ケイニー->@それでは一休みし、舞台は晩餐会も終わって夜も深けた城の待合室から…… ケイニー->@(城と言う建物は夜でも明るい珍しい建物である) ケイニー->@(通常人々は日が静めば眠りにつき、日が昇れば起きる。資源の足りないこの 時期ならばなおさらその理は通っている) ケイニー->@(しかし、城は最低限まで減らすものの明かりを絶やさない。それは王族の警 護のためであるし、文官の仕事量の多さであるし、何より明るく輝く城が人々を安心させ るためだ) ケイニー->@(晩餐会をこの時間ににまで行えるのも華やかな城ならではのことである。… …ゆえに貧富を問わず城に憧れを持つ物は多い) ケイニー->@(煌びやかなドレスと威風堂々たる王子に胸を躍らせる少女も居れば、力強く 輝かしくこの城を守り抜く騎士たちに瞳を輝かせる少年も多い) ケイニー->@(城とは、そのような場所である。しかし現実はまた違うのである……) ケイニー->兵士>……よし、越見の許可が出た。私が扉を開ききった入れ、くれぐれも粗相 の無いようにな フィア->………(ライザがニコニコしながら横にいるので不機嫌) シル->……(ぐー…←歩きながら寝てる。粗相有りまくり) ケイニー->今度こそ本当なんだろうね? (じわじわと開かれる重厚な装飾に彩られた扉を 眺めつつ) フィア->ライザ>しーくん(シルのこと)。寝るなよー ルーク->なんか緊張するな…(心臓がバクバク鳴っている) シル->……(ぐぅ……←こっくりこっくりしてる。起きる気配無し。) ケイニー->兵士>扉が開いてみれば分かる。……それと、我が国の規律の厳しさを忘れたの なら。今一度思い出しておきなさい ケイニー->兵士>その者(シル)そのまま連れて行けば打ち首は間違いないからな シル->……(ぴくっ、と耳が動いた。) ケイニー->兵士>下っ端の私からの、できる限りの忠告だ。(苦笑しつつ ルーク->は、はい!(ビシッと姿勢を整える) シル->……んー……。(ぼんやりと眼を開け。うぅむ、と伸びをしてる。ゴーイング) シル->(マイ・ウェイ。どこでも変わらず。) フィア->ライザ>ルーくん(ルーク)はもうちょいリラックスしろよ… ケイニー->ルークは問題無さそうだねw シルは問題起こさないでねw シル->問題は、こんな時間まで待たせたあっちにあります。(無遠慮千万) フィア->師匠もそのあだ名使うんじゃねぇど…(ぼそり ルーク->ルーくん… シル->(寝惚け眼を擦り、ふぁ〜…と、欠伸してる)ねむいよー…帰ったら寝る。真っ先に寝 る。絶対寝る。 ケイニー->@(ぎぃぃぃ………と、ようやく分厚い扉が全て開かれる。そこから続く赤い絨 毯は50m近く続いており、その先は扇形の階段になっている。) ルーク->(変なあだ名付けられて、ショックを受けている) シオン->可愛いあだ名ですね>ルーク ネフライト->ルーくん フィア->ライザ>(ニコニコ) シル->……(実に眠そう) ルーク->皆して言うな!<ルーくん ケイニー->そしてその頂上に王座があり、王座の背後には威風堂々と聖輪の国旗が掲げられ ている。人は……2人だけだ、王座が小さく見えるほど堂々と座っているカーレル王。そ してもう一人は目つきの厳しい老人である) ケイニー->兵士>冒険者以下7名、えつけぇぇぇぇんっ!!!!!(敬礼) ルーク->あ…(一つ咳払いをして、再び姿勢を整える) シル->…ん(猫背な挙句、まだ寝惚け眼が直ってない) ケイニー->カーレル>よし、通せ ネフライト->おっさーん起きないとやばいぞー(シルの背中ぽんぽん ケイニー->兵士>とうじょぉぉぉぉうっ!!!!!(敬礼下げ) シオン->(姿勢を正し前を見る)…… シル->(叩かれて、むくりととりあえず猫背だけは直る。