シルヴェストリ->@シル=ウェルが蹴り開けた、というか、蹴り抜いた、というか。兎に角、 作った道を潜れば。最初に見えるのは、闇…) シルヴェストリ->@扉を潜り、抜けるまでは闇が視角を支配し……) シルヴェストリ->@……暫しの時間を置いて、抜ければ、光が視界を覆う) シルヴェストリ->@其処は…やはり、広い。が…全体的に、白…教会、というものをイメー ジさせる場所だ。それも、悪魔の塔らしからぬ、闇の神を奉る場所ではなく。光の神を祀 るような、独特の清潔さがある…) シルヴェストリ->@床は相変わらず硬いが、硬すぎず。歩きやすい硬度、走りやすい硬度…) シルヴェストリ->@そして、皆が潜ってきた扉から続く、一本の大通り…) シルヴェストリ->@それを中心として、長椅子が配置され。壁には、壁画として様々な紋様 が描かれ。高い天井付近には、ステンドグラスが張り巡らされている。どれも、画ではな く紋様…) シルヴェストリ->@さらに、円環に十字が入った十字架、逆十字、鉤十字、車輪十字などな どの様々な模型が、中空に、バラまかれたかのように浮いている) シルヴェストリ->@上等な教会に、祀る神が無くなりさらに異質化したようなその場所― ―) シルヴェストリ->@――悪魔の塔に、これほど似つかわしくない場所も無いだろう) ケイニー->何でもアリだね、ホント……(かと言って気にした様子もなく歩く) シルヴェストリ->シル->あぁ、気持ち悪くなりそう……ライカンスロープがこうなのか、私 が変なのか…(うっぷ…て、感じでげっそり) シルヴェストリ->@そして…) ケイニー->リース>趣味の範疇でしょう、気にしてはいけませんよ。そも、教会とは神父と 信者が居てこそ初めて意味を成すのですから シオン->ここの支配者が変なのですよ、きっと シルヴェストリ->@祭壇。大通りの向こうには、巨大な大理石で彫られた祭壇と説教台、そ の上空に浮かぶ一際大きい、円環十字…これがこの塔の十字なのかどうかは置いておくと して…) シルヴェストリ->@…その、前に。居た。皆に背を向け、気配一つ放っていない…血のよう な、炎のような紅色の背に、逆十字で貫かれた髑髏が刺繍してあるロングコート…) シルヴェストリ->@肩下までになっている銀髪は、一括りにまとめられ……身長180以上 はあるその男。戦乱の原因たる男が、静かに十字を見上げていた) ケイニー->クラロ>生きている人間を最高の幸福へと導く事、宗派は違えど全ての神にそれ は共通します。ですから教会とは生きた者達を導く場所なのです、ですからここに意味は ……(言葉を切る シルヴェストリ->@…部屋全体が白みを帯びているせいで、紅がよく目立ち。静粛な雰囲気 があるその中で、背中に刺繍されているケリーフは異色さを放っている…) シルヴェストリ->シル->……(口元に手をやったまま、参戦する気はないかのようにすすー っと後ろに下がっていく) ケイニー->や、さっきぶり ルーク->…………(シルヴェストリをジッと睨む/シルは眼中にない) シルヴェストリ->……(その十字を、何処か、何か想うように。見上げたまま)…結構…。速 かったな。(振り向きもしない) シオン->待っていたのですか? ケイニー->ここに住んでんじゃないの シルヴェストリ->あと一つ、上に上がれば祷りの間…此処でしか闘えぬのでな…。 シルヴェストリ->私も、先程、此処へと来たばかり……。…階層移動の、アレに乗り遅れた ものだから、自分の足で上がってきて、小休止をしていた… ケイニー->なーる、ボス戦にはうってつけのシチュってことね(口だけで笑っている、眼は 炯々としている――) シルヴェストリ->……(コートの裾を揺らし。ゆっくりと振り返れば、相も変わらず…いや、 前より冷たさを帯びている紅色の瞳が、皆を見据える) シオン->(気付かれないよう、静かに魔力を練る) シルヴェストリ->(ふと、上を見上げるようにしながら)…此処は…空気が違うせいか。回復 率もいいな… シルヴェストリ->……休憩でもしていろ。疲労が残っている相手に打ち勝っても、楽しくな い。(そのまま、ふぃっ、と身を翻してしまう) ルーク->ま、待て! シルヴェストリ->(スタ、スタ、と歩くと。近くの長椅子に腰を下ろした…)…逃げやしない。 (足を組み…) ケイニー->逃げないなら、お言葉に甘えようかな(槍を杖にして座り込。……素振りは見せ ないが、疲れと傷が今になって響いているようだ) シルヴェストリ->(足を組んでから、懐に手を突っ込み。恐らく愛読書なのだろう、旧・千 年城壁でも読んでいた黒表紙の本を取り出し。