シルヴェストリ->……(屋上の縁に立ち…掌を翻すと。バイヨネットが、再び砕けて一つの 形に戻っていく…やはり、有りすぎるのも邪魔らしい) ケイニー->………あれ、クラロどーしたの? ルーク->………(屋上の縁の下を見つめ、生唾を飲み込む) シルヴェストリ->カース->いっちに、さーんし…っと…(今更、という感じだが。準備運動 してる) ケイニー->クラロ>いえ(心なしか左手が震えて表情が硬く青ざめてすらいる) シルヴェストリ->@(其処は、一体、地上何メートルなのか…) フィア->はわー。生きて帰れっぺか(右腕の包帯を巻き直している) ケイニー->リース>………彼女は、根っからの高所恐怖症ですから。この状況はあまりにも 酷ですね(隠すのは不易と判断したようだ) ケイニー->クラロ>(俯く) シルヴェストリ->@空気の心配こそないものの。見えるのは、起伏に飛んだ壁面と、広がる 紫色の空のみである…簡単に言えば、地面というものが毛ほども見えない) シオン->(下を覗いている)いい景色ですね シルヴェストリ->カース->んじゃ、クラロちゃんは着地だけに集中してなよ。護りは、皆が なんとかしてくれるっしょ シオン->護りは男性陣にお任せしましょう ケイニー->クラロ>もうしわけ、ありません……(精神を保つだけで精一杯のようだ) シルヴェストリ->……(再び、一つの形に収まったソレは。先程の、黒い剣とは違う……細 い持ち柄に、細いガード。細い刀身は、炎のような揺らめきを顕し。その色は、全て紅蓮 に塗り潰されている…) ケイニー->んー……、じゃあさ。武器は使わないよね? 貸してもらえると有り難いんだけ ど(粉々といっていいほどに折れた槍の柄を見せ) シオン->街に戻ったら買い換えないといけませんね(槍の柄を見て) シルヴェストリ->……(おおよそ、使い手本人と同じぐらいのその剣の名は、フランベルジ ェ。長さといい形といい、まさに炎を表したソレはそう呼ばれている…) シルヴェストリ->(それを眺めながら…)……(しっかり柄を握り締め。感触を確かめている …) ケイニー->クラロ>了解しました。有事は鞘があれば事足ります、抜き身で申し訳ないです が……(力こそ弱いが国宝級の聖剣をケイニーに渡す。聖なる破魔の力、ルーファの加護 が宿るとされる剣だ) フィア->(壁使って減速するなり何なりしねぇと死ぬべなー。どうやって減速すっぺ/ぶつ ぶつ) シルヴェストリ->カース->あ、そうそう。ボク、まだちょっと此処の塔に用があるから。先 に行っててよ。(手をひらひらとさせながら) ケイニー->買い替えかぁ。ホウガ以上の鍛冶屋なんてそうそう居ないしなぁ……ん、ありが とう(頭を除いた慎重ほども有るそれを受け取り ルーク->俺の盾も使い物にならないしな(真っ二つに割れた盾を見る) ルーク->帰ったらホウガに作ってもらうしかないか シルヴェストリ->(目線を動かし…カースへとやると…)…またあとでな シルヴェストリ->カース->ん。またあとで、さ…下で会えること祈ってるよ〜♪(ケラケラ 笑いながら、自分は自分で杖を取り出し) シルヴェストリ->カース->それじゃ、皆。良き空の旅を♪(言うだけ言うと、ひょい、と階 段でも下りるような動作で。縁から飛び出した) ルーク->またな、塔の下で待ってるぜ シルヴェストリ->カース->(@下へと、カースの姿が落ち。すぐに皆の目から、確認できな くなる) ケイニー->生きて会えるよう頑張るよ、またねー フィア->おわ、もう見えねぇだよ… シルヴェストリ->……(フランベルジェで、軽く肩叩きながら…)…行くなら、行くぞ。(面白 くなさそうに、下を見ながら)…結局、私はお守り役か ルーク->俺たちも行くか!(覚悟を決めたようだ) ケイニー->ま、精々頑張ってね、お守り役(何度か剣を試しにブンブンと振りまわし、明ら かに体重と釣り合いが取れてないことが露見する。が、気にせず縁まで走る) ケイニー->やっっほ〜〜〜〜〜ぃ♪(恐らく、一番軽々しくこの塔から飛び降りたに違いな い) フィア->お、オレ様だって!