ケイニー->この塔ってどれだけ高いんだろうねぇ…… ケイニー->クラロ>その話題は後日にお願いします(ぁ カース->@星の回廊から、30分…否、40分辺り歩いたところだろうか。いつのまにか、 星の瞬きは消え。所々に絵画が浮き、壁に貼り付けられたりしている場所になっている) カース->バーサーカー->@この巨体でもって、ケイニーから言わせれば、高そうな漆黒の絨 毯をずしりずしりと踏み、黙々と歩いている) ルーク->どこまで歩くんだろう? カース->バーサーカー->…もうすぐだ…(←二十五分前からの口癖) シオン->本当に、すぐなんですね? ケイニー->(絨毯が、潰れる、お手入れが……!!/持ち帰る気満々か貴様) カース->バーサーカー->……もうすぐだ。 ルーク->(流石にイライラし始めている…。それでも黙々と歩き続けている) カース->バーサーカー->…汝等は気付かぬかも知れぬが。既に、あの中層地区から100階 分は昇っている……そのことを思えば、多少歩くことぐらい構うまい… シオン->まあ、そうなんですけど… ルーク->あれで100階分…(汗 シオン->ただ歩くだけでは飽きてしまいます。何か面白いお話とかありません?>バーサー カー ケイニー->上に何階有るのか、知りたいような知りたくないような…… カース->バーサーカー->……面白い話、とは……よく解らぬが…… ケイニー->クラロ>聞かないで下さい(ぉ シオン->ここに住んでいる人の事とか。隠し扉や非常口とかあるでしょう? カース->バーサーカー->……上層地区までは、あと3565…ほどか。(ふむ… ルーク->…………… シオン->…それは面白くないお話ですね ケイニー->クラロ>………。(顔色悪し) カース->バーサーカー->…隠し扉に、非常口……ふむ。この塔では、空間転移により移動す るのが殆ど…そういったものは皆無だ。 ルーク->まあ、歩くことには慣れてるけどな カース->バーサーカー->此処は、人が訪れることすら皆無の場所……住む者も当然、人外し か居らず。悪魔、と呼ばれる者ばかりだ カース->バーサーカー->ただ、此処は元々誰かが訪れるために造られたものであらば、様々 な移動手段も無いわけではなく…… ルーク->じゃ、俺たちはこの世界で最初に訪れた人ってことか? シオン->その移動手段を使えば歩かずに上層地区へ行ける…とか言いませんよね? カース->バーサーカー->どうかな…。…ただ、それ相応の…主等のような、人か。もしくは、 空間転移、という能力を持たぬもののための移動装置もあり… カース->バーサーカー->…そうだな、ある程度歩く手間は省けるだろう… ケイニー->省けなかったら、途中で餓死するね。多分 シオン->最初から省いてください カース->バーサーカー->中層地区の、一定の場所からしかないのだ…… シオン->それなら仕方ありませんね ケイニー->この辺に移動機能が集中しているわけね… カース->バーサーカー->…確か……階層往復階段装置(エレベーター)、というものだったな。 名前は…誰がつけたのかは知らぬが… ルーク->一定って…この先にあるのか、もう通り過ぎたかもわかんないかな カース->バーサーカー->此処だ。(ぴた、と立ち止まると…周りには、変わったものもなけ れば変わった様子も無く…) カース->@…バチィッ!! 凄まじい音と、速度と、色合いをもって。紫電が行き成り。十 メートル四方に展開され、囲うように周りを覆う) ルーク->わっ、また前回のと同じ展開!? カース->@ガコンッ!! 何かの稼動音が響き、地面がぐらりと揺れ…周りの風景が僅かに 下がる。そこまでは、先程と同じだが…) シオン->な、何ですか!? ケイニー->もうちょっとこう、看板とか作ればいいのに……【おいでませ上層部♪】とか シオン->【ちょっとだけよ上層部】とか(センス悪) カース->バーサーカー->……足を下ろし、腰掛けるなり。膝立ちになるなり。身体を安定さ せるが良い。(勿論聞く耳持たず、上を見上げ…) ケイニー->よいしょっと(寝転んだ) カース->@――キィイィィィィィィィ…!!! 