ケイニー->@『死徒とは、言ってしまえば人間であって人間でない者。何か一つ超越したも のを持ち『人間を超えた人間』として認定されたものを言う。』 ケイニー->@『誰が認定するかは定かではない、しかし認定されれば自ずと分かるのだとか。 ……或いは、世界が選ぶのかもしれない。』 ケイニー->@『その中でも、特に逸脱したものを祖と呼ぶ。』 ケイニー->@『その数は27、故に二十七祖と呼ばれる。』 ケイニー->@『例えば……血を吸い過ぎ、成長しすぎた吸血鬼。例えば……知識を極め、触 れてはいけない真実にまで辿り着いた大陣術士。』 ケイニー->@『その27全てを知っているのは、祖の内に数えられる者一握りだけであり。 真祖と呼ばれる彼らの王族のみである。』 ケイニー->@『今現在、国王に大逆を起こしているロア………奴も、27祖の1人だった』 ケイニー->@『通常世への関与を嫌う者たちであるが、さて何故動いたのか……?』 ケイニー->@(弾ける様にして眩い白光を放つ魔法陣。……無論、それが呼び出すのは王に 越見に来た一行だ) ロア->さて、正義の使者は、悪い魔法使いを倒せるでしょうか…?(@召喚された者を見回 し、濃い、瘴気とも言えるような魔力を纏う一〇〇〇を経た『魔法使い』は、嗤う) ケイニー->@(真っ白にフラッシュする光景に黒い影が差す。それはまるで光の向こうから 飛び込んできたかのようでも有る) ケイニー->にへらぁぁぁ………(酔ってるのでドタッと落ちてきた) ケイニー->ゲイン>……………… ケイニー->カーレル>……………… ロア->@(因みに、シル。爺の手にかからず、未だに酒屋でぶっ倒れたままの放置プレイ) ロア->…………………おやおや。 ケイニー->ゲイン>……他、他に酔ってない者は居らぬのか! 使えん!(ケイニー蹴飛ば し/シルは態度が悪かったので外したらしい爺) シオン->なんれすかぁ〜?(眠そう) ロア->二人目も酔っているね。いやはや。(ハッハッハ) ケイニー->おぐっ、出ちゃう、リバースゥゥゥ(口押さえてゴロゴロ) ネフライト->……なに、この酔いも覚めそうな微妙な空気(頭痛らしく頭押さえつつケイニ ーの横に座ってる ロア->リバースするなら隅の方でね。(隅のほうを指差し) シオン->飲み込むのです!ケイニー!!(ずびしっ!) ネフライト->が、頑張れケイニー……(頭押さえたまま ロア->(クック、と笑いを堪え…) ケイニー->ゲイン>………白き城内を汚すな(杖で腹を叩き、ヒールオブライト) ルーク->痛ぅ…ここは、謁見の…?(コイツも頭抑えている。完全なる二日酔い) シオン->王の前でリバースなど、今後の活動に影響を及ぼすかもしれません(それかい ケイニー->あ゛あ゛、痛いのに回復するっ!? ロア->……人選間違えたねぇ。お爺さん。 ネフライト->ていうか誰?(ロアを見て ケイニー->ゲイン>悔しいが、まったくもってその通りとしか言えん(目を閉じて物凄い顰 め面してる) ケイニー->カーレル>すまないな、楽しんでいたところを邪魔してしまって ロア->魔法使い。(軽く手を上げて、指立ててくるっと回すと、ブゥン、と、瘴気のような 魔力が旋回し、掻き消える。それと同時に、結界が、室内から消失し……) ロア->(@ガ…チャン…! 重苦しい音が、外から、響いた) ネフライト->そうか、魔法使いって名前なのか(ボケ シオン->こんにちは、魔法使いさん(にっこり) ケイニー->ゲイン>…………ジャキッとせんか、若いの!(ヒールフォスティを拡大魔法と して唱え、一応の酔いを回復させる) ロア->此処は、おはようだよマドモアゼル?(にこりと返す) ロア->いやはやお爺さんも大変だ。そしてやっぱり、人選ミスだ。 ネフライト->若いのー。んーと、状況がよくわかんないんだけど(頭わさわさ ケイニー->ゲイン>居ないよりはマシよ。王の盾にでもなれば構わん ロア->手っ取り早く言えば、王様の危機っていうか。そしてキミ達は、そこのあまり役に立 ちそうに無いお爺さんの増援だネ。 シオン->説明を要求します。 ルーク->(ヒールフォスティの加護を受け、気合を入れるために自分の顔をバシッと叩く) 人選ミス? 