欠伸を噛み殺しながら。) ケイニー->兵士さんはやっぱり気合入ってるねぇ(スタスタと自然体で王座に歩きつつ) フィア->(二人とも姿勢を正し、まっすぐ前に進む) ネフライト->(とりあえず後ろについてけば大丈夫ーなのりで進む) シル->(姿勢だけは但し、のっそのっそと進む) ケイニー->@(通常、越見を行う場合は最低20人の近衛騎士が絨毯の両脇に並び。上級騎 士が王の身辺警護を行うのだが、2人と言う人数はあまりにも少ない。しかし、王はそれ が当然と言うかのように王座を立つと下りる) ルーク->(姿勢を正したまま、前に進んでいく) ケイニー->カーレル>待たせて申し訳ない、ご婦人方が中々離してくれなかったのでね。そ の中で、よく来てくれた(同じ高さまで降りると、労うように力強い笑顔を浮かべる) シオン->(ご婦人方…?) ケイニー->我々には過ぎたお言葉、有り難く頂戴致します。お言葉に従い、出頭致しました (さっきまでの態度はなんのその。スンナリ腰を折って跪く) シル->(うむ? 私も跪いたほうがいいのかな…?) フィア->(二人ともならって跪く) シオン->(ケイニーと同じく跪き頭を下げ) ネフライト->(ケイニーすげぇ……/とりあえずケイニーのマネ) シル->(うぅむ…/とりあえずは、と。跪き。) ルーク->(ケイニーたちと同じように頭を下げ、跪いた) ケイニー->カーレル>うむ、会えて嬉しく思う。……だが、面を上げよ。この場では気を抜 いて話も出来ん、私の私室へと来てくれないか? (苦笑し) ケイニー->カーレル>知っていると思うが、この国の規律は厳しいのだ。つまり、この部屋 は長話などには向いていない……(ついて来いとばかりに絨毯を横切り、扉を潜って行く) シル->確かに。(一番この中でだらしない男が既に立ち上がって、スッタスッタと歩いてる) ルーク->あ…はい!(立ち上がり、カーレル王に着いていく) フィア->ライザ>(す、と立ち上がり、カーレル王の後をついて行く) ケイニー->老人>……王はお疲れなのだ、御心のままに致せ(王の後について扉を潜る……、 服装からして高位の文官らしいが…) ネフライト->え、あ、えと(立ち上がってぱたぱたついてく) フィア->あ、まって…(ライザを追いかけるように小走りでついて行く) ケイニー->なるほど、この部屋だと確かに堅くなっちゃうしかないよね。(スタスタと扉を 潜り……) ケイニー->@(ちなみに、私室とは寝室の意ではない。王が個人的に寛ぐ為に作られた…… いわば居間である) ルーク->(あまり騒動を起こさないでほしいんだけどなぁ…/歩きながらも、シルを不安そ うに見ている) シル->そりゃまあ、ご婦人方の相手に公務などなど。疲れますわ。たった一つの店経営だっ て疲れるんだし。(やっぱり欠伸しつつ、呟いてる) シオン->堅くならない人もいますけどね(シルを見) ネフライト->このだめ男がー(シルに向かって ケイニー->@(客間と違い豪華な装飾などはされておらず、いかにも武人らしく甲冑や剣な どが飾ってある。しかし本棚や長椅子や絨毯など……、先代から続いているのか静かな威 厳に満ちている) ケイニー->@(その中に、シックなデザインのテーブルの上に中くらいのテディベアなんて 置いてあるのだから。アンバランスに生活感がある) フィア->(きょろきょろと落ち着つけずに辺りを見回す) ネフライト->(テディベア見つめる人/何) ケイニー->カーレル>(疲れを一切見せずにスルリと椅子に腰掛け)……さて、君たちも遠 慮なく座ってくれ。ここではある程度の粗相は許される ルーク->(キョロキョロと落ち着かずに見回す人 その2) シル->じゃあ、遠慮なく。(元から遠慮してない人が、極々普通に、ソファの一つに腰掛け てる) ケイニー->カーレル>いやむしろ、堅くならないで欲しい。