駆動音…だろうか。振動が、床にも伝わる が…先程とは比べ物にならない稼動音だ) ルーク->これでいいのか?(膝立ちになった) ケイニー->クラロ>(剣を支えにして綺麗に立つ、……一番慣れている体勢なのだろう) ケイニー->リース>耳が痛いですね……(苦もなく自然に正座してる) シオン->(体育座り) カース->@バチィッ!! 紫電が、周りを覆ったまま。床に吸い込まれるのではなく、天井 へと立ち昇る。勿論天井は、何時の間にかぽっかりと穴が…) カース->バーサーカー->……すぐに止む。(自分1人、座りもせず天井を見上げながら)【案 内人】より命ず…運べ…(@キィィィィ…!! 音が収まってきた) カース->バーサーカー->目的地は……。……(くる、と振り向き)…屋上に近く、で良いのだ な? ルーク->(コクンと頷く) ケイニー->取り合えずお頭に会いに来たわけだしね、お頭と言ったらその辺だよ ルーク->(もうすぐ、奴と戦える…。俺が陛下の仇を取るんだ) カース->バーサーカー->(再び上を見上げ)【クルイ櫻の間】だ。(@キィィィィィ…!) カース->バーサーカー->…潰されぬようにな。人間。(漸く、顔を下ろし…) ケイニー->リース>ああ、そう言えば少しルークさんへ伝言が有った事を思い出しました。 (少し白々しいタイミングでひょんな事を口にする) カース->バーサーカー->【稼動】(@ガコォォォォォン……) ルーク->ん? 何だ? ケイニー->リース>カーレル王子からの伝言です、 ルーク->王子から…俺に? ケイニー->リース>『父の仇はお前に任せた。そして必ずや打ち倒し名を上げよ。私は仲介 無しにその口から勝利の報告を聞きたい』 ケイニー->(それは多分にこの手で父王の仇を討ちたいと願う気持ちの篭もった、されど押 し隠した言葉である) ケイニー->リース>外交官と言う仕事柄からでしょうか、伝言はよく頼まれるんです ルーク->………… ケイニー->リース>ああ、それとカーディナル(枢機卿)ゲイン卿からも一言が ケイニー->リース>『果たせずに生き残った場合、その首を洗って我が前に参じよ』だそう です。こちらはただの嫌味かと思いますから実行する必要は無いでしょう。 シオン->責任重大ですね。それだけ頼られてるということでしょう ルーク->ああ、わかった!(グッと拳を作り、決心を新たにする) ケイニー->リース>国王の仇を討つという事は、国の悲願に近い。これから貴方には重圧と 栄誉が待っていることでしょう、お気をつけて カース->バーサーカー->(ッッッッドンッッッッ!!!!!! 短く、鈍く。ついでに邪魔 するかのように。文字通り、比喩抜きに…下へ下へと景色が吹っ飛ぶ!!) カース->(@それと同時に、凄まじい勢いにて、先程の十数倍とも思えるような重力が全員 に叩きつけられる…それだけの速度、ということだろうか) ルーク->俺は陛下の仇を…この手で討つ! ケイニー->く……、流石に、これは……背の高い人はブラックアウトしないようにね…… カース->@稼動音こそ完全に途絶えたものの、重力だけは消えない……もはや景色がなんで あるかさえ、動体視力を凌駕するどころではない速度で吹っ飛んでいく!) ケイニー->血流が重圧で止まると意識飛ぶ、から……。姿勢は、低く……(喋り辛い) ケイニー->リース>血液が、足元に溜まっているような……。頭に血が回らないとは、厄介 で、す…… ルーク->くっ…その前に、これ(重力)を…何とか、したいけど…な(喋ることすら厳しい 状態) カース->バーサーカー->………何十年に一度か。コレを使って、圧力に耐え切れず圧死する ものが居たな…そういえば。(ユーモアはないけどブラックユーモアならあるらしい、平然 と立っている化け物一匹) ルーク->…………(滝汗 ケイニー->ここまで早くするのは嫌がらせに近いよね……(汗 カース->バーサーカー->こうでもしなければ、【クルイ櫻の間】につくまでに。己等が餓死 してしまうだろう。