ケイニー->@現在王城内で国王の元を訪れていたケイニーとリース、そして懲罰隊の2人。 城内にはシルヴァストリが侵入していた ケイニー->@それにいち早く気付いたリースが国王に進言。何かが動こうとしている… シルヴェストリ->グドー->あーぁーまったく。位置は分かってるのに、居る部屋が分かんね ぇたぁ…城なんぞ入ったことないからな、失敗したか?(ぼやきながら階段を昇りつつ シルヴェストリ->…どうだかな。まあ、迎撃体勢は取られてるだろ…もうちょっと、調べと くべきだった ケイニー->ガーシュウィン>近衛の者以外を全員この城から避難させよ、速やかにだ ケイニー->私どもは残らせて頂いて宜しいでしょうか? ケイニー->リース>私もお力添えをさせて下さい ケイニー->ガーシュウィン>………承知した、だがくれぐれも危険な事はするな シルヴェストリ->グドー->しかしだなぁ、もうちょっと兵に根性欲しいなぁ?(途中、不運 にも遭遇してしまった兵の足を引っ掛け。階段から落とし…) シルヴェストリ->そう言うな。(転がっていく兵を見ながら…)…我等に向かってくるだけで も立派だと解釈してやるべきだろう。(溜息一つ ホウガ->(宿屋にて、ベッドに横になったトールの隣で物思いに沈んでいる) ケイニー->(残った者の全員が対談の間から出て、広いホールに陣取る。後ろは城下の望め る威厳ある造りのバルコニー、前はシルヴァストリ達の登っている階段だ) シルヴェストリ->ところで。“カース”が見つけた『紋章』は本当に此処に在るのか? 存 在すら感じぬが…(図らずも、広場への階段を昇りながら。横の大男を見て…) シルヴェストリ->グドー->我等が術師“カース”が言うんだからホントなんだろ。俺も存在 確認できねぇんだが。 ケイニー->(近衛騎士の数は精鋭の中の精鋭だけを選りすぐった20名、内6人が陣術士、 その中の2人が陣術医である。陣形はポウル・ロウ独特の十字を書いたような包囲陣だ) ホウガ->(俺は、どうすればいい? 戦争は一番引き起こしてはいけない事象だ。それが起 きた。一刻も早く止めなければいけない……) シルヴェストリ->しかも、それが国王のアミュレットだとは…。…前に、私が一度国王と会 ったのを馬鹿にしてるな、この出来事は…(嘆息) ケイニー->(この陣形は聖なる力を賜る為のものだと言う。無論ケイニーとリース、懲罰隊 のクラロとヒューアはその陣形の外に居る。しかしいつでも参戦できる位置だ) シルヴェストリ->グドー->オマエがにぶいだけか、隠匿式が施されてるのか…ま、会ってみ りゃわかんだろ。あそこだろ?(指差し…丁度、精鋭たちが居る広場を指差し) ホウガ->(だが、俺の仕事は何だ? 鉄を打ち、己の腕を振るい、武器と為す。俺は鍛冶屋 だ) シルヴェストリ->あぁ。生命反応が集まっている…だが…さきほどから気になっていたんだ がな…?(ゆっくりと、歩みながら空を見るように顔を挙げ シルヴェストリ->グドー->あぁ。何でかな? 人間の魔力が急激に上昇して、俺達の魔力が 押さえつけられてる…誰だ、コレ ギィド->(宿屋への道をもくもくと歩きながら)それにしても今日は少し空気がおかしいな … ホウガ->(武器が作られることと、それを振るうものが居ること。それだけで、俺は戦争の 手伝いをしているということになる) ケイニー->(陣術士達は既に全騎士の武器に風力付与(エンチャントワールウィンド)を施 している、無論国王のスクエア・ブレイドにも) シルヴェストリ->(@彼の言うとおり。彼等人間側の魔力は、何かに注がれるかのような力 が沸き。逆に、敵対する彼等の魔力が押さえつけられるという減少が起こっている… ギィド->ミーチェ>??(ギィドに手をひかれつつ、歩きながらも耳が何かに反応している) ホウガ->(俺には、世界を救う力も、戦争を止める力もない。ただの矮小な人間だ。そんな 俺が何ができる? 何もできるわけがない) ケイニー->(ケイニーにはクラロが自分達のついでに溶解力付与(エンチャントアシッド) をかけている) ケイニー->ガーシュウィン>力を感じるな… シルヴェストリ->人間以外の誰かが協力しているな。三日前疾風龍の森に居た奴等が、今此 処に居るということは…おそらくは、竜だろうが… ギィド->ミーチェ>(反応がどんどん大きくなり、城のほうを振りかえると引かれる手を振 り払って走り出した) ケイニー->リース>(ふと目を瞑り、開いて)……2人ですね、如何しましょうか ギィド->今日はなんだか変な日だなって…おい!?(ミーチェを追いかける) ネフライト->(机に向かってひたすらがりがり何か書いて)…できたっ(後ろに反り返りが ったーんと椅子が倒れる シルヴェストリ->グドー->うへ。じゃーコレ、封絶式だぜ。分悪くねぇか…俺等魔法使えね ぇ ホウガ->(ハッとなってネフライトに振り向く)……どうかしたのか? シルヴェストリ->もとから使えんのが多いだろう、私達。問題ない…(階段を昇りきり。広 場に差し掛かる)…だが、それなりの覚悟はしておけ ケイニー->ガーシュウィン>2人同時に相手をするのみだ、貴女には援護をお頼みしたい ギィド->ミーチェ>(城へ一目散へ走り、倒れている兵士を避けながら進んでいく) ネフライト->……見てわかんない?倒れた…いてて…(腰さすりながら起き上がる ケイニー->リース>ご自分で出撃なさるのですかっ? ギィド->っ…城に入るなって……って兵士なんで倒れてるんだよ… シルヴェストリ->グドー->うへぇ…リースちゃん相手とかまずいってぜってー…(がくりと 肩を落としつつ。右手には、黒い塊のようなものが出現し…) ホウガ->いや、見ればわか──!(慌てて眼鏡押し上げ)……危なかった シルヴェストリ->その時は、その時だ。(両手に、群青と紅蓮の火の粉が吹き上がり。次の 瞬間には刃が形成され、『2界』が握られる) ネフライト->くしょう、椅子の馬鹿ーっ(蹴って自分にダメージ)……(泣 ケイニー->ガーシュウィン>神剣と呼ばれた腕前は衰えていないつもりだ。それに無駄な血 は流したくない、この中で最も勝てる可能性が高いのは儂だけだろう、失礼ながらな シルヴェストリ->グドー->行き当たりばったり大作戦? 勘弁しろよ。(黒い塊が急速に伸 び。歪、と形容されるほどの長く太く巨大な槍斧が握られ…) ギィド->ミーチェ>ここ……っ(息を切らせつつ広場へ駆け上がって来た、すぐ後にはギィ ドも居る) ホウガ->……(苦笑して)全く…… ルーク->………っ!?(急いで戻ってきたが、倒れている兵士達を見て言葉を詰まらす) シルヴェストリ->さぁ、行くぞ。(紅きコートの裾を揺らし…銀を靡かせ、広場の入り口に 出てくる。しかし、剣は降ろしたまま…) ネフライト->…椅子めー覚えてろっ(謎)ってかホウガなにその馬鹿にした雰囲気はー! ギィド->なんだ…これは?敵国の進軍でもあったのか…… ホウガ->トール->やっと……笑った……な(虚ろな目だが、目を開けて見ていた) シルヴェストリ->グドー->へい、へい。(背中を視点に、ハルバートを支え。兵士たちの前 へ同じく姿を現しながら…) シオン->んにゅ…(まだ宿で寝ている) ネフライト->はっ…それより手紙手紙(机から書いてた便箋をとり封筒にいれる) ホウガ->師匠…… ケイニー->ガーシュウィン>(一歩踏み出して)…我が名はガーシュウィン・アウル・フォ ト・ロウ、この王城の主だ。何の用で参った ネフライト->に?ししょーさん?(手紙に封をしつつ ギィド->ミーチェ>ミーチェ呼んだの…だれ?(息を整えつつ回りお構いなしで広場へ歩き 出している) ホウガ->トール->初めまして、娘さん。ホウガの保護者だ……だが、もう、そう長くはない がな ルーク->奴は城の中か…(兵士達の制止を振り切り、一人城内へ向かう) シルヴェストリ->(まずは一度立ち止まり。『2界』を地面に突き刺してから。胸に手を当て) シルヴェストリ・クロウス・レイナー。