役に立たない? やってみないとわかんないだろ! ロア->御免ね。説明してる暇もなさそうだ。(さらに、くる、と指を廻し) ケイニー->カーレル>……聞いての通りだ。私は命を狙われている、このままでは勝てない と判断し。戦力になってくれそうな君たちを呼んだ、と言うことだ ロア->で、そのキミ達は。これからオレに、殺される。いや、運が無かったね?(さらにも う一度、今度は指で円を描き) ケイニー->カーレル>すまない。私は……、ここでは死ねない。100万を超える民の為に も……。力を貸して、くれないか?(聖剣を右手に持ち、ゲインの隣に並ぶ) ネフライト->あーえーと、ようはこの狭いとこで魔法使いと戦えと、どうしようかなー ネフライト->ま、戦うなら全力で頑張りますよー。くまのために!(ぇ シオン->ふっ!(円を描いている指目掛けナイフを投げる) ロア->喚ばれなきゃ、もっと長生き出来たのに。(@ボゥゥゥッ!!!! 大気が歪む。空 気が霞む。彼の周りに出でるは、六つの、拳ほどの蒼い球。) ケイニー->@(15×30メートル四方の空間。その出口側にロア、逆側に一行が立ってい る。因みに窓も扉も通気孔すらも通れない) ロア->(@ナイフは、前に出てきた蒼い弾丸により飲み込まれる。そして、下に、どろどろ と。溶けたナイフが零れ落ちた) シオン->…あの指は魔方陣でを描いていたのですか? ルーク->もうあんな思いするのは御免だからな ケイニー->(頭をブンブンと振って立ち上がる)描いたみたいだね。しかもナイフが解ける くらいの魔力を通してる ロア->今では高速魔術って言うんだっけ?(はて、と、首を傾げ) ロア->称を、『蒼き虹(ブラスター)』と言う。(名前を言われた瞬間、ギュルゥン!! と、 縦に横に回転を始める弾丸) ケイニー->ゲイン>正確には『詠唱短縮型高速詠唱魔法陣術式』と呼ぶ。仮にも魔法を使う のなら覚えておけ ケイニー->無理でしょ ロア->面倒。 シオン->(炎に対抗するには水系の魔術が…でも私には水系の術が使いこなせない) ルーク->長っ!? ケイニー->カーレル>魔法はやはり、私には苦手なようだ (ゲインの言葉を聴き) ロア->今ではもう、コレを使える人は殆ど居ないからね。結構、レアだよ? ロア->それと、キミ達は一つ勘違いしてる。コレは、魔法じゃない。(くん、と。指を皆に 向け…) ネフライト->(ぶちぶち詠唱) シオン->では何です? ロア->魔術だ。(@ドォン!! 放たれる速度は、引き絞られた弓に近い。空気を切り裂き、 鉄さえ溶かす熱を撒き散らし、霞み掛かる速度で一人ずつへと放たれる!) ルーク->魔法じゃなきゃ何なんだよ(そう言って抜剣体制に ロア->@(瞬動には遠く及ばず、しかし一般の者では眼にも留まらぬその速度。それだけで、 人一人の身体をブチ抜くぐらいは出来る) ロア->@(そして、皆の頭目掛けて、飛来、し――) ケイニー->ゲイン>いいか、奴の能力はワシの魔力をも凌駕する。調子に乗る前にしとめる のだ、これはまだ小手調べに過ぎぬ!(奇怪に折れ曲がった杖を目前に構え、詠唱を開始 する) ルーク->っ!?(剣を盾代わりに咄嗟に弾丸避けたが、あっという間に剣が浄化された) ネフライト->エンチャ……ぬわっ(後ろに反り返り頭ぶつける)……ッ!(声にならない声 でもだえる馬鹿) ケイニー->ゲイン>シッ!(足元にエアーボムをぶつけて自らを飛ばし、球体を避ける) シオン->(屈んで球体を避ける。 ロア->@(ドシュッ! ルークにより逸らされたもの、ネフライト・シオン・ゲイン・ケイ ニー・に避けられたものは壁へと減り込み、突きぬけ、綺麗な円を壁に残して外に飛び出 していった) ネフライト->い、いったいなーっ!詠唱中に攻撃すんなー!(無茶 ロア->詠唱させて如何するね?(パッ。手を、開き) ロア->(ガシャン! その右腕が肩まで、黒い鎧に覆われた) ロア->よっ(そして今度は、手で、ぐるんと円を描けば。人の頭ほどもある、先程の、蒼い、 弾丸が出現する) ネフライト->どうもしない。うー(ケイニーのすぐ横にしっかりと立ちまたぶちぶち詠唱) ケイニー->まだまだ、瞬動クラスじゃないとオレは捕らえられないよ?