(ぴょんっと飛び降りた!) ルーク->(塔の縁の上に両足を乗せる) ケイニー->リース>クラロ、今度が私が護衛しますね(かすかに笑みすら浮かべ、クラロの 手を引いていく) シルヴェストリ->(軽く、肩を竦め。階段を飛ばすような動きで、ひょいっ、と飛び降りた) ケイニー->クラロ>埋め合わせは今後の働きで…(縁に立ち) シルヴェストリ->@(落ちれば、一瞬の浮遊感――) ルーク->俺も!(ぴょいと飛び降りた) ケイニー->リース>働きですか? では、それは間に合ってますよ(クラロを力強く促すよ うにして、軽く飛び降りる) シオン->行きます(ふわりと宙に舞う) シルヴェストリ->@(――そして、その後は。身体中から、汗が吹き出るような。空気を圧 すような、降下感――) シルヴェストリ->@(そしてそれは、次第に強く――つよく――速く、はやく――!) ケイニー->クラロ>っ―――(礼を言いたいが喉がつまり、胃が逆流し、眩暈がするほどの 恐怖が込み上げる。だが、騎士の誇りだけは守らなければと鞘を握り締め――) シルヴェストリ->@(次第には、降下している実感すら遠のくような速度へ――!) シルヴェストリ->――(コートが音を上げてはためき、髪が上へと流れていき。さらにさら に、加速をしていこうとしたところで…ガン! と、足を壁へと打ちつけ) シルヴェストリ->(向きを変えると。さも当然のように、軽快な音を立てて。壁を走り始め た――空気が、さらに鋭く割れていく) ケイニー->DIVE〜〜!! YAAAAAHAAAAAA!!! HEY♪(両手両足を大げさに抱 擁する前のように開き、元々軽い体に満面無く風を受止めて落下速度を調整する。めっち ゃ楽しんでる) フィア->おわっ!腰布邪魔!(腰布が身体にまとわりついて白い塊に見える/ぇ) シルヴェストリ->(剣を肩へと担ぎながら。邪魔な髪を一括りにし…) ケイニー->クラロ>(ガリ、ガ、ガッガガガガガガガ……!! スキーでボーゲンをしつつ ステッキでブレーキまでかけるかのように、壁に鞘を突きたてて必死) シルヴェストリ->…(溜息と共に、後ろを見もせずに一閃。フィアの腰布を、邪魔にならぬ 程度まで一度にぶった斬る) ルーク->(シルヴェストリがやったことを真似してやってみようとする…) シルヴェストリ->(タタタタタタタタタタタタタタタタン!!! 流石に、足音は消せない のか。足が壁に当たるたびに、音が響くが…) ルーク->っ!?(が、当然出来るはずがない。減速はしたが体制を崩してしまった) フィア->ああっ!斬られたっ!(やっと体が見えるようになった!) シルヴェストリ->……身体自体は斬っていない。(どんどん、加速していくため。声まで、 風に千切られていく…) シオン->ライズウィンド!(魔力の風が身を包み、落下速度にブレーキをかける) シルヴェストリ->……先に行って、露払いをしておこう。(ぼそり、と呟く…) ルーク->ライズウィンド!(魔力の風で減速と同時に体制を取り戻す) シルヴェストリ->@(まるで、壁面が動いているのかと錯覚するぐらいの速度で降下を続け ながら――しかし、この塔で、自由な旅というのは難しい――) ケイニー->あ〜〜〜っはっはっはっは♪♪ オレは今鳥になるぅぅ〜〜〜♪♪(めちゃ上機 嫌に空を泳いでる) ケイニー->リース>………無駄な才能ですね(ローブをパラシュート代わりにしつつ) シルヴェストリ->(ドンッッッッッ!!!!! と、響く音を立てた瞬間。シルヴェストリ の姿が、あっというまに豆粒程度にまで遠くなった――) フィア->お、オレ様も…ライズウインドッ!(風でやや減速する) ルーク->早っ!? シルヴェストリ->@(それと、同時に。いや、もしかしたら思い切り衝撃を与えたせいで、 何かが割れたのかもしれない音が、響いた――ガシャアン!! と) シルヴェストリ->@(丁度、皆が落ちていく殿の、さらに向こうで…) ケイニー->ウルトラC〜〜ってか♪(空中で無駄に回転してる、前転してる、側転してる。 