堅苦しい挨拶は抜くがそこは見逃してくれ シルヴェストリ->グドー->(同じく、槍を構える素振りも無く佇んでいる) ネフライト->や、はじめましてー……そりゃまた…んと…んーとー(言葉探し中 ギィド->(兵士達の前に出ようとしてるミーチェを引っつかみ、物陰で観察) ケイニー->ガーシュウィン>(同じくまだ構えては居ない、しかし抜き身の光剣を右手に提 げたその姿は戦神の如き威厳がある) ケイニー->ガーシュウィン>構わぬ、主らに礼を求めるつもりは無い ホウガ->トール->その前に、話そう。君は……ホウガについて……水臭いと思ったことはな いか シルヴェストリ->(ガーシュウィンを観察するような目で見ながら…)まあ、あれだけ殺せば そうだろうが。今回は、遊びに来たんだが、ついでに用事も済ませに来た ケイニー->リース>遊び…… シルヴェストリ->私としては、またこの人数でお遊びしてもいいのだが。そちらが嫌ならば、 こちらの要求を一つ聞いてくれるか? ホウガ->……水臭い? どういう意味だ。師匠 ギィド->(なんだあいつは……敵国と言っても目の色がここじゃわからん・・・) ネフライト->んー…本人の前でーとか思ったけど、まあ気にしないでおこう。特には思った ことないね。 ケイニー->ガーシュウィン>申してみよ、儂は問答無用などと言うほど若くはない シルヴェストリ->ふむ。それは助かる、では言わせて貰おう…(すっと右腕を挙げ、人差し 指でガーシュウィンの喉下を指差し)その、首から下げてるアミュレット。 ホウガ->トール->そうか。ならば質問を変えよう……。長い間一緒に行動した仲なのに。フ ァミリーネームを明かさない男はどう思う? ルーク->(リース達を見つける…が、物陰で隠れて様子を見る) ホウガ->……!? ギィド->ミーチェ>クゥ? ホウガ->トール->ちなみにわしのファミリーネームはソウジン。トール=ソウジンだ ケイニー->リース>……隠れてもこの二人に対しては無駄と言うものですよ、こちらにいら して下さい。まだ、ここの方が安全ですから>ルーク ネフライト->言うの忘れてるかわけありかそれ以外か…って感じ? シルヴェストリ->グドー->なにぃっ!?(後ろを振り向き)ホントだ、居る…!(すっごくショ ックそうな声色で ギィド->(アホだ…あっちのでかい奴アホだ……/必死で気配消してる) シルヴェストリ->………………………グドー…少し、黙れ。な?(指差したまま固まってる …) ホウガ->トール->いや……そんな込み入った事情ではない。ホウガは、拾い子だった。それ だけだ ルーク->最初からバレバレってことか(罰が当たったような顔で出てくる) シオン->むにゃ…(寝返り打ってまだまだ熟睡)←一人別世界 シルヴェストリ->グドー->ッハ、俺としたコトが…(落ち込んで喋らなくなった) ネフライト->ふーん、そっか ホウガ->トール->黒髪に黒目。名前がホウガというだけしか知らない。そんな子をスクァイ アに住んでいる時に拾った ケイニー->ガーシュウィン>(チラリとルークを見て、目を戻す)………これは国権の象徴、 つまりは他国で言う王冠のような物だ。これを持たなければ正式に王とは認められぬ、そ れ程の物だ シルヴェストリ->そう。こんな時までしているから、そうなのだろうとは思ったが…それを、 譲って欲しい。そうすれば、大人しく帰るよ。 ホウガ->トール->わしにも息子がいないわけではない。だが、わしの後はこれに継がせよう と思っている ギィド->(意味がわからん……国権を譲れとか……) ホウガ->トール->わかっているのだ。迷っているのだろう? 今の自分に。戦争と武器、そ の間で揺れている心に(ホウガを見据え、言い放つ) ネフライト->ま、血はあんま関係ないだろうしねぇ…でも随分と思い切ったことをって感じ する ケイニー->ガーシュウィン>良かろう、主にくれてやろう。……今後人々に手出しはせぬと 約束できるならな ネフライト->んー話きいといてなんだけどあたしお邪魔だったりする? シルヴェストリ->人々というのは。この国の人か。それとも、世界中の人のことかによる。 ケイニー->騎士>国王陛下っ!?(全員が相当に驚いている) ホウガ->トール->そこまでたどり着くこと、それが資格なのだ。自分の腕を疑うこと、それ は鍛冶師として必要なことだ ルーク->どうしてだ…いや、どうしてですか!?何であんな奴に… ホウガ->……手紙、持ってたな。出しに行くなら、言って来い。師匠は俺が見ていよう ケイニー->ガーシュウィン>世界全ての人々に対して、だ。勿論儂に嘘は通じぬぞ、セルト・ アルのお声が聞こえるのでな ケイニー->ガーシュウィン>少年よ。権威など人の命に比べれば取るに足らぬものなのだ ネフライト->りょーかい、頑張って〜(手をひらひらさせて部屋をでる シルヴェストリ->それは、無理だ。そこのグラスランナー…ケイニーと言ったか? ソイツ から、私の目的は聞かされているのだろう? ホウガ->戦争と戦いと、武器と闘争と、振るう腕と振るわれる腕、俺が武器を打つために振 るう腕は、そのまま武器を振るう兵士の腕になる。違いますか? ケイニー->ガーシュウィン>儂も王なのでな、言う事は言わねばならぬのだ。最も、始めか ら戦う事は分かりきっていたからこのような陣を組んでいる訳だが ネフライト->(扉を閉めてほっと息を吐く)ふはー……これ以上聞いたらあれっすね、うん ルーク->俺…俺は… ギィド->ミーチェ>クゥ……ワンワン!(ギィドから逃れて兵士達の前に飛び出してくる) シルヴェストリ->グドー->俺たちと戦えば、全員死ぬってこともわからないわけじゃ……? (ミーチェを見て…)…ワンちゃんか? ネフライト->手紙手紙〜。あ、今ソレイユに手紙出せるのかな?(歩きながらぶつぶつ ギィド->あ、ちょっと待て!って………あ(雰囲気ぶち壊した上に侵入者だと気付いた奴) ケイニー->ガーシュウィン>少年……いや、確かルークといったな。見ているが良い… ケイニー->(兵士の名前全員覚えてるんだね……) ホウガ->創る武器は血に塗れ、幾多の命を奪い、民から幸せを略奪し、くだらない優越感を どこぞの誰かに与える。違いますか!?(語気が荒くなってきた) ギィド->ミーチェ>ミーチェ呼ばれた……誰呼んだ?(やっぱり周りお構いなし) シルヴェストリ->私の魔力に反応したか…(ミーチェを見下ろしながら…) ホウガ->トール->よく、そこらの鍛冶師は、『作る武器にはお前の魂を、全てを打ち込め』 と言う(質問には答えず、ただ口を開く) ケイニー->ガーシュウィン>……ここは危険だ、呼ばれても来てはならぬ(すぐにミーチェ の元に歩み) ケイニー->ガーシュウィン>……(この少年…) ルーク->ミーチェ、早く俺のところへ! ギィド->ミーチェ>や!呼ばれてるのに、来なかったら寂しい! ホウガ->トール->しかし、一本の武器に人間一人の全ての想いを打ち込むのは不可能だ。武 器は人の想いを移すには、とても小さいものなのだ シルヴェストリ->グドー…手を出すな。貴様に暴れられたら、この城どころか敷地内全て吹 き飛ばしかねん。 ホウガ->トール->だから…… ホウガ->…… ギィド->っ………だから危険だから行くなって…(ミーチェを捕まえに行く) シルヴェストリ->グドー->…へいへい、どうせそんなこったろうと思ったよ。お前がヤバく なったら逃げる役、そんな気はしてたんだ。(後ろに下がりながら) ルーク->くそっ!(ミーチェを無理やり自分の下へ引っ張る) ホウガ->トール->だから、武器にはお前の一番大切な想いを伝えろ。一つだけ、凝縮して打 ち込め。己の中に存在するこれだけは譲れないという想い、信念。それでこそ、武器はお 前の分身となる ギィド->ミーチェ>やー!(思いっきり抵抗) ケイニー->こっちで固まって、クラロとフューアの後ろに来て ホウガ->そんな精神論なんて聞きたくありません! 俺は、俺が聞きたいのは……俺の腕は 何のためにあるのかと……! ケイニー->リース>いざとなれば絶対壁三枚でお守り致します、ご心配には及びません ネフライト->なんかやな空気……(手紙を握り締め)あ、出せるみたいだ(手紙投函 ルーク->仕方ない…とにかく俺の後ろにいてくれ!>ミーチェ シルヴェストリ->…で。国王――否、ガーシュウィン殿。それに兵士方々その他ご諸君。戦 うのか?