(事も無げにステッ プを踏んで――無論瞬動の動きだ――交わし、その勢いで既にロアの眼前まで迫っている。 …。 ケイニー->ダンッ!!ロアの左斜めに踏み込み、そこから肘鉄を喉に捻り出す) ロア->よ!?(吃驚したように眼を見開き、慌ててバックステップを踏み後退しつつ、パァ ン! と、右の平手でケイニーへと弾丸を撃つ。) ケイニー->カーレル>前線に出れぬとは、王とは難儀な職業よ……(先ほどの弾丸は聖剣の 破力で砕いたらしい) ケイニー->ぅ、近っ!?(床まで上半身を反って交わそうとするが、弾丸を避けきれずにそ のままジリと胸が焦げ………) ケイニー->ゲイン>世話の焼ける小僧だ、考え無しに飛び込むな(そこに横から叩き込まれ たエアーボムがケイニーを吹き飛ばす) シオン->あ、吹っ飛びましたね ロア->@(ザゥッ!! 右斜めへと繰り出された弾丸は、ケイニーの胸肉を僅かに焦がし衣 服をもぎ取り、顔を焼こうとしたところで…対象を失い、再び、綺麗な円を描き床に穴を 穿つ) ケイニー->@(有る意味踏んだり蹴ったりだろう。ダメージだけ受けてぶっ飛んできたケイ ニーは……ボトリ、とシオンの前に転がった) ロア->(とん、とん、とん。バックステップでさらに後ろへと下がっていく…強力な魔術と は裏腹に、この動きはまるで素人のようだ。) ネフライト->すんません穴あけます、ゲイザー!(ロアの足元から勢いよく水が噴出す ルーク->(弾丸のような速さで間合いを詰め、上から真っ二つに切り裂かんとばかり2本目 の剣でロアを切る!) ケイニー->シオンお姉さん、今……ナイフ投げるタイミング。アイツ、足捌き下手だから、 太もも狙っ……て…… ロア->……驚いたってうぉー!?(ゲイザーにより、奇しくも、ルークの剣を避けたはいい が。どっかーん!!! 天井に穴を開け、上に弾き飛ばされた!!) ロア->痛ぇ!! まさか天井にぶつけてくるとは思わなかった!(@上から声が聞こえてき たりする) ネフライト->……えーと、まさかそうなるとは思ってなかった!(ぁ シオン->足ですね…っ!(ナイフを数本取り出し、横一文字に投げつける) ケイニー->ゲイン>……ふむ、対処が鈍いな。魔術の強力さに見合ってないが……(詠唱し ながら器用に考え事してる) ルーク->ちっ!?(ナイフによる巻き添えを避けるため、ひとまず後退) ロア->ぬぉぅ!?(@飛び出してきたナイフを避けたらしい。上から、ダンダン、と足音が する) ネフライト->ってか今逃げられるなら逃げたい気がする。あーでも無理かぁ(詠唱開始) ケイニー->痛ったぁぁ……(火傷の広がった胸を抑えつつ立ち上がり) ……おしいっ ロア->(ひょいっ、と、天井の穴から出てきて。大きな音を立てて、着地) ロア->…ふぅ。いやはや、吃驚。戦術も技術も。 ルーク->カイン>(城の屋根からゲイザーによる間欠泉が見えた) ロア->……ところで……(ギロォ、という擬音が似合いそうな、猛禽をイメージする眼で皆 を睨め付け)その、瞬動。何処で覚えた? シオン->スティック…(天井に突き刺さったナイフを手元に呼び込む。その通過点にはロア の背中が) ケイニー->え、瞬動って何?(白々と) ロア->(ひょい、と。先程の鈍重な脚捌きではなく、ゆっくりと半身を向けるだけでナイフ を紙一重に避け) ケイニー->ああもう、気付くなよー ロア->……そう居ない筈なんだけどね。死徒以外で、瞬動を使える人って。 シオン->一本くらいサービスで刺さってくれてもいいのに ルーク->知ってても教えねーけどな ケイニー->ゲイン>……うむ、魔法だと感知される確率が高いか ロア->……(ふむ、と。顎に手を当てて、考え) ロア->人間に『瞬動』教える物好きなんて居たかなぁ…(ぶつぶつ) ルーク->カイン>あの噴水…まさかッ!?(すぐさま城内へ駆け込んだ) ネフライト->ブレイクー(ロアの上の天井を砕き、塊が重力にしたがってすばやく落ちる) ロア->(一歩、下がる。それだけでまた、ギリギリの位置で避け。