絶対にとは言わないが、君たち の本来の言葉で話を聞かせて欲しいからね シオン->では、失礼して…(落ち着いた感じで腰掛ける) シル->堅いのって疲れますよねー。私には到底出来ません。(肩竦め) ネフライト->……(はっとなってテディベアから視線をそらす変な人)あ、えーと、はい(腰 掛ける シル->やれって言われたって無理です。えぇ。絶対。 フィア->失礼す(し)ます…(ついなまりが出つつも座る) ケイニー->老人>……砕け過ぎれば、その身も砕かれることは忘れるでないぞ(割と、お目 付け役らしい) ルーク->あ、はい(腰掛ける) フィア->ライザ>失礼します(腰掛ける) ケイニー->カーレル>そう言うなゲイン、私にも偶には骨休みさせてくれ(苦笑しながら) ケイニー->ゲイン>……ハ、御意に ネフライト->(くま可愛いなー……/何) シル->(ぅぅ、ねむい。) ケイニー->カーレル>さて、先ずは何から話そうか……。ああ、そのテディベアは私の私物 だ、誰に貰ったわけでもなく(少し悪戯っぽく笑い) シル->ナイス・センス。(くぁっ) ネフライト->素敵な趣味ですよっ(ぐっと親指を立て/待て ケイニー->カーレル>ふ、ありがとう。実は中々気に入っているのだよ フィア->(…めんこいなぁ) シオン->そうなんですか。 ケイニー->カーレル>……君たちの名前は存じている。そうだな、では先ず彼を紹介しよう か ルーク->彼? シル->爺? ケイニー->老人>(呼ばれる前にスッと王の隣に移動している) ケイニー->カーレル>彼は枢機卿<カーディナル>・ゲイン、……言わば、私のアドバイザ ーだな シル->(……枢機卿……おおぅ、やヴぁい。おもいっきり、ジイさんって言っちゃったー…) ケイニー->ゲイン>お初にお目にかかります (静かに、礼をする。恭しいが感情は殆ど伺 えない老獪さが際立つ) ネフライト->はじめましてー(お辞儀) ルーク->こちらこそ(ゲインに釣られてお辞儀する) シオン->初めまして。よろしくお願い致します(お辞儀) シル->(会釈した。コイツには『礼』という文字は無いらしい) ケイニー->(コソッと皆に説明)……枢機卿ってのは、教会では教皇の次に偉い人だからね。 スッサマジク偉い人だと覚えといて フィア->初めますてー(ぺこり フィア->ライザ>こちらこそ…(礼 ケイニー->カーレル>私に対しては楽にしてくれていい、だが、彼に対してはその限りでは ないと言っておこう。(苦笑しつつ。やっぱり爺や的な人らしい ルーク->分かってる(ケイニーにボソッと返事する) ネフライト->(偉い人かー) シル->偉いだけにお堅い、と。(こういうタイプほど、孫とかには甘いんだよなー) フィア->(緊張するべよー…/ドキドキ) ケイニー->カーレル>彼には王位に就いて間もない私に、政治に関する助言をしてもらって いる シオン->了解しました ケイニー->カーレル>……さて、挨拶はこのくらいにしておこうか(眼を細くし、柔らかな 雰囲気が鋭くなる) シル->本題ですか…ね。 ケイニー->カーレル>ああ……。父上の仇、よくぞとってくれた。礼は知りうる限り言って も行っても足りぬほどだ、感謝している シル->フフ。世の中、ラヴ&ピースです。(フッ、なんて、やっぱり砕けて笑ってる) ケイニー->カーレル>先日リース嬢が来られたときは心底感服した。お陰で国の大きな問題 も一つ片付き、世界にとっても限りなく多くの幸福を護れた事だろう シル->コトの顛末などの詳細をご所望でしたら、ケイニー氏にお願いします。彼は、語り手 としても優秀ですので。 ネフライト->な、なんかおっさんが真面目だ(とんでもなく小声で ケイニー->はい、恥ずかしながらそう自負しておりますので、語らせて頂きたく存じます。 