くるくるくるくる……) シオン->そんな事をしていると、地上に辿り着く前に目を回しますよ>ケイニー ケイニー->伊達にきりもみ回転に慣れてないよ……(どう言うバランス感覚をしてるのか回 転をピタリと止め、寂しそうに笑った/ぁ) シルヴェストリ->@(…ズッ… そんな、何かが何かに減り込むような音と共に、それは、 皆の後ろに出てきた。黒い影と、敵意が迸る紅い光をその眼窩に宿し…) シルヴェストリ->@それは、鎧だった。黒い鎧だった。細い鎧だった、そう、如何にかして 着ても脱ぐのに手間取るような…細く、しかし鍛え上げた人間のための鎧…) ルーク->ん?何か聞こえなかったか? ケイニー->ん、何か黒いのがやってくるね シルヴェストリ->@そして、その鎧は。生きていた…所々、攻撃的な装飾が見られるが。血 管のように張り巡らされた紋章は、どくんどくんと動いているし、頭頂部の鎧には大きな 口がくっ付いていた) フィア->(くるっと仰向けに)なんだべありゃ!? ケイニー->リビングアーマー、ってやつかな(記憶を掘り起こし) ルーク->(仰向けになる) ルーク->っ!? シルヴェストリ->@その、大きな口がくっ付いている兜には。子供が落書きしたような滅茶 苦茶な目までくっ付いているが。その目も、赤い光を放ってたまに瞬きしている) ルーク->こんな時に悪魔の襲来か シルヴェストリ->悪魔・レベル10->(ジャキン、という音と共に、何も無い空間から取り 出したるは。これまた黒い、突撃槍…)……。 ケイニー->こんな時だからこそ狙い目なんでしょ。こんな時でもなきゃ勝てないもん フィア->うはー!格闘家にとって鎧はきっついべー!(何 ルーク->(腰に挿してある剣を抜こうとする。だが、落下速度と重力とで上手く抜くことが 出来ない) シルヴェストリ->悪魔->(頭から真っ直ぐ、皆へ向かってくる鎧は。その、大きな口開き…) スィィィィィッッッッッッハアァァァアアaaaaaaAAAAAAAa!!!!!(空気 を貫くような奇声を、行き成り上げた) シルヴェストリ->悪魔->(ドンッ、という鈍い音。炸裂する塔の壁面……鎧が、加速して。 皆へ向かって体当たり染みた突撃で、突っ込んでくる!!) ケイニー->鎧ってのは大抵継ぎ目が有るもんだよ、そこを蹴っ飛ばしてやればダメージくら い入るさ。(奇声に呼応するように、片手に持っていた聖剣――クレイモアーを壁に突き立 てる) ケイニー->(ギギギギ……! 鞘とは違い、剣は紙の様に塔の壁を切り裂く。だがしかし十 分ブレーキにはなるので………突撃に、突撃する様子となる)あらよっと シルヴェストリ->悪魔->(ドンッ、という音と共に。その突撃をかわすように。行き成り、 動きが変化…留まったケイニーの頭上を、飛び越えた) シオン->(上昇風を解除。重力に引かれ加速する)溶解力付与……(更に回転も加え、きり もみ状態で鎧に突っ込む) ケイニー->あれぇー………(汗 シルヴェストリ->悪魔->(そして、手を伸ばすと。がしぃ、と指先全てが尖った指で、ケイ ニーの頭を両手で引っ掴み――) ルーク->よし!(何とか剣を抜くことができた) シルヴェストリ->悪魔->(――その、ケイニーの頭で身体を支え。両足で、突っ込んできた シオンに、凄まじい衝撃と共に着地≠オた) シルヴェストリ->悪魔->(鎧自体にも、凄まじい衝撃は加わっているのだろう。兜がグラグ ラとゆらぐが、手の動きはまるで別…そのまま手に力を込め、ケイニーを投げ飛ばそうと …!!) シオン->っ!?(咄嗟にナイフを足裏に付き立て、直撃を避ける)しゅうぅぅぅ〜… フィア->(重力に身を任せ、身体を捻り兜めがけて蹴りを放つ!) ルーク->(上昇風を解除。それとほぼ同時に剣を壁に突き刺しブレーキをかける) ケイニー->(投げ飛ばそうにも踏ん張れる地面が無く、体重比は火を見るより明らか。剣を 振るうにもシオンがいる) ケイニー->……しゃーないなぁ(せめてもと、クルリと体を曲げて空中でしか出来ないよう な回転で投げ飛ばされる勢いを殺す) シルヴェストリ->悪魔->(ガン! と鈍い音と共に、蹴りが兜にぶち当たり。