塊を見送り…) ケイニー->ゲイン>ええいままならん! この外界との接触を絶つ結界さえ無ければ、まだ マシな手が打てるものを……! ロア->何なら、この城を吹っ飛ばせるような大魔術使ってみたらどうだい?(フフ、と笑み) ネフライト->結界ー……んー……壊せたらいいなぁ(願望/ぁ ケイニー->出来たらやってるけどね ロア->解ってると思うけど、今、この結界。城全域を覆ってるからね、幾らぶっ壊しても誰 も気付かないよ。 ネフライト->ってか結界ってどんなですかー(ぁ ロア->大きな建物の崩壊ってのは、一味違った美観があるからねぇ。先日のテメンニグルが 崩れた光景も、なかなかだった… シオン->(この中で一番魔術を使えるのは…ネフさんですね) ケイニー->ゲイン>ワシが気にかけておる。王にも負けず、この城を愛すワシがな ロア->愛国心ならぬ愛城心? ケイニー->カーレル>正直に言えば、これ以上城を壊されると雇う大工が足らなくて困る ロア->いやはや、ならは余計この城壊したくなるネ シオン->性格悪いですね ネフライト->なんか城壊すことに目的変わってる? ロア->勿論、王様たちの命は頂いて行こう。 ロア->国の命も貰っておけば、なかなか纏まりがあるだろう? ネフライト->えーどっちかにしようよー。あ、もちどっちも阻止……できたらいいなぁ(曖 昧に ルーク->やっぱり王の命を狙う辺り、只者じゃない奴がくるな ケイニー->ゲイン>戯言はそこまでにしておけ。大口を叩くほど失敗した後格好がつかんか らな ロア->ハッハ、そういうキミ達も只者じゃない。どうせほぼ全員、瞬動使えるんだろう? ルーク->いいなぁ、じゃなくてしなきゃならないんだよ!>ネフ ロア->それはその通り。確かに失敗する可能性も出てきた…人選ミスの言葉は撤回するよ。 ネフライト->いや、まずは願望からかと! ロア->(ぐん、と。拳を、後ろへ…ものをおもいっきり、殴り飛ばす姿勢で……) ケイニー->ここは漢らしく言い切らないと! ネフお姉さん! ネフライト->そっか!じゃあ阻止する!たぶん!きっと!もしかしたら! ロア->(@しゅぅぅぅぅぅ……。鎧の関節から漏れ出すは、水色の、火の粉。) ケイニー->言い切りきれてないよっ!? ルーク->…………(ネフを無言でスルーすることにした) ネフライト->だって自信ないから!(拳握る ロア->(そして、腕を、振り。ズッドォン!!!! 火力は蒼い球と同じだが、光が尾を引 く速度。先程よりさらに迅い、拳ほどの大きさがあるビームを、ゲインの頭目掛けて放 つ!!) ケイニー->ほら、ルークも冷たくなっちゃったじゃないか! ネフライト->だって、人間嘘はいけないよ、未来確定しちゃだめだよ ロア->(@そして放たれた場所には既に、彼の姿は無く。彼の姿は、ルークの、頭上。何時 の間にか鎧に包まれ、蒼い光に包まれた右足を、ルークの脳天目掛けて撃つ!!) シオン->危ない!! ケイニー->ゲイン>………キャンセ―――(己の全魔力をとして凝縮された魔力の球を放つ。 ……が、それはビームの前に敢え無く弾け。あろうことかそのビームに混ざり合い、凄ま じい光の奔流となって己に襲い掛かる) ルーク->…っ!?(避けられない… ルーク->こ、のっ!?(死ぬという恐怖を押しのけ、新しい盾を使って右足による攻撃を受 け流す) ケイニー->@―――その時だ、ルークの肩を蹴り飛ばして右足を避けさせ。光の奔流を両の 腕で受け止めた人の形をした何かが、飛び込んできた) ケイニー->@―――シュゥグルルルルルル……ッ!!(それから聞こえるのは、凡そ人の放 つとは思えない、獣の唸り声だった) ロア->(@光の効力は余韻を含めて、インパクトの瞬間までなのか。光の奔流も少しして掻 き消え、丁度、その両腕に乗っている形に…) ロア->…む? ロア->…人の頭を砕く感触では、ないね。 ルーク->なっ!?(蹴りにより吹っ飛ばされ、ドサッと地面に倒れる) ロア->ったく…(横目で鬱陶しげに、ルークを見つつ。その右足の鎧も、右手の鎧も掻き消 える) ケイニー->???>(有り余った光は、腕の一振りと共に又も天井を突き破ることとなる) ………久しぶり、か? 人が床下で眠っていたのを邪魔しやがって ルーク->…久しぶり?