今日はそのために参上しました シル->(真面目だと悪いというのか……) ケイニー->カーレル>……聞かせてくれ(鬱陶しい挨拶は省略しちゃった人) ケイニー->ゲイン>………(ピクリ、と眉を動かした人) シル->(あのじいさん、からかったら面白いかもしれない…) シオン->(真面目なシルさんには違和感がありますね) ケイニー->では、長くならない程度に……。わたくしなりの真実をお教え致します(淡々と、 塔に侵入したときのことから語っていく) ネフライト->(ケイニーに任せてれば大丈夫かなーと思いテディベアを見つめてる/何) シル->(そういえば、グドーさん闘ったのは私だけだし。そこは私の口から言うべきなのか なー…) ケイニー->カーレル>……(ケイニーが語る最中、静かに、しかし頭に刻み込んで絶対に忘 れまいとする執念を浮かべて聴いている。途中気になるところは質問を踏まえ、聴いてい く) シル->(王様はコレぐらい真面目なのはいいけど、肩凝りそうだなー…などと、流石にこの 場で口を挟むほど野暮でもないので、考えてたりする。) ケイニー->(話はバーサーカーに出会ったときの事を語られるや、その後のエレベーターに ついてと移っていく。グラスランナーだけあってなのか、声は明々と響く。そしてシルが グドーと戦ったことに差し掛かり) ネフライト->(テディベアと見つめあってる/ぁ) シル->(ぅん?) ケイニー->バトンタッチ シル->苦手なのにひどいわ、ケイニーさん。(よよよ) ケイニー->それだけリラックスしてれば語れるよねー? シル->…グドーさんと戦ったとこだけ語ればよかとデスカ?(終われば返しちゃいますよー、 と。唸る。) ケイニー->カーレル>父上……(深く、呟く) ネフライト->(じーーーーーー/自分は関係ないですって感じでまだ見つめあってる) ケイニー->OKOK,オレはちょっと喉休めてるから ルーク->(………段々と空しさを感じていく) シル->ん。(頷き) シル->結果だけで言えば、取り逃がしました。殺せてません。(バトンタッチされた途端、 響く程度に声を大きくし、きぱっ、と言っちゃう) シオン->あ ケイニー->ゲイン>………(髭すらもピクリとも動かさず、静かに情報だけ聞き入れている かのように立っている) ネフライト->(じーーーーーーー) ルーク->(シル、後で覚えてろ!) ケイニー->ゲイン>………ほう、では我々を騙したと? シオン->(シルさんには物事をオブラートに包んで言うということが出来ないのでしょう か) シル->まだ終わってないから、聞けジジイ。(オブラートになんて、包まなーい。ゴーイン グ・マイ・ウェイ。) ケイニー->カーレル>ゲイン、態々罪に問うような口調は取るな。我々は仇も討たずに戦争 をしていたのだぞ ケイニー->ゲイン>惜しいことよ、王が居なければ迷わず処罰してくれたのだが。よかろう、 続けよ シル->皆さんは、白星です。間違いなく。ただそれでも、殺せない者は出てくるということ です。 ケイニー->(………シル、下手したら俺たちも連帯責任なんだけど……/内心冷や汗) ルーク->(いつもならここでシルを思いっきり殴っているところだが、王の前でそんなこと は出来ないので我慢している) シル->私が、取り逃がしてしまいまして。残念ながら、無力化は兎も角、殺せるだけの力が 有りませんでした。 シル->名を、グドーと言うのですが。ようは、ドローと思ってもらえれば。 ケイニー->カーレル>この国にはまだ危険の因子が残っているわけか……。すぐに動き出さ ぬだけ有り難いが(ふと考えを巡らし、日々数百と齎される情報と絡めていく) シル->いえ?(軽く笑み浮かべ) シル->彼には元々、害意はありません。 シル->拳を合わせた者の直感といいますか。危険因子となる可能性は、皆無かと。 