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紅葉姫<Nレハ |
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東方において、異貌と人間の双方から危険視される、一人の鬼。それが彼女である。 硬質な質感をもつ黒髪に真紅の隻眼、灰色の甲殻に覆われた左腕が特徴。外見的には二十歳前後の女性に見える。もみじ模様の着物を好んで着ることから紅葉姫(モミジヒメ)≠フ異名がついた。 戦闘能力に優れた鬼のなかでも、更に飛びぬけた力を持ち、空母級の異貌と単独で交戦、相手に少なからず手傷を負わせ生還したという記録すらある(その際に左眼を失った)。 元々は凡庸な能力だったが、戦闘経験を積む内に学習し、飛躍的な速度で成長を遂げたという。識者曰く、それはもはや「進化」の域にあるという。 しかしその過程で高い自我に目覚め、人間に酷使される鬼の境遇と、それを受け入れる鬼の在り方そのものに疑問を抱くようになる。 その後「視点を変えて見れば、何か分かるかもしれない」と、人間を裏切り異貌側に加担。しかしそれでも納得のいく答えが見つからず「なら独自の立場で調べよう」と、異貌勢力からも離反。 離反するたびに人間、異貌双方に甚大な被害を与えており、双方から「敵」と認識されている。人間勢力は彼女を「突撃級」の異貌と認定、これは今も尚成長進化を続ける彼女の能力を考えての評価である。 襲ってくる者には人であれ異貌であれ容赦は無いが、人にも異貌にも特別な敵意があるわけでもない。どちらか一方の勢力に加担することはないが、一個人のために力を貸すことはあるという。 「鬼とは何なのか知りたい」 その目的のために成長し、異貌としての能力すら身に付けた彼女は、今日も立ち塞がる障害を文字通り突破≠オている。 能力名突破 その他、能力と呼ぶ程際立ってはいないが、彼女の左腕も強靭な爪と装甲を持つ強力な武器である。それを操る確かな武術の技量も身に付けている。
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