何のことだよ(スクッと立ち上がる) ネフライト->……誰? ロア->…久しぶり。それと、こっちの科白だよ。人の楽しみ奪いやがって、っていうか来る の迅過ぎ。(ひょい、と。皆に興味をなくしたかのように、脱力しつつ飛び降り。) シオン->誰でしょう> ロア->キミ達の知り合いじゃなくて、オレの知り合い。 ケイニー->@(人型………されど、その姿は人ではない毛に覆われてる。それは狼のような 毛だ、しかし真っ黒な。顔から生えたそれは背を通し軽く巻いた尾すら、漆黒。両手両足 の爪、そしてに鈍く光る牙だけが、白い) シオン->…敵がふえましたね ルーク->アンタの知り合いってことは敵と見ていいってことだよな ロア->(タン、と地面に降りて…) ケイニー->???>ここの王族以外は敵だ、下種が ケイニー->く、口悪…っ ロア->クハッ、言うねー!(ハッハ! と、すぐにおどけた様子に変わり、嗤う) ロア->って待て。此処の王族以外って何、寝床提供でもしてもらってたわけ?(くる、と振 り向き) ケイニー->???>お前も敵だと言ってるんだ、嗤うんじゃねぇ脳無し魔法使い ルーク->下種…(カチン…) ロア->黙っとけ寝惚け畜生。 ケイニー->???>……見ての通りだ、お前よりは仲良しだね ロア->……折角の暇潰しが……(がくぅ) ケイニー->カーレル>と、言われても私には覚えが無いんだが。ああ、父上はライカンスロ ープの保護に………そうか ネフライト->ライカンスロープ…… ルーク->ライカンスロープ… ロア->何時の時代も変わらないネ。まだ、ライカンスロープも差別の対象だったんだ。 ロア->一〇〇〇年前から進歩無し。嘆かわしい。 ケイニー->あの姿は、人狼……ってことは噛まれると同じ人狼になっちゃうって伝説のせい で一番虐げられてきたタイプの獣憑きだね ネフライト->そっかー……うん、狼かー ケイニー->???>(ワシワシと爪で毛皮を掻いて)人間なんて奴はこれから一億年経った ってかわらねぇよ、いつまで経っても手ごろな嫌われ者を作りたがる ロア->いやはや、そのなかの一つは辛いね、一位。(同じく、がりがりと頭を掻き) ネフライト->ああルーファ様狼ですふさふさですなんかときめくのはあれですかあれです よねあれ?あれってなんだろう?(祈るポーズ ロア->…なかには物好きも居るみたいだけど。いやはや。 ケイニー->???>ま、そんな嫌ってる人間はこっちも大嫌いだからな。お陰で遠慮なくぶ っ殺すのが爽快なわけだがよ(獣のように、否、獣そのものと同じく裂けた口が、八重歯 を交えてニヤリと上がる) シオン->…どちら様ですか? ロア->(問いに、肩を竦めるだけ。) ケイニー->???>オレ様はウルフ、元の名前は棄てた。手前らが呼ぶように呼ばれている ―――狼だ ロア->性根どころか、根本までねじれてるって点ければぴったりなのに。 ネフライト->いいね、ふさふさ、うん(変な人 ケイニー->ウルフ>さて、20年ぶりに起きたんだ。体操がてら闘るか………そこの捻じ曲 がってるとか抜かしやがる脳無しから ケイニー->ネフお姉さん、案外大物……? ロア->…んー。オレとキミが闘ったら、十二位に気付かれるよ。それでもいい? 腐れ狼。 ルーク->……ん、待てよ? 顔も尻尾も真っ黒な人狼…(何処かで聞いたことのある記憶を 漁っている) ネフライト->や、だっていいじゃんふさふさ!ときめくじゃんふさふさ!(ケイニーに向か って親指おったて ケイニー->ゲイン>………。(王に支えられて、辛うじて意識を保っている状態……。それ でも、震える手で狼の危険性を伝えようと指を交差させている。 ……残念ながらそのサインを理解できる知識をもってたのは、王だけだったが) ルーク->シルが言ってた人狼ってアンタか ケイニー->なんかぶった切られてもネフお姉さんならその台詞言いそうで怖いよ(汗 ネフライト->わーい、褒められた ケイニー->ウルフ>あん? だれだそりゃ、人間の名前なんて汚いから頭には入れてねぇよ (吐唾 ケイニー->うわ ロア->ほら、三百年前に入った女の子。(指立てて) ルーク->汚い…(更にカチン…) ケイニー->ウルフ>―――ああ、アレは美味かったな。