(口の端をゆがめたような笑みを浮かべつつ、両手を広げ) ホウガ->トール->お前は、戦いを望まないのだろう? 人を殺す道具を創りたくないのだろ う? ギィド->俺も手伝うか…(ミーチェを押さえ込み、兵士の中へ紛れる) ホウガ->そのとおりだ。だけど、武器は……本来の武器の目的は…… シルヴェストリ->グドー->オマエこそ、興奮しすぎてポウル・ロウ消し飛ばすなよ?(ハル バートを床に突き刺し、後ろで腕を組み傍観体勢) ホウガ->トール->打て…… ホウガ->? ルーク->臨むところだ!(剣を構える) ギィド->ミーチェ>なんでミーチェ呼んだ?それとも呼んでなかった?ねぇ…(押さえ込ま れつつ連れて行かれる) ケイニー->ガーシュウィン>今戦うのは儂1人だ、儂が倒れるまで皆は手出し無用とする ホウガ->トール->ならばそれを打て、本来の武器ではない武器を打て シルヴェストリ->(もう一刀を引き抜き、繋ぎ合わせて双剣を組み。ギュルギュルと風を巻 き込み回転させ始める)神剣か。楽しみだ… ルーク->だけど、そんなことしたら… ホウガ->不可能だ! そんなことできるわけがない シルヴェストリ->少年。教えておこう…(僅かに、ミーチェに目を向け)呼ばれるようにして 引き合った場所には、必ず待ち人が居るものだ。この戦いで見極めろ ケイニー->ガーシュウィン>「小さき少年よ。少しだけ…、良いか」 ホウガ->トール->想いを打ち込めと……言った、はずだ……(だんだん声に抑揚がなくなっ てきた) ギィド->ミーチェ>?なぁに? ルーク->?(ガーシュウィンに耳を傾ける) ホウガ->トール->信念を、自分の魂の奥底、一本だけ突き立つ芯を……打て、ホウガ ケイニー->ガーシュウィン>「儂は、時に人としてすら救われず、蚊を殺すかのような感覚 で殺されていくリカンスロープ達を見てきた」 ホウガ->…… シルヴェストリ->(@その回転は、風を巻き込み人から滲み出る魔力を喰らい。悪食の風と 化して広場を吹き抜けていく…) ギィド->ミーチェ>………… ケイニー->ガーシュウィン>「若い時は、王位に就いたら必ずこの習慣を突き崩して見せる と思ったものだ……」 ホウガ->トール->打て……打てっ、ホウガ……! 戦いを望まぬのなら、戦いを断固として 跳ね除ける想いを……! ケイニー->(省略)「だが……、ままならぬものよ」 ルーク->(ミーチェ…、王と何を話してるんだろう) ケイニー->「儂に止める事が出来たのは、兵達による無用な殺生だけであった」 ケイニー->「それも人としてではなく、剣持つ者として虫や動物と言えど無益に殺してはな らぬと言う規律を作っただけだ」 ホウガ->トール->そうやって創られた武器たちはお前の想いを受け継ぎ、世界に散らばり、 持つ者にお前の想いを伝える。振るうものに戦いがどんなに無意味なものかを伝える。 ギィド->ミーチェ>おうさま……… ケイニー->「身分違いの恋をし、獣憑き如きが恐れ多いと言って殺された、尾を持つ娘すら 居た」 ケイニー->「幾ら神剣と呼ばれようとも、どれだけ名声を集めようとも……、人の心から闇 を拭い去る事は難い。人々は心の捌け口を探しておるのだ」 ホウガ->そうか、俺が創る武器が向く矛先……それは…… ケイニー->「今は、耐えて欲しい」 ケイニー->「儂にはこの父のようになりたいと、言ってくれた者が居る」 ケイニー->「約束しよう」 ケイニー->「儂が散っても、この願いが途切れる事は……無い」 ホウガ->敵国の兵士じゃない。無辜の民じゃない。人じゃない。動物じゃない。物じゃない ……(拳が震えている) ケイニー->「今少し、待って欲しい」 ギィド->ミーチェ>………うん!(しっかりと頷いた) シルヴェストリ->(@その風すら喰らい。そしてその姿は変わる――一振りのバスタードソ ードに酷似したそれは。柄尻にある円錐に刻み込まれた血文字が刻まれ…) ケイニー->ガーシュウィン>(顔を上げ、剣を構え)……さて、そろそろ始めるか ホウガ->俺の創る武器が向く矛先……それは……! ホウガ->トール->そう、お前が創る武器が断つのは人間などではない。お前の武器が断つの は戦と戦乱……! ホウガ->戦火に燃える民の叫び、悲しみ…… ホウガ->トール->瓦礫の山を見上げ、慟哭する子供の絶望。最愛の人を殺され、この世を恨 む若者の失意。笑って最後を迎えたいと思いながらも、戦いにその身を焼かれ、消えてい く老人の無念……! ギィド->(王の言葉を一緒に聞いていて)……俺は…この国に生まれたかったな… ホウガ->トール->打てっ! ホウガ! 戦いを続けるための武器ではなく── シルヴェストリ->@(柄代わりにあてがわれた左右非対称の眼を持つ髑髏を囲むように意識 された骨のようなものが組みかかり。まるで十字架に貼り付けられた骸骨のようなレリー フから消えた、白銀の長剣――) ホウガ->戦いを……終わらせるための武器を……! ケイニー->ガーシュウィン>我が剣は、慙愧を残さぬ。憂い無く終わらせてくれよう ホウガ->トール->(スミスハンマーをホウガに差し出す)ワシが300余年かけて築いた信 念、お前に──! シルヴェストリ->@(その髑髏の目には蒼と紅に燃え。白銀の刀身の中身は、闇が蠢くかの ように黒く脈動する――) ルーク->(王様の姿をジッと見ている) シルヴェストリ->……。私は、そういう眼をするものには。全力で挑むようにしている…(笑 みが深くなり…)楽しい遊びにしようじゃないか。(斜めに切り下げたような形で構え) ホウガ->トール->(ホウガに渡した後、軽く微笑み)これでやっとお前も、ファミリーネー ムを名乗れるはずだ。高らかに名乗れ……(笑い、目を瞑る) ギィド->(遊び……か。戦いとは遊びか…?) ケイニー->ガーシュウィン>(風を宿らせた光剣を構え、同じく剣を構えたシルヴェストリ と対峙する姿は、まるで一つの名画のようだった) ホウガ->(トールに背を向け、歩き出す)……謹んで、その命引き継いだ……! シルヴェストリ->(笑みが掻き消え。鬼神もかくやと言わんばかりの殺気・敵意・闘気を放 出し…)…来い、神剣。 ケイニー->ガーシュウィン>……もはや何も申すまい。参るっ!(老体とは思えない動き、 一瞬で間合いを詰めたかと思えばそこから更に3段は早い踏み込みで銃弾の如き突きを見 舞う) シルヴェストリ->…ッ!(肩、腹、そして足に斬撃が当たり。肉が弾け血飛沫が舞うところ で…裂帛の気合と共に、風さえ押し退けた逆袈裟の斬撃を。床を踏み抜き繰り出す!) ケイニー->ガーシュウィン>(突きの後、弾かれ様に右に半回転し背中を見せぬと共に首筋 を狙った横薙ぎが放たれえる。実戦経験を重ねた者のみが行える反応の速さだ) シルヴェストリ->(袈裟切りで放たれた斬撃を途中で完全停止。後回転させ、自分を貫くよ うにして切っ先を放ち地面に打ち込んでから。その剣を支えるようにして必殺の一撃を防 ぐ――!) ルーク->す、すげぇ…(二人の戦いを見て、驚いている) ケイニー->ガーシュウィン>(手は着かない、バランス良く着地すると間を置かずに大きく 踏み込み又下から顔面へと向かう大振りの逆風を放つ。無論隙など無くクリス以上の繋ぎ の上手さで ケイニー->そこから至近距離の“脛斬り”を行う、間は蹴りで取る) ケイニー->ガーシュウィン>はぁ…はぁ……。儂は、戦いにおいては綺麗な身ではないぞ(疲 れではない、最初から呼吸を大きくして酸素を補給しているのだ) シルヴェストリ->(剣での迎撃は間に合わぬと判断。と同時に、2点防御も不可能と判断。 両手腕をL字に組んでから顔の斬撃を防ぎ。後退、脛切りも半分に留まらせてから…) シルヴェストリ->……やるねぇ。反撃の隙がなかなか無い。(腕と足が血塗れなのを見てか ら、驚いたようにガーシュウィンを見て…) ケイニー->ガーシュウィン>(やはり出来るな…、簡単には良い手応えが返ってこないか) シルヴェストリ->(剣は手放すべきではなかったな…しかし、だからといって取らせてくれ そうもない…勝つ気上々か/すっと半身を開き。腕を組み、拳闘の構えを取った) ギィド->(何だか……ガーシュウィン王の動き…どっかで見たようなないような…) ケイニー->ガーシュウィン>…っ!