さらにグラグ ラとゆれ、シオンを突き飛ばすことも出来ず、ケイニーに追撃を仕掛けることも出来ず。 動作が、目に見えて留まる) ルーク->(ギギギギッ…と音を立てながら徐々に速度を下げていく) シルヴェストリ->悪魔->(そのまま。狙ったわけでは無いだろうが、速度が落ちた、ルーク へと体当たり!!) シオン->しゅぅぅぅぅ〜(溶解付与の効果でナイフを付き立てた箇所が溶け、煙をあげてい る) フィア->あ、やべっ…! ルーク->っ!?(速度がある程度下がったところで攻撃を仕掛けるはずだったが、咄嗟に壁 ジャンプをして何とかその場を凌ぐ) シルヴェストリ->悪魔->(体当たりがあれば、さらに振動で動きは止まったのだろうが…漸 く兜の揺れが収まり。煙を上げている己の右足を見るや否や、離せとばかりに左足をシオ ンへと放つ!) シルヴェストリ->悪魔->(ソレと同時に、身体を捻ると。鎧がぐにゃりと、ゴムのように曲 がり。動きを阻害しないどころか、助けるような動きで蠢き。体勢を立て直す) ケイニー->うっわー、気持ちワルッ(体を折りたたんで加速し、皆の先に出る) ルーク->くっ!?(背後に回ったところで攻撃を仕掛けるつもりだったらしい) シルヴェストリ->@(戦いながら、という状況は。皆に、それなりの時間把握能力を失わせ るのだろうか――遥か遠く。まだ、色さえ識別できないが。地面が、見えてきた――) フィア->(壁に突き立てるようなものもないので、そのまま下降する) シオン->(蹴られる前にナイフから手を離し、距離を取る) シルヴェストリ->悪魔->(グルングルン、と周囲を見張るように回転している……) シルヴェストリ->悪魔->(…その、紅光を放つその目は。地面を見据え…しかし、動じるこ とも無く。再び皆へと、視線を戻してから…) シルヴェストリ->悪魔->(ス、と。掌を、皆へと向け…打撃を受けようが、衝撃を受けよう が開かなかった口を開く) ルーク->………? シルヴェストリ->悪魔->(低い、低い声で――)『禍つ式――』(――風に、千切られるような、 そんな呟きで) ケイニー->ビームか、ビーームがくるのかっ!?(ぉぃ シルヴェストリ->悪魔->(ヴンッ! と、音を立て。山吹色の光が、差し出された右掌に収 束され始める…)『――第、七階位――』(…はっきり行って、不味い威力の魔力が収縮され はじめ…) フィア->やっべーぞ!これは確実に! ケイニー->遊んでないでいくか、撃らせちゃヤバいね……(剣を大上段に構えたかと思うと。 そのまま縦に回転して鎧へと切り込んでいく) ケイニー->くら、え!(グァン、ブアンッ!! 空中、しかも剣の重さと長さが有るからこ そ出来る芸当である。その勢いは何処か回転する手裏剣に似ている) シルヴェストリ->悪魔->『――呈珀の櫻乱(ナハト・テイラー)』(ヴンッッッッ!!! 音を 上げ、右腕が山吹色に染まった――) シルヴェストリ->悪魔->(次の瞬間――壁が、高熱により蒸発するほどの威力を秘めた拳が、 一秒間に、当たる当たらないに関わらず。十六発…手裏剣のように飛んできたケイニーへ と放つ!!) シルヴェストリ->悪魔->(攻撃が最大の防御とばかりに、洒落になっていない威力の拳が、 一秒間に十六発という速度で。兎に角、撃つ、撃つ、撃つ。撃って撃って撃ち捲くる!!) ルーク->いっ、けー!(割れた盾の片っ方を鎧の悪魔へ向けて投げる!) ケイニー->む――(外れ7割、掠り1割、直撃2割――瞬時にその事実を受止めると、そ の大半を空中でも色褪せない身のこなしで交わし、残る僅かな拳を剣で受ける) シルヴェストリ->悪魔->(ボシュッ!!! という音と共に。山吹色の光を帯びている拳に、 盾が当たった瞬間。盾が、煙を上げて蒸発した) ケイニー->(事実避けたのは10発程度、2発掠りその胸と膝は赤茶けて煙を上げる。そし て唯一受止めた一発、その有り余る力を反動に自ら弾かれ、距離を取る) ルーク->いっ!? ケイニー->(明らかにバランスを崩した弾かれ方だが、すぐに2,3回転してバランスを調 整する)――――だぁぁぁ!! 死ぬかと思った!!