人間にしてはよ。……そういや、そ いつに引っ付いてた男も居たっけか ロア->オレ、肉食じゃないから解らないけど。いいなー、見たかったなー。(うーん) ロア->で、思い出した? 十二位のこと。 ケイニー->ウルフ>……ち、思い出さなきゃ良かった(思い出したらしい) ロア->ハッハッハッハ。アレに気付かれたくないよ、オレ。 ネフライト->???何の話? ルーク->アレって何だよ シオン->何でしょう? ルーク->それに十二位…、何のことだかサッパリだ ケイニー->ウルフ>じゃぁ手前は帰れ、こいつらは俺が食い殺す。……俺の目に入った人間 は全て、直に息の根を止めてやる! 決して認めようとしなかった奴らを、俺は決して許 さねぇ……!! ロア->やめとけって。(はぁ、と溜息ついて…) ロア->…さっき気付いたんだけどね。十二位のお気に入りだ、コイツ等。 ロア->だいたい、オレの獲物だし。本気でドンパチやらかして、二人で十二位に殺される? ケイニー->ウルフ>(殺意……どころではない。怨念、執念、無念、……一体何千年分の恨 みが篭っているかも分からない瞳で一同を睨み頃さんとばかりに睨む。私怨ではないロア と違い、確実な私怨がそこで蠢いている) ケイニー->ウルフ>(そう、それは獣憑きを代表しているかのような目である。人々が、彼 らをどう見てきたのか。……それを鏡のように反射する眼だった) ルーク->(ウルフの視線にゾクッと寒気を覚える) シオン->っ…!(ぞくっ) ネフライト->なんか睨まれてる。……き、嫌われた!?どどどどどうしよう、どうすればい ですかルーファ様なんかすっげけ細かく教えてくださいえ、無理?(祈るポーズ ケイニー->ウルフ>……気付くのが遅ぇ、そんな奴らを襲ってんじゃねぇ ロア->ん、でもオレは、コイツ等殺すよ? ロア->オレの獲物だもの。 ケイニー->ウルフ>……ようし決めた、一緒に死のうや ロア->ハッハッハッハ。マジかよおい。 ロア->お互い譲れないのだね…!(うんうん、と頷き) ルーク->ヘッ、絶対に嫌だね(ベーと舌を出す)>ウルフ ケイニー->ウルフ>脇の下種なんてのは潰されようが千切れようが構わねぇが、真ん中の王 族だけは殺させねぇ ケイニー->ウルフ>……お前に言ってねぇよ、下種 ロア->クハッ、いいネー!(ハッハッハー!) ルーク->(カチン…)さっきから下種だの汚いだの… ケイニー->ウルフ>仇は仇で返す、恩は恩で返す ネフライト->えーと、ふさふさのかたも戦うの? ロア->闘うには、闘うことになるさね。オレと。 ロア->じゃあ、王族はまた今度にして、脇だけは貰ってくよ。 ロア->もしかしたら、十二位に言訳聞いてもらえるかもしんない。 ルーク->いい加減にしろーーーーー!!!(堪忍袋の緒が切れた!!/ズカズカと近寄り、 ウルフの顔に向けて一発殴った) ケイニー->ウルフ>……クッ、クク、ガァッハハハハッ!!!! 下種、お前らが俺をなん て呼んでたと思う? よぉぉくお爺ちゃんにでもきいてみなぁぁっ!!! ケイニー->(凄まじい、鬼のような嗤い声。全身の毛を逆立て、ルークに吐き捨てる) ロア->ん。(がし、と。ウルフを殴った、ルークの、手首を掴み…) ロア->…じゃあ、とりあえず、今日のところはコレで。(にこり、と、ルークに笑顔を向け た) ルーク->っ!? 放せ!一発殴らせろ!! シオン->…何する気ですか?>ロア ロア->(@腕に、力を込め…) ロア->こうする。(@…ブチィィィィッ!!!!! 厭な、音が、木霊し) ロア->(@ルークの右腕を、肩から、人形でも壊すかのように……引き、千切った……) ケイニー->ウルフ>………糞だとよ、化け物だとよ、病原体だとよっ!!!  手前が誰だ ろうと知ったことじゃねぇ!!! 俺は人間と言う下種は絶対に赦さねぇ!! ルーク->っ!? ウアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!? ネフライト->ちょっ……え? シオン->っ!?