(右腰為に剣を構え、そのまま両手で剣を持ち体勢を維 持しつつ体当たりのような突きを放つ!) ケイニー->ガーシュウィン>(若かりし頃の力は無いが、体重を乗せれば重くなろうっ) シルヴェストリ->(鋭い呼気を吐き出してからの一歩を踏み出し、地についた後。その床が 広範囲に渡りひび割れ、突き出された掌低は剣戟よりも速く奔り――) シルヴェストリ->ハッ!(その掌低と刃がぶつかり。あろうことか、剣が手袋をしただけの 掌に止められる結果となる) シルヴェストリ->シッアァ!(そしてそのまま、剣を通して。内なる力たる気を、鋼の刃を 通してガーシュウィンへと伝わらせていく――!) ルーク->素手で剣を…止めた!? ケイニー->ガーシュウィン>ぬぅっ(ここまで速く走った勢いを止める事など出来ない、そ の勢いに向かうように奔る気、自ずと威力は倍加する) シルヴェストリ->チッ…(舌打ちとともに。やはり気を扱うのはまだ未熟故、気をガーシュ ウィンの手まで伝わせたところで。肘までが一気に引き裂かれてしまい、即座に後退) ルーク->(俺…勝てるのか?奴と戦って…/シルヴェストリを見て恐怖心を覚える) シルヴェストリ->グドー->うわ、痛そう…(顔を顰めているであろうことが伺える声色で、 壁に背をつけて…) ケイニー->ガーシュウィン>っ……ぐぁっ!?(先ず両手の間接から血が噴出した。しかし その後に後ろに控えていた騎士2人を弾き飛ばしガラスを背で叩き割りバルコニーのギリ ギリまで吹っ飛ばされた事から見て、 ケイニー->それは軽傷と言えよう) ギィド->………この戦い。先が見えんぞ シルヴェストリ->痛そうじゃなくて。痛い。これでも痛覚はあるんだ…(離れたところを見 ながら、裂かれた腕から黒い血溜まりを地面に作らせながら…) ケイニー->騎士>陛下っ!!(すぐに駆け寄るが、自力で立ち上がったガーシュウィンに留 められる) シルヴェストリ->…先が見えぬ戦いほど、面白いものはないが…ッ!(痛覚を凌駕する、そ の精神は。止血さえすぐに行い、より殺気を増幅させ。凶風を吹き荒らす) ケイニー->ガーシュウィン>(何とかまだ剣は持てる、しかし振ることは出来まい。出来る のは、全身全霊をかけた突きのみ) ギィド->ミーチェ>くぅ………(自分のしっぽを掴んで不安そうに見守る) シルヴェストリ->(金属が擦れる音と共に、剣が抜き放たれ。再び、斜め下へ剣を下げるよ うな姿勢を取り…) シルヴェストリ->(足を大きく開き、こちらも残る右手で突きの構えを取った) ケイニー->ガーシュウィン>少年、心配は無用だ(この期に及んで年配者の見せる独特の優 しい笑顔を浮かべる) ギィド->ミーチェ>おうさま……がんばれー! ルーク->ミーチェ、今は陛下を信じよう(ミーチェの頭をポンと叩いて) ケイニー->ガーシュウィン>いざ……っ!(この体で何故先程より早く走れるのか、皆がそ う思った。しかし現実は皆の思いを違えて数段速くなったガーシュウィンの姿がある、見 えはしないかも知れないが) ケイニー->ガーシュウィン>(何故速いのか、それは単に本人が全力を出したからに他なら ない。) ケイニー->ガーシュウィン>(心臓への負担は、もはや考慮していない) シルヴェストリ->…参る。(その動きを瞳に捉え。地面を踏み抜き、姿が消失…突きに特化 した低姿勢で、豪速のガーシュウィンを迎え撃つつもりだ) ギィド->多分これが最後となるな……決着はどちらかな ルーク->(真剣な眼差しで二人の戦いを見つめている) ケイニー->ガーシュウィン>ぉぉぉおおおっ!!(戦場に在る者が何故皆“神剣”と呼ぶの か。それはセルト・アルの法に背いた者を必ず裁いてきたからである。彼は苦しい面での 神の代弁者だった) ケイニー->@(二つの剣が、重なる) シルヴェストリ->イィィィィヤァァァァッ!(その低姿勢から。白銀の刃が光り、黒い蠢き が脈動し――それは、風さえ越え行く突きを放ち。疾る刃がすれ違い――!) シルヴェストリ->(――ついには、衣服へと通達し、皮膚を、筋肉を抜き。骨を砕き、肺を 裂き、脊椎を貫き、神の代弁者の背中へと疾り抜ける! ケイニー->@(まるで銀の弾丸が同時に放たれて交差したかのようだった、甲高い衝突音も あまりに速過ぎて音が高くなり、誰にも聞えない。しかし、その衝突の凄まじさは誰もが 感じている) ケイニー->@(例え遠く離れていようとも) ケイニー->ガーシュウィン>…………くっ………は…(喉から溢れ出た血を遂には押さえき れず、膝を着き、ドウとその場に崩れた……) ケイニー->@………。(間があった) ケイニー->騎士>陛下ぁぁぁぁぁっ!!!!(騎士の誰かが、真っ先に声をあげた) ギィド->ミーチェ>っ……(声に反応したように震え始める) ルーク->陛下…陛下!!(ガーシュウィンの傍に駆け寄る) シルヴェストリ->(右腕が砕け。右足も血塗れ、胸には神剣の一撃が深く突き刺さり…しか し、膝さえつくことなく。大量の黒い闇を吐き出しながら…) ギィド->最悪の決着だな……… ケイニー->騎士>陣術医を呼べっ!! まだ………まだ、息は、お有りだ……!(ただ、そ の声にはあまりにも悲痛な響きがある) シルヴェストリ->はぁっ…はっ…!(荒い吐息に、零れる異様な呼吸音…内臓部は手ひどく ヤラれている) シルヴェストリ->グドー->…流石は神剣、いやガーシュイン殿。凄まじいな…(仲間の惨状 を見ながらも、動こうとはせず見守っている) ケイニー->ガーシュウィン>(すぐに陣術医が駆け寄り洗礼を始めるが、それは他ならぬガ ーシュウィン自身が止めた) ギィド->ミーチェ>(ガーシュウィンの傍に行こうとするが足が動かない) ケイニー->@(国威は、斬られた時に落ちた) ケイニー->ガーシュウィン>よい、復活など、望まぬ ケイニー->騎士>し、しかし陛下! シルヴェストリ->はぁっ…ハッ…はぁ…(アミュレット。その勝利を、ゆっくりと床に落ち たものを拾い上げ。剣を自身で引き抜き、緩慢な動きでガーシュウィンへと近づいていく) ケイニー->ガーシュウィン>この一つの命を受け取った者として、それを失う時が来たのだ ルーク->カイン>(リース達と合流)くっ…遅かったか ケイニー->ガーシュウィン>く……ゴホッ(血が飛び散る) ギィド->ミーチェ>おうさま……(震えながらも) ケイニー->ガーシュウィン>長生きした上に、己の意思でこうなったのだ。……己の我侭で、 生き返りなど、せぬ シルヴェストリ->(ゆっくりと。徐々に少なくなる闇を滴らせながらも、近くの兵士を弾き 飛ばし…ガーシュウィンの前に立って。その手に剣を握らせるようにして放り投げた) ギィド->ミーチェ>おうさま……しんじゃうの? ケイニー->ガーシュウィン>これは、先に死した人々への、……礼儀だ ルーク->俺が…俺が相手だ!(今までにない怒りの表情でシルヴェストリを睨む) シルヴェストリ->…げほっ…(血が流れたが、からかうような。歪んだような。楽しいよう な、複雑な笑みを浮かべ。神剣へ向け)…私の、勝ちだ。もう少し、我儘させてもらうぞ ギィド->ルーク…お前がかなうと思っているのか? シルヴェストリ->……あぁ…?(鬼神すら震え上がるような、壮絶な眼光を有した瞳でルー クを見据え) ケイニー->ガーシュウィン>少年……、儂のこの悪い性質だけは真似をせぬようにな…… (ふと笑い。息絶えた) ホウガ->(バンとドアが蹴破られ、ホウガが部屋に現れる) シオン->っ!?(がばっと起き上がる)…今、何か… ギィド->ミーチェ>おうさま……(やっとの事で歩み寄り、飛び散った血にふれた) シルヴェストリ->グドー->…ふむ。(顎に手を当て…)…楽しすぎるぜ、こんな体験。またと ないな、シルヴェストリ。(くつくつと笑い) ネフライト->………なんか、めさくさやな空気…なんか起きてはーないよね、うん(頬かき つつ宿屋に戻り シオン->(城の方を見)何かが起こっているの…? ケイニー->@(騎士の1人が階段を駆け上る) ルーク->くっ…俺が…俺が、奴を… ケイニー->く…………そぉ ホウガ->(真っ先にシルヴェストリを見据え、瞬きもしない) ギィド->ミーチェ>たのしい……なんでたのしいの?