枝折が挟んでいるページを開く) ルーク->………(何か納得いかないが、とりあえず座り、疲れを取ることを優先した。) シオン->……余裕ですね シルヴェストリ->(序、と胸ポケットから。縁の無い眼鏡を取り出すと、掛けて。文字の羅 列に眼を落とす…)続きが気になるんだ。今、いいところなのでね。 シルヴェストリ->シル->(←何時の間にか長椅子をベッド代わりに爆睡してる人。やはり、 怪我は痛いらしい、だから寝て紛らわす方式) ケイニー->クラロ>……丁度いいですね、今が使い時でしょう。(道具袋から飲み薬らしき 金属の筒――ソレイユの紋章、ダブルスクエアが入っている――を取り出し、徐に小さな 杯に注ぐ) ルーク->くっ、馬鹿にしやがって…(もはや愚痴でしかない) ケイニー->クラロ>馬鹿にされて怒っていては、それは本当の馬鹿ですよ。落ち着きましょ う……と言っても効果はそれに反しますが、一時的に新陳代謝を高める薬です(濃い紺色 の液体をルークに差し出す) シオン->馬鹿にする=油断するであれば歓迎なんですけどね ケイニー->クラロ>軍用に作られた医療品です。副作用に興奮作用がありますが、この場合 お誂え向きでしょう。 ルーク->あ、ありがとう…(怒りを抑えつつ、薬を受け取る) ケイニー->それ、効果切れた後めっちゃ疲れが押し寄せそうだね? まぁいいや、オレもも らおっと ケイニー->(受け取ってクイッと飲みつつ)正直、飲んでないとやってらんないね  (そ ういって眼を閉じる、寝る気は無いようだが) ケイニー->油断かぁ、油断してたとしても隙を突けるとは限らないけどね ルーク->まあ、それはそうだけどな(薬を飲みつつ)>油断 ケイニー->リース>………。(何かを確かめるように瞑想してる) ケイニー->見るからに頭より体で戦ってそうだもん、きっと考えてなくても応戦するだろう し。ひょっとしたら首を切り落としたって襲ってくるかもね? (あながち冗談でも無い ように言い) シオン->襲ってきたら、リースさんにゴットペナルティを撃って頂きましょう ケイニー->……………て、鼻血出そう……。(薬によって血流が激しくなり、体温が上昇し ている。案外強い薬だ) シオン->(ケイニーを見て)…飲まなくてよかった ケイニー->リース>ゴットペナルティですか。可能ですけど、あの方を止める出力で撃つ場 合皆さんを巻き込んでしまう可能性がありますから、その時は注意して下さいね。20% ほどです ケイニー->つ、まぁたしかに、疲れは忘れられるけどね……(慣れたのか鼻を押さえる手を 離し、でも少し頬が上気している) シオン->ルークさんは平気ですか? ルーク.->(薬の副作用なのか、いつもより息が荒くなってきている。) ケイニー->体が大きい分オレよりはマシだと思うけど……ね ケイニー->クラロ>ケイニーさんは面白いように薬が効きますね?(ちょっと驚き) ケイニー->……うるせー ルーク.->ああ、大丈夫… シオン->ケイニーくんは薬が効きやすい体質…そうですか…(何か考えているようだ) シオン->おまけに丈夫……(妖笑) ケイニー->ちちち違う違う違うっ!? 違うからシオンお姉さんっ!!! 戦闘が重なっ て疲労と怪我が貯まりに溜まってたから抵抗力が落ちてたんだよっ!! ……てぁ(しま った、と言う顔) シルヴェストリ->……(ぺら、ぺら、とページを静か捲り…只管眼は文字の羅列を追う。と いうか、本に夢中になりすぎて、ケイニーたちのこと意識してない) シオン->では、疲労回復の薬を……あ、今はやめておきますね。何かあったらいけませんか らw シオン->(抵抗力を落とす方法はいくらでもありますからね…) ケイニー->リース>これ以上薬飲んだら体内のホルモンバランスが崩れて返って無意味で す シオン->今は飲ませませんよ。「今は」ね…>リース ケイニー->リース>(ケイニーの状態を確認して)……確かに、自己回復で賄えるレベルで は有りませんね。後日治療を施す必要は有るでしょう(ちょっと意味を違えて取ったよう だ) シルヴェストリ->……(ぴく、と眉が動き…)……(また、上を見上げる) シルヴェストリ->@ヴン…ッ そんな、空間が揺れる振動と共に…スカァン!! 奇妙な… レイピアよりは太く、バスターソードよりは細い。曲線的な反りと共に、無地の中に美し さを入めた、剣が。シルヴェストリの前に突き刺さる) シルヴェストリ->@装飾も無い、鍔も無い。あるのは、片面に備えられた鋭利な刃と、さら しで巻かれた握り柄のみ…) ケイニー->そろそろ、頃合ってことかな?