のくせして女の子にセクハラなんてさいてーだー ルーク.->カイン>あれ?そう見えるかな ケイニー->うーん。カインの場合公的権力だから、犯罪抑止のためなら自分は罪に問われな いし フィア->ライザ>んじゃ、ルーさん。ルー様、ルー殿…何がいい?(ぇぇ カース->なんとっ。守護騎士隊員とはそんなべんりなのなのかっ ケイニー->好き放題できるんだよ。騎士様はね ルーク.->………やっぱ、ルーくんでいい カース->うわぁ… シオン->便利ですね〜 フィア->ライザ>じゃ、ルーくんで決定な(ぇぇ フィア->好き放題…すげぇべし… ケイニー->だから昔はセクハラどころか暴力とか強姦とかが多発した時期も有ってねぇ… …、まぁ100年くらい前に監視委員会が出来て多少は改善したけど。セクハラくらいは 好き放題だったりするんだよ カース->世の為人のため、消すも已む無し? カース->騎士ってのもロクなもんじゃないネー ルーク.->カイン>場合によってはね>消すも已む無し ケイニー->そゆこと。ポウル・ロウは騎士階級の絶対権力が強いのが特徴だしね シオン->でもこの国の騎士さんは立派な人たちだと思いますよ カース->(フッ、と。三人の手から、服や首の感触が消え去り――)――どうだかネ。 カース->(再び、ベッドに腰を下ろしている) フィア->あり…早っ…(カース見て ケイニー->(肩すくめ)……昔よりはマシだと思うけどね ルーク.->カイン>(少し驚いた表情でカース見る) カース->(同じく肩竦め) フィア->ライザ>(ま、昔はホント酷かったなぁ…) カース->ウルフくんがあーなっちゃったわけもわからないではない位置に居る身としては、 今も昔もたいして変わりは無いけれど。(ふぅ…) ケイニー->(@コンコン、とそこにまた控えめなノックの音が響く―――) シオン->はい? カース->んむ? ルーク.->カイン>(数秒後に表情を笑顔に戻し)どうぞー ケイニー->カーレル>おはよう、皆早いな。(カツカツ、紅き王者のマントを翻した国王が 鉄靴を鳴らして入ってくる) フィア->ライザ>陛下!お早うございます(礼 カース->あ、おはよう王様ー。(姿を隠すわけでもなく、やっぱり普通にひらりと手を振っ たりする) シオン->(驚きつつ)…お早うございます(礼 ケイニー->カーレル>(先日の用に誰もつけていないわけではなく、病院の前には兵士が並 んでいるようだ。格好から察するに……移動の途中でこの病院に寄ったらしい) フィア->おはよーございます(ぺこり ルーク.->俺が言うんだけどな…。誰…(カーレル王の姿を見た後、少し俯く) ルーク.->カイン>陛下、おはようございます(礼 ケイニー->おはよう御座います。見回りご苦労様です。(礼をしつつ) カース->む?(自分だけ礼してないナー、とか。したほうがいいのかなー、とか考えて首傾 げ) ケイニー->カーレル>悪いな、楽しくやっている中に割り込んでしまって。………ただ、今 回は少し私の口から話したいことがある フィア->なんだべ…じゃない。何ですか? ケイニー->カーレル>その前に、ルークの怪我の具合はどうかな?  ルーク.->ああ…じゃない。大丈夫です。 カース->馬鹿は治りがはやいってネー。生えたわけじゃないけど、動くのに支障ないレベル に快復するまであと少しデショ。(肩竦め) ルーク.->カイン>(ルークを見て少し微笑んだ後)じゃ、僕は外したほうがいいですね。 ケイニー->カーレル>……ふむ、そうか。いち早い快復を心より願っている。私のせいでこ のようなことになってしまったからな、すまなかった。(ルークの手を取り、頭を下げ) シオン->…陛下… ケイニー->カーレル>特に外す必要は無い。カイン、お前にもいずれ知らせることになる。 (顔を上げ) ルーク.->いや、陛下が謝ることじゃない。俺が…俺が不甲斐ないせいだ カース->謝辞は素直に受け取っとくのー。面倒臭い。(てしっ、と。ルークの頭を軽く叩き) フィア->ライザ>(あーあー…礼儀もうどうでも良くなってんな) ケイニー->カーレル>そうだな、受け取ってもらえると助かる。