(顔をしかめ) ケイニー->(しかしウルフの目の前にルークは居らず、その慟哭は城に虚しく木霊するのみ) ロア->(返り血で、ばしゃばしゃと服が汚れ…その左腕には、未だ血を流す、ルークの右腕 が掴まれたまま…) ロア->不用意に、オレ達に近づくなんて。無用心すぎやしないか?(そのまま、喚くルーク の腹に、蹴りを入れて。皆の方へと押し戻す) ケイニー->この……、むざむざ殺されるか! ルークの腕を返せぇぇぇ!!(瞬動――明ら かに乱れた、それでも出力だけ上げた突撃でロアに体当たりをかましに行く) ロア->勉強代だよ。命に比べれば、安いもんだろう?(ふい、と。その眼を、ケイニーへと 向け…) ルーク->(蹴飛ばされながらも大きな悲鳴を上げ、千切られた右腕を押さえ地面に蹲ってい る) ロア->止まれよ。(@その眼は、人間じゃなかった。先程の感情豊かなものとは反対に…何 も写さず、何も感じず、ただただ。暇を持て余す、ガラス球のような眼球を、じろり、と。 ケイニーへと向けたのだ) ケイニー->カーレル>大丈夫かっ! ……愚問だな、動くなよ。痛むが辛抱してくれ……! (躊躇いなど無い、王は自分の着ていた白い上着を脱ぐとそれを破る。その切れ端を使っ て、ルークの肩口を縛る) ケイニー->こん、のぉぉぉ!! (……動けない、まるで足が張り付いたかのように地面へ と縫い付けられ。強制的に動きが止まった) ネフライト->……血、止めれば少しはマシ?(ルークにかけより詠唱) ロア->いい子だ…。(@ウルフとは違う。ただただ、ただただ。退屈を如何過ごすか。その 生活において、全てを肯定している、全ての感情――否、全てのモノすら遠い。まさに『魔』 眼。) シオン->…ヒールオブライト!(効果がないかもしれない、でもやらないよりは…) ケイニー->カーレル>血液と言うものは、流れ続ければ30分で死に到るのだ。ネフライト よ、できるなら血止めを頼む ロア->安心しろよ。まだ、殺さないから。(屈み込み、その『魔』眼で、ケイニーの眼を覗 き込む) ネフライト->ブラッド・キープ(傷口に薄い膜がはり、血を止める)……覚えたてだから、 効果は短いよ ケイニー->カーレル>(服が血で染まるのも厭わず、その傷口を服と共に両の腕で押さえて いる)………辛抱だ、腕の良い陣術医を、紹介してやるからな ロア->まだ、喰うには速い。よく覚えておくんだ、坊や。(動けないケイニーの頭を、血で 汚れていない右手で、ぽむりと…) ケイニー->何を、した。心が、重い……!(ガクリ、と片膝を付く。普段のケイニーからは 想像もできないほど、重々しく) ルーク->(血の流れは一度収まるが、大量の血が流れたため意識が混濁している) ロア->何もしていない。(『魔』眼はそのまま、撫で撫で、と。ケイニーの頭を撫でつつ) ケイニー->ああぁむかつくぅぅぅーーーー ロア->人は、人間は、異質を感じれば感じるほど、身を竦めるんだ。キミは、オレに異質を 感じただけ。 ロア->キミはキミ自身に縛られているんだよ。 ネフライト->大体、一回5分、かな……魔力がつきるまでやれば、どんくらいもつかな…… (詠唱) ロア->(ふい、と立ち上がり。眼を閉じると、深呼吸…) ロア->(眼を開けると、そこには。陽気さを残すあのロアの顔が戻っていて。ケイニーの枷 も、外れる)ハッハッハ、ゴメンねー、驚かしちゃって。 ロア->ま、勉強代だと思ってさ。諦めてよ。(ぽいっ、と。ウルフのほうへ、その、ルーク の片腕を投げた。処理しちゃって、という言葉と共に。) ルーク->(俺…死ぬ、のか…?/薄れゆく意識の中、ロアとウルフをジッと睨む) シオン->ヒール…ヒール…(回復術をかけ続け) ネフライト->ブラッド・キープ(もう一度かける)……ルークの腕返せ(ロア睨み ロア->自業自得だろ?(睨まれても、ふいっと肩竦めるだけ) ケイニー->ウルフ>(そう、そのルークの眼に映ったものは。最初から最後まで変らない慧 眼で睨み返す瞳、そしてどうやったのか一口で食われる己の腕だった)……ああ、不味い。 この不味さが堪らねぇ ロア->怨むンなら、近づかせた自分の叱責。近づいた自分の失態怨んでくれ。 ロア->…やっぱ男って不味いの、ウルフ? ケイニー->………ッハァ、ハァ! ルークゥゥ!!