(グドーを見据え) シルヴェストリ->グドー->人の命の、強さの、儚さの。なんと美しきかな、さ、少年。ま、 こんな思考はキミは解っちゃいけないな ケイニー->リース>何も出来なかった……。私ともあろう者が、ガーシュウィン様をお助け できなかった………! ネフライト->(部屋の扉開け)あ、シオン起きたんだ。……どった?(真顔で ルーク->カイン>陛下…くっ…(必死で涙をこらえようとしている) シルヴェストリ->…クッ…クク、クククク…(ガーシュインの死顔を見て。可笑しそうに、 肩を震わせ…) シオン->胸騒ぎがして……(そこでようやく気付く)あ、皆さんは? ギィド->ミーチェ>…………(魔力が物凄い勢いで凝縮されていく) ネフライト->ん、ケイニーはお城に行って帰ってきてなくて、後は…どこ行った? シルヴェストリ->クハ、ハハ、ハハハハハハハァッ――!!(その笑いは、哄笑。今の体験 が、彼には余程可笑しくなったのだろう。哄笑が、木霊する) ギィド->………人間じゃねえな。やっぱり(静かに呟く) ネフライト->でも、胸騒ぎ、ね。やな空気だとは思ったけど…やっぱなんかあったかな… ケイニー->@キーーーーーーーーンッ(荘厳な、しかし何処か悲しい響きを持つ高い音色の 鐘が、一度だけ鳴らされたされた。3度は国の勝利を知らせるもの、2度は王子の誕生、 10度は正午を、国王の死を知らせる鐘だ) シオン->っ!?(魔力に反応する)城の方から凄い魔力が… ケイニー->@ミス、一度は国王の死を知らせる鐘だ ホウガ->今、二つの信念が一つになった。(ギィドに布でくるまれた剣を渡す) シルヴェストリ->グドー->俺たちが人間じゃない。ハハ、確かに…ヒトじゃ、有り得ねぇな ぁ…! ギィド->ミーチェ>わかんない…わかんないっ!(魔力が爆発寸前にまで膨れ上がる) ルーク->………くっ、うああああああ!(自分の持っている剣でシルヴェストリに斬りかか ろうとする) ホウガ->(続いてケイニーに、同じく布でくるまれた槍を投げる) ギィド->ホウガ、これは? ネフライト->………あった、ね。確実に。シオン、お城に不法侵入しに行く?それとも帰っ てくるの待つ? シオン->行きます。 ルーク->カイン>ルーク、やめろ!(制止に入る) ホウガ->己の信じる道、振るう腕。俺の生きる道、生きた時間はここから刻まれる(ルーク に、カインに、それぞれに武器を放っていく) ギィド->(剣の布を取り払い、刀身をみる) シルヴェストリ->(哄笑をいまだ響かせ。その感情は、押さえ込まれた魔力すら溢れ出し… 傷が。彼が与えた傷すら、何も無かったかのように修復していく ネフライト->うし、じゃいこ(部屋をでる ホウガ->俺は終わらせる、全ての悲しみを。これは誇張なんかじゃない。俺の振るう腕はそ のためにある。俺の創る武器はそのためにある。俺はただそのために存在する シオン->(ネフの後に続く) ケイニー->(確りと武器を受けとる)布越しなのに、すごい馴染む感じがする…… ホウガ->……ただのヒトと侮っているがいい。これらは全ての悲しみを断つ切っ先だ!想い を継ぎ、極限まで研ぎ澄まされた切っ先だ!何百年も昔から受け継がれた刃だが、その身 に錆びは微塵にもない! ギィド->ミーチェ>(何時の間にか義眼の目は涙に濡れている。そして義眼が色を変えてい った) ホウガ->透き通るように純粋で、真っ白に輝くこの刃が、いつか全ての悲しみを終わらせ る! シルヴェストリ->(その哄笑は。徐々に収まり…完全に収まった後には、全ての傷が消えう せている。戦いのあとは、服の裂け目しかない) ルーク->カイン>(ルークを気絶させ、武器をルークの分と一緒に受け取る) ケイニー->@(既にガーシュウィンの亡骸は騎士達にって運ばれている、戦場に憂いは無い) ギィド->(ふ、と笑い)良いね、気に入った(手袋を直し、剣を握る) ネフライト->(途中つまづきながら城の前まで走る)……これは…やばいかも? ホウガ->覚えておけ、俺は第二代目のソウジンの名を受け継ぐ者、ホウガ=ソウジンだ!! (自らもナイフを抜き放ち、かまえる) シルヴェストリ->やってみるがいい、人間!(コートの一部を剥ぎ取り)その白刃で、何処ま で我等に通用するか!! ケイニー->やってやろうじゃんか、化け物!(槍を構え)この白刃で、お前を打ち倒してや る! シオン->激しい気の力を感じます… ギィド->ミーチェ>(魔力が爆発すし、義眼が紅い本物の眼球へと変えた) ケイニー->リース>何時もなら、このような感情に流された戦いは嗜めるのですが………。 今回ばかりは皆さんに賛同しようかと思います シルヴェストリ->(風を裂き、剣を回転させ。紙を切るような音と共に、斜め下へと剣を構 え――)――さあ、人間(ヒューマン)! 化物(フリークス)との第二場、始めようか!! ルーク->カイン>僕も…戦う!(ホウガから受け取った剣を持って構える) ネフライト->絶対、いるね。あいつと…あと他にもなんか。(城にはいり、走る ギィドさんが入室しました シルヴェストリ->グドー->フフ…こりゃあ、シルヴェストリ一人に渡すわけにはいかんな? (ゆっくりと壁から離れ、ハルバートを握り…) ケイニー->クラロ&ヒューア>(一瞬にして詠唱を唱え、皆の新しい武器に溶解力付加をし ていく) シルヴェストリ->グドー->殺すなよ? この素材たちは、まだ伸びる。とびっきりの絶望与 えて伸ばそうぜ、俺達の楽しみをよ!!(じゃきぃ、とハルバートを構え) ギィド->師匠…見ててくれな…(剣を構える) ルーク->アスラ>(…アレは?/ネフライトを見つける) ホウガ->みんな、手に持てば、わかるはずだ。俺の想いが。本当に許してはいけないのが誰 なのか、わかるかはずだ!(ナイフを回転させ、睨みつける) ネフライト->(詠唱しながら走り、皆のいる部屋の扉の前で止まる)…シオン、覚悟はよろ しくて? シルヴェストリ->『与えよう、絶望』(歪んだ口元から詩のようなものが流れ…) シルヴェストリ->グドー->『育てよう、希望』 シオン->はい。出来ています シルヴェストリ->『その芽は何れ 我が糧』 シルヴェストリ->グドー->『その芽が実を成るとき その時こそが』 ギィド->ミーチェ>………ファイアボール!(早い詠唱で二人を攻撃する) ケイニー->リース>皆さん、私が攻撃をする時は合図をしますので、その時だけは一旦退い て下さいね……(優美な動作で紋を描き、華麗な声で詠唱をはじめ、その魔力に満ちた杖 を確りと二人に向ける) ルーク->う……(気がついたのか、ゆっくりと起き上がる) ネフライト->うし…(扉を勢いよく開けて)アブソリュートゼロ!(シルヴェストリに向け て放つ シルヴェストリ->『我等の宴。さあ、はじめよう。はじめの協奏曲を!』(剣の一振りで、 ファイアボールを切り裂き。ネフライトのアブソリュートをその火炎で打ち消す) シルヴェストリ->『さあ!』 シルヴェストリ->グドー->『鮮血の宴を!』 ホウガ->遅いぞ。やっと役者が揃った!(ネフライトには杖を、シオンにもナイフと小さな 杖を、それぞれ布に包まれた武器を投げる) ケイニー->リース>……カサル、アル、セト、セト、イザーク、イデア、ロウ、フォトン、 アル、イデア、セト、セト………… ギィド->……来るか!(少し防御態勢となる) ルーク->カイン>ルーク、これを持って逃げろ(ホウガが創った剣を放り投げる) ネフライト->うわ、せっかくかっこよく登場したのに遅いって酷い…と、杖…?(掴み布を とる シルヴェストリ->@(その瞬間――二人から。異常をすら凌駕した紅色と黒色の魔力が放出 され。天へと駆け上る――それは、世界の挑戦者たちの狼煙!) シオン->これは…?(受け取り) ネフライト->……ほほう、なるほど。さっすがホウガ、でいいのかな?(杖を構え ギィド->ミーチェ>思い出した……ミーチェ、思い出したよ……(紅い瞳でどこかを見つめ、 再び詠唱) ケイニー->リース>(右手で杖を構え、左手で絵画でも描いているような動きで紋を描く、 その行動の一つ一つに大地震でも起しかねない魔力が感じられる) ホウガ->精錬に継ぐ精錬。杖が一番手間取った、頼むぞ! ルーク->俺は…逃げない!