(冷や汗と恐怖を振り払うかのよう に叫ぶ) シルヴェストリ->悪魔->(ぐん、と音を上げて拳を引き戻すと…)…ハァッ!!!!!(バシュ ウ!! 奇声と、発生音。右腕と、左腕が、山吹色の光に覆われた) ケイニー->いっ!? フィア->ケイニー! ルーク->やべっ!? ケイニー->リース>この状態でつかぬ事申し上げますが、着地まで残り1分程度です(サラ リと口を挟む) シルヴェストリ->悪魔->(ブレーキもかけず、どんどん、加速していくその鎧。地面のほう など、見向きもしない…。…足場も無いのに、大きく、皆へと、拳を振りかぶり…) フィア->早ぁっ!!! ルーク->マジかよ! フィア->壁での減速も出来ない状態でどーやって着地しろと…っ! シルヴェストリ->悪魔->(バチバチバチバチィッ!! ――山吹色の輝きが、つよく、そし てはじけていく。そのエネルギーは、ゆっくりと、しかし明らかに。遠距離用の力を溜め ていく) ケイニー->リース>信用できないのでしたら重力加速度と風圧減速の計算を、後ほど2時間 程度掛けてみっちりとご説明しますが?>ルーク ルーク->説明する前に死んじまう! シオン->エアーボム!(空気弾を連続で地面に向かって放つ。その反動で減速を試みる) ケイニー->リース>ええ、ですから、死なないで下さいね フィア->(斬られてもまだ大きい腰布を外し、広げた。パラシュート代わりになって大分減 速する) シルヴェストリ->悪魔->(減速もしない。そんな、素振りも見せない……そんな、素振りも 見せず。右腕は、大きく、撓り…) ルーク->………ら、ライズ…ウィンド!(上昇風で少しでも減速を試みる) ケイニー->……くっそー、あんまり実戦で初挑戦なんてしたくなかったんだけどなぁ(グ… …、と。目に見えるほどの魔力を足に集中する) シルヴェストリ->悪魔->(ドォン!!! 右ストレート――と、同時に。ケイニーでいうと ころの、ビームが皆へと射出された!! 無論、全員に当たるよう、細かくしてある) ルーク->いっ!? ケイニー->瞬――…(何も無い足元に赤い魔力の足場すら出現し、それは弾ける事によって 加速を助ける)……―――動っ!!(    左。  ビームが届くよりも速くその軌道 の外に飛び込み) シルヴェストリ->悪魔->(と、同時に。やはり地面に直撃はしたくないらしい。右ストレー トを放った反動を利用して、回転。そして体勢を立て直し…目が、ケイニーを視て見開か れた) ルーク->(咄嗟にもう片っ方の盾の破片をルークへ放たれるビームの方へ投げた!) フィア->エアーボムっ!(連続して放ち、ビームを撃ち落とす) シルヴェストリ->悪魔->(ガがガがガがガがガがガが!!!! 摩擦で熱を上げながらも。 足は塔の壁面を擦り、減速していく) ケイニー->(  左。  速く、鋭く、正確に。まるでブレードの付いたコマの如く回転し て、事実その巨大なブレード【聖剣】で悪魔の真胴を薙ぐ) シオン->相殺! シルヴェストリ->@(ビームは、盾を貫き。しかし、ルークの肩を貫き。エアーボムで打ち 落とされたビームはしかし、熱風となってフィアへと当たり。相殺も同じく、多すぎる熱 量のため熱風が襲う) ケイニー->リース>よそ見していると犬死しますよ?(かってに目を見開いている悪魔に向 けて。無慈悲にも無感情に、後頭部に拳銃の弾丸を見舞った。その破壊的な発砲音はこの 速度でも揺るがない) シルヴェストリ->悪魔->ッッッ!!!(自分の身体を止めるのに、精一杯な悪魔は。哀れ上 半身と下半身が生き別れ、の、挙句。後頭部に弾丸を叩き込まれ、ぐるぐると回転した) フィア->あっづっ!!(熱風が襲うが腰布は離さず。再度パラシュートにして減速する) シルヴェストリ->悪魔->(下半身は一瞬にして灰と化し……もはや力の無くなった上半身は、 あまりの熱に燃え上がり。加速し。地面へ、弾丸のように落ちていく) ケイニー->あぁ〜〜……、何かもう上昇風使う気力も無いわ……(空中での瞬動はよほど魔 力を使うらしい) シルヴェストリ->悪魔->(皆から、離れ――放れ――はなれ――ハナレ―――) シルヴェストリ->悪魔->(どっっっっっかぁぁあああん!!!!! 