(ふむ シオン->……(身体への負担を減らす為、喋らないようにしている) ケイニー->あーーーうーーーーー(ジタバタしてる) カース->バーサーカー->まあ、あと…汝等でいうところの、二十分ほどの辛抱だ。 ルーク->くっ…こんなのが、20分も…続くのか……(膝立ちの姿勢のまま、必死で堪えて いる) カース->バーサーカー->……耐え切れぬようなら、重力を除けぬことも無いが…… ケイニー->ふふふ、背が低いと血管も短いからブラックアウトはし難いのだよ……。20分 くらい、なんだ〜〜!(ぉ カース->バーサーカー->……………… カース->バーサーカー->@ス、と腕を挙げ…ベチィッ!! スナップ…だろうか。先程の稼 動音にも劣らぬほどの凄まじい音が木霊し――) ルーク->まだまだ…カースの修行に比べたら、どうってことない!(ぉぃ カース->バーサーカー->(@ボウッ、という重低音とともに。全員の身体に掛かる重力が取 り除かれる。 ケイニー->あの竹刀の猛打に比べればこんなもん屁でも無いさ……ってホントに無い? カース->バーサーカー->(@音もなければ、速度が和らぐこともなし。ほぼノーリスク…… 取り除かれた方は。 ルーク->……あれ? 体が一気に軽くなったような… カース->バーサーカー->……言ったろう。除けぬことも無い、と…(@ズシィ…!! ふと、 腰を屈め。今度はバーサーカーが膝を突くが…その膝が床に減り込む) シオン->出来るなら初めからして欲しかったです…(クラクラ) カース->バーサーカー->…………………。 ケイニー->リース>……一箇所に集めた、とか シオン->どうしたんです?急に…(減り込んだ床を見る) カース->バーサーカー->……………………我は、あまりやりたくないのだ。コレは。(ふぅ …と相変わらず溜息まで重低音だが。その膝に片手を置き…さらに減り込む) ルーク->ま、まさか…アンタのところに集めたとか?>バーサーカー カース->バーサーカー->デメリットなくしてメリットは存在しない、ということだ。(ふん … ケイニー->リース>(早速魔力の流れを分析して今の現象を羊皮紙にメモしている……/筋 金入りの魔法研究者の性のようだ) ルーク->そんなことまでして…何で… カース->バーサーカー->…………………(喋るのも流石にきつくなってきたらしく、黙って る) ルーク->いや…聞かない方がいいのかもな(思い直した様子だ) ケイニー->オレたちが楽になって、バーサーカーが重くなった。つまり、そーゆーことさ。  準備体操でもしてよっかな(ぴょんぴょん跳ねつつ) ルーク->けど、俺たちが楽になってばかりってのもな(バーサーカーを見る) カース->バーサーカー->案内人の、務めだ。(きっぱり ケイニー->うーん、お金に困っても案内人の仕事は避けるようにしよ…… ルーク->………… カース->@――しかし、所詮は20分。あっという間に過ぎ――唐突に、紫電が掻き消え景 色が戻り、振動も無く。到・着) シオン->あの、少しでしたら戻しても良いですよ?先程の半分の重力なら耐えられますから >バーサーカー カース->バーサーカー->着いた。(ぼこっ、と膝を地面から引き抜き) ケイニー->お疲れ様 カース->バーサーカー->アレは、一度やると戻せぬ…(ゆっくりと立ち上がり…) シオン->そうなんですか。すみません ルーク->ありがとう カース->バーサーカー->……構わぬ。仕事だ。(のしり、のしり、と先程のペースより若干 遅いが、歩き出す) カース->@――突然現れた其の場所は。【クルイ櫻の間】…名は体を顕すとは言うが…) カース->@桜の木が、床以外の壁面を全て多い尽くしている。根が絡み、幹が侵食しあい、 桜の花弁がこぞって降り注ぐその広間―― ケイニー->リース>何処かの生体実験上に似てますね……(似ているって言われても誰にも 分からない感想を言いつつ、歩く) ルーク->見たこともない木だ!(←桜というものを全く見たことがない人) カース->@床も、どちらかというと。大理石のようなもではなく、畳のような感じがしない でもない。