ケイニー->カーレル>分かった、参考にしておこう ネフライト->(くまー……/のへへんとしてる馬鹿エルフ) ケイニー->カーレル>しかし……、何者なのだ奴らは? 私も情報には疎くないつもりだが、 全く突然に現れた。君たちは何か知らないか? シオン->(拳で語り合った男同士のシンパシーというやつでしょうか)<直感 シル->いえ、私達も全く。(きっぱー。) ケイニー->ええ、塔を見た限り、戦った限りで知り得たことは如何なる予想をしても打ち砕 くほど常識はずれ……と言うことくらいでしょうか ルーク->そうだな、俺もそれぐらいしか… ケイニー->カーレル>厄介だな、元が分からぬ以上民も私も爆弾を抱えて生きていくことに なる。(呻きつつ、呟くように) ルーク->(う、間違ったこと言ったかな…) ケイニー->ゲイン>その爆弾に火薬が有ろうと無かろうと、民からは安心が奪われますな。 今後は民を騙すことに尽力せねばなりますまい ネフライト->んー……つくられた存在ってことはやっぱつくった人いるってことだからな ぁ(すっげぇ小声でぶつぶつ ケイニー->カーレル>……作られた存在? (ちなみに国王は聴いて、喋るのがお仕事。耳 と声は良くなくちゃ勤まりません) ネフライト->ふえ?(ボケ全開なエルフ) シル->ふむ。ネフライトさんは、何かを知っていられるようで。 ケイニー->カーレル>知っていることがあれば、教えて欲しいのだが?(ボケを許さない王 様、民の命が掛かっているので必死です) シオン->ネフさん頑張ってください ネフライト->(どうしようくまについての呟きが聞かれた?助けてルーファ様。あ、でもあ れだ、今は別の話……あ、確かにあの人たちなんかすっげぇ昔に実験がどうのこうの/数秒) ルーク->俺達が戦ったのはホムンクルスっていう奴で… シル->(……ルーク……) ルーク->(本当のことを言おうにも…、どう言っていいのかわからなくなってきている) シル->ルークくんまで。隠し事は感心しませんが…王、少しお時間を頂いても? ネフライト->えーと……まあ、えと、あんまよくわかんないんですけど、すっごーく昔に実 験かなんかですごくなって、すっごい昔だから造った人いなくてー(話下手 ケイニー->カーレル>時間は気にしなくて良い、予定は全て断っておいたのでね シル->…いえ。見ての通り、二人は話すのが不得意です。よって、私が話を聞いて、纏めさ せていただく時間を頂いて宜しいでしょうか ルーク->この際仕方ないだろう(シルに小声で言う) ネフライト->えーと、あーと(てんぱってる馬鹿エルフ シル->(…次から次へと余計なことを……) ケイニー->カーレル>勿論だ、語ってもらっているのはこちらなのだからね シル->…では、失礼を。ルークくん、ネフライトさん。少し、こちらへ。(後ろへと下がる) ネフライト->え、あ、うん(立ち上がってシルのとこへ) ケイニー->ゲイン>……人が人を作る、か。面白いことを言う(髭を揺らし) ルーク->ん、わかった。少し席外す…いや、外します(立ち上がり、シルに着いていく) シオン->(…お仕置きでしょうか) シル->(とんとん、と。扉側まで下がり…立ち止まる) シオン->(ソファーに腰掛けつつお茶を飲んでいたり) シル->(丁度、声が届くには届くが。気流の関係で、何を喋っているのか解らぬ位置に立っ ている) ネフライト->えーと…… シル->……ふむ。 シル->キサマラ、アトデ、コロス。 ネフライト->や、だって、くまが、くまが(ぁ シル->ヤカマシイ。 ルーク->俺だって、言いたかなかったんだよ! シル->ダマレ。 シル->言いたくないなら、王の前で、この際などとほざくな盆暗め。(←小声) ネフライト->ぐまー……(ぁぁ ルーク->…………(黙り込んでしまった) ケイニー->くまぁー、可愛いよねあれ……(こいつも気に入ってるし) シル->(懐から、手帳と万年筆を取り出し。