これ以上、誰も傷つけたくないんだ…(まるで自分に言い聞かせ ているかのように) シオン->(小さな杖を構え)ホウガさんの気持ち、受け取りました ケイニー->クラロ&フューア>(詠唱しつつもリースを守るような位置を陣取っている) ネフライト->じゃ、しっかりとお答えしますか(詠唱開始) シルヴェストリ->グドー->…(ぐん、と上を向き…)…シルヴェストリ、連絡だ! シルヴェストリ->こんなときに、何の用… シルヴェストリ->グドー->『鍵』が、見つかった!(シルヴェストリに顔を向け…) ルーク->カイン>……止めても無駄みたいだね ギィド->(防御態勢から一気に間合いを詰め、グドーへ横薙ぎに繰り出す) ケイニー->せいやぁぁぁっ!!(彼と比べてあまりにも遅いかもしれない、あまりにも未熟 かもしれない、あまりにもひ弱かもしれない。されど気迫だけででは王にも負けては居な い!) ギィド->ミーチェ>……ウィンドカッター! シルヴェストリ->グドー->ハァァッ!(地震でも起きそうなほどの衝撃で、一度にギィドと ケイニーの突きを。槍ごと地面に叩き込み、片手で風の刃を弾く) シルヴェストリ->……『鍵』か。よし、オマエは行け…此処は、私がやっといてやる。(す っと刀身を上に上げ…) ネフライト->(周りが見えてないかくらいの集中力でできるかぎりの魔力を込める) ホウガ->無力かもしれない、いや、無力だ。矮小かもしれない、いや矮小だ! だが、俺ら は止まる気はないぞ(極端に刃の部分が長い黒塗りのナイフを携え、さらに踏み込む!) ギィド->っ……強いが…どこへ行くつもりだ(剣を再び構え) シオン->エアーボム!! ルーク->(シルヴェストリに向けて斬りかかる) シルヴェストリ->グドー->任せた! こっちも面白そうだが、俺はあっちも見てぇっ…(そ してそのまま走り出し、一気に姿が霞み。ホウガ――いや、全員を抜き去って走り出す!) シルヴェストリ->グドー->(その速度たるや、全員の反応が遅れるほどの速さ。一気にバル コニーまで駆けて行く!) ルーク->アスラ>(グドーの前に立ち塞がり)……何処へ行く?(ジッと睨む) ギィド->早いな…ここは一度見逃してあっちの方へ行ったほうが良い(シルヴェストリのほ うへ走る) シルヴェストリ->グドー->(ざん、と飛翔。大きく跳びあがり、アスラの頭上を飛び越えて 背後に着地。脇目も振らずに行ってしまい) ケイニー->リース>………アルト、アター、アトメスト、イデア。……アーニスト、グラバ ー、ストローグル。……アン、ラスター、フォクセティ!!(異様に長い詠唱を今終えた) シルヴェストリ->……(構えを一度解き)なめられたものだ。私一人でも、突破することくら いわけはないぞ…(リースのほうを向き…) ケイニー->リース>皆さん、一旦退いて下さい! 巻き込まれますよっ! ギィド->(ミーチェを引っつかんで退却) シルヴェストリ->グドー->(バルコニーに出たところで、姿が消失――何処かへ消えてしま う) ルーク->アスラ>ちっ…(魔法でグドーを止めようとする…が間合いが離れすぎたようだ) ネフライト->……(詠唱を一旦中断しとどめておく)…りょーかい(退く ケイニー->リース>(クラロとフューアと声を合わせ)……聖睡蓮<セイント・アスファテ ル>!! シオン->(下がる) シルヴェストリ->(どん、と剣を床に突き立て。防御の姿勢…) ルーク->カイン>(ルークを引っ張り退く) ホウガ->(機をみて飛び退いた) ケイニー->@(ソレイユでも屈指の魔力を誇るリース、そし懲罰隊でも主席と次席の実力を 持つクラロとフューア。竜でも一飲みにしてしまいそうな恐ろしいまでの渦巻きが突如出 現する) シルヴェストリ->(周りを見て…)…また、防御に失敗した…!(諦めたかのような動きで剣を 引き抜き、どうしようか、と辺りを見回し) ギィド->っ…凄いな…ジャッジメントハリケーンの縮小版みたいだ(普通に感心) ケイニー->@(その渦は動く蟻地獄の如くシルヴェストリを捕らえると、そのまま消滅させ んと魔力の暴走とも思えるような力で渦を回転させる) ネフライト->あの年であれか…やっぱかなわないね、才女ってやつには シルヴェストリ->ほぉおぉおおおお…(感心したように頷いているが、渦に捉えられぐるぐ る中心に向かって回転している)…拙い。 ルーク->アスラ>(何かあったのか…/城内にある魔力の流れを辿って行くように走ってい く) ケイニー->リース>終わらない……(更にそこから詠唱を開始する、魔力にはまだまだ余裕 が有るのだ) ケイニー->リース>(先ほどの詠唱とは違い、今度は速さを重視している、それでも幾許か 魔力が落ちたようにしか感じられない) シルヴェストリ->(グルグルグルグルと回りながら…)…逃げようとするのが無理か。(目が回 りかけながら、リースを見て頷き…) ギィド->ミーチェ>………なにか…来る? ケイニー->リース>……貴方は、神剣の意によって裁かれなさい。…ゴッド・ペナルティ! ルーク->何か来るって…どういうことだ? シルヴェストリ->(キン、と鋼の音を立てて。剣を鞘に収め…)…雷撃か。下は水、これは地 獄だ… ギィド->ミーチェ>わかんない。でも何かあるようなきがする ケイニー->@(巨大な暗雲とも思えるような魔力がシルヴェストリの頭上に急速に出現する、 本来ならそこから数秒は掛るのだが、雷は極光とも思える光を伴って容赦なく渦へと叩き 落された!) シルヴェストリ->チッ…(舌打ちが聞こえるか否かのところで、半身を開き。コートの裾を 閃かせた所で――直撃。容赦ない攻めに姿が消え――) ケイニー->リース>……………。(息は乱していない、しかし幾らか顔色は悪いように見え る。精神的な消耗に耐えるには、聊か若過ぎた) ケイニー->リース>……渦は、間もなく消えます、その時に…… ギィド->追撃するのか?(剣を握りつつ) ケイニー->リース>回復する前に、攻撃を……ぅ…(フラリと揺れ、倒れた) ルーク->二人>わかった!(再び剣を構えなおす) シルヴェストリ->(@紫電が奔るその渦が消え――そしてそこに残ったのは、コートの両袖。 だけ――それが、ヒラヒラと風に舞い。ぱさりと床に落ちる…) ギィド->右か左か、もしくは上か…(油断なく剣を構える) ルーク->カイン>奴が…いない!? ケイニー->クラロ>(リースを受け止め)……消耗なさっただけです、心配には及びません。 (とは言え顔にはハッキリと心配と書かれている) ケイニー->何処に行った……?(素早く辺りを見回す) ルーク->何処だ、何処にいる!(辺りを見回す) ギィド->ミーチェ>(詠唱に集中する為あまり周りに注意が回せない) シルヴェストリ->@(上、下、左右――何処にも。気配すらなく。倒れたリースには、いま だポウル・ロウを包む不可思議な力が注ぎこみ。快復を促している) ネフライト->…あんなきっつい魔法を二回も…そりゃ倒れるよ(杖を握り締める シオン->……(意識を集中する) ケイニー->逃がした、みたいだね……。くそぅ! シルヴェストリ->(@と、その時…声が、『正面』から)『Ast to ast…』(した瞬 間、正面がぶれ。コートの裾が風に舞い…キン、と刃が見え…) ギィド->……何? ネフライト->(とどめていた詠唱をやめ)…リースにはヒーリングかけといたほうがいいか も、気休めだけど シルヴェストリ->(目を見開き。それは、放たれる…ガーシュウィンとの決闘よりも。さら に。さらに速い、神速の抜刀――白刃が閃き――姿が現れる。移動、していない) シオン->そうします(リースの傍によりヒーリングをかける) ルーク->………っ!?(防御しようとするが間に合わない!) ケイニー->伏せてっ!(いち早く危険を察知し、伏せる) シオン->え…? ギィド->っ……(急いで伏せた) ネフライト->……それって酷くない?(真顔で伏せ詠唱 シルヴェストリ->(風――否、音すら越えた斬撃が、伏せようが伏せようが全員の身体にと てつもない衝撃を与え――全てが、一瞬静止したような間の後。爆発する!) ルーク->カイン>ルーク!