硬さと柔軟さがごっちゃになった床だ カース->バーサーカー->……(のし、のし…)……此処は、テメンニグルでも一際変わった場 所だが…… シオン->美しいです… ルーク->へぇー…(この状況であるにも関わらず、思いっきり目を輝かせている) カース->バーサーカー->ここが、上層部のさらに上。屋上に一番近い―――――(ドンッッ ッ……鈍い音が、響く) ケイニー->うーん………もう何が出ても驚かないよ、オレ……(ぉ シオン->!? ルーク->っ!? カース->???->……何故。オマエが、侵入者をこの場まで。しかも、ソレをつかって案内 して居るのだ…?(響くような。響かぬような声が流れ…) ケイニー->お出まし、かな カース->バーサーカー->…………(上半身部から僅かに顔に至るまでの右半身が、無くなっ ている。しかも、動きも止まっている――) カース->@突然の声に、遅れて。その広間の中央に立つ、フードを目深に被ったマントの… 170センチほどの者) ルーク->(バーサーカーを見て、目を見開く) カース->???->その右手には、何の変哲も無い長剣が一本握られているが……)…案内役 としては、聊か、相応しくないな。 ケイニー->リース>来ましたね…… ルーク->(そして、声の主の方へ振り向く) カース->???->(フードをゆっくりと上げれば、黒毛が何房か混じった煌く金髪。碧にも 似た青の目は、それだけで獲物を殺しそうなほど強い…精悍な顔つきの女) ルーク->バーサーカーはお前の仲間なんじゃないのか!? カース->???->……(ヒュン、と軽く血糊を払うように剣を振り。鞘に、ゆっくりと収め つつ)……仲間? 私が何時、悪魔ごときと仲間になったというのだ ルーク->…って、女? ルーク->(殺すことに何の躊躇いもないのか…) シオン->酷い…(バーサーカーの姿を見て顔をしかめる) ケイニー->現を抜かしてると斬られるよ、騎士志望でも今くらいはレディファーストは怠っ て良いんじゃないかな カース->???->……(コキ、と軽く首を鳴らし…)……使い捨ての道具は、使い終わったら 捨てるのが当たり前だろう ルーク->だな、命を奪う奴は例え女だろうと…俺が許さない! カース->バーサーカー->……勝手に殺さないで頂きたい。(喋った) ケイニー->リサイクルは推進派なんだ、リユーズはもっとね。あ、やっぱり平気だったか シオン->…生きていたのですね!? ルーク->この状態で喋るな!? カース->バーサーカー->バシュウッ!!! 紫電を撒き散らし、一瞬も掛からず。消失した 部分が再生する…シルヴェストリを軽く越える速度だ) カース->バーサーカー->…指一本でも残れば、快復するには十分だ。(ごき、と指を鳴らし) ルーク->ま、まあ、とにかく…道具としてしか扱わない奴も入るけどな ケイニー->リース>相変わらず生物理念に反した速度ですね……、魔力の流動が計測できま せん(ちょっと悔しそうに) カース->バーサーカー->…速度はあっても…平気ではないのだがな。流石に、コレは効いた …… カース->???->……化け物め……(軽く舌打ちをし…)…一瞬で全て消し飛ばせばよかっ たな… ケイニー->ふふん、使い捨ての道具にそこまでしなくて良いんじゃない?(何故お前が自慢 げだ) カース->???->…使い捨てが、謀反を起こすほど腹立たしいものは無い…(マントを脱げ ば、其処には黒鉄の鎧…) ケイニー->使い手に問題有りだもんねぇ、そりゃ仕方ないってもんだよ カース->ハルト->……貴様も腹立たしい存在だな。(顔にこそ出ていないが、声に出てる) カース->ハルト->…此処で始末出来て置いてよかった。(手を、柄に添え… ルーク->使い手というより、作り手にも問題あったりしてな シオン->始末、出来ますか? ケイニー->狙ってるからね(肩すくめ) さーて、やりますか カース->バーサーカー->(←流石に危なくなったら出て行くだろうが、先程のダメージはや はり痛いらしく。とりあえず参戦する気なし) ルーク->返り討ちにしてやる! カース->ハルト->……ハルト・ティラー…オマエ等を始末する者の名だ。