一枚に、何か書いてる) シル->(がりがりがりがりがりがりがりがり……) ネフライト->な、なに? シオン->(皆が戻るまで、王と世間場話を─) シル->……メモ。聴いたことをメモしてる(振り。) シル->(すぐに、万年筆を戻し)さて。それじゃあ、わかりましたので、王に報告するとしま しょう。 シル->(くるっと、向き直り。スタスタと戻り始める) ルーク->わ、わかった…(まるで親に叱られた子供のような顔をして戻ってくる) ネフライト->あ、えと、うん(戻って座り、またテディベアを見つめる/ぁぁ) シオン->お帰りなさいませ(微笑) ケイニー->カーレル>……話は纏まったかな? ルーク->(俺、どうしたらいいんだろう…/困惑している) シル->えぇ。申し訳有りません、この馬鹿者二人。どうも、一味の一人と接触をしていたよ うで…その時に話を聞いた際、言わない約束とやらを馬鹿正直に守っていたようです。 ケイニー->ルーク、元気出して。騎士なら失敗を犯しても堂々としているもんだよ?(肩を 叩きつつ) シル->如何なる方法で接触をしたか、ということだけは。どうも、呪いのようなものが関係 し二人の命に関わるらしく聴けませんが。話の内容ならば、聴けました。 シオン->(流石シルさん。はったりや誤魔化しがお上手ですね) ケイニー->カーレル>そうか……、私は危うく命を奪うところで有ったのか。それはすまな いことをしたな、察せず、悪かった(ルークとネフに頭を下げる王様) シオン->(ああ、信じちゃってます) ネフライト->(え、あの、あたしどうすればいいのですか/がくがく) ケイニー->カーレル>君は喋っても問題ないのだな? ルーク->え?(一瞬疑問符を浮かべたが、即座に表情を戻し)い、いや…気にしないで シル->はい。私は、なんら問題ありません。 ケイニー->カーレル>では、纏めを聞かせて欲しい(流石に真剣である) シル->はい。(頷き)まず彼等は、人間というモノとは大きくかけはなれた力を手にしていま すが、根本的なモノは人間だということです。 シル->幾年前かの情報は与えられてはいませんが。彼らは、人であり人ならざるもの。人に より生み出された命。そう言っていたとのことで。 シル->生み出されたのは、それなりに前、ということです。製造地、製造年月などは不明。 シル->製造法も明らかにされていませんでした。(淡々と…) ケイニー->カーレル>………うむ(端から端まで、恐らく一言一句違わず言葉を記憶してい る。その内容を吟味するように小さく頷く) ケイニー->カーレル>即急、とは言えないが。対応は考えねばなるまい……貴重な情報感謝 する シル->お役に立てて、光栄です。…っと。失礼。あともう一つだけ… ケイニー->カーレル>聞かせてくれ シル->何処か、というのは誤魔化されたようですが。製造に関する施設は、未だ世に残って いるとのコト。 シル->されば、彼等に関しての情報が残っている可能性もある、ということです。 ケイニー->カーレル>なるほど、考慮して動くとしよう。重ね重ね情報感謝する シル->お役に立てて何よりです。 シル->(…フ…。/手帳を閉じ…) ケイニー->カーレル>これで今後の動きにも方向性が絞れると言うものだな…… シル->(すみませんね。彼等に関する借りもありますし、せいぜい迷走してくださいな。/手 帳を懐へとしまい) シル->しかし。ルークくんも、ネフライトさんも。 シル->時には、情報を有効活用するということを頭に入れておいてくださいね。 ネフライト->(くまー……/ぁ) ルーク->あ、ああ…気をつける ネフライト->え、あ?え、えと(なんかよくわかんないけど)はい シル->まあ、私は、グドーさん逃がしちゃった点数を取り戻すのに役立ったんで、いいんで すけどね。