こう見えて誰かに見られて はいまいかとビクビクしているんだ、2度は下げられない。(小さく、力強く笑みを浮かべ) ケイニー->カーレル>見つかったらまた何処かの誰かに怒られてしまう シオン->(ふっと笑みを零し) フィア->(くすくすと小さく笑う) ケイニー->カーレル>(周りを見渡し)良い、仲間に囲まれているな…… ルーク.->(少し笑みが零れ)……はい ケイニー->カーレル>この光景、忘れてはならぬぞ。………さて、では本題を話させてもら おうか。(笑みを仕舞い込み、瞳は王のそれとなる) シオン->(表情を引き締め)はい。 フィア->(笑うのを止める。ライザもまじめな顔だ) ケイニー->カーレル>昨日、深夜のことだ。……さる遺跡の管理人が、殺害された。一家五 人、恐らく全員皆殺しだ。(冷静に、されど静かな怒りを込めた口調で語る) ケイニー->……恐らく? ルーク.->カイン>………(笑顔だった表情が引き締まり、真剣な表情になる) ケイニー->カーレル>その管理人は、遺跡の前に家を構えて一家で管理を行っていたのだが ……。その家が何者かに破壊されていた、死体の確認もままならないほど粉々にな シオン->(遺跡…) フィア->その、遺跡って…? ケイニー->カーレル>凄まじいとしか表現できないような有様だったそうだ。石造りの家が 文字通り粉々にされていた、と。 ………そして、問題はここだ ルーク.->(それって…いや、そんなことは…) ケイニー->カーレル>遺跡を封印してあったはずの扉が、力ずくで破壊されていた フィア->ライザ>封印を力ずくで…?人間業じゃありませんね ケイニー->カーレル>ああ、恐らくはそうだろう ケイニー->カーレル>………名を、ゼオ遺跡と言う。 最近になってゲインが再封印してい た遺跡に、何者かが殴りこんできたのだ フィア->(ゼオの遺跡に、骸がひとつ…っ!) カース->………。(チッ、と。僅かに舌打ちし…) ケイニー->カーレル>君たちは経験豊富な冒険者だ……、何か心当たりはないだろうか? ルーク.->………(ケイニーたちに目線を合わせ…) ケイニー->正確に言えば、全員ではないですけどね。………ないわけでは、御座いません シオン->それを知ってどうするのですか? ケイニー->カーレル>率直に言えば、そちらに出向いて欲しい。君たちの手で救った方が良 いだろう ルーク.->(カーレル王に目線を戻す)……俺も心当たりはないわけでは、ありません シオン->…そうですね。王自ら動くことは出来ませんし、騎士団を動かせば大事になります から。 ケイニー->カーレル>………ふむ、だがこれは強制ではない。君たちが断るならば、騎士団 を派遣させても構わないと思っている。あの遺跡はそれほど重要な場所でもある フィア->ライザ>(で、このメンバーが行くのか…行くとしたらヤバイな…) ルーク.->………(左手の平を見つめ…) シオン->……(ルークを見る。返事は彼に任せるつもりのようだ) ケイニー->カーレル>重ねて言うが、遺跡の破壊のされ方は尋常ではなかったそうだ。必要 とあれば援助もするが…… ケイニー->他に、目撃情報とか、何か情報はないのでしょうか? ケイニー->カーレル>ふむ、そうだな……。 ルーク.->(グッと拳を作った後、顔を上げる)俺、行きます! ケイニー->カーレル>これとは関係のない話しかも知れぬが。巨大な鷲と、黒い狼の姿を、 それらが争う声を付近で目撃されたらしい…… カース->……。(んー…。…と、何か考えている) ケイニー->カーレル>………その答え、心変わりせぬと誓えるか?(静かに、ルークを星明 りに照らされる湖面のような瞳で見据え) ルーク.->@(巨大な鷲と、黒い狼…。その言葉を聞いたとき、ルークの表情が強張る) ルーク.->(少し沈黙の後、ゆっくりと口を開く)………俺のせいでこうなったんだ。右腕 を失った分、きっちりと落とし前をつけないとな ケイニー->カーレル>………良し。(フッと、瞳を閉じて) 合格だ、騎士ルークよ。(戦場 で見せる貌。