大爆発のような音を上 げて、先に地面に激突。巨大なクレーターを作り、しかし作った上半身は木っ端微塵。) ケイニー->リース>こちらへ……(ケイニーを手繰り寄せたかと思うと、震えるクラロに有 無を言わせず抱きとめさせ)……目は瞑っておいて下さい。潰れますから。……ライズウ ィンド! シオン->(熱風と悪魔の落ちた衝撃を利用し)ライズウィンド! シルヴェストリ->@(――地面が、皆の視界に追い着いた――) ルーク->ぐっあああああああ!?(皮の鎧の肩の部分は剥がれ、激痛がルークを襲う) ケイニー->リース>(初級の拡大魔法など鼻歌でも使えるとでもいうように、当然のように 聞えないほどの早口で唱えられるそれは、有り得ないほど拡大されている。まるで空気の 壁が押し寄せてくるかのようだ) シルヴェストリ->@(爆音――) シルヴェストリ->@(――地面を削るように、その展開された空気の壁は シルヴェストリ->@() ケイニー->(それでもまだ速い大き過ぎる、ケイニーが掴めるだけ人間を掴んで剣を突き立 てるが間に合うかどうか……。地面が迫る、拡大する地面は唐突に大きくなる。壁を削る 音が必死に響き……) シルヴェストリ->@(文字通り、地面を抉りながら。皆それぞれを、ある程度着地の衝撃を 緩め…) シルヴェストリ->@(再びノ、爆音と共に。激突、とまではいかないが。しかし、かなりの 衝撃を持って、皆を地に叩き落とした) ケイニー->……ふぎゃっ!!(流石に悲鳴が慣れている) フィア->あぐっ…!! ケイニー->クラロ>申し訳ない。  リース>失礼しますね。 (約二名ケイニーの上に降 り注ぐ) シルヴェストリ->@(黒い土は、相変わらず冷たいが。とりあえず、地面だ) ルーク->うぐっ!! ケイニー->ぐぇ、ぐはっっ!?!?(普通なら死んでるような音が二度、ケイニーの背中辺 りで聞こえたのだった) フィア->(上体をゆっくり起こす。右肩から血がにじんでいるが。それよりも叩きつけられ た背中の方が痛い) シオン->っつぅ! シルヴェストリ->@(恐らくは、この塔の正面入り口。眼前に、巨大な扉が聳え立っている ――塔自体は、やはり天空に聳え立っている。当然のことながら、遥か上まで続くソレは 見えないが…) ケイニー->リース>……はい、お疲れ様でした(クラロを抱き起こすと。パッパ、と砂埃を 払う) ケイニー->……………。(プシュゥゥゥゥゥ……と、煙が出てる。一応、掠った時の煙だと、 思ってあげてほしい) シオン->いたた……(腰を擦り)でもまあ、生きているだけマシですね フィア->(ぺたぺたと身体を触り)…生きちょる…(安堵の息 ルーク->(上体を起こそうとする…。だが、右腕は動くものの左腕はピクリともしない) シルヴェストリ->@(相変わらず、紫色の空は変わりなく。空気も、変わりは無いが…とり あえず、生きている、という認識が皆の頭に刻まれ…) シルヴェストリ->@(どさっ……) ケイニー->クラロ>(深呼吸を3度して、地面を確かめ、やっと安堵する。そしてケイニー の隣に有るものに気付き)ええと、ありがとう御座いました。返事は無理だとお見受けし ましたので… シルヴェストリ->@(刻まれたのを、見計らったかのように。シルヴェストリが、全身から 夥しい黒い血をともなって。皆の近くに、落ちてきた――) ルーク->ぐっ…(それどころか、左肩にさらに痛みが増してきた!) ケイニー->クラロ>(ケイニーの隣に突き立っていた剣を鞘に戻す。この戦いを終えても刀 身に刃こぼれ一つ無い) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― <感想> 遠足は帰るまでが遠足です。 ……というわけでまだ帰ってませんし、油断は禁物といっておきましょう。 それにしてもよく無事だったものです。 空中での戦闘とは新感覚でしたし、いい経験になったかな? ですが、怪我は確実に増えてしまいましたね。 聖都に着いたらまず休息を取りたいものです。