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灼熱の揺り篭(フォウマル・ハウト)<Nロエスジル・ジーン


国籍…抹消(元ハザード)
所属…抹消(元ハザード陸軍)
階梯…抹消(十三階梯・空師)
年齢…抹消(29)
性別…抹消(男)

 


「一つの世界を終わらせるなら、オレの個では足りないかもしれない。
……だからって今更終われてしまうほど、オレはもう、まともじゃないんですよ?」


(※これより記載される『詳しい情報』は突如、かつては『人形師』と呼ばれた元・魔法使い≠ゥら提供されたものである。ただし『人形師』とジルとの関連性は不明のまま)

 【賞金首】賞金額:望むだけ(最高額)。
 A.D.6800.8.20。未明――ソレイユ辺境都市『カタナ』を襲撃。
その場に居合わせた住人、軍人、『聖人』、それを護る近衛騎士、果ては自分が在籍している部隊をも巻き込み街一つを正体不明の巨大術式において消滅させ、犠牲者数五万人強という戦争災害級の犠牲者数を単独で叩き出す。
(何故彼が仮想敵国である其処にいて、何故彼の部隊が其処に在り、何故襲撃し、どのように消滅させたかは今だに不詳のまま)
A.D.6800.8.26。未明――当時、ジーンの師でもあった陸軍将校グラン少将が自ら赴き彼を捕捉・封印。
ジーンが所持していたとされる災害級の魔導術式を暴発させない為、333年を掛け魔力を拡散させる封印術式『聖櫃』が使用された。
A.D.6820.8.26。未明――封印が解除される危険性を踏まえ、其処に建造物そのものが封印術式の役割を負う新技術が投入され、『クロエス大聖堂』が建造。
A.D.7107.8.26。未明――何者かの手により封印が解除。その場に居合わせた観光客・神父合計238名を殺害。行方を晦ませる。

 歴史上最多を誇る人数を殺害し、今もまたこの世を徘徊している伝説級の殺人鬼。
計算上では既に肉体は朽ち果て、魂さえも拘束されて封印術式『聖櫃』による浄化(処刑)を待つだけの存在であったハズだが、計算違いかはたまた何かの手引きによるものか肉体を得ているらしい。
当時の記録によれば封印される前に観察された彼は精神を酷く病み、正気を失っていた可能性が在り、こう記されている。
『口調が男性のようであったり女性のようであったり一定せず、その目は理性と呼ばれる光が無かった。
其の身から放たれ続けている妖気は常人であれば一瞬で狂死する程に禍々しく、
その口から放たれ続けている言葉は要領を得ず呪詛のようにおぞましかった』
自分に害を向けようと向けまいと誰彼構わず襲い掛かっては人を殺害して見せる様が、現代にはびこる精神奇病『狂気』の末期症状と酷似しており、
また彼の身から放たれる狂気自体もそのような症状を常人に与え得る為、精神奇病『狂気』の最終段階に差し掛かっているのではないかと言う論文も発表されていた。
今は抹消されてしまっているが、当時の階梯ランクは13とされており、並居る猛者の中でも強大極まる実力を誇ったという。
かろうじて歴史から消えていない程に知名度の低い『空掌』と呼ばれる空気や風を扱う魔術を駆使して遠距離に対応し、
触れたもの全てが燃焼対象となる発火系超能力(『欠陥の灯火』と呼ばれていた)を扱い近距離戦での火力を補い、
それ等二つを原動力に据えた加速装置『小人の逃げ足』を以っての速度は一時は亜音速にまで達すると言う。
かつCQC(軍用近接格闘術)の達人。非常に高レベルを維持したままに遠近対応を可能としたオールマイティタイプであり、その力は理性も正気も失われた今でも顕在している。
しかもその標的は、如何なるワケかソレイユに敵意を向けている為、水面下では第一級警戒態勢に近しい警備が敷かれている。
誰彼構わず殺していると言われているのは酷く心外だと思っているらしく、
『オレが殺すのは、殺すに値するだけの価値を見出せるヤツと、無粋なヤツ』
という独自の価値観を持っているというが、凶行を重ねる狂人の言葉に耳を傾ける者は居ない。
一時期、メンバーと行動していたが現在は別行動。彼等もまた、自分の殺害対象≠ニのこと。

 当時の得物は、バッドよりは細く物干し竿よりは太い程度の黒銀色を示す杭。丈・重量ははバスターソードとほぼ同一。
握り込みやすいよう柄に当たる部分に掘り込みを入れ込み、飾り気を付けようと柄尻へ帯を付けたり改造を施していた。
白銀を示す同質量の杭を生産する能力を有しており、最大九本まで増殖可能……という以外はコレといった特徴は無く、当然攻撃方法も突き刺したりするぐらいしか無く武器としては非常に扱いにくい代物だが、本人は好んで使用している。

 
ヘソチラの上級編「ハラチラ」降臨。
BabeLでは脱げば脱ぐほど強くなります。故にジルの戦闘力は凄まじいのです。(※嘘です)
ゼクシオンとはまた違った色気がありますよね、ジルはワイルド系ですな。
軽薄そうに見えて重すぎる実力、重すぎる狂気、サングラスに隠れた眼光がまた鋭い。
色んな意味で味のあるデザインだと思います。


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