(ハハ) ケイニー->それでは、最後まで語りますね……。(シルヴェストルとの戦いまで語り終え、 ムーちゃんのことは会えて語らずに言い終える) ルーク->(この時ばかりは、シルに感謝していたり/しかし態度で表すこともなく、心の中 に留めておくことにした/ぁぁ) ネフライト->(ぐまー……/ぁぁ) ケイニー->カーレル>………そして、無事に王位を継ぐことが出来た訳か。この私が立つ地 位も最初から一人のものではないな……(感慨深げにそう言い)……ありがとう、時間を とらせてすまなかったな シル->互いに有意義な時間でしたので、問題ないですよ。(また砕けに戻ってる) シル->あ。さしでがましいですけど、褒美とやら、今、一つ所望していいですかね? 他の 人に言うと、王まで通りそうにないので。 ケイニー->ええ、この国を思えば我々の寝不足など取るに足らないリスクでしょうしね ルーク->いや、俺達のような者が城に呼ばれただけでも光栄に思います。 ケイニー->カーレル>感謝してもし切れぬ……とは先ほど言ったな。良かろう、国の機密で も無い限りは与えるぞ シル->はい。では、言わせて頂きますと……情報を。一つの情報を、これから提供していた だきたい。 ケイニー->カーレル>私に知り得ることならば シル->…黒い、人狼(ワーウルフ)の情報を。眼窩も、瞳も、牙も、口腔内も、爪も、体毛も、 全て。全てが黒い、【人狼】の情報をお願いしたい。 シル->今、なければ。いつか入ったときにでも。 ネフライト->(……人狼?) ケイニー->カーレル>個人の特定か……、今のところそのような情報は入っていない。だが しかし、そのように目立つ容貌ならば高い確率で探せるはずだ。ふれを出しておこう ルーク->(……人狼って何だ?) シル->ありがとうございます。何しろ、何処の情報屋もこれには首を横にしか振りませんか らね。ふれを出してもらえるのならば、より、幅が広がる。 ケイニー->カーレル>他の者は何かあるか? 望みと有れば3級国宝までなら考えるが シル->(……すげぇ……) ケイニー->ゲイン>……王、それは気前が良過ぎるというものですぞ。眼に見えて財力を減 らされるおつもりか シル->(で、ジジイはケチくさい) ケイニー->カーレル>父上の命は、安くなかろう。無論金に代えられるものではないが、そ れくらいの誠意は当然だ シル->(うむうむ。イヤ全く、素晴らしい。←感動) ケイニー->ゲイン>誰よりも国を憂いていらした王の命で、国が傾く。面白いお言葉だ ルーク->(俺、先代の王の仇を討つことしか考えてなかったな…) ネフライト->えと、じゃあ、その……本、ください、とか、ありかなぁとか。あ、もちろん だめならいいです、け、ど……(語尾がだんだん小さくなってく シル->財政が全てという爺様のお言葉も、まったくもって素晴らしい。 ケイニー->……あー、特に欲しいものはありませんから。私は金一封でも貰えれば十分で御 座います ルーク->俺も、あまり欲しい物は…。先代の王の仇を討つことで精一杯だったから ネフライト->ライカンスロープに関する、できるだけ詳しいの、とか……だめなら、別でい いですし、その(わたわた ケイニー->カーレル>では、ネフライト……だったな? 君には城の図書室の書物を無期限 で貸し出そう。 ケイニーには望み通りの金額を届けさせる。……それでよいかな? ネフライト->あ、ありがとうございます!(礼 ケイニー->カーレル>ルーク、君は受け取り拒否は残念ながら許されん。己の名誉を受け取 らぬことは、之即ち騎士道に反する。……君は正式な騎士への昇格を命ずる シル->ルーク、大昇格? ルーク->え………エエエッ!?(唐突なことに驚きを隠せない) ネフライト->おお、おめでとう シル->実力では申し分無しですよねぇ ケイニー->少昇格くらいじゃない? ルークもアレだけ鍛えたんだから、遅かれ早かれの違 いだし シル->早いから、その鈍さが仇にならないか、おにーさんは心配です。 