脳裏に刻んで冥府 へ往け。(す、と腰を落とし…) ケイニー->リース>私は今回も後ろで待機しています、負けると思ったら声を掛けてくださ い。勝たせますので…… ケイニー->リース>(ちゃっかりバーサーカーの後ろに立つ) カース->バーサーカー->…………………………。 ケイニー->ははは、ここで死んだら冥府より先に悪魔に魂を奪われるだろうけどねー ルーク->ハルトね、ジェダがいたら声かけそうだな… ケイニー->(ジリ……と、構えだけはいつもより緊張しているらしく。地面を踏みしめる音 が鳴る) カース->ハルト->……(地面を踏み締める音が途絶える前に…ヒュンッ……力も無く。ただ し、速度だけは。皆の動体視力を上回る速度で抜剣し…) シオン->(接近戦は分が悪そうですね…) カース->ハルト->【穿て】(――ぐにゃ、と皆の目の前の空間に切れ目が入り。斬撃の後に 残る軌跡のようなものが顔を覗かせ――) ルーク->(いつもの時より真剣な顔つきになっている) カース->ハルト->(ザンッッッ!! 行き成り、その曲がった空間から斬撃が二つ、三つ… いや四つ、全て右から左への撫で斬りが飛んでくる。しかも全てケイニーに) ルーク->ケイニー!? シオン->ウインドカッター!!(即座に空間の切れ目に風の刃を放つ) カース->ハルト->人の心配をしている場合か?(別の場所から出現し、飛ぶ斬撃――それが ケイニーへと届く前に、ウィンドカッターが空間にあたる前に。其の姿は、ルークの真後 ろ――) ケイニー->嫌味なほど、効率的だねっ! (左は任せたとシオンに目線で合図を送り、右上 の一撃を屈んで交わし右下の一撃を槍で受止める))  ルーク->しまった!?(背後を取られる) カース->@バチンッッッ!! 風の刃が空間と衝突すれば、雷のような音が迸り。すぐに空 間と三つの掻き消えるが…受け止められた一撃は破戒槌のソレだ) カース->ハルト->刺突…まっすぐ、ルークの頭部へ向かい、霞むような速度で刺突を放つ!) ケイニー->クラロ>させませんっ!!(ルークに駆け寄って速いだけ、極限まで急いでの雑 な横薙ぎを放つ) カース->ハルト->――(貫く前に、横目に。そのクラロの斬撃が目に入り…舌打ち一つ。音 が届ききる前に、何故か先程の位置。離れすぎた位置まで戻る) ケイニー->ぐ……ぅっ!!(左に飛んで力を受け流すが、その勢いのまま幹の壁に激突す る!)……がっ!!(幸い、石で無いことだけが幸いした。だからこそ気は失っていない) ルーク->ありがとう、クラロ ケイニー->クラロ>(最初から二の太刀を狙っていたが、難なく外れる…)いえ、当然です。 仲間ですからね カース->ハルト->……(どちらも、仕留め損なった……か…シルヴェストリの報告どおりな ら、今ので仕留めれたはずだが……) ルーク->(ニッコリと微笑んだ後、剣の柄をしっかり握り、構えなおす。ハルトの動きに注 意しながら…) カース->ハルト->(しかも、先程の位置に戻ったのならば次の攻撃を撃てばいいのに。止ま ったまま何かを考えている……) ケイニー->ごほ、……げ………ェホッ(ゴクリ、と堰き上がる血の塊を飲み込み、立つ)… …はー、やれやれ、バカ力なんだから ルーク->(相手がどのような攻撃に移るかわからないため、しばらく様子を伺う) シオン->(何故攻撃をしないの?ケイニーくんにダメージを与えた今がチャンスなのに) シオン->(動かないのを見計らってケイニーの傍に移動し回復)ヒールオブライト カース->ハルト->……(先程の攻撃にしろ、あれだけの速力があればルークを蹴り飛ばした 後にクラロを迎撃できたはずなのに、わざわざ元の位置に戻った…) ケイニー->肺と内臓を一応応急処置、と。ありがとうシオンお姉さん、これでまた動けるよ (ピョンピョンと飛んで再度槍を構える) カース->ハルト->(オマケに、それぞれ一撃を加え。