(立ち上がって体をゴリゴリと鳴らし) シルヴェストリ->(その刀へと、眼を下ろし…上から下へと視線をやり…)………(ふと、手元 を見れば。その風圧で本がばっさり)…。 シルヴェストリ->………………………………。(斬れた本を見て固まってる) シルヴェストリ->…(@暫くすると、その刀が)『主…天目、此処にげはぁっ!!!?』(喋ろ うとして、思い切り刀身を蹴飛ばされてる) ルーク.->やっとやる気になったか(ゆっくりと立ち上がる) ケイニー->(………バカ?) ルーク.->…………(汗) シルヴェストリ->……(がんがんガンがんがんがんがんがんがんがんがんがん……←蹴って る。滅茶苦茶蹴ってる。兎に角蹴ってる。容赦なく蹴ってる) シルヴェストリ->……(がんがんがんがんがんがんがんがんがん←怒りマークが点滅して る)『あ、ある、じ、ぐはっ、やめばはっ!!』 シルヴェストリ->剣->『………………』(←沈・黙! ルーク.->俺、こんな奴を仇と見てたのか?(目の前にいるシルヴェストリを見て、げんな りしている) シルヴェストリ->……(その沈黙した、奇妙な剣を手に取り…ゆっくり立ち上がる)………(溜 息ついてる) シオン->(こんなキャラだったのですね ケイニー->いいんじゃない? 聖人とか魔王とか相手にするよりは ルーク.->(いろんな意味で頭を抱えている) シルヴェストリ->……はじめて見る型だ…(溜息つきながら…)…ご苦労、天目一個。(ズル… と、刃を引き抜き……ごぉっ!!! 妖気を孕んだ風が、剣を中心に渦巻いた) シオン->ええと、ルークさん頑張ってくださいね←あまり戦いたくないようだ ケイニー->ああ、オレ満足に体動かないから?←明らかに押し付けようとしている シルヴェストリ->…………………………………(軽く、周りを見て…妖気の風で、髪が揺れ る) ルーク.->あ、ああ…(汗)>シオン シルヴェストリ->(クルクル、とその剣を回してみたり。軽く素振りしてたり) ルーク.->満足に動かないのは俺だって同じだ!>ケイニー シルヴェストリ->(上段から唐竹、下段から逆袈裟、などなど。素振りしているが…その剣 のせいなのか。風を切る音がしない…それと、刀身が見えない) シルヴェストリ->(クルクルクルクルクルクルクルクル〜…←上に掲げて、掌で回して遊ん でる…) ケイニー->ちぇー (肩すくめ) シルヴェストリ->……(ぱしっ、と周っているところを掴み。右斜め下段の方向へと、刀身 をやり。)……いい剣だ。 ルーク.->とにかく、こいつを倒せば陛下の仇が討てるんだ ケイニー->(蹴ってたくせに) ルーク.->(ケイニーと同じことを思っている) シルヴェストリ->剣->『恐悦至極……』(←散々蹴られたせいで元気が無い ケイニー->倒さないと、討てないけどね。ふーんだ、こっちだっていい武器使ってるもんね ー! 銀だぞ銀製だぞーってんだー(張り合うな シルヴェストリ->……小回りが効き、突撃の間合いこそ足らぬが。威力は十分…確かに、い い槍だ。(軽く頷き) ケイニー->そうであろう シルヴェストリ->…銀独特の重さが、使い手本来の軽い体重をも補う、か……成る程。(槍 へと眼を向けながら…) ケイニー->リース>(ウンウンと頷いているケイニーを横目に)……前置きはこの程度で良 いのではないですか? シオン->お互い準備運動も済んだ事ですし… シルヴェストリ->…私は、既に構えている。何時でもいい(←眼鏡外し忘れてる) ケイニー->とりあえず、眼鏡取ったら?(言われて自分も構え……) ルーク.->そうだな。後でアミュレットの在り処も聞かせてもらう! シルヴェストリ->(@強さ・魔力共に。まだ小さい…しかし、前に会ったときは安定すらし ていなかったが…その魔力は、身体を覆う程度の小ささで安定し…氷のように、静かだ) ケイニー->後じゃなくても教えてくれるんなら聞きたいけどね?(ぉ シルヴェストリ->…此処は、悪役らしく。私を倒せたら教えてやろう、とでも言って置く。 (気付いたが、外す気は無いようだ) ルーク.->言うと思ったよ。(倒す気満々) ケイニー->リース>残念ですね、先に言って下されば跡形もなく消すつもりだったのですが ……(さも残念そうに言う) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <感想> めっちゃめちゃいいところで終わりましたね。 次回は日曜日にやることになるくらいに。(笑 ちょっと気の抜けた前置きになってしまいましたが(←原因その1)次回はシリアスな一 大大戦になる予感、楽しみです。