(ルークを庇い、共に伏せる) ギィド->ミーチェ>あぐっ……(詠唱をとぎって伏せたが衝撃に耐えられない) シオン->きゃっ!?(リースを庇うように覆い被さる) ケイニー->クラロ>く………(フューアと協力して何とか皆を護るように絶対壁を展開する、 しかし残りの魔力が少ないので何時まで持つか分からない) シルヴェストリ->(@城の上半分を切り刻み、砕き、四分の一を消し飛ばし――絶対壁にも 次々と切り傷を付け――まさに剣戟の嵐が次々と吹き荒れ―― ケイニー->@(キシギシと、魔力を有する者にしか聞えない軋みが響く) ギィド->くっ………なんなんだこれは…! ルーク->アスラ>(段々大きくなっていく…此処から近くにあるのか) シルヴェストリ->(@絶対壁にある魔力の隙間を縫うようにして入れられる刻みはクラロと フューアを死なぬ程度に切り裂き。他の物にも決して浅くない斬り傷を負わせ―― ルーク->アスラ>(扉の前で一旦止まる)この奥か… シルヴェストリ->(@その嵐は。剣がそのまま竜巻と化したかのような嵐が去った後には。 広間は勿論、階上をも完全に吹き飛ばし。廃墟と見紛う光景に変えている ギィド->っ………何てこった(傷を気にせず立ち上がる) ケイニー->クラロ&フューア)ぬぅ……く、はぁっ……はぁっ……(衝撃が去った事を確認 し、気絶する寸前で魔法を解いた) シルヴェストリ->(その中心部で。開いていた半身を戻し、刃に付いた他の者の血を一振り で拭い去ってから。カチン、と鞘に刃を収める――) ネフライト->…げほっ……くしょう、詠唱無理、だって…(その場に座る シルヴェストリ->……ふむ。少し、やり過ぎたか。(辺りを見回しながら ギィド->ミーチェ>く、くぅ……(目が義眼へと戻り、血を流す) ホウガ->(瓦礫の中から飛び出し、斬りつける。斬撃が襲ったところはちょうどナイフホル ダー付きのベルトの部分だった) ルーク->くっ…(傷を受けても尚、立ち上がろうとする) ネフライト->乙女の肌傷つけるなんて悪趣味だよ…(苦し紛れに皮肉を言う シルヴェストリ->(斬りつけられ、ようやく気付いたといった動作から一転…瞬速。回転を 入れた肘をホウガに入れる!) シオン->うう……(頭を押さえて起き上がる。額から血が流れている) ギィド->まだやれる(一言だけ言い、間合いを詰め斬りつける) ホウガ->また会ったな。どうも俺はお前が許せなくてしょうがないらしい……!(ギリギリ と斬りつける腕に力を込める) ルーク->アスラ>こ、これは…!?(廃墟と化した城を見て沈黙…) ケイニー->フューア>私に、回復を出来るだけの魔力が残っていれば……。口惜しい…… シルヴェストリ->(しかし。切り込まれはしたものの、筋肉に阻まれ刃が入らず…ギィドの 斬撃も素手で止めてしまう) ギィド->ミーチェ>……ファイア…ボール…!(起き上がれないがやっとの思いで攻撃す る) シルヴェストリ->…アイツにやらせなくてよかった。全部フッ飛ばしてただろうからな。(今 度は、先程の倍の力を入れホウガの顔面に肘を入れ) シルヴェストリ->はぁ…(溜息一つ。弱ったファイアボールを、こともあろうにギィドの顔 を掴み。ギィドの背中を盾にする) ギィド->なっ……(必死で抵抗して逃れようとする) ホウガ->(左手で受け止める、手のひらにはナイフの刃の部分が仕込まれ、そこで受け止め る) シルヴェストリ->無駄。(肘で仕込みナイフすら砕きホウガの顔面へ打ち込んでから。ギィ ドを、避けれない速度でファイアボールへ投げつけ) ネフライト->……っ…キャンセル!(ミーチェの魔力を見切りファイアボールを消す ルーク->くっ…俺は…まだ…(起き上がれず、そのまま気を失う) ギィド->(投げられた身体にファイアボールが少し当たるがそんなに怪我は負わず転がっ た) ホウガ->ちっ!このための、眼鏡だ(眼鏡が吹き飛ぶが、フレームに傷一つついていない。 そのまま飛び退る) シルヴェストリ->…やめておけ。今日はもう、寝てろ。(興味を失ったような顔で、ホウガ を見据え) ケイニー->(一方城外の駐屯基地)騎士>伝令! 遂にラクナスの軍艦と思われる大型船が 目測だけで12隻上陸した模様です! ギィド->ミーチェ>(何時の間にか起き上がっており、シルヴェストリの傍に行こうとして いる) ネフライト->っ…ギィド!無事っ!? ケイニー->騎士>「そ、それと同時にエスト軍も職力部隊の進軍を始めました! 詳細は不 明ですが隊を隠していた模様です、こちらはブリスティルの傭兵部隊と娘子軍が緊急出撃 し獅子奮闘の活躍で食い止めているようです ホウガ->言っておくがな。ここまでしたんだ。ポウル・ロウは絶対に勝てない。これは戦争 じゃない。蹂躙だ ギィド->少し燃えたがな…軽い火傷ですんだ。ありがとう(素直に礼をして立ち上がる) シルヴェストリ->……。(無言でミーチェを見詰めながら) ギィド->ミーチェ>(見えない瞳でどこかを見ながら)もう……やめて シルヴェストリ->(ホウガに目を向け。歪んだ笑みを向け)問うが。私たちが、どうして一番 最初にここを選んだか。解るか? ケイニー->カーレル>「先ず各地に伝令を飛ばし、住民にサイドへの避難を勧告しろ」 ケイニー->騎士>「御意」 ケイニー->カーレル>「ラクナス本体には第一大隊を向かわせる、準備が整い次第すぐにで も出撃だ! エストには第三大隊を半数前線部隊として編成し、残り半数は双方の輸送部 隊として編成する」 ケイニー->カーレル>「特に第三部隊は急がせろ、騎馬部隊を先行させブリスティル軍に加 勢するのだ! 多勢に無勢で有りながら勇ましく戦う者達を失わせるな!」 ホウガ->俺からも問おう。お前は『戦争』を起こすんじゃなかったのか? ケイニー->カーレル>「(ブリスティルは食料援助の代わりにエストとは不可侵条約を結ん でいた筈だが……。何か動きが有ったか)」 シルヴェストリ->やめれないさ。もう、始まった…そう、戦争だ。この現状を見て、気付か ぬか? 何故私が、此処を選んだ。何故私が、此処を追い詰めた? ホウガ->ここが戦力的に強すぎるからなんていう腐った理由じゃないだろうな シオン->ギィドさん…(よろよろと歩み寄りヒールオブライトをかける)これで少しは、楽 になるはず…です ギィド->ミーチェ>………戦争…なんで… シルヴェストリ->何故私が、『此処』を。この、戦力最強の此処を。広い此処を襲ったか、 足りない頭でよく考えることだ… ネフライト->………エアーボム(シルヴェストリの後ろで馬鹿でかい音を立てて空気が破裂 する) ギィド->ん、ありがとうな(シオンを座らせて、シルヴェストリへ走る) ケイニー->カーレル>「父上は、居ない。近衛騎士隊長も居ない、この国には戦力を統率出 来る人間が、もう僅かしかいない……」 シルヴェストリ->何故? 何故?(音にも動じず)目的など、ない。 ギィド->ミーチェ>ミーチェ…わかんない。どうしてこんなコトするかも、ぜんぶ シルヴェストリ->強いて言えば。戦いが、闘いが、殺し合いが好きなだけだ。どうしようも なく。(ゆっくりと、ゆっくりと一歩を踏み出し。また一歩…歩みだす) ネフライト->…これで駄目だったら、酷いよね…ムーズィカモビル!(シルヴェストリの耳 元でその馬鹿でかい音をならす ケイニー->カーレル>「前線は破られるだろうな。戦況が不利になれば無理をせずブリステ ィルとこちらに撤退をしろとは言ったが……さて、上手く行くかどうか」 ギィド->ミーチェ>(シルヴェストリの服を掴む) シルヴェストリ->(右耳から血が流れ)鼓膜の一つぐらいはくれてやる…(掴まれ、目を向け て)…なんだ? ギィド->ミーチェ>たいせつなひと…いる? シルヴェストリ->たいせつなひと…はて、何を言っているのかが良く解らんが…居ないだろ うな ホウガ->こんなものは『戦い』じゃない『陵辱』だ『蹂躙』だ。俺が絶対に退けない理由も わかるだろう? 理由なんか無い。理由もなく許せないからだ(ナイフを拾い上げ) ネフライト->……聞こえないと結構致命的だよ?ムーズィカモビル!(再度耳元で馬鹿でか い音 ギィド->ミーチェ>ころすのは…たいせつなひとがいるから。