勝利を確信した時に浮かべる、力強い笑顔で答えた) カース->……(ベッドの上で、ぷらぷらと脚を揺らしながら…)…いい雰囲気のところ、非常 に申し訳ないのだけれど?(溜息がてらに、口を挟み。挙手) ケイニー->カーレル>なにかな? カース->その遺跡、行くのはいいけれど。アブナイどころの話じゃないよ? ケイニー->カーレル>……何か、知っているのか? カース->ん。向こうの遺跡に居るの。二人ほど、知り合い。(うん、と頷き) カース->ほら、王様のうちに襲撃かけた黒いのと、黒い狼ね?(覚えてるよね、と首傾げ) ルーク.->カイン>(ルークのその言葉を待っていたかのように口元が緩む) ケイニー->カーレル>奴か……、忘れようはずもない。やはり報告の狼はそれであったか カース->ん。多分ソレね。遺跡に何があるのかはボクも知らないのだけれど…… カース->かたや目に付く人間皆殺し。かたや、まだ機を伺っているとは言えこの子たち狙い の節有り。その、大鷲とやらだってどんな代物かわかったもんじゃないでしょ? ケイニー->カーレル>うむ、報告が非常に少ないからな……。元より辺鄙な場所である以上 に、ウルフとやらが来ているのならば目撃者も殺されているのだろう カース->大鷲は置いとくとして、あの二人にしたって。奇跡とか気合・根性で如何にかでき るレヴェルじゃないって。此方、戦力不足しすぎ。(肩竦め) シオン->確かに戦力不足は否めませんね シオン->(ルークさんは半分の力しか使えないでしょうし) ケイニー->カーレル>見た限りでは、君はルークたちの仲間ではないのか?  ……凄まじ い力を有しているように見受けたが カース->ん。まあ、そこそこ強い。(ちゃっかり頷き) ケイニー->そこそこかよ カース->まあ。全力さえ出せれば、鷲ごと処分出来る程度には。 カース->一応、分類としては仲間なんだろうけれどさ。(うーん、と首を捻り…) ケイニー->カーレル>……何か、協力できぬ理由でもあるのか?  カース->んー…なんてゆーかなー……(がりがり、と頭を掻き) カース->掟っぽいものもある…いや、それはそもそも守ってないけど。んー…… カース->……コレは、キミ達が、キミ達で解決したい問題じゃないの? カース->ボクが出れば、まあ、遺跡は吹っ飛ぶけどソレで終わるさ。で。それでいいのかな ぁ、って。(脚をぷらぷらさせたまま、肩竦め) ルーク.->……… ケイニー->カーレル>あの遺跡はそもそも忌まわしきものを封印してある場所。消えてしま うのならそれに越したことはないのだが……、君たちに理由があるのならば、無理に協力 は仰ぐまい カース->ボクは、別に構わないさ。キミ達がそれでいいなら、今すぐにでも準備をして二日 後には綺麗さっぱり跡形も無く終わらせてあげるよ ケイニー->自分たちで解決したい問題で、行ってもどうにも出来ない。おまけに時間もない、 ……現実って厳しいね カース->ま、今のキミ達じゃ死んじゃうかな〜 ルーク.->カイン>僕が行っても結果は同じかな?(と、言ってみる)>カース カース->同じだね。塵ほども変わらないよ。 ケイニー->と言うことは行きつけの酒場の主人には死んでもらうしかないってこと? そ りゃあんまりだね…… ルーク.->カイン>そうか。まあ、言ってみただけだから本気にしなくていいよ カース->(肩竦め…) カース->…ボクは、キミ達を過小評価していない。シルヴェストリだって倒せたんだから、 何か出来るかもしれないけれどね。 ケイニー->あんまりだから、取り合えず逃げ腰に行こうか? 様子を見に突撃して、出来る ことやって、やったら逃げる! カース->んー。まだ甘いなー。 ケイニー->と言われてもねぇ、勝てない相手に歯向かうんなら最終的に逃げないと。 カース->せめて、逃げられる程度の力はつめなきゃって言ってるんだよー。 ケイニー->カーレル>―――それなら、丁度良い助っ人が1人いるが ルーク.->助っ人? ケイニー->カーレル>リース嬢の移送方陣なら、逃げ足として心強いだろう カース->あぁ。