(一気に駆け寄っていく) ネフライト->…………るさい、それいじめっ子がいじめられたほうが悪いっていうのと同じ じゃない ロア->…例え方がよく解らないけど。近づいてきたのは、彼で。近づかせたのはキミ達だよ。 それだけはかわらない。(くるりと踵を返し) ルーク->(嫌だ…死にたくない!騎士に…やっと騎士に…なれた…のに…/そこで彼の意識 は途切れる) ケイニー->ウルフ>硬いし臭いし後味も悪くて最悪だ、……が、それが人間って味に相応し くて堪らねぇ ロア->うわあ、じゃあオレは絶対喰わないようにしとこ。ゲテモノ好きじゃないし。 ネフライト->うっさい、返せ! ケイニー->カーレル>怪我人を現世に呼び止めるのはその場の人間の声だ、呼び続けるん だ! ロア->(カッ、カッ。足音を大きく鳴らし、扉へと向かっていく。もう、ネフライトの言葉 も聴いていない――)――今日は帰るわ、オレ。 ケイニー->ルーク、意識飛ばさないでよっ!! 起きろよ、頼むからおきてよっ!! ルー ク!! シオン->ルークさん!しっかりしてください、ルークさん!! ロア->いい暇潰しになったし。今度は、キミたちがもうちょい成長したら、また味見に来る としよう。(カッ、カッ、カッ…) ネフライト->っ……(詠唱)ブラッド・キープ! ルークのアホ!ボケ!起きろ! ルーク->カイン>(只ならぬ胸騒ぎを覚える。しかし、城に入ろうにも結界によって内部へ 入ることは出来ず) ロア->ロア・フォン・ヘイムダル=カオス。死徒二十七祖のうちの一人。この名前、ちゃっ かりしっかり覚えといてね。(かるーく手を挙げ) ロア->(消えるでもなく飛び出すでもなく、悠々と、扉を開け…) ケイニー->ウルフ>人間も変らねぇが、お前も全っ全変らねぇな。……(他には眼もくれず、 王だけを一瞥し)………似過ぎだ、下種のクセに。(小さく呟き、ロアに続く) ロア->オレ? 変わったよ。前より慈悲深くなったろー。(扉を開けてから、やはりゆっく り歩き…) ケイニー->ボケって、それはちょっと酷いってばネフお姉さん。………起っきろぉぉーー ー!!!(ルークの顔をぺちぺち叩いてる) ロア->だいたい、キミのほうこそ……(そしてそのまま、やはり悠々と。ウルフと雑談のよ うなものを交わしながら、消えていく) ネフライト->じゃあ、えと馬鹿!タコ!水虫!(酷くなってる ケイニー->ウルフ>それは厭味ったらしくなったて言うんだ。……その辺も変わってねぇ (同じく闇に溶けていく) ルーク->…………(叩かれてもピクリとも動かず…。何も言葉を発することもない) ケイニー->み、水虫っ!? それは酷すぎるよネフお姉さん!! あんまりだ!!!(兎に 角バチバチベチンと叩いてる) ケイニー->カーレル>………君たちは、常に冗談を欠かさないのだな。感心したぞ (応急 処置をしながらも何故か感心している王様) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <感想> 4人も動かしたせいで会話に追いつけない私が居る……。(ウルフの台詞ずれ過ぎ) NPC扱うのってホント大変です、はい。 突然の戦闘ですが、お疲れ様でした。 次回は二日酔いからスタートでしょうか。(ぁ) ルークは、一つの試練といえるでしょう。 大怪我を原因で引退する騎士も居ます、引退しない騎士も居ます。 頑張れ、とだけ言っておきましょう。 そしてウルフですが、こいつはお助けキャラでは御座いませんのであしからず。 基本的に敵です。 カーレル絡みになると王族を護ろうとするだけで。 彼の基本理念は『目には目を、歯には歯を』です。 故に同胞の復讐に生きる。 ただ人狼と言うだけで見世物にされ、辱めにされ、後悔処刑され、その死体を笑い物にさ れ……。 人狼を認めない人間全て、人狼を認めない世間全て、それらに牙を剥く。 基本的に相手が良い人だろうが聖職者だろうが姿勢は変らないのであしからず。 では何故王族だけは護ろうとするのか? それは本人のみぞ知る。(50年以上ライカンスロープを助けようと政策改善を試みたガー シュウィンに関係あるようです) ………こいつは今後のお話にどう絡めようか一番悩んでます。(ぁ