いないのにころすのはいけな いこと ケイニー->カーレル>(周りに誰も居なくなり、1人駐屯基地に佇む)「父上……、父上… ………!」(その拳を、振るわせた) シルヴェストリ->(どん、と音を立て。ネフライトの腹を蹴り飛ばす) シルヴェストリ->そう、いけないことだ。だめなことだ。断固拒否すべきことだ シオン->ネフさんっ!? シルヴェストリ->だからこそ、やる価値がある。(ホウガには眼もくれず、歩いていく) ギィド->ミーチェ>おじさんはいけないことしてる。価値なんてないよ… シルヴェストリ->(ミーチェの手を振り払い)さあ、始まったぞ。これからだ、これからが地 獄だ! ネフライト->…っ…げほっ…やっぱ音は効いた?(強がって笑う ギィド->ミーチェ>(手を振り払われ、倒れる) シルヴェストリ->(背を向け)やる価値は、人ではなく自分が決める… シルヴェストリ->あぁ、効くな。耳鳴りがするよ。(スタ、スタ…) ギィド->………(そのまま見届けている) シルヴェストリ->丁度いい。ホウガとやら、教えてやろう…(歩みながら…) シルヴェストリ->(振り返り。握り拳を作るような手で自分の胸元を掴み…そう、何かが。 ヒトにあるべきものが全て壊れたような笑みを向ける…) ギィド->ミーチェ>(目をゆっくりと閉じ、まだ流れていく血に服が染まっていく。完全に 意識を失った) ケイニー->ハア、ハァ……(息をつき、傷の程度を確かめながら元から持っていた槍を構え る。突く為ではない、投げる為の構えだ) シルヴェストリ->此処なら。広く、深く、大きい此処ならば。より多くの、悲鳴が、聞こえ るだろう? より多くの血が、流れるだろう…!? ケイニー->それを、止めてみせる!(思い切り、槍を投げた。ケイニーの切り札といえる一 撃である) シルヴェストリ->もう、止められない。(手に突き刺さるのも構わず受け止め) ネフライト->あんたの言い分ぶっちゃけどうでもいいんだ、あたし自己中心的だから…ムー ズィカモビル(また耳元で シルヴェストリ->ポウル・ロウは崩れた。(しかし、もう耳からは血も出ない…)…何れは、 全ての国が此処へ来る。 ケイニー->ネフお姉さん、それオレも煩いんだけど……(苦笑しつつ、シルヴェストリには 冷たい視線を送る) シルヴェストリ->そして、『テメンニグル』は開放される。(謎の単語を発し…) ネフライト->許せケイニー、近くないから耳には有害じゃない…はず ホウガ->聞こえるな。慟哭が、絶望が。だが、見ろ。お前の前のこの皆達の心は絶望もなに もない。あるのは、さらに硬くなった想いだけだ シルヴェストリ->それがあるから、面白いんじゃないか…クク… シルヴェストリ->絶望と慟哭だけの地獄など、つまらぬ シルヴェストリ->希望と結束、慟哭と絶望があるからこそ。この世は地獄なのだ ホウガ->ならば、俺は止まらない。お前の望みどおり絶対に尽きることはしない ホウガ->強いて言えば、これが俺の『理由』だ シルヴェストリ->(コートを翻し、バルコニーだったところへ歩いて行き)そうしてくれ。『テ メンニグル』の頂上で、地獄とこの世と神の世界の狭間で。再び合間見えよう ケイニー->クラロ>お前の自己崩壊の時が早まる事を、切に望もう ネフライト->不可解な言葉吐いたら一切耳を貸すな…悪い師匠、忘れてた(頬かき シルヴェストリ->そう、そう。それと……テメンニグルへ昇る時は、注意してくれ。ぼさっ としてたら、死ぬぞ ホウガ->白刃は曇らない。切っ先は欠けない。言ったはずだ。俺の名は、ホウガ=ソウジン だ ネフライト->まあいいや、もう聞かない。所詮馬鹿は馬鹿しか言えないし、どうだっていい シルヴェストリ->トールの意思は、確かに継がれたようだ…ただ、魂は。貰った。 シルヴェストリ->呪印を見ただろう? あれが移って以来、引き剥がすのに苦労した。(バ ルコニーへと歩いて行き…) ケイニー->フューア>クラロ、まだ気力は残っているか? ケイニー->クラロ>ああ、少しなら ホウガ->理由もなく許せなかった理由がわかった気がする。だが、師匠は本懐を成し遂げた ようだった。安らかだった。俺はただ、打つだけだ ケイニー->フューア>貸せ、今ならヒールフォスティ程度だが使える……(詠唱をはじめ、 印を結ぶ) ホウガ->お前も。この白刃が必ず、討とう シルヴェストリ->(城下町を見下ろし…)…やり忘れた事があった。(すっと剣を抜き) ケイニー->フューア>(程なく魔法は完成し、ホールに霧が立ち込める、やや薄いが回復効 果は有る) ネフライト->はー……疲れた(仰向けに倒れ ケイニー->フューア>止血くらいはできるだろう……、ここで皆さんを失うわけにはいかな い シルヴェストリ->(街からの風が外套を吹き上げた瞬間、弾かれるように霧に向かい。刺突 音…フューアを、上から、背中を貫き胸へと抜けさせる) シオン->痛みが…和らいでいく… ネフライト->お二人さん、休んだほうがいい…よ…? ケイニー->フューア>………(吐く息の音だけが聞こえた) ケイニー->(無論、息が漏れたのは背中からだが) シルヴェストリ->貴様の気力は少し、邪魔。(飛沫と共に、剣を引き抜き。払い、その飛沫 がケイニーやネフライトの顔に掛かった…) ケイニー->(胸を貫かれれば誰であろうと問答無用で即死である、リースが未だ起きていな かったのがせめてもの救いか) シルヴェストリ->(刃を鞘に仕舞った後。霧の中から出て)それでは、な。諸君。また会おう。 (自身も、其処から飛び立ち…) ネフライト->………(しばし呆然とし)………え…? ケイニー->クラロ>………!(口を開くが、血の叫びをあげる力も出ない) ケイニー->(この2人は親友であり、またライバルでもあった。そして遠い血の繋がりもあ る) シルヴェストリ->(そして。己が足で街路を歩き、悪魔は去る。この世に魔があるとしたら、 その元と為る闇の笑みを浮かべ…) ネフライト->……い… ケイニー->(王城は建てられるまで、いや、この大きさと荘厳さを持つまでに百年かかった と言う。それが今や砕かれ、見る影もなし。 ネフライト->いやああぁぁぁっっっ!!!!!(喉から搾り出すような声 シルヴェストリ->(そして。上げるのだ…絶望と悲鳴を伴奏に。嘲る哄笑を――響き渡るほ どに) ケイニー->それは人々の心を砕いたとも言える、国民は紛れも無く国を愛していた。国王を 称えていた、だからこそどんな苦境からも立ち上がったのだ。その双方が、もう無かった) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー シルヴェストリ->@テメンニグルってのは、どこぞの神話(覚えてない/爆)の強大建造物デス。 塔です、ビッグな塔 シルヴェストリ->@その塔は古来より、様々な力を持つとされ(ヒトが絶大な力を手に入れ たり、時を操ったり)、全ての世界へ続く道とも言われるほどの代物でしてー シルヴェストリ->@それは、常は地獄(魔界とも言う)にかったーく封印されていますが。 『鍵』と呼ばれる世界に存在する魔力結晶(専用)と シルヴェストリ->@様々なヒトの血と魂。呪印。魔力。紋章を1000個集めることによっ て起動し、地上ににょきっと生えて…げほん、出現します。場所はほぼランダム。 シルヴェストリ->@同時に、出現させた本人が塔に居ないと地獄の悪魔共が現世に溢れてく るとされ、かなり危険なものと言われます シルヴェストリ->@様々な力は、塔の一番上にある祭壇で扱えますが、強靭な精神力と魔力 が要ります。そして、使えるのは3回まで。三回使うと、また封印されちゃいます シルヴェストリ->@そんな逆サプライズ摩天楼が、テメンニグル。以上ですー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <感想> さてさて、今回は温存しておいたネタを全部吐き出したかのような一話でしたね。 お陰で私のネタ帳はすっからかんになってしまいました。今後の展開は行き当たりばった り大作戦ですのでご理解のほどをw さてさて、ポウル・ロウ危機とアレだけ叫びまくりましたが。実はまだまだ希望が潰えた 訳では有りません。 国王の不自然な行動も先を見ての事なのです。 次回をお楽しみに。