ルーク->お、俺が騎士に…?(ボーゼンとしている) ネフライト->頑張れルーク(ぐっ シル->ええいシャキっとしろ。(ばしん、とルークの頭はたき) ケイニー->カーレル>そして、ポウル・ロウ西部地帯。カルガリアの町とその州域一帯の領 地を授ける………つもりだが、それはもう少し後にしておくか(ルークの顔を見て苦笑し) ケイニー->おおぅ、超大昇格っ!? ネフライト->ルークすげぇ シル->まだまだ先の、超大昇格… ケイニー->……の予定か(笑) シル->…えぇ、ま・だ・ま・だ・先・で・す・ね。 ルーク->(叩かれてハッとなり)あ…ありがとう、ございます! ケイニー->カーレル>ハハハハ、これより騎士として存分に経験を積むが良い。期待してい るぞ、ルークよ シル->しっかり積めるのはいつになることやら… ルーク->はい!(嬉しさのあまり涙を浮かべそうになる) ケイニー->ゲイン>……王、お話も纏まりましたことですし。そろそろお休みになられて は? 10日はロクに寝ておりますまい(そして必ず横槍を入れるこの爺) ネフライト->わーわーすごーい(ぱちぱち シル->……(ふぅ、と溜息ついて。また、ばっしーん! と、ルークの頭を叩く) ルーク->(しかし、それを腕で拭い、グッと堪えている) ケイニー->ふっふふー、帰ったらお祝いの宴会だねw シル->酒、いいのだしますよー ケイニー->ああ、王様。我々には気になさらず、お休みになって下さい ケイニー->こうして、予定も出来ましたし(微笑を浮かべ) シル->その爺を門番にしとけば、ぐっすり眠れそうな気がしますね ネフライト->よし、じゃあルークお祝いにくまのぬいぐるみ買ってやろう(待て シル->(また軽く欠伸しながら。窓に顔向け…/まだまだ夜は深いなァ…) ケイニー->カーレル>そのようだな。(誰に対して言ったのか、笑みを含みつつ答え) で は、これにて解散としよう。今宵はご苦労だった シル->えぇ。それでは、失礼させていただきます。 ルーク->くまのぬいぐるみは勘弁な。絶対茶化す人がいるし(汗) ネフライト->はいー有り難うございましたー失礼しますです ネフライト->えーいいじゃんくま、可愛いじゃんくま(ほんとはこいつが欲しいだけかもし れない/ぁ) シル->(←茶化す人) ケイニー->カーレル>そのテディベアを売っていたのは、3番街にある『シーバード』と言 う店だ。お勧めしておくぞ(笑いながら見送り) ルーク->それでは、俺はこれで失礼します。 シル->さ、流石だ… ネフライト->おお、情報有り難うございますー。……買おう(心に決めた/ぁ ケイニー->失礼しましたー(職員室を出るような感じで礼をして、扉を潜っていく……) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <感想> 重い空気ですみません、静かなシリアスに飢えてたんです。(ぁ そんな中でクマは輝いていた。 いとしのマリアンヌに乞うご期待! ルークが領地を持てるようになるのは何時だろうかと、私も楽しみにしております。(ぉ ちなみに王がたった2人で待っていたのはあまり威圧感を与えないため、それとそこまで 人員が残っていない為です。 戦える人間は殆ど駆り出されてるのが現在のポウルロウなのです。 その中でカーレル王は戦場に赴いて指示を与え、街に戻っては復興の陣頭指揮を行い、城 に戻っては政務を行いつつ社交を重ねている状態です。 実は、カーレル王共々、このままではポウルロウが倒れかねない状態だったりするのです ね。 そこであの爺さんは結構役に立っているのです。身代わりとして。 これ以上問題が起これば危うい状態ですがはてさて……?