相手が十分な隙を作っているというの に攻撃しない仕草…連発で撃てないだの、そういう問題ではないだろう) カース->ハルト->(今とて、シオンがケイニーを快復している隙を突けただろう……少なく とも、先程の闘いで出てきた悪魔や、ジョーカーでさえそうする。) ケイニー->クラロ>(動けば応戦する構えだが……、相手が動かないので注意深く観察して いる) カース->ハルト->(@戦い方が変わっている、というよりコレは……)……一撃持たせたこと は、褒めようか…(またも、同じ構え…) ケイニー->うっわー、嬉し過ぎて涙が出そう シオン->(相手が動かない間に魔力を高めている) カース->ハルト->ッ!(魔力の高まりの反応すら、遅い。ようやく気付いたところで、挙句 の果てには慌てて剣を振りぬき…) カース->ハルト->先程と全く変わらない攻撃。シオンの目の前の空間がぐにゃりとゆがみ、 そこから撫で斬りの斬撃が飛び出す!) ケイニー->持ちつ持たれつ…………ウィンドカッター!(シオンがやったように、同じくウ ィンドカッターを相殺すべく斬撃へ飛ばす) シオン->っ!?…トランスパーレント!(身体が透け、ハルトの攻撃が空を切る) カース->@(バチバチィッ!! と、空間に風の刃が激突し。またも多くの刃ごと空間は掻 き消え、最後に残った斬撃も空を切り…しかし、ズバァン!! と後ろの壁に大きな太刀 傷を残すものの……) ケイニー->―――ダンッ!!(瞬動、しかし動きは音よりも早く、さらには光すらも騙す出 鱈目な軌跡を描いて走る。右、左、奥、手前に来たと思ったら、その姿は天上に足をつけ ている) カース->ハルト->…〜〜ッッ(@この時点で、次に対する反応が遅れている…自分の技が破 れて動揺しているのもあろうが、あまりにトロい) カース->ハルト->なっ…!?(@さらに、ケイニーの瞬動を目で追おうとするこの愚…普通 なら、目で追おうとする前に迎撃体勢でもとりそうなものだが…) ケイニー->なんだ、遅いじゃん (大した抑揚もなく、全力で天上を破壊するかのように蹴 る。その勢いでハルトのを頭蓋から股にかけて貫こうと、落ちる。ただ、凄まじく速く) カース->ハルト->(褒められるとすれば、空気を斬る感触に気付き…目を上へと向け、その ケイニーの姿を認め。大きく半身を捻って反る…半歩ほどしか下がれてないが) シオン->遅いです!(同じく瞬動でハルトの右脇に移動)エアブレイク!!(剣に向けて空 壊を発動する) ケイニー->っ(串刺しは諦めた、だが軌道を僅かにずらしてそれを下腹部へ向け――!!) カース->ハルト->〜ッッ!!(もう、この時点で。ケイニーの動きはかろうじて避ける体勢 であるものの…シオンには無防備…硝子が砕けるような音を立て、剣が砕け…) シオン->これであの技は使えません。クラロさん、ケイニーくん。今です!! カース->ハルト->(既に、武器も破壊されどうしようもなくなり……これでもかとばかりに あっけなく下腹部へと槍が迫り、鎧を砕き肌に届こうと……) カース->@(ヴンッッッッ……何かが、響き。ハルトの鎧姿が行き成り、視界から掻き消え るッッ) ケイニー->クラロ>観念なさいっ!!(盾を前面に構えて踏み込み突き出した必殺の騎士の 一撃は……、空しく空を斬った) シオン->消えた? カース->@ヒュンッッッ…つづいて、クラロの必殺の一撃の威力がいきなり。どこかに持っ ていかれるように消え去り…) ケイニー->ちっ!(ズブリ、と容赦なく突き出された槍も空しくは無いが滑稽なほど地面に 突き刺さる) カース->@ケイニーの突きの一撃の威力も、何かに掠め取られるようにして。地面には突き 刺さるものの、大幅に威力が無くなったように思える…) ケイニー->クラロ>……なんでしょうか、この攻撃の脱力感は? 不吉です… カース->@そしてその威力の軌跡は、どこか…否、壁のほうへと…少なくとも、そのまま自 分に返って来たりはしないようだ) カース->@そして――) カース->@ドン。と。本当に短く、腹の底に響くような音――) ケイニー->ホント嫌な感じ……、取り押さえた暗殺者に恨まれた挙句逃げられたみたいな気 分だよ カース->ハルト->グッッッアァァァァ!!!!