リースちゃんにも、協力仰げるのか。(ほぉ、と僅かに驚いたような声をあ げ) シオン->良いのですか? カース->でも、それでも気をつけないとナァ…(ぶつぶつ…) カース->…誤解を与えないように言っておくけれど。いいかな? シオン->はい? ケイニー->カーレル>打診はしてある。ただ彼女は交換条件に少し外交を混ぜてきたがね… …、まぁそちらは気にしなくとも良い ルーク.->(コクンと頷く) ケイニー->用は全力以上でぶち当たって逃げて来いってことでしょ? 逃げ足なら、自信有 るよ カース->…あのね。ボクがあの二人を始末出来るのは、あくまでボクが総合力であの二人を 上回っているからに過ぎないんだよ。演算力、戦略計算力などなど。 ケイニー->その割には計算高そうに見えない……(ぁ カース->……。 ケイニー->すみません、何も言っていません カース->……そう? シオン->ケイニーくん。味方を減らしてどうするんですか(溜息 カース->…ま、話を戻すけれど。ボクはあくまで総合力で二人を倒せるけれど。 ケイニー->カース様は偉い! カース様は利口だ! カース様は美人だ! ……(以下延々 と続く) シオン->五月蝿いです(蹴り ルーク.->返って怒りを買ったりしてな>ケイニー カース->こと単体の能力にかけては、ボクをもってして勝てるかどうかってレヴェルだよ、 あの二人は。 カース->特に、ロアに【魔法】なんて撃たせたら、この世界において龍でも勝てるか如何か …… シオン->(これ以上カースさんの神経逆撫でしないでください/ぐりぐり)>ケイニー ケイニー->あ、あうぅ、シオンお姉さんしどい……(虐げられてる) カース->……聴いてる?(にこり、と微笑む。同時に、空気が一気に十度ほど下がったよう な……) シオン->聴いていますよ(にこり。鉄壁の仮面) ケイニー->(ビッと敬礼!)……相手の得意分野には極要注意! カース->そう、要注意。(うん、と頷き) カース->あぁ、それとね。多分、ロアのヤツもべらべら喋ってたと思うけど。 ルーク.->ロアに【魔法】を撃たせるなってことだろ? カース->『魔術』と『魔法』は、別物だから。気をつけて。 ルーク.->…わかった。(素直に返事) カース->今現在、キミ達が『魔法』と呼んで使用している全ての術は、『学べてしまう神秘』 に過ぎない。 カース->『学べてしまう神秘』である以上、『辿り着くべくして辿り着く神秘』を使えるロ アにとっては二段階も三段階も下の術ってことになるわけなんだよ。 ケイニー->よく分からないけどロアは凄いんだねー(←頭悪し) カース->今で言う、『神の雷』とかだったっけ? アレくらいの威力がないと、致命傷には 程遠いほどの隔たりがあるってこと。 カース->そ、スゴイの。ああいう『魔法・魔術』を扱わせれば、死徒二十七祖のなかでも最 強クラスだよ。 カース->だから、倒すなら肉弾戦にしなさいな。アレなら、使える魔術も限られてくるし。 カース->でも、肉弾戦をするなら先にウルフを倒さないといけない。 ケイニー->難しいねぇ…… カース->ウルフが肉弾戦特化の祖だからねぇ。 シオン->どうしろと… カース->あの二人、仲はあんまり良くないけど。戦闘スタイルの相性ぴったしだから。難儀 だよー。 ケイニー->戦力分散は出来ないから、ウルフには魔法を交えて攻撃するのが良いんだろうけ ど カース->その『魔法』は、ロアに止められることも多いだろうと思うよ。 ケイニー->ふぅむ、上手くロアの魔法をウルフに当てられれば楽なんだけどね……。無理っ ぽいか ルーク.->それが出来れば苦労はしないけどな>ケイニー ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <感想> 今度は開始は病院以外から始まりますのでー。 ふむふむ、今回は情報の整理。それとルークの心の整理の回でしたね。 ひとまず落ち着いたようで何よりです。 人は傷を負うほど強くなるもの、そして強さとは=力ではなし。頑張ってほしいものです。 さてさて、旅の準備をしましょうか!