(@ケイニーに貫かれる筈であった下腹部に は、しっかりと槍に貫かれたような。肩には、クラロにやられるはずであった傷が…向こ うの壁と一緒に、ハルトごと減り込んだ!!) シオン->狽チ!!?? ケイニー->痛ぅ……耳に響く シオン->な、何が一体どうなって…こんな事に カース->ハルト->……ッカ…ァ……(とてつもなく太く、頑丈であるはずの木の幹や根をぶ ち破って、壁の破片が崩れるところまで叩き込まれ…気を失っている) ケイニー->クラロ>魔法の失敗でしょうか?(かなり不審げに) カース->ハルト->(左手に、何かをやろうとして短剣を持っているが……魔力がまだ殆ど無 く、失敗どころか発現させもしていない状態…) カース->バーサーカー->…………末路だな。(溜息一つ… ケイニー->兎も角、オレたちの勝ちだね(ヒュ、と。心臓を貫くべく槍を突き出す) カース->@ガシィッ! 槍を、何も無い空間から行き成り掴む、黒い手袋に覆われた手) シオン->誰っ!? カース->@バチィッ! 大きな帯電の音とともに現れたのは…紅いコートに、紅い眼。長い 銀髪……皆が知っている、最高の悪魔だ) ケイニー->まぁ……世の中そんなに甘くないよね(槍を止められた瞬間その握力を悟り、槍 を手放して一足飛びで15mほど退く) カース->シルヴェストリ->………………(珍しく…苦虫を噛み潰したような、そんな顔をし ている) カース->シルヴェストリ->………返す。(その掴んだ槍を、ぽいっ、と軽く。ケイニーへと 投げ……何時もより、覇気というものがない) シオン->…どうやら戦いに来たわけじゃなさそうですね(警戒しつつ) カース->シルヴェストリ->……(また一つ、溜息を突き…)…つまらぬ戦いをさせたな。 ケイニー->助かったよ(パシリ、と恰も予想していたかのように受け取り) ケイニー->別に、楽して勝てるならつまらなくて結構だよ カース->シルヴェストリ->あぁ…(ふいっと視線を反らすと、がし、とハルトの喉を引っ掴 み……) カース->シルヴェストリ->……(ボゴンッッ!! と音を立て、一度で壁の間からハルトを 抜き出す…) カース->ハルト->……ッガ…!!(その衝撃が、重傷状態の昏倒からも目を覚まさせるが… …) ケイニー->……… カース->シルヴェストリ->……(そんな重傷状態でも関係ないとばかりに、髪を引っ掴み…) …恥曝しが… カース->シルヴェストリ->……己が力量のみに過信し、都合の良い時だけ力を求めるからこ のような目にあうのだ…!!(ぐい、と無理矢理持ち上げ) ケイニー->日々鍛錬だね カース->シルヴェストリ->(ぐんっ、とさらに足が地から離れるほど持ち上げ…)…全くだ… シオン->だからと言って、その扱いはどうかと思います。仮にも仲間でしょう? カース->シルヴェストリ->(ぶんっ、と横に無造作に投げ飛ばし…ハルトの姿が、空間に飲 み込まれるようにして消える) ケイニー->………カースも似たような扱いをしていたような気が…… カース->シルヴェストリ->……カースを殺そうとしたあの女になど、仲間の感情など無い カース->シルヴェストリ->…(ふぅ、と吐息一つ)…アイツの始末はこちらでつける。 シオン->…分かりました。 ケイニー->そいつは助かる、嘘だけは言わなそうだし、任せるよ カース->シルヴェストリ->…あぁ。(それだけ言うと、くるっと身を翻し…ヴン、という音 とともに姿が消えた) ケイニー->全くもう、ああしんど……(へたり込む) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーー <感想> 愛に行く……の誤爆が楽しかったのは秘密です、忘れてください。お願いします。(ぉ 今回のハルトはアッサリと倒せた感じでしたね、時間の問題もあったのでしょうけど全部 が全部勝機が薄いほど強くないのはいいバランスだと思います。 それと部屋の構造もいい感じでしたね。 因みにリースの『伝言』はテメンニグルを終えた次回への布石だったりします。 政治問題と権謀術数の争いの最中に叩き落しますのでお楽しみにw(何